鹿中 学校生活

今日の鹿折中

校内いじめゼロポスターコンクール実施 学級委員会

 
 各学級で幾つかのグール-プごとに相談をして,いじめをなくすことを目的にしてポスターが制作されました。これは生徒会の学級委員会が例年実施している「校内いじめゼロポスターコンクール」です。特定の生徒や委員会がポスターを制作するのではありません。全校生徒全員がグループごとにこれに関わります。どんなポスターにしようかと企画を話合うこと,実際に制作すること,その後に生徒全員と先生たちがよい作品を選んで投票をし最優秀等を決めること,そして,校内に掲示すること,これらを通して,生徒みんながいじめを自分たちの問題として考え,いじめに対するしっかりとした考えや態度をつくることを目指しているものです。ちなみに,今年度のいじめ認知件数はゼロでした。その背景にはこのような生徒の取組があるのです。
 今回も,それぞれのポスターに込めた考えや呼びかけをしっかりと受け取って行きたいものですね。ポスターは生徒昇降口に掲示されました。貼り出された朝には登校してきた生徒たちが集まって談笑しながら熱心にポスターを見つめていました。さて,審査結果はどうだったのでしょうか。これからも,いじめを許さない,明るい学校にしていきたいものです。
 

期末テスト 頑張りました(1・2年)

 
 2月21日(金)と25日(火)の2日間,1・2年生の期末テストが行われました。今回のテストで今年度の定期テストは終了となります。学年を締めくくるテストです。2週間ほど前から生徒たちはテストに向けた学習をコツコツと続け,準備をしてきたようです。質問をしてみると,かなり自分なりに勉強が進んでいると自信をみせる生徒もあれば,できればその話題には触れてほしくなさそうな表情をする生徒もいました。個人差はあったかもしれませんが,それぞれのやり方で工夫をしたテスト勉強をしてきたことは間違いないようです。テストの点数に努力の成果が現れることを期待しましょう。
 
 下の写真は,2月21日(金)の昼休みの様子です。給食を終えて,5時間目に入る前の昼休み,1年生の教室を覗いてみると,教室の後ろに数人のグループがいくつかありました。ほとんどの生徒がお互いに問題を出し合ったり,質問をしたりしていました。もちろん,5時間目の試験対策です。先生も混じって問題を予想したりして頑張っているのです。1年生は,この11ヶ月で随分と中学生らしくなったものだなと思わされました。もうじき先輩と呼ばれるようになります。前向きに学校生活を送り,困難なことや面倒なことからも逃げずによく頑張っています。立派な先輩になれそうですね。
 

海がみえる! 海からみえるの?

 
 校歌の一節に「東に見える良港の鼎が浦の朝ぼらけ」とありますが,上の写真は12月に撮影した海の写真です。これまでも何度かご紹介してきましたが,この日は少しモヤがかかって霞んでいるような状態でした。海の近くに生まれ育った者の習性なのでしょうか,海が見えるかどうかをいつも気にしてしまいます。この時期,桜が落葉すると,校舎3階からはこのように海が見え,新しい魚市場が見えるのです。夜はその明かりが見えます。…では海からは学校が見えるのだろうか,そう思ってしまったのです。そして,あるとき,それを確かめるチャンスに恵まれました。
 魚市場の屋上から北の方向を見ると,下の写真のように見えました。左下の写真の真ん中あたりに本校の白い校舎が小さく見えました。造船所のクレーンが鹿折らしいですね。写真の左側は水産加工団地の白い建物です。右下の写真は,学校付近を拡大したものです。考えてみれば当たり前なのですが,確かに海のほうからも本校が見えています。それにしても,東陵高校さんの茶色の校舎が隣に見えます。実際は本校より更に北側の丘陵部にあるものです。海から見ると隣同士に見えるのですね。海の豊かな恵みが,この街に届けられていることを感じさせる素敵な風景でした。
 

主体的な学習 先生と生徒の協働作業

 
 中学校では,新しい学習指導要領の全面実施が来年春(令和3年度)に予定されています。今回の学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」をキーワードとして実施されるものです。「対話的」は別としても,学校では以前から「主体的な学び」や「深い学び」を目指していたのです。しかし,この理想にはなかなか近づけませんでした。なんとか,今回の学習指導要領を機にそのような授業を実現したいものです。
 先日,1年生の社会科(日本史)の授業を見ているときに,面白い生徒の姿を見ました。先生がPCを使って資料提示をモニターで行っていたのですが,「近づいて見ていいよ」と話すと,モニターの近くに何人かの生徒が集まりました。そして,不思議そうに画面を見つめて,先生の説明を聞いていました。写真の中で立って見ている生徒,しゃがみ込んで見ている生徒がそれです。やはり「機器利用」は有効ですね。時間を効果的に使えます。黒板とノートが基本だとしても,機器利用の良さを授業に生かしてみたいものです。
 
 上の生徒たちは社会科で地理の学習をしています。このときは,地球儀が各班に一つずつあり,黒いひもが用意されていました。恐らく距離を測っているのでしょうね。具体物があって,しかも操作できる学習というのも,説得力のある学習になりますね。生徒が班ごとに活動をしながら楽しそうに話合っている姿が印象的な授業でした。これは2学期の始めのころに見た授業です。
 下の写真は3年生の社会の様子です。1学期の終わり頃のことでした。主体的な学習というと,何か賑やかで活気がある授業をイメージしますが,本当でしょうか。一人一人が頭の中で自分の考えを必死にまとめてノートに書くのだって主体的な学習です。その時,重要なのは「学習課題」です。学習課題が必然性のある,価値あるものとして生徒に認識されることが重要です。そして,課題解決のための「キーワード」や「仕掛け」があることですね。無言で取り組む主体的な学習だってあるのです。3年生の後ろ姿の真剣さがそれを物語っています。授業を見ていると,学習はやはり生徒と先生の協働作業だなと感じます。お互いに頑張って「学びがい」のある学習を目指しましょう。点数も大事ですが,「点数をとる学習」がよい学習とは限りません。
 

新しい修学支援金制度 希望を大きく持って

 
 情報提供です。2020年4月から新しい修学支援金制度が始まります。これは高校生が対象のもので,高校卒業後の大学や専門学校に進学する場合の修学支援金です。ですから,今の中学3年生が高校に入学したら申し込むことができるものです。高校卒業後のことで,しかも,対象者が住民税非課税世帯とそれに準じる世帯ですから,広く対象にはならないのですが,朗報だと思います。何しろ①授業料・入学金の免除や減免に加え,②給付型奨学金があるからです。
 震災による被災世帯では,自宅再建等の課題から,子どもたちが大学等への進学を断念してしまうことがあることは好ましいことではありません。経済的な問題は大事です。そのような背景から鹿折地区の子どもたちが,自らの将来への希望をこじんまりとさせてしまってはいけないと思います。今回のような修学支援金で,希望を大きく持って頑張ってくれたらと思います。ぜひ,夢や希望を大きく持って,持てる力を遺憾なく発揮して頑張ってほしいのです。以下に,詳しい関係資料を掲載しますから,参考にしてください。
 高等教育の修学支援新制度 チラシ.pdf
 高等教育の修学支援新制度.pdf
 

何の相談,何の準備?

 
 1月末の部集会は1・2年生だけで集会室に集まりました。終了後に,生徒会長から生徒のみんなに報告と依頼がありました。そして,プリントが配られました。何かの企画についてお話しし,生徒のみんなに準備をしておいてほしいといった内容のようでした。プリントにはどんなことが書いてあったのでしょうか。
 
 そして2月に入って,3年生がテスト1日目を終えて早めに下校した日。体育館に1・2年生が集まって何かの練習をしていました。少し寒い日だったのですが,先日のプリントをもってきて生徒たちはそろって練習をしていました。担任の先生からも,ここはこうだったのでこうするといいよと助言をもらっていたようです。練習,ご苦労様でした。
 校舎内を歩くと,学習室には下の写真のようなものが置いていました。何ができるのでしょうか。制作が始まっていますね。先日の夕方,2人の女子生徒が部活動とは関係なく活動をしていた様子でしたから,「あれどうしたの?」と声を掛けると,「◎◎の準備をしていたんです!」と教えてくれました。そうか,あれはその準備だったのです。(さて,答えは何でしょう?)
 

咳エチケット・手洗い できることを徹底しましょう

 
 新型コロナウイルスによる肺炎流行が国内でもだいぶ懸念される状況になりました。今後も報道には十分に注意していきたいものです。まず,どんな状況でもやろうと思えばできることは,普段から当たり前のように徹底していきたいものです。
 先日,学校に届いた新型コロナウイルス関係の注意喚起文書には,咳エチケットと手洗いの徹底が強調されていました。もちろん,インフルエンザ対策でも従来から推奨されていることですが,今回の事態にもまずこれを徹底することで対処していきたいものです。この習慣形成は,将来にわたって本人に有効であり,また,社会的に貢献できることです。咳エチケットの資料を見て驚いたことは,マスクなどをしていない場合では,自分の衣服の袖を使って咳への臨時対応することが勧められていることでした。そんな方法を勧めるほど,咳による感染症の流布が問題なのだなと思われました。手洗いにしても,手を濡らす程度にさっと切り上げる人がいたり,ハンカチをもたないで過ごす人がいたり,様々ですね。将来にわたって役立つ,よい習慣形成をしていきたいものです。
 

3年生卒業まであと2週間 カウントダウンカレンダー

 
 1月17日からカウントダウンは始まっています。1月17日で卒業まで「34日」と示されています。これは3年生の残りの登校日数をカウントしています。実はこのカウントダウンカレンダーに最初は気付かなかったのです。なぜなら,去年の3年生は教室前の廊下に掲示していましたが,今年は教室の中でカウントダウンをしていたからです。生徒一人が1枚を担当し,先生も参加して,日数を示すだけでなく,同級生へのメッセージを伝えています。9年間,共に学校生活を歩んできた仲間とお別れをするための前奏曲のようなものでしょうか。イラストで和ませたり,受験勉強への激励の言葉が添えられたりしています。3学期の一日一日が大事にされていることが分かります。君たちの学級であり,学年です。よいまとめをしましょうね。
 
 下の写真は卒業文集を制作している様子を撮影したものです。工夫のある,楽しい文集に仕上がっているようですね。女子生徒が編集会議をしながら締め切りに間に合うように頑張っていました。実は,これは12月のことでした。先日は写真屋さんも学校に来ていましたので,いよいよ卒業アルバム・卒業文集は完成し,納品となりそうです。そう言えば,卒業証書も完成したという連絡もありました。いよいよです。残り2週間,更に一日一日を大事にし,そして楽しんで,中学校生活を終えましょう。
 

気仙沼・本吉地区吹奏楽祭 中学校合同演奏

 
 2月9日(日)には「地方音楽会in気仙沼」が開催され,その第一部は「気仙沼・本吉地方吹奏楽祭」でした。本校の吹奏楽部員ももちろん出演し,素晴しい演奏をしてくれました。練習は昨年12月下旬から既に始まっています。昨年に引き続き,今回も気仙沼市内の中学校吹奏楽部が一緒になっての合同演奏です。普段は少人数で演奏をしている本校生徒ですが,これだけの大編成で演奏できる機会に恵まれ,一生懸命に練習し,当日を迎えることができました。
 演奏曲は3曲です。①「喜びの音楽を奏でて!」②交響組曲「君の名は。」③「宝島」の3曲でした。なかなか顔を合せての十分な練習はできなかったと思うのですが,市内中学生の実力を見せつける素晴しい演奏になりました。3曲ともに,とてもいい演奏だったと思います。市内の生徒が力を合わせるとこんなに素晴しい演奏になるのかと改めて感心しました。小規模校単独では経験できない演奏機会に恵まれ,鹿折中生にとっても本当に良かったと思います。より高いものを目指したくなるような,よい刺激を受ける吹奏楽祭でした。本校吹奏楽部顧問の佐藤先生も当日は指揮者として活躍しました。ご苦労様でした。何かいつもより格好良く思えたのは気のせいでしょうか?
   

梅と桜 咲いています

 
 あまり気にしていなかったので気付くのが遅くなりました。生徒昇降口に花瓶があって,何か枝が活けられているなと思ったのです。よくよく見てみると,梅ではないですか。しかも,花を咲かせているのです。びっくりでした。用務員さんの気遣いですが,この梅はどうしたのでしょう。聞いてみると,保健室前の校庭付近に梅があるのですが,その枝を切ってきたのだそうです。そして,室内で温かくして花を咲かせてくれたのでした。先日までサザンカに気を取られていましたが,梅が咲いているのを見ると何か嬉しくなるのでした。
 
 この写真は登校坂の桜の枝を撮ったものです。冬空の青が素晴らしいですね。そして素晴らしい枝振りに期待感が高まります。しかし,この時期は当然ですが,桜はまだです。寒風の中で枝を震わせて寒さに耐えていました。今,きっともうじきやって来る春のために花芽を準備しているのでしょう。今年は開花が早いかもしれませんね。
 しかし,校舎内では桜がもう咲いていました。5枚の桜の絶景写真が,1年生の教室前の廊下の壁に貼ってあったのです。季節外れの写真。しかも,満開の桜の写真です。一足早く桜をみることができました。なんと,この写真は音楽の授業の宿題を掲示していたものです。前奏を考えるとき,5枚のうちのいずれかの桜のイメージをもとにして生徒に作曲を促すものだったのです。音楽の先生に聞くと,音楽室に貼っていてもあまり見られないので,ここに貼ってみたというのです。確かに……。お陰で一足先に桜を観賞することができました。春が近づいているようです。
 

会長杯バスケットボール大会 頑張りました

  
 大会の2週間ほど前から特別延長をして頑張ってきました。本校の男女バスケットボール部です。練習を見に行くと,男女ともに質の高い練習をしていました。以前に練習を見たときよりも,よいプレーができるようになっていることが分かりました。また,1年生が随分成長してきていることも分かりました。2年生と肩を並べて練習をしても見劣りのない練習ぶりだったと思います。学校での練習を終えて,午後6時過ぎに下校していくときは,とても充実した練習をしたことが分かる表情で帰宅していきます。「今日も頑張ったか?」と聞くと,「はい,楽しかったです!」と答えていくのです。本番の大会で実力を発揮してほしいと思って見送っていました。
 
 
 大会当日は,男女ともにいい試合ができたと思います。リードしたり,リードされたりの接戦でした。最後の最後まで勝敗が分からない展開でした。よく走って速攻をしかけて攻め入ったり,素早くディフェンスに切り替えて守りきったり,一生懸命のプレーでした。本人たちに聞かなければ分からないことですが,自分たちが練習してきたことを出し切ることができたでしょうか。勝敗の影にある自分たちの成長と課題に気付き,今後のチーム力向上のために役立てていきましょう。もうじき新1年生も入部します。部活動は生徒が主体となって行うべき活動です。仲間とよく話合いながら,各部の活動を充実させていってほしいと思います。今後も健闘を期待します。
 
 

募金活動をしました ご協力に感謝します

 
 ある朝,生徒たちはいつものように挨拶運動をしていました。この日の担当はボランティア委員会のようです。校門付近で一列に並んで挨拶をしています。挨拶を学校生活の中で大事にすることが,気持ちのよい学校生活にするにつながることだと生徒たちは知っています。先輩たちも取り組んできた鹿折中学校の大事な活動です。先日は校長先生からも生徒の挨拶についてお話がありました。そのことを受けて挨拶運動にも一層力が入っているようです。個人で行う,生徒同士の元気な挨拶,時と場に合わせた挨拶,目上の人に対する挨拶などをしっかりとやっていきましょう。
 さて,下の写真のように,この日は挨拶運動をしながら,募金活動もしていました。これは「気仙沼メッセージ鯉のぼり」に参加するための募金活動です。活動に理解をしてくれた生徒たちが募金をしてくれています。いい光景ですね。先日は,授業参観の折にも保護者の皆様に募金をお願いしたと聞いています。保護者の皆様にもご協力を頂き,大変ありがとうございました。生徒たちの企画に温かいご理解をいただき,感謝を申し上げます。
 

メディアコントロールデイ(メディコン)実施 保健委員会

 
 実は保健委員会では先月の委員会活動の時から話合いをしてきました。鹿3運動の「メディア利用」の問題は,ポスター等での呼びかけだけでは効果が上がらない,実際にメディアを利用する本人がセルフコントロールを体験してみることが大切ではないかといった話合いでした。このようなメディア利用を制御する体験を「メディアコントロールデイ」(メディコン)などと称して,結構多くの地域や学校が行っています。市内でも数年前から実施している中学校がありますし,石巻のある地区では「毎月5のつく日」(5日,15日,25日)にはメディコンをしているといいます。
 やり方は様々ですが,自分のメディア利用の実態に合わせて,自分に合った目標をもち,この日はメディア利用をできるだけ控えることを通して,セルフコントロール能力を身に付けることを目指しています。本校では,今回,18日(火)から20日(木)の3日間を取組期間としてみました。生徒各自の自発的な取組ですが,どうかご家庭の皆様にも知っていただき,励ましていただきたいと思います。目標達成できたかどうか,その日ごとに評価します。メディアをコントロールすることで今まで軽視されていた「家族との触れ合い」の大切さや「心の落ち着き」などに気付くといいなあと思います。将来的には鹿折小学校さんと一緒に取り組んでみたいと思っていますが,今回は中学校でまずやってみます。ご家庭の皆様,ご協力をよろしくお願いいたします。
 

合格だるま登場 3年生頑張れ!

 
 2月に入って,玄関には赤い「だるま」が登場しました。胸には金紙に「合格」と書いてあります。これは赤い風船に紙を貼ったり,マジックのようなもので書いただるまです。用務員さんのバルーンアートです。隣には南三陸町の「オクトパスくん」が合格祈願の幟を立てています。生徒用昇降口の正面にも,これと同じで少し小ぶりのだるまさんがあって,生徒たちの目を楽しませているのです。それにしても,いつもタイムリーな作品が登場してきますね。もうじき,公立高校への出願が始まります。最終的に志望校を決めて,その入学願書を高校に提出するのです。そして,3月の公立高校1次試験を迎えるのです。このだるまに込めた用務員さんの思いを受け取りながら,3年生の生徒たちは追い込みの勉強を頑張っています。
 下の写真は,先日の私立高校受験のための事前指導の様子です。この日の前には面接試験の練習を何度か各先生にしてもらい,準備をしてきました。生徒は少し緊張感のある中で,学年主任の先生の説明をしっかりと聞いていました。何でも同じですが,自分の実力を出し切ることが大切です。実力を出し切るための準備をしましょう。覚悟を決めて冷静になって,問題用紙に向かうしかないのです。3年生,頑張れ!
 

立志式 立派にできました!

 
  以前に準備の様子をお伝えしていた2年生の立式は,2月5日(水)の授業参観時に実施しました。2学年の保護者の皆様には,当日は大勢おいでいただき,たいへんありがとうございました。生徒たちはこの日のために丁寧に準備をして式を迎えました。当日は緊張した面持ちでしたが,みんなしっかりと自分の考えを述べることができました。
 上の写真のように,始めに2年生代表生徒が挨拶を述べました。そして,各自の発表です。色紙に書いた漢字一字を紹介しながら,自分のこれまでを振り返り,将来を考えて,目標や希望をはっきりと述べました。人生を自覚的に歩み出した第1歩となったのかもしれませんね。もちろん,これからのことを具体的に述べることができない場合もあります。そんなときは,はっきりと言えるようになるためにどうするかといった観点でお話をしていたようです。それでいいですね。
     
 各自の発表後,記念の合唱をし,校歌を斉唱して式を終了しました。終了後,ご来賓としておいでいただいた畠山PTA会長さんと,小松PTA学年委員長さんから温かいお励ましの言葉をいただきました。大変ありがとうございました。そして,記念撮影です。風邪などが流行する時季ですから,全員がそろって発表でき,記念撮影することができて本当に良かったと思います。
 どうか,これからたくさんの人の生き方を学んでみましょう。そして,父母などの身近な人々の生き方も参考にしてみましょう。他の人の生き方を知って自分はどうするか考えてみることです。そのことから,自分らしさを求めて歩んでほしいと思います。2年生の生徒の皆さんのこれからに,そして,中学生活の最後の1年に,心から期待をします。立派にできた立志式でした。
 

サザンカ本領発揮 夢を追い努力を続ける

 
 雪の朝の中庭,サザンカの本領発揮です。雪を被ったサザンカです。寒さに耐えて努力を続け,花を咲かせる…そんな姿がサザンカのイメージなのです。
 2年前の冬期オリンピックの応援ソングだった「サザンカ」という曲がそれを象徴しているように感じていました。……「…努力が報われず不安になって 珍しく僕に当たったりして ここで諦めたら今までの自分が可愛そうだと 君は泣いた 夢を追う君へ 思い出してつまづいたなら いつだって物語の主人公は笑われる方だ 人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ…」(いい曲です)
 学校のサザンカも雪を被っても,寒さに耐えて,花を咲かそうと頑張っているように見えます。
 
 サザンカのある中庭の側にある生徒用昇降口には,いつも長机があります。登校してきた生徒が教室に行く前に自学ノート(ステップノート)を机に置いていくのです。本校ではほとんどの生徒が自学ノートを毎朝提出します。つまり,家庭学習をしてきます。ノートだけでなく,ワークを提出する生徒もいます。開いて見ていみると,その生徒ごとに自分なりの工夫をしながら勉強をしてきた様子が分かります。アンダーラン,キーワード,赤ペン,丸印,矢印,吹き出し,囲み線,図解,表,グラフなどを駆使し,見ただけで頭の中に内容が再構成されるように書いたものがあります。こんなふうに書きながら,生徒は自分の頭の中にもう一度知識を再構築しているのです。ワークの時も自分のための書き込みをしながら学習の「自己化」を図っているようです。いいですね。サザンカと同じ努力のように思われます。
 そして,先生も毎日ノートを見ます。アドバイスを短く書いています。結構な時間を毎日これに使って頑張っています。生徒と一緒に努力しています。この積み重ねが実を結ぶことを夢見ているのです。先生は更に,読書する習慣も願っています。右下の写真は教室にある図書コーナー。学習の延長に読書があるのが理想。自分の課題を求めて読書もできたらなと思います。きっとフカセさんは読書をしていると思います。
 

地域でも 「鹿3運動」を取り上げていただきました 

  
 ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが,先日の1月25日(土)付け河北新報の21面「女性のページ」で小中学生の「ネット依存の危機感」について特集記事が掲載されました。その中で,中学生の実態調査をし,ネットやゲームなどのメディア利用の健全化の取組をしている鹿折小・中の「鹿3運動」を紹介していただきました。(左上)鹿折中生徒の3割に依存傾向があること,そのことの弊害が危惧されるので小中で取り組んで呼びかけていることなどが説明されています。
 また,2月1日(土)付け「鹿折まちづくり通信vol.39」でも鹿3運動を紹介していただきました。(右上)小・中の関係者や保護者,生徒は何度も話題としてきていますので十分に認知されてきました。しかし,まちづくり通信で「地区民の方々」にもご理解をいただくことができて本当に良かったと思います。これが鹿折地区の子育てスタンダードになって実際に効果が上がることを期待します。
 学校関係者だけでなく,地域の皆さんと共に,子どもたちの未来のために「あいさつ」「起床・睡眠」「ネット・ゲームなどのメディア」を健全化していきたいと思います。鹿折小・中の子どもたちを輝かせる秘訣はここにあるはずです。ご協力ください。
 

良さに気付く 感謝を述べる ありがとうBOX

 
 1年生の教室前の廊下の壁に写真のような掲示物が貼り出されました。何だろうと思ってみたのです。76枚の小さな紙片には文字が書いてあります。相手の名前を書き,感謝の言葉を書き,自分の名前を記しています。これは1年1組で以前から教室に設置している「ありがとうBOX」の中身を公開したもののようです。
 中学生であれ,大人であれ,人間関係の中では,様々な人と出会い,色々なことを経験します。人によっては,そんな関係の中で嫌な出来事も経験するかもしれません。人間関係とは難しいものです。しかし,物事には見方や感じ方があります。同じことでも,嫌なことと感じる場合と,良いことと感じる場合があるようです。そして,人はどうしても相手の良さよりも,嫌なところに目が行きがちなのかもしれませんね。そんなことを踏まえてなのかどうかは分かりませんが,1年1組には以前からこの「ありがとうBOX」が置かれているのです。
 感謝の言葉が70枚以上並ぶとさすがに壮観です。それぞれの良さに気付くことの大事さ,その気付きから感謝の言葉を積極的に使うことの大事さが分かるような気がします。そんなに大したことでなくとも,その人のもつ良さが伝わるものです。互いの良さに気付いて,感謝を言葉にして参考にしたいものですね。生徒のみんなの言葉が貴重なものだと思われました。
 

1年国語 グループディスカッション

 
 ある日のこと,1年生の国語で「グループディスカッション」の単元に入ったときに授業を見る機会がありました。今日は1時間目です。学習のねらいは「相手の話を受け止めて,話を広げたり,深めたりしよう」というものでした。話を広げたり,深めたりといっても簡単にできることではありません。この授業の中では,①うなずく,②相づちを打つ,③感想を述べる,④質問する,⑤ほかの人に振るといったことが,広げたり深めたりするのに役立つことを体験させていました。
 
 ジャンケンでカードを引いて,各自が①~⑤の役割をもち,他の人にはその役割を知らせないで話合いを行います。そして,話合いの後に誰がどの役割をしていたのかを当てるといったことをしていました。このように意図的に役割を実体験すること,それを観察することで技能を身に付けさせようとしているのです。楽しく話合いの学習ができていたようです。ある生徒は,学習の前に,話合いで「自分がされていやなこと」は…①否定される,②話が遮られる,③笑われるとメモをしていました。学習の後では,④共感すること,⑤話の場を盛り上げること,⑥うなづくことが大事だと分かったとメモをしています。大人の私たちも大事にしなければならないことです。
 さて,翌々日,単元の3時間目に行ってみると,「相手の考えを受けて,話合いを深めよう」という目的で,集団発想法(kJ法)が学習されていました。自分考えを付箋紙に書き出し,みんなの付箋紙を集めてグルーピングして,そのグループ同士の関係性を捕まえて,自分では到達できなかった考えをもつ方法です。
 
 ホワイトボードの上にたくさんの付箋を並べながら,関係性や気付いたことを出し合うことで「新しい知見」を得られることを学習しています。そういった課題解決の場面では,1時間目のように,より良く話合うことが重要だと生徒は理解したはずです。このような技法は今や一般的なものです。今後の学習や仕事でも活用される技能でしょう。話合いが上手にできる,そしてそれを大事にする人に育ってほしいものです。話合いは「幸福」と「平和」と創る最強の手法だからです。
 

三陸新報社様取材 青春は走り出したくなるもの?

 
 昨日の三陸新報,シリーズ「拓け希望のみち」に,本校2学年生徒の将来の「夢」が紹介されましたが,ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。新聞に掲載された写真は実は1月30日(木)の昼休みに撮影されました。当日は体調不良による欠席者がいたので全員が揃わなかったのが残念でしたが,2年生の生徒たちを「めんこく」撮っていただき,たいへんありがとうございました。撮影前に生徒一人一人のコメントを読みましたが,短い文章の中にしっかりとした自分の希望が書かれていて感心しました。その文字には,それぞれの「気合い」が入っています。本気で書いていると分かる原稿でした。
 撮影場所では,右上の写真のように,記者さんが生徒にいくつかの注文や提案をしながら和やかに撮っていただきました。ありがとうござました。
 撮影が終了して全員が教室に引き上げ出したとき,後ろをみると3名の男子生徒が校庭のトラックを走り出したのです。なぜ,あの3人が走り出したのか,理由は分かりません。途中で気付いた同級生が歓声を上げて応援をしました。彼らは本気で200Mを走りきり,見事ゴールをしました。なぜ走ったのか,その理由は聞いていないので分かりませんが,3人とも楽しそうでした。青春とは走り出したくなるものなのかもしれません。
 

宮城の郷土食 おいしかったです!

 
 どうですか? 美味しそうですね。先月末に行われていた「全国学校給食週間」で提供された料理をご紹介します。初日の1月24日には「カツオの胡麻和え」が出ましたが,1月27日(月)は左上の「仙台あおば餃子」と「ひじきサラダ」(写真なし)でした。また,1月28日(火)は右上の「油麩丼の具」です。そして,左下の「カニばっとう」でした。カニの風味がよく出ていました。
 
 1月29日(水)は右上の「ブリの照り焼き」と左下の「宮城風芋煮」(味噌仕立てで豚肉)です。そして,最終日の1月30日(木)は「伊豆沼レンコンサラダ」でした。学校給食は,家庭と違って落ち付いた食事の時間とはならないのですが,友達や先生と昼食を取りながら気持ちをリフレッシュさせる楽しくほっとする時間です。今回は給食週間ということでご紹介しましたが,給食週間でなくともいつも工夫した給食を提供していただいているのです。また,アレルギーへの対応も細やかです。
 
 下の写真は,最終日の職員室の配膳風景です。三浦用務員さんや養護教諭の豊田先生がいつもお世話をしてくれています。毎日,ありがとうございます。この日はイチゴが付いていました。何か春めいていていい感じですね。2月も半ばに差し掛かります。そろそろ春の足音が聞こえるころです。イチゴはそんな季節食材ですね。
 

放送での生徒集会 気仙沼メッセージ鯉のぼり参加へ

 
 1月の生徒集会は放送で実施しました。書き初め展や部活動の大会での賞状伝達を行った後,各委員会の委員長が1月の反省を述べ,2月の活動予定を生徒の皆さんに伝えていました。いつもの活動ですが,この中身が徐々に充実してきました。頼もしい限りです。
 
 最後に生徒会総務からの連絡がありました。今回は全校生徒への呼びかけが行われていました。それは「気仙沼メッセージ鯉のぼり」への参加です。この活動は震災を機に全国や海外からのメッセージを鯉のぼりに書いていただき,市内に掲揚してきたものだそうですが,今年が最後となるそうです。最後の今年は,これまでの支援に感謝をするメッセージを鯉のぼりに書いて掲揚する企画に変更するのだそうです。台紙となる鯉のぼりの購入金が災害を受けた他の地域への支援金になるのだそうです。生徒会長が「気仙沼から他の被災地へメッセージを送る時だと考え,鹿折中学校生徒会がワンチームとなって取り組んでみてはどうか」と放送で提案したのです。これまでの支援に感謝する活動をかねてより考えていたらしく,今回の参加となったのです。どうやら,生徒会による募金活動と鯉のぼり制作が始まりそうです。
 

受験と奨学制度

 
 3階の3年生教室脇の廊下には,写真のようなコーナーがあります。生徒の皆さんはもう何度も目にしてきたものです。内容は高等学校や専門学校等に関する情報です。3年生はこれまでの進路学習や教育相談をもとに,自分の卒業後の進路や将来の職業等を考えてきました。そして,私立高校の受験を先日終えました。次は,いよいよ公立高校の出願を控えています。人生で初めての大きな決断ですから,さぞかし不安や戸惑いがあったと思います。各生徒の決断が正しく,やっぱりこれで良かったと思えるようにしていきましょう。
 先日の3年生の教室では数学を学習していました。入試が目前ということもあって,これまでの学習の復習のため,実際の入試問題を使った学習でした。自分でこつこつと解答する生徒もあり,席の前後で質問し合って取り組む生徒もあり,様子は様々ですが,皆真剣に取り組んでいることは間違いありませんでした。
 進学するにしても,授業料等の経費の面を考えなければならないことはもちろんです。ですから,簡単な判断ではないのです。しかし,覚えておきたいことは様々な奨学制度があるということ。また,世帯の収入によって授業料等の減免制度があるということです。以前と比べて高校教育が義務教育並みに支援される時代になりました。私立高校に進んでも授業料が実質無料ということになる場合もあります。(公立高校でも)これからも担任の先生や進路指導の先生から,適切に助言を得て進んでほしいと思います。それぞれの夢を実現させましょう。
 

体力づくりに楽しく取り組んでいます 合同部活動

 
 これは今年度の新企画である冬場の体力づくりです。11月にスタートした週1回の長縄跳びによる体力づくり。寒さの増した1月にもこの取組が続けられています。今年から1月の最終下校時刻は4時40分となり,昨年度より10分ほど時間が長くなっています。でも,日没の関係からどうしても活動時間が短く,部活動の充実が難しい時期になっています。中体連大会からも遠ざかるので,やや意欲も減退しがちになるかもしれません。そんな時期に「長縄跳び」を取り入れた体力づくりを部活動全部が集まって取り組むことになったのです。ゲーム的な要素も取り入れて,楽しく記録にチャレンジしながら生徒たちは頑張っています。結構な運動量です。
 
 卓球部,バスケ部,サッカー部などは1月,2月に諸大会があり,こちらは決してオフシーズンではありません。この日はそんな部活動も混じっての体力づくりでした。各チームごとに練習をしてからの本番チャレンジ,なかなか記録が伸び悩んでいたようですが,サッカー部・女子卓球部チームの皆さんが優勝したようです。終わる頃には日没も近づき,スタート時よりもだいぶ暗くなってきました。みんなが校庭に集まって校歌を歌って締めるところもいいなと思うのですが,生徒の皆さんはどう思っているのでしょうか。校歌以外でも締め方に工夫があるといいかもしれませんね。折角の新企画です,よい形で発展・定着させたいものです。
 

検定試験 頑張って!

 
 上の写真は3階の国語科教室に貼ってある漢字検定のポスターです。4コマ漫画風に女子高生と男子高生の恋愛が紹介されています。そのコマごとに【恋々】【裏腹】【不意】【歓喜】といった二字熟語が紹介され,ストーリー仕立てになっているのです。言葉に対する興味をそそる,いいポスターだなあと思っていたものなのでご紹介します。創る人も大したものだなあと感心します。これは漢字検定があることを知らせるポスターです。
 ポスターに示されている日付のとおり,先日の放課後には校内で漢字検定が実施されました。今回も自発的に受験を希望した生徒の皆さんが集まりました。それぞれの目標の級の合格を目指してのチャレンジです。担当の先生からの受験上の注意をお聞きして,そしてスタート。始まる前から緊張感の漂う教室でした。教室に集まって来たときには既に受験準備のために努力をしてきたことが伝わりました。よい結果が出て【歓喜】となればいいですね。
 1月には他に英検も行われました。今月(2月)は数検があります。生徒の皆さんの健闘を期待します。頑張ってください。
 

1月も各委員会で作戦会議

 
 いつもご紹介していますが,1月下旬には,各委員会ごとに集まって,生徒たちの話合いがありました。今月も生徒と先生の作戦会議が行われていたようです。どんな活動が出てくるのか楽しみです。
 ボランティア委員会は,学年ごとのホワイトボードを使って反省をしたことを全体で発表していました。広報委員会は2つのグループに分かれて作戦会議のように見えます。一つのグループはどうやら「特集新聞づくり」です。何やらアンケートもとるらしい。もう一つのグループは「ポスターづくり」。ここで分かったのは,先日の制作者不明のポスターは,実は広報委員会の生徒が作っていたものだということ。ラクビー日本代表やエジソンの言葉を引用していたのは,先生ではなく生徒なのでした。今回は担当の先生と新しいポスターづくりの相談でした。どんなものができるのか楽しみです。
 
 防災委員会は,例の防災標語を決めた後,それぞれが校舎内の安全点検をしていました。下の写真の,壁に向かって何かを書いている生徒は,安全点検の結果を用紙に書き込んでいるのです。また,右下は生徒会室でやっていた総務の生徒の様子です。再度,中央委員会を開催するようですね。今回は「いじめのない学校」「行きたくなる学校」にするにはどうしたらいいいか,取組案をみんなで相談しようとしています。少し大きなプロジェクトになりそうです。一方では,震災に関わって本校に支援をしていただいたことに対して感謝の気持ちを表そうと話合ったとも聞いています。どの委員会もよい活動になるといいですね。
 

全国学校給食週間 1月24日~

 
 1月24日(金)からは全国給食週間が始まっていました。以前には,給食当番の身支度や運搬の様子をご紹介していました。今回は教室の給食準備の様子をご紹介しましょう。
 この日の給食は左上のようなメニューでした。宮城の郷土食を取り入れています。教室に行ってみると,生徒たちが座席をグループににつくり,配膳台の前から列をつくって配食をしている様子です。昔も今もこの風景は一緒ですね。午前中の4時間の授業を終えて,何かほっとした雰囲気が教室にも漂っているようです。
 しかし,担任の先生は気を抜いてはいません。アルコール消毒液の入ったボトルを手に持ってにっこり。生徒の手にこれを次々と配って消毒を促していました。また,生徒たちは自分の手だけでなく,みんなの机の上もアルコールで拭いてきれいにしています。このあたりは昔とは随分違っているかもしれません。インフルエンザなどの感染を防止する作戦です。
 
 準備が整うと,日直の生徒か,係の生徒か,代表の生徒が前に出て「いただきます」の号令です。いよいよ,お腹がすいたことろで,美味しく頂くことができます。グループごとに先生も混じって会話をしながらの給食です。この時間帯には放送委員会の生徒たちが「昼の放送」を行います。学校生活の中ででほっとした瞬間をつくる給食の一コマでした。みんなで食事をするということには,とても意味がありそうです。
 

立志式準備 2年生

 
 立春が近づいて来ました。学校の正面玄関には新作のバルーンアートが暫く前から登場しています。そして,季節の移り変わりを伝え,生徒を励まし,お客様を迎えています。この「赤鬼青鬼は」今回も用務員さんの作品です。
 そして,例の円卓があった教室に行ってみると,何かを制作中の様子。模造紙に毛筆で「次第」と書かれ,これから他の文字が並んでいくようです。作業の途中でしょう。隣の用紙の文字を見て理解しました。2年生の生徒たちが「立志式」の準備をしているのです。それにしても,毛筆でしっかりとした文字を書き,本気で準備をしていることが分かります。たくさんの色紙もありました。みな漢字一字が大書されています。これを使って自分の「志」を発表するのでしょう。そう言えば,先日の放課後の教室では,自分の原稿を一生懸命に仕上げている生徒がいました。中学3年生の最後の1年を迎える前に,これまでの学習を生かして自分自身の志をしっかりと持つ。それを皆さんの前で発表して,充実した学校生活をし,人生のスタートラインに踏み込む…そんなことを目指す学年行事(学習)です。
 
 1月31日(金)の5時間目,歌声が聞こえるほうへ言ってみると,そんな2年生が合唱をしていました。これは立志式当日に披露する合唱の練習のようでした。恐らく総練習的な内容だったのではないでしょうか,司会の生徒もしっかりと活動し,生徒のみんなは少し緊張感のある顔つきをしていました。当日に向けて準備が着々と進められています。
 立志式は2月5日(水)の授業参観の際に実施します。保護者の皆様,どうかご期待いただき,大勢ご来場くださいますようお願いいたします。
 

足跡の主 学校訪問

 
 以前に鹿の足跡をご紹介していました。先日の日中に,遂に本人が職員室に挨拶をしにきました。予想外だったのは「ニホンジカ」でなく「カモシカ」だったこと。本校に現れるのはどちらもありなのですが,どちらかと言えばニホンジカが多いように思います。先日ご紹介した足跡,あれは2頭の足跡でした。恐らくニホンジカだと思っていたのです。この日は,4時間目がそろそろ終わって給食になるあたり。職員室の前に立ち止まって,中を覗いている彼(彼女?)がいました。結構大きな個体でしたから,発見した先生はびっくりです。大勢の先生がその姿を確認しました。そして,本人はゆっくり職員室前を進み,花壇のほうに向かいました。今日も,花壇の上を歩いて何かを食べるのかと思いましたが,そうはしませんでした。今回は用務員さんのつくった赤いスズランテープの柵が風で音を立てていていました。中に入れないので彼はスルーして移動。
 そして,なぜか同窓会の石碑「青雲の志」の前でしばらく彼は思索。まるで考えがまとまったかのように,今度はゆっくり石碑を左に回って登校坂へ。しかも,歩道を歩いてゆっくり堂々とと下っていきました。もし,歩道を下から上ってくる人がいたら,さぞびっくりしたでしょうね。用務員さんが工夫した「鹿よけ柵」はひとまず効果があったようです。
 

賞状を頂きました 応募作文

 
 先日,本校生徒が作文コンクールで入賞し,賞状を頂くことができました。
 一つは人権作文コンテストで3年生の及川さんが奨励賞を頂戴しました。人権作文は社会科の学習の一環として夏休みの応募課題としています。一口に人権といっても様々な人権の課題があります。それらについて,テーマを絞って自分の考えをまとめて書いた作文です。及川さんには,仙台法務局気仙沼支所長様や人権養護委員連絡協議会長様に学校へおいでいただき,校長室で賞状や記念品が手渡されました。おめでとうございます。なお,この作文コンテストへの永年の協力に学校に対しても感謝状をいただきました。ありがとうございました。
 もう,一つは「社会を明るくする運動」作文コンテストで1年生の三浦さんが特別賞を頂きました。1月10日(金)の表彰式は仙台市のホテルで行われました。会場では,皆さんの前で賞状をいただき,作文の朗読発表も行われました。犯罪の発生と社会の在り方,地域の支えの大切さと感謝,中学生としての自立に向けた努力などについて,中学生らしい意見がまとめられた作文でした。当日は,少し緊張した面持ちでしたが,しっかりとした朗読ができました。入賞おめでとうございます。
 

ついに鹿よけ柵の設置 効果はどうか

 
 三陸道の工事などが鹿折地区で進捗し,山が荒廃してきているからでしょうか,本校には鹿が度々出現しています。ホームページでも何度かご紹介してきました。ニホンジカが多いのですが,とても可愛らしく,生徒に危害を加えることもなく,共存できていると思うのです。しかし,花壇を荒らす行為だけはいただけません。11月には植栽したばかりのビオラが全部食べられてしまいました。先日は少しだけ残っていた小さなビオラまでしっかりと食べてしまいました。そして,しっかりと足跡も残していったのです。
 
 足跡は花壇だけでなく,どうやらテニスコートにも立ち入ったらしく,テニスコートには多くの足跡が残っています。その足跡を見ると,2頭で学校にやって来たように見えます。これでは今後植栽をしてもまた食べられてしまうのではないか……そういった心配が尽きません。どうしたらいいのでしょうか?
 この事態に,三浦用務員さんが遂に動きました。ある日のこと,下の写真のように赤いスズランテープが花壇の周囲に張り巡らされました。一説には,鹿は赤い色を嫌うということを聞いたそうです。そして風に吹かれるとテープがサラサラと音を立てます。この音も鹿に対して効き目があるのではないか,そう考えて遂に鹿よけ柵ができました。さて,このアイディアはどんな結末となるでしょうか。上手く機能して鹿よけになればいいのですが,期待をしましょう。
 

給食センターの皆さんへ 感謝!

 1月24日~30日は「全国学校給食週間」です。
 本校ではそれに合わせて,いつもおいしい給食を作ってくださっている気仙沼中央給食センターの皆さんに感謝の気持ちを伝えることにしました。
 保健委員会の生徒が中心となり,全校生徒のメッセージをとりまとめています。右下には,給食の好きなメニューをランキングしています。全学年でカレーがランクイン!次点は鶏肉のレモン煮のようです。
 こちらは気仙沼中央給食センターへお届けします!
  
  

鹿3運動ポスター 保健委員会

 
 校舎内に「鹿3運動」(小中連携生活習慣向上運動)を呼びかける新しいポスターが登場しました。内容はもちろん,①「あいさつ」②「早寝早起き」③「メディア1時間」なのですが,生徒会の保健委員会の皆さんが積極的にこれを呼びかけてくれるようになりました。この運動は次第に広く知られるようになってきましたが,その実践化はまだまだといった印象です。生徒自身の生活習慣に対する「セルフ・コントロール能力」がどうしても必要です。今回の保健委員会の取組で,また一歩前進できることを期待します。
 ところで,香川県議会では,ゲームやインターネットの依存症対策に関する条例制定を全国に先駆けて検討しているそうです。その素案では,高校生以下を対象にゲーム利用の時間を1日あたり平日は60分休日は90分に制限するなど,具体的な制限が盛り込まれることになっているそうです。また素案では,夜間の利用は高校生は夜10時以降制限し、小学生や幼児を含む中学生以下は夜9時以降制限することが盛り込まれるということでした。行政からの使用制限が現実化するほど,この問題が深刻化していることが分かります。これは全国的な懸案事項です。大人の皆さんの認識と行動も必要だと思います。写真には「宮城の宝 いただきます」の食育ポスターも写っていますが,子どもたちは大事な「宝」です。メディア利用の弊害を踏まえ,適切な環境で子どもたちを伸ばしていきましょう。
   

1年生調理実習 豚汁(肉料理)

 
 1年生の家庭科では,先日,調理実習の2回目が行われました。今回は肉料理がテーマ,「豚汁」です。教室に入ると,ごま油のよい匂いが調理室に立ちこめていました。生徒は材料を準備して,調理の手順を確認して,鍋に火を入れます。少し恐る恐るですが,段々に思い切って作業するようになっていったようです。
 
 段々調子よくなったのか,どうやら適当な部分がでてきたのかもしれません。あるタイミングで先生は全生徒の手を止めさせて,自分に注目させました。「手順どおりやりなさい」「確認する作業をしなさい」ということが先生のお話の趣旨でした。どうやら少し不注意な様子があったからのようでした。先生は前日からこの実習のために準備をしています。折角の実習を成功させるために,的確に注意をしていました。生徒が主体的に取り組むことに,先生の専門性のある指導が加わることが重要です。今回の先生の注意は,生徒のよい勉強になったようです。
 
 調理が終わると試食です。楽しく試食をしている様子が見られました。職員室の先生にも来てもらって一緒に会食となりました。同じ材料で,同じ手順で調理しているはずなのに班ごとに味が異なるのはどうしてなのでしょう。全ての班の試食をしている先生もしていたようです。ごちそうさまでした。試食後には,早速片付けに入っていました。手際の良い実習でした。
 

雪景色 暖冬と言われますが

 
 1月も最終週になりました。写真は1月21日(火)の朝の雪景色です。雪景色とはいっても今年は暖冬のため,未だにしっかりと降り積もった雪景色とはなっていませんが,朝一の校庭はこんなふうになる日が何日かありました。幸いインフルエンザなどの流行も起きず,穏やかな学校生活ができている様子です。暖冬と言えど,朝夕は寒さが厳しく,その中でも生徒たちはしっかりと学校生活をしてきたようです。学校から南側を見ると,今は桜が落葉しているので魚市場方面の海が見えます。春はこちらの方角からやってくるのでしょうか。手前に造船所のクレーンがそびえているのが分かります。鹿折らしい風景ですね。
 
 下の写真は1月20日(月)の登校坂の写真です。少し湿った路面で冷え込みが強かったので,通勤で学校に上がっていくときは少し不安な状況でした。1時間目が始まった頃に,登校坂の下で車が側溝に入っているよと情報がありました。教頭先生を中心とした3名の職員が現場を見に行くとこのようになっていたというのです。情報では登校坂を下っていった車が路面が滑ったため,カーブのところで制御できなくなって真っ直ぐに突っ込み,側溝に入ってしまったらしいのです。生徒が通るのは反対側の歩道ですから今回は大丈夫なわけですが,本校の登校坂は北側にあって日差しが入りにくいので要注意です。生徒たちには早速情報提供し,安全な登下校を指導しました。保護者の皆様の自家用車での送迎などもありますから,学校周辺はもちろん,冬道の安全については十分にお気を付けいただきたいと思います。
 

今月も 「鹿中きれいの日」実施

 
 今月16日(木)も,生徒会は「鹿中きれいの日」を実施しました。これは,鹿(しし)なので,4×4で16。…そこで毎月16日を目安に,生徒会が主導して全校生徒による清掃活動を実施する企画です。生徒総会で提案され,昨年度から始まった生徒会企画です。先月は,委員会連携を図った「鹿中きれいの日」の実施を生徒会は試みていました。
 今月は先月のように中央委員会を開かずに実施したのですが,普段の清掃活動では行わない場所を,部活動ごとに丁寧に清掃したり整理整頓してくれました。
 その一つは普段は物置になっている教室の整理整頓と清掃です。昔のユニフォームなどをきちんと畳んだり,部活動で使った用具を整頓したりしてくれました。
 
 上の写真では廊下に机や椅子が並んでいますが,これは机や椅子の倉庫になっている小部屋をきれいにするために,一時的に廊下に物品を出したものです。実はこの部屋は,昔は「相談室」として使われていたものですが,現在は倉庫になっています。今回整理整頓したことで,もう一度「相談室」として使いたいといった意見も出てきたようです。
 
 また,今回は新しく教室に設置されたエアコンのフィルター掃除をしてくれました。本当は2週間に1回ぐらい清掃することが推奨されているのですが,なかなかできません。今回,きれいにしたことで暖房効率も上がるものと思います。写真は保健室のエアコンの清掃の様子です。「家電芸人」といった人たちがいるようですが,本校の「家電のプロ」が積極的にやってくれて大助かりです。収納しきれなかった図書室の本も新しいキャビネットにきちんと収めてくれました。お陰様で校舎内の環境が美しなったようです。生徒の皆さん,お疲れ様でした。
 

学校のサザンカとツバキ 春はまだか?

 
 上の赤い花はサザンカ(山茶花)です。サザンカは中庭にあり,12月にはもう花を付けていました。そして,1月の下旬となった今でもこれから咲こうとしている蕾がたくさん見られます。寒さに負けず,しっかりと花を咲かせているところは見習いたいものです。そして,派手さはないのですが,きれいな「赤」だなと感じます。(ピンク色のサザンカもあるようですが,本校のサザンカは赤です)
 サザンカとよく似た花はツバキ(椿)です。ツバキとサザンカの区別がちょっと紛らわしいのですが,用務員の三浦さんは散り方が違うと話していました。確かにそうですね。学校のツバキは校舎の前にあります。何色かのツバキを楽しむことができます。今,ツバキはどうなのかなと思って見てみると,たくさんの蕾がこちらにも見られました。しかし,花は一つもありません。よく似ていますが,サザンカは冬の花で,ツバキは春の花だと思うのですが,どうでしょうか。まだツバキが咲くまでには時間がかかりそうです。しかし,膨らんだ蕾を見ると,春は少しずつ近づいているんだなと思わされるのです。期待的な観測でしょうか。
 

授業研究会 2年男子保健体育

 
 1月14日(火)には英語,15日(水)には保健体育で授業研究を実施しました。保健体育の様子をご紹介します。2年生男子の学習は「バスケットボール」です。今日の学習課題は「チームごとに攻めや守りを考え,作戦を立てて試合をしよう」でした。
 5時間目の体育館は冷え切っています。まず,準備運動です。授業が始まって約12分ほど,丁寧な準備運動が行われました。寒い時期には怪我の防止の観点から丁寧なウォーミングアップが必要です。十分な活動が行われていました。また,利き手でない手でのドリブルなどが,上手にできているのには驚きました。積み上げてきたものがあると感じられる内容でした。その後の先生の今日の学習課題についての説明も的確で短く,しかもキーワードが適切に盛り込まれていました。
 
 生徒たちは,グループに分かれて作戦会議をしています。グループは4つです。バスケ部の生徒がリーダーとなっているようですが,積極的にグループをまとめ,メンバーとともに戦略を立てていました。作戦盤もうまく使って可視化しているようでした。
 
 試合が始まると,それぞれのグループが作戦に基づき,一生懸命にプレーし,よく走り,声をかけ合ってて対戦しています。見事シュートが決まると,素直に喜び,ガッツポーズも飛び出していました。楽しそうです。
 
 時間はそう長くないのですが,てきぱきと試合が進められ,対戦のない生徒たちは観戦してよく声をかけていました。同級生の一生懸命なプレーを讃えるとともに,そこから互いに刺激を受けているようでした。
 
 試合を終えると,今度は振り返り。それぞれの作戦にもとづいて評価をしていました。うまくいかなかったところや,よくできたところが短い時間で確認されていました。また,使ったビブスなどを素早くきちんと畳んで整理している姿も,学習の積み上げが感じられるものでした。生徒に聞くと,いつの間にか見よう見まねで畳むようになりましたと教えてくれました。
 学習の終わりには各リーダーから振り返りの内容が紹介されました。来年度のバスケの学習ではこのようにしたいと抱負を述べています。学習がしかり積み上げられ,年を重ねるごとに進化していることが素晴らしいと思いました。
 

防災壁新聞完成 校内で展示されています

 
 2学期末に生徒たちが一生懸命に取り組んでいた防災壁新聞がついに完成しました。そして,3学期になって校舎1階の玄関や職員室前に各学級の壁新聞が掲示されています。先日,先生たち全員によって審査が行われ,最優秀賞などの賞が決まりました。これが1年間の防災学習のまとめとなるものです。新聞記事を読みながら,ここで取り上げたことを確かめ,もっと取り上げるべきことがなかったのかなどと振り返ってみてほしいと思います。みんなで書いた壁新聞でしたが,一人一人の中に防災への考えと態度を確立することが大切ですね。最優秀賞をとった3年生の新聞から一部をご紹介します。
 「…体験交流ホールで震災時の映像を見た。建物が大きく揺れたり,屋根が崩れたりするほどの大きな地震。その後に町をおそう大きな黒い波。とどめを刺すように起こった火災。これら全てはここ鹿折で起こった。映像の中には見覚えのある町が被害にあっているシーンもあり怖くなった。特に,シャークミュージアム付近の交差点で車のすぐ後ろに津波が迫ってきた場面は見ていてゾッとした。…」
 今年度,本校では3年生が震災遺構「伝承館」を見学をしました。(9月) 中学生が震災を直接知らない世代になったことを踏まえ,指導の在り方を工夫し,変えていかなければならないと考えています。
 

金曜日の朝の活動 ボランティア委員会

 
 
 まだ朝日が昇り切らない,霜で白くなった校庭を数人の生徒のグループがゆっくりと歩いているのです。よく見るとボランティア委員会の生徒たちです。いつもの活動です。ゴミ袋や火ばさみをもって,みんなで校庭を見回り,清掃活動をしています。恐らく登校坂にも他のグループがいっているのでしょう。担当の先生の姿が見えないことから,そちらのグループについているのだろうと思いました。金曜日の朝の光景です。毎週金曜日の朝,7時30分からボランティア委員会は活動しています。担当の先生も一緒です。
 下の写真のように,朝日を横から受けたりする日もあり,そして,小雨が降って濡れている日などもあります。そんな日でも,いつもより早く登校して地道な活動をしている生徒や先生がいることをご紹介します。このあと,例のボトルキャップの計量や回収の仕事を彼らは行っているのです。
 

何だろう これ?

   
 校舎内を歩いていると,時折,これは何だろうと思うものに出会うことがあるのです。3学期に出会った,そんなものをご紹介しましょう。
 まず,毛筆で書いた「限界突破」。これは2年生の教室に貼ってありました。担任の先生の名前が書いてあるので,聞いてみると,自分が書いたものではないということ。では誰がこれを書いたのでしょうか。上手に書かれた四文字です。この言葉は2年生の学級目標です。
 その隣の3枚の掲示物も最近校舎内に登場したものですが,同じく制作者不明。一つは「チャレンジする勇気」というタイトルがついています。エジソンの「失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ!」という言葉が添えられ,ラクビー日本代表の写真も…。その隣は,漫画「スラムダンク」から安西先生の言葉を紹介していました。「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉です。次のものには「目標を達成するには全力で取り組むこと以外に方法はない」と書いてあります。誰の言葉でしょうね? …やはりこれは,3学期,生徒に向けたメッセージのようです。
 下の写真は教室脇の学習室にあった「円卓」(?)のようなものです。机の上にホワイトボードやペンなどがセットされています。これから何かが始まるのか,逆にもう既に終わったのか。もう一つ,他の学習室にも円卓風の机が用意されていました。なんだろう,これは? …でも何か期待できそう,この直感は当たっているでしょうか。
 

席書大会に向けて 書き初め

 
 先週,1月14日(火)の放課後,以前にご紹介した校内書き初め展の入賞者たちが集まって,市内書き初め展の席書大会に向けて練習に励んでいました。左上の手本や用紙が懐かしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。手本の文面は年度によって変わることがあるのですが,体裁や規程用紙は昔のままです。そして,書かれた毛筆作品も昔と同じように床に並べられて,教室の一角で乾くのを待っています。これらは変わっていませんね。昔からこんな風景でしたね。
 
 そして,それに取り組む生徒たちの練習風景も昔と同じかもしれません。以前にご紹介したように,今回の放課後の練習でも生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。練習の終わりに尋ねてみると,ある生徒は「字を書くのが好きです」と答えてくれました。とても集中をして取り組んでいる様子からも,そのことは伺い知ることができました。いいですね。
 
 また,個人で真剣に取り組むだけでなく,今回は先輩後輩が肩を並べて練習をしています。時折,先輩が去年の経験を基にして後輩にアドバイスをしたり,後輩が先輩に文字を示してアドバイスを求めたりしていました。また,休憩の時には楽しく会話をしたり,ふざけあっって笑ったりしているのもいいですね。
 下の写真のように,最近はタブレットを使って先生が書いている動画を見て自分の参考にしている様子も見られます。これは運筆の具体的なメージをつかむにはいい方法かもしれません。練習の終わりには,自分の書いた作品を先生に見せてアドバイスをもらっている生徒もいました。席書大会で納得のいく作品ができることが楽しみになる練習風景でした。
 

勉強が分かるようになること 

 
 1月8日(水)の3学期始業式の後には,3時間目から学力診断テストが全学年で実施されました。教科学習がどの程度身に付いたか,全国や県内の中でどの程度の位置にあるのかを診断するためのテストです。中学校の学習は,小学校の学習の上に更に詳しく深く学ぶことになっているのは当然です。その中身は学習指導要領に示された目標や内容を実現するものです。そして,高校受験のための学力ともなるのが現実です。生徒たちの自己実現と学力は密接な関係をもっているのは当然です。この日のテスト受験の様子を見ていると,生徒たちが「学習の壁」と必死に向き合っていることが伝わってくるものでした。
 
 勉強が分かるようになれば,どんなにか学校生活が楽しくなることでしょう。そして,自分に自信がもてるようになることでしょう。また,未来に対しても希望がもてるようになるでしょう。逆に,分からなくなって,自分は学習についていくことができないと感じたら……希望を失い,不安と劣等感に苛まれるのではないでしょうか。ですから,やっぱり毎日の1時間1時間の学習内容をしっかりと身に付けることはとても大事なことです。そして,生徒たちは皆同じではないので,その人に合った勉強をし,その人に合った助言やサポートが必要になるのは当然です。生徒一人一人の希望を育むための学習や指導ができなければと思います。どの生徒も心の中に「勉強が分かるようになりたい」という切なる願いをもっていることを教師は忘れてはいけません。そんなことを思わされる,この日の受験風景でした。
 

毎月の「防災標語」ありがとう 防災委員会

   
 月ごとに各種委員会の話合いが行われて,その月の活動が推進されていることはご存じだと思います。今回は,防災委員会の防災標語をご紹介します。様子を見ていると,毎月の話合いの中で防災標語が決められているようです。そして,月が変わると校舎内の掲示板に,毎回黄色い紙を使って,その月の標語が新たに貼り出されます。ここ最近の10月からの4か月分の標語をご紹介しましょう。
 10月 …「身の回り台風に備え再確認」
 11月 …「取り組もうもしものために防災訓練」
 12月 …「寒くなり空気乾燥火事注意」
 1月 …「雪が降り路面凍結気をつけよう」
 それにしても,生徒たちは実にタイムリーな標語を考えるものだなと感心してしまいます。毎月貼り出される標語から,時々の防災をいつも考えさせられるのです。本校の防災教育は「日常生活の中にある防災学習」であることが特徴です。毎月11日の防災学習の日だけでなく,生徒の活動(防災委員会)でも地道な防災教育が行われているのです。

校舎の老朽化 使い方の工夫や取組

 
 本校の校舎は昭和58年から使用しています。もう40年近く,この校舎を使用しています。生徒たちは丁寧に使い,清掃もきちんとしてきましたが,さすがに校舎の老朽化は否めません。水道の配管も腐食してきているのか,水漏れを起こす箇所もありますし,ドアが渋くなって開閉しにくくなったりしている部分もありました。また,放送設備やストーブが老朽化して不自由をしたりしています。修繕や改善の要望をしていますが,予算の問題もあり,すぐにという訳にはいかないのだそうです。
 そんな中,生徒たちも工夫をしてこの老朽化した校舎を使ってきました。トイレの便器のレバーが壊れないように,レバーは手で押すことにしています。それを実行するために,保健委員がレバーにリボンを付けて約束を示しています。足で踏むことでレバーが壊れるのです。先日は修繕に結構な費用がかかってしまいました。古い製品なので部品交換できなくなっているということでした。トイレ内には下のようなポスターを貼って大事に使うことを呼びかけています。
 
 また,先日は各教室の廊下側にあるガラス窓が転落しないように,T字金具を使って簡易ストッパーを取付けてもらいました。老朽化で建て付けが悪くなり,引き戸のレールからガラス窓が外れてしまうことがあるのです。これが下にいる生徒たちに落下しては大変なことになります。そこで支援員さんが,少々のことでは落下してこないように工夫して作業をしてくれました。寒い中でのたいへんな作業でしたが,お陰さまで教室の安全性が向上したように思います。これ以外にも施設や備品も含めて近代化をしていきたいのですが……。
 

学級目標 その実現を3学期に

 
 昨年春に新たな1年が始まるのに際して,各学級では「学級目標」を定めました。この目標を決めるのには,様々な手順を経たり,時間をかけたりして,ジックリと考えてようやくたどり着いた目標です。各教室に行くと,教室の正面の黒板の上にそれぞれの学級目標がそびえています。毎日目に入っているので,新鮮みがなくなっているかもしれませんが,ぜひもう一度確かめてみましょう。あの時,どんな考えからこんな目標を決め,どう感じていたのかを。
 
 あれから1学期,2学期と学校生活を歩み,今は3学期に入りました。今年度は残り2か月ぐらいになったのです。生徒の皆さんがそれぞれの学級で掲げた目標は実現しましたか? もう一度確認して取り組まなければならないことはありませんか? ぜひ学級ごとにこのことを考えて3学期の歩みを充実させてほしいと思います。君たちの教室の真正面に掲げて目指したものです。格好だけになってはいけません。既に多くの手応えを感じてきたのでしょうが,今一度,確かめてみるべきです。そして,更なる充実を期待します。各学級の目標達成が生徒会の目標達成につながるものと考えています。
 3年生の教室をみると,自分たちの年間の歩みが年表の中に示されています。よい工夫ですね。桜の木の下で写真を撮ったあの頃からは,随分時間が経ちました。着実に歩みましたが,卒業をどう迎えるか,自分たちでよく考えて実践してほしいと思います。
  

書き初めの展示 一生懸命に書きました

 
 新年恒例の書き初め作品(毛筆・硬筆)が校内展示されました。以前にも学習の様子をお知らせし,その取組の素晴らしさをご紹介していましたが,今回は冬休み中の学習課題として出されていた作品を新学期に提出し,それを校内展示しています。毛筆は1年生が「月光」2年生が「自然」,3年生は「青雲」です。小学校までは楷書の作品でしたが,中学校では「行書」の作品となります。しかも学年が上がるにつれて行書の度合いも進んでいきます。今年はどんな作品ができたのでしょうか。先週9日(木)から校内展示されています。
 
 展示が始まった朝には,生徒たちもどの作品が賞に選ばれたのかを興味深く確かめながら,同級生の作品に見入っていました。金紙や銀紙が貼られている作品が今回入賞した作品となるわけですが,まずは自分が紙に向き合って集中し,よい時間を時間を過ごしたことに満足してほしいと思います。文字を書くときの対象に向き合う姿勢は,何事にも通用する心の在り方だと思います。課題にしっかりと向き合ったその取組を評価したいものですね。いい作品がたくさんありました。同じ手本に向き合っても,やはり個性というものはしっかりと表れるものです。保護者の皆様には,授業参観等でご来校の折にご覧頂きたいと思います。
 

担任の記録メモ 教育相談を思い出して(メディア利用の問題)

 
 以前にもご紹介しましたが,11月から12月にかけて,本校では全学年で教育相談を実施しました。保護者の皆様にはお忙しい中ご来校いただき,大変ありがとうございました。教育相談で話題となったことは,その後,どうなっているのかなと最近は思うことがあります。どうでしょうか? 生徒の皆さんにも,あの時の相談内容を思い出してほしいなと思います。
 ところで,教育相談時の担任先生たちの記録メモをみると,とても心配な内容がありました。生徒A~Dのような内容が,どの学級にも共通するのです。やはり「メディア利用」の問題です。多くの生徒が,SNS,ゲーム,動画の利用が「のめり込み」の状態になっていることが分かります。1学期末も2学期末も,調査結果では,全校生徒の3割がメディア利用をセルフ・コントロールできない状態になっています。今回紹介した生徒A~Cは,実は全員同じ学級の生徒なのです。ですから,全校となると更にということになります。この状態は今はどうなっているのでしょうか。気になるところです。冬休みの期間はどうだったのでしょう。
 始業式の式辞の中で,校長先生は再度こうお話ししていました。…頑張ろうと思って「頑張り通せる人間」と,頑張ろうと思っても「途中で頑張れなくなる人間」がいます。その両者の違いは「意志の強さ」だけでなく,その人の「生活習慣」だと思います。特に,あいさつ,睡眠,メディアの自律(コントロール)がポイントだと思います。頑張り通せる人間になるための条件は,よい生活習慣を持つことです。…最近,お子様は怒りっぽかったり,面倒くさがって無気力だったり,無口だったりしていませんか。笑顔はありますか? …その原因はなんでしょうか。 
 

登校坂の桜の剪定作業 ありがとうございます

 
 昨年12月25日(水)に登校坂の桜の剪定作業をしていただきました。穏やかな日に恵まれましたが,登校坂の片側を封鎖して高所作業車を入れて頂き,作業を丁寧にしていただきました。今回の作業は道路をまたぐ電線と接近している部分の桜の枝を切り取る作業でした。落葉して最近は少し安心していましたが,夏場の台風シーズンには桜の枝が強風で揺すられて,電線や電話線などを切ってしまわないかと心配して上を見上げていたのです。今回は事情をお話してご理解をいただき,作業をしていただくことができました。寒い中,丁寧に作業をしていただいた業者の皆様,手配をしていただいた東北電力様,たいへんありがとうございました。
 登校坂の桜並木は春には大変美しい花を咲かせるのですが,大型車両が枝に掛かってしまったり,薄暗くなって生徒の登下校が心配といった声も聞かれます。今後も適切に対処していきたいと思います。
 

防災壁新聞づくり 必死の追い込み

 
 上の写真の生徒は,朝の登校後に,隣の学習室でコートを着たまま何かを見つめています。見つめているのは原稿です。原稿の手直しをしているのです。なぜなら,防災壁新聞を作るからです。それも締め切りがあり,2学期末が期限となっているのです。生徒たちは必死の追い込み作業となりました。壁新聞は用紙への線引き,編集と割付け,原稿作成と推敲,見出しのレタリング,原稿の鉛筆書き,清書,鉛筆消し作業……といった具合にたくさんの工程があります。今どき壁新聞も……と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし,情報量が制限され,手間もかかりますが,完成後には校内だけでなく結構手軽に何度も情報発信できる手段です。昨年は,校内展示の後,防災フォーラムで展示し,鹿折公民館でも紹介していただきました。今年はどうでしょうか。
 
 本校の防災学習の特色は,日常生活の中に防災学習があることです。防災学習がイベントではなく,毎月毎月,年間をとおして様々な防災を考え,学んでいることが良い点だと思われます。今回の新聞作成は,その年間の学習から何を学び,何に注目し,更にどう発展させたのかということを表現するためのものです。3年生は文化祭の時に作成しましたが,1・2年生はこの時期となりました。それにしても,写真のように1枚の紙に多くの生徒が集まって作業をする風景はなかなか見られませんね。大人になってこんなふうに額を寄せ合うことがあるでしょうか。新聞を作りながら,仲間意識も育てているかもしれません。内容は,ご来校の際のお楽しみにしていただきたいと思います。