鹿中 学校生活

今日の鹿折中

地区吹奏楽コンクール 銀賞! 

 
 全校生徒への曲の披露を終えた後に,体育館においてある譜面台を見て発見したのです。左上の写真は吹奏楽部の生徒の譜面です。物凄い書込みです。もはや譜面の役に立っていないかもしれませんね。様々な注意事項を書込み,疑問を書込み,強調をして自分に気付かせながら,これまでこの曲「マーカス・ダンス」を自分たちのものにしようと頑張ってきたのですね。もし「努力」というものを目に見えるかたちにしたら,こんな映像になるのかもしれません。ぞっとするほど,本気で,精一杯に取り組んできたことが分かる楽譜です。
 吹奏楽部は地区コンクールで今回は銀賞となりました。当日の演奏を聞きました。ホールには心地よい音が響き,かっこよさのある演奏だったなと思います。素晴しい演奏でした。そして,演奏後には皆さんから多くの拍手をいただきました。若干のどよめきもあったと思います。その様子から,鹿折中吹奏楽部の音楽が聴衆に届き,感動を与えていると感じました。一生懸命に取り組むことの素晴らしさ,そして,本校吹奏楽部の可能性を感じさせる演奏だったと思います。次のステージを楽しみにしていますよ,部員の皆さん。素敵な演奏,ありがとうございました。応援をして頂いた保護者の皆様にも厚く御礼を申し上げます。
 

校舎の屋上は

 
 先日,学校設備の工事を行うために工事業者の皆さんがお見えになりました。その際,電源施設の確認のために屋上に上がってみたときの写真をご紹介しましょう。
 屋上からは海がはっきりと見えます。この日は,気仙沼魚市場の方角の海が曇り空の下に見えていました。(夜はライトアップされることもあり,とてもきれいです)校庭はこのように見えます。普段は見ることのない角度ですが,はやり,我が校の校庭は広いですね。
 
 屋上の足下は結構傾斜がきついのですが,大きなソーラーパネルが設置されています。これは震災後にご支援を頂いて市内の各校に設置したものです。この電源があるお陰で,急な停電の時でも,ある程度の電気を校舎内で使うことができるのです。また,防災無線のスピーカーもあります。案外小さいスピーカーだと感じましたが,校舎西側の鹿折地区内に届いている防災無線は本校屋上のこのスピーカーから発信されているのです。
 校舎の下には,テニスコートが見えます。この日は女子テニス部が元気よく,規律ある活動をしていました。きびきびとした動きが見え,懸け声がよく響いていましたよ。
 

3年生 租税教室を行いました

 
 7月16日(火)には気仙沼税務署様から講師をお招きし,3年生の租税教室を行いました。3年生の社会科(公民)の学習に税金についての学習内容があり,そのことを教科書とは別の角度から学ぶ学習です。本校では毎年この教室を実施しています。「税金なんかなくなっていまえばいいのに!」と簡単に口にしがちな生徒たちが,税金が無くなれば,どのような社会になるのかを理解して,税の使い道や政治の在り方を考え,国民としての自覚を高める学習なのです。生徒が映像をとおして税金の無い仮想社会の様子に注目をして,税の意義を理解し,しっかりと考えている様子が印象的でした。
 この度の教室の実施にご協力をいただいた,気仙沼税務署様に心から御礼を申し上げます。
 

夏休みの生活はどうかな?

  
 夏休みの生活はどうでしょうか? 
 1学期の終わりには,保健委員会がA3版・白黒のポスターを全生徒に配布しました。(左上)これは家庭の中でどのように活用されているでしょうか。鹿3運動の中の「メディア1時間運動」に焦点を当てた内容になっています。生徒たちの委員会活動も鹿3運動の趣旨に共鳴してくれています。広報委員会が休み前に生徒アンケートをしたところ,夏休みの楽しみの一つには「ゲーム」あるらしいのです。1年生も,2年生も,3年生も同様の傾向がありました。決してゲームは悪くないのですが,のめり込む危険をぜひ回避してほしいと思います。
 また,休み前には「保健だより」も発行されました。「早起き」のススメが掲載されています。そして,保健委員作成の4コマ漫画も。題名は「だらしない生活」…この漫画が現実にならないよう,鹿中生の皆さんに自覚ある夏休みを送ってほしいと思います。夏休みの終わりが気持ちよいものとなり,新学期が楽しみで,意欲が湧くものになるよう,しっかりとした生活をしましょう。
 

鹿中きれいの日 校庭の除草作業!

 
 「鹿中きれいの日」は,昨年度から生徒会が始めた,全校生徒による自主的な清掃活動です。これは,毎月16日前後に開催しています。九九の「鹿(しし)=16(じゅうろく)」からその考えが導かれているようです。
 今回は7月16日(火)に実施されました。内容は校庭の「除草作業」です。校庭の復旧から1年も経つと,校庭にはすっかり雑草が生えてしまいました。今後,駅伝大会や運動会でも活用する校庭ですから,今回はこのような除草作業を提案してくれたのでしょう。大変助かりました。
 
 全校生徒の協力でだいぶ草がなくなり,校庭がすっきりとしたのですが,まだまだ手を加えて管理をしていかなければならない現実です。これからも,除草活動を取り入れ増やしていきたいものです。今回は全校生徒が,縦割り班を6つ作って活動に臨みました。これによって先輩・後輩の絆も,活動を通して自然と深まっていったようです。なかなかいいアイディアでしたね。
 

通信票を渡す 通信票をもらう

 
 1学期終業式を終えた午後には,各学級で生徒たちに通信票が手渡されていました。先生が手渡すのは教室ではない別の場所です。そして,担任の先生と2人きりです。空き教室で行う先生,廊下で行う先生とそれぞれですが,各生徒の頑張りや良さの発揮をとらえて,真心をもって先生はお話をしていました。担任の先生から多くのお褒めの言葉や期待の言葉が親身に伝えられていました。1学期間の歩みを先生と一緒に確認をしたのです。そのことで,今後への意欲を高めていたように思います。一人一人の生徒が大事にされていたように思いました。
 
 一方教室では,生徒たちが通信票を互いに見せ合いながら話をしています。同級生と比べて自分はどうだったのかを,確かめているのでしょうか。歓声が上がったり,悔しがったりと,それぞれの反応が見られました。もし,今回は思うような成績を残すことができなかったとしても,夢や理想を大事にすることで,自分自身の力を今後引き出していくことができるはずです。決して投げ出したりしてはいけません。堅実な努力を続けていきましょう。次はきっと挽回できますよ。
 

中総体県大会・地区吹奏楽コンクール 壮行式

 
 先日の終業式の後には,県中総体に出場する選手と,地区吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部員を激励する壮行式が,応援委員の進行で行われました。
 県中総体には2名が参加します。陸上競技(走高跳)には3年生の尾形君が出場し,相撲競技には2年生の大和田君が出場します。二人の決意表明に対して,生徒会副会長の中村君が激励の言葉を代表して述べました。
 次に,吹奏楽部の皆さんには,全校生徒にコンクールで披露する今回の曲を演奏してもらいました。とても難しい曲ですが,昨年の演奏レベルを超える内容でした。この春の新メンバーを加えた新体制で,よくこの短期間のうちに,ここまで曲を仕上げてきたものだと感心しました。練習では自分たちが中心となって,上級生が下級生をよくリードして,一生懸命に取り組んできた成果が出ている演奏でした。入賞して県大会に出場できるといいですね。
 最後には,応援委員のリードで,全校応援です。「さー,行きましょう!さー,行きましょう!」と大声を出して全校生徒が心一つに応援をしていました。選手や部員の健闘を期待しましょう。
 

ALTディラン先生の離任 3年間ありがとう!

 
 7月19日(金)の1学期終業式の前に,ALTのディラン・コフィ先生の離任式がありました。ディラン先生は平成28年に来日し,以来3年間,異国の地でALTとして本校を始め市内の学校で勤務をしていただきました。誠実な人柄,謙虚な姿勢。優しく,何か日本人を思わせるような物腰のディラン先生でした。素晴らしい青年教師です。
 この度は,任期を終えて帰国をされ,アメリカのご家族と一緒に生活をされることになるそうです。アメリカに帰国しても,日本との関係のある仕事に就くことを目指しているとのことでした。今,日本を離れるに際して,少しセンチメンタルになっていると話されていました。
 ディラン先生,私たちは同じ地球に住んでいる家族です。お互いを敬愛しながら今後も一緒に歩めたらいいなと思います。あなたのこれまでの努力に感謝をします。私たちの日本を愛し,鹿折中学校の生徒を愛してくれて本当にありがとうございました。アメリカでの先生のご活躍をお祈りします。
 

1学期を終了しました! 夏休みの充実を

 
 7月19日(金)は4校時目に1学期終業式を行いました。今年度は鹿折中学校73回目の歴史を刻んできました。平成31年度として始まり,5月からは令和元年度に切り替わった1学期でしたが,一つの区切りである終業式を無事迎えることができました。式辞の前には,校長先生から,生徒の1学期の歩みや頑張ったことを写真で紹介していただきました。そして,式辞では2学期に成果を出すために夏休みを充実して過ごしてほしいと話されました。また,鹿折中学校は,ふるさと鹿折を見つめて,「みんなが幸せになれる社会を創ることを学ぶ」学校だとして,各学年に出された問題に自ら答えを出して,3年間をかけて学びを深めるよう話されました。SDGsの学習と実践です。
 式の後半では,各学年の代表生徒が1学期の振り返りと今後への抱負を述べてくれました。1年生は中島君,2年生は作並君,3年生は菊田君です。3人ともしっかりと自分自身を見つめ,自分の成長や頑張りを確かめていました。そして,更なる飛躍を期して意見を述べてくれました。2学期も,生徒と先生が共に歩む学校にしていきましょう。
 

防災学習「タイムラインをつくろう」 そして防災教育連絡会

 
 7月10日(水)は月1回の防災学習の日でした。今回のテーマは「災害への備え: タイムラインを作成しよう」というものです。想定は「鹿折川が氾濫しそうだ」「土砂崩れが起きそうだ」とうものです。避難勧告が出たり,避難指示が出たりしたとき,時間軸にしたがって自分はどう行動すべきかを考え,判断力を鍛えるものです。生徒はプリントの中で状況の変化をつかみ,そのときの適切な行動は何かを考え,自分の行動の仕方を学んでいたようです。やはり,自分で最適な判断ができる力の育成がとても大事なことのように思われます。
 この日の午後には,大勢の地域の自治会長さんや気仙沼市危機管理課,消防署,警察署,公民館,アドバイザーさんなどの関係の皆様においでいただき,鹿折小・中学校で行っている防災教育について連絡会を行いました。地域の皆様に小中学校の教育内容ご理解をいただき,今後のよりよい防災体制を構築することを目指しています。鹿折地区の大人の皆様を交えた大きな力が生まれているように感じました。ご出席いただいた皆様に感謝申し上げます。
 

2学年PTA行事 お疲れさまでした

 
 2学年PTAでは授業参観に合わせて学年親子行事を開催しました。内容は給食試食会と親子スポーツ大会です。試食会のほうはアクシデントで急遽中止となりましたが,5校時に予定していた親子スポーツ大会は盛会裡に実施することができました。写真のように何と「長縄跳び」に挑戦でした。生徒も保護者も苦戦をしながらの練習風景を見させていただきました。生徒のほうは運動会の種目にもなっているので,経験もあり,若さもあって何とかなるように思われましたが,保護者の皆さんはどうだったでしょうか。でも,保護者の皆さんが生徒たちに負けじと一生懸命にジャンプを重ねる姿には感動させられました。綱を回す方も,跳ぶ方も必死で,大きな歓声が体育館に響いていましたね。最後まで拝見できなかったのが残念だったのですが,勝負はどうだったのでしょう。翌日は筋肉痛になられた方もいらっしゃったでしょうね。保護者の皆様,2学年PTA学年行事へのご協力,大変ありがとうございました。
 

学期末清掃 頑張りました ご苦労様!

 
 学期末です。学校ではいつもより時間を延長して,普段なかなか清掃できない部分も含めた清掃活動を実施しました。いつものことですが,学校は毎日のように様々な行事があります。学校末大掃除をしようと思ってもなかなか日程がとれないという現状です。やっと確保できた3日間の日程でしたが,生徒たちはいつもにもまして頑張って清掃をしていました。101人の生徒数で校舎を全てやるわけですから大変です。以前とは仕事量が違うのですが,どの生徒も責任をもって担当の仕事をしている姿は,相変わらず立派だなと感じました。
 
 本校の良さの一つだと思うのですが,生徒だけでなく,先生たちも清掃活動に取り組み,生徒と一緒になって頑張っているのです。ですから,清掃の時間には職員室がほぼ空になります。生徒と一緒に活動し,生徒と触れ合い,理解を深めたり,人間関係を深めたりしています。給食の時間や清掃の時間はそういった意味でとても重要な時間でもあるのです。それにしても一生懸命に働いている人の姿というものは美しいものですね。
 

授業参観 ありがとうございました

 
 7月9日(火)に授業参観・学年懇談会を実施しました。保護者の皆様には学校においでいただき,懇談会に参加していただき,大変ありがとうございました。中学生はこのような機会に「来なくてもいいよ」といいがちですが,実は内心はそうではなく,少し期待をしている部分もあるのです。また,実際に学校の様子や雰囲気をご覧になって気づくこともありますし,何より保護者同士の連携,先生との連携を図る上で重要だと思います。今回の授業参観の機会はどうだったでしょうか?これからもどうかよろしくお願いいたします。
 
 懇談会では1学期の生活の様子をお話ししてご理解をいただきましたが,間近に迫った夏休みについてもぜひご理解とご協力をお願いいたします。この期間は開放的な気分がありますし,当然ご家庭での時間が長くなります。生徒たちがいかに自律的に目標と計画をもった生活をするかが大事なところです。ぜひ,お声がけをお願いいたします。また,この期間は親子のつながりを一層深めるチャンスでもあります。褒めることを基本としながら,お子さんに積極的に関わっていただけたらと思います。学校では駅伝大会への練習を全校体制で行います。そして,部活動も実施します。このような活動へのご協力もぜひお願いいたします。
 

3年生PTA行事 「はまらいや」参加

 
 写真は去年の3年生の写真です。夏休み中に踊り「はまらいや」の練習をしているものです。基本形を踏まえながらも,その団体ごとにアレンジして踊るので,昨年の3年生も大いに工夫をしたようでした。さて,今年はどんな踊りになるのでしょうか。保健体育などの学習成果が出るといいですね。
 
 緑色のTシャツを着ているのは当日の様子です。昨年はこんなコスチュームでしたね。当日は大勢の人が集まり,しかも,帰宅は夜9時頃になるのでとても心配です。様々な事件事故に巻き込まれたりすることもあるからです。保護者の皆さんの指示をよく聞いて,安全な参加をしてください。今年の3年生の皆さんの熱気と学年の一体感を楽しみにしています。頑張りましょう。3年生の保護者の皆様どうぞよろしくお願いします。
 

夏休みの活動 たくさんあります 計画的に

 
 中学校の夏休みは忙しいです。この時期にということで,様々な活動が夏休みに予定されています。いいことかどうか,難しいところですが,そんな夏休みは計画的に過ごすことが一番大事です。各自工夫して夏休みを過ごしましょう。
 写真は昨年の夏休み中に撮影したものです。上の写真は3年生です。部活動がないのに学校に来ているのは,港祭りの「はまらいや」にPTA学年行事として参加するからです。踊りの工夫をして,練習でみんなと合わせ,打合せをしているのでした。3年生は受験勉強も充実して行わなければなりません。また,高校の体験入学も行われます。やはり工夫が大事ですね。ここで頑張りましょう。
 
 上の写真は図書室で撮影しました。夏休みの後半には,学習相談日が予定されています。家庭で自学自習するのですが,自分では分からないところを友達や先生に聞いて解決をするようにしているのです。もちろん,先生にはいつでも質問してよいことになっています。恥ずかしく思わないで,また,面倒に思わないで自分から積極的に質問をして教えてもらってください。まず,自分で勉強することです。
 
 右上の写真や下の写真は体育館で撮影したものです。夏休みは部活動も佳境です。新人戦が9月下旬にありますから,この時期にしっかりと鍛え,チームの戦術を身に付けることが重要です。学期中よりもしっかりと取り組める時期ですから,絶対怪我をしてはいけませんね。熱中症にも十分に気をつけて充実した練習をしましょう。
 この他,中総体県大会があり,吹奏楽コンクールがあり,ソフトテニス気仙沼大会がある夏休みです。何度も書きますが,生徒の皆さん計画的に頑張りましょう。
 

研究授業(1年理科)を行いました

 
 2年生音楽の授業があった日には,1年生の理科でも研究授業がありました。学習課題は「実験を通して3種類の白い粉がそれぞれ何なのかを考えよう」というものです。1年1組の生徒たちは戸羽先生と一緒にこの学習課題に立ち向かっていきました。不明な物質を観察・実験をとおして見極めていく際に,どうなればどうだという考え方を複数組み合わせて考えを導くことをしっかり身に付けさせようとしています。そのためには,今回は①見た目,②手触り,③水への溶け方,④熱したときの変化に着目させることになります。この視点で物質を論理的に見極め整理することを学習するのです。そのために用いるのはホワイトボードでの整理と話合いということでしょうか。授業の中では個人の考えをしっかりともつこと,そして,それを小集団の話合いで補い高めることが大事にされていました。
 
 1年生ですから,実験の仕方を身に付ける,結果の整理の仕方を身に付ける,話合いの仕方を身に付けることはとても大事だと思います。先生の指導に対して1年1組の生徒が意欲的に取り組み,学習を楽しんでいる様子がよく分かりました。
 
 また,この授業では,先生はあえて紙板書をせず,チョークで黒板に書き,生徒にはワークシートではなく,ノートに書き込ませています。ねらいは,生徒が黒板を書き写すだけでなく,自分で考え,工夫を交えて自分のノートをつくるように仕向けているのです。一流の学習者は自分流のノートをつくって考えをまとめ,構想を練っていることが多いようです。本校の生徒たちもそのように育ってほしいものです。そのようになることで発表の仕方も上手になっていくと思います。頑張れ,1年生。
 

合同交流学習に参加しました。

 
 7月4日(木)は気仙沼市教育委員会や市立学校長会が主催する「合同交流学習会」が開催されました。本校からは2名の生徒が参加し,伸び伸びと活動しました。
 朝,鹿折公民館に集合して,2台のバスで大島の国民休暇村キャンプ場へと移動です。キャンプ場では開会行事の後,グループワーク,そして野外炊飯(カレーライスづくり)を行いました。午後にはゲーム大会をし,龍舞崎を見学し,大島大橋を歩いて渡って解散をしました。
 
 本校の生徒たちは,他校の生徒と楽しく仲良く活動して存分に野外活動を楽しんだようです。一生懸命に自分の役割を果たしている姿が素晴らしかったと思います。生憎の天気でしたが,前向きな心が活動の充実を生み出しているようでした。参加した生徒たちの互いへの優しさや仲良く一緒に活動しようとする心が素晴らしかったと思います。本校の教頭先生や弘瀬先生がこの交流学習会の事務局を務めてくれました。ありがとうございました。
 

研究授業をやりました(2年音楽)

 
 7月3日(水)には研究授業がありました。2年生の音楽の授業では,学習課題「『サンタルチア』の表現を工夫して歌おう!」の達成を目指して,先生も生徒も一生懸命に頑張りました。授業の成果は「先生の指導力」×「生徒の学習力」×「教材の力」の3項の掛け算です。この日,先生が狙っていたのは,音楽を形作っている要素の中でも「強弱・リズム・旋律」について生徒の認識を深め,これを活用してよい歌唱へと導くことでした。生徒は級友と共に考え,話合い,自己評価をしながら表現を工夫していきました。楽曲のよさや特徴を押さえながら,先生と生徒が共に力を出し合って,よい学習へと頑張っている様子が見られました。
 
 やはり学校の魅力は同級生同士が刺激し合い,協力し合って勉強できる点です。生徒同士のグループワークの質が高いかどうかはとても大事です。しかし,2年生はいつものしっかりとした活動ぶりでした。とても頼もしく感じられた学習力でした。
 
 練習後には,その成果を問うための録音です。(左上)そして,みんなでそれを真剣に聞いています。(右上)先生の自前の録音機材が大活躍でした。
 つぎに,聞いてみてどうだったかを話合って確かめます。しっかり意見が述べられていました。(左下)先生からの意見も聴いて,もう一度グループワークです。
 この授業は録音と自己評価を上手く使って質の高い授業になっていました。やはり,先生が3つの要素を設定したことは有効でしたね。
 

老人介護施設「リーバーサイド春圃」様訪問 1年生

 
 6月28日(金)には,1年生は市内館山の老人介護施設「リバーサード春圃」様を訪問し,校外学習をさせていただきました。(総合的な学習の時間)この学習はリバーサード春圃様にご協力をいただいて毎年行っているものですが,1年生は「社会の課題を学ぶ」学習の一環として,この訪問学習を実施しました。またこれは,気仙沼市の地域包括ケアにおける介護人材育成事業としても実施しているものです。ですから,移動は気仙沼市のバスをお借りしています。
 
 当日は,施設を見学させていただいた後,介護の仕事について講義をお聞きし,介護体験(おむつ)をするといった内容で学習を行いました。リバーサイド春圃の職員の皆様には熱心にご指導をいただき,大変ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。生徒は少子高齢社会の現状や課題はもちろん,介護の仕事の意義深さや「やりがい」を十分に感じ取ることができたと思います。
 今後はお礼状を作成する中で,それぞれの学習を内面化していきます。1年生は前回は防災の必要性を学習しました。これ以外にも社会にはたくさんの課題があります。どんな課題があるのかを広く見聞きし,ぜひ調べてほしいものです。このことが今後の学習出発点になるはずです。
 

修学旅行のまとめ 3年生

 
 夏休みが近づいてきていますが,3階の3年生教室の廊下には最近になって修学旅行の写真が貼り出されています。これは震災による被災地支援の一環で生徒一人当たり1,000円分の写真がプレゼントされるため,希望する写真を決めてもらうために貼り出されたものです。毎年,このような支援をしていただき,心から感謝します。この写真を見ながら3年生は5月の修学旅行の思い出を振り返っていることでしょう。写真の向かい側の壁には,修学旅行をテーマにした俳句の創作(国語科学習)や,修学旅行新聞でのまとめ(総合的な学習)が掲示されています。2年生の準備期間から様々な体験をし,自分たちの掲げたテーマの下,規律をもってみんなで楽しむことができた修学旅行でした。せっかくのこの経験をぜひ今後に生かしてほしものですね。そして,思い出を大事にしてほしいものです。
 以下に生徒の俳句を五句ご紹介しましょう。
  浅草を汗かき歩く自主研修(Kさん) 
  春の夜や眠らぬ町と眠れぬ僕(Hくん)
  ディズニーで夜の七時にサングラス(Mさん)
  東京は見るもの全てが虹模様(Hくん)
  颯爽と変わる炎帝はやぶさの窓(Fさん)
 

朝の挨拶運動 今年も頑張っています

 
 朝の挨拶運動,今年も生徒たちは頑張っています。本校の挨拶運動は多様な集団活動で進めているのが特徴です。学級ごとに,委員会ごとに,部活動ごとになどと,様々な集団がこの活動をします。この日の担当は吹奏楽部の皆さんです。朝日のまぶしい,とても清々しい朝,校門付近で挨拶運動のリーダーを務めてくれました。顧問の先生たちも一緒に活動しています。やはり8時少し前くらいが登校のピークの時間帯でしょうか。互いに挨拶を交わしながら,今日一日が気持ちよくスタートしているのです。当番の皆さん,ご苦労様です。
 しかし,もし,このような挨拶運動がなかったらどうなのでしょう。考えてみれば,挨拶運動をしなくても挨拶が爽やかに交わされる学校だったら,もっといいですね。私たちの目指すところはそこかもしれません。挨拶運動は「手段」。目的は自然と明るく挨拶の交わされる学校です。そのようになることをぜひ目指していきましょう。震災直後,鹿折中学校は「笑顔と挨拶」を,自分たちのためにも,社会のためにも大事にしました。その魂を今も求めていきたいものですね。
 

今年も駅伝の時が来ました 積極的に参加を

 
 中学校には駅伝大会があります。そして,今年も駅伝の時が来ました。写真は昨年度の駅伝練習の様子ですが,大勢の生徒が駅伝にチャレンジしました。練習の様子をを見ていると,生徒たちの必死な表情や,大きな声で互いに励まし合う姿など,感動する場面が多くありました。先生たちも教科や学年所属にかかわらず,全員が協力をして校庭に出て指導をしています。
 
 部活動単位で参加するケースもあるのですが,基本的には個人個人の判断で参加するものです。参加申込書を提出していただきますが,自分の意志で参加をお願いします。暑さの中での厳しい活動ですから,心身が健康で,何よりも自分自身のやる気がなければこの活動はできません。練習への参加を希望をするなら,自分の生活習慣や健康管理をしっかりとして体調を万全に整え,覚悟を持って取り組むことが必要です。そんな活動ですから,選手になる,ならないはあまり大きな問題ではなく,これを自分の意志でやり通すこと自体にとても大きな価値があるのです。参加申込は7月12日(金)まで担任に届けてください。保護者のみなさんからも,お子様にぜひ勧めてほしいと思います。夏休みの勲章になると思います。今年も大勢の生徒に皆さんに参加してほしいと思います。
 
 さて,今年の練習は7月22日(月)から始まります。朝7時30分から8時30までの1時間です。練習終了後,各部の部活動が始まることになっています。駅伝大会は9月5日(木)です。心と体が今以上にたくましくなり,主体的な心が育つといいですね。生徒のみなさんの頑張りを期待します。
   

校庭の石拾い ボランティア委員会

 
 金曜日の朝は,いつもボランティア委員会の出番なのですが,この日は校庭の石拾いです。ご存じのように昨年の今頃はまだ校庭が使えなかったのです。しかし,あれから1年。復旧工事で新しく暗渠を入れていただき,新しい土を入れていただいた校庭ですが,当時は目立たなかった小石が徐々に地中から表面に出てきたようです。最近は,随分と校庭にに小石が散らばるようになりました。そこで,今学期のボランティア委員会の活動が,このような展開になっているのです。7月の「鹿中きれいの日」には全校生徒で校庭の石拾いをすることが計画されているので,もうじき全校生徒でもこの活動に取り組みます。しかし,その前にボランティア委員会の諸君が金曜日の朝に頑張ってくれていました。この日の石拾いの集団は校庭を東から西に向けて移動しながら,バケツに一杯になるほど石を集めてくれました。ご苦労様でした。
 

復興盆踊り うちわ原画 力作揃い

 
 8月11日(日)の「山の日」には,恒例となっている鹿折地区復興盆踊りが開催されるそうです。先日,まちづくり協議会様から本校生徒に「うちわ原画コンクール」への応募依頼がありました。そして,応募作品が集まりました。各学年ともかなりの数の応募です。また,その作品のレベルもとても高いのです。これには大変驚きました。例年行われている行事ですし,小学生の時にもポスターを描いているからでしょうか,とてもきれいで工夫のある作品が数多く見られました。さて,どの作品が選ばれるでしょうか?楽しみですね。
 盆踊りだけでなく,本校では生徒の地域行事への参加を大事にしています。地域社会の活動に参加することで,地域の一員としての自覚が育ち,将来の社会参加への礎になると考えるからです。今年も生徒の大勢の諸君が原画の応募をしてくれたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。当日は,本校の吹奏楽部のメンバーも演奏を披露することになっています。地域の皆様,どうかご期待ください。
 

生徒昇降口の変化

 
 今年度,生徒の昇降口には少し変化がありました。昨年ご紹介していたボランティア委員会のボトルキャップ収集活動の集計表が貼ってあった場所に,青く長い物体が立てかけられています。「竹馬」の登場です。昼休みの運動遊び推奨のため,この場所が荷物置場に選ばれたようです。傘立てが狙われたようです。一番いいところで目立ちます。どんどん使ってほしいですね。
 ボトルキャップ収集も続いています。ある朝,写真の生徒はこんなにたくさんキャップを学校に持ってきて,自分の学級の所に入れていました。その生徒に聞くと,お母さんが「職場」の皆さんの協力をいただいて集めてくれたものだそうです。こんなふうに保護者の皆様にもご協力を頂いている活動です。今年度も頑張ります。さて,新しい集計表もできました。一見では昨年のものと同じように見えるのですが,実は新しい工夫があります。水色は今週の重さ,ピンク色は合計の重さを示すのですが,これには大きな付箋紙が使われているのです。ですから,毎週の数字の書き換えが簡単になりました。生徒はこのアイディアを自慢げに話してくれました。回収箱や集計表は,少し奥まったところに移されたので目立たなくなりました。しかし,華やかさはありませんが,とても大事な活動だと思います。今年度も頑張りましょう。
 

単元テストで学力向上!

 
 先日,学校の掲示物のお話をしたのですが,今回も掲示物です。1年生の廊下にこんな貼紙が出ていました。「数学単元テスト」だそうです。テストでよい成果を上げるために「互いに聞き合う」ことを促しています。そして,「数学のできる学年になろう」と呼びかけています。呼びかけの貼紙の脇にはテストの問題があります。解答が赤ペンで書いてあるのです。事前に問題と解答が示されているのです。単元テストとは,学習のまとまりごとに,学習内容が身についたかを確かめるためのテストです。定期テストに比べると出題範囲が狭いので生徒は取り組みやすいものとなっていますし,そのことの積み上げが定期テストや学力診断テストにつながるものです。
 今年度,数学科だけでなく,いくつかの教科の先生たちが「単元テスト」を試みています。小さなまとまりをしっかり身に付けることで,学力を上げ,生徒に自信を持たせようとしているのです。生徒のほうでも良い点数がとれることは嬉しいに違いありません。よい点が取れれば「やる気も湧く」はずです。この「単元テスト」の取組で良い成果が出ることを期待したいと思います。なお,数学への興味を高めるパズル問題も一緒に掲示されていましたよ。これはチャレンジです。
 

情報化社会の危険 機器利用は賢く安全に!

 
 左上のイラストは先日学校に届いたポスターのイラストです。「ネット社会の健全な発展に向けた連絡協議会」(総務省,法務省,文科省,警察庁)が発行したものです。イラストが物語っているのは,SNS等での生徒の書込みや画像流出によるトラブルであることはすぐに理解できます。そのことで,様々な批判や反発が該当者に寄せられることになるのです。そして,一度流出した情報は回収することが不可能になってしまうのが,この問題の怖さです。
 これまで再三話題としているところですが,本校生徒はスマホだけでなくゲーム機等も含めると,ほとんどが通信手段を持っていることになります。どの生徒にもこの問題が起きる可能性があるわけです。機器利用は賢く安全にさせたいのです。それには,保護者の方々のお子さんへの介入は絶対に必要です。この機器利用には大人が主導権を持たなくてはなりません。下のイラストのような思いを子どもたちにさせないよう,的確な関与と指導をお願いします。夏休みが近づいていますが,どのような機器利用になっているか把握していただき,モラルやセキュリティーについてお話ししてください。そして,お子様との約束事が有名無実化しないよう,再度話し合っていただきたいと思います。
  

教室の掲示物から

 
 学校の掲示物には様々なものがあります。それぞれの学年の取り組んでいる内容やねらいが,そこから見えてくるのです。
 上の写真は,3年生の教室にあったコルクボードです。真ん中に「募集中」と書いてありました。その周りには「求人票」が5枚貼ってあるのです。何を求人しているのかというと,運動会実行委員,文化祭実行委員,はまらいやダンス係,はまらいやデザイン係,学級旗デザイン係でした。今後の学校行事への生徒の主体的な参加を求め,進んで取り組む態度を育てようとしているようです。それにしても教室に求人票を貼るというのは面白いアイディアです。気軽にやりたくなるのではと思います。
 左下は1年生の廊下の掲示物です。一年生は学校生活のペースに慣れることが重要です。小学校の時とは給食の配膳をするにしてもレベルが違うのです。先日までは1年生の配膳が遅いことが話題となることがありました。それを踏まえてか,このような掲示物が生まれたのでしょう。学年の先生たちの指導が見えます。それにしても「12分」とは何と厳密なのでしょうか。着替えのスピード,おしゃべりなどがポイントのようですね。昼休みをゆっくりと過ごすためにも,この場面ではてきぱきと行動しなければなりません。1年生らしい課題です。
 右下は2年生の廊下の掲示物です。内容は先日の家庭科の学習で発表した「名前の由来」のワークシート紹介です。学習したことをより内面化することをねらっているようですね。このことで,2度3度と話題化し,しっかり考えさせて学習のねらいを達成させようとしていると思います。掲示物を見ていると先生たちの「作戦」や「思い」が見えてくるのです。
 

登校坂の海抜表示

 
 本校の校舎は海抜33メートルの高さにあります。大人の方は自家用車で学校にいらっしゃるので,案外知らないのですが,本校の登校坂には4枚の「海抜表示」が設置されています。1つめは自転車置場の向こう側の歩道脇で,海抜「3m」です。震災時には,この辺りにいろいろなものが流れ着いたと聞いています。
 
 しばらく登ると2枚目の「10m」が出てきます。そして,更に3枚目の「20m」も目の高さより少し低いぐらいの場所に現れます。
 
 最後は,更に進み,いよいよ学校の駐車場入口手前まで来ると,カーブの所に「30m」の表示があるのです。
 生徒が歩いて登下校するとき,毎日,この海抜表示を見ることになります。毎日,これを見て登校することで,高さの感覚が自然に身に付き,他所へ行ったときでも,その感覚が生かされることになるわけです。車で本校に来る方は気付きにくいのですが,登校坂にはそんな秘密が隠されています。

激励をしに来たのでしょうか? 鹿と共生

 
 上の写真は6月7日(金)の撮影です。夕方の校庭に2頭の鹿が現れ,二人で追いかけたりしながらしばらく遊んでいました。多いときは3頭で現れることがあるのですが,その鹿のうちの2頭なのでしょうか?親子なのでしょうか?
 
 上の写真は6月12日(火)に撮影したものです。白い丸のところに鹿がいるのですが,お分かりでしょうか。この日は午前中から校庭に鹿が来ていたと生徒は言っていましたが,夕方,陸上大会の練習を行っているときにも鹿が校庭にいました。何やら生徒たちの練習に興味をもっているかのようなそぶりで,逃げもせず,しばらく校庭をうろついていたのです。こんなことって,あるのでしょうか。
 
 明日は陸上大会という日のことです。ひょっとしたら生徒たちを激励に来てくれたのかもしれませんね。それにしても,あまりに堂々としていて逃げないので,先生は生徒に危害が加わるのではないかと心配し,鹿と距離をとりながら,じっとその様子を観察していました。下の丸印の先生がそれです。陸上チームの監督を務める先生が,明日の大会での心構えや期待を話しているときも,遠くの方でそのお話を聞いていたようです。さっきの先生はまだ気を抜かず,用心をしています。それにしても,鹿がいても生徒は平然としています。鹿と共生する中学校なのです。先生,ご苦労様でした。
 

先生も工夫しています 国語科教室

 
 生徒の学習だけなく,先生の指導にも工夫が必要です。その一例に今年度から行っている「国語科教室」の設置をご紹介しましょう。「環境」の力は大きいのです。
 国語科教室は3階の3年生教室の隣にあります。昨年は3年2組教室でしたが,今年は3年生が1学級なので,これを国語科教室として活用しています。ごく普通の教室ですが,どの学年も国語の時間はこの教室で学習するのです。教室には国語科で重要視する内容を大きく掲示しています。また,学習資料や関連図書・参考図書を用意しています。国語辞典や百人一首などの備品も収納しています。先日の授業研究会のときには,どの生徒の机にも国語辞典が置かれており,いつでも直ぐに言葉を調べることのできる環境になっています。他教科にも広がるかもしれません。
 
 それにしても,何と言っても一番大きいのは,下の写真のように,生徒同士が互いの学習の成果を見て,自然に参考にし合えるようになっていることです。特に1・2年生は,上級生の学習成果や学習の過程を教室に行くことで自然に見ることができ,様々な刺激を受け,知らず知らずに目標としていることです。その他にも,工夫ができるはずです。モニターや機器を常設したりして更に工夫を重ねたいものです。視聴覚の備品がもっとほしいなと思うのは贅沢なことでしょうか?
 
 

期末テストどうだったかな 終わってから学ぶ!

 
 先週の今日は期末テスト1日目でした。あれから1週間が経ちました。上の写真は3年生と1年生のテスト受験風景です。下の写真はテスト直後に2年生が同級生と感想を話し合い,答えを確かめている場面です。今は答案が戻り,答え合わせも済んで,各教科の点数と合計点数が分かっているのではないでしょうか。今回の期末テストのできはどうでしたか?1年生は初めての定期テストを経験してどうでしたか?
 テストの点数に一喜一憂するのは無理もないことです。しかし,テストを経験するごとに,自分の勉強方法を振り返り,改善点を見付け,自分のよりよい学習方法を作っていくことが大事ですよ。テストが終わったばかりの今が,そのときです。今回の経験を生かさなければもったいないです。しっかり振り返って考えてみましょう。もっといい自分の勉強のやり方を作っていくチャンスです。
 例えば,普段の勉強のやり方はどうですか。単元ごとのまとめはできていますか。分からないところや,難しく感じるところは,先生や級友に質問できていますか。授業の中でしっかり身に付けるぞと考えて臨めば,家庭学習の量は減らせるはずですね。授業での集中力や自分の工夫はどうでしょう。人間は弱い生き物です。ですから,勉強したことやすべきことは「見える化」して明示できているでしょうか。自分に「見せる」ことは大事です…などなど。勉強が分かるようになれば,自分に自信がつき,未来を明るく感じられるようになります。今こそ工夫をするときです,鹿中生のみなさん!
 

非行防止教室の開催

 
 6月24日(月)は期末テスト2日目でしたが,テスト終了後の6校時には「非行防止教室」を開催しました。この教室は本校では毎年実施しているものですが,内容は二つあります。一つは「非行防止」のための講話,もう一つは「薬物乱用防止」についての講話です。
 「非行防止」は気仙沼警察署生活安全課の永井千智様からプレゼンをしていただきながら,お話を伺いました。例えば「万引き」をすると,悪い仲間ができ,大切な友達を失い,もっと悪いことをするようになると説明がありました。生徒は決して軽はずみな気持ちでそのようなことをしてはいけないと感じたと思います。
 
 また,「薬物乱用防止」については,地区指導員の幡野玲子様からお話を伺いました。幡野先生にはユーモアを交えながら,薬物依存の悪循環等を熱心に説明して頂きました。お話だけでなく,写真や資料からこの薬物の危険を十分に知ることができたと思います。楽しく教室を盛り上げて頂くお話でした。
 
 校長先生からは,①自分の頭でしっかりと考えること,②自分を厳しく律することが大切ではないかと話されました。最後には,生徒を代表して2年生の佐藤君が講師の皆さんに御礼を述べ,教室を終わりました。今日の講話を今後の生活の中で生かしてほしいと思います。気仙沼警察署,気仙沼保健所の方々に大変お世話になりました。感謝を申し上げます。
 

全校で 「いじめ防止CMコンテスト」脚本づくり

 
 本校では県教育委員会で実施する「いじめ防止CMコンクール」に毎年動画作品を応募しています。また,校内ではポスターコンクール,標語コンクールなどを学級委員会が年間を通じて行って,生徒のいじめに対する意識を高め,撲滅のための継続的に指導をしています。何と言っても,教師による指導はもちろん,生徒自身の活動や表現を大事にして,いじめ防止への意識と態度を育んでいるのが特徴だと思います。
 そんな中,今年は新しい取組が行われました。それはいじめ防止CMコンクールへの動画作品を制作するに当たって,全校生徒に脚本を考えてもらい,寄せられた脚本の中から一つを選んで動画作品を作ることにしたのです。出演するのは生徒会総務を中心とした有志の皆さんですが,今年は全校生徒が制作に参加する方式にしたのです。
 さて,どんな作品が候補になったのでしょうか?「4コマ漫画」を描きながら場面を考え,セリフをつけて脚本とし,先日は脚本選考と撮影が行われました。完成した作品は後日ご紹介したいと思います。生徒たちの感性が上手に表現されて良い作品になることを期待したいと思います。それ以上に一人一人の個性を認めて尊重し合う生徒集団が今以上に育つことを願いたいと思います。
 

給食アクシデントでも しっかり食べました!

 
 6月21日(金)には予期せぬできごとが起きました。給食センターで調理中に虫が発見されたため,おかずの提供を中止するというものでした。日頃から衛生管理を徹底している中央給食センターでもこんなことが…と思ってしまいました。
 その結果,この日は,写真のように「ご飯」「牛乳」「海苔」の3点だけの給食になってしまいました。今日はどんなふうに食べているのだろうかと思って教室の様子を覗くと,どの学年もしっかりと昼食をとっていました。がっかりしたと思いますが,事情を理解して,あるものだけをおいしく頂いたようです。担任の先生には,今日はご飯のおいしさを確かめましょう,〇〇回よくかんで食べましょうなどと,声掛けされていたようです。毎日というわけではないので,こんなこともあるさと,生徒たちも割り切って食べてくれたようでした。これも一つの経験になればいいですね。
 幸いにして期末テストのため,5校時で完全下校でしたので,帰宅後に足りなかった分を補うことができたのではないかと思います。一見するといつもの給食風景のように楽しく食事をしてくれていました。ありがたいなと思うとともに,さすがに中学生だなと思わされました。あってはならないことですが,生徒たちの対応に救われた思いです。ご家庭の皆様にもご理解をいただき,ありがとうございました。また,生徒たちのために「海苔」を急遽用意していただいた,教育委員会の対応にも感謝します。
 

避難訓練・引渡訓練 ご協力ありがとうございました

 
 6月17日(月)には,避難訓練と引渡訓練を実施しました。今回の訓練は昭和53年の宮城県沖地震が6月に発災したことから,例年,大地震があり余震の心配から下校することになったという想定です。引渡訓練に当たっては保護者の皆様にご協力をいただき,たいへんありがとうございました。
 
 小学校から災害の経験を踏まえて真剣な訓練をしてきた生徒たちですので,当日も的確な集団行動をすることができました。昨年の経験を踏まえ,周囲の人や怪我をしている人などへの配慮を持つことも意識されていたようです。全校が校庭に1次避難するのに要した時間は2分39秒でした。校長先生からは,ここでの訓練はできて当たり前です,例えば大きな駅で大きな地震に遭ったときはどうなるか想像してみよう,その時に的確な判断と行動で自他の命を守ることができるか考えてみようと話されました。防災の勉強は一生続く勉強です,君たちが防災のリーダーとなりなさいとお話が結ばれました。生徒の真剣な顔つきが印象的でした。
 
 引渡訓練では昨年と変更した部分がありました。お迎えの車両が校庭の南側から入って北進し,体育館前で駐車する点です。こうすると車同士の交差が避けられるという判断からでした。雨天時もこのようにできればいいのですが,校庭は雨天時には入ることができないのが難点です。生徒はお家の方が迎えに来るまで,同級生同士で楽しく会話をしたり,期末テストの勉強をしていたりと思い思いの時間を過ごしました。担任の先生とゆっくりと雑談をしたり,普段なかなかできないことができた時間だったようです。やはりお迎えのお家の方が見えると顔が明るくなるのは小学生も中学生も同じですね。当たり前です。
 

キャリアセミナー開催 2年生総合的な学習

 
 6月14日(金)に2年生がキャリヤ・セミナーを開催し,進路学習の第2弾を行いました。今回は気仙沼商工会議所様のご協力をいただき,市内の5事業所の方においでいただいて,生徒と身近な関係の中で,直接,お仕事のこと,お仕事に関わる思いや夢などをお話していただきました。生徒は貴重な勉強をさせていただきました。
 おいでいただいたのは,株式会社石渡商店:石渡久師様,一般社団法人まるオフィス:加藤拓馬様。
 
 三陸フィッシュペースト株式会社:斎藤大悟様,アサヤ株式会社:廣野一誠様。
 
 有限会社たかはし:髙橋夏帆様の5人の方です。
 まるオフィス:小林様に進行をしていただき,まず始めに各企業のプレゼンをしていただきました。そして,企業ブースごとに近距離での対話を3回行った後に,生徒は感じたことをグループで話合い,それぞれの感想や理解を確かめ合いました。
 
 今度はその感想や理解にキーワードをつけてホワイトボードに書き,それを全体に紹介します。最後にはその発表に企業の方からコメントをいただき,学習のまとめとしました。
 
 終始生徒は前向きな学習態度でした。そして,仕事について様々な角度から理解を深めていきました。お金だけじゃないんだ,人々に貢献することが大事なんだ,地元合いと広い視野をもつことが必要なんだなど,様々に仕事の魅力を感じたようです。仕事の素晴らしさを理解したこと,とても嬉しく思いました。
 おいでいただいた企業の方々のお人柄の素晴らしさを感じ,仕事に対する真摯な思い,そして,仕事での夢や喜びなどお聞きして,生徒は大いに触発されたようです。素晴らしい学習をすることができました。心より感謝を申し上げます。今後とも鹿折中の子どもたちにご指導をお願いいたします。
 

中総体陸上大会③ これを次に生かす,つなげる

 
 大会では3年生の尾形君が走り高跳びで第1位となりました。記録は1m62㎝でした。自己記録の更新です。おめでとう。県大会でもよい競技ができることを期待します。頑張ってください。
 
 他の競技でも自己記録を更新する結果を得たり,8位内に入賞したりと,選手はよく頑張りました。また,逆にうまく行かずに悔しい思いもした部分もあったようですが,その経験が貴重なものになるはずです。これが大事なのです。人生にはスパイスが必要なのですよ。苦さが甘さを教えてくれることだってあるのです。
 
 君たちが頑張ったことは紛れもない事実です。その事実は次につながる何かを与えてくれていると思います。自分の場合はそれは何でしょう。しっかりと受け止めて,それを次の自分の次の取組や発展に役立ててほしいものです。頑張ったことは大事な宝物です。
 
 この陸上大会を経て更に自信と意欲が深まることを期待しています。期末テストを終えたら,また新しいステージが待っています。先生たちと一丸となって頑張っていきましょう。
 
 大会を応援していただいた皆さん,励ましていただいた皆さんに心から感謝をいたします。ありがとうございました。
 

期末テスト大成功大作戦! 放送委員会

 
 
  今日6月21日(金)と24日(月)は期末テストです。さて,今日のテストのできはどうだったでしょうか。勉強した成果が出ているといいですね。
 学校ではこの日のために,放送委員会の企画番組がありました。名付けて「期末テスト大成功大作戦!」です。今回は2年生の企画番組でした。事前に各学年の生徒にアンケートをとり,勉強方法や勉強にまつわる話題を集めていたようです。それを利用して,曜日を決めて,学年ごとに内容を紹介し,放送委員がコメントを加えるといった番組内容です。堂々としたアナウンスぶりは立派でした。手慣れた番組作りになっていたようです。この日は4人で番組を進めていましたが,手の空いているメンバーは放送中にしかりと給食を食べています。大したものだなと感じました。何度も企画番組を経験してきていることからのなせる業なのでしょう。
 生徒の皆さんは期末テストを視野に入れて今まで継続して勉強をしてきたと思います。下の写真のように普段からチャレンジノートで頑張ってきましたね。そのことが結果に出るといいなと思います。ある日の朝には一人で何教科もノートを提出してきた人がいました。部活動のない日で早く下校した日にはかなり頑張って勉強しているようですね。学校での勉強と家庭学習のサイクルを合わせるようにして,今後もチャレンジノート取り組みましょう。テストでも健闘を期待します。
 

中総体陸上大会② スポーツへの参加

 
 各種の競技会へは「役員」としての参加ということも,貴重であり,大事にしなくてはなりません。左上の本校生徒たちは,走り終えた選手からナンバーカードを回収しているのです。幅跳びでは砂場をレーキでならしたり,高跳びではバーの高さを測ったり,トラックではスタブロを回収したり,ハードルを並べたりと様々な仕事があります。役員生徒のそのような地道で正確な仕事があってこそ,競技会は成り立っているのです。本校生徒だけでなく,各校がそのような生徒役員を出し合って今回も大会を運営しました。大変お疲れさまでした。主役(選手)としての挑戦とともに,脇役としての挑戦や頑張りも高く評価したいものです。来年のオリンピックでも大勢のボランティアが活躍しますが,スポーツへの多様な参加スタイルを知っておきたいものです。
 
 
 ところで,スポーツにはフィジカルとメンタルの側面がありますね。そこがスポーツの面白みでもあります。如何に高い競技力があっても,それを出し切ったり,コントロールしたりするメンタルの力がないとよい結果は得られません。この両面を鍛えることが必要ですね。
 
 
 メンタル面は日常生活の中で養われるものです。勉強にだってメンタルの側面があります。ですから,日常生活でよい習慣を身に付け,自主的な態度をもち,自分で考える力を日頃から色々な場面で付けるようにしたいものです。鹿折中の生徒たちの競技する姿からは,そのようなメンタル面の充実ぶりが伺われていました。とても素晴らしいことです。この伝統はこれからも大事したいですね。
 

中総体陸上大会① 進んで取り組んだこと

 
 
   6月13日(木)は晴天。中総体陸上大会が一関陸上競技場で開催されました。日差しの強い一日でしたが,本校の選手団は全力で頑張ってきました。保護者の皆様には,早朝からの送迎,また,会場での応援と,ご協力をいただき,大変ありがとうございました。ご覧の写真の通り,子どもたちはよく頑張ったと思います。
 
 
 先にもご紹介したとおり,今回は全校生徒の半数以上が進んで陸上大会への参加を希望してくれました。各部の大会を終えてすぐのことでしたが,前向きによく取り組んで練習をしていたと思います。当日は選手も役員も一生懸命に活動しました。自分自身の記録と向き合って全力を尽くしてくれました。生徒が頑張って取り組む姿っていいものですね。入賞したかどうか,記録を更新したかどうかということよりも,何か圧倒的な「価値」があるように思います。こんなふうにやれるのだから,これから先もきっと何でも頑張れるはずだと,勝手に思ってしまうほど清々しいものでした。
 
  

鹿3運動 生徒へ説明 変化はありましたか?

 ほぼ1か月前,校長先生から,生徒たちに「鹿3運動」の趣旨を説明しました。生徒の皆さんはどう理解したでしょうか。また,実際に生活習慣の改善・向上は進んでいるでしょうか?
 生徒たちには,最後に「自分の可能性を大事にしましょう」「まず自分で意識してください」と呼びかけたのですが,どうでしょう。これから暑さが厳しくなります。3年生は部活動をしない中学校生活に突入していきます。セルフ・コントロールで生活習慣が向上できるといいですね。「鹿3運動」で明るい未来を手にしましょう。ご家族からの助言や指導がぜひ必要です。よろしくお願いします。
 以下は生徒に説明をしたときのプレゼン内容です。横方向の順序でご覧ください。→
 
 
 
 
 
 
 

自分たちで質の高い練習ができるか 吹奏楽部

 
 4月から10人で練習をしている吹奏楽部。ある日のこと,今日はどんな練習をしているのだろうかと思いました。顧問の佐藤先生が吹奏楽連盟の会議で出張です。生徒は自分たちで練習ができているのだろうかと興味をもって音楽室を覗いてみました。一流の部活動は「生徒だけで質の高い練習ができる」ものです。それが一流の条件です。…結論は一流!何と自分たちだけでしっかり練習をしています。これは今年も期待できるぞと,思わず感じました。7月21日(日)に地区吹奏楽コンクールがあります。今はそれに向けての練習です。生徒には「気仙沼市内の中学校吹奏楽部の中で1番良い音楽を奏でる」という目標があります。今はそのことへの挑戦が行われているのです。
 
 一人一人の練習は真剣なものでした。とても集中力が感じられます。パーカッションの2人は肩と耳の間にメトロノームを挟んでの練習です。
 
 楽譜への書き込みやマーカーには取組の過程が感じられますね。これは財産です。
 
 そして,上級生が下級生にアドバイスを丁寧にしたり,グループで音や楽譜を確認し合ったりしています。やはり先輩の存在は大きいですね。さすがです。そんな先輩に聞くと「1年生の成長が凄いんです。追い越されそうです」と嬉しそうに言うのです。アンサンブルコンテストに3人で取り組んできた先輩たちは,10人で取り組む今の音楽に喜びを感じていると思います。初めての楽器に触って2ヶ月の1年生も一生懸命です。このメンバーで県大会への切符がとれたら凄いですね。頑張れ,吹奏楽部!
 

指導主事学校訪問 3年生が公開授業

 
 6月5日(水)には指導主事学校訪問がありました。これは基本的に1年に1回,学校の授業や書類,教員研修などについて,教育事務所や市教育委員会の先生方から指導を受ける貴重な機会です。本校では「意味のある研修会にしたい」と考えて今回のプログラムを考えてきました。
 
 当日は3年生が国語科の授業を公開しました。自分のスピーチをよりよいものにするために,①自分の考えをしっかりともつこと,②多様に話合って交流し自他の考えを深めることを大事にして授業が行われました。また,指導をした佐藤先生はこの単元の授業を有効にするために,「配膳台のプロフェッショナル」と題した仙台市の中学生の発表を動画で紹介し,生徒に考える材料に提供していました。お陰でスピーチをどう評価したらいいのか,自分のスピーチにどう生かしたらいいのかが,分かりやすくなっていたと思います。生徒同士の話合いも何段階かあって,そのことから自他の考えの深まりが促進されていたようです。3年生の真剣な授業態度の成果です。
 
 授業後には先生たちで検討会をしました。2つの観点から効果を判断し,内容をグルーピングして,幾つかの要素を抽出しました。このことで,明日からの自分たちの授業に役立つ大事な知見を得ていたようです。先生たちの分析力の素晴らしさが光っていました。
 
 これらの様子をご覧頂き,丁寧なご指導を頂戴した教育事務所や市教育委員会の先生方に厚く感謝申し上げます。鹿折中学校は今後も生徒と教師が共に育つ学校になるよう頑張ります。
 

この日は PTAの皆さんも話合い

 
 昨日ご紹介した先生たちの話合いがあった日の夜には,PTA役員会が開催されていました。役員の皆さんにお集まりいただいて,各部への所属をどうするかを話合いました。そして,3つの部ごとに分かれて話合いをしていただきました。そこでは,今年度の活動計画を決めていただき,早速その内容の実施に取りかかっていただいたようです。また,学年部の相談も行われました。3年生では夏休みに毎年行われる「はまらいや」への参加も相談されたようです。本校PTAでは今月末には市PTA連合会の「バレーボール大会」への参加も予定しています。(昨年は事務局を担当して大変ご尽力いただきました)このような活動をとおして,会員が親同士や先生たちとの連帯を深め,協力して子どもたちの指導や支援をする地盤がつくれるものと期待をしています。「鹿3運動」は学校先導で進めさせていただきましたが,今後はPTAのご協力も頂いて実効力を上げていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
 

生徒が帰った後 先生たちの話合い

 
 5月30日(木),生徒が下校した後,先生たちが熱心に話合っていました。生徒の学習スタイルと同様に,学年グループごとの話合いです。どんなことを話合っているかは秘密ですが,あるテーマについて,生徒の①良さや期待できる点は何だろう?,一方,②心配で改善しなければならないことはなんだろう?,それは,③どうすれば解決できるだろうか?と話合っています。また,別のグループでは,①学習面,②生活面のそれぞれから実態を考察して,問題点やよさを明確にしていました。熱心ないい話合いができていました。実はこの日の話合いで終わりではありません。この後は各自の宿題が出されています。今度は自分一人で考えるのです。今日の話合いを踏まえた自分の「解決策」や「アイディア」を考えてくることになっているのです。その宿題を持ち寄って第2弾の話合いをします。今度は全員での話合いです。やっぱり「みんなで話合う」「自分で考える」のバランスは大事ですね。生徒の学習と一緒です。このような話合いから学校の取組が進められています。そして,先生たちのチーム力も向上させているのです。
 

歯科検診・耳鼻科健診 どうだったかな?

 
 学校では毎年健康診断が行われます。学年によって検診内容は若干異なりますが,法律によって6月末までに全生徒が健康診断をしなければならないものと決まっています。ですから,5月・6月は検診ラッシュです。先日も眼科検診を終え,先生から生徒の受診態度がとても立派だったとお褒めの言葉をいただきました。
 さて,5月29日(水)は歯科検診でした。永年本校の学校歯科医をお務めいただいている熊谷利勝先生には,今年も生徒の口腔の様子を丁寧に診ていただきました。たいへんありがとうございました。よくできていると思うのは,先生が診断した後,すぐにその結果に基づいて,養護教諭の豊田先生が生徒に指導をしていることです。間髪を入れずに助言をするシステムは本校のやり方です。これはいい方法だと思います。それにしても,しっかり歯磨きができている生徒とそうではない生徒がいて,2極化する傾向があることがが少し心配でした。なんとかしなくてはいけません。
 
 また,6月4日(火)は耳鼻科検診でした。過密なスケジュールの中,先生にはとても優しく生徒に接していただいて検診をしていただきました。たいへんありがとうございました。
 保護者の皆様には,各検診の結果,治療勧告を文書でお知らせしています。健康な身体は一生の財産です。内容をご覧頂いて,状況が悪化しないうちにぜひ受診していただき,お子様が健康に成長できるようご配慮をお願いいたします。よろしくお願いいたします。ご不明な点がございましたら,学校にお尋ねください。
 

さわやかな校庭 保健体育でハードルの授業

 
 日差しが強まり,緑の深さが増し,輝く季節となりました。ある日の午前中,光輝く校庭に2年生の生徒が出て保健体育の授業をしていました。とても清々しく,楽しそうなので,思わず写真をとったのです。以前にご紹介した,真冬の校庭でのサッカーの授業,あれは根性や気合いが必要な授業でしたが,あの時とは180度違う授業風景です。生徒の声や先生の声が校庭に響き渡っています。
 
 一生懸命に生徒が取り組む姿って,とってもいいですね。生徒自身はどう思っているのかは分かりませんが,この若者たちの様子から元気をもらい,未来に期待をしたくなるものです。指導をしている先生や支援員さんも気持ちがいいでしょう。教頭先生も職員室にいるときより楽しそうです。
 

毎月の「防災標語」 防災委員会

  
 生徒の防災委員会では,毎月,防災標語を考えて決定し,校舎内に掲示して呼びかけています。各学年から意見を出し,その中で良いものを選んで決めている様子です。
 震災の発生した3月は「忘れるな八年前の大震災」,年度が変わった4・5月は「いつでも防災意識を持とう」,避難訓練を校内で行う6月は「避難訓練で防災意識を高めよう」というものでした。校舎内の階段踊り場などにこの標語か貼り出されて防災を呼びかけています。防災委員の皆さん,毎月の標語の掲示,大変ありがとう。お陰でいつも防災を意識できています。
 でも,気になるデータもあるのです。先月の安全だより「みんなでANZEN5月号」でご紹介したことですが……①「災害時にどのような行動をとればよいか知っているか」という質問に「あまり知らない」と答えた生徒は27%もいました。②「家庭で災害について話し合っているか」という質問に「あまり話し合っていない」と答えた生徒が31%だったのです。次第に防災意識が低下してきているのかもしれません③「家庭でどのような対策をとっているのか分からない」と答えた生徒は44名でした。今日は11日,防災学習の日です。親子で災害を予想して,改めて話し合ってみてはどうでしょう。

鹿折地区ソフトボール大会 鹿中ソフト部健闘!

 
 6月9日(日)は鹿折地区ソフトボール大会(鹿折公民館主催)でした。前日の雨模様とは打って変わった晴天の下,大勢の地区民の皆さんが学校に集まってきました。そして,本校ソフト部も全員集合です。
 
 この大会は本校ソフト部にとっては大事な大会となりました。とても残念なことでしたが,部員が6名なので地区中総体に参加できない生徒たちの,中総体に替わる大会としてこの大会を位置づけているからです。この日は6名全員が揃って大会参加できました。そして,保護者や先生の協力をもらって大会に参加することがでしました。
 
 相手は強敵です。地区自治会のチームなのに野球経験者が大勢いて,女子中学生には考えられないプレーをしてきます。しかし,これも仕方の無いこと,大人の男性を中心としたチームとの,手加減なしのガチンコ対決となりました。
 
 試合は相手にリードを許す展開となりましたが,終盤で遂に追いつきました。延長は宮城方式で進められました。本校チームは先攻でしたが,2アウト満塁からの対戦で得点できず,逆に相手には点を入れられて敗戦となりました。本当にあと一歩という試合です。とても悔しい敗戦でした。もう一試合させたいと思いましたが,叶いませんでした。
 
 でも,生徒たちは皆さんに協力してもらって試合に出れたたこと,大勢の保護者や家族,先生に試合を見てみてもらって頑張れたことは幸せでした。3年生は最後の試合となりましたが,これまでの自分たちの歩みに自信をもってほしいです。そして,ここから大きく踏み出してほしいものです。頑張れ,3人の3年生! ご協力,応援いただいた皆様に厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。