鹿中 学校生活

火災想定の避難訓練 とても真剣でした

 
 11月18日(月)の様子です。今年度2回目となる避難訓練です。前回は6月に実施しましたが,地震想定の避難訓練でした。今回は火災を想定した訓練の実施です。
 まず,理科室から出火したとの一報を受けて,教職員が消火を試みます。同時に,職員室では消防署への通報を練習しました。さすがに先生たちの行動はてきぱきとしています。堂々としてとても頼もしい行動ができていました。
 次に,延焼の恐れから,生徒たちには行内放送で連絡して避難指示です。教室だけでなく,3年生は体育館で学習している状態からの避難です。当然,いつもの避難経路ではありません。全員が煙を吸い込まないようにハンカチなどで口や鼻をふさいで駆け足の避難をしていました。全員が校庭に避難するまでに要した時間は2分20秒でした。前回と概ね同じ時間だったと思います。
 
 校庭に生徒と先生が集まって避難を終了し,最初にしたことは先生たちの「振り返り」活動です。先生たちからは,いくつかの気付きや反省点が上がりました。特に生徒については,避難がとても真剣で静かだったとの意見でした。3年生については,次の行動に備えてしっかりと話を聞く体制が自然とできていると褒めてもらいました。さすがに,一番訓練を積み重ねてきた学年だと思います。
 
 生徒は,今日の避難訓練についての先生たちの意見を聞いた後,今度は生徒同士の話し合いによる学習です。今回は,校長先生から学年ごとに課題が出されました。1年生には「家庭で」火災が起きるとしたら,何が原因となるか?それを防ぐにはどうしたらいか?起きた場合はどうするか?…という課題です。2年生には「学校で」…,3年生には「大きなターミナル駅で」…という課題でした。これは生徒が互いの知識を集め,想像力を発揮し,災害に対する構えをつくるための話し合い活動です。校庭で自然に円形をつくり,学年ごとに生徒が短時間で話し合い,その内容を発表してくれました。そして,発表を聞いた他の学年が気付いた点を助言をしました。これによって,火災の場合の行動を具体的に考えることができていたようです。外での立ったままの話し合いですが,どの学年の生徒も真剣に取り組みました。この話し合いも立派だったと思います。