鹿中 学校生活

最後の日⑤ 下校の様子 3年生が

 
 左上の写真は生徒昇降口の下駄箱の写真です。登校してくると生徒は上履きに履き換え,下足はこのように下駄箱に収まるのです。昇降口の下駄箱がカラフルな色で一杯になると,とても嬉しく,気持ちのよい一日のスタートになります。なぜなら,それは欠席者がいないということなのですから。先生たちは毎日この下駄場を見ているのです。
 さて,2月28日(金)は6校時目に全校集会をして,1・2年生は学級で担任の先生からお話を受けて,清掃し,帰りの会をして下校となりました。部活動はありません。暫く学校に来ないので,今日の荷物は多くなっています。しかし,様子をみると,生徒たちは明るく元気に下校して行ったようです。「さようなら!」と元気よく挨拶をして昇降口から飛び出していきました。この様子をみて,少し安心しました。今回の突然の臨時休業を生徒たちは冷静に受け止めてくれたなと感じたからです。
 
 しかし,変なこともありました。昇降口を出た3年生10名ぐらいが一列に並び始めたのです。なぜ,ここで彼らは整列をするのだろうと暫く様子を見ていました。ニコニコしていました。彼らは少しずつ前に出て,向こうのほうをみて笑っているのです。分かりました。これは「だるまさんが転んだ」です。それにしても,なぜこのタイミング?と思ったのですが,担任の先生に聞くと昨日もやっていたとのこと。卒業を前にしたときのあの気持ちなのだなと思うのでした。素早く下校しないのはどうかとも思うのですが,卒業を前にして友達とまたこんなふうに遊んでみたいと思う気持ちも分からないわけでもありません。まあ,いいことにしましょう。遊んだ後に,丸くなって楽しそうに話している様子も中学校生活ですね。最後の日のめんこい出来事でした。