日誌

野外活動を終えて

 1泊2日の野外活動を終えた5年生が学校に戻ってきました。風が強かったため、予定していた活動が実施できないこともありましたが、子供たちは臨機応変な対応を見せ、大自然と向き合いながら張り切って活動に取り組みました。

 1日目のいかだ作りでは、グループのメンバーと声を掛け合って作業を進める子供たちの姿が見られました。完成したいかだを全員で運び、元気よく出港した子供たちでしたが、大海原はやはり厳しく、いかだは何度も何度も強風で戻されてしまいました。チェックポイントに近付いては戻され、近付いては戻され…を繰り返すうちに、子供たちの掛け声はだんだん大きくなり、櫂を持つ手に力が入っていきます。一緒に乗る友達と力を合わせないといかだは思い通りに進まないこと。集団で目的を達成するためには1人1人の力が必要になること。海の上でしかできない貴重な学びを展開させることができました。

 2日目は野外炊飯に挑戦しました。かまどで薪を組み、飯ごうでご飯を炊き、重い鍋でカレーを煮込みます。引率するたびに不思議に思うのですが、どの班も同じ材料でカレーを作っているはずなのに、どの班のカレーも味わいが異なります。火加減?水の量…?ほかにも要因はあるのかと思いますが、一番は「苦労」というスパイスと「友情」という隠し味の存在が要因かなと思います。今年もどの班もとってもおいしいカレーを作ることができました。

 野外活動のしめくくりは、志津川自然の家の周辺に自生する木を使った「マイスプーン」づくりです。2日間頑張ってきた子供たちに、私たち引率者から多くの指示は全く必要ありませんでした。

「ぼく待ってるからのこぎり、先に使っていいよ。」「私、切りやすいようにおさえておくね」「もうちょっとだよ頑張って!」「ぼく、小刀が苦手なの。ちょっと手伝ってくれないかな。」「待っている間に机の上の道具、整理しておくね」「台をしっかり押さえていてくれてありがとう」

 ここで感じる仲間の温かさも、スプーンと同じ…もしかしたらそれ以上の宝物になったのではないかと思います。

 担任からは今日の解団式で、野外活動を終えた「ここからが勝負」という話がありました。支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを胸に、5年生はこれからどのような毎日を過ごしていくのでしょうか。「ここから」が楽しみです。