鹿中 学校生活

今日の鹿折中

文化祭準備 総合的な学習の発表

 
 先週金曜日の5時間目の様子です。各学年の生徒たちは文化祭の準備や練習に取りかかっていました。左上は3年生。実は,震災遺構「伝承館」の佐藤館長さんにお願いをして学校までおいでいただき,学習のまとめのためのインタビューをしていました。先日の「伝承館」訪問を受け,更に知りたいことなどを30分以上にわたってお聞きし,考えを整理していたようでした。このインタビューが新聞づくりにつながるようです。館長さん,お忙しい中,たいへんありがとうございました。
 また,1年生は1つの教室に集まってみんなで相談中です。学習発表を劇形式でやるための配役を決めていたようです。そしてグループごとに集まっての作戦会議。小学校での経験を元に,中学校で自分たちが中心となって工夫をして作り上げる経験をしています。さて,どんな発表になるでしょうか。担当の先生はこの発表のための借用書を作っていました。来週になったらお借りしてくると言っていました。本番ではそれを使うようですね。先生と生徒が一体になっています。
 
 2年生は早くも脚本に従って劇の練習中でした。生徒たちが意見を出し合いながら劇を創っていく作業です。1年生で経験したことが生かされているようです。昨年も楽しい発表をしてくれた2年生,今年も期待できますね。2年生は役者ぞろいですからね。さて,右下の写真。なぞの生徒たちが,廊下で寝そべっています。何をしているのかと聞くとベットを作るのだというのです。つまり大道具担当の生徒たちでした。役者以外にも様々な役割をもって協力して一つの発表を作り上げています。そう言えば美術室には段ボールに何かを書き込んだりしている生徒がいっぱいしました。当日が楽しみですね。
 

文化祭ポスター 文化祭においでください!

  
 本校の今年の文化祭は10月20日(日)実施です。(鹿折小学校学芸会は10月19日)文化祭がいよいよ近づいてきました。今,学校では文化祭に向けた準備がピークを迎えています。
 写真は,生徒が作成した文化祭ポスターです。このポスターは,校内はもちろん,鹿折公民館や鹿折小学校など地域にも掲示させていただきます。2年生の生徒たちが創った作品です。関係の皆様,どうぞよろしくお願いいたします。
 当日は,ステージ発表,校舎内での展示発表があり,PTAの休憩所なども設置される予定です。ステージではこれまでの学習発表が中心となって行われますが,全校生徒で行う合唱も披露いたします。小学生もいらっしゃるご家庭では学芸会に続いての文化祭となりますが,中学生の情熱を傾けた取組を是非ご覧いただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。

学校に虹がかかる!

  
 10月8日(火)の夕方,ほとんどの生徒が下校をしたころ,東の空に大きな虹が架かりました。生徒の昇降口あたりから見ると,学校の屋上と向こうの山並みの間に大きなアーチを描いて虹が架かっていたのです。生徒たちも先生も,この虹に気付いて歓声を上げていました。(上げていない人もいるのですが)しかも,この虹は2重に架かっているのです。(写真ではよく見えませんが…)虹を見ると何かいいことがあるのではと思ってしまうのはどうしてでしょうか?何かの幸せに包まれたかのような,また,近々そんな幸せが訪れるかのような吉兆として感じられたのです。あの時の虹をご覧になったでしょうか?
 実は反対側の西の空を見ると,こちら側には夕焼けが美しく見えました。虹の出現は,ごの夕焼けの光が原因なのだと分かりました。西日が虹を架けてくれていたのでした。誰かの力や思いやりで何かが営まれているのと同じような関係だなと感じたのです。

地区中学生弁論大会 3年畠山さん優良賞

 
 10月8日(火),気仙沼中学校体育館で第57回本吉地方中学校弁論大会が開催されました。本吉地方13校の中学校から代表生徒が出場し,日常の中から考えた大事なこと,提案したいことを発表する大会です。
 本校からは3年生の畠山さんが出場しました。演題は「信じる」。弁論の終盤にはこんな言葉が出てきます。…「自分が自分を信じなくて,誰が私たちを信じてくれるでしょうか?」…得意なものがない自分。自信がもてない自分。しかし,ある言葉(「あなたは,あなたであればいい!」)がきっかけで,そんな自分から抜け出し,前向きな自分になることができた。自分は自分を信じる。私は私なのだ。…と述べたものです。自分を見つめ,自分らしく歩もうと決意する論旨は大変説得力のある素晴しいものでした。大会では優良賞をいただきました。何よりも畠山さん自身にとって意義ある弁論だったと思います。
 文化祭でもう一度発表してもらうことになっています。(3年:新野くん少年の主張と一緒に)多くの生徒に聞いてもらい,参考にしてほしいと思います。どうかご期待ください。

生徒会任命式 新しい生徒会スタート

 
 10月7日(月)の朝には生徒会任命式を行いました。そして,旧生徒会長から新生徒会長に校名旗が引き継がれました。
 始めに,校長先生から新生徒会長になった2年生:佐藤くんに任命書が手渡されました。その後,各委員会の任命書が2年生の代表生徒に手渡されました。みんな少し緊張した面持ちでしたが,とても立派な態度で返事をし,証書を受け取っていました。その後,下の写真のように,3年生の吉田会長から,新たに会長になった佐藤君に校名旗(校旗をシンプルにしたもの)が手渡され,新旧の交替が行われたのです。これまで学校を引っ張ってくれた3年生諸君,たいへんありがとうございました。
 
 新会長のあいさつでは,佐藤くんが「自分が生徒会の渦の中心になって,その渦を回していく。みんなはその渦に巻き込まれてほしい。そして,みんなの力でこの渦をもっと大きく強いものにしていこう」と呼びかけられました。とても気持ちのこもった新会長:佐藤くんらしい表現でした。生徒のみんなの心に届いたようです。校長先生からも「君たち一人一人が未来であり,希望である」と話され,今回の任命式を終えました。鹿折中生徒会(鹿峰会)の今後の発展が楽しみです。私たちの生徒会を誇りにしたいものです。頑張りましょう。
 

卒業アルバムの撮影 3年生

 
 写真は10月1日(火)に撮影したものです。天気のよい昼休みのこと,何か外で人の気配がすると思って覗いてみると,3年生のソフト部員と顧問の先生が石碑「青雲の志」の前でちょこんと腰をかけているのです。まだ,写真屋さんが他の部活動の写真をとっているので,撮影は始まりません。しばらくは待ちぼうけ状態だったと思います。いよいよ,もうじき5時間目が始まろうとするときに,写真屋さんと学年主任の先生が登場。そしてこのような感じで撮影が行なわれました。ソフト部の3年生諸君は,残念でしたが,部員不足のため今年の中総体には出場できませんでした。しかし,去年の秋の新人県大会では合同チームの主力となって県大会3位入賞の原動力となって大活躍しました。困難なこともありましたが,中学校の部活動で一生懸命に励んだことを誇りにして卒業してほしいものです。君たちの試合を見ていた人たちは君たちの輝きを覚えています。ソフト部以外の他の部活動でも,様々なストーリーがあったことでしょう。それを大事にしてほしいです。君たちのこれからに期待です。

3年生 最後の文化祭

 
 昨年に続き,学年対抗で実施した運動会は,結果的には3年生が圧倒的な強さで勝利を収めました。さすが3年生だと思われる競技ぶりでした。そして,行事に対する責任ある取組はとても立派でした。3年生の教室に行くと,そのときの賞状がずらりと並んでいます。
 右の写真は今月初めの音楽の授業の様子をこっそり撮影したものです。文化祭に向けた学級合唱の練習をしていたのです。昨年の2年生の時にも美しい歌声を披露していた学年でしたから,今年の合唱も楽しみです。やはり,他の学年よりも落ち着いた雰囲気で練習しているのは,これまでの経験がなせるものでしょうか。3年生にとっては今回の文化祭が最後の大きな学校行事となることでしょう。下級生を引っ張って,ぜひ学校としての成功に導いてほしいと思います。先日は文化祭実行委員長の3年生:村上くんが,放送を使って,全校生徒に向かって文化祭への協力を訴えていました。3年生の思いが1・2年生にも通じるものと思います。頑張れ,3年生!

ついに「エアコン」が設置されました

 
 左側の写真にはエアコンの室内機が写っているのですが,お分かりになるでしょうか。写真の左上の部分です。7月に現場確認があり,夏休みから工事が行われていたエアコンの取り付け作業が遂に完了しました。生徒の使う教室の窓側中央の天井に室内機が1台ずつ取付けられました。思ったより薄型で,天井の色と同じような色ですからあまり存在感が感じられないものです。
 一方,右側の写真の室外機はベランダに取付けられたものですが,こちらは意外に大きく,これは存在感があります。まだ,運転はしていないのですが,冷暖房能力や機械音などはどうでしょうか。学習の妨げにならずに,快適な空調を実現してくれるといいのですが。期待しましょう。今年の冬の暖房はエアコンで実施することになっています。職員室や特別教室などではエアコンがないのでストーブも併用です。
 猛烈な暑さの中,作業をして頂いた工事関係者の皆様,たいへんありがとうございました。また,休日出勤で工事をサポートしてくれた教職員にも感謝します。下の写真は取扱の説明を受けている様子です。
 

中間テスト 頑張りました!

 
 1日だけ予定日を変更して,10月2日(水)には中間テストがありました。ソフト部や吹奏楽部の大会等への参加を考慮して,1日(火)の実施予定を2日(水)に少しだけずらして実施したものです。ソフト部や吹奏楽部の皆さんは試験勉強はできたでしょうか?
 試験時間の教室を見回ってみると,どの教室でも真剣に問題に向き合っている様子が見られました。普段の学習の成果が試されるテストです。さて,今回はどうだったでしょうか。努力に応じた自信がつくことを願っています。また,勉強の面白さが少しずつ分かっていくことできればいいですね。
 
 テストがあることは可愛そうなのか? …どうでしょうか。テストがなくても人は頑張れるのか? …さてどうでしょう。テストには功罪があるかもしれませんが,ぜひ前向きに捉えてほしいですし,この機会を生かしてほしいものです。学ぶことは,自分の可能性を拓くことですし,学びの道を歩むことは自分の人間性を鍛える道でもあります。テストに取り組む生徒の背中は真剣そのものでした。前向きに! これからも前向きに頑張りましょう。
 

生徒会選挙 立会演説会・投票

 
 9月30日(月)の6校時には生徒会選挙立会演説会・投票が行われました。9月の中盤から選挙期間となって,これまで学級訪問や放送による演説,ポスターでの呼びかけなどを継続してきた最後のステップです。
 当日は,立候補者や責任者が少し緊張をした面持ちで支持を呼びかけていました。責任ある態度で,堂々とした演説ぶりだったと思います。どの候補者が当選をしても鹿折中生徒会「鹿峰会」(ろくほうかい)は活性化するなと感じた内容でした。
 
 演説会の後には投票が行われました。選挙管理委員の皆さんの説明や活動によって厳正な投票をすることができていました。3年生の斎藤委員長さんをはじめ,選挙管理委員の皆さんの誠実な活動に感謝します。選挙結果は即日に発表されましたが,これを機に生徒の皆さんの団結を一層図り,一丸となって生徒による学校づくりに取り組んでほしいと思います。
 

鹿折地区土地区画整備事業 竣工式

 
 9月28日(土)には鹿折地区土地区画整備事業「竣工式」が,新しくできた「東みなと町公園」で行われました。これは,被災した鹿折地区中心街の嵩上げと区画整備,関連施設の復旧等を宣言し,お祝いする式典です。大勢のご来賓の皆様がいらっしゃるところで,本校吹奏楽部がファンファーレを演奏し,お祝いの曲目を演奏いたしました。テープカットにはホヤぼーやも参加していたようです。中間テスト前のため,本来は部活動を実施しない期間でしたが,吹奏楽部は鹿折地区の記念行事ということで特例で参加をしたものです。部員の皆さんや顧問の先生の好意に感謝したいと思います。
 
 会場となったのは「東みなと町公園」です。この公園を計画するに当たっては,当時の中学生から意見を聴いて頂き,中学生は提案をしたそうです。その中学生たちは,現在の高校3年生になっているということでした。新しい鹿折地区で人々や子どもたちが集う公園となったことを喜び合いたいと思います。近くには新しい橋が架けられています。この橋が開通すれば,学校まで大型バスが入ってこれるようになると聞いています。もうじきです。来年の修学旅行は学校集合・出発とすることができるようになるかもしれません。鹿折地区の皆さん,おめでとうございました。
 

保健講話「メディアにひそむ危険を知ろう」 田澤雄作先生

 
 本校の生徒のゲームやスマホ等の利用の仕方を調査してみると,全校生徒の3割に依存リスクがあることが分かりました。また,全校生徒の1割はその依存傾向が強く,リスクが高い状態にあることが分かっています。(健康課題④で以前にお知らせしました)そのような現状から,今年の保健講話はメディアとの付き合い方を考える内容を取り上げたのです。
 
 校長先生からは,頑張ろうと思っても頑張り切れない人がいる一方で,しっかりと頑張り続けることができる人がいる,その差は一体何だろうと話されました。校長先生は,これはその人の「生活習慣」が適切なもになっているかどうかの差ではないかという予想が述べられました。その生活習慣の一つが「ゲームやネット」などのメディア利用の習慣です。
 
 講師の田澤雄作先生からはたくさんの実例を挙げてお話をいただきました。先生はゲームはドーパミンのシャワーであり,脳がそれに染められ,マインドコントロール状態になること。そのため,スマホは立派な寄生物であることなど,分かりやすく話されました。また,ゲームやスマホに費やす時間の増大によって,年齢は大人なのに精神が子どものままの人間が出現していることが述べられました。
 
 メディアを適切にコントロールして,人と人との直接的なかかわりを大事にすることが如何に大切か,その根源が家族との会話にあり,食卓は家族の重要な場面であることがお話をされたのです。テレビに気を取られながら,または,スマホを見ながらの食事風景があるのも事実です。ですから,しっかりと受け止めて,気を付けたい内容でした。生徒からは田澤先生にいくつかの質問がされましたが,とても真剣な表情で質問をしていました。生徒の皆さんが自分のメディア利用の問題点に気付き始めたことが伺われる表情でした。
 ぜひ親子でご家庭でのメディア利用の実態を話し合い,健康で頑張れる生活習慣を大事にする生活の仕方を実現してほしいと思います。ゲーム機やスマホに大事な子供たちの精神を奪われないよう,大人は気を付けていきたいものです。
 

車いす体験・高齢者体験 1年生

 
 1年生の総合は「社会にはどのような課題があるのか」を探究します。その学習の一つとして,1学期には防災を学びました。また,高齢者施設を訪問して,少子高齢社会について学びました。2学期にはそのことを更に深めるために,今回は車いす体験と高齢者体験を行いました。今回もリバーサイド春圃様のご協力をいただいての学習です。ご協力,たいへんありがとうございました。
 
 当日はたくさんの車いすと高齢者体験キットをお持ちいただきました。車いすに人を乗せるときの注意事項や車いすでの移動方法などを丁寧にご指導いただきました。段差の乗り越え方,坂の下り方や上り方,止まっているときなど,どの人も知っておきたい内容です。
 
 次に高齢者体験です。目がよく見えない,体を真っすぐに伸ばせない,耳がよく聞こえない,体が重いなどの体験をするために,装具をまず付けました。なぜか生徒はとても楽し気なのですが,実際の高齢者の方々は毎日の生活がこのような状態で行われていることが分かったようでした。交代をしながら,互いにお年寄りの生活感覚を体で理解をしていました。このことを知って,1年生の諸君は今後更に豊かに成長することができるのではないかと思います。楽しく経験させていただいた今回の学習から今後の生き方を考えてほしいと思いました。
 

鹿折南住宅の皆さんとの交流会③ 3年生

  
 今回の交流会の実施には,実は国語科の勉強も関係しているのです。生徒は国語科の学習として,交流会の開催をお知らせし,交流会においでいただくことをお願いするチラシの作成を勉強しました。何が,いつ,どこで,どんな内容で行われるのかを上手に表現するにはどうしたらいいかを学びました。そして,実際にそれを印刷してチラシとして南住宅の皆さんに配布させていただきました。
 また,当日の開始前には,南住宅の皆さんの世帯を個別訪問させていただき,交流会においでいただくようお願いをしてきました。これも国語科の勉強の一つと考えているのです。どのようにお話をすれば,相手に分かりやすく伝わり,興味を持っていただき,失礼なく好印象でお話しできるのか,実はこれも国語科の勉強です。実際の活動を活用しながら,教科の学習を進めていくことはとても意義ある方法だと思っています。何より学習の必然性があり,学習成果の実感が得られるからです。学ぶことの意義がよく伝わるのです。

鹿折南住宅の皆さんとの交流会② 3年生

 
 交流会には30名を超える皆さんにおいでいただきました。また,生徒の活動を見守っていただいた皆さんのご協力もいただきました。大変ありがとうございました。
 特別な何かはなかったのですが,気軽に接することのできる内容がかえってよかったかもしれません。将棋やオセロなどでは中学生を上手に褒めていただいて大変感謝です。
 
 生徒たちは交流会の締めに,合唱を披露しました。「大切なもの」「上を向いて歩こう」「鹿折中学校校歌」でした。南住宅のみなさんにも一緒に歌っていただきました。中学生は今回の交流会から,地域の中での自分たちの役割を実感することができたと思います。そして,今後の地域づくりへの意欲をもち,日常的な地域のコミュニケーションの重要性にも気付くことができたようです。最後は列をつくって皆さんをお見送りをして交流会を終えました。この交流会の実施にご尽力いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。大変ありがとうございました。
 

鹿折南住宅の皆さんとの交流会① 3年生

 
 3年生の総合学習「地域づくり学習」の第3弾は「鹿折南住宅の皆さんとの交流会」です。9月27日(金)には福祉センターやすらぎを会場に交流会を実施しました。被災後の地域コミュニティー創出のために中学生ができることはなんだろうと考えた結果,今回の活動を実施するものです。今年の3年生も工夫のある交流会を企画し,実施てくれました。
 
 当日は晴天に恵まれました。開会の行事では活動内容の紹介も行い,それぞれのブースに分かれた交流が始まりました。ゲームを一緒に行うグループ,グランドゴルフおするグループ,おやつ作りをするグループなどに分かれて交流をしました。活動をしながら楽しく会話し,親しくなることができたでしょうか。中学生は少し緊張気味だったかもしれません。おいでいただいた方々のほうが,うまく場をつくっていただき,上手に中学生をうまく支えていただいていたかもしれません。たいへんありがとうございます。でも,中学生も一生懸命でしたので,その思いは皆さんに伝わっているのかなと思いました。鹿折南住宅の皆さんのご協力,ご配慮ありがとうございました。
 

前期委員会活動 終了

 
 生徒会活動の基本は,学級活動と委員会活動です。9月26日(木)は前期の委員会活動の総括の日でした。半年間の活動を振り返り,頑張れたこと,なかなかうまくいかなかったこと,これからの活動のことなどを話し合っていました。充実した活動ができたと思える委員会もあれば,もっとやろうと思えば色々なことができたのではないかと少し後悔をする委員会もあったと思います。それぞれの委員会が全校に対してよい影響を与える活動ができたらと思っているようでした。これからも工夫のある活動を楽しくやっていきたいものです。
 ある委員会では,それぞれの学年の持ち味が出されていたこと,失敗もあったけれど前向きな工夫ができていたこと,今後も積極的に取り組んでほしいことなど,3年生の委員長から1・2年生の皆に話されていました。その話し方は本当に思いをもって取り組んできたことが伝わるものでした。委員のみんなからは感動の拍手が送られていました。委員長が頑張ったことを讃え,思いをもって話してくれたことに対する拍手だったと思います。とてもよい場面を見ました。後期の委員会活動,どの委員会も更に飛躍ができることを期待します。
 

ソフト部 登米地区大会準優勝 おめでとう

 
 ソフトボール部は豊里中学校との合同チームが認められて、登米地区中体連新人大会に出場することができました。昨年に続き,臨時的な救済措置としてご配慮をいただきました。ソフト部の3人は,今年の気仙沼・本吉地区中総体には出場できなかったので,今年度初めての公式戦です。
 
 大会は9月28日₍土₎・29日(日)の2日間,登米市豊里運動公園グラウンドで行われました。豊里中の皆さんとは夏休みから合同練習をしていましたが,十分な練習ができたわけではありません。また,日常も生徒3人と顧問の先生との練習です。しかし,貴重な大会参加のチャンスです。3人はできうる限りの準備をして今回の大会に臨みました。
 
 大会は4チームの総当たりリーグ戦形式で行われました。初戦は津山中学校に勝利しました。翌日の2試合目には,佐沼中・南方中合同チームに圧倒されてしまい,敗戦を喫しました。そして,最後の第3戦は中田中学校との試合です。接戦を制して勝利。2勝1敗で準優勝となりました。県新人大会へも出場することが決定しました。
 
 監督を務めていただいた豊里中の佐々木先生や,本校顧問の佐藤先生,戸羽先生がこの合同チームを丁寧に指導し,励ましくれたことが生徒たちの力になったと思います。先生たちも生徒とともに一生懸命でした。また,保護者の皆さんには合同練習の際には遠くから送迎をしていただき,豊里中の保護者の皆さんとともに,大会では熱い声援で応援してくれました。ご協力ありがとうございました。今回の地区大会をよい学びにして県大会では更に実力を開花させてほしいと思います。県大会も豊里中・鹿折中の力を合わせて頑張りましょう。
 

男子保健体育 ソフトボールの授業

 
 昔の子どもたちは広場に集まって野球をして遊んでいました。…こんな風景はだいぶ昔のことになってしまったかもしれません。当時の子どもたちにとっては,野球はスポーツではなく,遊びだったような気がします。ですから,ほとんどの男子生徒はキャッチボールやバッティングができたように思います。しかし今は,広場に集まって野球する子どもたちは見えなくなりました。
 でも,最近の男子の保健体育の授業にはそんな雰囲気が漂っているのです。休み時間になると,生徒が校庭に出て準備運動のランニングが始まります。授業が始まると,キャッチボールが始まり,そして,ゲームをします。2つのチームに分かれて対戦です。大きな声が校庭から聞こえてきます。プレーに一喜一憂する声。指示を出したり,励ましたり,歓声があがったりと,とても楽しそうで,思わず校庭のほうを見てしまいます。先日は相手の打った打球が身体を直撃してしまった生徒に「大丈夫かーっ!」と仲間から心配する声がかかっていました。いいですね,生徒が大きな声を出しながら,楽しげに活動しているのは。野球が遊びだった頃の子どもたちの様子が校庭に見られるのです。
 

給食当番 マスク忘れ多し?

 
 先日の職員会議で話題になったのです。…最近,給食当番のマスク忘れが多い。翌日も同じく忘れてくる。きちんとした身なりで当番をする意識が弱くなっているのではないか。また,給食ではお箸を忘れる生徒も多いように思われる。…こんな意見でした。そう言えば,しばらく当番の様子を見ていなかったなと思い,給食の始まりの時間に様子を見てみたのです。本校では当番の生徒は自分のエプロンを着用し,三角巾を身に付けます。そして,マスクです。学校によっては白衣を購入して3年間使用するところもあるのですが,本校では家庭にあるエプロンでいいと思っています。この日の生徒たちは全員がマスクを着用していました。あれ,職員会議の話題とは少し違っているようです。皆,忘れ物をすることなく,きちんとした身なりで,きびきびと行動をしていました。
 
 当番は,まず,配膳室の前で手指の消毒をします。そして,食管や牛乳を教室まで分担して運ぶのです。教室では,協力をして配膳をし,食事のあとは片付けをして,食管等を配膳室に返却します。この作業をあまり時間をかけずに,てきぱきとやらなければなりません。1年生もようやく中学校のスピードになれてきたようです。それにしても,いつもしっかりと自分の役割を果たそうとする生徒の姿は立派です。マスク忘れや,お箸忘れがあったかもしれませんが,もう一度自覚を高める機会になったようでした。この日の給食メニューは右下の写真のような内容でした。美味しく頂くことができました。ごちそうさまでした。
 

サルビアと萩の花 どっちがきれい? 9月18日

 
 先日ご紹介した職員室前の花壇のサルビア。マリーゴールドと共に夏の終わりを表現しています。むしろ真夏より今のほうがきれいに咲いているかもしれません。しかし,右側の写真は初めてご紹介する萩の花です。こちらは秋を表現する,古来から宮城を代表してきた花です。萩の花は何か寂しげと思っていたですが,よく見ると結構豪華に見える花なのですね。秋の花は寂しげといった固定観念にとらわれていたかもしれません。サルビアと萩,この二つが同時に校地内で咲き誇っています。
 萩は中庭にもありますが,校庭東側駐車場のフェンス際にある株が結構大きいのです。改めてみると,こんなに大きかったのかと驚くほどです。生徒が校庭で活動している様子を見守っている萩です。生徒にも見てほしいものです。
 

合唱練習が始まりました ご期待ください

 
 写真は9月18日(水)の撮影です。何か体育館のほうから歌声が聞こえてくるなと思いながら,体育館をのぞいてみると,1年生が体育館で合唱をしていたのです。どうやら音楽の授業を体育館で行っているようでした。合唱曲「時の旅人」を練習していました。あれ,この時期はまだ音楽室での練習ではと思ったのですが,本番で歌うところで最初から音を響かせてみることも確かに大事だなとも感じました。そう言えば,去年は最後の週になって全校合唱を体育館で練習していたなと思い出しました。雨音のする体育館でした。
 まだまだ合唱としては未完成な状態ですが,この体育館でよい音を響かせられるように曲を仕上げなければならないことがよく分かったと思います。先生や指揮者の助言を受けながら着実に上手になっていく様子がよく分かりました。先生は研究授業でやっていたように,生徒の歌声を録音して生徒に聞かせて指導を試みているようです。自分たちの進歩や課題が分かることはやる気につながります。また,生徒たちは右側の写真のように,自分たちの歌い方を互いに評価して改善策を出し合いながら曲づくりをしていました。1年生ながら,なかなかだなと思いました。今後に期待しましょう。
 各学級の合唱曲を下にご紹介します。
 1年1組 「Unlimited」 1年2組「時の旅人」 2年1組「永遠のキャンパス」
 3年1組 「Cosumos」 全校合唱「大切なもの」(2年目)

サッカー部 新人大会優勝 おめでとう

 
 部員数が11名に満たないサッカー部は,今回の新人大会へは気仙沼中学校と合同チームで出場となりました。この合同チーム制度はあくまでも臨時的な制度です。ですから,何回も継続することができない制度です。しかし,前の中総体では単独チームで出場していた本校のサッカー部は,新人戦では単独チームを作ることができないため,今回は中体連から承諾を得て,合同チームを作ることができました。とても幸運でした。
 生徒には今回の配慮に感謝をして大会に参加しようと呼びかけていました。本校生徒たちは夏休みから気仙沼中サッカー部と練習を行い,今回の大会に備えてきました。それぞれのチームの良さを出し合って一つのチームへと歩んできたのです。大会では予選リーグを2勝して,決勝トーナメントに1位で勝ち上がり,準決勝に勝利し,決勝では大谷中に0-1で競り勝って見事優勝となりました。今回の優勝は,これまでの努力に対しての大きなご褒美となりました。ぜひ地区大会での課題をしっかりと見つめて,個人としても,チームとしても成長し,県大会に向けて更に精進してほしいと思います。頑張れサッカー部。
 予選リーグ 対条南中 0-7   対新月中・松岩中合同 1ー4
 準決勝   対津谷中 1ー2   決勝    対大谷中 0ー1

 

震災遺構「伝承館」の見学 3年生

 
 少し前のことですが,9月13日(金)には3年生が震災遺構「伝承館」を見学してきました。この学習は3年生の総合的な学習「地域づくり学習」の第2弾に当たるものです。(第1弾は以前にご紹介した「地域づくり」講話でした)
 
 今の3年生は震災の時はまだ小学校入学前でした。ですから,震災や津波というものがどういうものかを明確には記憶していないのです。今までは震災の現実が与えるストレスを懸念するため,津波映像などをリアルに視聴するような学習は避けてきたというのが実態でした。しかし,時間の経過によって被災地の子どもたちでさえ災害の現実を知らない状態になっていることが話題となっていました。そこで本校では,今年オープンした「伝承館」の見学を先生たちが計画しました。被災地の子どもたちこそ知っておくべき現実だからです。もちろん,事前にアンケートをとり,映像資料などへの配慮希望をお聞きしてのことです。
 
 今回の見学は伝承館の館長さんに大変ご協力をいただきました。館長さんに自ら語り部を務めていただき,生徒たちに熱く丁寧にご説明をしていただきました。地元の生徒たちに震災の真実を知ってもらいたいというお気持ちが伝わってくるものでした。伝承館オープン後見学をした市内の中学校は本校が一番最初です。(地元階上中はオープン前に見学したそうですが)館長さんを始め,伝承館のスタッフの皆さんに御礼を申し上げます。
 
 展示内容には本校の先輩である松本君(当時小学生)の水を運ぶ姿も展示されていました。俳優の高倉健さんが感銘を受けて大事にしていたという有名な写真です。この写真を生徒たちはどのように見たのでしょう。見学の最後には,付箋紙に自分の感じたことを素直な言葉で記して伝承館内に掲示してきました。
 生徒の素直で真剣な学習ぶりにはお褒めのお言葉をいただいたそうです。帰校した生徒たちは「伝承館」を見学してきてよかったと話していました。先生たちの思いは通じたようです。そして,9月27日(金)に予定している第3弾の学習「交流会」(鹿折南住宅の皆さんとの交流)の学習に生かしてほしいと思います。 
 

中体連新人大会 応援ありがとうございました

 
 9月21日(土)・22日(日)に開催した中体連新人大会は,2日間の日程を無事終了することができました。外の競技は降雨の心配がありましたが,天候は予報よりもいい方向に傾き,お陰様で雨中の競技とはなりませんでした。保護者の皆様の大会参加へのご協力,そして,ご声援,たいへんありがとうございました。
 
 本校生徒は各競技において熱戦を展開し,今持てる力を存分に発揮することができました。本大会を通して多くの経験を積み,これからの下地を豊かにすることができたと思います。選手としての大会参加だけでなく,競技役員として,チームのメンバーとしてもよく役割を自覚して立派な大会参加でした。
 
 気仙沼中との合同チームで出場したサッカー部は見事優勝することができました。おめでとうございます。入賞できなかった他の競技でも充実した戦いぶりだったということでした。精一杯のプレーを讃えたいと思います。
 
 写真は,卓球会場での本校生徒の様子です。1年前の新人大会や3か月前の中総体の時と比べて格段に上達していることがよく分かる試合ぶりでした。残念でしたが,上位入賞を果たすことができませんでした。しかし,今後に大きく期待できる内容だったと思います。冬場の各大会を今後の目標にして精進してほしいと思います。
 

自転車点検を行いました 安全で健康的な登下校

 
 9月12日(木)の朝には,自転車通学をしている生徒たちが,職員室前まで自転車を持ってきました。普段は登校坂下の自転車置場において,ヘルメットだけをもって登校してくるのです。しかし,今日は登校坂の上まで自転車を運んできました。自転車点検があるからです。自転車点検は1学期にも小山輪業様のご協力をいただいて行いましたが,今回は2回目,先生たちによる点検です。自転車をいつも整備して安全な登下校をしてほしいと思っています。やはり,普段からの自主点検と整備が大事ですね。今回はどうだったでしょうか。本校の自転車通学生は10名います。
 中学生の時期は身体をつくる時期です。将来にわたって丈夫な身体,健康な身体をつくるためには,普段からの運動が重要です。徒歩や自転車での登下校がそのような健康づくりの役割を果たしてくれると思います。学校周辺は道路工事も続いており,まだまだ注意が必要ですが,安全な通学をしながら,より健康な身体になることを目指しましょう。

普通救命講習を行いました 2年生

 
 9月13日(金)には,2年生が「普通救命講習」を受講しました。これは総合的な学習の「防災」の勉強の一つとしての学習です。実施に際しては,古町消防署から7名の署員の方々にご協力を頂きました。普通救命講習とは,3時間の講習で,成人への救命処置(心肺蘇生法、AEDを用いた除細動)と,気道異物除去や止血法などの応急手当を体験学習を通して学ぶものです。終了後には「修了証」を頂戴します。この学習を本校では2年生が毎年行っています。
 
 消防署員の皆さんが,命を守ることの大切さを真剣に説明して頂き,心肺蘇生法とAEDの使い方,応急手当の仕方を丁寧に指導してくださいました。署員の皆さんの情熱と使命感を感じながら,生徒たちは真剣に学習しました。誰か代表の生徒が行うのを他の生徒が見ているといったものではなく,生徒全員が実際にやってみて体で覚える学習です。ですから,3時間を必要とするのです。2年生の生徒たちの表情はもちろん真剣で,本当に学ぼう身に付けようと思いながらこの学習に臨んでいることがよく分かりました。最後には,救急車が到着する前に,自信がなくても勇気を持って命を救う行動をとることが,命が助かる人を一人でも二人でも増やすことになると説明をいただきました。生徒はしっかりその言葉を受け止めていたようでした。
 古町消防署の皆様,熱心なご指導ありがとうございました。
 

吹奏楽部 いきいき学園文化祭で賛助演奏

 
 9月14日(土)には宮城いきいき学園気仙沼・本吉校の文化祭が鹿折公民館で行われました。鹿折地区での開催ということもあって,学園から賛助演奏のご依頼を1学期のうちにいただいていました。本校吹奏楽部は地域での行事とあって,喜んで参加をさせていただいたようです。当日の会場は大勢の皆さんに演奏をお聴き頂き,本校の生徒もとても貴重な経験をしたようです。
  
 今回の演奏では,部員がサックス4重奏で伴奏しながら,会場の皆さんに「ふるさと」を合唱していただく場面がありました。演奏と合唱とがマッチして会場が一体となることができました。「ふるさと」はとてもいい曲ですね。今まで生徒たちが経験したことのない場面だったと思います。また,アンコールも頂いて「どらえもん」を演奏した時には,手拍子をたくさんいただき,演奏の締めくくりをすることができました。演奏後には大きな拍手をいただきました。いきいき学園の皆様,ご来場の皆様,温かい拍手とご協力,お声がけをいただき,大変ありがとうございました。この経験を生徒の次の成長につなげていきたいと思います。
 

今日から新人大会 壮行会を行いました

 
 今日,9月21日(土)と22日(日)の2日間は,地区中体連新人大会が行われます。3年生引退後の新チームにとっては初めての公式大会です。学校では新人大会を控えた9月19日(木)の放課後に壮行会が行われました。
 
 壮行会は応援委員会の生徒たちの企画・運営によるものです。そして,学級でも応援歌をもう一度練習し直したりして準備をしていました。吹奏楽部の演奏に合わせて写真のように選手は堂々と入場してきました。整列後には校長先生が激励の言葉を述べました。今回のキーワードは校歌の歌詞にある「光り輝く中学校」であり,「光り輝く生徒」でした。
 
 その後,各部ごとに選手を紹介し,部の抱負を述べ,そして3年生部員の激励の言葉をいただきました。選手宣誓はソフトテニス部主将の佐々木さんが代表して立派に行いました。
 
 最後に,選手を含めた全校生徒で,応援歌や校歌を高らかに歌い,士気を高めました。どの場面でもしっかりと正面を向いて,堂々とお話しし,礼儀正しく振る舞う姿は,いつも通り立派でした。新人大会では,思う存分に実力を発揮し,各部の目標をぜひ達成してほしいと思います。この大会を契機に心身両面で更に一歩成長することを期待します。
 保護者の皆様,大会参加へのご協力や応援をぜひよろしくお願いいたします。
 

生徒会選挙が行われます! 生徒会新旧交代へ

 
 生徒会では新会長・新副会長を決めるため,2年生から新会長候補者が2名立候補し,1年生からも新副会長候補者が2名立候補して,現在選挙活動が行われています。以前にもご紹介しましたが,中学校では将来の市民になる資質能力を育むため,大人と同じように,選挙管理委員会の管理によって選挙が行われています。そして,9月9日からは選挙活動が開始されています。写真は「学級訪問」の様子です。立候補者が各学級を訪問して,公約を述べ,支持を訴えています。この後,放送による演説会を行い,また,9月30日(月)には立会演説会を行って,投票が行われます。全く大人と同じ選挙の過程を踏んで新生徒会長を選んでいるのです。このような民主主義の手続きを学びながら,「自主」「自治」「協働」「責任」「奉仕」などの大切さを学んでいるのです。生徒が将来の地域社会の担い手となる人材となるために貴重な経験となるでしょう。ご家庭でも,将来のお子様の一人立ちのため,「自立」「責任」「勤労」など,大人になるための人間教育をお願いします。
 
 

9月11日は防災学習の日 備蓄品は大丈夫?

 
 毎月11日は「防災学習の日」です。9月の学習は「備蓄品」について考える内容でした。1年生の教室では,担任の先生が「どんな備蓄品が必要か」と質問をしていました。生徒は自分の考えを述べていましたが,今度はプリントによって必要な備蓄品を改めてチェックしていました。真剣な学習ぶりです。最終的には自分にとって必要な備蓄品のランキングを考えていました。分かっているつもりでも,死角があるものです。そして,状況によって必要な備蓄品も異なります。何度も考えてよい内容だと思いました。
 しかし,この日の習は学校では未完成でした。生徒はプリントを家庭に持ち帰り,保護者と一緒にもう一度考えることになっているからです。家庭内での防災への話合いはとても大事です。そして,定期的に地域での話合いも必要ですね。学校,家庭,地域での取組が貴重な命を守り,被害を軽減することになると思います。教室には防災マップが貼られています。避難できる場所などがどこにあるか,日常的に確認しているのです。私たちの日常の中に「防災」があることを大事にしていきましょう。
 

英語暗唱大会・少年の主張地区大会 3年生活躍

 
 9月10日(火)には地区英語暗唱弁論大会がはまなすホールで開催されました。本校からは3年生の及川さん,秋山さんが出場して立派な発表をしました。2人とも夏休みの期間を使って英語暗唱に取組み,練習を重ねてきた成果を十分に発表することができました。当日は堂々と発表し,ミスなくしっかりと実力を発揮することができていまいした。今回の自分の取組をぜひ自信にし,更なる進歩につなげてほしいと思います。
 また,翌日,9月11日(水)には,少年の主張地区大会が大谷中学校で開催されました。本校からは3年生の新野くんが出場しました。新野君は「これからの僕たちへ」と題した発表です。友だち関係の大切さを述べ,そこから新たな関係づくりを提案するものでした。これまでの同級生との関係を大事にするからこそ,新たに踏みだそうと提案するものです。中学生の日常生活の本音に基づく,貴重な意見だったと思います。発表後に新野君は「やりきった」と述べていました。そのように感じられる発表ができたこと,とてもよかったと思います。
 今回の英語暗唱も主張も文化祭でご覧頂きます。どうかお聞きになってください。
 

テストを目標にして頑張ろう! 自分からチャレンジ

 
 3週間前に2学期が始まりましたが,始業式の後にはどの学年も学力診断テストがありました。夏休みの期間を使ってこれまでの学習を復習し,理解を確かなものにして臨んだテストでしたが,その結果はどうだったでしょうか?生徒の皆さんは点数に一喜一憂せずに,テストの度に自分自身の学習がどうだったのかを振り返り,その振り返りを学習への意欲にしてほしいと思います。やっぱり「自分」が動かなければ何も変わりません。小さくても一歩を踏み出すこと。そして,一歩を継続することです。やればやるほど実力がつくものです。
 不思議なことに学習への努力を続けていても学力は直線的に右肩上がりにはならないようです。多くは階段状の右肩上がりになるのです。努力を続けていても全然点数に表れない期間があります。その代わり,あるとき一気に伸びる時がくるのです。途中で諦めると,その時を経験することができないのです。コップに水を注ぐのと同じです。最初は変化がないが,ある時,あふれ出すのです。それを信じて続けることです。「続けること」は才能です。3年生は,今週末にまたテストがありますね。よい取組とよい結果を願います。
 

サルスベリが咲いています 中庭

 
 「夏の花」はと問われて,皆さんはどんな花を答えるでしょうか?夏ならノウゼンカズラもいいですね。あのオレンジ色のたくさんの花が咲いた姿は如何にも夏だなあと思うのですが,残念ながら本校にはないようです。色々な花が咲く季節でもありあすから,「夏の花は?」の答えも多様でしょう。
 少し前にアジサイを紹介した学校の中庭では,今,サルスベリが咲いています。サルスベリの赤も夏を象徴する赤だと思うのですが,どうでしょう。(ピンクや白もありますが…)今,中庭で背の高い灌木の上部に特徴的な色の花を咲かせています。季節のもつ生命力の強さがこの色に表現されているように思います。でも,もうサルスベリの花もそろそろ終わりです。つまり,秋の訪れです。今度はどんな花が咲くのでしょうか。生徒の皆さんにもこの花の赤に注目してほしいです。今年の夏を覚えておきましょう。
 ノウゼンカズラ →花言葉「名声」 夏の季語
 サルスベリ   →花言葉「雄弁」 
          樹皮がなめらかでサルも滑るからこの名前に

授業研究会をしました(1年・数学)

 
 9月9日(月)には授業研究会を行いました。今回は1年生の数学の授業でした。単元名は「方程式 方程式とその解」です。全14時間扱いの3時間目の授業を当日は行いました。授業の目的は「等式の性質を使って,方程式を解くことができる」ようにすることです。この日は台風通過中のため,非常に湿度が高く,蒸し暑い天気でした。しかし,そんな教室環境の中でも1年1組の生徒たちは真剣に学習をしていました。とても立派でした。
 先生としては,生徒が①学習の見通しを持つ,②自分の考えを持つ,③ペアやグループや学級全体で話合う,この3つを授業の大事なポイントにしていました。実際はどうだったでしょうか。うまくいったでしょうか。
 やはり,教室では教えられてばかりではいけません。自分で考えることが非常に大事です。自分で考えるから楽しくなり,学習成果が定着し,学力となるのです。そのためには,ノートに考えをしっかり書くとか,情報をメモするとか,同級生に話したり,聞いたりしてみるといった行為が有効です。主体的な学習や対話的な学習が,確実な学びにつながるようです。学習はアクティブにしていきましょう。
 

保育実習(2年) 鹿折こども園様にご協力いただきました

 
 9月9日(月)は台風15号が接近するため,強い風雨が予想され,予定通りに「保育実習」を行うことができるか心配されました。しかし,予想よりも台風の影響が弱かったので,生徒は鹿折こども園に歩いて行き来し,無事に実習を終えることができました。大変幸運に恵まれました。そして,鹿折こども園様には今年度も生徒の実習にご協力をいただき,大変ありがとうございました。
 
 この学習は家庭科の学習の一つで,毎年2年生が行っているものです。ねらいは,幼児の心身の発達を理解し,発達の状況に応じた関わり方を工夫し,ふれあいの楽しさや喜びを味わうものです。将来の父母となるための体験学習であり,同時に自分自身の発達を自覚する学習内容でもあります。
 
 出会いの会を行った後は,おもちゃを使った体験学習に入ります。生徒は班ごとにおもちゃをつくり,工夫して幼児と遊びました。1班は「ビー玉ころころ・段ボールトンネル」,2班は「ピタゴラスイッチ・お菓子屋さん」,3班は「すごろく・ギター」,4班は「もぐらたたき」,5班は「クラッカー・卵パック迷路」,6班は「魚釣り・ぐるぐる紙コップ」です。それぞれよく工夫していました。
 
 実習中の生徒の表情も素晴しく,充実して学習したことがその表情から分かります。今後はこの体験をどう生かして生活し,成長していくかです。見守っていきたいと思います。ご協力ありがとうございました。
 

技術室で これは何?

   
   上の写真の物体は本校技術室の後ろの棚にあったものです。何でしょう?実は4つの物体があるのではなく,一つの物体を4つの面から撮影したもので,四方から撮影するとこのように見えるのです。答えは左下のとおりです。これは「積み木」でした。戸棚の中にポツンとこれが置かれていて,なんだろうと思ったのですが,結構可愛い絵が描かれていていいなと思うのです。どうでしょう。誰が作ったものか,いつ頃作ったものか,わかりません。これは推測ですが,夏休みの技術の宿題で誰かが作ったもの。あまりに上手にできているので,技術室の備品にしてしまったのかな。または,家庭科の保育実習で使う「おもちゃ」を作ったら,こんなおもちゃを作ったのかな。…想像が膨らみます。思わず遊んでみたくなるいい作品ですね。
 ところで,右下の写真は同じく技術室の前方の棚の上に置いてあるものです。これは船の模型のようです。昔,文化祭で学級制作などがあったときに,どこかの学級で作ったものかな。やはり,経緯はよく分からないのですが,立派な船の模型です。
 

花丸 保健講話を実施します ぜひ保護者の皆様のご参加を

  
  保護者の皆様には今週9日(月)にプリントでご案内をいたしましたが,9月27日(金)に保健講話を実施します。今回の保健講話は,ぜひ学校においでになって,生徒とご一緒にお話をおききいただきたい内容です。
 講師は小児科医:田澤雄作先生です。田澤先生は,多くの子どもたちを診察してこられたご経験から,過度な映像メディアの利用が子供の健康にどのような影響を与えるのか,警鐘をならされています。本校の生徒たちでゲーム・ネット依存が心配される生徒が全生徒の3割に当たることを以前にご紹介しました。今回は正しく生徒のそのような実態を踏まえた講話内容になっています。当日は,実例をあげていただき,メディアとの付合い方や,親子のコミュニケーションや絆づくりについてお話を頂きます。保護者の皆様がお仕事をお休みいただいてお聞きになってもいいくらいのお話が聞けると思います。どうか大勢の保護者の皆様のご来校をお待ちしております。なお,ご都合がつかない場合は,鹿折小学校でも,9月29日(日)に田澤先生がお話をされます。そちらでお聞きなってはいかがでしょうか。「メディアにむしばまれる子どもたち」(教文館)は田澤先生の著作です。ごちらもご参考にされてはどうでしょう。この保健講話は「鹿3運動」関連行事です。
 

まちづくり学習(3年) ご協力ありがとうございました

 
 9月6日(金)の5・6校時には,3年生がまちづくりについての学習を行いました。学習のねらいは,気仙沼や鹿折地区のまちづくりの課題を見つけ,社会の一員としての自覚を高め,主体的に解決しようとする態度を育てるものです。そして,将来に対して夢と希望をもって,志を立て,目的意識をもった生き方を考えさせるものです。この学習は3年間の総合的な学習のまとめです。
 
 9月6日の学習はこれから始まる単元のスタートにあたる内容です。実施に際しては,気仙沼防災教育推進委員会の栗原誠様にコーディネートをしていただきました。そして,当日は3名のゲストティチャーをお迎えしました。気仙沼まちづくり支援センターの塚本卓様,鹿折まちづくり協議会の小山睦史様(本校卒業生),東京で弁護士秘書をしていらっしゃる白幡彩様(本校卒業生)です。
 
 栗原様からは阪神淡路大震災のときの公営住宅の人々のお話からコミュニティーの重要さを,塚本様からは復興とは何か,気仙沼の復興はどのような状態かを,小山様からは鹿折地区のまちづくり協議会は,何を目指してどのような活動をしているかなど,全国→気仙沼→鹿折といった流れでお話を伺い,生徒は地域づくりについて考えました。お話を聞く生徒の姿勢立派でや真剣な表情をしています。生徒がゲストティーチャーのお話を正面から受け止めて,課題を感じ,まちづくりの必要性を感じている様子が伝わりました。
 
 今回初めて本校でお話をしていただいた白幡様は,鹿折地区の自宅を震災で失ったそうです。その辛い気持ちから中々気仙沼には帰れなかったそうです。しかし,東京から,気仙沼の人々が気仙沼を守ることへの強い意識と行動力を持ち続けて頑張っていることをいつも素晴らしいと思っていたそうです。今回は4年ぶりに帰郷したとのことでした。お話の中で,子供の頃,自分のお母さんが近所の一人暮らしのお年寄りをいつも気に懸け,そのお年寄りにご飯やおかずをよく届けに行っていたことなどを紹介していただきました。そして,鹿折中生徒には,組織やコミュニティの中で「人々に寄り添いながら一人一人がリーダーになってほしい」と希望を述べていただきました。母校の生徒に心からのメッセージを発信していただきました。わざわざ東京からおいでいただき,ありがとうございました。
 6時間目は生徒たちのグループワークでした。地域の方との交流会を実施するのに際して,どのようにすればいいかを考えました。今後の学習の進展が楽しみです。
 

健康課題④ ゲーム・ネットへの依存リスク 全校3割

 本校の健康課題の4つめは,ゲームやネットへの依存リスクです。
 本校では「鹿折中学校版ゲーム・インターネット依存自己評価シート」を養護教諭が作成し,1学期末に全校生徒に自己評価をしてもらいました。これは,いくつかの質問に答えてもらって,ゲームやインターネットへの「依存傾向がどのくらいあるか」を評価するものです。そして,その結果は下のようになりました。

 自己評価の結果によって,依存傾向の強い「①高リスク使用者」と,潜在的にリスクを抱えている「②潜在的リスク使用者」,依存はしていないと思われる「③一般使用者」に結果を集約すると,上のような結果が出ました。一口で言えば,全校生徒の約3割がゲームやネットへの「依存リスク」を抱えているという結果です。学年が上がるとその傾向が強くなっています。実は,本校職員からは普段の様子から見るとリスク保有者はもっと多いのではないかという感想が聞かれました。生徒の心身の健康,やる気や前向きさ,心の柔軟性や対人関係,学習成績等に善し悪しに関わる重要な問題だと捉えています。学校保健委員会では,保護者間で協力して,一緒になって指導することも必要ではないかというご意見もいただきました。下には生徒たちの感想をいくつか紹介します。

可愛らしい怪物現る? コキア

 
 運動会のときに気づかれた方もいらっしゃると思いますが,職員室前の花壇にはサルビアとマリーゴールドがきれいに咲いています。これは,主に用務員の三浦さんが植栽したり,管理したりしているものです。6月だったでしょうか,7月の初め頃だったでしょうか,花壇を整理し,新たにマリーゴールドとサルビアを植栽してくれました。養護教諭の豊田先生や生徒のYさんも手伝ってくれていました。それが今,赤と黄の花を咲き誇らせているのです。夏らしい元気な花ですね。学校に活気を与えてくれます。
 しかしよく見ると,可愛らしい「もじゃもじゃの怪物」も登場していますね。これは去年はありませんでした。「コキア」とう植物らしいのです。別名「ほうき草」とも言われるそうです。アニメ「魔女の宅急便」に出てくる,魔女の空飛ぶほうき,あれは,このコキアから作るものなのだそうです。用務員さんが,可愛らしい目玉をつけてくれたので,生徒を見つめたり,ウインクをしたりしているように見えますね。ちょっと楽しい気持ちになります。コキアは秋には真っ赤に紅葉するそうです。楽しみです。

! 明日9月9日(月)は弁当持参,通常授業です

 気仙沼市教育委員会から下記の連絡がありましたので,お知らせします。
 「台風15号の接近が予想されていますが,明日9日(月)の市立小中学校の授業については,①通常登校で授業を行うこととします。ただし,②弁当持参となりますので,ご家庭のご理解・ご協力をお願いします。状況等の急転があった場合は再度通知します。」
 上記連絡について,なにとぞご理解・ご協力をお願いいたします。また,登校時に風雨が強い場合もありますので,安全な登校についてご指導とご協力をお願いいたします。もし,変更等があった場合は再度ご連絡いたします。

健康課題③ 視力低下 半数がC・D以下

 健康課題の3つめは視力の問題です。
(健康課題③:視力低下)裸眼視力C・D以下(0.6以下と0.3未満)の生徒が全校生徒の約半数に達する。しかも,増加傾向にある。
(所見・意見)
学習や運動で力を発揮できるよう視力の状況にも注意が必要である。視力低下者には受診を勧めたい。また,眼精疲労の予防に取り組む必要がある。メディア機器(スマホ,パソコン,ゲーム機,テレビ等)の長時間使用も視力低下の一因と見られる。機器利用のルール作りをし,自己管理できるようにしなくてはならない。最近はドライ・アイの薬の処方が増えている。メディア機器の利用との関係が疑われる。親が主導権をもって機器利用をやめさせたり,学校も機器利用を禁止することなども必要ではないか。

地区中総体 駅伝競技 頑張りました ②

 
 さて,男子の競技開始は11時15分からとなりました。本校の男子1区は3.3㎞・小松くん(2年),2区は2.7㎞・小野寺くん(2年),3区は2.7㎞・吉田くん(2年),4区は2.7㎞・畠山くん(2年),5区は2.7㎞・作並くん(2年),6区は2.7㎞・吉田くん(3年)が出場しました。
 
 補員としての参加は,鈴木くん(2年),中村くん(2年),尾形くん(1年)の3名です。また,役員補助として,及川くん(2年),小野寺(瑛)くん(2年),小野寺(柊)くん(2年),小山くん(1年),畠山くん(1年)が参加しました。みんな夏休みから厳しい練習を共に乗り越えてきた仲間です。女子チームと同様にチームが一丸となって一生懸命に取り組みました。
 
 この夏は特別な暑さでしたが,そんな中で必死に取り組んで力を付けてきたメンバーです。時には膝や腰に痛みを感じ,苦痛に苦しんだこともました。練習中に足首を捻挫したり,嘔吐したり,体調不良で走れなくなったときもありました。そんな練習を過ごしてきたのです。
 
 当日は全力を出し切りました。しっかりとした考え方や態度で試合に臨んでいたようでした。走り終えた仲間を心から讃えている様子がたくさん見られました。
 
 「才能に恵まれる」ということありますが,こつこつと毎日練習できることは才能の一つだと思います。本校の生徒はそんな才能を持っています。この夏,継続して励んだこの駅伝から,自信を得て,更なる努力のできる人になってほしいものです。1・2年生をリードしてきた部長の吉田くん(3年),お疲れ様でした。来年の後輩たちにぜひ期待をしてほしいと思います。
 また,練習にご協力をいただき,当日は応援をしていただいた保護者の皆様に感謝をいたします。ありがとうございました。
 

地区中総体 駅伝競走 頑張りました ① 

 
 9月5日(木)は地区中総体駅伝競技の実施日でした。この日を目指して7月下旬から一生懸命に取り組んできた生徒たちは,タスキをしっかりとつないで健闘してくれました。津谷地区表山田の周回コース周辺では,地域の皆さんによって,この日のためにヒマワリをたくさん咲かせて頂き,選手を応援してくれました。選手はヒマワリにも応援されて,一生懸命に走ることができたようです。感謝いたします。
 
 さて,昨日は降雨予報の出ている曇り空でしたが,天候も回復し,雨に見舞われることはありませんでした。女子1区は3.3㎞・村上さん(2年),2区は2.7㎞・工藤さん(1年),3区は1.6㎞・高部さん(2年),4区は2.7㎞・畠山さん(1年),5区は2.7㎞・小山さん(2年)が出場しました。補員は菅野さん(1年),松本さん(1年)です。チームが一丸となって競技に取り組みました。
 
 試走を2回実施して練習を積んできたので,戸惑いも少なく,皆実力を出し切ったようです。残念ながら入賞は果たせなかったのですが,しっかりとタスキをつないでくれました。
 
 互いに声をかけ励まし合って競技をしている姿はとても素晴らしいものでした。1・2年生7名で取り組んできた練習の集大成でした。試合後に男子チームと一緒にとった写真は晴れ晴れとしています。やり切った充実感あったのでしょう。よく頑張りましたね。来年につなげることを期待します。
 

健康課題② むし歯や歯肉の状態▲ 2極化

 以前に取り上げた「学校保健委員会」での他の話題,本校の健康課題の2つめをご紹介します。
(健康課題②:むし歯・歯肉の状態▲)むし歯が多い。(健全な歯の保有率は全国平均64.6%だが,鹿折中は36.0%)歯肉の状態もよくない。(全校生徒の42.0%が歯肉炎で要観察または要治療に該当)
(ご意見・ご助言)口腔の状態は個人差が大きく,2極化している。家庭の環境や指導力によって,はっきりと良い生徒と悪い生徒に分かれ,両極端である。むし歯や歯肉炎は予防できる病気である。食べ物に注意し,ブラッシングを習慣化していけばよい。家族ぐるみで予防に努めることが大切。親子が一緒に食事をし,一緒に歯を磨くことができるようになるといい。学校でしているように,生徒が生徒に働き掛けるような指導もいい。


運動会のお昼の時間 生放送! 放送委員会

 
 運動会当日の「昼の放送」をお聞きになったみなさんも多かったと思います。お昼を食べて,休憩をとる一時に,毎年,放送委員会が活躍して皆さんに放送をお届けしています。運動会の前半の出来事について生徒同士がインタビューしたり,話題を広めたり,後半への期待を述べたり,お昼のお弁当のことを紹介したり,なかなかの実況放送なのです。前半を称え,後半を盛り上げ,疲れを癒やしてくれる放送です。こんな運動会当日の放送企画を実施している中学校はないと思います。なぜなら,午前中の運動会の放送だけで普通は精一杯だからです。
 鹿折中の伝統は「生徒活動の充実」です。生徒全員が所属している委員会活動が日頃から充実しているからこそできる放送企画だと思うのです。貴重な休憩の時間の中での放送,ご苦労様でした。今年も楽しんで聞くことができましたよ。ありがとう。
 

お陰様で運動会を実施しました ②

 
 生徒は運動会の個々の競技に精一杯に取り組みました。適当に手を抜いたり,ふざけて笑いをとることに走ったりすることもなく,みな真っ直ぐに競技をしたと思います。それは,個人の競技でも団体の競技においても同様でした。
 
 そして,仲間が競技しているときには,積極的に大きな声を出して応援し,その成果に喜び,うまくいかなくても励まして,これも素晴らしい姿を見せてくれました。
 
 最後には,全員リレーで盛り上がり,はまらいやでフィナーレとなるプログラムでした。はまらいやで円陣をつくって一つになる姿は,今回の運動会を象徴するものだったと思います。保護者の皆様,暑い中,最後までご声援いただき,ありがとうございました。
 
 どの学年もしっかりとした態度で一生懸命に臨んだ運動会は,中学生の良さを十分に表現していたと思います。未来に期待をしたくなる,素晴らしい姿だったと思います。中でも全校をリードした3年生の活躍は立派でした。閉会式では,副実行委員長の藤村さんが生徒を代表して挨拶を述べ,今回の運動会を総括してくれました。生徒が主体となった行事ができましたね。吹奏楽部の皆さん,開閉会式での演奏,たいへんありがとうございました。
 

お陰様で運動会を実施しました ①

 
 8月31日(土)は,晴天に恵まれ,大運動会を予定通り実施することができました。天気予報では,少し前までは雨天が予想されていましたが,生徒の思いが天に通じたのでしょうか,素晴らしい天気でした。
 
 入場行進の後の開会式では,実行委員長の吉田君がこの運動会にかける思いをしっかりと述べてくれました。立派な挨拶でした。校長先生からは,未来を明るいものと感じられるような中学生の姿を発信しようと呼びかけがあり,PTAの畠山会長さんからも生徒に対して温かいお励ましのお言葉をいただきました。緊張感のあるよい開会式ができました。
 
 開会式後のプログラム1番は「エール交換」です。これは今年の新プログラムです。運動会のスタートに当たって,男子が女子を,女子が男子を互いに応援するのです。その演技には男子の良さ,女子の良さ存分に発揮されていました。いいアイディアでしたね。
 
 競技では,今年は「学年対抗方式」がとられました。もちろん,上級生にはハンディが付けられています。学年同士が競い合い,互いの力を引き出していたようです。もちろん,係の仕事がしっかりと行われなければ運動会はできません。きちんと仕事に取り組む姿はいつもどおり立派でした。その中で充実した競技が行われたので,観客の皆さんも楽しんでいらっしゃいました。保護者の皆様,駐車場誘導や来賓接待,PTA種目等へのご協力,大変ありがとうございました。
 

中学生代表者会議 総務の生徒3名が参加しました

 
 少し前のことになりましたが,第50回中学生代表者会議が8月22日(木)に開催されました。本校生徒会からは会長の吉田君を始め,3年生の及川さん,2年生副会長の中村君の3名が参加し,生徒を代表して様々な活動に取り組みました。今回の代表者会議は,東京都日野市の中学生約20名も参加して互いに交流をしながらの会議となりました。
 
 会議ではアイスブレーキングでゲームを楽しんだ後,各校の生徒会活動の紹介がありました。ポスターセッションでの各校の発表・交流でしたが,本校の生徒は「鹿中キレイの日」「あいさつ運動」「ボトルキャップ回収活動」「鹿3運動」などについて真剣に説明をしていました。(右上・左下の写真)工夫のある意義深い実践に各校の生徒は非常に興味を持った様子でした。
 
 さて,本題はワークショップでの話合いでした。今回会議では以下のようなテーマについて話合いがなされました。いじめを許さない学校をつくるための生徒会活動を提案しよう,スマホに支配されないための10箇条を提案しよう,10年後,令和10年の中学校の姿を 提案しよう,中学生ができる自然災害への備えを提案しよう,地球規模の環境問題に中学生として何ができるか提案しよう…以上5つのテーマでした。いずれも興味深いテーマです。どんな内容が提案されたのか知りたいものですね。少し難しかったかもしれませんが,この議論を本校の活動にも活用したいものです。3人の代表生徒の皆さん,たいへんご苦労様でした。
 

まる 運動会を実施します!

 お陰様で晴天に恵まれました。運動会を予定どおり実施します。スタートは午前9時です。駐車場は校庭南側です。保護者の皆様のご協力をなにとぞよろしくお願い申し上げます。
(昨日のエール交換の練習風景)
 

明日は運動会 天候に恵まれますように!

 
 計画は以前から練ってきましたが,運動会への練習は8月27日(火)からの4日間だけです。天候がイマイチでしたので,十分な時間がとれなかったのですが,その中でも生徒たちは最大限の準備をしてきました。今回は,そんな事情から,生徒の地力が試される運動会になると思います。生徒の練習の様子を見ていると,1回目はダメなことが多いようです。しかし,指導や指摘をして2回目をさせてみると,しっかりと修正して立派にできる。…こんな様子が多く見られました。その吸収力や堅実さは立派だと感じます。後は生徒の「本気」がどこまで発揮されるかで,演技の完成度や当時の成果が決まるのでしょう。
 
 準備運動もしかりとできているようです。不安といえば,閉会式での校歌斉唱がどうかなと思います。今の子どもたちは,外で大声で歌うということがあまりないのです。さて,どうなるでしょうか。
 
 もちろん,放課後にも長縄跳びやムカデなどの種目の練習を生徒たちは重ねてきました。そして,除草作業にも進んで取り組んでいます。練習風景を見学に来たのか,いつものお客様(鹿)が現れました(右下の写真の〇印)が,生徒たちはいつものことで驚きもせず,何食わぬ顔で無視をして練習を続けていました。やがて,鹿はフェンスの向こう側の森に帰っていきました。生徒が相手にしてくれないので,がっかりしたのでしょう。
 ところで,今年も吹奏楽部の演奏で入場行進します。吹奏楽部は遅くまで残って練習をしてきました。また,部活動対抗リレーは今年もやります。生徒と先生が楽しくリレーの打合せをしていました。(右下)ご期待ください。
 どうか明日は大勢の皆様にご来場いただきたいと思います。運動会へのご協力をお願いいたします。開会は午前9時です。校庭南側の駐車場をご利用ください。(晴天時のみ)
 

学習相談日でしっかり学びました 2学期への準備

 
 8月21日(水)と22日(木)は部活動ごとに集まっての学習相談日です。3年生も久しぶりに登校をして学習をしました。いつもは音楽室で楽器に触れて練習をしている吹奏楽部も,体育館や校庭でボールを使って走り回っているバスケ部やサッカー部も,この日は机の上に教材や宿題を出して,一生懸命に午前中2時間30分の学習をしていました。分からない所は友達や先生に聞いて解決することを求めているのですが,そういった場面よりは各自の課題に集中をして黙々と取り組んでいる生徒がとても多かったように思います。夏休み宿題の追い込みをする生徒もいれば,学力診断テストや受験の勉強をする生徒もいました。
 
 この学習の様子をみていて,やはり,自分自身で学習計画を立て,取り組むべき課題をはっきりさせてコツコツ自学できることは大事な能力なのだなと思わされました。とても集中力のある学習ぶりでした。しかし,勉強は自分だけでは解決できない場面も必ずありますね。そういうときには,先生や友達に積極的に質問したり,協力を求めたりすることは,これもとても大事な能力だと思います。まず,個人でベストをつくし,そして,互いに支え合ってしっかりと学んでいきましょう。
 

除草作業 PTA役員を中心とした有志の皆さん

 
 8月25日(日)の午後,PTA役員の皆さんと有志の皆さんよって,校庭の除草作業をしていただきました。日曜日でお休みの方も多かったと思いますが,せっかくのお時間を活用して頂き,除草作業にご協力をいただき,心より感謝申し上げます。
 広い校庭が戻ってきたことはとても嬉しいことですが,生徒や職員だけの作業では追いつかないほどの草の勢いです。校庭の部分は土が軟らかいからでしょうか,大分草が生えてしまいました。用務員さんが毎日のように除草作業をし,生徒や先生が取り組んできましたが,それでも追いつかないのが現実です。今回は20名を超えるPTAの方々が機械をや軽トラを駆使して作業をしていただきましたので,一気にきれいになり,爽やかな環境にすることができました。運動会を気持ちよく迎えることができます。暑さの中ので作業へのご協力,本当にありがとうございました。
 

運動会「演技図説明会」を実施 生徒と先生

 
 8月31日(土)は運動会を実施ます。生徒にとっては,生徒会テーマ「Be a Dreamer ~未来へ羽ばたけ~」を実践する場,そして,これまでの支援に感謝して支える側になることを実践する場,さらには,みんなで創る生徒会を実践する場です。中学生の元気や前向きさを運動会を通して発信することで,鹿折中学校の良さを見ていただこうと考えています。
 そのために,8月22日(木)には生徒と先生が一緒になって「演技図説明会」を実施して,当日の朝からの動きを確認し合いました。確認する中で問題点に気付き,修正案を出して計画をよりよいものに練っていく作業を行いました。午後1時からの1時間30分,丁寧な話合いが綿密に進められました。実行委員の生徒の皆さん,ご苦労様でした。中学生の力をしっかりと見せる運動会にしましょう。
 今年の運動会は「学年対抗」で行います。保護者の皆様には当日の生徒たちの活動の様子をぜひご覧頂きますようお願いいたします。また,生徒たちに温かいご声援をお願いいたします。

ALTジェイコブ先生着任 2学期が始まりました

 
 8月26日(月),2学期が始まりました。爽やかに澄んだ空気と日差しの下,2学期の始業式が行われました。式に先立って,新しく着任されたALTのジェイコブ・サイズ先生が生徒に紹介されました。ジェイコブ先生はアメリカのノースカロライナ州出身で,この7月に来日し,本校を始め市内の小中学校で勤務されます。以前には日本の大学に留学していたこともあるそうです。自己紹介では「わんちゃんが好き」と話されていました。とても日本語が上手です。これからよろしくご指導をお願いいたします。
 
 その後,2学期始業式です。校長先生は,2学期は「結果を求めよう」と話されました。まず,自分たちに期待をし,そして,自分たちのことが一層好きになって2学期を終えたいといった内容のお話でした。また,生徒同士が支え合うこと,励まし合うことが見られる学期にしてほしいという期待も述べられました。生徒は真剣にお話を聞き,2学期への意欲を高めていたようです。
 式辞に続いて,各学年の代表生徒が各自の抱負を述れました。1年生は菅原君,2年生は村上さん,3年生は藤村さんがしっかりとした意見を堂々と発表してくれました。藤村さんからは「3年生が中心となって学校が一丸となっていきましょう」と力強い呼びかけをしてくれました。その通りですね。鹿折中生の2学期の成果を心から願いたくなる始業式でした。会場となった体育館の横には今年度の生徒会テーマがカラフルに掲げられていました。生徒会総務の皆さんの力作です。ありがとうございます。(写真右下)
 

学校保健委員会 鹿折中生の健康課題① 肥満

 
 8月20日(火)に学校保健委員会を開催しました。本校では毎年この時期に開催していますが,1学期の健康診断等を踏まえて,生徒の健康課題を理解し,改善の方向性を探る会合です。学校医の佐々木先生,学校歯科医の熊谷先生,学校薬剤師の白幡先生には,お忙しい中,時間を割いて本校においでくださいました。また,畠山PTA会長さん,秋山3学年委員長さんにもご参加いただきました。大変ありがとうございました。当日の会議で話題となった本校生徒の健康課題については,今後シリーズで概要をお伝えする予定です。
 まず,一つ目の課題はこれです。(下)
(健康課題①:肥満)3年生男子を除いて,本校生徒は肥満傾向にある。特に,2・3年生女子は深刻な状態。
(ご意見・ご助言)身長は難しいが,体重は自分で管理できるものです。車の利用が問題。都市部ではよく歩いている。日常的な運動,やりたくなる運動,続けられる運動が必要。給食はおかわりしないようにすべき。親が太ると子供が太る傾向がある。そこで,家族ぐるみでメタボ解消に取り組むことが大切。世間では糖尿病のⅡ型(成人型)が増えている。肥満状態では長生きできない。
  

復興盆踊りで 表彰・演奏

 
 8月11日(日)には鹿折地区復興盆踊りが開催されました。震災後の鹿折地区復興を象徴する地域の行事です。開会式には市長さんを始め,大勢のご来賓の皆様がいらしていました。この行事では,中学生に「うちわ」のデザイン画が依頼されいました。今年も全校から大勢の生徒がデザイン画を提案してこの行事を盛り上げています。当日はデザイン画で最優秀賞をいただいた藤村さん,優秀賞の及川さん,特別賞の菅原さんの3年生3名が表彰を受けました。おめでとうございます。素晴らしい作品でした。
 
 また,本校の吹奏楽部が鹿折地区の皆さんの前で堂々と演奏を披露しました。吹奏楽コンクールを終えてから,この日のために練習を重ね,頑張ってマスターしてきた曲を披露してくれました。この日の演目の中には2・3年生の3人だけで演奏する「ケルベロス・ドラムス」も含まれていました。この曲は去年のアンサンブルコンテスト県大会に出場したときの打楽器の曲目です。圧倒的なインパクトのある曲です。大勢のみなさんにこの曲を聴いてもらってとてもよかったと思いました。人数が増えたとは言え,まだ部員10名での演奏です。一人一人の実力をもっと高めていくために,今回の演奏は役だったと思います。応援していただき,楽器の運搬などいつもご協力をいただいている保護者の皆様には厚く感謝申し上げます。
 

狭山まつりで賑わう

 
 8月10日(土)には第4回狭山まつりが鹿折小学校で行われました。事前に参加希望をとって事務局に報告していましたので,大勢の生徒がこのお祭りに興味をもち,参加したいと思っていることが分かりました。ご存じの方も多いと思いますが,狭山市の皆さんは震災後に気仙沼を励ましていただき,鹿折小学校にたくさんご支援していただいたのだそうです。現在,高校1年・2年になる本校卒業生は,小学校の修学旅行では,狭山市の有志市民の皆さんのご厚意で関東方面に修学旅行をさせていただいたと聞いています。現在は「狭山まつり」と姿を変えて,温かい交流活動が続いているのだそうです。当日は生憎の天気でしたので,急遽,体育館の中での活動となりましたが,大勢の小中高生が集まって賑やかに狭山まつりが開催されていました。大変,ありがたいことです。小学校の保護者の皆様も先生方も大勢ご協力されていました。ありがとうございました。心温まるお祭りになっていることがよく分かりました。震災を機に,多くの皆様方からお励ましをいただいてこれまで歩んできたことを折にふれて思い出し,それに報いる生き方をしなければならないと改めに感じた行事でした。
 

背中が語る

 
 顔の表情が,その生徒の内面をよく表しているのは当然です。学校では様々な表情を生徒たちは見せてくれます。そして,時には言葉より雄弁に,その内面を表現しています。ですから,子どもたちの表情をしっかりと見ることは常に大切なことです。基本です。
 ところで,生徒の背中もなかなか雄弁なものです。背中は無防備で,誰かに対して身構えていないからでしょうか,素の生徒の姿が現れるような気がします。背中で語るのは大人だけではないようです。中学生の背中も結構語ってくれます。生徒の後ろ姿でその子の思いや考えを知ることがあるのです。熱意や努力,戸惑いや不安も知ることもあるのです。一人一人への興味関心が,子どもに対する眼差しや言葉を生んでいくことになると思います。表情はもちろん,どんな後ろ姿をしているのかも,しっかりと見て,理解を深めて,私たちは一人一人の子どもたちに関わっていきたいものです。
 

1学期末 生徒の意識調査 【伸ばしたい面】

 昨日は,意識調査から見られる生徒のよい面をご紹介しました。今日は,一方,今後の課題として伸ばしたい面をご紹介しましょう。
 簡単に整理すると下のようになります。
 生徒は ①難しいことに,失敗を恐れないで挑戦することがないと思っている。
     ②自分にはよいところがあるとは,あまり思っていない。
     ③
自分の未来に期待し,その実現に意欲をもつことが少ない。
     ④社会の未来に期待し,その実現に意欲をもつことが少ない。
     ⑤自分の生活習慣は良いとは思っていない。(問題があると思っている)
     ⑥将来,外国に留学したり,国際的な仕事に就こうとは思っていない。
     ⑦「鹿3運動」の「シックス・イレブン」(睡眠)を実行しているとは思っていない。
     ⑧「鹿3運動」の「メディア1時間」を実行しているとは思っていない。
 全体的な傾向ではありますが,上のような傾向がまだ見られるのが現実です。やはり,自己肯定感や自信,将来への意欲や社会参画意識,健全な生活習慣などが本校生徒の課題となるのです。学校や家庭で「褒める」「励ます」「叱る」を上手にすることで向上させていきたい項目です。
 以下にいくつかの項目を詳しくご紹介します。
 
 
 

1学期末 生徒の意識調査から 【良い面】

 1学期末に,生徒の変容や指導の手応えを把握するために,生徒の意識調査を行いました。その結果,生徒の意識では,よい面として以下の内容が見えてきました。
 生徒は ①毎日,家庭学習に取り組んでいると思っている。
     ②学校での毎日の授業に集中して取り組んでいると思っている。
     ③自分から進んで挨拶をしていると思っている。
     ④学校に来るのが楽しいと思っている。
     ⑤生徒の活動が充実し,主体的な学校生活になっていると思っている。
     ⑥他の人に優しく接していると思っている。
     ⑦今,「鹿3運動」の「挨拶」を実行していると思っている。

 個人差や学年差があるのは当然ですが,大きく見ると上のような傾向がアンケートからはみられているのです。まだまだと感じられる部分もありますが,いい傾向です。
 下にいくつかの項目を詳しくご紹介します。


 

更新をしばらくお休みします

 
 7月20日(土)から夏季休業期間に入りましたが,鹿折中の生徒たちは元気にこの夏を過ごしているようです。一昨日は,中学生最先端科学研修に参加した3年生2名の生徒が帰ってきました。また,中総体東北大会相撲競技に参加した大和田君もよい相撲ができたようです。とても暑くて気持ちのいい夏空が広がる日の多かった夏休み前半でした。この暑さの中で取り組んだ,生徒それぞれの頑張りが2学期の成果となって現れることを心から期待しましょう。
 さて,このホームページも,しばらくの間,更新をお休みいたします。再開は8月21日(水)を予定しています。また,ご覧いただければ幸いです。

河北新報報道 「勉強中スマホ年々増」 

 
 7月28日(日)の河北新報報道にとてもびっくりさせられました。「勉強中スマホ年々増」「中3は6割超」「学力の低下懸念」と見出しの付けられた記事は,仙台市の児童生徒の調査結果を示しながら,このような内容を説明していました。左上の表はその記事の中に示されているものです。仙台市の中学3年生の「60.7%はスマホで音楽を聴きながら勉強している」「44.8%はスマホで動画を見ながら勉強している」「40.5%はスマホで通信アプリを使いながら勉強している」「25.1%はスマホでゲームをしながら勉強している」ということを表しています。仙台市は東北大学と協力して以前からスマホ使用と学力の関係を調査しており,「1時間以上使用すると学習効果を打ち消す」と説明していました。そんな関心から,今回の調査を行ったものと思われます。
 スマホを使いながらの「ながら勉強」が広がっていることに驚きと恐れを感じました。「スマホが子どもたちを飲み込んでいくのではないか」という恐れです。右上のイラストはネット上で紹介されているものですが,うまくこのことを表現しています。私たちに警鐘を鳴らすものです。
 「勉強をするなら,スマホをいじらず,集中して取り組むこと」…こんなことは言われなくとも分かっていることですが,どうでしょう。メディアを賢く利用すること,セルフコントロールすることがとても大切ですね。他人ごとではない問題です。左下のグラフは先の新聞記事に示されているものです。右下は関連する仙台市の調査結果です。参考にしてください。
 

登校坂 横断注意の看板が増設されました

 
 7月下旬のこと,登校坂の自転車置場付近の交差点に目立つように「横断注意」の立看板が立ちました。ご承知の方も多いと思いますが,この付近は道路がS字状にくねっており,見通しがきかなくなっている所です。国道45号線側からの細い道を生徒が登下校することが多いのですが,最近は大島架橋が実現したためか,以前より自動車の通行量が多くなった気がします。特に,学校側から坂を下っていくとスピードも出がちとなるため,自転車置場から登校坂の反対側(歩道側)に横断する生徒は十分に車に気をつけなければならないのです。
 先日は地域住民の方からご指摘をいただき,教育委員会や警察署,気仙沼市役所から現場を見ていただきました。そして三陸道工事をされている三井住友建設様にもご相談し,注意喚起の看板を増設していただいたり,既に設置されている看板を目立つ場所へ移動していただいたのです。お陰様で皆さんに注意をして往来していただく環境が整いました。感謝申し上げます。送迎等で来校される保護者の皆様は既にご承知と思いますが,十分にご注意いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

職場体験学習への御協力 大変ありがとうございました

 
 随分前のことになってしまいましたが,7月11日(木)・12日(金)には2年生の職場体験学習を実施しました。今年も多くの事業所の皆様のご理解とご協力をいただき,生徒たちは貴重な学習をすることができました。また,保護者の皆様にも送迎等でご協力をいただきました。大変ありがとうございました。
 
 2年生の学習テーマは「社会の中で人々はどのように生きているのか。(また,自分はどう生きたいのか。)」です。今回は,5月の職業講話,そして6月のキャリアセミナーを経て,職業について学び考えてきたことを,実際の事業所にお邪魔して仕事をさせていただくなかで更に深く理解しようというものです。「社会の厳しさ」「人との関わり方」「一生懸命さ」「マナーやルール」などをこの学習で体感することができたと思います。2年生の生徒もとても意欲的に取り組んだ様子です。大人の世界を少しだけ見せて頂き,将来の自分の在り方や社会というものについて深く理解をしたと思います。ご配慮をいただき,温かくご指導いただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
 
(ご協力いただいた皆様)
 気仙沼市立病院様,気仙沼警察署様,気仙沼薬局いちご・とまと店様,気仙沼市鹿折こども園様,ケーネット様,気仙沼市役所様,ネクサス気仙沼店様,ヤマダ電機松川前店様,トヨタカローラ気仙沼様,宮脇書店気仙沼様,未来屋書店新気仙沼店様,株式会社加和喜フーズ様,やましち建設株式会社様,やまなか家気仙沼店様,美容室ヴィヴィッド気仙沼店様,有限会社丸竹造船所様
 

お魚関連ポスター 多数!

  
 校舎内には様々なポスターなどが掲示されています。ここに集めたのはお魚に関連するポスターです。水産業が基幹産業である気仙沼市ですから当然と言えば当然ですが,お魚に関連するポスターが結構目立ちます。上の写真は,左から①旬の魚を紹介するポスター,②様々な魚を紹介するポスター,③毎月第3水曜日の「みやぎ水産の日」をピーアールするポスターです。
 気仙沼の子どもたちですから,季節によって市場に上がる魚が異なることは当然知っていると思うのですが,地元の旬の食材の美味しさを実感で分かっていてほしいものです。その時々の美味しいものを知っていることはとても大切です。そして幸福なことだと思います。旬の美味しいものを分かち合い,楽しみながら,故郷の魅力を感じてほしいですね。下のポスターは「みやぎ水産の日」にちなんだレシピを紹介するポスターです。思わず食欲がそそられるいいポスターです。さて,今年もカツオの水揚げ日本一となることができるのでしょうか?戻りカツオも楽しみにしたいものですね。
  

みなと祭り 「はまらいんや」踊り出場 3年生

 
 8月3日(土)には「みなと祭り」が開催され,この日は恒例の「はまらいんや」踊りが市内各団体の参加によって賑やかに開催されました。本校は毎年3年生PTA行事としてこれに参加していましたが,今年も3年生の保護者の皆様のご協力の下,3年生が元気よく踊りを披露し,盛り上げてくれました。当日は特別な暑さの中でしたので体調面の心配があったのですが,練習の成果を踏まえて,3年生は学年の絆を感じながら精一杯に踊りを披露してくれたようです。今年はこの仲間で過ごす最後の1年です。良き思い出を作ることができたのではないでしょうか。3年生の先生方や教頭先生の協力もありました。この祭りでの団結を2学期以降の学校生活で発揮してくれることを期待します。3年生の保護者の皆様,ご協力大変ありがとうございました。
 なお,お祭りにはジュニア・リーダーや高校の部活動など,3年生だけでなく,1・2年生や卒業生が各種団体のメンバーとして出場し,元気な踊りを披露していました。鹿中生のそれぞれの団体での活躍も大変嬉しく思いました。ご苦労様でした。
 

暑さの中 エアコン設置工事ありがとうございます

 
 先週7月30日(火)には梅雨明けし,いよいよ夏らしい夏になりました。外の気温が35℃を上回る中,普通教室に設置するエアコンのための工事が始まりました。まずは電気の配線工事です。屋上からベランダの天井部分に配線する工事がこの暑さにも関わらず行われました。作業員の皆さんは長袖長ズボンの作業着に姿です。そしてヘルメットを着用されています。大変な作業だったと思います。月曜日から水曜日までの3日間,一生懸命に工事をしていただきました。大変ありがとうございました。今後はお盆明けの作業となるそうですが,完了するのはまだまだ先のことになりそうです。
 どうやらこの夏の暑さのためにはエアコンは使用できないようですが,今冬の暖房に間に合うようです。現在,市内で一斉に工事に着手しているとのことですが,全ての学校が対象となるため,どうしても工期が長くかかるのだそうです。それにしても,この暑さの中のお仕事です。たいへんありがとうございます。
 

青いあじさい

 
 つつじは中総体のときに咲く。あじさいは1学期末に咲く。…どちらの時期も学校は忙しく(年中かもしれませんが?)花をしっかりと眺める余裕がないのが常です。
 今年のあじさいも終わってしまいました。先日,中庭に咲いているあじさいに気付いたので,写真だけはとって置こうと思ってシャッターを切ったのです。
 「青いあじさい」だとだけ思って,写真を撮ったのですが,よく見ると色は同じでも花の形状が異なっていることに気付きました。すっかり同じ品種だと思い込んでいたのでした。こんな花をつけるあじさいもあるのですね。(右)隣同士の株だったので,そして色味も同じだったので,自分の思い込みに気付かなかったのです。
 よく物事を見て,しっかりと見極めることを大事にしなさいよと教えてくれているように思いました。些細なことですが,教訓にしておきたいものです。学校でのできごとにも当てはまるかもしれません。

夏休みの図書室の風景 それぞれの取組

 
 先週の美術室の風景です。夏休みでも,中学校では様々活動のために生徒たちが登校し,仕事をしたり,勉強をしたりして頑張っています。この日も,そんな生徒たちで美術室は賑わっていました。
 左上の大きな紙は,生徒会の今年度のスローガンを掲示するために総務の生徒が制作している大看板です。担当の先生からの助言を受けながら大作に挑戦中でした。また,右上の生徒はやはり生徒会総務の生徒です。8月22日(木)の中学生代表者会議で行うポスターセッションのために,発表内容を考えて,分かりやすく模造紙にまとめているところでした。
 
 右上の女子生徒は3年生。運動会で使う学級旗のデザインを仲間と相談中です。昨年度に最優秀となった自分たちの旗の原画を参考にしながら,今年の構想を新たに練っている様子です。今年もよい作品ができるといいですね。
 左下の生徒は,学級に掲示するみんなの目標の清書を担当し,黙々と取り組んでいました。自分から学級に貢献しようとして頑張っていました。右下の男子生徒たちは1学期に取り組んだ美術科のデザイン作品の仕上げです。どうやら仕上げが夏休みの課題となっているようです。良い作品になるよう最後の仕上げを頑張ってくださいね。
 それぞれの夏休みの中で,それぞれの努力が行われています。残りの夏休みを有意義に過ごすよう,前向きに,計画的に活動をしていきましょう。
 

3年生 はまらいんや練習

 
 この写真は,7月25日(木)に撮ったものです。夏休みなのに3年生が大勢集まって何かに取り組んでいると思っていたら,音楽が校庭で鳴りはじめました。港まつりに3学年行事で参加する「はまらいんや」の練習だったようです。
 この踊りそのものは,小学校でも,そして中学校の運動会でも行っているので馴染みではあるのですが,今回は3年生たちが独自の振り付けを工夫して打ち合わせている様子です。当日は長い時間を全力で踊りきることになるので気力・体力の充実が大切です。卒業を前にした学年の行事としても大事なものとなるでしょう。良き思い出となるよう,そして,更なる団結力が生まれてくるようになることを期待します。楽しい時間を仲間と過ごしてほしいと思います。頑張れ,3年生。

駅伝練習 頑張っています

 
 夏休みに入って,7月23日(火)から希望者による駅伝練習が始まりました。今年は1・2年生を中心としたメンバーとなります。大勢の生徒たちが朝からこの活動に取り組んでいます。暑さの中で危険を伴う可能性のある取組なので,体育科だけでなく先生たちも大勢協力をしてこの練習を行っています。
 生憎,最初の2日間は雨天のため,体育館での活動となりましたが,生徒たちはやる気に満ちていました。競技力を高めて選手として駅伝大会に出場することを目指すだけでなく,この活動で持久力を中心とした自分の体力を高め,丈夫な体づくりを行うとすることを目的として取り組んでいる生徒もいます。もちろん部活動での基礎体力づくりに役立つとも言えるでしょう。
 
 この練習を毎年見ていて思うことですが,人が一生懸命に物事に取り組み,自己の限界と向き合っている姿はとても素晴しいものだと感じるのです。この子たちは,こんなふうに頑張れるのだから,これからの人生でも色々なことがあるだろうけれども,歯を食いしばってきっと乗り越えていけるはずだなと感じてしまいます。ぜひ,駅伝への取組を通して,自分はやればできるんだという感覚を伸ばし,成長への可能性を感じてほしいと思います。駅伝にはみんなで取り組むことで得られる喜びもあります。これからの練習の充実を期待します。8月5日(月)は試走です
 

県中総体相撲競技 大和田君健闘!

 
 7月21日(日)に栗駒中学校の相撲場で行われた,県中総体相撲競技に本校2年生の大和田君が出場しました。大会は体重別,学年別,個人総合の3つの試合が行われました。大和田君は体重別リーグ戦で3勝を挙げて第3位となり,東北大会に出場することになりました。また,学年別も第3位でした。おめでとうございます。
 
 小学校からスポ少で研鑽を積んできたとのことですが,当日はたった一人でのチャレンジでした。しかし,体格の上回る相手にも臆せず,正面からぶつかっていく相撲が印象的でした。やはりこれは鍛えていなければできない競技だと感じました。中学生ではありますが,体と体がぶつかり合い,物凄い音が響きます。そして,土俵際の攻防も見応えのある,素晴しいものでした。大和田君は寄り切り,寄り倒しで相手を制していました。きっと恐怖心もあるだろうと思いましたが,大和田君は無心に相手に向かって責め続けました。相手が上回る部分も勝負事ですから当然あるわけですが,言葉少なに自分の相撲を取り続ける姿はとても立派でした。今回の入賞,そして,東北大会への出場おめでとうございます。今後の活躍を期待します。
 

地区吹奏楽コンクール 銀賞! 

 
 全校生徒への曲の披露を終えた後に,体育館においてある譜面台を見て発見したのです。左上の写真は吹奏楽部の生徒の譜面です。物凄い書込みです。もはや譜面の役に立っていないかもしれませんね。様々な注意事項を書込み,疑問を書込み,強調をして自分に気付かせながら,これまでこの曲「マーカス・ダンス」を自分たちのものにしようと頑張ってきたのですね。もし「努力」というものを目に見えるかたちにしたら,こんな映像になるのかもしれません。ぞっとするほど,本気で,精一杯に取り組んできたことが分かる楽譜です。
 吹奏楽部は地区コンクールで今回は銀賞となりました。当日の演奏を聞きました。ホールには心地よい音が響き,かっこよさのある演奏だったなと思います。素晴しい演奏でした。そして,演奏後には皆さんから多くの拍手をいただきました。若干のどよめきもあったと思います。その様子から,鹿折中吹奏楽部の音楽が聴衆に届き,感動を与えていると感じました。一生懸命に取り組むことの素晴らしさ,そして,本校吹奏楽部の可能性を感じさせる演奏だったと思います。次のステージを楽しみにしていますよ,部員の皆さん。素敵な演奏,ありがとうございました。応援をして頂いた保護者の皆様にも厚く御礼を申し上げます。
 

校舎の屋上は

 
 先日,学校設備の工事を行うために工事業者の皆さんがお見えになりました。その際,電源施設の確認のために屋上に上がってみたときの写真をご紹介しましょう。
 屋上からは海がはっきりと見えます。この日は,気仙沼魚市場の方角の海が曇り空の下に見えていました。(夜はライトアップされることもあり,とてもきれいです)校庭はこのように見えます。普段は見ることのない角度ですが,はやり,我が校の校庭は広いですね。
 
 屋上の足下は結構傾斜がきついのですが,大きなソーラーパネルが設置されています。これは震災後にご支援を頂いて市内の各校に設置したものです。この電源があるお陰で,急な停電の時でも,ある程度の電気を校舎内で使うことができるのです。また,防災無線のスピーカーもあります。案外小さいスピーカーだと感じましたが,校舎西側の鹿折地区内に届いている防災無線は本校屋上のこのスピーカーから発信されているのです。
 校舎の下には,テニスコートが見えます。この日は女子テニス部が元気よく,規律ある活動をしていました。きびきびとした動きが見え,懸け声がよく響いていましたよ。
 

3年生 租税教室を行いました

 
 7月16日(火)には気仙沼税務署様から講師をお招きし,3年生の租税教室を行いました。3年生の社会科(公民)の学習に税金についての学習内容があり,そのことを教科書とは別の角度から学ぶ学習です。本校では毎年この教室を実施しています。「税金なんかなくなっていまえばいいのに!」と簡単に口にしがちな生徒たちが,税金が無くなれば,どのような社会になるのかを理解して,税の使い道や政治の在り方を考え,国民としての自覚を高める学習なのです。生徒が映像をとおして税金の無い仮想社会の様子に注目をして,税の意義を理解し,しっかりと考えている様子が印象的でした。
 この度の教室の実施にご協力をいただいた,気仙沼税務署様に心から御礼を申し上げます。
 

夏休みの生活はどうかな?

  
 夏休みの生活はどうでしょうか? 
 1学期の終わりには,保健委員会がA3版・白黒のポスターを全生徒に配布しました。(左上)これは家庭の中でどのように活用されているでしょうか。鹿3運動の中の「メディア1時間運動」に焦点を当てた内容になっています。生徒たちの委員会活動も鹿3運動の趣旨に共鳴してくれています。広報委員会が休み前に生徒アンケートをしたところ,夏休みの楽しみの一つには「ゲーム」あるらしいのです。1年生も,2年生も,3年生も同様の傾向がありました。決してゲームは悪くないのですが,のめり込む危険をぜひ回避してほしいと思います。
 また,休み前には「保健だより」も発行されました。「早起き」のススメが掲載されています。そして,保健委員作成の4コマ漫画も。題名は「だらしない生活」…この漫画が現実にならないよう,鹿中生の皆さんに自覚ある夏休みを送ってほしいと思います。夏休みの終わりが気持ちよいものとなり,新学期が楽しみで,意欲が湧くものになるよう,しっかりとした生活をしましょう。
 

鹿中きれいの日 校庭の除草作業!

 
 「鹿中きれいの日」は,昨年度から生徒会が始めた,全校生徒による自主的な清掃活動です。これは,毎月16日前後に開催しています。九九の「鹿(しし)=16(じゅうろく)」からその考えが導かれているようです。
 今回は7月16日(火)に実施されました。内容は校庭の「除草作業」です。校庭の復旧から1年も経つと,校庭にはすっかり雑草が生えてしまいました。今後,駅伝大会や運動会でも活用する校庭ですから,今回はこのような除草作業を提案してくれたのでしょう。大変助かりました。
 
 全校生徒の協力でだいぶ草がなくなり,校庭がすっきりとしたのですが,まだまだ手を加えて管理をしていかなければならない現実です。これからも,除草活動を取り入れ増やしていきたいものです。今回は全校生徒が,縦割り班を6つ作って活動に臨みました。これによって先輩・後輩の絆も,活動を通して自然と深まっていったようです。なかなかいいアイディアでしたね。
 

通信票を渡す 通信票をもらう

 
 1学期終業式を終えた午後には,各学級で生徒たちに通信票が手渡されていました。先生が手渡すのは教室ではない別の場所です。そして,担任の先生と2人きりです。空き教室で行う先生,廊下で行う先生とそれぞれですが,各生徒の頑張りや良さの発揮をとらえて,真心をもって先生はお話をしていました。担任の先生から多くのお褒めの言葉や期待の言葉が親身に伝えられていました。1学期間の歩みを先生と一緒に確認をしたのです。そのことで,今後への意欲を高めていたように思います。一人一人の生徒が大事にされていたように思いました。
 
 一方教室では,生徒たちが通信票を互いに見せ合いながら話をしています。同級生と比べて自分はどうだったのかを,確かめているのでしょうか。歓声が上がったり,悔しがったりと,それぞれの反応が見られました。もし,今回は思うような成績を残すことができなかったとしても,夢や理想を大事にすることで,自分自身の力を今後引き出していくことができるはずです。決して投げ出したりしてはいけません。堅実な努力を続けていきましょう。次はきっと挽回できますよ。
 

中総体県大会・地区吹奏楽コンクール 壮行式

 
 先日の終業式の後には,県中総体に出場する選手と,地区吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部員を激励する壮行式が,応援委員の進行で行われました。
 県中総体には2名が参加します。陸上競技(走高跳)には3年生の尾形君が出場し,相撲競技には2年生の大和田君が出場します。二人の決意表明に対して,生徒会副会長の中村君が激励の言葉を代表して述べました。
 次に,吹奏楽部の皆さんには,全校生徒にコンクールで披露する今回の曲を演奏してもらいました。とても難しい曲ですが,昨年の演奏レベルを超える内容でした。この春の新メンバーを加えた新体制で,よくこの短期間のうちに,ここまで曲を仕上げてきたものだと感心しました。練習では自分たちが中心となって,上級生が下級生をよくリードして,一生懸命に取り組んできた成果が出ている演奏でした。入賞して県大会に出場できるといいですね。
 最後には,応援委員のリードで,全校応援です。「さー,行きましょう!さー,行きましょう!」と大声を出して全校生徒が心一つに応援をしていました。選手や部員の健闘を期待しましょう。
 

ALTディラン先生の離任 3年間ありがとう!

 
 7月19日(金)の1学期終業式の前に,ALTのディラン・コフィ先生の離任式がありました。ディラン先生は平成28年に来日し,以来3年間,異国の地でALTとして本校を始め市内の学校で勤務をしていただきました。誠実な人柄,謙虚な姿勢。優しく,何か日本人を思わせるような物腰のディラン先生でした。素晴らしい青年教師です。
 この度は,任期を終えて帰国をされ,アメリカのご家族と一緒に生活をされることになるそうです。アメリカに帰国しても,日本との関係のある仕事に就くことを目指しているとのことでした。今,日本を離れるに際して,少しセンチメンタルになっていると話されていました。
 ディラン先生,私たちは同じ地球に住んでいる家族です。お互いを敬愛しながら今後も一緒に歩めたらいいなと思います。あなたのこれまでの努力に感謝をします。私たちの日本を愛し,鹿折中学校の生徒を愛してくれて本当にありがとうございました。アメリカでの先生のご活躍をお祈りします。
 

1学期を終了しました! 夏休みの充実を

 
 7月19日(金)は4校時目に1学期終業式を行いました。今年度は鹿折中学校73回目の歴史を刻んできました。平成31年度として始まり,5月からは令和元年度に切り替わった1学期でしたが,一つの区切りである終業式を無事迎えることができました。式辞の前には,校長先生から,生徒の1学期の歩みや頑張ったことを写真で紹介していただきました。そして,式辞では2学期に成果を出すために夏休みを充実して過ごしてほしいと話されました。また,鹿折中学校は,ふるさと鹿折を見つめて,「みんなが幸せになれる社会を創ることを学ぶ」学校だとして,各学年に出された問題に自ら答えを出して,3年間をかけて学びを深めるよう話されました。SDGsの学習と実践です。
 式の後半では,各学年の代表生徒が1学期の振り返りと今後への抱負を述べてくれました。1年生は中島君,2年生は作並君,3年生は菊田君です。3人ともしっかりと自分自身を見つめ,自分の成長や頑張りを確かめていました。そして,更なる飛躍を期して意見を述べてくれました。2学期も,生徒と先生が共に歩む学校にしていきましょう。
 

防災学習「タイムラインをつくろう」 そして防災教育連絡会

 
 7月10日(水)は月1回の防災学習の日でした。今回のテーマは「災害への備え: タイムラインを作成しよう」というものです。想定は「鹿折川が氾濫しそうだ」「土砂崩れが起きそうだ」とうものです。避難勧告が出たり,避難指示が出たりしたとき,時間軸にしたがって自分はどう行動すべきかを考え,判断力を鍛えるものです。生徒はプリントの中で状況の変化をつかみ,そのときの適切な行動は何かを考え,自分の行動の仕方を学んでいたようです。やはり,自分で最適な判断ができる力の育成がとても大事なことのように思われます。
 この日の午後には,大勢の地域の自治会長さんや気仙沼市危機管理課,消防署,警察署,公民館,アドバイザーさんなどの関係の皆様においでいただき,鹿折小・中学校で行っている防災教育について連絡会を行いました。地域の皆様に小中学校の教育内容ご理解をいただき,今後のよりよい防災体制を構築することを目指しています。鹿折地区の大人の皆様を交えた大きな力が生まれているように感じました。ご出席いただいた皆様に感謝申し上げます。
 

2学年PTA行事 お疲れさまでした

 
 2学年PTAでは授業参観に合わせて学年親子行事を開催しました。内容は給食試食会と親子スポーツ大会です。試食会のほうはアクシデントで急遽中止となりましたが,5校時に予定していた親子スポーツ大会は盛会裡に実施することができました。写真のように何と「長縄跳び」に挑戦でした。生徒も保護者も苦戦をしながらの練習風景を見させていただきました。生徒のほうは運動会の種目にもなっているので,経験もあり,若さもあって何とかなるように思われましたが,保護者の皆さんはどうだったでしょうか。でも,保護者の皆さんが生徒たちに負けじと一生懸命にジャンプを重ねる姿には感動させられました。綱を回す方も,跳ぶ方も必死で,大きな歓声が体育館に響いていましたね。最後まで拝見できなかったのが残念だったのですが,勝負はどうだったのでしょう。翌日は筋肉痛になられた方もいらっしゃったでしょうね。保護者の皆様,2学年PTA学年行事へのご協力,大変ありがとうございました。
 

学期末清掃 頑張りました ご苦労様!

 
 学期末です。学校ではいつもより時間を延長して,普段なかなか清掃できない部分も含めた清掃活動を実施しました。いつものことですが,学校は毎日のように様々な行事があります。学校末大掃除をしようと思ってもなかなか日程がとれないという現状です。やっと確保できた3日間の日程でしたが,生徒たちはいつもにもまして頑張って清掃をしていました。101人の生徒数で校舎を全てやるわけですから大変です。以前とは仕事量が違うのですが,どの生徒も責任をもって担当の仕事をしている姿は,相変わらず立派だなと感じました。
 
 本校の良さの一つだと思うのですが,生徒だけでなく,先生たちも清掃活動に取り組み,生徒と一緒になって頑張っているのです。ですから,清掃の時間には職員室がほぼ空になります。生徒と一緒に活動し,生徒と触れ合い,理解を深めたり,人間関係を深めたりしています。給食の時間や清掃の時間はそういった意味でとても重要な時間でもあるのです。それにしても一生懸命に働いている人の姿というものは美しいものですね。
 

授業参観 ありがとうございました

 
 7月9日(火)に授業参観・学年懇談会を実施しました。保護者の皆様には学校においでいただき,懇談会に参加していただき,大変ありがとうございました。中学生はこのような機会に「来なくてもいいよ」といいがちですが,実は内心はそうではなく,少し期待をしている部分もあるのです。また,実際に学校の様子や雰囲気をご覧になって気づくこともありますし,何より保護者同士の連携,先生との連携を図る上で重要だと思います。今回の授業参観の機会はどうだったでしょうか?これからもどうかよろしくお願いいたします。
 
 懇談会では1学期の生活の様子をお話ししてご理解をいただきましたが,間近に迫った夏休みについてもぜひご理解とご協力をお願いいたします。この期間は開放的な気分がありますし,当然ご家庭での時間が長くなります。生徒たちがいかに自律的に目標と計画をもった生活をするかが大事なところです。ぜひ,お声がけをお願いいたします。また,この期間は親子のつながりを一層深めるチャンスでもあります。褒めることを基本としながら,お子さんに積極的に関わっていただけたらと思います。学校では駅伝大会への練習を全校体制で行います。そして,部活動も実施します。このような活動へのご協力もぜひお願いいたします。
 

3年生PTA行事 「はまらいや」参加

 
 写真は去年の3年生の写真です。夏休み中に踊り「はまらいや」の練習をしているものです。基本形を踏まえながらも,その団体ごとにアレンジして踊るので,昨年の3年生も大いに工夫をしたようでした。さて,今年はどんな踊りになるのでしょうか。保健体育などの学習成果が出るといいですね。
 
 緑色のTシャツを着ているのは当日の様子です。昨年はこんなコスチュームでしたね。当日は大勢の人が集まり,しかも,帰宅は夜9時頃になるのでとても心配です。様々な事件事故に巻き込まれたりすることもあるからです。保護者の皆さんの指示をよく聞いて,安全な参加をしてください。今年の3年生の皆さんの熱気と学年の一体感を楽しみにしています。頑張りましょう。3年生の保護者の皆様どうぞよろしくお願いします。
 

夏休みの活動 たくさんあります 計画的に

 
 中学校の夏休みは忙しいです。この時期にということで,様々な活動が夏休みに予定されています。いいことかどうか,難しいところですが,そんな夏休みは計画的に過ごすことが一番大事です。各自工夫して夏休みを過ごしましょう。
 写真は昨年の夏休み中に撮影したものです。上の写真は3年生です。部活動がないのに学校に来ているのは,港祭りの「はまらいや」にPTA学年行事として参加するからです。踊りの工夫をして,練習でみんなと合わせ,打合せをしているのでした。3年生は受験勉強も充実して行わなければなりません。また,高校の体験入学も行われます。やはり工夫が大事ですね。ここで頑張りましょう。
 
 上の写真は図書室で撮影しました。夏休みの後半には,学習相談日が予定されています。家庭で自学自習するのですが,自分では分からないところを友達や先生に聞いて解決をするようにしているのです。もちろん,先生にはいつでも質問してよいことになっています。恥ずかしく思わないで,また,面倒に思わないで自分から積極的に質問をして教えてもらってください。まず,自分で勉強することです。
 
 右上の写真や下の写真は体育館で撮影したものです。夏休みは部活動も佳境です。新人戦が9月下旬にありますから,この時期にしっかりと鍛え,チームの戦術を身に付けることが重要です。学期中よりもしっかりと取り組める時期ですから,絶対怪我をしてはいけませんね。熱中症にも十分に気をつけて充実した練習をしましょう。
 この他,中総体県大会があり,吹奏楽コンクールがあり,ソフトテニス気仙沼大会がある夏休みです。何度も書きますが,生徒の皆さん計画的に頑張りましょう。
 

研究授業(1年理科)を行いました

 
 2年生音楽の授業があった日には,1年生の理科でも研究授業がありました。学習課題は「実験を通して3種類の白い粉がそれぞれ何なのかを考えよう」というものです。1年1組の生徒たちは戸羽先生と一緒にこの学習課題に立ち向かっていきました。不明な物質を観察・実験をとおして見極めていく際に,どうなればどうだという考え方を複数組み合わせて考えを導くことをしっかり身に付けさせようとしています。そのためには,今回は①見た目,②手触り,③水への溶け方,④熱したときの変化に着目させることになります。この視点で物質を論理的に見極め整理することを学習するのです。そのために用いるのはホワイトボードでの整理と話合いということでしょうか。授業の中では個人の考えをしっかりともつこと,そして,それを小集団の話合いで補い高めることが大事にされていました。
 
 1年生ですから,実験の仕方を身に付ける,結果の整理の仕方を身に付ける,話合いの仕方を身に付けることはとても大事だと思います。先生の指導に対して1年1組の生徒が意欲的に取り組み,学習を楽しんでいる様子がよく分かりました。
 
 また,この授業では,先生はあえて紙板書をせず,チョークで黒板に書き,生徒にはワークシートではなく,ノートに書き込ませています。ねらいは,生徒が黒板を書き写すだけでなく,自分で考え,工夫を交えて自分のノートをつくるように仕向けているのです。一流の学習者は自分流のノートをつくって考えをまとめ,構想を練っていることが多いようです。本校の生徒たちもそのように育ってほしいものです。そのようになることで発表の仕方も上手になっていくと思います。頑張れ,1年生。
 

合同交流学習に参加しました。

 
 7月4日(木)は気仙沼市教育委員会や市立学校長会が主催する「合同交流学習会」が開催されました。本校からは2名の生徒が参加し,伸び伸びと活動しました。
 朝,鹿折公民館に集合して,2台のバスで大島の国民休暇村キャンプ場へと移動です。キャンプ場では開会行事の後,グループワーク,そして野外炊飯(カレーライスづくり)を行いました。午後にはゲーム大会をし,龍舞崎を見学し,大島大橋を歩いて渡って解散をしました。
 
 本校の生徒たちは,他校の生徒と楽しく仲良く活動して存分に野外活動を楽しんだようです。一生懸命に自分の役割を果たしている姿が素晴らしかったと思います。生憎の天気でしたが,前向きな心が活動の充実を生み出しているようでした。参加した生徒たちの互いへの優しさや仲良く一緒に活動しようとする心が素晴らしかったと思います。本校の教頭先生や弘瀬先生がこの交流学習会の事務局を務めてくれました。ありがとうございました。
 

研究授業をやりました(2年音楽)

 
 7月3日(水)には研究授業がありました。2年生の音楽の授業では,学習課題「『サンタルチア』の表現を工夫して歌おう!」の達成を目指して,先生も生徒も一生懸命に頑張りました。授業の成果は「先生の指導力」×「生徒の学習力」×「教材の力」の3項の掛け算です。この日,先生が狙っていたのは,音楽を形作っている要素の中でも「強弱・リズム・旋律」について生徒の認識を深め,これを活用してよい歌唱へと導くことでした。生徒は級友と共に考え,話合い,自己評価をしながら表現を工夫していきました。楽曲のよさや特徴を押さえながら,先生と生徒が共に力を出し合って,よい学習へと頑張っている様子が見られました。
 
 やはり学校の魅力は同級生同士が刺激し合い,協力し合って勉強できる点です。生徒同士のグループワークの質が高いかどうかはとても大事です。しかし,2年生はいつものしっかりとした活動ぶりでした。とても頼もしく感じられた学習力でした。
 
 練習後には,その成果を問うための録音です。(左上)そして,みんなでそれを真剣に聞いています。(右上)先生の自前の録音機材が大活躍でした。
 つぎに,聞いてみてどうだったかを話合って確かめます。しっかり意見が述べられていました。(左下)先生からの意見も聴いて,もう一度グループワークです。
 この授業は録音と自己評価を上手く使って質の高い授業になっていました。やはり,先生が3つの要素を設定したことは有効でしたね。
 

老人介護施設「リーバーサイド春圃」様訪問 1年生

 
 6月28日(金)には,1年生は市内館山の老人介護施設「リバーサード春圃」様を訪問し,校外学習をさせていただきました。(総合的な学習の時間)この学習はリバーサード春圃様にご協力をいただいて毎年行っているものですが,1年生は「社会の課題を学ぶ」学習の一環として,この訪問学習を実施しました。またこれは,気仙沼市の地域包括ケアにおける介護人材育成事業としても実施しているものです。ですから,移動は気仙沼市のバスをお借りしています。
 
 当日は,施設を見学させていただいた後,介護の仕事について講義をお聞きし,介護体験(おむつ)をするといった内容で学習を行いました。リバーサイド春圃の職員の皆様には熱心にご指導をいただき,大変ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。生徒は少子高齢社会の現状や課題はもちろん,介護の仕事の意義深さや「やりがい」を十分に感じ取ることができたと思います。
 今後はお礼状を作成する中で,それぞれの学習を内面化していきます。1年生は前回は防災の必要性を学習しました。これ以外にも社会にはたくさんの課題があります。どんな課題があるのかを広く見聞きし,ぜひ調べてほしいものです。このことが今後の学習出発点になるはずです。
 

修学旅行のまとめ 3年生

 
 夏休みが近づいてきていますが,3階の3年生教室の廊下には最近になって修学旅行の写真が貼り出されています。これは震災による被災地支援の一環で生徒一人当たり1,000円分の写真がプレゼントされるため,希望する写真を決めてもらうために貼り出されたものです。毎年,このような支援をしていただき,心から感謝します。この写真を見ながら3年生は5月の修学旅行の思い出を振り返っていることでしょう。写真の向かい側の壁には,修学旅行をテーマにした俳句の創作(国語科学習)や,修学旅行新聞でのまとめ(総合的な学習)が掲示されています。2年生の準備期間から様々な体験をし,自分たちの掲げたテーマの下,規律をもってみんなで楽しむことができた修学旅行でした。せっかくのこの経験をぜひ今後に生かしてほしものですね。そして,思い出を大事にしてほしいものです。
 以下に生徒の俳句を五句ご紹介しましょう。
  浅草を汗かき歩く自主研修(Kさん) 
  春の夜や眠らぬ町と眠れぬ僕(Hくん)
  ディズニーで夜の七時にサングラス(Mさん)
  東京は見るもの全てが虹模様(Hくん)
  颯爽と変わる炎帝はやぶさの窓(Fさん)
 

朝の挨拶運動 今年も頑張っています

 
 朝の挨拶運動,今年も生徒たちは頑張っています。本校の挨拶運動は多様な集団活動で進めているのが特徴です。学級ごとに,委員会ごとに,部活動ごとになどと,様々な集団がこの活動をします。この日の担当は吹奏楽部の皆さんです。朝日のまぶしい,とても清々しい朝,校門付近で挨拶運動のリーダーを務めてくれました。顧問の先生たちも一緒に活動しています。やはり8時少し前くらいが登校のピークの時間帯でしょうか。互いに挨拶を交わしながら,今日一日が気持ちよくスタートしているのです。当番の皆さん,ご苦労様です。
 しかし,もし,このような挨拶運動がなかったらどうなのでしょう。考えてみれば,挨拶運動をしなくても挨拶が爽やかに交わされる学校だったら,もっといいですね。私たちの目指すところはそこかもしれません。挨拶運動は「手段」。目的は自然と明るく挨拶の交わされる学校です。そのようになることをぜひ目指していきましょう。震災直後,鹿折中学校は「笑顔と挨拶」を,自分たちのためにも,社会のためにも大事にしました。その魂を今も求めていきたいものですね。
 

今年も駅伝の時が来ました 積極的に参加を

 
 中学校には駅伝大会があります。そして,今年も駅伝の時が来ました。写真は昨年度の駅伝練習の様子ですが,大勢の生徒が駅伝にチャレンジしました。練習の様子をを見ていると,生徒たちの必死な表情や,大きな声で互いに励まし合う姿など,感動する場面が多くありました。先生たちも教科や学年所属にかかわらず,全員が協力をして校庭に出て指導をしています。
 
 部活動単位で参加するケースもあるのですが,基本的には個人個人の判断で参加するものです。参加申込書を提出していただきますが,自分の意志で参加をお願いします。暑さの中での厳しい活動ですから,心身が健康で,何よりも自分自身のやる気がなければこの活動はできません。練習への参加を希望をするなら,自分の生活習慣や健康管理をしっかりとして体調を万全に整え,覚悟を持って取り組むことが必要です。そんな活動ですから,選手になる,ならないはあまり大きな問題ではなく,これを自分の意志でやり通すこと自体にとても大きな価値があるのです。参加申込は7月12日(金)まで担任に届けてください。保護者のみなさんからも,お子様にぜひ勧めてほしいと思います。夏休みの勲章になると思います。今年も大勢の生徒に皆さんに参加してほしいと思います。
 
 さて,今年の練習は7月22日(月)から始まります。朝7時30分から8時30までの1時間です。練習終了後,各部の部活動が始まることになっています。駅伝大会は9月5日(木)です。心と体が今以上にたくましくなり,主体的な心が育つといいですね。生徒のみなさんの頑張りを期待します。
   

校庭の石拾い ボランティア委員会

 
 金曜日の朝は,いつもボランティア委員会の出番なのですが,この日は校庭の石拾いです。ご存じのように昨年の今頃はまだ校庭が使えなかったのです。しかし,あれから1年。復旧工事で新しく暗渠を入れていただき,新しい土を入れていただいた校庭ですが,当時は目立たなかった小石が徐々に地中から表面に出てきたようです。最近は,随分と校庭にに小石が散らばるようになりました。そこで,今学期のボランティア委員会の活動が,このような展開になっているのです。7月の「鹿中きれいの日」には全校生徒で校庭の石拾いをすることが計画されているので,もうじき全校生徒でもこの活動に取り組みます。しかし,その前にボランティア委員会の諸君が金曜日の朝に頑張ってくれていました。この日の石拾いの集団は校庭を東から西に向けて移動しながら,バケツに一杯になるほど石を集めてくれました。ご苦労様でした。
 

復興盆踊り うちわ原画 力作揃い

 
 8月11日(日)の「山の日」には,恒例となっている鹿折地区復興盆踊りが開催されるそうです。先日,まちづくり協議会様から本校生徒に「うちわ原画コンクール」への応募依頼がありました。そして,応募作品が集まりました。各学年ともかなりの数の応募です。また,その作品のレベルもとても高いのです。これには大変驚きました。例年行われている行事ですし,小学生の時にもポスターを描いているからでしょうか,とてもきれいで工夫のある作品が数多く見られました。さて,どの作品が選ばれるでしょうか?楽しみですね。
 盆踊りだけでなく,本校では生徒の地域行事への参加を大事にしています。地域社会の活動に参加することで,地域の一員としての自覚が育ち,将来の社会参加への礎になると考えるからです。今年も生徒の大勢の諸君が原画の応募をしてくれたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。当日は,本校の吹奏楽部のメンバーも演奏を披露することになっています。地域の皆様,どうかご期待ください。
 

生徒昇降口の変化

 
 今年度,生徒の昇降口には少し変化がありました。昨年ご紹介していたボランティア委員会のボトルキャップ収集活動の集計表が貼ってあった場所に,青く長い物体が立てかけられています。「竹馬」の登場です。昼休みの運動遊び推奨のため,この場所が荷物置場に選ばれたようです。傘立てが狙われたようです。一番いいところで目立ちます。どんどん使ってほしいですね。
 ボトルキャップ収集も続いています。ある朝,写真の生徒はこんなにたくさんキャップを学校に持ってきて,自分の学級の所に入れていました。その生徒に聞くと,お母さんが「職場」の皆さんの協力をいただいて集めてくれたものだそうです。こんなふうに保護者の皆様にもご協力を頂いている活動です。今年度も頑張ります。さて,新しい集計表もできました。一見では昨年のものと同じように見えるのですが,実は新しい工夫があります。水色は今週の重さ,ピンク色は合計の重さを示すのですが,これには大きな付箋紙が使われているのです。ですから,毎週の数字の書き換えが簡単になりました。生徒はこのアイディアを自慢げに話してくれました。回収箱や集計表は,少し奥まったところに移されたので目立たなくなりました。しかし,華やかさはありませんが,とても大事な活動だと思います。今年度も頑張りましょう。
 

単元テストで学力向上!

 
 先日,学校の掲示物のお話をしたのですが,今回も掲示物です。1年生の廊下にこんな貼紙が出ていました。「数学単元テスト」だそうです。テストでよい成果を上げるために「互いに聞き合う」ことを促しています。そして,「数学のできる学年になろう」と呼びかけています。呼びかけの貼紙の脇にはテストの問題があります。解答が赤ペンで書いてあるのです。事前に問題と解答が示されているのです。単元テストとは,学習のまとまりごとに,学習内容が身についたかを確かめるためのテストです。定期テストに比べると出題範囲が狭いので生徒は取り組みやすいものとなっていますし,そのことの積み上げが定期テストや学力診断テストにつながるものです。
 今年度,数学科だけでなく,いくつかの教科の先生たちが「単元テスト」を試みています。小さなまとまりをしっかり身に付けることで,学力を上げ,生徒に自信を持たせようとしているのです。生徒のほうでも良い点数がとれることは嬉しいに違いありません。よい点が取れれば「やる気も湧く」はずです。この「単元テスト」の取組で良い成果が出ることを期待したいと思います。なお,数学への興味を高めるパズル問題も一緒に掲示されていましたよ。これはチャレンジです。