日誌

カテゴリ:今日の出来事

1年間の学習の成果を…!!

 今年度2回目の標準学力調査を実施しました。どの児童も担任の指示をきちんと聞き、最後まで集中して頑張っていました。静まりかえった各教室には鉛筆が走る音だけが静かに、でもしっかりと響いていました。

 高学年は問題の傾向がぐんと変わり、記述式の問題が多くなります。「どのように書けば自分の考えを相手(採点者)に伝えることができるか」に、やや悩んでいる児童の様子も見られました。今後の授業では、自分の考えを他者に伝える力(説明する力)の育成に重点を置きながら各学年の学習内容のまとめや振り返りを進めていきたいと考えています。

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ぐらっときたら…

 昨夜発生した青森県東方沖の地震により、登米市では県内最大の震度5弱の揺れを、気仙沼市では震度4の揺れを観測しました。深夜帯での発生だったため、部屋の電気を暗くしてからあの揺れを経験した子どもたちが多かったようです。御家族の皆様にけが等はなかったでしょうか。

 朝は津波注意報の解除に伴って、急遽通常どおりの登校となりました。保護者の皆様には急な変更にも柔軟に対応していただき、大変ありがとうございました。おかげ様で子どもたちは元気に登校し、よく学びよく遊んで充実した1日を過ごすことができました。

【1年生】図画工作科の作品づくりのポイントを担任と確認し、頭の中で自分が創りたい作品のイメージを広げていました。仕上がった友達の作品を鑑賞するときの大切な約束もしっかり確認することができたようです。

【2年生】AIドリル(キュビナ)を用いて掛け算九九の練習や、時計の読み方の練習に取り組んでいました。休み時間には職員室に向かい、校内の職員に掛け算九九の暗唱を聞いてもらっています。目指せ免許皆伝!

【5年生】教科書を片手に英語の発音の仕方を確認し、スピーチ発表やALTとの英会話の充実を目指します。友達と一緒に活動することで、どの子も自然と笑顔になって学びを深めていました。

【6年生】はさみやカッターを使わずに発泡スチロールを自分の好きな形に切り分けています。子どもたちが手に持っているのは蓄電したコンデンサーにつないだ電熱線です。どんな仕組みで発泡スチロールが切れる(溶ける)のかについてはお子様に尋ねてみてください。

 このようにいつもと同じ学校生活を過ごした子どもたちでしたが、中には昨日の地震で強い恐怖や不安を感じた子もたくさんいたのではないかと思います。でも、学校は集団で生活をする場のため、子どもたちは「怖かった」「泣いちゃった」「すごく心配で眠れなくなった」という心の底にある本当の声はなかなか集団の前では語ろうとしません。下校後に家族の顔を見て、ようやくほっと胸をなで下ろすような子もいるかもしれません。今夜はぜひ家族で昨日の地震や日頃の防災対策について語り合い、昨夜の分もしっかりと睡眠時間を確保してほしいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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「ルルブル」で気力・体力の向上を!

 週始めの月曜日。朝は週末の疲れが残っているためか、いつもよりも少し眠そうにしている子の姿が多く見られました。スポ少、家族との買い物、宿題、動画やゲーム、SNSの利用…と、大忙しの週末を過ごしてきた子もいるようです。

 さて、宮城県教育委員会では、心身ともに健康的な生活を送るために、「ルルブル」を推奨しています。「ルルブル」とは、「しっかり寝」「きちんと食べ」「よく遊」の3つを指しており、規則正しい生活習慣を身に付けるための合言葉となっています。東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授によると、子どもは家庭や社会の生活リズムから大きく影響を受けることから、子どもたちに望ましい生活習慣を身に付けさせるためには大人の「ルルブル」が非常に大切だということです。「ルルブル」の基本的な考え方や、川島隆太先生のお話は、宮城県教育委員会のホームページでも公開されています。

 「そろそろゲームやめなさい」「早くお風呂に入ってもう寝なさい」「あと10分早く起きなさい」なぜそうするべきなのかを、きちんと説明することができるように、我々職員も「ルルブル」についてしっかり学び実践していきたいと思います。

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学習参観においでいただき大変ありがとうございました

 本日は大変ありがとうございました。おうちの方々に見守られ、どの学年の児童もよく頑張りました。授業後の昇降口では「算数あっと言う間だったね」「うん」と言いながら帰ろうとする子どもたちの姿を見かけました。

【1年生】生活科「あきのおもちゃまつり第2弾」

【2年生】算数科「九九をつくろう」

【3年生】算数科「重さを量ってあらわそう」

【4年生】道徳科「ふくびき~正直な心~」

【5年生】:算数科「比べ方を考えよう」

【6年生】体育科「シートバスケットボール」

 はまなす学級、ひまわり学級では、書写の学習と道徳の学習を行いました。どの学年においても子どもたちの学びの様子を温かく見守ってくださり大変ありがとうございました。

 午前中には4学年と5学年の学年PTA行事も行い、学年委員の皆様を中心に、保護者の皆様に活動を盛り上げていただきました。また、PTA専門部の皆様や本部役員の皆様におかれましては、懇談会後の専門部会や拡大役員会にも御出席をいただきました。大変ありがとうございました。

 保護者の皆様のおかげで、子どもたちの未来のために学校と家庭が確かなスクラムを組む、そんな1日にすることができました。御理解と御協力に深く感謝いたします。

 

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遠く離れた島国に思いを馳せて

 今朝のニュースで、「今年の海水温の高さは異常だ」「魚に季節感がなくなってきている」「夏にしか水揚げされていなかった魚が1年中水揚げされるようになった」という話をしながら肩を落とす漁師さんや仲買人の皆さんの様子が映し出されていました。海の変化が私たちの生活の変化に強く関係していることを実感させられる話題でした。このことは先日開催された海洋サミットでも話題となりました。変化を受け止め、SDGsの考えを重視しながら海と生きること。このことの大切さについては、代表で参加した4年生が1番強く感じたことと思います。

 さて、昨日はSDGsへの理解を深め、よりよい未来を創るための学習として、環境教育特別講座を4年生以上の児童を対象に実施しました。講師はキリバス共和国に国籍を持たれるケンタロ・オノさんです。

 仙台市出身のケンタロさんは、高校生のときにキリバス共和国の美しさに惹かれ単身留学を決意し、現地の高校を卒業したあとは日本人として史上初となるキリバス国籍を取得されたそうです。現在は日本キリバス協会の代表理事を務められており、環境問題に向き合おうとする人々の心に火を灯す活動をされています。

 子どもたちはケンタロさんのお話を「遠く離れた島国の物語」としてなんとなく耳に入れるのではなく、近い将来、同じ島国である日本でも起きるかもしれない身近な問題として捉え、真剣な表情で受け止めていました。会場とした多目的室では、メモを取る鉛筆を走らせる子、前のめりになって資料やお話に夢中になる子の姿が多く見られました。普段あまり意識せずに行っている自分たちの小さな行動が、遠く離れたキリバス共和国の人たちにとっては国土が失われるような死活問題につながりかねない…。講話は驚きの連続でした。

 講話の最後には、ケンタロさんが子どもたちに『「愛」の反対は「無関心」だ』という強いメッセージを投げ掛ける場面がありました。子どもたちはこのメッセージをどのように受け止め、これからの行動をどう変えていくことを考えたのでしょうか。ぜひ御家庭でも家族の皆さんと一緒にこの貴重な学びの続きを展開させてほしいと思います。私たち職員もそうします。

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