鹿中 学校生活

今日の鹿折中

単元テストで学力向上!

 
 先日,学校の掲示物のお話をしたのですが,今回も掲示物です。1年生の廊下にこんな貼紙が出ていました。「数学単元テスト」だそうです。テストでよい成果を上げるために「互いに聞き合う」ことを促しています。そして,「数学のできる学年になろう」と呼びかけています。呼びかけの貼紙の脇にはテストの問題があります。解答が赤ペンで書いてあるのです。事前に問題と解答が示されているのです。単元テストとは,学習のまとまりごとに,学習内容が身についたかを確かめるためのテストです。定期テストに比べると出題範囲が狭いので生徒は取り組みやすいものとなっていますし,そのことの積み上げが定期テストや学力診断テストにつながるものです。
 今年度,数学科だけでなく,いくつかの教科の先生たちが「単元テスト」を試みています。小さなまとまりをしっかり身に付けることで,学力を上げ,生徒に自信を持たせようとしているのです。生徒のほうでも良い点数がとれることは嬉しいに違いありません。よい点が取れれば「やる気も湧く」はずです。この「単元テスト」の取組で良い成果が出ることを期待したいと思います。なお,数学への興味を高めるパズル問題も一緒に掲示されていましたよ。これはチャレンジです。
 

情報化社会の危険 機器利用は賢く安全に!

 
 左上のイラストは先日学校に届いたポスターのイラストです。「ネット社会の健全な発展に向けた連絡協議会」(総務省,法務省,文科省,警察庁)が発行したものです。イラストが物語っているのは,SNS等での生徒の書込みや画像流出によるトラブルであることはすぐに理解できます。そのことで,様々な批判や反発が該当者に寄せられることになるのです。そして,一度流出した情報は回収することが不可能になってしまうのが,この問題の怖さです。
 これまで再三話題としているところですが,本校生徒はスマホだけでなくゲーム機等も含めると,ほとんどが通信手段を持っていることになります。どの生徒にもこの問題が起きる可能性があるわけです。機器利用は賢く安全にさせたいのです。それには,保護者の方々のお子さんへの介入は絶対に必要です。この機器利用には大人が主導権を持たなくてはなりません。下のイラストのような思いを子どもたちにさせないよう,的確な関与と指導をお願いします。夏休みが近づいていますが,どのような機器利用になっているか把握していただき,モラルやセキュリティーについてお話ししてください。そして,お子様との約束事が有名無実化しないよう,再度話し合っていただきたいと思います。
  

教室の掲示物から

 
 学校の掲示物には様々なものがあります。それぞれの学年の取り組んでいる内容やねらいが,そこから見えてくるのです。
 上の写真は,3年生の教室にあったコルクボードです。真ん中に「募集中」と書いてありました。その周りには「求人票」が5枚貼ってあるのです。何を求人しているのかというと,運動会実行委員,文化祭実行委員,はまらいやダンス係,はまらいやデザイン係,学級旗デザイン係でした。今後の学校行事への生徒の主体的な参加を求め,進んで取り組む態度を育てようとしているようです。それにしても教室に求人票を貼るというのは面白いアイディアです。気軽にやりたくなるのではと思います。
 左下は1年生の廊下の掲示物です。一年生は学校生活のペースに慣れることが重要です。小学校の時とは給食の配膳をするにしてもレベルが違うのです。先日までは1年生の配膳が遅いことが話題となることがありました。それを踏まえてか,このような掲示物が生まれたのでしょう。学年の先生たちの指導が見えます。それにしても「12分」とは何と厳密なのでしょうか。着替えのスピード,おしゃべりなどがポイントのようですね。昼休みをゆっくりと過ごすためにも,この場面ではてきぱきと行動しなければなりません。1年生らしい課題です。
 右下は2年生の廊下の掲示物です。内容は先日の家庭科の学習で発表した「名前の由来」のワークシート紹介です。学習したことをより内面化することをねらっているようですね。このことで,2度3度と話題化し,しっかり考えさせて学習のねらいを達成させようとしていると思います。掲示物を見ていると先生たちの「作戦」や「思い」が見えてくるのです。
 

登校坂の海抜表示

 
 本校の校舎は海抜33メートルの高さにあります。大人の方は自家用車で学校にいらっしゃるので,案外知らないのですが,本校の登校坂には4枚の「海抜表示」が設置されています。1つめは自転車置場の向こう側の歩道脇で,海抜「3m」です。震災時には,この辺りにいろいろなものが流れ着いたと聞いています。
 
 しばらく登ると2枚目の「10m」が出てきます。そして,更に3枚目の「20m」も目の高さより少し低いぐらいの場所に現れます。
 
 最後は,更に進み,いよいよ学校の駐車場入口手前まで来ると,カーブの所に「30m」の表示があるのです。
 生徒が歩いて登下校するとき,毎日,この海抜表示を見ることになります。毎日,これを見て登校することで,高さの感覚が自然に身に付き,他所へ行ったときでも,その感覚が生かされることになるわけです。車で本校に来る方は気付きにくいのですが,登校坂にはそんな秘密が隠されています。

激励をしに来たのでしょうか? 鹿と共生

 
 上の写真は6月7日(金)の撮影です。夕方の校庭に2頭の鹿が現れ,二人で追いかけたりしながらしばらく遊んでいました。多いときは3頭で現れることがあるのですが,その鹿のうちの2頭なのでしょうか?親子なのでしょうか?
 
 上の写真は6月12日(火)に撮影したものです。白い丸のところに鹿がいるのですが,お分かりでしょうか。この日は午前中から校庭に鹿が来ていたと生徒は言っていましたが,夕方,陸上大会の練習を行っているときにも鹿が校庭にいました。何やら生徒たちの練習に興味をもっているかのようなそぶりで,逃げもせず,しばらく校庭をうろついていたのです。こんなことって,あるのでしょうか。
 
 明日は陸上大会という日のことです。ひょっとしたら生徒たちを激励に来てくれたのかもしれませんね。それにしても,あまりに堂々としていて逃げないので,先生は生徒に危害が加わるのではないかと心配し,鹿と距離をとりながら,じっとその様子を観察していました。下の丸印の先生がそれです。陸上チームの監督を務める先生が,明日の大会での心構えや期待を話しているときも,遠くの方でそのお話を聞いていたようです。さっきの先生はまだ気を抜かず,用心をしています。それにしても,鹿がいても生徒は平然としています。鹿と共生する中学校なのです。先生,ご苦労様でした。
 

先生も工夫しています 国語科教室

 
 生徒の学習だけなく,先生の指導にも工夫が必要です。その一例に今年度から行っている「国語科教室」の設置をご紹介しましょう。「環境」の力は大きいのです。
 国語科教室は3階の3年生教室の隣にあります。昨年は3年2組教室でしたが,今年は3年生が1学級なので,これを国語科教室として活用しています。ごく普通の教室ですが,どの学年も国語の時間はこの教室で学習するのです。教室には国語科で重要視する内容を大きく掲示しています。また,学習資料や関連図書・参考図書を用意しています。国語辞典や百人一首などの備品も収納しています。先日の授業研究会のときには,どの生徒の机にも国語辞典が置かれており,いつでも直ぐに言葉を調べることのできる環境になっています。他教科にも広がるかもしれません。
 
 それにしても,何と言っても一番大きいのは,下の写真のように,生徒同士が互いの学習の成果を見て,自然に参考にし合えるようになっていることです。特に1・2年生は,上級生の学習成果や学習の過程を教室に行くことで自然に見ることができ,様々な刺激を受け,知らず知らずに目標としていることです。その他にも,工夫ができるはずです。モニターや機器を常設したりして更に工夫を重ねたいものです。視聴覚の備品がもっとほしいなと思うのは贅沢なことでしょうか?
 
 

期末テストどうだったかな 終わってから学ぶ!

 
 先週の今日は期末テスト1日目でした。あれから1週間が経ちました。上の写真は3年生と1年生のテスト受験風景です。下の写真はテスト直後に2年生が同級生と感想を話し合い,答えを確かめている場面です。今は答案が戻り,答え合わせも済んで,各教科の点数と合計点数が分かっているのではないでしょうか。今回の期末テストのできはどうでしたか?1年生は初めての定期テストを経験してどうでしたか?
 テストの点数に一喜一憂するのは無理もないことです。しかし,テストを経験するごとに,自分の勉強方法を振り返り,改善点を見付け,自分のよりよい学習方法を作っていくことが大事ですよ。テストが終わったばかりの今が,そのときです。今回の経験を生かさなければもったいないです。しっかり振り返って考えてみましょう。もっといい自分の勉強のやり方を作っていくチャンスです。
 例えば,普段の勉強のやり方はどうですか。単元ごとのまとめはできていますか。分からないところや,難しく感じるところは,先生や級友に質問できていますか。授業の中でしっかり身に付けるぞと考えて臨めば,家庭学習の量は減らせるはずですね。授業での集中力や自分の工夫はどうでしょう。人間は弱い生き物です。ですから,勉強したことやすべきことは「見える化」して明示できているでしょうか。自分に「見せる」ことは大事です…などなど。勉強が分かるようになれば,自分に自信がつき,未来を明るく感じられるようになります。今こそ工夫をするときです,鹿中生のみなさん!
 

非行防止教室の開催

 
 6月24日(月)は期末テスト2日目でしたが,テスト終了後の6校時には「非行防止教室」を開催しました。この教室は本校では毎年実施しているものですが,内容は二つあります。一つは「非行防止」のための講話,もう一つは「薬物乱用防止」についての講話です。
 「非行防止」は気仙沼警察署生活安全課の永井千智様からプレゼンをしていただきながら,お話を伺いました。例えば「万引き」をすると,悪い仲間ができ,大切な友達を失い,もっと悪いことをするようになると説明がありました。生徒は決して軽はずみな気持ちでそのようなことをしてはいけないと感じたと思います。
 
 また,「薬物乱用防止」については,地区指導員の幡野玲子様からお話を伺いました。幡野先生にはユーモアを交えながら,薬物依存の悪循環等を熱心に説明して頂きました。お話だけでなく,写真や資料からこの薬物の危険を十分に知ることができたと思います。楽しく教室を盛り上げて頂くお話でした。
 
 校長先生からは,①自分の頭でしっかりと考えること,②自分を厳しく律することが大切ではないかと話されました。最後には,生徒を代表して2年生の佐藤君が講師の皆さんに御礼を述べ,教室を終わりました。今日の講話を今後の生活の中で生かしてほしいと思います。気仙沼警察署,気仙沼保健所の方々に大変お世話になりました。感謝を申し上げます。
 

全校で 「いじめ防止CMコンテスト」脚本づくり

 
 本校では県教育委員会で実施する「いじめ防止CMコンクール」に毎年動画作品を応募しています。また,校内ではポスターコンクール,標語コンクールなどを学級委員会が年間を通じて行って,生徒のいじめに対する意識を高め,撲滅のための継続的に指導をしています。何と言っても,教師による指導はもちろん,生徒自身の活動や表現を大事にして,いじめ防止への意識と態度を育んでいるのが特徴だと思います。
 そんな中,今年は新しい取組が行われました。それはいじめ防止CMコンクールへの動画作品を制作するに当たって,全校生徒に脚本を考えてもらい,寄せられた脚本の中から一つを選んで動画作品を作ることにしたのです。出演するのは生徒会総務を中心とした有志の皆さんですが,今年は全校生徒が制作に参加する方式にしたのです。
 さて,どんな作品が候補になったのでしょうか?「4コマ漫画」を描きながら場面を考え,セリフをつけて脚本とし,先日は脚本選考と撮影が行われました。完成した作品は後日ご紹介したいと思います。生徒たちの感性が上手に表現されて良い作品になることを期待したいと思います。それ以上に一人一人の個性を認めて尊重し合う生徒集団が今以上に育つことを願いたいと思います。
 

給食アクシデントでも しっかり食べました!

 
 6月21日(金)には予期せぬできごとが起きました。給食センターで調理中に虫が発見されたため,おかずの提供を中止するというものでした。日頃から衛生管理を徹底している中央給食センターでもこんなことが…と思ってしまいました。
 その結果,この日は,写真のように「ご飯」「牛乳」「海苔」の3点だけの給食になってしまいました。今日はどんなふうに食べているのだろうかと思って教室の様子を覗くと,どの学年もしっかりと昼食をとっていました。がっかりしたと思いますが,事情を理解して,あるものだけをおいしく頂いたようです。担任の先生には,今日はご飯のおいしさを確かめましょう,〇〇回よくかんで食べましょうなどと,声掛けされていたようです。毎日というわけではないので,こんなこともあるさと,生徒たちも割り切って食べてくれたようでした。これも一つの経験になればいいですね。
 幸いにして期末テストのため,5校時で完全下校でしたので,帰宅後に足りなかった分を補うことができたのではないかと思います。一見するといつもの給食風景のように楽しく食事をしてくれていました。ありがたいなと思うとともに,さすがに中学生だなと思わされました。あってはならないことですが,生徒たちの対応に救われた思いです。ご家庭の皆様にもご理解をいただき,ありがとうございました。また,生徒たちのために「海苔」を急遽用意していただいた,教育委員会の対応にも感謝します。
 

避難訓練・引渡訓練 ご協力ありがとうございました

 
 6月17日(月)には,避難訓練と引渡訓練を実施しました。今回の訓練は昭和53年の宮城県沖地震が6月に発災したことから,例年,大地震があり余震の心配から下校することになったという想定です。引渡訓練に当たっては保護者の皆様にご協力をいただき,たいへんありがとうございました。
 
 小学校から災害の経験を踏まえて真剣な訓練をしてきた生徒たちですので,当日も的確な集団行動をすることができました。昨年の経験を踏まえ,周囲の人や怪我をしている人などへの配慮を持つことも意識されていたようです。全校が校庭に1次避難するのに要した時間は2分39秒でした。校長先生からは,ここでの訓練はできて当たり前です,例えば大きな駅で大きな地震に遭ったときはどうなるか想像してみよう,その時に的確な判断と行動で自他の命を守ることができるか考えてみようと話されました。防災の勉強は一生続く勉強です,君たちが防災のリーダーとなりなさいとお話が結ばれました。生徒の真剣な顔つきが印象的でした。
 
 引渡訓練では昨年と変更した部分がありました。お迎えの車両が校庭の南側から入って北進し,体育館前で駐車する点です。こうすると車同士の交差が避けられるという判断からでした。雨天時もこのようにできればいいのですが,校庭は雨天時には入ることができないのが難点です。生徒はお家の方が迎えに来るまで,同級生同士で楽しく会話をしたり,期末テストの勉強をしていたりと思い思いの時間を過ごしました。担任の先生とゆっくりと雑談をしたり,普段なかなかできないことができた時間だったようです。やはりお迎えのお家の方が見えると顔が明るくなるのは小学生も中学生も同じですね。当たり前です。
 

キャリアセミナー開催 2年生総合的な学習

 
 6月14日(金)に2年生がキャリヤ・セミナーを開催し,進路学習の第2弾を行いました。今回は気仙沼商工会議所様のご協力をいただき,市内の5事業所の方においでいただいて,生徒と身近な関係の中で,直接,お仕事のこと,お仕事に関わる思いや夢などをお話していただきました。生徒は貴重な勉強をさせていただきました。
 おいでいただいたのは,株式会社石渡商店:石渡久師様,一般社団法人まるオフィス:加藤拓馬様。
 
 三陸フィッシュペースト株式会社:斎藤大悟様,アサヤ株式会社:廣野一誠様。
 
 有限会社たかはし:髙橋夏帆様の5人の方です。
 まるオフィス:小林様に進行をしていただき,まず始めに各企業のプレゼンをしていただきました。そして,企業ブースごとに近距離での対話を3回行った後に,生徒は感じたことをグループで話合い,それぞれの感想や理解を確かめ合いました。
 
 今度はその感想や理解にキーワードをつけてホワイトボードに書き,それを全体に紹介します。最後にはその発表に企業の方からコメントをいただき,学習のまとめとしました。
 
 終始生徒は前向きな学習態度でした。そして,仕事について様々な角度から理解を深めていきました。お金だけじゃないんだ,人々に貢献することが大事なんだ,地元合いと広い視野をもつことが必要なんだなど,様々に仕事の魅力を感じたようです。仕事の素晴らしさを理解したこと,とても嬉しく思いました。
 おいでいただいた企業の方々のお人柄の素晴らしさを感じ,仕事に対する真摯な思い,そして,仕事での夢や喜びなどお聞きして,生徒は大いに触発されたようです。素晴らしい学習をすることができました。心より感謝を申し上げます。今後とも鹿折中の子どもたちにご指導をお願いいたします。
 

中総体陸上大会③ これを次に生かす,つなげる

 
 大会では3年生の尾形君が走り高跳びで第1位となりました。記録は1m62㎝でした。自己記録の更新です。おめでとう。県大会でもよい競技ができることを期待します。頑張ってください。
 
 他の競技でも自己記録を更新する結果を得たり,8位内に入賞したりと,選手はよく頑張りました。また,逆にうまく行かずに悔しい思いもした部分もあったようですが,その経験が貴重なものになるはずです。これが大事なのです。人生にはスパイスが必要なのですよ。苦さが甘さを教えてくれることだってあるのです。
 
 君たちが頑張ったことは紛れもない事実です。その事実は次につながる何かを与えてくれていると思います。自分の場合はそれは何でしょう。しっかりと受け止めて,それを次の自分の次の取組や発展に役立ててほしいものです。頑張ったことは大事な宝物です。
 
 この陸上大会を経て更に自信と意欲が深まることを期待しています。期末テストを終えたら,また新しいステージが待っています。先生たちと一丸となって頑張っていきましょう。
 
 大会を応援していただいた皆さん,励ましていただいた皆さんに心から感謝をいたします。ありがとうございました。
 

期末テスト大成功大作戦! 放送委員会

 
 
  今日6月21日(金)と24日(月)は期末テストです。さて,今日のテストのできはどうだったでしょうか。勉強した成果が出ているといいですね。
 学校ではこの日のために,放送委員会の企画番組がありました。名付けて「期末テスト大成功大作戦!」です。今回は2年生の企画番組でした。事前に各学年の生徒にアンケートをとり,勉強方法や勉強にまつわる話題を集めていたようです。それを利用して,曜日を決めて,学年ごとに内容を紹介し,放送委員がコメントを加えるといった番組内容です。堂々としたアナウンスぶりは立派でした。手慣れた番組作りになっていたようです。この日は4人で番組を進めていましたが,手の空いているメンバーは放送中にしかりと給食を食べています。大したものだなと感じました。何度も企画番組を経験してきていることからのなせる業なのでしょう。
 生徒の皆さんは期末テストを視野に入れて今まで継続して勉強をしてきたと思います。下の写真のように普段からチャレンジノートで頑張ってきましたね。そのことが結果に出るといいなと思います。ある日の朝には一人で何教科もノートを提出してきた人がいました。部活動のない日で早く下校した日にはかなり頑張って勉強しているようですね。学校での勉強と家庭学習のサイクルを合わせるようにして,今後もチャレンジノート取り組みましょう。テストでも健闘を期待します。
 

中総体陸上大会② スポーツへの参加

 
 各種の競技会へは「役員」としての参加ということも,貴重であり,大事にしなくてはなりません。左上の本校生徒たちは,走り終えた選手からナンバーカードを回収しているのです。幅跳びでは砂場をレーキでならしたり,高跳びではバーの高さを測ったり,トラックではスタブロを回収したり,ハードルを並べたりと様々な仕事があります。役員生徒のそのような地道で正確な仕事があってこそ,競技会は成り立っているのです。本校生徒だけでなく,各校がそのような生徒役員を出し合って今回も大会を運営しました。大変お疲れさまでした。主役(選手)としての挑戦とともに,脇役としての挑戦や頑張りも高く評価したいものです。来年のオリンピックでも大勢のボランティアが活躍しますが,スポーツへの多様な参加スタイルを知っておきたいものです。
 
 
 ところで,スポーツにはフィジカルとメンタルの側面がありますね。そこがスポーツの面白みでもあります。如何に高い競技力があっても,それを出し切ったり,コントロールしたりするメンタルの力がないとよい結果は得られません。この両面を鍛えることが必要ですね。
 
 
 メンタル面は日常生活の中で養われるものです。勉強にだってメンタルの側面があります。ですから,日常生活でよい習慣を身に付け,自主的な態度をもち,自分で考える力を日頃から色々な場面で付けるようにしたいものです。鹿折中の生徒たちの競技する姿からは,そのようなメンタル面の充実ぶりが伺われていました。とても素晴らしいことです。この伝統はこれからも大事したいですね。
 

中総体陸上大会① 進んで取り組んだこと

 
 
   6月13日(木)は晴天。中総体陸上大会が一関陸上競技場で開催されました。日差しの強い一日でしたが,本校の選手団は全力で頑張ってきました。保護者の皆様には,早朝からの送迎,また,会場での応援と,ご協力をいただき,大変ありがとうございました。ご覧の写真の通り,子どもたちはよく頑張ったと思います。
 
 
 先にもご紹介したとおり,今回は全校生徒の半数以上が進んで陸上大会への参加を希望してくれました。各部の大会を終えてすぐのことでしたが,前向きによく取り組んで練習をしていたと思います。当日は選手も役員も一生懸命に活動しました。自分自身の記録と向き合って全力を尽くしてくれました。生徒が頑張って取り組む姿っていいものですね。入賞したかどうか,記録を更新したかどうかということよりも,何か圧倒的な「価値」があるように思います。こんなふうにやれるのだから,これから先もきっと何でも頑張れるはずだと,勝手に思ってしまうほど清々しいものでした。
 
  

鹿3運動 生徒へ説明 変化はありましたか?

 ほぼ1か月前,校長先生から,生徒たちに「鹿3運動」の趣旨を説明しました。生徒の皆さんはどう理解したでしょうか。また,実際に生活習慣の改善・向上は進んでいるでしょうか?
 生徒たちには,最後に「自分の可能性を大事にしましょう」「まず自分で意識してください」と呼びかけたのですが,どうでしょう。これから暑さが厳しくなります。3年生は部活動をしない中学校生活に突入していきます。セルフ・コントロールで生活習慣が向上できるといいですね。「鹿3運動」で明るい未来を手にしましょう。ご家族からの助言や指導がぜひ必要です。よろしくお願いします。
 以下は生徒に説明をしたときのプレゼン内容です。横方向の順序でご覧ください。→
 
 
 
 
 
 
 

自分たちで質の高い練習ができるか 吹奏楽部

 
 4月から10人で練習をしている吹奏楽部。ある日のこと,今日はどんな練習をしているのだろうかと思いました。顧問の佐藤先生が吹奏楽連盟の会議で出張です。生徒は自分たちで練習ができているのだろうかと興味をもって音楽室を覗いてみました。一流の部活動は「生徒だけで質の高い練習ができる」ものです。それが一流の条件です。…結論は一流!何と自分たちだけでしっかり練習をしています。これは今年も期待できるぞと,思わず感じました。7月21日(日)に地区吹奏楽コンクールがあります。今はそれに向けての練習です。生徒には「気仙沼市内の中学校吹奏楽部の中で1番良い音楽を奏でる」という目標があります。今はそのことへの挑戦が行われているのです。
 
 一人一人の練習は真剣なものでした。とても集中力が感じられます。パーカッションの2人は肩と耳の間にメトロノームを挟んでの練習です。
 
 楽譜への書き込みやマーカーには取組の過程が感じられますね。これは財産です。
 
 そして,上級生が下級生にアドバイスを丁寧にしたり,グループで音や楽譜を確認し合ったりしています。やはり先輩の存在は大きいですね。さすがです。そんな先輩に聞くと「1年生の成長が凄いんです。追い越されそうです」と嬉しそうに言うのです。アンサンブルコンテストに3人で取り組んできた先輩たちは,10人で取り組む今の音楽に喜びを感じていると思います。初めての楽器に触って2ヶ月の1年生も一生懸命です。このメンバーで県大会への切符がとれたら凄いですね。頑張れ,吹奏楽部!
 

指導主事学校訪問 3年生が公開授業

 
 6月5日(水)には指導主事学校訪問がありました。これは基本的に1年に1回,学校の授業や書類,教員研修などについて,教育事務所や市教育委員会の先生方から指導を受ける貴重な機会です。本校では「意味のある研修会にしたい」と考えて今回のプログラムを考えてきました。
 
 当日は3年生が国語科の授業を公開しました。自分のスピーチをよりよいものにするために,①自分の考えをしっかりともつこと,②多様に話合って交流し自他の考えを深めることを大事にして授業が行われました。また,指導をした佐藤先生はこの単元の授業を有効にするために,「配膳台のプロフェッショナル」と題した仙台市の中学生の発表を動画で紹介し,生徒に考える材料に提供していました。お陰でスピーチをどう評価したらいいのか,自分のスピーチにどう生かしたらいいのかが,分かりやすくなっていたと思います。生徒同士の話合いも何段階かあって,そのことから自他の考えの深まりが促進されていたようです。3年生の真剣な授業態度の成果です。
 
 授業後には先生たちで検討会をしました。2つの観点から効果を判断し,内容をグルーピングして,幾つかの要素を抽出しました。このことで,明日からの自分たちの授業に役立つ大事な知見を得ていたようです。先生たちの分析力の素晴らしさが光っていました。
 
 これらの様子をご覧頂き,丁寧なご指導を頂戴した教育事務所や市教育委員会の先生方に厚く感謝申し上げます。鹿折中学校は今後も生徒と教師が共に育つ学校になるよう頑張ります。
 

この日は PTAの皆さんも話合い

 
 昨日ご紹介した先生たちの話合いがあった日の夜には,PTA役員会が開催されていました。役員の皆さんにお集まりいただいて,各部への所属をどうするかを話合いました。そして,3つの部ごとに分かれて話合いをしていただきました。そこでは,今年度の活動計画を決めていただき,早速その内容の実施に取りかかっていただいたようです。また,学年部の相談も行われました。3年生では夏休みに毎年行われる「はまらいや」への参加も相談されたようです。本校PTAでは今月末には市PTA連合会の「バレーボール大会」への参加も予定しています。(昨年は事務局を担当して大変ご尽力いただきました)このような活動をとおして,会員が親同士や先生たちとの連帯を深め,協力して子どもたちの指導や支援をする地盤がつくれるものと期待をしています。「鹿3運動」は学校先導で進めさせていただきましたが,今後はPTAのご協力も頂いて実効力を上げていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
 

生徒が帰った後 先生たちの話合い

 
 5月30日(木),生徒が下校した後,先生たちが熱心に話合っていました。生徒の学習スタイルと同様に,学年グループごとの話合いです。どんなことを話合っているかは秘密ですが,あるテーマについて,生徒の①良さや期待できる点は何だろう?,一方,②心配で改善しなければならないことはなんだろう?,それは,③どうすれば解決できるだろうか?と話合っています。また,別のグループでは,①学習面,②生活面のそれぞれから実態を考察して,問題点やよさを明確にしていました。熱心ないい話合いができていました。実はこの日の話合いで終わりではありません。この後は各自の宿題が出されています。今度は自分一人で考えるのです。今日の話合いを踏まえた自分の「解決策」や「アイディア」を考えてくることになっているのです。その宿題を持ち寄って第2弾の話合いをします。今度は全員での話合いです。やっぱり「みんなで話合う」「自分で考える」のバランスは大事ですね。生徒の学習と一緒です。このような話合いから学校の取組が進められています。そして,先生たちのチーム力も向上させているのです。
 

歯科検診・耳鼻科健診 どうだったかな?

 
 学校では毎年健康診断が行われます。学年によって検診内容は若干異なりますが,法律によって6月末までに全生徒が健康診断をしなければならないものと決まっています。ですから,5月・6月は検診ラッシュです。先日も眼科検診を終え,先生から生徒の受診態度がとても立派だったとお褒めの言葉をいただきました。
 さて,5月29日(水)は歯科検診でした。永年本校の学校歯科医をお務めいただいている熊谷利勝先生には,今年も生徒の口腔の様子を丁寧に診ていただきました。たいへんありがとうございました。よくできていると思うのは,先生が診断した後,すぐにその結果に基づいて,養護教諭の豊田先生が生徒に指導をしていることです。間髪を入れずに助言をするシステムは本校のやり方です。これはいい方法だと思います。それにしても,しっかり歯磨きができている生徒とそうではない生徒がいて,2極化する傾向があることがが少し心配でした。なんとかしなくてはいけません。
 
 また,6月4日(火)は耳鼻科検診でした。過密なスケジュールの中,先生にはとても優しく生徒に接していただいて検診をしていただきました。たいへんありがとうございました。
 保護者の皆様には,各検診の結果,治療勧告を文書でお知らせしています。健康な身体は一生の財産です。内容をご覧頂いて,状況が悪化しないうちにぜひ受診していただき,お子様が健康に成長できるようご配慮をお願いいたします。よろしくお願いいたします。ご不明な点がございましたら,学校にお尋ねください。
 

さわやかな校庭 保健体育でハードルの授業

 
 日差しが強まり,緑の深さが増し,輝く季節となりました。ある日の午前中,光輝く校庭に2年生の生徒が出て保健体育の授業をしていました。とても清々しく,楽しそうなので,思わず写真をとったのです。以前にご紹介した,真冬の校庭でのサッカーの授業,あれは根性や気合いが必要な授業でしたが,あの時とは180度違う授業風景です。生徒の声や先生の声が校庭に響き渡っています。
 
 一生懸命に生徒が取り組む姿って,とってもいいですね。生徒自身はどう思っているのかは分かりませんが,この若者たちの様子から元気をもらい,未来に期待をしたくなるものです。指導をしている先生や支援員さんも気持ちがいいでしょう。教頭先生も職員室にいるときより楽しそうです。
 

毎月の「防災標語」 防災委員会

  
 生徒の防災委員会では,毎月,防災標語を考えて決定し,校舎内に掲示して呼びかけています。各学年から意見を出し,その中で良いものを選んで決めている様子です。
 震災の発生した3月は「忘れるな八年前の大震災」,年度が変わった4・5月は「いつでも防災意識を持とう」,避難訓練を校内で行う6月は「避難訓練で防災意識を高めよう」というものでした。校舎内の階段踊り場などにこの標語か貼り出されて防災を呼びかけています。防災委員の皆さん,毎月の標語の掲示,大変ありがとう。お陰でいつも防災を意識できています。
 でも,気になるデータもあるのです。先月の安全だより「みんなでANZEN5月号」でご紹介したことですが……①「災害時にどのような行動をとればよいか知っているか」という質問に「あまり知らない」と答えた生徒は27%もいました。②「家庭で災害について話し合っているか」という質問に「あまり話し合っていない」と答えた生徒が31%だったのです。次第に防災意識が低下してきているのかもしれません③「家庭でどのような対策をとっているのか分からない」と答えた生徒は44名でした。今日は11日,防災学習の日です。親子で災害を予想して,改めて話し合ってみてはどうでしょう。

鹿折地区ソフトボール大会 鹿中ソフト部健闘!

 
 6月9日(日)は鹿折地区ソフトボール大会(鹿折公民館主催)でした。前日の雨模様とは打って変わった晴天の下,大勢の地区民の皆さんが学校に集まってきました。そして,本校ソフト部も全員集合です。
 
 この大会は本校ソフト部にとっては大事な大会となりました。とても残念なことでしたが,部員が6名なので地区中総体に参加できない生徒たちの,中総体に替わる大会としてこの大会を位置づけているからです。この日は6名全員が揃って大会参加できました。そして,保護者や先生の協力をもらって大会に参加することがでしました。
 
 相手は強敵です。地区自治会のチームなのに野球経験者が大勢いて,女子中学生には考えられないプレーをしてきます。しかし,これも仕方の無いこと,大人の男性を中心としたチームとの,手加減なしのガチンコ対決となりました。
 
 試合は相手にリードを許す展開となりましたが,終盤で遂に追いつきました。延長は宮城方式で進められました。本校チームは先攻でしたが,2アウト満塁からの対戦で得点できず,逆に相手には点を入れられて敗戦となりました。本当にあと一歩という試合です。とても悔しい敗戦でした。もう一試合させたいと思いましたが,叶いませんでした。
 
 でも,生徒たちは皆さんに協力してもらって試合に出れたたこと,大勢の保護者や家族,先生に試合を見てみてもらって頑張れたことは幸せでした。3年生は最後の試合となりましたが,これまでの自分たちの歩みに自信をもってほしいです。そして,ここから大きく踏み出してほしいものです。頑張れ,3人の3年生! ご協力,応援いただいた皆様に厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。
 

昼休み 外で運動あそび!

 
 5月に入って昼休みの校庭や昇降口付近が少し賑やかになっているのです。竹馬にのって遊んでいる生徒,縄跳びをしている生徒,ボール遊びをする生徒など,思い思いに運動を楽しんでいます。
 これは以前に行っていた「朝の縄跳び」の発展形の取組です。ある先生が生徒にアンケート調査したところ,運動をもっとしたいが,なかなかできていないと感じている生徒が大勢いることが分かりました。では,もし運動するとして,どの時間帯が適切かを尋ねてみると,昼休みと答える生徒が多かったのです。そこで,生徒たちに昼休みに外で運動したり,遊んだりしようと先生が提案し,生徒の一部が外に出てくるようになったのです。気候がよくなったことも一因かもしれません。何か適当な運動はないものかと先生が探したところ,新品の竹馬が倉庫にあることを見つけたらしく,5月からは昇降口に置くようにしています。
 広い校庭が生徒に戻ってきたのに,保健体育や部活動でしか使っていません。もったないように思います。そして,運動部活動の生徒だけではありませんし,登下校を保護者の送迎でしている生徒も多数いることから,もっと日常的に運動することを勧めたいと思っていたのです。このような運動遊びが広がって,健康を増進し,体力を高めるようになったらいいなと思います。これは自分から進んで取り組むことが大事です。昼や朝に校庭を使ってジョギングや散歩をするのも勧めたいものです。どうでしょう。
 

鹿ゴール!

 
 5月26日(日),中総体2日目を終えて生徒や先生たちが学校に戻ってきた頃,久しぶりに校庭に鹿が現れました。今回は1頭のニホンジカです。随分体が大きい鹿のようでした。「鹿がサッカーゴールの中に入っている!」「かわいいーッ!」などと職員室では盛り上がりました。気温が高い日でしたが,夕方になって幾分落ち着いてきたからなのか,悠々と校庭を東側から西側にかけて進んでいきました。歩いては立ち止まり,職員室のほうを見ています。職員室を警戒するかのようです。そして,また歩いては立ち止まるといった感じです。食べ物を探しているといった様子ではないようです。今回の登場で,鹿の「おしりは白い」ことがよく分かりました。それにしても毎回思うのですが,こんなに大きな野生生物,普段はどこを寝ぐらとしているのでしょうか。三陸道建設や大島架橋取付け道路工事のため,山は環境が変わっているのかもしれませんね。鹿さんにも頑張ってほしいですね。
 

陸上大会練習への参加者50名超

 
 50人が一斉に走り出すと校庭には,土煙が上がります。圧巻な場面です。
 
 地区中総体陸上競技大会が近づいてきました。今年は6月13日(木)に一関陸上競技場で開催されることになっています。本校では毎年参加希望者を募り,自発的に生徒がこの大会に参加しています。今年も大勢の生徒が参加の名乗りを上げてくれました。なんと全校101名の生徒のうち53名もの生徒が希望をしてくれました。みんなでこの大会を頑張るぞといった気持ちが代々生徒に受け継がれているようです。競技力の問題ではありません。その前向きな気持ちが嬉しいですね。そして,サポートメンバーとしての活躍もありがたいです。
 
 昨年のことを思い出します。昨年の今頃も校庭は復旧工事の真っ最中でした。ですから,東中才の仮設グランウンドにバスで移動して練習をしていました。今年は写真のとおり,広い校庭をみんなで使って楽しく練習ができています。幸いよい天気も続いているようです。普段の各部活動の垣根を越えて,みんなが一緒になって取り組めるのも魅力なのでしょう。とても前向きな練習風景です。期間が短いですから,疲れをためず,怪我をしないように練習に励んでほしいと思います。また,みんなで声を掛け合ってアドバイスをしながら練習したいものですね。
 
 8日(土)には,一関市で開かれる「中体連陸上教室」に大勢の生徒が参加することになっています。参加予定の生徒のご家庭には既にプリントでお知らせしていますが,ご協力をどうかよろしくお願いいたします。→「陸上教室」は天候悪化のため中止となりました(6/7・13:30)
 

生徒たちによる学級づくり

 
 昨日ご紹介した学級には,また別の目を惹くものがありました。上の写真です。どやら学級目標が決定したのですね。「極限的結戦 ~自分たちの極限の力を出し友達と団結してカベに向かって戦え~」というものらしいのです。「なんと斬新な学級目標!」と思いましたが,これが生徒にとっては,イマドキの表現なのかもと思ったのです。そして,これを教室に清書して掲示するためにどのように書くかも検討され,提案されているのです。工夫のある表現が企画されているように思います。これが完成して掲示されるのが楽しみです。表現力や企画力のある学級ですね。
 さて,下は別の学級の壁に貼ってあったものです。生徒たちは学級内でレク的な行事を行ったようですね。担任の先生に聞くと,ストップウオッチを使ったお楽しみ的な行事だったのだそうです。名付けて「第1回ギネス大会」です。上位の成績の生徒にメダルが渡され,写真をとり,その結果が掲示されていたのでした。みんなで楽しむ活動だったのですね。
 生徒たちの学校生活は,やはり生徒たちが作り出すものです。試行錯誤や工夫があり,時には個性がぶつかって対立や反目があり,それを乗り越えてよりよい集団になっていくもののようです。各学級の歩みを楽しみに見ていきましょう。生徒会のテーマも決まりました。こちらも楽しみです。
 

班活動・係活動 学級生活の基本です

 
 どの教室にも,生徒の班活動や係活動の所属や役割分担が掲示されているものです。保護者の皆さんの中学校時代も同様だったのではないでしょうか?小学校にはありましたが,高校の頃はどうだったかと考えると,あまり記憶がありませんね。中学校では,この班活動や係活動が学級生活の基本です。この活動から,自分の役割や責任を果たすこと,みんなで助け合うこと,協力して問題解決をすること,そのためにしっかり話合うことなどを学びます。これによって,一人一人に居場所のある集団が徐々にできていきます。
 ある学級の側面の壁には,左上のような掲示物がありました。一番上の段には,係や班所属,2段目には各種の通信,3段目には話合いで使った付箋紙,4段目には話合いのテーマが書かれていました。とてもよくできています。
 この学級では,一つの班が一つの係を担当する方式です。驚いたのは,班の役割の中に,班長,清掃長,特殊任務長,学習長,清掃長といった個別の役割分担があることでした。これは昔はなかったなと思いながら見ていると,各班の「◎◎長」同士が集まって話合いをしているのです。(右下の写真)例えば清掃長は「各班の掃除の取組」について,班長は「クラス全体をみたとき,よいこと,わるいこと」について,それぞれ現状→課題→解決策を話合っているのでした。1年生ながら,うーん,なかなかやるなと思って見ました。このような活動をとおして中学生は少しずつ成長していきます。ご家庭でも,お子様にどんな活動・仕事をしているのか尋ねてみてください。きっとお子様のやる気につながると思います。
 

雨の日も 「あいさつ運動」

 
 本校の登校坂にこの立派な看板があることはご存じだと思います。あいさつを代々生徒会が大事にしてきたことを表すものです。この看板に恥じないあいさつを学校生活のなかでやっていきたいものです。
 さて,現在の本校では年間を通じてあいさつ運動をしています。毎日ではないのですが,色々なグループであいさつ運動の当番となって,朝の校内にあいさつを響かせています。これも特色です。学級別,部活動別,委員会別,部活動別などの当番があります。晴れているときは,冬でも校門付近にこの集団が現れるのですが,雨が降ったときは昇降口です。この日は生憎の雨模様でしたが,1年1組の男子生徒が当番を務めてくれました。あいさつで生徒同士がつながり合い,気持ちのいい学校生活ができるといいですね。そして,校内だけでなく,家庭でも,地域でもこれを実践してほしいです。生徒の皆さん,中学生の「かっこいい」あいさつをしましょうね。食事の時も「いただきます」をしっかりとね。
 

大きなホワイトボードがありました! 家庭学習

 
 1年生の教室に行ってみると,なんだか大きなホワートボード(WB)が後の出入口のところにあったのです。こんなに大きいWBがあったかなあと思って,その中身を見てみると,3人の生徒のチャレンジノート(家庭学習ノート)のコピーが貼ってあり,コメントが書いてありました。これで家庭学習を生徒に工夫させ,効果的な学習の仕方を身に付けさせようとしているのでした。3人の生徒の良さが説明されています。先生が書いたものでしょうか?生徒たちが書いたものでしょうか?それぞれの良さが紹介されています。
 時折「勉強の仕方が分からない」といって自分で勉強をしようとしない生徒がいます。そして,保護者もそのことを鵜呑みにして勉強の仕方を教えてくださいということがあります。しかし,勉強の仕方というのは「勉強するから分かるようになる」ものではないでしょうか?このことをを絶対に身に付けよう,覚えようと思って自分で工夫をするから,自分の勉強方法が身に付いてくるものだと考えてはどうでしょう。もちろん,級友の勉強の仕方はとても参考になります。まず,自分のやり方でやってみることです。そこがスタートラインです。そこから工夫が生まれてくるのです。
  

生徒総会 今年度の生徒会テーマ決まる

 
 5月20日(月)の午後,今年度の生徒総会が行われ,生徒たちは年間活動テーマなどを決定しました。いよいよ鹿折中学校72回目の生徒会の歩みが始まります。開会に当たり,生徒会の歌を全員で斉唱しました。そして,「学校の主人公は生徒なのだから,生徒が自分たちの学校生活に主体的に取り組み,責任を持つことは当然です」と校長先生からお話をされ,その活動例として,昨年の夏の甲子園大会を湧かせた秋田県立金足農業高校の「全力校歌」を動画で視聴しました。
 
 話合いに入る前に出席者の確認をして,総会が成立したことを報告し,議事に入ります。委員会活動,部活動などでの活動報告,決算報告がありました。大人と同じ総会風景です。その後,活動計画や予算案の審議に入り,丁寧な説明としっかりとした説明が繰り返され,中身のある議事が進行していきました。
 
 総務方針をすべてご紹介はできませんが,昨年度までの方針に今年の内容が加えられて説明されていました。今年度のキーワードは「みんなで創る」です。「中央委員会」というのも,その一つかもしれません。昨年の3年生が「鹿中きれいの日」を創って活動したことを参考にして取り組んでほしいと思います。
 
 ところで,生徒会テーマは,投票の結果「Be a Dreamer ~未来へ羽ばたけ~」となりました。最後に教頭先生から話合いを褒めていただき,期待を述べていただいて,総会を終了することができました。
 
 中学校では,生徒会活動の一つとして「総会」や「選挙」を生徒に指導してきました。この活動から,将来の「市民」としての資質を育て,民主的な社会の形成者としての素地を養っています。ESD(持続発展教育)と言わなくても,将来のためにずっと以前から取り組んできたのです。先人の偉大な業績であり,今も大事な教育活動だと思っています。

教育実習生 齋藤先生ありがとう

 
 5月7日(火)~24日(木)までの間,教育実習の齋藤先生が来校していました。教科は国語,学級は2年生,部活動はソフトテニス部を担当をしてもらい,それぞれの先生たちの指導を受け,教職について実際に学びました。齋藤先生は本校の卒業生です。震災直後の平成23年度に中学3年生だったということでした。災害の影響が色濃く,校庭に仮設校舎が建ったときの3年生でしょうか。あの時の鹿折中学校はそんな時だからこそ,「あいさつ」と「笑顔」を大切にしたと言います。今回は久しぶりに母校を訪れ,後輩を相手にした教育実習となりました。何と,放送室にある定番のアナウンス原稿は齋藤先生が中学生の頃に書いて貼ったものだそうです。そのまま現在も使われていることが分かりました。すごい伝統(?)ですね。実習では,教室での学習指導や生活指導に加えて,放課後はテニス部の指導を経験してもらいました。生徒には,齋藤先生と接する中で自分自身の将来を考えてほしいと話していましたが,3週間のお付き合いから,生徒が感じ,学んだものも多かったと思います。夜遅くまで実習に取り組みました。お疲れさまでした。残りの学生生活の充実を期待します。
 

家庭科学習 あなたの名前の由来は?

 
 昨日ご紹介した2年生,実は前日の5月16日(木)には,こんな学習もしていたのです。家庭科での学習で,自分の名前の由来を保護者に取材して級友に紹介するといった内容の学習です。こんな発表会があるよと噂を聞きつけていたので,ぜひ見てみたいとは思っていたのですが,「今からはじまります」と言われ,教室に押しかけてみました。
 生徒たちは自分の名前がどうしてこのように付けられたのかを取材し,そのことから自分が考えたことを堂々と発表していました。ある生徒に尋ねると,以前にも親から聞いたことはあるのだそうです。でも,思春期を迎えたこの時期に,名前に込められた親の願いや期待を改めて確かめることで,また以前とは違った考えを持つことにもつながり,意味のある活動になるのではないでしょうか。生徒はみんなしっかりと発表し,その発表に対しての級友の拍手が温かいと感じた学習の様子でした。保護者の皆様,子どもたちには親の思いが伝わってると思いますよ。2年生の生徒の今後が楽しみですね。当日は,家庭科の先生のご指名で,担任の先生も飛び入りし,名前の由来を話してくださいました。
 

2年生 「スポーツ笑顔の教室」を行いました

 
 2年生は,先日5月17日(金)にスポーツ笑顔の教室を実施しました。これは,「スポーツこころの教室プロジェクト」様からの講師派遣による教育プログラムです。本校では昨年に引き続き,2回目の実施です。「夢先生」との交流や体験談を通して,夢を持つことの素晴らしさや努力することの意義などを勉強するものです。
 当日は「夢先生」として,梅原玲奈さんに来校していただきました。梅原さんは,フリースタイル・スキークロスの日本代表として,2018年韓国・平昌オリンピックに出場した方です。
 
 前半は体育館でウオーミングアップゲームやチームワークゲームを行い,みんなで協力をして課題を解決することをゲームを通して学びました。
 
 後半は教室でのお話です。夢先生のこれまでの歩みや経験・考えをお聞きして,自分の夢を考え,育む時間です。この時の生徒の眼差しは真剣そのものであり,しっかりお話を聞いて考えていることがよく分かるものでした。
 この教室でのお話から各自が自分の夢に気付き,深め,今まで以上に理想を求めて歩めるようになるといいですね。これからの2年生の成長が楽しみです。わざわざ東京からおいでいただいた,梅原さんを始めスタッフの皆様に心から感謝を申し上げます。
 
 

月ごとに考えて活動! 生徒の委員会活動

 
   先日,5月の委員会活動の話合いの様子を見に行きました。防災委員会は,6月の防災標語を決めた後,校舎の安全点検を学年ごとに生徒が行っていました。放送委員会は,例の企画番組の話合いです。側に近づいても気にしないほど,話合いに熱が籠もっていたのが印象的です。一年生もすっかり戦力となって,自主的で工夫のある番組づくりがなされています。また,ボランティア委員会は,今年も金曜日の朝の活動を続けています。この日はいつもより早く生徒が登校してきます。そして,早速,火ばさみをもって校庭や登校坂へと散っていきます。昨年の真冬の雪の舞う中での活動を思い出します。後輩たちには,この活動がしっかりと受け継がれていることが分かります。この他の委員会でも日常的に活動が行われています。後日,他の委員会をご紹介しましょう。生徒の皆さん,頑張ってくださいね。
 

地区中総体 ご協力ありがとうございます

 
 5月25日(土)26日(日)の2日間,地区中学校総合体育大会が開催されました。大会参加のために,保護者の皆様には朝早くからお見送りいただき,また,各競技を応援いただき,たいへんありがとうございました。各競技において,生徒たちは持てる力を精一杯に出し切りました。勝負事ですから,敗戦の苦い思いもありますが,3年生たちは,これまでの3年間,各部において一生懸命に励んできたことを称えたいと思います。
  
 部活動は教科学習とは異なる貴重な教育活動です。異年齢集団での自主活動を通して,①個人として成長する,そして,②集団として成長することを目的としています。もちろん,勝敗も大事なのですが……。この3年間の部活動での経験を生かすことで,より充実した自分自身になっていくことができるはずです。競技をとおして学んだことを「宝物」にしてほしいと思います。
  
 今後も生徒たちには,目標を高く持ち,「一生懸命に生きる」ということを通して,まだ秘められている自分の良さを見つけてほしいと思っています。3年間の部活動で貴重な「種」が蒔かれたと思います。それを芽吹かせるのは生徒たちです。芽吹かせ,育てて豊かな人格の人間になってほしいものです。生徒たちが,今後も未来を夢見て精一杯に励むことを期待しています。
  
 どの競技もご紹介したいのですが,今回は卓球競技をご紹介します。本吉総体を会場にして行われた卓球競技には,本校の男女卓球部が参加しました。外部コーチにも2日間ご指導いただきました。ありがとうございました。生徒はこれまでの集大成として気迫あるプレーをしたと思います。よく頑張りました。 
  
 新人大会よりも格段に上達していることが伝わりました。惜しくも,男女ともに県大会出場を逃しましたが,よい試合ができたと思います。今後の健闘を期待します。そして,敗戦の悔しさは次回に晴らしていきましょう。
  

英語検定 「奨励賞」をいただきました

 
 3月29日付けで日本英語検定協会から「奨励賞」を頂きました。年間3回の英語検定を本校で実施し,生徒の英語力の向上に貢献したことで表彰をされたものです。特別素晴らしい賞をいただいたというものではありません。しかし,英語検定だけでなく,漢字検定や数学検定も,本校では積極的に実施しています。そして,生徒たちも検定を励みにして自分のペースで受験をし,少しずつですが実力を高めてきています。教師も受験をする生徒に放課後等の機会を利用して,アドバイスをしたり指導をしたりしているのです。地域での活躍とともに,「世界とつながる豊かなローカル」を目指す気仙沼市の人材として,多言語の能力,数学的な思考力をしっかりと身に付けたいものです。自分のレベルを知り,着実に力を高めるためにも,これらの各種検定を生かしていきましょう。生徒諸君の自発的なチャレンジを期待しています。英語検定は今年度も3回実施する予定です。頑張りましょう。

学校のツツジ きれいに咲きました

 
 学校のツツジがきれいに咲きました。気仙沼地方では5月下旬から6月上旬が見頃になるのでしょうか,ツツジがきれいに咲いています。本校で圧巻なのは校門脇の「青雲の志」石碑のある植え込みの部分です。ここには,赤,濃いピンク,薄紫,純白と4色のツツジを一度に見ることができます。実はもう一色,オレンジ色に近いツツジもありましたね。(前にご紹介したもの)ですから,本校で見られるツツジは5色あるということになりますね。新緑の季節を代表する素晴らしい花です。緑を背景にして,今,彩り鮮やかに咲き乱れています。いつ頃植栽をしたものかは不明ですが,ツバキの3月,桜の4月,ツツジの5月と,学校は春の素晴らしい環境になっています。生徒たちも,このツツジの鮮やかさを目に止めているでしょうか?中総体,生徒総会,陸上大会などの行事の真っただ中ですが,今年の春(初夏)を楽しんでほしいものです。見ていると,白いツツジは一番最後に咲くということが分かりましたよ。
 
 

総合的な学習 ねらいと内容

 
 少し前になりましたが,5月13日(月)には今年度の総合的な学習の時間の勉強についてガイダンスがありました。安全担当の阿部先生から,全校の生徒に対して毎年この時期に説明を行っています。
 本校の総合的な学習の時間は「さくら学習」と名付けています。内容は大きく2つです。一つは,「探究学習」であり,もう一つは,「防災学習」です。全校テーマは「ふるさと鹿折を見つめる ~みんなが幸せになれる社会を創る学習~」です。これは総合的な学習の時間のねらいに加えて,ESD(持続発展教育)やみやぎの志教育の趣旨を踏まえたものですが,「未来を夢見る人間」の育成には必要な学習内容だと思っています。
 
 探究学習では,特に今年は学年の学習テーマを「問い」のかたちで表すことにし,3年間の学習が,最終的に社会参加につながっていくように内容を構成しています。探究し,課題解決をすることで,学びがいのある本物の学習にしたいのです。1年生には「社会にはどんな課題があるのか?」(社会の課題),2年生には「人々はどういきているのか?」(自他の生き方),3年生には「人々はどうすれば幸せになれるのか?」(幸せと創る提案)という課題を出しています。このことへの答えを求めて,生徒の学習が促進されると考えています。生徒がどんな答えを出すのか,とても楽しみです。
 
 また,一方,鹿折中学校は防災学習にも力を入れています。どの学年も年間25時間の防災学習をします。3年間で75時間です。この他に毎月11日は「防災学習の日」として課外学習が行われます。ねらいは「生き抜く力」を学び高めることです。キーワードは,「そなえる」「まもる」「つながる」です。
 
 その際には,これまでの「支援に対する感謝」を忘れないこと,そして,学習を生かして「地域に貢献」することを大切にしています。生徒が学習することで,最終的に「地域の防災力」が向上することを目指しています。防災は鹿折地区の社会課題の一つです。震災の経験を生かして,私たちはよりよい社会を目指し,幸せを実現しなければならないと思うです。意味のある学習にしたいものです。
 

春の交通安全運動 街頭広報活動!

 
 春の交通安全運動が5月11日(土)から行われています。16日(木)と17日(金)の朝の登校に合わせて,本校生徒会の防災委員と総務の生徒たちが交通安全を皆さんに呼びかけました。場所は,国道45号線のホーマック様前の歩道です。この場所は本校生徒も横断歩道を利用して大勢が行き交う場所です。生徒同士が交通安全を意識し合って安全に登校することはもちろん,朝の通勤等で道路を走るドライバーの皆さんにも交通安全を呼びかけるものです。全国ではとても残念な交通事故が起きており,幼い命が犠牲になっています。私たちの地域で同様の事故が起きないようにしたいものです。慎重で安全な登下校をしましょう。ドライバーの皆様,地域の皆様,是非ご協力をお願いいたします。生徒諸君,朝の交通安全運動への協力,大変ご苦労様でした。頑張りましたね。
 

中総体応援エールの練習 1年生

 
 文字でお伝えするのは難しいのですが,旗揚げをした後に,「行くぞー」(おー)と3回,「フレー,フレー鹿折」(フレッ,フレッ鹿折)と2回,太鼓でドッドドドと4回,「さあー,行きましょう」(さあー,行きましょう)と2回,「一球入魂」(一球入魂)「力を込めて」(力を込めて),「頑張れ鹿中」(頑張れ鹿中)……まだまだ続くのですが,本校のエールはとても音楽的で気持ちよくできています。
 先週の1年生教室では,応援エールの練習が始まっていました。中学校に入学して初めての経験です。1組も2組も,学級ごとに練習をして準備していたようです。今週からは全体練習も始まり,今日は本番の中総体壮行会です。気合いの入ったいいエールができるといいですね。頑張れ,1年生!
 

中総体 頑張る部活動(校庭)

 
 
 今年度,サッカー部は部員10人での単独チームで中総体出場となりました。そんな逆境の中でも,先日のゴールデンカップでは,ベスト4入りすることができたということです。サッカー好きの生徒が集まった部活動です。ですから,冷静な工夫と気迫で中総体でも頑張ってほしいものです。練習の中で大事にしてきたことを,試合でしっかりと実践して,勝利を手にしてほしいと思います。この日はとても楽しそうな練習風景でしたね。
 
 
 ソフトボール部は2・3年生で6名の部員数となりました。1年生の入部がなかったので,残念ですが,中総体には出場できないのです。しかし,部員たちはそれでも大好きなソフトボールの練習を続けています。6月に開催される鹿折地区のソフトボール大会が今の目標になっています。3年先生にとっては,これが最後の試合となります。思い出に残る大会にしてほしいものです。互いにアドバイスをしながら着実に練習に取り組んでいる姿は素晴らしいと思いました。頑張れ,ソフトボール部!
 
 テニス部は3月までは部員数4名の部活動でしたが,1年生の入部によって3パートが揃って団体戦をすることができるようになりました。ですから,1年生は貴重な戦力となっています。1年生はルールを理解し,審判の仕方を習得するなど,たくさんのことをこなさなければなりません。でも,これまでは1パート不戦敗からスタートしていたことを考えれば,とて素晴らしいことです。練習終わりには,大きな声で校歌を歌っているテニス部です。チームワークを一層高めて頑張りましょう。健闘を期待します。
 

中総体 頑張る部活動 (体育館)

 
 
 中総体を間近にした5月16日(木)の放課後,体育館の部活動の様子を見に行くと,元気な部活動の様子をたくさん見ることができました。体育館に入るとすぐに部活動ごとにまとまって大きなあいさつをしてくれました。その後,すぐに活動に戻って練習を再開をします。礼儀正しい取組方だと思いました。立派でした。どうやら練習は,準備運動的にルーティンとなっている活動から入り,その日のテーマとなる練習への移っていくようです。それぞれが一生懸命に,きびきびと取り組んでいることがよく分かりました。
 
 
 中総体を10日後に控えた練習です。バスケットボール部も,卓球部も活気のある練習ぶりでした。試合では,自分たちの実力を出し切ることが大切ですから,心身とともに「考え方」も大事にして臨んでほしいと思います。特に,3年生は最後の中総体ですから,チームが一丸となって声を出し合い,後悔をしない試合をしてほしいと思います。これまでの集大成となる大会としてください。みんなの健闘を期待します。
 

鹿3運動 ③鹿「メディア1時間」運動

 
 鹿3運動の3つめは,鹿「メディア1時間」運動です。中学生のメディア利用については,これまでも度々情報を提供し,PTAとともに保護者の皆さんにお願いをしてきました。先日も「スマホ等安全教室」を実施しましたが,依然この問題に関する懸念は続いています。
 一番心配なのは,スマホや通信機器等でのSNS利用で「いじめ」や「ポルノ製造」等の問題行動が起きる可能性があること,また,専用ゲーム機だけでなく,スマホ等でも深夜まで「ゲーム」をしたり,「漫画」を読んだりして依存傾向となること。そのことから,子どものコミュニケーション能力が育たず,不登校や対人関係のトラブルに発展することなどです。
 これからの時代では,これらのメディア利用は不可避でしょう。ならば,上手に使えるよう,依存しないよう,直接的コミュニケーションを大事にするよう指導していくことが大切ではないでしょうか。まずは,メディア利用をセルフ・コントロールする能力を育てましょう(持ちましょう)。スマホやゲーム機の利用を「一日1時間」と目安を設けて実践してはどうでしょう。先に記事にした「シックス・イレブン運動」とも関連させたいものです。なお,スマホ等は夜9時以降は保護者に預けることは気仙沼地区学校警察連絡協議会の申し合わせ事項になっています。(気仙沼地区のルール)各ご家庭で実践していただきたいと思います。

鹿3運動 ②鹿「シックス・イレブン」運動

 
 生活習慣で大事にしたいのは,「しっかり寝る習慣」です。中学生は多忙です。特に夏場は,部活動を終えて学校を出るのは午後6時15分です。(本校)帰宅すると7時頃になるのではないでしょうか?帰宅後に中学生がすることは…着替え,夕食,休憩や娯楽,家庭学習(学年+1時間が目安),家族の団らん,入浴などです。なかには,塾や習い事のある生徒もいるでしょう。これらを終えると就寝はいつになるのでしょうか。1日はいつでも24時間しかありません。24時間の中にこれらの生活を組み込まなくてはならないのです。ですから,どうしても「睡眠が軽視されている」のではないかと思います。しかし,睡眠が不足したとき,意欲の減退,体調の悪化,慢性疲労,集中力や笑顔の減退,イライラや不安の増加などが起きてしまいます。これではいけません。一日24時間をセルフプロモーションできる能力が必要です。その中で,決まった時間帯に「7時間」は良質の睡眠をとることが必要です。安定した生活リズムが効率の良い日常生活を生み出し,成長期の子どもたちの健康と成長を支えます。
 また,調査によれば,7時間~8時間の睡眠をとる中学生の学習成績が一番よいとの結果が出されています。恐らくこれは「自律心」や「自己管理能力」が学習成績に影響するからだと思うのですが,真実はどうでしょうか。今回の鹿「シックス・イレブン」運動の背景がここにあります。夜は11時には寝ましょう(寝せましょう),朝は6時には起きましょう(起こしましょう)。一日がより有意義になると思います。

鹿3運動 ①鹿「あいさつ」運動

 
 自然に上手なあいさつができる人を見ると,ああ,いいなと思ってしまうことは誰にもあるのではないでしょうか。あいさつで他の人によい印象を与えることは,相手だけでなく,その当人にとっても重要なことですね。多くのみなさんから好感をもって接してもらうことができるからです。あいさつは「人間関係の入口」をつくる働きがあります。人は多くの人々と接することで様々なことが分かるようになります。まして,子ども時代は多くの人々と触れ合い,関わることで,成長する機会を得るのです。ですから,あいさつ(入口)が上手かどうかは大きな問題です。あいさつで人とつながることができる「心の体質」をつくりたいものです。
 社会生活や職業生活でもあいさつは大切ですが,子どもの時代に人に対して積極的に関わり,交流してよりよい関係をつくる心の体質を育むことを大事にしたいものです。デジタルな人間関係が増えてきていますが,直接顔と顔を合わせて紡ぐ人間関係が基本です。「おはようごさいます「さようなら」「ありがとうございます」など,相手の顔を見てはっきり言えるように,小中学校時代から育てましょう。このことを家庭,地域,学校で取り組みましょう。

「鹿3運動」を始めます ご家庭でのご協力を!

 
 鹿折中学校の生徒を今後伸ばしていく上で最も重要なことは「生活習慣」を向上させることです。生活習慣といっても色々なものがありますが,とりわけ私たちが重要視しているのは,①あいさつの習慣,②活動と睡眠の時間帯管理の習慣,③スマホやゲームなどのメディア利用の習慣だと思われます。
 保護者の皆さんは,既にご存じの通り,この生活習慣に問題があることは昨年度の学校評価の結果から明らかなことでした。そして,生徒自身もそう感じており,私たち学校職員も問題視・不安視していることです。もし,これらの生活習慣が改善・向上したら,鹿折中生徒の①前向きさが高まり,②学力は向上し,②問題行動が減り,④健康が増進されることが期待できます。
 この度,鹿折小学校と中学校がこの「生活習慣の向上」に共通して取り組むことになりました。小中で協力し合い,ご家庭の理解と協力を得ることで「強力な推進力」を得られると考えるからです。名付けて「鹿3運動」です。学校ではこれを働き掛けてまいります。鹿折小・中の子どもたちを一層伸ばすために,是非ご家庭からのご協力をお願いします。
 ※このポスターをご家庭の目立つところに貼ってください。(印刷配布済み)
 →鹿3運動 ポスター.jpg

2年生総合 「職業講話」を実施しました

 
 
 5月10日(金)に2年生の総合的な学習で「職業講話」を行いました。これは今年初めて実施するものです。2年生の総合的な学習のテーマは「人々はどう生きているのか?」(自他の生き方)です。このことを探究しながら,3学期にの立志式につなげ,「みんなが幸せなる社会」をどうつくるかを考える学習へと発展します。
 今回の職業講話では「ハローワーク気仙沼」から及川様,小山様に学校においでいただき,興味深いお話を熱心にしていただきました。大変ありがとうございました。生徒にとって今まで知らなかったことや分からなかったこと見えてきたり,未来を考える貴重な機会となりました。内容は①ハローワークの仕事,②13歳の進路,③何のために働くのか,④仕事に出会うために,⑤自分を知ること,⑥自己理解ワーク,⑦仕事を知るなどでした。生徒の表情がその学習の有意義さを物語っていると思います。
 
 先日の1年生の学習では「メモ力」を話題としましたが,2年生も同様に素晴らしいものでした。更に凄いのは2年生の「質問力」です。お話をお聞きしているだけでは,真の理解には至りません。お話に対して感じたことをお伝えしたり,疑問をお尋ねしたりして「対話」することが,本物の理解をもたらすのです。このことがよくできるようになってきた2年生の姿を見ることができました。素晴らしいです。メモしたり,話合ったりすることで「自分の考え」をもつことが「質問力」を生み出してるようです。
 
 自分自身を生かして職業をもち,社会に参加することで,家庭を支え,社会を豊にできる人になってほしいものです。そして,自分自身の幸せをたくさん感じてほしいものです。頑張れ,2年生!
 

通学路の様子はご存じですか?

 
 雨上がりの先日,5月7日(火)のこと,地域の方からお電話をいただきました。昨晩は結構強い雨が降っていたのですが,生徒が登校する頃には雨も上がって,ああいいなと思っていたのです。しかし,通学路はそうではなかったようです。お電話の内容は,学校の下の住宅地を通る通学路が冠水しており,生徒の徒歩通学に支障があるはずだということでした。早速,防災担当の職員が現場を見に行くと,写真のような風景となっていたそうです。恐らく少し前には,これ以上の冠水があったものと思われます。お電話でご指摘のように,徒歩通学の生徒は大変だったと思われます。通学路の様子を確認していかなくてはと思いました。
 実は,本校では正式な通学路を指定していません。それは震災以降,あちこちで道路工事等が行われており,状況が定まらないからです。未だに通学路を正式に指定しかねてい状況なのです。ですから,今回の情報提供は貴重でした。学校はもちろんですが,各ご家庭でもお子様の通学路について,雨天時や夕暮れ時などの状況もご確認いただけたらと思います。地域のことは学校以上にご家庭がご存じだと思いますが,今回のように状況変化があったときは思わぬ事態となるのですね。
 また,車両だけでなく,クマなどの動物による懸念,声がけ・つきまといなどの不審者への対応にもご指導をしていただきたいですし,大きな地震等が発生した場合の通学路上の一時避難先についてもご家庭で話題としていただきたいと思います。親の送迎に頼らない「徒歩通学」「自転車通学」は生徒の心身の成長にとっては重要なことです。これを安全にさせることが大事だと思っています。どうぞご理解いただき,ご協力をよろしくお願いいたします。
 

学校の新緑 素晴らしい季節になりました

 
 写真は5月1日(水)の登校坂の様子です。草木の緑と桜の花びらのピンクのコントラストがきれいです。先日までは上を見上げていた登校坂の風景でしたが,この日はピンクの絨毯の上を歩くことになりました。下を眺める,この桜も素晴らしいですね。
 
 上の写真は,校舎の中庭を撮影したものです。先日は白木蓮が素晴らしい白い花を付けている様子をご紹介しましたが,あっという間に緑が青々としてきました。朝の光を浴びて輝く緑の様子をご覧ください。この風景と子どもたちの風景がとてもマッチしているのです。
 
 これも先ご紹介した校舎正面の椿の落花です。株の下にはたくさんの椿の花が落下して,まるで花の絨毯のようです。植え込みのパンジーとも一体化しているのです。とても豪華な絨毯です。
 
 ツツジもきれいに咲きました。校地内のいたるところで春の花々が咲いているのです。素晴らしい青空が広がった朝には,登校する生徒たちの1日の頑張りを励ましてくれているようです。

修学旅行 特別生放送!

 
 3年生の修学旅行隊は,5月10日(金)に2泊3日の旅行を終えて無事に鹿折に帰ってきました。保護者の皆様,ご協力たいへんありがとうございました。
 ところで,9日(木)の昼の放送では,放送委員が東京で自主研修中の3年生に電話インタビューをして,修学旅行特別番組を生放送していました。この日は,新大久保で買い物中の3年生の先輩に電話をかけ,天気の様子を尋ねたり,活動の様子を尋ねたり,激励をしたりして,楽しくリアルな放送でした。とても意欲的な番組づくりです。バックに流れた曲は,吉幾三さんの「オラ東京さ行くだ」,クリスタルキングさんの「大都会」でした。中学生がなんでこんな曲を知っているのと驚いてしまいました。放送委員には,うまくいかなくて悔しかった部分もあったようですが,このような企画放送ができるのは素晴らしいことです。反省点を生かして上達していきましょうね。期待しています。
 

中学生の子育て

 
 小学生のように手はかからなくなりましたが,中学生の子育ては難しいと思います。各ご家庭ではどうでしょうか。中学生には中学生の子育てが必要です。
 今日は図書のご紹介です。左の図書は「友だち幻想」という新書(ちくまプリマー新書,菅野仁)です。人間関係というものについて,多くの示唆を与えてくれる良書です。以前,市教育長さんが中学生にこの本を薦めていましたが,中学生の保護者の方々が読まれても有益ではなかいかと思います。特に,友だち関係について考えることの多いお子様をお持ちの保護者の方にはお薦めです。
 右は,昨年,日本PTA全国協議会が創立70周年記念に際して出版した物です。様々な家庭の子育ての逸話が紹介されています。子どもと共に学び,共に乗り越え,親として成長するために役立つ図書です。子育てにはどの家庭にも当てはまる正解というのはないのかもしれません。我が家の子育てを考え,実践するのに役立つ図書です。
 子どもを育てることと,親として成長することは,裏表の関係です。ですから,子どもの成長を導く私たちの学びは大切です。子どもを育てながら,私たちは大人として成長しなければならないのです。

1年総合的な学習 防災講話を行いました 


 
 
 5月8日(水)の5・6校時に1年生は総合的な学習を行いました。1年生の学習テーマは「社会にはどんな課題があるのか?」(社会の課題)です。今回は社会の課題の一つとして「防災」を考えます。小学校までの学習で,このことを随分勉強をしてきたと思いますが,中学生ですから,防災上の課題を知り,その課題にどう取り組むべきかを考えさせたいと思います。
 当日は気仙沼市役所総務部危機管理課からお二人の講師をお招きし,様々な災害の可能性と情報入手の方法を教えていただきました。1年生の生徒たちは,実によくお話を聞いていたと思います。休憩時間にも先生と地図を見ながら会話をしています。そして,関連する質問を積極的に行うことができていました。これからの学習が楽しみです。
 それにしても,一番感心したのは「メモ」です。1年生の生徒はお話を聞きながら,思い思いにメモをとっていました。積極的なお話の聞き方に加えて,意欲的なメモの取り方でした。この学習習慣は小学校で培ってきたのではと思いますが,とてもよい習慣だと思います。下の写真はその様子を撮影したものです。今後,工夫のあるメモ,自分の考えや気付きを深めるメモの取り方に発展させたいものです。
 

ESDへの導入 世界と自分の関係

 
 
 5月7日(火)の朝会で,世界と自分を考えるお話を校長先生が行いました。この内容は,気仙沼市が取り組んでいるESD(持続発展教育)や宮城県の志教育の趣旨を踏まえたものです。昨年度も総合的な学習や教科学習の進展する前に全校生徒に対してお話しして理解を促し,意欲を高めるよう行っていたものです。
 お話では,まず,宮澤賢治の『農民芸術概論綱要』の中から「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という言葉を紹介しました。このことに疑問をもち,世界が全体幸福になるということはどんな状態になるのかを考えると,国連が提唱する「SDGs」が一つの答えになるはずだというお話です。次に,エチオピアの13歳の少女の日常生活を動画で視聴し,世界には課題がいっぱいあること,その課題に対してみんなが行動していく必要があることを生徒は理解しました。そして,自分たちが今できることを精一杯にやっていこう,そのことで最終的に「みんなが幸せになれる 民主的で 家族のような社会(学校・地域)」を目指そうと話されました。
 少し難しい内容でしたが,2回目の今年は,生徒の理解も進んでおり,みんな真剣な眼差しでお話を聞いていたのが印象的でした。先生たちもこのことに興味をもってお話を聞いていたようです。本校の教育活動のベースにこの考え方をしっかりと根付かせて,未来へのアプローチができる教育をしていきたいものです。
 
 
 

修学旅行 出発!

 
 昨日5月8日(水)に3年生は修学旅行に出発しました。東京方面への2泊3日の修学旅行です。集合は朝5:35分に鹿折公民館です。寝坊したり,忘れ物をしたり,体調が整わなかったりする生徒はいないか,少し心配でしたが,予定された時刻にみんなが集合し,出発式となりました。
 式では校長先生や教頭先生がお話をしましたが,3学年PTAの秋山様からもごあいさつをいただきました。そして,実行委員長の新野くんが代表であいさつを述べると自然と拍手が湧きました。3年生は見送りの保護者のみなさんや先生方にあいさつをして,出発したのです。みんなと一緒に東京方面での旅行を楽しく行い,一層絆を深めて,更なる成長を果たして帰ってきてほしいものです。先生と一緒に進めてきた,これまでの準備を生かし,保護者の皆さんの御協力に応える,素晴しい修学旅行にすることを願っています。3年生の保護者の皆様,朝早くからのお見送り,大変ありがとうございました。
 

授業参観 ありがとうございました!

 
 
 4月25日(木)の参観授業の様子をご紹介しましょう。この日のある学級の朝の会では「今日はいいところを見てもらう日だ」と話合っていたようでしたが,いいところはしっかり出せたでしょうか?
 支援学級の授業は英語です。イースターのことを勉強していたようです。「イースターエッグ」というのがあるのだそうです。ALT:ディラン先生が写真を見せて説明してくれました。1年生は,どちらの学級も「学級目標をつくる」学級活動でした。①自分の考えをもつこと,②級友と話合うことが大事にされていましたね。どんな目標になったのでしょう。2年生は理科の授業です。実験をして確かめる授業です。小グループでの活動が上手にできる2年生です。どのグループも質の高い学習活動でした。
 
 3年生も「学級目標をつくる」学級活動でした。ワークシートで3月7日の卒業式をどのように迎えたいかを考え,そのために自分たちの足りないこと,高めたいことをはっきりさせ,そのことから現在の目標設定をしていました。これは「バックキャスト・アプローチ」というやり方です。友達のよい意見も参考しながら,結果,3年生は自分たちの学級目標を決めました。「Action!~僕らにできる最大限~」です。これからが楽しみな目標ができましたね。
 保護者の皆様,生徒たちの学習の様子をご覧いただき,大変ありがとうございました。ご家庭からも学習活動にご助言をいただければと思います。
 

スマホ等安全教室を実施しました 

 
 4月25日(木)の授業参観日にはPTA総会が開かれましたが,授業参観の後には「スマホ等安全教室」を実施しました。本校では毎年この時期に,この教室を実施しています。当日は,気仙沼警察署生活安全課の少年警察補導員:永井千智様に講師をしていただき,全校生徒でお話をお聞きしたのです。本校生徒の約半数はスマホ等を所持しています。また,スマホでなくてもインターネットにつながる通信機器を所持している生徒も多数いるので,ほとんどの生徒がLINE等のSNSを利用することができるのが実態なのです。この機器を使って,友人同士でトラブルとなったり,犯罪被害にあったり,また,加害側になったり,とても心配なことが起きる可能性があるのです。いじめ等の問題も心配です。もし,スマホ等を利用するのならば,使い方や危険性をよく押さえた上でルールを守って利用してほしいものです。ご家庭でのルールづくりもぜひお願いします。また,利用時間が長くなってしまわないよう,利用は1日1時間以内に抑えてほしいと思います。校内へのスマホ等の持込は原則禁止となっています。フィルタリングはもちろん,安全で賢明な利用をしてほしいと思います。お子様への保護者の方からの適切な関与やご指導をぜひお願いいたします。
 

中央委員会で生徒会テーマを審議 3案に絞る

 
 4月24日(水)の放課後に中央委員会が開催されました。委員会の代表や部活動の代表に生徒会総務が加わった,生徒総会に次ぐ重要な会議です。ここでは,今年度の生徒会テーマをどうするかが話合われていました。各学級から提案された案を見ながら,3つの案に絞り込む作業をしていました。小グループで意見を交換したり,全体で意見を述べたり,挙手で意志を確認したりして,会議は進められました。結局,3つの案すべてが3年生が提案したものになったのですが,それぞれのテーマ案に込められた真意を生徒がよく解釈をしながら,今年度にふさわしいものを選んでいたようです。前向きな気持ちが伝わってくる会議でした。更に3つの案を検討し,意義付けをして生徒総会でテーマが決定するものと思います。言葉に酔わずに,目指すものをしっかりと見据えて考えたいものです。昨年の「Break The Limit ~新時代を切り拓け~」を受けた意味あるテーマを定めてください。
 

一日の学校生活の流れを身に付ける 習慣形成!

 
 新1年生は,中学校での学校生活を1ヶ月行いました。学校生活の流れを身に付けることができたでしょうか。よい習慣を持つことはとても大事なことです。そして,適切な時間の感覚を身に付けることも必要ですね。さて,この一月の学校生活はどうだったでしょうか。写真は学校生活の場面を紹介しています。
 左上は登校後すぐに行う「朝読書」の様子です。自分の好きな図書を持ち込んで先生も一緒に読書をする時間が10分間とられています。そして,朝の会。(右上)日直が司会を務めます。進行表があるので,それを読み上げていけばできるようになっているのですが,内容を頭に入れて司会できるようになるといいですね。しかも,大きくはっきりした声で,相手を見ながら,笑顔でできるようになりましょう。
 
 左上の写真は,朝の会で実施している「ペア・コミュニケーション」です。人間関係を広げたり,コミュニケーション能力を高めたりするアクティビティです。どの学級でもこんな活動をしているようです。右の写真は,生徒の持ち物。黄色い用紙は,「ステップカード」です。家庭学習の記録をします。保護者の皆さんにも記入していただくものです。赤いファイルは「大事なものファイル」と呼ばれるプリント類の収納用具。どの生徒もこれを活用しています。水色のものは,「道徳の時間のファイル」です。整理整頓や記録の習慣は大事にしたいものですね。
 
 左上は,給食当番の様子です。身支度や手際の良さ,衛生的な配膳,短時間での作業など,上手にできているでしょうか。右上は,下校する生徒の様子です。安全な登下校の習慣はどうだったでしょうか。この鞄の中の荷物はいつ出したり入れたりしていたのでしょうか。自分の生活時間帯の中にきちんと位置づけて,いい習慣形成をしてほしいものです。

満開の桜の下で 生徒が頑張った4月

 
 本校の校木は「桜」です。昭和62年に校木として制定されました。そのため,桜を積極的に植樹したのでしょう。以前にご紹介したように,今年も素晴らしい花をつけてくれました。しかし,それも10日ほど前には散ってしまいました。桜の花を背景にして生徒たちは充実した学習をしてきました。慌ただしく4月は過ぎましたが,生徒たちの頑張っている様子を美しい桜の風景と共にご紹介しましょう。
 左上は国語の時間の様子です。詩の創作なのだそうです。情景と心情を考えるため,桜の木の下で実際に情景を観察していました。この桜の情景からどんな作品ができたのでしょう。さて右上は,放課後の部活動の様子です。ソフト部の生徒たちが準備運動をしています。脚がよく上がっています。
 
 左上はテニス部のランニング。生徒は大きな声をテンポ良く出しながら走っていました。右上は,サッカー部の活動。夕方のグランド風景です。
 
 生徒たちが勢いよく走り出しています。これはある日の5時間目の風景,2年生の保健体育です。授業の前に行う準備運動のようですね。生徒たちは,平成最後の桜の花を見ながら一生懸命に活動し,そして4月が終わりました。よいスタートを切ることができた1学期です。連休明けの学校生活が楽しみですね。

専門書の寄贈 ありがとうございます!

  
 たくさんの美術関係の専門書を生徒のために頂戴しました。4月22日(月)のこと,本校の卒業生の方からお申し出があり,多数の図書を頂戴しました。ある方の所蔵本だったのだそうですが,美術や写真,デザインなどの非常に珍しい,希少な図書なのです。従って,一つ一つの出版部数も少なく,価格も高価なものばかりです。中を開いてみると,初めて見るものが多く,驚かされたり,発見させられたりするものがたくさんあります。いただいたすべての本を図書室に入れて,生徒が日常的に見ることができるようにしたいと考えています。創作意欲や美的なセンスが刺激されて,生徒たちが自分の表現を工夫するのに役立つことを願っています。ご希望によりご氏名をご紹介することは控えさせていただきますが,このたびのご寄付,大変ありがとうございました。お陰で図書室を充実させることができました。(写真でご紹介した図書は寄贈された図書のほんの一部分です。)
  
 

NEW 1年生 部活動入部 スタートの部集会

 
 4月22日(月)の放課後には,今年度最初の部活動集会がありました。前週に1年生の正式入部が決定し,メンバーが確定したことを受けた集会です。部活動ごとに1~3年生が集まって,今年度の部活動をどう進めるかを話合いました。部活動は自分の意志で種目を選択し,3年間進んで取り組むものです。これは,生徒主体の活動でなければと思います。異年齢集団の中で様々な経験をし,個人としても,集団としても成長してほしいものです。
 上の写真はサッカー部の様子です。今回は10人で中総体等にチャレンジすることなりました。そのフォーメーションはどうするか,生徒たちは真剣に話合っていました。工夫をして頑張りましょう。頑張れ,サッカー部。
 下の写真は吹奏楽部の集会の様子です。これまで4人で活動してきた吹奏楽部ですが,新入生の入部によって人数がだいぶ増えました。嬉しいことです。これまで以上によい演奏への期待が増しています。コンクールには全員が出場することなどが先生から宣言されていました。そして,3年間の活動をとおして,①礼儀正しさと互いを思いやる心,②忍耐力と健康な体,③コミュニケーション力を付けることなどが説明されていたようです。
 どの部も,単に入賞だけでなく,入賞を目指す過程で「人間力」や「集団力」を高めることを目指しているのです。
 

校庭にキツネ登場! 本当ですか?

 
 4月23日(火)の昼休みのこと,一人の男子生徒が校庭に出てきて足早にソフトボールのグランド方向に行ったのです。そうしたら,ALTの先生もその生徒を追いかけるように校庭に行きました。なんだろうと思って様子をみていると,何かを探しているようすです。後で聞くと,給食時間に2階の2年生教室からキツネのような小動物が見えたのだそうです。そこで,食事を終えた男子生徒が2年生を代表(?)して確かめにきたのだそうです。でも,残念ながら見つけることができずに,ゆっくりと引き上げてきている写真が左上の写真なのです。
 しかし,2年生の観察は正しかったようです。やっぱりキツネらしい動物はいたのでした。引き上げてくる途中,その小動物が再度現れ,今度は野球グラウンドの方向に逃げていくのでした。右上の写真の印の中に動物がいるのがお分かりでしょうか。印の所を拡大してみると,下のようになります。やっぱり,キツネのように見えますね。鹿だけじゃないんだと思ったり,道路工事が進んで居場所がなくなったのかとも考えたりしました。望遠レンズを付けておけばよかったと反省したのですが,時既に遅しでした。でも,写真の男子生徒とALTは,この後,しばらく校庭の真ん中で楽しげに会話をしていたのは事実です。キツネのおかげですね。
  

晴れ 3年生 卒業アルバム撮影

 
 4月19日(金)の朝のこと,始業前の校庭に制服の一団が現れ,南側の桜の木の下に集合し始めました。ああ,あれだなと分かったので追いかけてみることにしました。その2日前に学年主任の先生が卒業アルバムの集合写真を桜の花を背景に撮影したいと話していたのです。この一団は3年生の生徒たちでした。先日,担任の先生の机の上に封筒がたくさん載っていたので,何だろうと近づいてみると,「3月7日の私へ」という表書きがありました。一年後の卒業式の日に自分が読むための手紙を書いていたのです。中学校最後の1年を自分の考えをもって充実して過ごすために,自分に向けた手紙を書いているのだと思います。中身は知りませんが,この1年を大事にして過ごしてほしいものです。素晴らしい天気の朝,満開の桜の下で撮った写真が卒業アルバムを飾り,一生の思い出を象徴するものとなることを願います。また,友情を深め,良い成果を上げる3年生になってくれることを期待します。
 

笑う 開校記念! 校内球技大会で盛り上がりました

 
 
  
 少し前のことになりましが,4月17日(水)は開校記念日でした。今年は鹿折中学校73年目の年となります。校長先生からは,歴代の歴史の中でも,昭和49年に県陸上大会で男女アベック優勝したことが紹介されました。そして,今,生徒がどれだけ充実した学校づくりをするかが最も大事とお話しされました。
 その後,学級委員会の皆さんが進行役となって,恒例の球技大会が楽しく実施されました。準備運動も開会式も立派でした。対戦も応援も一生懸命に取り組んでいた様子が印象的です。仲間と一緒に楽しみました。最後に優勝した3年生と先生チームの対戦も行われ,先生チームは遠慮をして生徒に負けてくれました。今年度の行事の中でも大いに楽しんだ,最初の行事となったのではないでしょうか。今後の行事も楽しみになりましたね。学級委員会の皆さん,企画や進行,大変ありがとうございました。
 
 

授業 学校教育で一番大切な場面

 
 時々反省することがあります。ホームページで学校の様子をご紹介ているのに,一番大事な場面をご紹介することが少ないのではないかと…。どうしても,見栄えの良い行事の様子だったり,絵になる笑顔だったりしがちなホームページですが,学校で一番大事な教育活動は各教科等の「授業」です。よい授業(学習)には,生徒を元気にさせる力があります。また,未来を感じさせ,友達と親しくなり,協力して取り組み,共に生きる良さを感じさせる力があります。生徒に自信をもたせ,生徒を前向きにさせる行為です。教科等の学習は,単にテストで「点数をとる」ためのものではありません。
 この教育活動に,私たちはもっと全力を尽くさなければなりません。鹿折中学校のテーマは「主体的に学習する生徒をどう育成するか」です。教師がもっと授業に集中し,生徒も授業で全力を出し切り,家庭学習もして,よい学習にしなければなりません。授業の成果は「かけ算」だと思います。「教師の指導力」×「生徒の学習力」=「学習成果」です。教科学習(指導)は,先生と生徒の協働作業がなのです。このことがどのように行われているかを,もっとホームページでご紹介しなければと反省するのです。
 

眼鏡 視力測定 えっ,見えてないの?

 
 4月15日(月)の放課後には,全学年の身体測定が行われました。その中の「視力測定」の会場が会議室だったので様子を覗いてみたのです。会場ではいつもの視力測定の風景がありました。指で答えを示す生徒もいれば,「右」とか「下」とか答える生徒もいて様々な様子です。それにしても,こんなに大きな文字が見えていないのかと驚く場面がたくさんありました。なぜ,そんなに視力が悪化したのでしょうか? きっと普段の生活習慣が関係しているはずだと思うのですが,真実はどうなのでしょうか。学校ではもちろんたくさんの文字を見ますから,視力に応じて眼鏡等の使用も適切に行ってほしいものです。そして,何よりこれ以上悪化しないよう生活習慣を見直してほしいと思います。昇降口には先日の入学式でいただいたお祝いのメッセージを掲示しているのです。しかし,この文字は生徒には見えていないかもしれないと感じさせられる出来事でした。
 

会議・研修 交通安全教室を実施

 
 4月16日(火)には自転車通学をする生徒に対して交通安全教室を行いました。この教室の実施に当たっては,気仙沼警察署の皆さんにおいでいただき,ご協力をいただきました。当日は4名の署員の皆様に優しく丁寧にご指導いただき,感謝申し上げます。
 この教室では,始めに自転車での交通安全についてクイズを交えてご指導いただきました。後半は自転車運転のシュミレーターを使っての学習です。塾への道,商店街への道など幾つかのデジタル上のコースを生徒が自転車を漕ぎながら進みます。失敗すると障害物にぶつかって転倒したり,自動車に轢かれたりします。代表生徒が運転するのをみんなで見ながら,危険の存在と対処法を学びました。それにしても,こんなにも後方確認や左右確認が必要で,大事なのかと改めて思わされました。生徒はこのシュミレーターを使った学習で普段の運転を見直すことができたようです。自転車でも安全な登下校しましょうね。
 

まる 今年も見事に咲きました! 鹿折中の桜

 
 
 
 先に去年の桜をご紹介していましたが,今年も見事に咲いてくれました。皆様に2019年の桜をご紹介しましょう。登校坂は両側に桜。色の違いが見事に紅白,素晴しいです。校庭にも桜。西側と南側は並木になっています。やはり品種の違う桜が混じっているようです。満開の桜の下で生徒たちは運動をしたり,勉強をしたりと春を味わっていました。この桜のように,いろいろな努力が花を咲かせてくれることを祈ります。なお,本校は昭和62年に校木を桜と制定しています。
 今日は,授業参観日でPTA総会が行われます。保護者の皆様にもこの桜をご覧になって頂きたいのですが,どうも生憎の天気のようです。
 
 

にっこり 春! 昼休みの風景

 
 先週16日(火),春の陽気につられるように校庭南側の土手の桜が咲き出しました。とてもいい天気です。この日の昼休みのこと,数人の男子生徒が土手に集まってきたなと思って見ていると,桜の木の下で遊んでいるのです。土手に寝転がったり,わざと斜面を回りながら転げ落ちたり,ボールを蹴ったりと様々な過ごし方をしています。その気持ちがよく分かる,春の昼休みの風景です。また,西側のバスケットボールゴール付近には女子生徒がいました。ゴールに向かってボールを投げたり,その様子を眺めて声をかけ,談笑したりしています。こちらも長閑な風景です。春が来て本当に良かったなと感じているのでしょう。校舎の中庭にはには白い大きな花が咲き出しました。白木蓮です。コブシも中庭で咲き始めているのですが,白木蓮はその花が大きく,純白の花が美しいのです。桜ももうじき満開となるでしょう。
 

1ツ星 第1回委員会活動 今年の作戦会議

 
 新学期が始まって早速組織づくりがありました。本校では,生徒全員がどれかの委員会に所属するのです。もちろん自分の希望で所属するのが原則ですから,昨年に引き続き同じ委員会で活動する生徒もいます。昨年度の経験を生かしての活動は徐々に活動の質を高め,後輩も指導する力も身に付いています。これもいいです。しかし,希望しても人数枠の関係で所属できない場合もあります。「今年は◎◎委員会に入れなかった!」という声も聞かれていました。でも,新しい委員会で今までにない活動ができるのもいいことだと,前向きに考えてみてはどうでしょう。
 それにしても,活動の内容をより良くするには,「話合いの質を高めること」が大事です。先日,校長先生は委員会任命式で「話合いを上手にしよう」と提案していました。このことを今年は意識して委員会活動をしましょう。今年の委員会活動に期待します。
 

昼 新学期スタート 2週間

 
 新学期が始まって2週間が経ちました。慌ただしく時間が過ぎたのですが,生徒の皆さんのスタートはどうだったでしょうか。今回は保護者の皆様に2週間前の学校のスタート時の様子をご紹介します。
 左上の写真はスクールバスで生徒が学校に到着した時の様子です。小学生も乗ってきます。中学校で生徒が下車した後,小学校まで行くのです。浦島地区は災害で通学路が未整備のため,スクールバスが配車されています。今年はバスを利用する児童生徒が少し増えたと生徒は話していました。運転手さんとの仲もよいそうです。早く道路がよくなるといいですね。左上の写真,教室に行くと担任の先生からのメッセージや連絡事項が黒板に書かれています。直接話すだけでなく,こんなかたちでコミュニケーションしたり,指導したりすることもいいですね。
 左下の写真,朝の会が始まる前には,教室の前で生徒同士が談笑しています。どんな話をしているのでしょうか。それぞれのクラスの様子を話題にしたりしていると思います。右下の写真,授業の合間には写真撮影です。これは生徒名簿などに使うものですが,昨年度の卒業生を送る会では3年分の写真の変化をスライドで紹介されて生徒の歓声が上がっていました。新年度のスタートの様子でした。
 

晴れ 大島に自転車で行きたくなる?

 
 芥川龍之介の「トロッコ」のように,思わぬ展開となってしまい,家から遠く離れた所まで来て途方に暮れることは,子どもの頃にはよくあったものです。ところで,自転車で遠くまで行ってみたいと感じるのは,中学生なら無理のない衝動かもしれません。先日開通した「気仙沼大島大橋」(鶴亀橋)を渡って大島に自転車で行ってみたいと思う生徒がいるのではないでしょうか? 少年少女の自転車でのそんな冒険があるとしたら……? この道路は少し危険かもしれませんね。①の写真は大島大橋です。②の写真は大橋よりも鹿折側にあるトンネルです。
 
 ③道路はカーブをしているところもあり,比較的見通しはよいのですが,④のような風景も出てくるので,ドライバーも自転車の少年もよそ見をするかもしれません。また,あの堤防で釣りをしようなどと考えて,自転車でやってくることもあるかもしれませんね。
 
 ⑤⑥の写真は段々鹿折の町に近づいているのですが,時間帯によっては交通量が気になります。だいぶスピードも出そうな道路です。
 
 ⑦は,大きなクレーンが見えます。造船所があるところの写真です。ここはまだ新しい道路が開通していないので,ヘアピンカーブで従来の道に接続しなければなりません。そして,⑧の写真の向こうには浪板橋があります。橋の付け根には信号機があり,道路は上り坂です。自転車で通るときは結構危険ではないでしょうか。
 橋が架かって良かったのですが,新しく心配なことも出てきたようです。交通量も増えているようです。登下校だけでなく,お子様の休日の行動にもご注意ください。

3色の椿 満開の梅

 
 春めいて来ると,本校では椿が咲き出します。玄関に赤と白の椿が飾られていたので,あれ,変だなと思ってしまいました。なぜなら,本校の椿はピンクだと思っていたからです。職員室から毎日見る椿はピンクです。教室に飾るためでしょうか,先日は,ある先生がハサミを持ってきて,色々な角度から眺めながら,いいところを切り取っていました。あれはピンクでした。しかし,もしかして,赤も白もあるのかもしれないと思ってしまったのです。いや,きっとあるはずだという根拠のない確信となりました。そこで,カメラを持って玄関を出ると,やっぱりありました。保健室の前に,赤と白が。気づくのが遅いと言われたのですが,本校の椿は3色でした。そんな椿を眺めていると,体育館前の梅が満開になっていました。関東地方なら2月頃に咲く花ですが,東北地方では桜より少し早いぐらいに咲く花です。桜と梅が同時に咲いているのです。いよいよ,春も盛りとなりました。写真ではありますが,本校のきれいな椿をしばしご堪能ください。
 

NHKのど自慢で大活躍 元気をくれた生徒たち

 
 3月10日(日)のことでした。「NHKのど自慢」が気仙沼市で開催され,前日の予選を通過した本校男子生徒5人組が,会場やお茶の間を湧かせる大活躍をしました。この番組の様子は,本校生徒が明るく生き生きと学校生活をしていることを全国の皆様にお知らせして,これまでの全国からのご支援に報いる,とても大きな活躍だと思っていました。本当によくやってくれたと拍手をしたい出来事でした。
 残念ながら番組の画像の使用許可が得られないので,ホームページでは触れることができなかったのですが,4月1日付けの「広報けせんぬま」で表紙に当日の写真を使用していただきました。大変ありがとうございます。今回はその広報表紙を写真撮影して皆様にご紹介をしています。
 番組に出場した生徒に限らず,明るく,前向きで,誠実な学校生活をしている鹿折中学校の生徒たちの様子を,彼らが代表して発信してくれたと思います。学校の運動着を着てくれたので,胸の「鹿マーク」がかわいいという反響もあったようですね。特別賞の受賞,おめでとう。番組へ参加申込をしていただき,お世話いただいた,ご保護者の皆様にも御礼をいたします。

鹿峰会入会式

       
 
 少し前のことになりましたが,入学式の翌日,4月9日(火)には鹿峰会入会式がありました。「鹿峰会」(ろくほうかい)とは鹿折中学校生徒会の呼称です。生徒たちは3月の委員会活動のころから,新1年生を生徒会に迎える,この式の計画を立て,それぞれ準備をしてきました。部活動紹介のために,各部では春休み中にビデオ撮影をしたりと,地道に準備をしてきた大きな行事でした。
 総務の皆さんはリハーサルも行って準備をしてきたので,当日は各自の役割をしっかりと果たしてよい行事にすることができました。それぞれのあいさつが実にしっかりと述べられていたなと感じます。生徒会の歌の斉唱から始まり,入会の言葉があり,委員会活動,部活動が説明されました。生徒が学校の主役であるためには,生徒の活動が主体的でなければなりません。これまでの生徒がよく活動に取り組んできたことを引き継いで,今年度も生徒自身が更に楽しい,居心地の良い学校生活になるよう活動を工夫してほしいと思います。吹奏楽部の皆さんの生演奏もよかったですね。
 校長先生からは,新入生が入学したので,改めて「未来を夢見る人間」はどんな人間なのか,質問されました。生徒がこのような人間になることを意識して励んでほしいと話されました。
 
 

年度初めは防災マニュアルの確認 11日は防災学習の日

 
 毎月11日は,本校の「防災学習の日」です。朝の短学活で防災について学習します。年度の初めなので,今回は「防災マニュアル」の確認,読み合わせでした。様々なケースについて,このようにしますと整理された資料を読んで,いざという時の行動の仕方を確認しました。「いざ」という時が,いつ来るのか分かりません。ですから,折に触れて,決めごとを定期的に確認していくことが重要です。今回,生徒はマニュアルの確認をしました。一方,ご家庭にいるときはどうでしょうか。また,家庭と学校の間,つまり,登下校時の避難行動や安全管理はどうでしょうか。ぜひ,有事を具体的に想定して,家庭での対応の仕方や,連絡の取り方,登下校時の危険や避難について,親子で話合っていただきたいと思います。命を守る行動を的確にとれるよう,ご家庭でぜひご指導ください。
 

複数担任制!

  
 新年度になり,新学期が始まりました。2・3年生の教室でも学級開きが行われ,新たな1年のスタートを切りました。上の写真のように,新しい担任の先生から学級便りを配布されて1年への期待と自覚を深めたり,新しい教科書を手にして今年の勉強への意欲を高めたりしています。
 ところで,下の写真を見るとお分かりのように,教室には複数の先生が入っています。本校では意図的に複数の先生が出入りする方式をとっているのです。名付けて「複数担任制」と校内では言っています。つまり,先生たちのチームによる指導をやろうとしているのです。生徒が多様であることは言うまでもありません。先生だって様々な個性や能力があります。得意・不得意もありますし,男女や年齢の問題があります。また,出張等で在・不在の時があります。ですから,学級担任だけでなく,学年主任や副担任などが常に教室で生徒に関わっていて,先生たちがチームで指導をし,生徒を見守り,励ます体制のほうがよりよい指導ができると考えたのです。本校では,昨年度からこんな指導体制を目指してきました。今年度は更にこのやり方を充実させたいと考えています。養護教諭も,教務主任も,主幹教諭も教室に行って生徒と関わります。教師にとっても,生徒をよく知ること,よく関わることは有効です。私たちは,この複数担任制を成功させたいと考えています。
 
 

入学式の裏方として 2・3年生の活躍

 
 1週間前の入学式,当然,新1年生が主役の行事ではあったのですが,いつものように在校生が裏方として活躍していました。当日の清掃活動はもちろん,1年生を迎える教室の装飾,1年生に手渡す新しい中学校の教科書の運搬,写真を見るとその様子が分かります。ありがとうございました。
 また,式場の準備の様子は下の写真をご覧ください。今回も丁寧な作業をしてくれました。椅子を並べてきれいに拭いたり,個数を確認して真っ直ぐにしてくれました。また,鉢花をステージに飾ってくれたり,ステージのセッティングをしたり,式次第を高い場所に貼ってくれたり,様々な仕事を2・3年生はやってくれました。自分たちの後輩となる人たちを温かく迎えようと一生懸命だったのです。先生たちと2・3年生の裏方としての堅実な仕事があってこその入学式だったのです。ご苦労様でした。
 
 

鹿折中の桜 もうじきです

 
 もう桜が開花したのではないのです。上の写真は去年の春の桜です。本校の登校坂の左右には桜があります。だいぶ成長した桜です。枝が市道に覆い被さっているので,桜のトンネルになっています。しかも,右側と左側の桜は品種が違うのでしょう,まるで紅白のトンネルのように色合いの違う桜が咲くのです。生徒はこの桜の下を毎日登下校します。今年ももうじき咲くのではないかと思って,私たちは楽しみに見上げているのです。開花が楽しみです。
 さて,登校坂を登り切った校庭の周囲にも桜の木がたくさんあります。やはり色々な品種の桜だと思うのですが,生徒たちは校庭や教室の窓から,この桜の風景を楽しんでいます。それにしても,去年の今頃はまだ校庭は工事中だったのだなと改めて思わされました。
 鹿折中学校にとっては「桜」は特別な樹木です。総合的な学習の時間を,本校では「さくら学習」と名付けていることからもお分かりでしょう。桜のように,花の中の花となり,愛される中学校になりたいものです。
 

大島大橋開通 「浪板虎舞」もお祝い

 
 
 4月7日(日)に気仙沼大島大橋(356Mのアーチ橋,通称:鶴亀橋)が開通し,気仙沼市鹿折地区と離島:大島地区が道路で直接結ばれました。50年に渡る島民の悲願が遂に現実のものとなりました。私たちの鹿折地区は気仙沼の商工業・水産業などを担ってきた地域でしたが,この橋によって「緑の真珠」と言われていた風光明媚な大島と隣接することになります。
 開通式では大島小・中学校の児童生徒たちが「島中ソーラン」をお祝いに披露していました。橋の向こうでは鹿折地区伝統の「浪板虎舞」が演奏をしてくれました。鹿折小・中学校の児童生徒もたくさん参加しての演奏です。「浪板虎舞」のみなさんは,いつも地域の行事の際に素晴らしい演奏をしてくれています。今回は,大島から歩いて橋を渡ってきた 大勢の人々を華やかにお迎えしてくれました。今日も頑張ってくれてありがとう。写真は当日の開通式の様子です。美しいアーチの橋です。そして,美しい故郷:気仙沼です。
 
 

笑顔とあいさつ  震災時に大切にしたこと

 
 8年前の震災時には,生徒の家庭の6割が家屋の被害を受け,その後,仮設住宅や親戚宅などに身を寄せることになりました。学校は4月下旬まで再開することができず,ようやく始まった新年度も,今とは違った臨時的なもので,制服や学用品も揃わないままのスタートとなった訳です。本校は写真のように体育館が避難所となりました。生徒たちはそんな中でも避難所の手伝いなどを一生懸命に行って,逆境を乗り越えようと努力し,頑張ってきました。
 先日,当時の学校の状況をまとめた資料を目にする機会がありました。感銘した部分がたくさんありました。特に当時の学校運営の方針には注目させられました。そこにはこのように書いてありました。
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 (1) 方針1 ~「笑顔」「あいさつ」~
 被災して避難所や仮設住宅にいる生徒, 親の失職により生活が苦しい生徒等で就学援助を受けている生徒が7割に達してい る。しかし,生徒は学校に来ると笑顔で学校生活を送っている。不安や辛さを心の中に秘め,笑顔で今を乗り越えようとしている姿がしっかり見て取れた。そこで,私たちは「笑顔」と「あいさつ」が,生徒だけで なく,地域にも一番の力になると考えた。 生徒は,生徒会を中心に全校生徒で「あいさつ運動」 を繰り広げている。体育館は,10月まで避難所として活用され,校庭にも120世帯の仮設住宅が建っている。これまで以上に多くの地域の人たちと接する。「笑顔」が「あいさつ」を生み,「あいさつ」が「笑顔」を生む。生徒の心のケアだけでなく,地域にも大きな力になっている
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 あのときの苦境を乗り越える道は,笑顔とあいさつの重視だと知り,本校生徒の今の活動の「根っこ」がそこにあったのだと知らされました。「笑顔とあいさつ」…これからも,私たちが大事にしていきたい事柄です。 

今年度の学校教育目標 「未来を夢見る人間」

 
 学校では年度末に教育計画を作成し,今年度の学校教育目標を定めました。(上)この学校教育目標は校内の各教室に貼られ,生徒にも先生にも示し,意識して取り組むものです。また,すべての教育活動がこの目標に向かって集約されていくことを目指します。
 ところで,教育目標そのものは前年度とは変わらないのですが,生徒向けのスローガンを新たに設けました。生徒たちに分かりやすい表現を,受け入れやすい表現を目指して「未来を夢見る人間になろう」と示しています。
 また,目指す生徒像には4番目を新設しました。「④夢や希望をもって未来を歩む生徒」です。何度かご紹介したとおり,本校の生徒の4割は震災で転居を経験している子どもたちです。どちらかと言えば,自己肯定感が低く,夢や希望が乏しく,社会参加への意欲が低い傾向があります。震災との関連は分かりませんが,前向きな態度で希望をもって自分の人生を豊かに開拓する人間になってほしいのです。そんな願いから「志」の分野からの目標を決めました。せっかく養った「知・徳・体」の資質能力を,前向きに生きる「志」を持つことで,積極的に活用し,自他の幸せを求めて生きてほしいと願うからです。
 今年度も保護者の皆様や地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

新年度スタート! 披露式と始業式から

 
 入学式に先立って,4月8日(月)は,まず新2・3年生が新年度のスタートを切りました。最初は新しく赴任された先生方との出会いです。教頭先生を始め3人の先生方が紹介され,生徒会副会長の尾形君が歓迎の言葉を述べました。3人の先生方からは自己紹介を含めて生徒にお話をいただきました。(上の写真)よい出会いの日となりました。
 披露式の後には,早速,始業式です。校長先生の式辞では,鹿折中の先輩たちが「笑顔とあいさつ」を大事にして震災を乗り越えてきたことが紹介されました。これを今後も大事にしながら,多くの支援に報いる学校生活を生徒が中心となって創造し,発信していこうと話されました。また,各学年代表として,2年生の小山さんと3年生の内海君が,今年度の決意と抱負をしっかりと述べました。新たな1年に対して,これまでの経験からチャレンジすること,将来を見据えた上で努力することなどが述べられました。(下の写真)3年生のリーダーシップの下,2年生も牽引力となって,新1年生をリードし,生徒が一丸となった学校生活をしてほしいと思います。
 式後には新担任などが発表となり,拍手と歓声があがりました。今年も楽しく充実した学校生活ができそうです。
 

平成31年度 鹿折中学校第73回入学式

 
 
 本校では,昨日4月8日(月)午後1時から第73回入学式が行われ,新1年生37名が中学生活のスタートを切りました。保護者に先立って登校した新入生は少し緊張した面持ちでしたが,やる気をみなぎらせた態度で各学級に入りました。整列して入場し,まず担任の呼名に対して一人一人が大きな声で返事をしました。そして,校長先生の式辞,PTA会長さんの祝辞をお聞きしました。生徒会長:吉田君の歓迎の言葉に対して,誓いの言葉を新入生代表の小野寺さんが立派に述べました。最後に校歌を全員で斉唱して入学式を終えたのです。十分に練習できなかった入学式でしたが,小学校での経験を生かして立派にやりきったと思います。さあ,いよいよ始まりです。君たちの中学生活に幸あれと願います。
 式後は,各学級での活動です。教室で担任の先生のお話を聞き,教科書などを受け取りました。制服に馴染むまでは少し時間がかかるかもしれませんが,君たちらしい中学生活ができることを期待しています。頑張りましょう。
 
 

4月4日「シシ」の日 3頭の鹿の登場 

 
 4月4日(木)の午後4時頃だったでしょうか,校庭に3頭の鹿が現れました。昨年末,終業式の日に,親子らしき鹿が2頭,校庭の南側を歩いていったのですが,それ以来,足跡はあっても姿を確認することができないでいました。今頃はどうしているのかなと,冬の間,時折,思い出していましたが,いよいよ暖かくなったためでしょうか。新年度に合わせるかのように校庭に登場しました。しかも4月4日,つまり,「シシ」の日,午後4時ごろです。うまくでき過ぎているなと思うのですが,本当なのです。しかし,今回は3頭です。親子なのでしょうか。年末のあの親子と同じなのでしょうか。いずれにしても,本校は「シシ居り」中学校です。校章代わりに使っている「鹿マーク」もかわいいと評判なのですが,生徒たちと一緒にこの校庭で立派に育ってほしいと思います。
 

新3年生の日めくりカレンダー 自分の支えとして 

 
 岩渕先生が転任する直前に,先生の机の上にあった手作り日めくりカレンダーです。聞くと,国語科の時間に旧2年生の生徒たちが好きな言葉・大事だと思う言葉をそれぞれがエントリーしてつくった物なのだそうです。日付ごとに生徒が選んだ言葉が登場しますが,裏側にはその言葉の意味を自分なりに解説したりしています。それぞれの生徒がいい言葉をもっているのだなと感心しました。そして,その出典が実に多様です。マザーテレサもあれば,ルパン3世,仮面ライダー・ビルドの台詞など,生徒の日常からのピックアップです。岩渕先生がラミネートをかけて,スタンドは転任した佐藤用務員さんがつくってくれたそうです。この日めくりカレンダーは今年度の3年生の教室に置かれます。岩渕先生と学んだ思い出と共に,みんなの大事な言葉を知り,学んで,心の支えとして3年生の1年間を頑張ってほしいと思います。いいものを作りましたね。
  

転入職員が着任しました! 生徒のお出迎え

 
 新年度になって,4月1日(月)には今年度からお世話になる教職員が着任しました。生憎の肌寒い日でしたが,着任の時刻に合わせて,部活動をしている生徒たちが玄関付近に大勢集まってお出迎えをしました。新しくこられた先生方は少し緊張した面持ちでしたが,生徒たちは温かい拍手でお迎えし,新しい先生方への興味を抱いたようでした。しっかり前に出てお辞儀をしている生徒もいました。また,吹奏楽部のみなさんが春休み中に練習をしていた曲をお出迎えに合わせて演奏してくれました。顧問の先生もギターをもって特別参加です。軽快な曲でお迎えしてくれました。今年度のスタートを活気ある気持ちのいい曲で始めることができて良かったです。さあ,新しい年度のスタートです。生徒のみんなも,先生たちも頑張りましょう。
 

ホームページ更新 お休みします。

 平成31年3月30日(土)~4月5日(金)までの1週間,新年度体制整備のため,ホームページ更新をお休みいたします。どうか新年度にご期待ください。

離任式 6名の教職員が転出しました

 
 3月28日(木)には本校の離任式がありました。この度の人事異動で6名の教職員が転出します。式では,校長先生が離任者のお名前とそのご功績等を生徒に紹介し,生徒会長:吉田峻生くんが生徒を代表して送別の言葉を述べました。
 それを受けての離任する先生方のスピーチでした。亀谷教頭先生からは,鹿折中の生徒がしっかりと授業に臨む生徒だと褒めていただき,「姿勢の大事さ」が話されました。小野寺先生からは「学ぶとは何かが変わるということだ」とお話しされました。佐藤用務員さんからは,生徒との触れ合いで頑張ることができた,「あいさつ」はとても大事だから,今後もしっかりとやってほしいと話されました。岩渕先生からは,生徒のそばに居て触れ合うことができた,2年生が日めくりカレンダーをつくったが,その中の言葉「私自身のために今は悩み,悩めばいい」をみんなに送ると話されました。そして最後に,梶原先生からのメッセージが読まれ,「自分の表現をする」ことが大切ですと伝えられました。どの先生の言葉にも,生徒の将来を思う気持ちが込められており,貴重なお話でした。ありがとうございました。
 校歌を斉唱して式を終え,離任者が学校を出ます。校舎前では離任の先生方に生徒が直接お礼を述べ,爽やかに送り出しました。(下の写真)転出される6名の教職員の皆さんのこれまでのご尽力に心から感謝をいたします。また,保護者や地域の皆様のご厚情に御礼を心より申し上げます。
 
 

生活意識調査から  勉強が楽しい

 
 毎月の生活意識調査での生徒の意見。学校が楽しい…と答える理由。
「勉強がなにより楽しきこと,このうえなしです。」
「別に全部が楽しいという訳ではない。朝は学校に行きたくないと思うときもある。でも,1日の中に好きな教科が入っていたりすると,楽しくも思う。だから,総合的に見て「ふつう」なのである。」
 こんな意見が見られます。そのとおりだなあと思って読みました。以前にもご紹介しましたが,学校が楽しい理由の1番は「友達や先生」との関わりです。2番は「勉強が楽しい,分かる」ことでした。勉強の楽しさが感じられる学校生活は,とてもいい学校生活ですね。逆に考えると,勉強が分からなく,辛くなると,学校はとても苦しい場所になる。まして,友達との関係もうまくいかなくなると……。(絶望?)
 当たり前ですが,学習はとても大事。やはりこれは学校生活の「根幹」なのです。勉強で希望や喜びを感じること……生徒も先生も,このことを工夫しましょう。

図書室の本 読書について

 
 生徒の皆さんはどんな春休みを過ごしているでしょうか? 長期休業には,普段はなかなか読まないでいた本を読んでみることを薦めます。
 読書といえば,なぜか「文学」というイメージがあるのですが……読書は多様です。もちろん文学でもいいのですが,ノンフィクションや実用書,啓発本などもどうでしょうか。これらは案外読まれていないように思います。上の写真は図書室にあるそれらの本……少しそそられる感じがしますね。また,下の写真は図書室にある童話の本です。童話といえば子供が読むものというイメージですが,実はそうではありません。大人が読む童話だってあるのです。つまりは中身なのです。
 また,読書は多様……ですから,下の写真集やミュージシャンの本であってもいいですね。これも図書室にある本です。お勧めの本をみんなに紹介してみましょう。誰かと対話をするように,読書で作者や登場人物と対話をし,自分の心や頭の中にさざ波を起こしてみることを進めます。国語の勉強でビブリオバトルをしました。読書が生活の一部となればいいですね。まずは,楽しむことが一番です。
 
  

携帯電話利用の学習 1年生

 
 1年生の教室の後にホワイトボードが6枚並べられていました。「道徳の時間」の班での学習内容を全体に紹介しているものでした。内容は「携帯電話(スマホ等)の利用」に際して注意しなければならないこと。
 「3班」の話合いでは,ポイントとして次の4点が挙げられています。(左下の写真)①相手,②ルール,③使う時間,④相談です。更に「ルール」の項目での意見を見てみると「必要なときだけ使う」「やることを終わらせてから使う」「食事中はダメ」「A分勉強したら,A分携帯を使う」などの意見が見られます。生徒たちは携帯への依存状態にならず,自律的に使うことが大事だと感じているようです。
 また,他の班では「ネット利用の注意点」も挙げていました。(右下の写真)「自分の情報は出さない」「投稿する前に一回冷静になって考え,本当にそれでいいかを考える」などの意見が出されていました。
 世の中ではSNS等でのトラブルが懸念されています。鹿折の子どもたちには,情報通信機器を適切に使いこなせる「賢く思慮深い人」になってほしいものです。ご家庭でも,お子様の春休み中の機器利用について話題にしてほしいと思います。
 

平成30年度修了式を行いました 1年間のご協力に感謝

 
 3月22日(金)には平成30年度修了式が行われました。式では修了生(1・2年生)の呼名を行い,校長先生から代表生徒に修了証書が手渡されました。式辞では,各学年主任の先生が,生徒の成長の様子を嬉しく誇らしく思っていること,先生たちがいつも生徒に期待をし励ましてきたこと,先生たちも共に歩んできたことなどを確認し,生徒が「新時代を拓いた1年」であったことが話されました。その後,1年の代表生徒:畠山くん,2年の代表生徒:青柳さんからまとめと振り返りの言葉があり,全員で校歌を斉唱しました。
 校庭の復旧工事から始まった平成30年度でしたが,皆様のご協力をいただき,生徒が頑張って意味のある1年にすることができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。どうか来年度もよろしくお願いいたします。
 

春が来た! 校庭でのサッカー

 
 3月20日(水)校庭の様子です。気温が15℃近くになりました。暖かい日差しの下,校舎から見える海も校庭も輝いています。保健体育の授業では生徒たちが校庭でサッカーをしていました。「マンマークだぞ!マンマークだぞ!」と大きな声が響きます。シュートが外れると,歓声やため息が聞こえてきます。一生懸命走り,考えてプレーをし,みんなでサッカーを楽しんでいました。1月24日に,この鹿折中リポートで「寒さに負けず雪上サッカー」と題してご紹介した,雪が舞う中で根性で授業している風景とはうって変わった授業風景なのです。ああ,春が来たのだなと思わされる光景でした。これからの季節と生徒の成長が楽しみになりました。
 

学習のまとめは「創作活動」 国語科

  
 1年間の教科学習が終了しました。学習内容をしかり身に付けるために,春休みには各教科の復習に進んで取り組んでほしいものです。
 さて,国語科の最終単元は「創作活動」なのだそうです。3年生はオリジナル合唱曲の「作詞」に取り組んで,合唱曲「ひかり」を作りました。同様に2年生では「小説を書く」学習をしました。上の写真は,2年生が最終的に完成させた文集です。左は表紙,愉快なイラストです。友達が文章を書くのを同級生が見つめ,コメントをしています。真ん中の写真は,その小説作品。題名も工夫しています。ペンネームです。右の写真は裏表紙です。この言葉も生徒の言葉。文集の裏表紙にはぴったりかもしれません。
 今回は短歌や俳句を読んで,その内容からイメージする風景や人物を描き出すかたちで短編小説が作られています。いわゆる「歌物語」ですね。それにしても,読んでみて驚くのは,とてもレベルの高い文章がそろっていることです。教科書に書き方の例があるらしいのですが,一人一人の生徒の感性や個性が光っていました。とてもよい文章ができました。以下に生徒の作品を一つ紹介します。
 →生徒作品 「Remember」.pdf 

今年度最後の委員会活動 来年度準備

 
 3月13日(水)には今年度最後の委員会活動(話合い活動)がありました。これまでの活動を振り返るとともに,来年度早々の鹿峰会(生徒会)入会式(新入生を迎える会)で各委員会の紹介をするための打合せです。本校では,定期的に委員会活動の話合いの日が設けられ,日常活動をどう進めるかなど,各委員会の活動推進に役立てられています。この活動の素晴らしさが今の鹿折中学校の根幹を形成しています。来年度も工夫のある活動を,新入生とともに行ってほしいと思います。
 この日は「生徒会総務」(執行部)では,新入生に対する「部活動紹介」をどうするかも話し合われました。(上の左の写真)今までは動画での部活動紹介だったけど,来年度は実演を取り入れてはどうかという話合いだったようです。それもいいアイディアですね。君たちの話合いが生徒会活動を素晴らしいものにしていくと思います。みんなが大切にされ「居場所のある」学校になると思っています。まずは,今年度の活動ご苦労様でした。来年度にも期待しています。
 

学習の基盤をつくる ②

 
 ある担任の先生の机の上に小さなノートがたくさん積み重なっていたので,これはいったい何?と尋ねた記憶があります。冬休みのことでした。先生は「3学期にやるんです。生徒の言葉の力をつけたいと思って。」…と言う返事。生徒たちの言葉が断片的なので,言葉をしっかりと使い,使い方も工夫させてみたいと思っているらしかったのです。3学期に取り組むことから,名前は「100日チャレンジ」です。
 さて,3学期もそろそろおしまいです。あれはどうなったのかと思ってノートを見せてもらうと,ノートを使って,先生と生徒の間で毎日色々な話題が交わされていたのでした。学習の基盤となる「言葉の力」を高めようとした取組でしたが,生徒をよく理解し,互いの信頼関係を深めることにも役立っているようでした。担任の先生の「ねらい」はノートの表紙裏に貼られて示されていますが,下にその内容をご紹介します。先生は「事実」→「発見」→「目標」→「未来」の順で文章をまとめる力をつけたいと考えていることが分かります。生徒も先生も,文章を書くことで100日間が一層意味深くなったことでしょう。