鹿中 学校生活

研究授業(1年理科)を行いました

 
 2年生音楽の授業があった日には,1年生の理科でも研究授業がありました。学習課題は「実験を通して3種類の白い粉がそれぞれ何なのかを考えよう」というものです。1年1組の生徒たちは戸羽先生と一緒にこの学習課題に立ち向かっていきました。不明な物質を観察・実験をとおして見極めていく際に,どうなればどうだという考え方を複数組み合わせて考えを導くことをしっかり身に付けさせようとしています。そのためには,今回は①見た目,②手触り,③水への溶け方,④熱したときの変化に着目させることになります。この視点で物質を論理的に見極め整理することを学習するのです。そのために用いるのはホワイトボードでの整理と話合いということでしょうか。授業の中では個人の考えをしっかりともつこと,そして,それを小集団の話合いで補い高めることが大事にされていました。
 
 1年生ですから,実験の仕方を身に付ける,結果の整理の仕方を身に付ける,話合いの仕方を身に付けることはとても大事だと思います。先生の指導に対して1年1組の生徒が意欲的に取り組み,学習を楽しんでいる様子がよく分かりました。
 
 また,この授業では,先生はあえて紙板書をせず,チョークで黒板に書き,生徒にはワークシートではなく,ノートに書き込ませています。ねらいは,生徒が黒板を書き写すだけでなく,自分で考え,工夫を交えて自分のノートをつくるように仕向けているのです。一流の学習者は自分流のノートをつくって考えをまとめ,構想を練っていることが多いようです。本校の生徒たちもそのように育ってほしいものです。そのようになることで発表の仕方も上手になっていくと思います。頑張れ,1年生。