創立152周年
気仙沼市立大谷小学校
<大谷小3つのいっぱい>
「プログラミング教育」が小学校で必修化されて5年を迎えます。プログラミング教育の目的はコンピューターに命令を与えてその通り行動決定をさせる技術を養うことではなく、コンピューターに意図した動きをさせる体験をとおして物事を順序立てて論理的に考える力の育成が中心となっています。
昨日は気仙沼市教育委員会から3名の講師の方に来校いただき、6年生を対象にしたプログラミング体験教室を行いました。学習には「MESH(メッシュ)」と呼ばれる教材を活用します。MESHは、センサーやスイッチなどの機能を持つブロックをつなぎ合わせ、学習者がアイディアを形にしてくことができるように開発されたツールです。
はじめに講師の先生から、私たちの身の回りでもどんどん使われるようになってきている発光ダイオードについての紹介がありました。青色発光ダイオードの発明と実用化に貢献し、ノーベル物理学賞を受賞した3名の科学者の話にどの子も知的好奇心をくすぐられ、わくわくした顔つきで講師の先生のお話を聞いていました。
次はいよいよブロックをつなぎ合わせ、発光ダイオードに明かりを灯していきます。2人で1台の端末とMESHを用いて、子供たちは互いに操作の仕方や順序を確かめ、プログラムを作っていきました。
青色・赤色の小さな明かりを前に、教室には小さな歓声がいくつも上がりました。するとここで講師の先生方から次の課題が出されます。
「(明かりを)ずっとつけっぱなしというわけにもいかないので、次はセンサーの前を人が通ったときに光ったり音が出たりするようにプログラムしてみよう!」
課題を与えられた子供たちはブロックを操作しながらペアで論理的に思考し、対話的な学びを深めていきました。試行錯誤しながら学びを展開させていくことで、子供たちに想像力や表現力、そして論理的思考力が育まれる、大変有意義な学習の時間となりました。
平磯芸能保存会の皆さんに来校していただき、2年生の児童が伝統芸能である「平磯虎舞」に挑戦しました。はじめに行ったのは、保存会の皆さんの演奏の見学です。和太鼓の演奏をする地域の皆さんの中には、なんともうすでに保存会の一員として活動をしている5年生の先輩の姿もありました。迫力満点で心地よい太鼓のリズムに、2年生はどの子もわくわくと目を輝かせていました。
続いて2年生の子供たちも和太鼓の前に立ち、保存会の方が奏でる笛の音色に合わせてリズムを打つことに挑戦しました。地域の方に優しく教えていただきながら、2年生の子供たちはどうすれば力強く響く音色になるのか、かっこよく演奏するにはどうしたらよいのかを考えて練習に取り組みました。
太鼓の音が力強く多目的室に響き渡るようになると、今度は虎の登場です。迫力のある虎の動きを表現するために、グループごとに息を合わせて頑張りました。
太鼓の演奏と虎舞の動きを体験し、子供たちは伝統芸能の魅力を身体いっぱいに感じたようです。
「私も平磯芸能保存会に入りたいと思いました。」「虎の中にいると、自分がどう見えているか分からなかったけれどみんなと気持ちを合わせて頑張りました。」「太鼓のリズムを合わせるのはとても難しかったです。大谷の伝統を守ることはとても大切なことだと思いました。」
体験をとおして考えたことや感じたことは、それぞれがお礼の手紙に綴りました。年内に保存会の皆さんのところへお届けしたいと思います。お忙しい中、御協力いただいた地域の皆様に大変感謝しております。
12時44分に発表された津波注意報を受け、現在全校児童を学校に留め置いております。1・2年生については下校時刻を過ぎておりますが、教室で担任とこれまでの学習の復習や読書に取り組みながら過ごしています。
引き渡しの開始時刻はまだ決定できておりませんが、対応が決定しましたら追ってマチコミで御連絡差し上げます。
全ての児童の引き渡しを無事終えることができました。お忙しい中、緊急の対応をありがとうございました。
代表委員会を行いました。今回の議題は「冬休み前までの学校生活の反省をしよう」です。代表委員会には、計画委員会の児童のほかに各委員会の委員長と3年生以上の各学級の代表となった児童が参加します。全校児童が所属する「なかよし児童会」全体の活動計画を立てたり、それぞれの活動の反省を行ったりするために定期的に開催しています。
各学級の代表となって参加した児童は、学級で話し合ってきたことを基に報告したり、出された考えについて意見を述べたりします。緊張気味の様子でしたが、学級の代表となった自覚を持ち、堂々と意見を述べる姿が目立ちました。
いつもは計画委員会の6年生が中心となって進める代表委員会ですが、今回はまもなくその仕事を引き継ごうとしている計画委員会の5年生の児童が議長席に座り、話合いの進行に挑戦しました。学校の文化や伝統はこうやって6年生から次の学年へと引き継がれていきます。よりよい学校生活を目指し、前向きな意見交換をする代表児童の姿から、私たち職員もよい刺激をもらいました。
今年度2回目の標準学力調査を実施しました。どの児童も担任の指示をきちんと聞き、最後まで集中して頑張っていました。静まりかえった各教室には鉛筆が走る音だけが静かに、でもしっかりと響いていました。
高学年は問題の傾向がぐんと変わり、記述式の問題が多くなります。「どのように書けば自分の考えを相手(採点者)に伝えることができるか」に、やや悩んでいる児童の様子も見られました。今後の授業では、自分の考えを他者に伝える力(説明する力)の育成に重点を置きながら各学年の学習内容のまとめや振り返りを進めていきたいと考えています。