鹿中 学校生活

今日の鹿折中

全国学校給食週間 1月24日~

 
 1月24日(金)からは全国給食週間が始まっていました。以前には,給食当番の身支度や運搬の様子をご紹介していました。今回は教室の給食準備の様子をご紹介しましょう。
 この日の給食は左上のようなメニューでした。宮城の郷土食を取り入れています。教室に行ってみると,生徒たちが座席をグループににつくり,配膳台の前から列をつくって配食をしている様子です。昔も今もこの風景は一緒ですね。午前中の4時間の授業を終えて,何かほっとした雰囲気が教室にも漂っているようです。
 しかし,担任の先生は気を抜いてはいません。アルコール消毒液の入ったボトルを手に持ってにっこり。生徒の手にこれを次々と配って消毒を促していました。また,生徒たちは自分の手だけでなく,みんなの机の上もアルコールで拭いてきれいにしています。このあたりは昔とは随分違っているかもしれません。インフルエンザなどの感染を防止する作戦です。
 
 準備が整うと,日直の生徒か,係の生徒か,代表の生徒が前に出て「いただきます」の号令です。いよいよ,お腹がすいたことろで,美味しく頂くことができます。グループごとに先生も混じって会話をしながらの給食です。この時間帯には放送委員会の生徒たちが「昼の放送」を行います。学校生活の中ででほっとした瞬間をつくる給食の一コマでした。みんなで食事をするということには,とても意味がありそうです。
 

立志式準備 2年生

 
 立春が近づいて来ました。学校の正面玄関には新作のバルーンアートが暫く前から登場しています。そして,季節の移り変わりを伝え,生徒を励まし,お客様を迎えています。この「赤鬼青鬼は」今回も用務員さんの作品です。
 そして,例の円卓があった教室に行ってみると,何かを制作中の様子。模造紙に毛筆で「次第」と書かれ,これから他の文字が並んでいくようです。作業の途中でしょう。隣の用紙の文字を見て理解しました。2年生の生徒たちが「立志式」の準備をしているのです。それにしても,毛筆でしっかりとした文字を書き,本気で準備をしていることが分かります。たくさんの色紙もありました。みな漢字一字が大書されています。これを使って自分の「志」を発表するのでしょう。そう言えば,先日の放課後の教室では,自分の原稿を一生懸命に仕上げている生徒がいました。中学3年生の最後の1年を迎える前に,これまでの学習を生かして自分自身の志をしっかりと持つ。それを皆さんの前で発表して,充実した学校生活をし,人生のスタートラインに踏み込む…そんなことを目指す学年行事(学習)です。
 
 1月31日(金)の5時間目,歌声が聞こえるほうへ言ってみると,そんな2年生が合唱をしていました。これは立志式当日に披露する合唱の練習のようでした。恐らく総練習的な内容だったのではないでしょうか,司会の生徒もしっかりと活動し,生徒のみんなは少し緊張感のある顔つきをしていました。当日に向けて準備が着々と進められています。
 立志式は2月5日(水)の授業参観の際に実施します。保護者の皆様,どうかご期待いただき,大勢ご来場くださいますようお願いいたします。
 

足跡の主 学校訪問

 
 以前に鹿の足跡をご紹介していました。先日の日中に,遂に本人が職員室に挨拶をしにきました。予想外だったのは「ニホンジカ」でなく「カモシカ」だったこと。本校に現れるのはどちらもありなのですが,どちらかと言えばニホンジカが多いように思います。先日ご紹介した足跡,あれは2頭の足跡でした。恐らくニホンジカだと思っていたのです。この日は,4時間目がそろそろ終わって給食になるあたり。職員室の前に立ち止まって,中を覗いている彼(彼女?)がいました。結構大きな個体でしたから,発見した先生はびっくりです。大勢の先生がその姿を確認しました。そして,本人はゆっくり職員室前を進み,花壇のほうに向かいました。今日も,花壇の上を歩いて何かを食べるのかと思いましたが,そうはしませんでした。今回は用務員さんのつくった赤いスズランテープの柵が風で音を立てていていました。中に入れないので彼はスルーして移動。
 そして,なぜか同窓会の石碑「青雲の志」の前でしばらく彼は思索。まるで考えがまとまったかのように,今度はゆっくり石碑を左に回って登校坂へ。しかも,歩道を歩いてゆっくり堂々とと下っていきました。もし,歩道を下から上ってくる人がいたら,さぞびっくりしたでしょうね。用務員さんが工夫した「鹿よけ柵」はひとまず効果があったようです。
 

賞状を頂きました 応募作文

 
 先日,本校生徒が作文コンクールで入賞し,賞状を頂くことができました。
 一つは人権作文コンテストで3年生の及川さんが奨励賞を頂戴しました。人権作文は社会科の学習の一環として夏休みの応募課題としています。一口に人権といっても様々な人権の課題があります。それらについて,テーマを絞って自分の考えをまとめて書いた作文です。及川さんには,仙台法務局気仙沼支所長様や人権養護委員連絡協議会長様に学校へおいでいただき,校長室で賞状や記念品が手渡されました。おめでとうございます。なお,この作文コンテストへの永年の協力に学校に対しても感謝状をいただきました。ありがとうございました。
 もう,一つは「社会を明るくする運動」作文コンテストで1年生の三浦さんが特別賞を頂きました。1月10日(金)の表彰式は仙台市のホテルで行われました。会場では,皆さんの前で賞状をいただき,作文の朗読発表も行われました。犯罪の発生と社会の在り方,地域の支えの大切さと感謝,中学生としての自立に向けた努力などについて,中学生らしい意見がまとめられた作文でした。当日は,少し緊張した面持ちでしたが,しっかりとした朗読ができました。入賞おめでとうございます。
 

ついに鹿よけ柵の設置 効果はどうか

 
 三陸道の工事などが鹿折地区で進捗し,山が荒廃してきているからでしょうか,本校には鹿が度々出現しています。ホームページでも何度かご紹介してきました。ニホンジカが多いのですが,とても可愛らしく,生徒に危害を加えることもなく,共存できていると思うのです。しかし,花壇を荒らす行為だけはいただけません。11月には植栽したばかりのビオラが全部食べられてしまいました。先日は少しだけ残っていた小さなビオラまでしっかりと食べてしまいました。そして,しっかりと足跡も残していったのです。
 
 足跡は花壇だけでなく,どうやらテニスコートにも立ち入ったらしく,テニスコートには多くの足跡が残っています。その足跡を見ると,2頭で学校にやって来たように見えます。これでは今後植栽をしてもまた食べられてしまうのではないか……そういった心配が尽きません。どうしたらいいのでしょうか?
 この事態に,三浦用務員さんが遂に動きました。ある日のこと,下の写真のように赤いスズランテープが花壇の周囲に張り巡らされました。一説には,鹿は赤い色を嫌うということを聞いたそうです。そして風に吹かれるとテープがサラサラと音を立てます。この音も鹿に対して効き目があるのではないか,そう考えて遂に鹿よけ柵ができました。さて,このアイディアはどんな結末となるでしょうか。上手く機能して鹿よけになればいいのですが,期待をしましょう。
 

給食センターの皆さんへ 感謝!

 1月24日~30日は「全国学校給食週間」です。
 本校ではそれに合わせて,いつもおいしい給食を作ってくださっている気仙沼中央給食センターの皆さんに感謝の気持ちを伝えることにしました。
 保健委員会の生徒が中心となり,全校生徒のメッセージをとりまとめています。右下には,給食の好きなメニューをランキングしています。全学年でカレーがランクイン!次点は鶏肉のレモン煮のようです。
 こちらは気仙沼中央給食センターへお届けします!
  
  

鹿3運動ポスター 保健委員会

 
 校舎内に「鹿3運動」(小中連携生活習慣向上運動)を呼びかける新しいポスターが登場しました。内容はもちろん,①「あいさつ」②「早寝早起き」③「メディア1時間」なのですが,生徒会の保健委員会の皆さんが積極的にこれを呼びかけてくれるようになりました。この運動は次第に広く知られるようになってきましたが,その実践化はまだまだといった印象です。生徒自身の生活習慣に対する「セルフ・コントロール能力」がどうしても必要です。今回の保健委員会の取組で,また一歩前進できることを期待します。
 ところで,香川県議会では,ゲームやインターネットの依存症対策に関する条例制定を全国に先駆けて検討しているそうです。その素案では,高校生以下を対象にゲーム利用の時間を1日あたり平日は60分休日は90分に制限するなど,具体的な制限が盛り込まれることになっているそうです。また素案では,夜間の利用は高校生は夜10時以降制限し、小学生や幼児を含む中学生以下は夜9時以降制限することが盛り込まれるということでした。行政からの使用制限が現実化するほど,この問題が深刻化していることが分かります。これは全国的な懸案事項です。大人の皆さんの認識と行動も必要だと思います。写真には「宮城の宝 いただきます」の食育ポスターも写っていますが,子どもたちは大事な「宝」です。メディア利用の弊害を踏まえ,適切な環境で子どもたちを伸ばしていきましょう。
   

1年生調理実習 豚汁(肉料理)

 
 1年生の家庭科では,先日,調理実習の2回目が行われました。今回は肉料理がテーマ,「豚汁」です。教室に入ると,ごま油のよい匂いが調理室に立ちこめていました。生徒は材料を準備して,調理の手順を確認して,鍋に火を入れます。少し恐る恐るですが,段々に思い切って作業するようになっていったようです。
 
 段々調子よくなったのか,どうやら適当な部分がでてきたのかもしれません。あるタイミングで先生は全生徒の手を止めさせて,自分に注目させました。「手順どおりやりなさい」「確認する作業をしなさい」ということが先生のお話の趣旨でした。どうやら少し不注意な様子があったからのようでした。先生は前日からこの実習のために準備をしています。折角の実習を成功させるために,的確に注意をしていました。生徒が主体的に取り組むことに,先生の専門性のある指導が加わることが重要です。今回の先生の注意は,生徒のよい勉強になったようです。
 
 調理が終わると試食です。楽しく試食をしている様子が見られました。職員室の先生にも来てもらって一緒に会食となりました。同じ材料で,同じ手順で調理しているはずなのに班ごとに味が異なるのはどうしてなのでしょう。全ての班の試食をしている先生もしていたようです。ごちそうさまでした。試食後には,早速片付けに入っていました。手際の良い実習でした。
 

雪景色 暖冬と言われますが

 
 1月も最終週になりました。写真は1月21日(火)の朝の雪景色です。雪景色とはいっても今年は暖冬のため,未だにしっかりと降り積もった雪景色とはなっていませんが,朝一の校庭はこんなふうになる日が何日かありました。幸いインフルエンザなどの流行も起きず,穏やかな学校生活ができている様子です。暖冬と言えど,朝夕は寒さが厳しく,その中でも生徒たちはしっかりと学校生活をしてきたようです。学校から南側を見ると,今は桜が落葉しているので魚市場方面の海が見えます。春はこちらの方角からやってくるのでしょうか。手前に造船所のクレーンがそびえているのが分かります。鹿折らしい風景ですね。
 
 下の写真は1月20日(月)の登校坂の写真です。少し湿った路面で冷え込みが強かったので,通勤で学校に上がっていくときは少し不安な状況でした。1時間目が始まった頃に,登校坂の下で車が側溝に入っているよと情報がありました。教頭先生を中心とした3名の職員が現場を見に行くとこのようになっていたというのです。情報では登校坂を下っていった車が路面が滑ったため,カーブのところで制御できなくなって真っ直ぐに突っ込み,側溝に入ってしまったらしいのです。生徒が通るのは反対側の歩道ですから今回は大丈夫なわけですが,本校の登校坂は北側にあって日差しが入りにくいので要注意です。生徒たちには早速情報提供し,安全な登下校を指導しました。保護者の皆様の自家用車での送迎などもありますから,学校周辺はもちろん,冬道の安全については十分にお気を付けいただきたいと思います。
 

今月も 「鹿中きれいの日」実施

 
 今月16日(木)も,生徒会は「鹿中きれいの日」を実施しました。これは,鹿(しし)なので,4×4で16。…そこで毎月16日を目安に,生徒会が主導して全校生徒による清掃活動を実施する企画です。生徒総会で提案され,昨年度から始まった生徒会企画です。先月は,委員会連携を図った「鹿中きれいの日」の実施を生徒会は試みていました。
 今月は先月のように中央委員会を開かずに実施したのですが,普段の清掃活動では行わない場所を,部活動ごとに丁寧に清掃したり整理整頓してくれました。
 その一つは普段は物置になっている教室の整理整頓と清掃です。昔のユニフォームなどをきちんと畳んだり,部活動で使った用具を整頓したりしてくれました。
 
 上の写真では廊下に机や椅子が並んでいますが,これは机や椅子の倉庫になっている小部屋をきれいにするために,一時的に廊下に物品を出したものです。実はこの部屋は,昔は「相談室」として使われていたものですが,現在は倉庫になっています。今回整理整頓したことで,もう一度「相談室」として使いたいといった意見も出てきたようです。
 
 また,今回は新しく教室に設置されたエアコンのフィルター掃除をしてくれました。本当は2週間に1回ぐらい清掃することが推奨されているのですが,なかなかできません。今回,きれいにしたことで暖房効率も上がるものと思います。写真は保健室のエアコンの清掃の様子です。「家電芸人」といった人たちがいるようですが,本校の「家電のプロ」が積極的にやってくれて大助かりです。収納しきれなかった図書室の本も新しいキャビネットにきちんと収めてくれました。お陰様で校舎内の環境が美しなったようです。生徒の皆さん,お疲れ様でした。
 

学校のサザンカとツバキ 春はまだか?

 
 上の赤い花はサザンカ(山茶花)です。サザンカは中庭にあり,12月にはもう花を付けていました。そして,1月の下旬となった今でもこれから咲こうとしている蕾がたくさん見られます。寒さに負けず,しっかりと花を咲かせているところは見習いたいものです。そして,派手さはないのですが,きれいな「赤」だなと感じます。(ピンク色のサザンカもあるようですが,本校のサザンカは赤です)
 サザンカとよく似た花はツバキ(椿)です。ツバキとサザンカの区別がちょっと紛らわしいのですが,用務員の三浦さんは散り方が違うと話していました。確かにそうですね。学校のツバキは校舎の前にあります。何色かのツバキを楽しむことができます。今,ツバキはどうなのかなと思って見てみると,たくさんの蕾がこちらにも見られました。しかし,花は一つもありません。よく似ていますが,サザンカは冬の花で,ツバキは春の花だと思うのですが,どうでしょうか。まだツバキが咲くまでには時間がかかりそうです。しかし,膨らんだ蕾を見ると,春は少しずつ近づいているんだなと思わされるのです。期待的な観測でしょうか。
 

授業研究会 2年男子保健体育

 
 1月14日(火)には英語,15日(水)には保健体育で授業研究を実施しました。保健体育の様子をご紹介します。2年生男子の学習は「バスケットボール」です。今日の学習課題は「チームごとに攻めや守りを考え,作戦を立てて試合をしよう」でした。
 5時間目の体育館は冷え切っています。まず,準備運動です。授業が始まって約12分ほど,丁寧な準備運動が行われました。寒い時期には怪我の防止の観点から丁寧なウォーミングアップが必要です。十分な活動が行われていました。また,利き手でない手でのドリブルなどが,上手にできているのには驚きました。積み上げてきたものがあると感じられる内容でした。その後の先生の今日の学習課題についての説明も的確で短く,しかもキーワードが適切に盛り込まれていました。
 
 生徒たちは,グループに分かれて作戦会議をしています。グループは4つです。バスケ部の生徒がリーダーとなっているようですが,積極的にグループをまとめ,メンバーとともに戦略を立てていました。作戦盤もうまく使って可視化しているようでした。
 
 試合が始まると,それぞれのグループが作戦に基づき,一生懸命にプレーし,よく走り,声をかけ合ってて対戦しています。見事シュートが決まると,素直に喜び,ガッツポーズも飛び出していました。楽しそうです。
 
 時間はそう長くないのですが,てきぱきと試合が進められ,対戦のない生徒たちは観戦してよく声をかけていました。同級生の一生懸命なプレーを讃えるとともに,そこから互いに刺激を受けているようでした。
 
 試合を終えると,今度は振り返り。それぞれの作戦にもとづいて評価をしていました。うまくいかなかったところや,よくできたところが短い時間で確認されていました。また,使ったビブスなどを素早くきちんと畳んで整理している姿も,学習の積み上げが感じられるものでした。生徒に聞くと,いつの間にか見よう見まねで畳むようになりましたと教えてくれました。
 学習の終わりには各リーダーから振り返りの内容が紹介されました。来年度のバスケの学習ではこのようにしたいと抱負を述べています。学習がしかり積み上げられ,年を重ねるごとに進化していることが素晴らしいと思いました。
 

防災壁新聞完成 校内で展示されています

 
 2学期末に生徒たちが一生懸命に取り組んでいた防災壁新聞がついに完成しました。そして,3学期になって校舎1階の玄関や職員室前に各学級の壁新聞が掲示されています。先日,先生たち全員によって審査が行われ,最優秀賞などの賞が決まりました。これが1年間の防災学習のまとめとなるものです。新聞記事を読みながら,ここで取り上げたことを確かめ,もっと取り上げるべきことがなかったのかなどと振り返ってみてほしいと思います。みんなで書いた壁新聞でしたが,一人一人の中に防災への考えと態度を確立することが大切ですね。最優秀賞をとった3年生の新聞から一部をご紹介します。
 「…体験交流ホールで震災時の映像を見た。建物が大きく揺れたり,屋根が崩れたりするほどの大きな地震。その後に町をおそう大きな黒い波。とどめを刺すように起こった火災。これら全てはここ鹿折で起こった。映像の中には見覚えのある町が被害にあっているシーンもあり怖くなった。特に,シャークミュージアム付近の交差点で車のすぐ後ろに津波が迫ってきた場面は見ていてゾッとした。…」
 今年度,本校では3年生が震災遺構「伝承館」を見学をしました。(9月) 中学生が震災を直接知らない世代になったことを踏まえ,指導の在り方を工夫し,変えていかなければならないと考えています。
 

金曜日の朝の活動 ボランティア委員会

 
 
 まだ朝日が昇り切らない,霜で白くなった校庭を数人の生徒のグループがゆっくりと歩いているのです。よく見るとボランティア委員会の生徒たちです。いつもの活動です。ゴミ袋や火ばさみをもって,みんなで校庭を見回り,清掃活動をしています。恐らく登校坂にも他のグループがいっているのでしょう。担当の先生の姿が見えないことから,そちらのグループについているのだろうと思いました。金曜日の朝の光景です。毎週金曜日の朝,7時30分からボランティア委員会は活動しています。担当の先生も一緒です。
 下の写真のように,朝日を横から受けたりする日もあり,そして,小雨が降って濡れている日などもあります。そんな日でも,いつもより早く登校して地道な活動をしている生徒や先生がいることをご紹介します。このあと,例のボトルキャップの計量や回収の仕事を彼らは行っているのです。
 

何だろう これ?

   
 校舎内を歩いていると,時折,これは何だろうと思うものに出会うことがあるのです。3学期に出会った,そんなものをご紹介しましょう。
 まず,毛筆で書いた「限界突破」。これは2年生の教室に貼ってありました。担任の先生の名前が書いてあるので,聞いてみると,自分が書いたものではないということ。では誰がこれを書いたのでしょうか。上手に書かれた四文字です。この言葉は2年生の学級目標です。
 その隣の3枚の掲示物も最近校舎内に登場したものですが,同じく制作者不明。一つは「チャレンジする勇気」というタイトルがついています。エジソンの「失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ!」という言葉が添えられ,ラクビー日本代表の写真も…。その隣は,漫画「スラムダンク」から安西先生の言葉を紹介していました。「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉です。次のものには「目標を達成するには全力で取り組むこと以外に方法はない」と書いてあります。誰の言葉でしょうね? …やはりこれは,3学期,生徒に向けたメッセージのようです。
 下の写真は教室脇の学習室にあった「円卓」(?)のようなものです。机の上にホワイトボードやペンなどがセットされています。これから何かが始まるのか,逆にもう既に終わったのか。もう一つ,他の学習室にも円卓風の机が用意されていました。なんだろう,これは? …でも何か期待できそう,この直感は当たっているでしょうか。
 

席書大会に向けて 書き初め

 
 先週,1月14日(火)の放課後,以前にご紹介した校内書き初め展の入賞者たちが集まって,市内書き初め展の席書大会に向けて練習に励んでいました。左上の手本や用紙が懐かしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。手本の文面は年度によって変わることがあるのですが,体裁や規程用紙は昔のままです。そして,書かれた毛筆作品も昔と同じように床に並べられて,教室の一角で乾くのを待っています。これらは変わっていませんね。昔からこんな風景でしたね。
 
 そして,それに取り組む生徒たちの練習風景も昔と同じかもしれません。以前にご紹介したように,今回の放課後の練習でも生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。練習の終わりに尋ねてみると,ある生徒は「字を書くのが好きです」と答えてくれました。とても集中をして取り組んでいる様子からも,そのことは伺い知ることができました。いいですね。
 
 また,個人で真剣に取り組むだけでなく,今回は先輩後輩が肩を並べて練習をしています。時折,先輩が去年の経験を基にして後輩にアドバイスをしたり,後輩が先輩に文字を示してアドバイスを求めたりしていました。また,休憩の時には楽しく会話をしたり,ふざけあっって笑ったりしているのもいいですね。
 下の写真のように,最近はタブレットを使って先生が書いている動画を見て自分の参考にしている様子も見られます。これは運筆の具体的なメージをつかむにはいい方法かもしれません。練習の終わりには,自分の書いた作品を先生に見せてアドバイスをもらっている生徒もいました。席書大会で納得のいく作品ができることが楽しみになる練習風景でした。
 

勉強が分かるようになること 

 
 1月8日(水)の3学期始業式の後には,3時間目から学力診断テストが全学年で実施されました。教科学習がどの程度身に付いたか,全国や県内の中でどの程度の位置にあるのかを診断するためのテストです。中学校の学習は,小学校の学習の上に更に詳しく深く学ぶことになっているのは当然です。その中身は学習指導要領に示された目標や内容を実現するものです。そして,高校受験のための学力ともなるのが現実です。生徒たちの自己実現と学力は密接な関係をもっているのは当然です。この日のテスト受験の様子を見ていると,生徒たちが「学習の壁」と必死に向き合っていることが伝わってくるものでした。
 
 勉強が分かるようになれば,どんなにか学校生活が楽しくなることでしょう。そして,自分に自信がもてるようになることでしょう。また,未来に対しても希望がもてるようになるでしょう。逆に,分からなくなって,自分は学習についていくことができないと感じたら……希望を失い,不安と劣等感に苛まれるのではないでしょうか。ですから,やっぱり毎日の1時間1時間の学習内容をしっかりと身に付けることはとても大事なことです。そして,生徒たちは皆同じではないので,その人に合った勉強をし,その人に合った助言やサポートが必要になるのは当然です。生徒一人一人の希望を育むための学習や指導ができなければと思います。どの生徒も心の中に「勉強が分かるようになりたい」という切なる願いをもっていることを教師は忘れてはいけません。そんなことを思わされる,この日の受験風景でした。
 

毎月の「防災標語」ありがとう 防災委員会

   
 月ごとに各種委員会の話合いが行われて,その月の活動が推進されていることはご存じだと思います。今回は,防災委員会の防災標語をご紹介します。様子を見ていると,毎月の話合いの中で防災標語が決められているようです。そして,月が変わると校舎内の掲示板に,毎回黄色い紙を使って,その月の標語が新たに貼り出されます。ここ最近の10月からの4か月分の標語をご紹介しましょう。
 10月 …「身の回り台風に備え再確認」
 11月 …「取り組もうもしものために防災訓練」
 12月 …「寒くなり空気乾燥火事注意」
 1月 …「雪が降り路面凍結気をつけよう」
 それにしても,生徒たちは実にタイムリーな標語を考えるものだなと感心してしまいます。毎月貼り出される標語から,時々の防災をいつも考えさせられるのです。本校の防災教育は「日常生活の中にある防災学習」であることが特徴です。毎月11日の防災学習の日だけでなく,生徒の活動(防災委員会)でも地道な防災教育が行われているのです。

校舎の老朽化 使い方の工夫や取組

 
 本校の校舎は昭和58年から使用しています。もう40年近く,この校舎を使用しています。生徒たちは丁寧に使い,清掃もきちんとしてきましたが,さすがに校舎の老朽化は否めません。水道の配管も腐食してきているのか,水漏れを起こす箇所もありますし,ドアが渋くなって開閉しにくくなったりしている部分もありました。また,放送設備やストーブが老朽化して不自由をしたりしています。修繕や改善の要望をしていますが,予算の問題もあり,すぐにという訳にはいかないのだそうです。
 そんな中,生徒たちも工夫をしてこの老朽化した校舎を使ってきました。トイレの便器のレバーが壊れないように,レバーは手で押すことにしています。それを実行するために,保健委員がレバーにリボンを付けて約束を示しています。足で踏むことでレバーが壊れるのです。先日は修繕に結構な費用がかかってしまいました。古い製品なので部品交換できなくなっているということでした。トイレ内には下のようなポスターを貼って大事に使うことを呼びかけています。
 
 また,先日は各教室の廊下側にあるガラス窓が転落しないように,T字金具を使って簡易ストッパーを取付けてもらいました。老朽化で建て付けが悪くなり,引き戸のレールからガラス窓が外れてしまうことがあるのです。これが下にいる生徒たちに落下しては大変なことになります。そこで支援員さんが,少々のことでは落下してこないように工夫して作業をしてくれました。寒い中でのたいへんな作業でしたが,お陰さまで教室の安全性が向上したように思います。これ以外にも施設や備品も含めて近代化をしていきたいのですが……。
 

学級目標 その実現を3学期に

 
 昨年春に新たな1年が始まるのに際して,各学級では「学級目標」を定めました。この目標を決めるのには,様々な手順を経たり,時間をかけたりして,ジックリと考えてようやくたどり着いた目標です。各教室に行くと,教室の正面の黒板の上にそれぞれの学級目標がそびえています。毎日目に入っているので,新鮮みがなくなっているかもしれませんが,ぜひもう一度確かめてみましょう。あの時,どんな考えからこんな目標を決め,どう感じていたのかを。
 
 あれから1学期,2学期と学校生活を歩み,今は3学期に入りました。今年度は残り2か月ぐらいになったのです。生徒の皆さんがそれぞれの学級で掲げた目標は実現しましたか? もう一度確認して取り組まなければならないことはありませんか? ぜひ学級ごとにこのことを考えて3学期の歩みを充実させてほしいと思います。君たちの教室の真正面に掲げて目指したものです。格好だけになってはいけません。既に多くの手応えを感じてきたのでしょうが,今一度,確かめてみるべきです。そして,更なる充実を期待します。各学級の目標達成が生徒会の目標達成につながるものと考えています。
 3年生の教室をみると,自分たちの年間の歩みが年表の中に示されています。よい工夫ですね。桜の木の下で写真を撮ったあの頃からは,随分時間が経ちました。着実に歩みましたが,卒業をどう迎えるか,自分たちでよく考えて実践してほしいと思います。
  

書き初めの展示 一生懸命に書きました

 
 新年恒例の書き初め作品(毛筆・硬筆)が校内展示されました。以前にも学習の様子をお知らせし,その取組の素晴らしさをご紹介していましたが,今回は冬休み中の学習課題として出されていた作品を新学期に提出し,それを校内展示しています。毛筆は1年生が「月光」2年生が「自然」,3年生は「青雲」です。小学校までは楷書の作品でしたが,中学校では「行書」の作品となります。しかも学年が上がるにつれて行書の度合いも進んでいきます。今年はどんな作品ができたのでしょうか。先週9日(木)から校内展示されています。
 
 展示が始まった朝には,生徒たちもどの作品が賞に選ばれたのかを興味深く確かめながら,同級生の作品に見入っていました。金紙や銀紙が貼られている作品が今回入賞した作品となるわけですが,まずは自分が紙に向き合って集中し,よい時間を時間を過ごしたことに満足してほしいと思います。文字を書くときの対象に向き合う姿勢は,何事にも通用する心の在り方だと思います。課題にしっかりと向き合ったその取組を評価したいものですね。いい作品がたくさんありました。同じ手本に向き合っても,やはり個性というものはしっかりと表れるものです。保護者の皆様には,授業参観等でご来校の折にご覧頂きたいと思います。
 

担任の記録メモ 教育相談を思い出して(メディア利用の問題)

 
 以前にもご紹介しましたが,11月から12月にかけて,本校では全学年で教育相談を実施しました。保護者の皆様にはお忙しい中ご来校いただき,大変ありがとうございました。教育相談で話題となったことは,その後,どうなっているのかなと最近は思うことがあります。どうでしょうか? 生徒の皆さんにも,あの時の相談内容を思い出してほしいなと思います。
 ところで,教育相談時の担任先生たちの記録メモをみると,とても心配な内容がありました。生徒A~Dのような内容が,どの学級にも共通するのです。やはり「メディア利用」の問題です。多くの生徒が,SNS,ゲーム,動画の利用が「のめり込み」の状態になっていることが分かります。1学期末も2学期末も,調査結果では,全校生徒の3割がメディア利用をセルフ・コントロールできない状態になっています。今回紹介した生徒A~Cは,実は全員同じ学級の生徒なのです。ですから,全校となると更にということになります。この状態は今はどうなっているのでしょうか。気になるところです。冬休みの期間はどうだったのでしょう。
 始業式の式辞の中で,校長先生は再度こうお話ししていました。…頑張ろうと思って「頑張り通せる人間」と,頑張ろうと思っても「途中で頑張れなくなる人間」がいます。その両者の違いは「意志の強さ」だけでなく,その人の「生活習慣」だと思います。特に,あいさつ,睡眠,メディアの自律(コントロール)がポイントだと思います。頑張り通せる人間になるための条件は,よい生活習慣を持つことです。…最近,お子様は怒りっぽかったり,面倒くさがって無気力だったり,無口だったりしていませんか。笑顔はありますか? …その原因はなんでしょうか。 
 

登校坂の桜の剪定作業 ありがとうございます

 
 昨年12月25日(水)に登校坂の桜の剪定作業をしていただきました。穏やかな日に恵まれましたが,登校坂の片側を封鎖して高所作業車を入れて頂き,作業を丁寧にしていただきました。今回の作業は道路をまたぐ電線と接近している部分の桜の枝を切り取る作業でした。落葉して最近は少し安心していましたが,夏場の台風シーズンには桜の枝が強風で揺すられて,電線や電話線などを切ってしまわないかと心配して上を見上げていたのです。今回は事情をお話してご理解をいただき,作業をしていただくことができました。寒い中,丁寧に作業をしていただいた業者の皆様,手配をしていただいた東北電力様,たいへんありがとうございました。
 登校坂の桜並木は春には大変美しい花を咲かせるのですが,大型車両が枝に掛かってしまったり,薄暗くなって生徒の登下校が心配といった声も聞かれます。今後も適切に対処していきたいと思います。
 

防災壁新聞づくり 必死の追い込み

 
 上の写真の生徒は,朝の登校後に,隣の学習室でコートを着たまま何かを見つめています。見つめているのは原稿です。原稿の手直しをしているのです。なぜなら,防災壁新聞を作るからです。それも締め切りがあり,2学期末が期限となっているのです。生徒たちは必死の追い込み作業となりました。壁新聞は用紙への線引き,編集と割付け,原稿作成と推敲,見出しのレタリング,原稿の鉛筆書き,清書,鉛筆消し作業……といった具合にたくさんの工程があります。今どき壁新聞も……と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし,情報量が制限され,手間もかかりますが,完成後には校内だけでなく結構手軽に何度も情報発信できる手段です。昨年は,校内展示の後,防災フォーラムで展示し,鹿折公民館でも紹介していただきました。今年はどうでしょうか。
 
 本校の防災学習の特色は,日常生活の中に防災学習があることです。防災学習がイベントではなく,毎月毎月,年間をとおして様々な防災を考え,学んでいることが良い点だと思われます。今回の新聞作成は,その年間の学習から何を学び,何に注目し,更にどう発展させたのかということを表現するためのものです。3年生は文化祭の時に作成しましたが,1・2年生はこの時期となりました。それにしても,写真のように1枚の紙に多くの生徒が集まって作業をする風景はなかなか見られませんね。大人になってこんなふうに額を寄せ合うことがあるでしょうか。新聞を作りながら,仲間意識も育てているかもしれません。内容は,ご来校の際のお楽しみにしていただきたいと思います。
 

12月鹿中きれいの日 委員会連携で実施

  
 11月の中央委員会で生徒たちは委員会同士の連携を図った「鹿中きれいの日」の実施を模索し,話合いをしていました。その実施は12月16日(月)でした。放課後の活動でしたが,今回も生徒たちは一生懸命に清掃活動をしてくれました。12月は学期末ということもあって,この日以外に学期末清掃を特別に行っているのです。お陰で学校は新年を迎える準備ができました。一人一人が自分の責任を果たして取り組んでくれました。先生たちも,生徒と一緒に頑張りました。寒さの中での活動ですが,むしろ気合いの入った清掃ができたようです。
 
 今回の鹿中きれいの日はどのように委員会同士の連携があったのでしょうか。この特別清掃を実施するに当たって,生徒会総務は空き教室の把握や用具作成をしました。学級委員会は学級での清掃活動への呼びかけをしました。放送委員会ではもちろん放送での協力呼びかけ。保健委員会は用具準備。ボランティア委員会は用具点検。防災委員会は総務と一緒に空き教室点検。広報委員会はポスターでの呼びかけ。図書委員会は用具準備でした。一つの行事の実施に際して,委員会それぞれの専門分野から一斉にアプローチするやり方でした。
 
 そして,当日の清掃活動も委員会ごとの活動です。総務は体育館ステージ上や天井のすす払い。学級委員会は下駄箱や小会議室。放送委員会は放送室,北集会室,カンセラー室。保健委員会は料理室,配膳室。ボランティア委員会は登校坂などの落ち葉掃き。防災委員会は希望の部屋,会議室。広報委員会は旧柔道場,PC教室準備室。図書委員会は,図書室と図書の整理を担当しました。普段の清掃では取り組まない場所をよくピックアップして,上手に分担をしてきれいに清掃してくれました。
 
 写真をご覧になればお分かりのとおりですが,自分たちで工夫して取り組んだ活動をしっかりとやり遂げてくれました。仕事をしている姿が美しく,かっこいいのです。最初はどのように「連携」するのだろうと思っていたのですが,その実際をしっかりと見せてくれました。いいですね,鹿中生徒会。終了後,生徒たちはには今回の話合いや活動に満足感があったようです。そして,このような連携の仕方は先生たちの仕事にも当てはまるのではないかと,12月の職員会議で話題となりました。先生たちも参考にしたい取組となりましたよ。
 

1年生調理実習 魚料理

 
 12月のことですが,1年生は家庭科で調理実習をしていました。今回は「魚料理」なのだそうです。家庭科室を覗いてみると,真剣で活気のある実習ぶりでした。鯖の味噌煮が今回のメインの料理です。鯖は豊漁ということで,地元漁港への水揚げが活発に行われています。旬の食材です。今日はその鯖を使って調理をしています。
 
 味噌煮のための砂糖やみりんを人数分計量しているところを見ましたが,結構たくさんの砂糖を使っているのを見て驚きました。あの甘さにはこれくらいの砂糖が使われていたのですね。調理をしてみないと分からないことです。1年生のみんなは先生や支援員さんの指示を聞きながら,真剣に取り組んでいました。少しの緊張感がただよう場面もありました。包丁の使い方の様子をみると,初めてに近い生徒もいたかもしれませんね。小学校でも調理実習は行っているのですが,やはり日常の家庭生活の中でどの程度実践しているかでしょうか。ぜひ,今回の実習を機に家庭での調理を進んで行い,家族の一員として生活参加をしてほしいものです。
 
 調理を終えて,ほっとしたのでしょうか,試食の時間は笑顔のある会話が楽しく行われていました。担任の先生も登場してお手伝いをしてくれたり,試食をしてくれたりした調理実習でした。この頃だいぶ大人びてきた1年生です。1年生のみんなの素直さがよく感じられた調理実習でした。
 

3学期が始まりました! 自分の答えで一歩踏み出す

 
 1月8日(水),生憎の雨模様でしたが,3学期始業式を行いました。今年はカレンダーの関係もあって,冬休みに部活動をする日が少し少なかったかもしれません。その分だけ,家庭で家族の一員として過ごす時間が長くなり,2学期を自分なりに振り返って3学期の過ごし方を考えることができたのではないでしょうか。体調不良での欠席者はいましたが,心配されていたインフルエンザの流行はこの日は大丈夫だったように思います。
 始業式では,まず校長先生から式辞がありました。校長先生からは,来年度への希望や可能性が感じられるようになるために,どの人にも「一歩踏み出す」ことを期待しますと話されました。そして,自分の良さをもっと発揮することや,自分のダメさに腹を立てて行動してみることが提案されました。
 
 式辞の後には,学年代表生徒の抱負発表です。今回は,1年生は藤田さん,2年生は菅原さん,3年生は村上君が代表となりました。
 その一部を紹介すると,1年生の藤田さんは「日々の生活で,面倒なことから逃げずに,自分を成長させるために様々なことに取り組んでいこうと思います」と述べました。
 そして,2年生の菅原さんは「2月に立式を控えていますが,一人の人間として志を立てるため,自分の将来や生き方を真剣に考え,2年生全員で協力してよい式にしたい」と述べました。
 最後に,3年生の村上君は「3年生の登校日は41日。みんなが笑顔で卒業することができるように,周囲に気を配りながら過ごしたい,3年生の皆さん一日一日を悔いなく大切に過ごしていきましょう」と仲間に呼びかけました。
 始業式は全員で校歌を斉唱して終了です。3学期も生徒の真っ直ぐな眼差しが輝くスタートとなりました。自分の答えをもって一歩踏み出すことで,自分自身の成長が感じられるようになるよう,生徒の皆さん,頑張っていきましょう。
 

3年生の授業(保健体育) さすがです! 

 
 写真は12月の3年生の保健体育の様子です。女子は柔道でした。以前にも1年男子の柔道をご紹介しましたが,もちろん女子も同様に柔道を学んでいます。ある日は立ち技のテストをしていました。また,ある日は試合(リーグ戦)をしていました。恥ずかしがったり,嫌がったりする生徒は一人もなく,みんな精いっぱい取り組んでいるのです。時折,足をつってしまう生徒が出たりしますが,その介抱もみんなで自然に行うなど,3年間の中学校での学習がよく積み上がったとても素晴らしい態度なのです。
 
 相手に勝つために,互いに手を抜かず必死に組み合う姿,とても立派でした。全員参加のリーグ戦はとても盛り上がっていました。授業参観で保護者の皆さんにも見て頂きました。一生懸命はかっこいいものだと思わされました。
 
 一方男子は柔道の授業を終えて,今度は体育館でバスケットボールの授業をしています。冷えきった体育館の中で,この日はゲームをしていました。おそらくチームごとの作戦があったりするのでしょう。時間に無駄のない授業でした。次々とプレーが展開しています。見ている生徒から歓声が上がり,応援する声,アドバイスする声が聞こえてきます。授業時間の終了近くになると,生徒は自然と片付けの位置に移動しながら試合の様子を見ています。そして終了時間になると,さっそく後片付けが始まります。全員が全体の動きを意識しながら,次々と先を読んだ行動をしているのです。指示を受けずとも時間が有効に生かされている,素早い行動でした。しっかりと走り,一生懸命に身体と頭を使った保健体育の授業でした。さすが3年生と思って授業を見ました。
 

学校東側に大きなクレーン 三陸道建設工事

 
 昨年末から学校の東側丘陵地域に大きなクレーンが見えるようになりました。山の上に顔を出す怪獣映画のように,大きなクレーンがそびえているのです。全部で5つ。これはもちろん三陸道の工事に伴うものです。三陸道は2020年度,つまり来年度に全線が開通する予定になっています。現在開通している気仙沼中央ICから今年度内には仮称:気仙沼港ICが開通する予定です。そこから気仙沼湾横断橋を経て仮称:大島IC,そこから仮称:気仙沼北IC,そして仮称:唐桑南ICへと北伸します。学校から見えるクレーンは気仙沼北ICと唐桑南ICをつなぐ部分の工事のようです。日に日に三陸道の姿が見えるようになりました。近い将来三陸道を北進すると気仙沼湾を渡って唐桑トンネルに入る手前には,本校が道路脇の学校として左下に見下ろせるようになるのだろうと思います。新しい時代が始まりますね。新しい時代の鹿折中学校をお見せしなければなりません。
 

2020年のスタート 家庭・学校・地域で鹿折の子を

 
 写真はあるお祝いの会の様子を撮影したものです。この日のお祝いのために「浪板虎舞保存会」の皆様に大勢おいでいただいて,会場内で虎舞を披露していただきました。もの凄い盛り上がりで,圧巻のパフォーマンスでした。浪板虎舞は宮城県無形民俗文化財に指定されている郷土芸能です。「虎は千里を往って千里を帰る」と言われることから,航海の安全と大漁を祈願するために発展継承され,奉納されてきたものです。鹿折地区の有名な郷土芸能として各地で様々な機会に披露されています。
 実はこの日の演奏・演舞の中に本校生徒たちが参加しているのです。そして,その保護者の皆さんも…。生徒は自信をもって一生懸命に演奏し,踊っていました。郷土の文化に誇りをもって,折々に学校外でこんな文化活動をしているのです。もちろん,この活動の中で子どもたちは地域をよく知り,家庭や学校では得られない物事を学びます。そして,充実した人格を形成し,将来の伝統継承者となっているのです。
 子どもの教育は,親が家庭で愛情を持って子育てをすることが基本です。それに加え,学校や地域社会が家庭ではできない部分をサポートして育てることでよりよく子どもは育つものです。3者の役割の自覚と連携が大事ですね。2020年,新年になりました。この1年も,家庭と学校と地域社会の連携で,鹿折っ子を豊かに育てていきましょう。今年もよろしくお願いいたします。

年末年始 ホームページ更新をお休みします


 1年間,ホームページをご覧頂きありがとうございました。年末年始のため,暫く更新をお休みいたします。更新は新年1月6日(月)より再開いたします。どうかよいお歳をお迎えください。

書き初め 集中した練習ができています

 
 学期末の教室を覗いてみると,国語科の時間には書き初めの学習を行っていました。毛筆と硬筆があるのですが,この日は毛筆です。1年生も2年生もとても真剣に学習をしています。
 毛筆の学習では全員が床に用具を広げて書こうとすると,教室一つでは行うことができないので,隣の学習室も利用して,2教室で同時展開をするのです。支援員さんやT2の先生が付くこともあるのですが,先生一人で2教室を指導する場面もあります。
 
 しかし,生徒は真剣に学習しています。先生の指導や助言を聞きながら,自分で黙々と筆を走らせ,考え,また次の作品に挑んでいます。いつの間にか後に来て覗いている人がいることに気付いてびっくりしています。それだけの集中力で手本を見つめ,紙に向かい,一筆一筆に集中しているのです。小学校からこれまで積み上げてきたものがあるとは言え,この学習態度はとても立派です。集中力のある,美しい努力の姿です。
 
 作品を書いては,暫くそれを眺めている姿が大人びており,中学生らしい成長を遂げていることが感じられ,頼もしく思います。この調子でこれからも頑張るんだよと思わず言いたくなる学習態度なのです。いいですね,鹿折中学校。…2学期の終了です。
 

2学期の行事を締めくくる 校内綱引き大会

 
 12月9日(月)に校内綱引き大会が行われました。恒例の生徒会行事です。生徒会応援委員会と総務の生徒が中心となってこの大会が実施されています。特別な練習などは全くなく,すぐに本番の大会に入る行事なのですが,毎年とても盛り上がる伝統行事です。勝敗は必ずしも3年生が勝つのではなく,過去には1年生が優勝した年もあるようです。
 
 この日は暖かい天候に恵まれました。5時間目を終えて帰りの会を行い,6時間目に当たる時間帯での実施でした。午後の日差しが柔らかく差し込む体育館には,各学年の生徒が必死に競技する姿があり,それを応援する生徒の歓声が響き渡りました。
 
 今年の優勝は2年生でした。2年生のエースであるHくんが体調不良で欠席となり,これは大ピンチとなったのです。しかし,なんとALTのジェイコブ先生が助っ人になってくれました。先生のお陰もあってか,接戦を制して今年は2年生が優勝となりました。2位は3年生でした。
 
 試合は学年総当たりですが,1試合には3つの対戦があります。まず,男子だけの対戦,次に女子だけの対戦,最後に男女混合戦です。3年生は男女混合戦では2年生を圧倒したのです。しかし,他の対戦で敗れたため2位に甘んじてしまいましたが,最後の綱引き大会を仲間と共に十分楽しんだようでした。
 大会を終えて3年生が円陣を組んでいました。その上には午後の日差しを受けた生徒会テーマ「Be a Dreamer」が光っていました。この1年を象徴している風景です。生徒たちがほっとながら楽しい一時を過ごした校内綱引き大会でした。生徒会の皆さん,ご苦労様でした。
 

スマホ・ゲームの利用 セルフ・コントロールしましょう

     
 心配される出来事が報道されています。大阪での女子児童連れ去り事件,兵庫での女子中学生誘拐事件など,スマホ利用が介在して児童生徒が犯罪被害にあう事件です。犯罪被害だけでなく,SNSを利用した誹謗中傷による生徒間トラブル,個人情報流出,ポルノ製造など,このような心配事にはきりがありません。
 また,ゲームや動画サイト等への「のめり込み」によって生活習慣が乱れ,心身の不調や意欲減退となることなども心配されます。メディア利用は今の小・中学生の深刻な問題となっています。ご家庭のお子様はどうでしょうか。「メディア利用は1時間」を目安に学校では指導しています。
 
 このような状況の中,冬休みに入りました。長期休業であり,時間の余裕もできることから,一層この問題が深刻化することが心配です。夏休み前の生徒アンケートでは,休み中に楽しみにしていることのランキングに「ゲームを思いっきりやる」というのがどの学年にもありました。噂に聞くと「オール」という言葉があるそうで,これはオールナイトで一晩中ゲームをすることなのだそうです。
 このような心配から,小中学校と小中PTA連名で保護者の皆さんに適切な利用を指導して頂くようお願いの文書を出しました。日常から親子の対話やコミュニケーションを大事にしていただき,けじめのあるメディア利用をするよう,保護者の皆様のご協力をお願いします。文書には指導における保護者の留意点や申し合わせ事項が記載されています。ぜひどのご家庭でもご協力をお願いします。
 実際の文書・資料はこちらをご覧になってください。
 保護者あて文書R1.12.17 スマホやゲーム機等の利用.pdf
  

結果を出して2学期終了 自分自身の再発見を!

 
 昨日,12月23日(月)は2学期終業式が行われました。体育館には日差しが入り,暖かく感じられる中での終業式となりました。式に先立って,まず賞状等の伝達がありました。人権作文コンテスト入賞の3年及川さん,アンサンブルコンテスト銀賞・銅賞の吹奏楽部,向洋杯卓球大会第3位入賞の男子卓球部の皆さんへの賞状が紹介され,手渡されました。それぞれのチャレンジや努力が賞として結実したことを讃えたいと思います。
 
 さて式辞では,校長先生から,2学期に結果を出そうと話していたことが,どのように2学期で実践されたのかを紹介していただきました。また,3年生の少年の主張や弁論の中にあった言葉を取り上げて,自分自身を再発見し,大事にすることの大切さなどについてお話がありました。そして,最後に受験を控えた3年生への激励が述べられました。生徒たちは真剣にお話を聞き,校長先生の真意を受け止めていたようです。2学期の成果を感じて自信とし,3学期への飛躍につなげてほしいと思います。
 
 式辞の後には,各学年の代表生徒が2学期を振り返り,それぞれの成果と課題を発表しました。1年生は藤村さん,2年生は大和田君,3年生は斎藤さんが代表でした。2学期の出来事や自分のチャレンジ,その中で感じたこと,今後への抱負などがしっかりと述べられていました。皆の前で体験や出来事をお話ししながら,自分自身の考えを確かめていたように思われました。また,聞いていた生徒たちも自分に照らし合わせて考えていたようです。たいへん立派な発表でした。
 式の後は学級の時間です。生徒は担任の先生から通信票を受け取りながら,2学期の努力や進歩を褒めて頂き,アドバイスをもらっていました。約2週間の冬季休業となりますが,この期間に今までの歩みを自信に変え,次への意欲に高めてほしいものです。2学期の生徒諸君の頑張りを讃えます。3学期も邁進したいものです。2学期の保護者の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
 

学校のクリスマス

 
 公立学校では特定の宗教を扱うことができませんが,クリスマスは国民的な行事になっているので大目に見て頂くこととします。生徒昇降口の片隅には,三浦用務員さんが,その季節の花々をさりげなく活けてくれているのですが,12月になって左上のようなサザンカを使ったクリスマス風の装飾が飾られています。多くの生徒が毎日これを見て,季節を感じ,飾ってくれた人の思いを感じていると思います。また,玄関のほうには風船を使った緑色のリースも登場しました。リースの中央部には,ショーケースの中の生徒会マークが見えるように工夫してくれました。ナイスアイディアです。
 さらに,ある教室に行くと,下のようなふわふわのリースがたくさん作られていました。学習活動の中でこのようなリースづくりが行われていたのです。先生に教えられながら,生徒たちは丁寧に作品を仕上げていました。とてもカラフルで可愛らしい作品ができました。大勢の皆さんに見ていただけるといいですね。
 
 数日後,いつもと何か違うなとよくよく見ていると,例のボトルキャップの回収場所の掲示板に何か大きな「星」(?)が登場していました。しかも,左右に2個。折り紙で作った大作です。誰の作品かなと思いましたが,すぐには分かりませんでしたが,学習サポーターさんの作品でした。生徒の活動に華を添えてくれました。また,例の玄関には雪だるまが2体登場です。こちらはもちろん三浦用務員さんの作品,職員室の出入口にも少し小さな同じバルーン作品を作ってくれました。あるとき,生徒に褒められたと言っていました。嬉しそうでした。三浦さんも,褒めてくれた生徒も,大変ありがとうございました。
 

技術の授業 ワープロソフトの学習と人生の学習

 
 ある日のこと,2年生はPC教室で「技術」の勉強をしていました。しかし,生徒たちが大勢でPCに向かっている様子には何か違和感を感じたのでした。普段は先生の話を聞いて,友達と協力して学ぶ姿を多く見ているので,今日のように一人一人がPCに向かってキーボードを打っているのはちょっと違和感を感じたのです。いいのでしょうか?…何かみんな大人のように仕事をしているような印象です。
 ところで,今回の学習はワープロソフトの使い方のようです。ワードで日本語を入力して原稿を作り,写真を挿入して,印刷できるようになるための学習です。文字の入力方法や全体のレイアウト,写真の位置や大きさなど,様々なことを一つずつクリアしているようです。先生は印刷をして確かめることを勧めていました。確かに印刷してみると,画面では気づかなかったことが分かることがよくあります。
 現代的な学習のようにも見えるのですが,入力をしていた原稿は,相田みつをさんの「受身」という言葉(詩)でした。技術科の先生のお気に入りのようです。確かにどの子にも紹介したくなる文章でした。人の生き方や成長というものを教えてくれる名文です。技術を学びながら,人生も学ぶということになっています。下に文章をご紹介します。
 受身 相田みつを.pdf
 

今年度も図書を寄贈していただきました ありがとうございます

 
 12月5日(木)には,写真のように図書を計20冊頂戴しましたので,ご紹介します。大変ありがとうございました。寄贈してくださった方は,創価学会様です。実は昨年度も同様に頂戴しました。当日は,仙台市の創価学会東北事務総局広報部から部長の吉峰様,広報委員の中川様が来校され,写真のような図書をいただきました。紀伊國屋書店様にセレクトしていただいた,中学生に呼んでもらいたい図書なのだそうです。本は新しい物がいいと思っていますが,思わず手に取ってみたくなるぴかぴかの図書ばかりです。冬休みを利用してこれらの読書をするのもいいですね。
 読書を共として,作者や筆者と対話をして,様々な世界に思いをはせ,自分を考える喜びや意義深さをどの生徒にも知ってほしいものです。小さいときは読み聞かせなどで読書の世界に触れるものです。これからは,友達や先生や親や司書・書店員の方からヒントをいただくのもいいですね。自分のテーマをもって読んでいく読書生活がそれぞれにできるようになるといいです。ぜひ,自分が読んだ本のことを周囲の人に話題としてみましょう。様々な刺激がお互いに得られるでしょう。
 

魚食推進ポスター 美味しい食材・美味しい料理

 
 カキとまいたけのスープカレー,タラのボイル蒸しは12月に紹介されました。過去に紹介されたものは,マグロの手巻き寿司,からし風味の漬けマグロ,アナゴの白焼き,タコのカナッペ,マグロのミラノ風カツレツ,ヒラメの胡麻漬け丼,マイワシのピカタ,揚げかまぼこのみぞれ鍋,焼きサバめし,カキチリなどです。…なんと美味しそうな料理ですね。
  
 これらの料理の写真はポスターを撮影したものです。校内にはたくさんのポスターが貼られているのですが,毎月,宮城県水産振興部から魚食を推進するためのポスターが届きます。そのポスターを校内で眺めるついでに写真をとっておくと,こんなに溜まっていました。その時々の旬の水産食材を紹介し,その調理例を示しています。実に美味しそうです。
 「海と生きる」をスローガンに掲げ,魚食推進都市宣言をしている気仙沼市の子どもたちですから,旬の美味しい水産物を知っていることは大事ですし,ぜひ大人が教えてあげたいものだと思います。その時々の海の恵みの本当に美味しいところを知っていて,上手に食べて,生活を楽しむことができるように,気仙沼の子にはぜひなってほしいものです。例えば,サンマの美味しさを知っていて,いつもきれいに食べる子どもは誇らしいですね。また,自分で魚を三枚に下ろしたり,カキやホタテを殻から剥いたりする子どもも頼もしいですね。食べる喜びを知って,そんなふうな態度や能力を持つところまでいきたいものです。
  

冬の朝 凛とした朝です

 
 写真は12月6日(金)の朝の風景です。先日は2年生が国語の学習で『枕草子』を勉強していましたが,清少納言は「冬はつとめて」(冬は早朝がいい)と言っていました。学校の朝は生徒会の生徒たちが旗揚げすることから始まります。この日の朝は,氷点下の寒さの中,校庭も白くなり,朝日が輝いて,長い影ができるような,凛とした朝でした。生徒会総務の諸君は,学校の一日の始まりに国旗と市旗と校旗を掲げ,夕方には旗を降ろして下校しています。何かこの行為がぴったりとする冬の朝の風景です。
 中庭を見ると,いつもご紹介する風景がうっすらと雪景色になっています。キンモクセイは青々としていますが,白い雪とのコントラストが絶妙です。
 数名の早く登校した生徒たちが校門のほうに駆け出していきました。朝の挨拶運動の当番になっているのですね。一方,金曜日の朝の主役であるボランティア委員会の生徒たちは帰ってきました。外での活動を終えて校舎内に引き上げてきたのです。これからボトルキャップの仕事をするのでしょう。毎週のお決まりです。今日一日がこのような生徒たちの朝の営みから始まります。どの生徒にも,どの先生にも,今日はいい一日となってほしいものだと,冬の朝日を見なが思うのです。
 

教育相談・授業参観 ご協力ありがとうございました

 
 11月下旬から12月にかけて教育相談を全学年で実施しました。3年生は進路希望の最終決定を目的として,1・2年生は学校生活や家庭生活の課題や今後の方向などを話合うことを目的として実施したものです。このような機会は本当はもっと頻繁に持たなくてはならないと思うのですが,夏休み前半に実施してから今回は2度めとなりました。電話でもお話ができるのですが,やはり顔を合わせて3者で話合うことはとても大事なことです。どうか今回話題となったことをお互いに心に留めながら,3者が一生懸命に努力できるようご協力をお願いします。お忙しい中,ご来校いただき,ありがとうございました。
 さて,下の写真は12月13日(金)の授業参観の風景です。こちらにも大勢の保護者の皆さんにおいでいただきました。大変ありがとうございました。参観授業前には,1学年PTAの皆さんが給食試食会を実施しました。中学校での給食はいかがだったでしょうか。今回は冬休みを控えての懇談会です。どのご家庭でも,生徒が安全で有意義な冬休みとなるようご協力をお願いいたします。
 

特別支援学級共同実習所 販売会がありました

 
 気仙沼市では気仙沼中学校内に特別支援学級共同実習所を設置して,通年で作業学習を行っています。各校から生徒が集まって指導を受けるとともに,他校の生徒や先生とも交流をしながら調和のとれた人間形成を目指して行っているものです。本校からは今年度は2名の生徒がお世話になって学んでいます。作業学習では,手芸班,陶芸班,木工班,PC班に分かれて学習しています。毎年この時期に実習で製作した作品を展示するとともに,販売をする会が開かれます。今年は12月4日(水)に販売会がありました。
 
 市役所のワンテン庁舎内で行われた販売会には大勢の皆さんが来てくださいました。保護者の皆様にもおいでいただいた中で,生徒たちは堂々と接客し,販売をしている様子が印象的でした。〇〇はいかがですかと声を掛けたり,〇〇がお勧めですと伝えたり,とても上手に振る舞っていました。また,会場入口に整列して並び,来場者に挨拶をしたり,お礼を言ったりとした様子も見られました。これまで学習して取り組んできたことに自信をもっている様子が感じられました。
 下の写真は,実習所で代々制作されている「秀ノ山人形」です。そして右下には鍋敷きが見えますが,最近の気仙沼のアイドルのシルエットが見えています。上手につくりましたね。
 ご指導いただいた先生方,ご協力いただいた保護者の皆様,たいへんありがとうございました。
 

道路工事が行われています ご注意を


 地図がよく見えないかもしれませんが,学校下の国道45線につながる部分で道路工事が行われています。工事名は「東八幡前道路改良工事(その3)」で,工期は11月6日から来年3月19日までの間です。波板橋から学校下を通って国道45号線に接続する道路の,国道45線に接続する部分の工事となります。地図の赤い部分が今回の工事区間です。残念ながら,その他の部分はその後の仕事になるそうです。いずれにしても工事の関係で車両の通行が多くなります。生徒の皆さんの登下校の際はどうでしょうか?また,保護者の皆さんの送迎の際はどうでしょうか?工事が行われていることを意識して,十分に気をつけて通行してほしいと思います。一部区間は通行止めにして工事を行ったり,夜間にも工事を行うことがあるそうです。これからは雪道となる時期ですので,一層注意をしてほしいと思います。何かお気づきの点などがありましたら,どうか学校までお知らせください。

ボトルキャップ回収へのご協力 ありがとうございます。

 
 2週間でこのくらい集まりました。金曜日の朝はボランティア委員会の活動があるのですが,11月29日(金)にはボトルキャップの収集確認が行われ,一つの袋に入れるとこのくらいになりました。先週は期末テストだったので回収しませんでしたから,約2週間でこのくらいになったのではと思います。生徒たちは,始業前の朝,寒い中,外でのボランティア活動を終えた後に,この作業をしていました。明るく元気に手早く取り組んでいることがいいですね。下の回収状況の数字を見ると,今回は計3.1キログラムでした。2学期の合計は79.3キログラムとなりました。凄い量です。でもこれは,生徒だけでの頑張りではないようです。お家の方が学校にいらっしゃる際にたくさんのボトルキャップをお持ち頂くことがあります。職場で集めていらっしゃるという方もいたようです。生徒たちの活動を応援して頂き,大変ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
 

柔道の授業をやってます

 
 中学校の保健体育で格技の授業を行うようになって暫く経ちますが,本校では柔道の授業を実施しています。(他には剣道・相撲などもありますが,学校選択になっています)ある日,支援員さんが3年生の柔道着の着方が美しい,さすがに積み上げてきたものの多さが分かると話していました。
 では,1年生はどうなのだろうと思って授業の様子をみていると,1年生もなかなです。初めての柔道の授業に真剣に臨み,一生懸命でした。寒い時期ですがら,入念な準備運動を柔道らしく行っています。写真の「手押し車」もその一つのようです。T2(授業補助)に入っている先生も参加していました。(途中でこけましたが…)
 
 その後は,前回りと後ろ回り。次に,先生は後受け身の仕方を説明しています。生徒は真剣にそのポイントを理解しようとしていました。そして,今度は自分たちで……。こんなふうに授業が進んでいました。頭を打つことに注意しながら,先生は指導をし,生徒は学習をしていることが分かります。怪我にならないように,そのポイントを先生が押さえ,何度も説明をしていました。今の生徒たちは身体と身体を接触させて競技したり,遊んだりする経験はほとんどありません。昔の子どもたちとはだいぶ違います。そういった点でも,柔道は他者の身体に触れる貴重な学習だと思います。女子生徒も柔道の学習をします。基礎から一つずつ学んでいきましょうね。
 

アンサンブルコンテスト地区大会 いよいよ明日です

 
 アンサンブルコンテストが明日14日(土)に本吉町「はまなすホール」で開催されます。このコンテストは,吹奏楽部の生徒が,文化祭での演奏を終えてから,初めて1・2年生だけで臨むコンテストです。今月に入ってからは,部活動を延長して練習に取り組んできました。放課後,他の部活動の生徒が下校した後,楽器の音色が聞こえてくるので,その様子をのぞいてみると,部員たちが一生懸命に練習をしているところでした。
 一階の技術室では,金管四重奏のチームが練習をしていました。自分たちで課題を確認し,その課題を解決をする練習でした。演奏しながら聴いて判断し,考えて話し合い,目標をもってやってみて,また判断する練習が部員たちだけでなされています。さすがです。でも,先生からもしっかりと指令が出されているようで,先生のつくったアドバイスのプリントにはたくさんの赤線が引かれています。楽譜にもすべきことや気をつけたい部分が多く書き込まれています。2年生をリーダーとしたよい練習でした。
 
 3階音楽室に行くと,1年生チームの打楽器五重奏の練習が行われていました。顧問の先生が演奏を聴きながら,部分部分を合せていくような練習です。こちらは先生と生徒の共同作業でした。楽譜を見ながら,メンバーの演奏が調和するように頑張っているところでした。始めてチャレンジする1年生だけの演奏,仕上がりが楽しみになりました。
 明日はいよいよ本番となりました。練習したことがしっかりと表現できることを願います。聴いてくださる皆さんに,曲の良さや美しさ,面白さをお届けできるように頑張ってください。
 

中学校見学会② 来年の新入生来校

 
 中学校見学会の後半は「部活動見学」です。あまり長くはなかったのですが,6年生の皆さんは各部活動を思い思いに見学して歩きました。本当は体験をすればもっといいのですが,中途半端に行うと怪我をすることも考えられるので今回は見学でした。(入学後には体験入部をするので,それまで待っていてください)音楽室のホワイトボードには在校生たちの歓迎の言葉がさりげなく書いてありました。新入生の入学を楽しみしていることが分かりますね。
 
 よい天気に恵まれたので,外の部活動の活動の様子も見学してもらうことができました。外の部活動は,テニス部(女),ソフト部(女),サッカー部(男女)の3つです。体育館では,バスケ部(男・女),卓球部(男・女)で,音楽室では吹奏楽部(男女)の活動を見学しました。さて,部活動をどんなふうに感じたでしょうか。
 
 見学を終え,控室に戻ってから,部活動担当の髙橋先生からお話がありました。学校の部活動への考え方や,個々の部活動ごとの状況などについては,来年1月の入学説明会の折に資料を使ってお話する予定です。入部希望調査は入学後ですから,どうかじっくりと考えてください。下には,校長先生のお話資料も掲載します。もう一度,確認してほしいものです。

 

中学校見学会① 来年の新入生来校

 
 11月27日(水)には,鹿折小学校6年生の皆さんを中学校にお迎えして「中学校見学会」を実施しました。少し緊張した面持ちで開会行事を行いましたが,代表児童のあいさつがあり,全員がとても立派な態度で会に臨んでいました。とても落ち着いた雰囲気のある6年生の皆さんだなあと感じました。開会行事では校長先生が中学校は「自立を学ぶ学校」ですと説明し,今日から早速実践してほしいことなどをお話ししました。
 
 見学会の前半の内容は授業体験です。最初は音楽の授業を行いました。指導したのは中学校の佐藤先生です。内容は「中学校の校歌を歌えるようになろう」というものでした。先生が「プーさん」に似ていると自己紹介したかと思うと,早速,15分間の歌唱指導です。何とあっという間に中学校の校歌1番が歌えるようになっていました。しかも,大きな声で立派に歌っています。先生の指導では「顔がスピーカーなんだよ」と説明があり,その音を出すイメージはこれといって,ウルトラマンの光線の写真が紹介されました。このようになるイメージで6年生は元気に歌っていたのです。
 
 次の体験授業は理科です。担当は戸羽先生でした。題材は「光の性質と生活」といったものでしょう。先生のマジックなどを見せられ,機器や自作教材を使った工夫ある事象紹介をしてもらって,生活の中にある光について6年生は考えることができました。中学校の先生の専門性のある授業に触れることができました。きっと自然の不思議さを感じ,理科学習に興味をもったものと思います。中学校での学習が楽しみになりましたね。中学校に期待してください。
 

生徒の健全さを育む環境を 家庭と学校と

 
 昨日ご紹介した生徒たちの前向きな活動とは反対に,過去の本校では生徒の心ない行動が多発した時代がありました。もう20年以上も前のことになるでしょうか。
 校舎に入って東西の階段を上っていくと,左上のような流し場が見えてきます。この流し場,少し変なのです。右上の写真をご覧になるとよく分かるのですが,流し場の下にバケツが2つ置いてありますね。そして,その配管が見えています。昔は,こんなふうに下が丸見えにはなっていなかったのです。実はここには引き戸がありました。使うときに開けて,中の物を取り出して使っていたのです。
 では,なぜ今は引き戸がないのか? それは当時の一部の生徒たちが壊してしまったからです。生徒は面白くないことがあると,物に八つ当たりし,物を蹴ることがあります……それです。この場所だけでなく,教室の入口の扉,トイレの扉など,校舎に対する心ない行為は当時は後を絶ちませんでした。修理してもまたすぐに壊すので,遂に引き戸を 撤去してしまったのです。いわゆる「学校の荒れ」です。こんなふうに生徒が崩れてしまうと回復するのは難しくなります。個々の生徒の背景には何かの理由があり,先生や親にもそうさせてしまう何かがあったり…様々な要因が絡み合います。生徒同士のトラブルや相乗効果も手伝うと,学校が荒むことになるのです。授業が成り立たなくなってしまいます。
 今の鹿折中学校だって,生徒の「健全さを育む」ことはとても大事です。現在の生徒たちはご紹介しているように,素直で誠実な学校生活をしています。もう二度とあの時代に戻してはいけません。これからも生徒の活動を大事にしながら,先生の立場からも,親の立場からも,積極的に子どもたちに働き掛け,正しいことが通る教育環境を作らなければなりません。保護者の皆さん,教師と共に私たち大人に課せられた責任をしっかりと果たしましょう。ぜひ協力をしてください。
 

第2回生徒会「中央委員会」の開催 生徒会の原動力!

 
 2年生が主体となった生徒会新総務になってから,初めての「中央委員会」が開催されました。新会長になった佐藤君が,中央委員会の定期的な開催を公約の一つに掲げて活動を進めています。今回の開催目的は,①委員会同士の協力の場をつくり,学校生活をより充実したものにすること,②各委員会の課題の改善と新たな活動を進める契機にすることです。今回の中央委員会では,今まで総務だけで企画運営を行ってきた「鹿中きれいの日」を,各委員会にも携わってもらい,それぞれから協力をもらって全校の力を集めようと考えたものでした。
 
 総務のメンバーは,事前の準備として各委員会に対してアンケート調査を実施したり,会の流れを入念に打合せしたりと,期末テスト前にもかかわらず,忙しい中,休み時間や放課後の時間を使って集まり,約1か月前から会議の準備をしてきました。
 
 11月26日(火)に行われた中央委員会には,各学級委員・各委員長が総務のメンバーとともに話合いました。各自が委員会や学級の代表として参加し,自信を持って自分の考えを発表している姿が見られ,とても立派でした。その様子に生徒の成長を感じ,大変驚かされ,とても嬉しくもありました。
 議長を務めた小山さん,小野寺君の力もあって中身のある話合いとなったようです。このような話合いが生徒会の原動力です。今後も生徒同士で相談したり,協力し合ったりしながら,よりよい鹿折中学校を作ってほしいと思います。頑張れ,新生徒会!
 

これでおしまいです 学校の紅葉

 
 左上の写真は11月15日(金)の中庭です。そして,右上の写真は11月19日(火)のものです。少し角度は違いますが,ついに落葉となりました。寒さが厳しくなるにつれて鮮やかさを増していた中庭の樹木たちですが,強い雨風に吹かれて,今年の紅葉を終了させました。冬の到来ですね。
 校舎の3階から下を見下ろすと,下の写真のように見えます。地面には落ち葉の絨毯が色鮮やかに広がっているのです。四季折々という言葉ありますが,春からこれまで生徒や職員を楽しませてくれた中庭の植物たちも少しの間お休みをするようです。冬を越してまた春の輝きを見せてくれることを期待しましょう。ところで,冬季の間,この樹にイルミネーションをつけたらどうかなという人がいます…どうでしょうね,案外いいかもしれませんね。
 

期末テストが終わりました 今回はどうでしたか?

 
 11月22日(金)と25日(月)には期末テストがありました。このテストに向けて学級でも勉強の機運を高めてテスト準備をしていたのです。学級にはカウントダウンボードがあったり,勉強のポイント紹介があったりしました。また,大きな貼紙が教室の入口付近に登場しました。どうやら先生が生徒の皆を激励するためにこれを貼ったもののようです。先日ご紹介した学習相談日もその一環でした。さて,今回の成績はどうだったのでしょうか?
 
 試験の朝には,もう既にどの学級も黒板に上のような時程や注意事項が書き出されていました。朝の会後の1時間目。いよいよ先生の説明や注意事項を聞いてからのスタートです。後ろで見ていても緊張感が伝わってくる場面でした。思わず頑張れと念じてしまいます。
 
 2日間を終えて,難しい問題もあったでしょうし,うっかりミスをしてしまった人もいたでしょうね。でも,努力は人を裏切らないものです。そして,努力したからといってすぐに結果に表れるものでもありません。やはり,毎日の努力ですね。努力を続けられる人になりましょう。それができていたのかどうかをまず問い返してみてください。勉強の仕方に決まりはありません。自分のやり方を成功や失敗を重ねながら作っていくものです。今回のテストの反省をぜひ次に生かしてほしいです。どの学年もテストが終わった今が大事です。
 

自転車通学安全モデル校 再指定

  
 本校は11月1日付けで「自転車通学安全モデル校」に再指定されました。これは,自転車通学を行うにあたり,自転車の安全利用や事故防止を図るため,他の模範となる活動を行っている学校として,日本交通管理技術協会から指定されるものです。全国の中学校29校がモデル校に指定されています。宮城県からは仙台市の高砂中と本校の2校です。これは先にもモデル校として指定を受けていたのですが,引き続き指定校となるもので,再指定です。これまでも本校は地道な安全指導や安全活動を行ってきましたが,引き続きモデル校としてその任を担うことになります。これを機に,更なる活動の充実を図りたいと思います。
 本校の自転車通学生は約10名ですが,休日などに自転車の利用をする生徒はもっといるはずです。ポイントとしては,やはり自転車乗車中のヘルメット着用の問題が一番に挙げられます。事故の際の致死率はヘルメット非着用の場合,着用時より2.5倍以上になるのです。その他,下のように友達などと会話をしながらの運転,スマホなどを見ながらの運転,そして,二人乗りなどが中学生の問題として考えられるのではないでしょうか。そうそう,無灯火の運転や逆走運転も心配ですね。自他の安全を大事にした運転を心掛けてほしいものです。気を引き締めましょう。
  

火災想定の避難訓練 とても真剣でした

 
 11月18日(月)の様子です。今年度2回目となる避難訓練です。前回は6月に実施しましたが,地震想定の避難訓練でした。今回は火災を想定した訓練の実施です。
 まず,理科室から出火したとの一報を受けて,教職員が消火を試みます。同時に,職員室では消防署への通報を練習しました。さすがに先生たちの行動はてきぱきとしています。堂々としてとても頼もしい行動ができていました。
 次に,延焼の恐れから,生徒たちには行内放送で連絡して避難指示です。教室だけでなく,3年生は体育館で学習している状態からの避難です。当然,いつもの避難経路ではありません。全員が煙を吸い込まないようにハンカチなどで口や鼻をふさいで駆け足の避難をしていました。全員が校庭に避難するまでに要した時間は2分20秒でした。前回と概ね同じ時間だったと思います。
 
 校庭に生徒と先生が集まって避難を終了し,最初にしたことは先生たちの「振り返り」活動です。先生たちからは,いくつかの気付きや反省点が上がりました。特に生徒については,避難がとても真剣で静かだったとの意見でした。3年生については,次の行動に備えてしっかりと話を聞く体制が自然とできていると褒めてもらいました。さすがに,一番訓練を積み重ねてきた学年だと思います。
 
 生徒は,今日の避難訓練についての先生たちの意見を聞いた後,今度は生徒同士の話し合いによる学習です。今回は,校長先生から学年ごとに課題が出されました。1年生には「家庭で」火災が起きるとしたら,何が原因となるか?それを防ぐにはどうしたらいか?起きた場合はどうするか?…という課題です。2年生には「学校で」…,3年生には「大きなターミナル駅で」…という課題でした。これは生徒が互いの知識を集め,想像力を発揮し,災害に対する構えをつくるための話し合い活動です。校庭で自然に円形をつくり,学年ごとに生徒が短時間で話し合い,その内容を発表してくれました。そして,発表を聞いた他の学年が気付いた点を助言をしました。これによって,火災の場合の行動を具体的に考えることができていたようです。外での立ったままの話し合いですが,どの学年の生徒も真剣に取り組みました。この話し合いも立派だったと思います。
 

卒業アルバム用 個人写真撮影

 
 11月のある日のこと,会議室の前に生徒たちが集合して順番を待っていたのです。中を覗いてみると写真撮影でした。どうやら卒業アルバム用の個人写真の撮影のようでした。少し前には部活動の写真を撮っていました。そう言えば4月には3年生は校庭南側の桜並木のところで集合写真も撮っていましたね。今回の個人写真,そして委員会活動ごとの写真の撮影を終えると,いよいよアルバム用の撮影は終了することになります。まだ先のことだと思っていましたが,3年生の卒業が近づいてきていることを実感しました。少しずつ,少しずつ,3年生は堅実に歩み,その努力で成果を積み上げ,12月までやってきました。いよいよ進路実現の時期に差しかかりますが,ここからの3ヶ月間で更なる成長を果たしてほしいものです。そして,進路を実現して旅立ちの日を迎えてほしいものです。3年生諸君の自信に満ちた取組を期待しますよ。
 

学習相談日 真剣な学習ぶりでした

 
 期末テスト前の11月18日(月)は「学習相談日」として放課後の勉強会が実施されました。この日から期末テスト前のため部活動がストップとなりました。放課後,生徒は自分が勉強したい教科の教室に行って自学自習します。そして,先生や友達に分からないところを質問して解決しています。短時間の学習ですが,互いによい刺激を受けています。テスト勉強は孤独な戦いとなりがちですが,同級生に相談したり,一緒にやったりすると何とか頑張れるような気持ちになるものです。テスト前だけでなく,普段からこのような学習会をもっと実施したいのですが,中学校は様々な行事が重なり,日程をなかなかとりづいらいのです。それにしても,鹿折中の生徒の学習ぶりは堅実です。取組の差はあるものの,みな真剣に学習し,よく取り組んでいるのは素晴しいです。生徒たちの授業の様子を見ても一生懸命です。ぜひテストで良い成績を収めさせたいと感じました。しっかり復習をし,テストでは満足する成績をとってほしいものです。
 

チャレンジしてみよう!  英検・漢検・数検

 
 教室に行くと英語検定の実施と申込みについてのチラシが掲示されていました。1次試験が1月25日に行われる検定への呼びかけです。また,生徒昇降口には英検だけでなく,漢検・数検の実施日を示すポスターも掲示されていました。
 これからも実施されますが,既に漢字検定は文化祭前の10月18日に実施しました。また,数検も先月の11月16日に行われ,生徒がそれぞれの希望する検定にチャレンジしています。前向きな姿勢でした。
 
 2階廊下の掲示板を見ると,先日の数検の問題が紹介されていました。5級の問題らしいのですが,生徒諸君は見ていたでしょうか。担当の先生は問題を紹介することで,検定の具体的な内容を知らせ,進んでチャレンジができるようになってほしいと考えているのでしょう。検定は授業の延長上にあるものです。そして,何より全国的な学力水準を踏まえた自分の能力の証明にもなるものです。学習のついでに楽しみにしながら検定が受検できるようになるといいですね。自分から進んでやったものはその人の力になるものです。これらの検定でも鹿中生のチャレンジを期待します。
 

研究授業実施② 2年道徳

 
 なんと2年生は,3時間目も引き続き研究授業です。今度は担任の先生による「道徳」の授業。教室で先生や黒板に向かって学ぶ授業になりました。2時間目の「音楽」のように学習のゴールが具体的に見えたり聞こえたりするものではなく,生徒の心や頭の中に何某かのまとまりを生み出さなくてはならない授業です。抽象的になるので指導の難しい内容です。教科等の多様性を感じさせられました。今回の授業のねらいは「勤労を通して社会に貢献しようとする態度を育てる」ことです。指導する道徳的な価値項目は「勤労」「思いやり」「感謝」などです。
 
 道徳の学習では読み物資料を使うことが多いのですが,今日は先生が生徒たちの学校で働いている様子を映像で紹介したようです。そして資料「震災の中で」を前半と後半に分けて範読し,生徒に考えをもたせるように進めました。作者が感じた「働くことの素晴らしさとはどのようなことだろうか」というのが,今日の中心となる問いかけでした。
 
 生徒は学習の流れにそって自分の考えをそれぞれがもち,グループでも考えを交流して,最終的に自分の意見をしっかりとワークシートにまとめていました。先生は板書でそれを確認をしながら,今日の目標を達成すべく授業を進めています。この日の生徒の意見は「誰かのために役立つことは素晴しいことだ」といったものが多く,先生のねらいに少しずつ近づいていく様子が確かに見られました。
 
 放課後には2時間目の「音楽」と合せて教師の検討会です。参観した先生たちの意見を集約・整理し,授業の捉えをみんなで確認して,今後の指導の指針を掴むことができました。教師の側もよりよい授業のための研鑽を集団思考で行っていました。道徳の授業が一層充実するきっかけになりそうです。

研究授業実施① 2年音楽

 
  11月13日(水)のことです。授業研究会が実施されました。2時間目は2年生の「音楽」。単元名は「音色や奏法を工夫して,リズムアンサンブルの表現を味わおう」というものです。今日は単元の3時間目で,授業のねらいは「リズムアンサンブルの表現を工夫する」ことです。進んで取り組む生徒の姿がたくさん見られた授業となったようです。音楽的な活動量がとても多く,生徒同士の対話による探究が主体的に行われていて素晴しかったと思います。
 
 なぜ,この授業で生徒の主体的な探究(表現の工夫)がなされていたのでしょうか。その理由として下記の5つが考えられました。①単元計画による学習の積み上げが生徒の知識や動機を支えている,②録画(iPad)による形成的な評価活動で振り返りと話し合いを促進している,③大きな譜面に自由に書き込みをすることで集団思考の可視化ができている,④吹奏楽部による模範演奏が動機を刺激している,⑤日常の学級づくりで人間関係が良好で前向きになっている…などの5つです。これらが作用して生徒の表現活動が次々と展開され,学習が自分たちのものになっていたのではと思います。
 
 録画であれ,譜面であれ,やはり学習の可視化は主体性と引き出す要因だと思いました。また,生徒の活動に対して,先生の専門性のある助言も重要だと思いました。今日の授業では,先生から,①前だけ見ないで周囲を視野に入れること,②予備拍があるはず,それを掴むこと,③演奏するときの動きの幅を意識することなどの助言がありました。これは生徒だけでは気付かない部分に視点を当てた先生の専門性だったと思います。参考にしたいものです。生徒が本気で学習する姿はとてもいいですね。授業の面白さを感じさせれました。
 

教室にあるもの これは?

 
 教室の中にあるものをよく見てみると,先生の工夫や思いが見えたり,生徒の学習や努力の一端が感じられたりするものがあります。今回はそんなものをいくつかご紹介します。
 左上の写真,ある学級の学級文庫,先生の蔵書なのでしょうか,〇〇的オススメの本が並んでいました。読書と学力の相関関係が言われていますが,そんなことを考えなくても,思春期の今は他の人の意見や経験を知り,筆者と対話することがとても貴重で役立つ時期です。読書を友として,身近なできごとの意味を理解し,深めるのです。読書のススメはご家庭でもぜひお願いします。
 右上の写真は折り紙で作った「ドラゴン」です。(大・小2体)教室正面の黒板の上にこれが鎮座し戦っているように見えます。誰が作ったかはすぐ分かります。これはある先生の作品。本人に聞くと,調子がいいときは40分でこの作品が完成するのだそうです。しかし,なぜこれが黒板の上にあるのか,それは謎です。
 
 左上の緑色をした物体は植物です。生徒に聞くと「サラダミズナ」というものらしいです。陽当たりのいい場所にたくさん並べて置かれています。発芽させて育てているようです。技術科の学習として扱われているものです。同じ環境にあるのに,成長のいいものとそうでないものがあるのが不思議です。…そのほうが自然なのでしょうね。
 右上の貼紙は,学級担任の先生から生徒たちに出されたミッションのようです。教室側面の目立たない場所にこれがありました。内容を見ると,班長には「鹿中一(いち)ステキなあいさつをするクラスにせよ!」とあります。また,学習長には「学習方法の共有をせよ!」とあります。このミッションを受けて,担当の生徒たちが話し合い,活動を展開していくのですね。先生の期待が込められ,生徒の工夫が見られる貼紙です。

朝日写真ニュース ありがとうございます

  
 職員室前の廊下の壁に,上のような掲示板があるのをご存じでしょうか?広報委員会の生徒が定期的に張り替えて校内の生徒に見てもらっています。「朝日写真ニュース」です。その時々の時事問題や社会の話題を一枚の写真を使って紹介してくれるものです。とてもシンプルな内容ですが,その分だけ分かりやすく,いいものです。
 実はこれは,本校の卒業生の方の善意によるプレゼントです。本校の卒業生で北海道北見市で,有限会社マストを経営されている阿部様から頂戴しているものです。先日,御礼のお電話を学校からしたところ,母校の生徒たちが一生懸命に勉強して活躍することをとても楽しみにしておられました。そして,ふるさと鹿折の復興の様子を気にかけていらっしゃいました。このようの卒業生の方がたくさんいらっしゃると思います。その思いを受けて,今の鹿折中生は頑張らなければいけませんね。先輩の皆さんにいいところ見せましょう。
 

防災学習の日 「火災発生時の避難行動」

 
 2週間ほど前のことですが,11日(月)は本校の防災学習の日でした。先日は総合防災訓練を実施しましたが,毎月11日を「防災学習の日」として,朝の短い時間を使って折々の防災について勉強しています。本校は「防災」が日常的にある学校です。震災の経験から,このような教育計画を生み出したものですが,その成果はかなり期待できるものになっていると思います。生徒はその都度真剣に防災を考えて学んでいます。3年間の積み上げは実に大きなものです。
 11月の学習は「火災発生時の避難行動」でした。この指導のために,防災担当の先生が今回は3枚のプリントが用意しました。一つは指導プランを示したもの(先生用),火災発生時の避難方法を紹介する資料(生徒用),生徒が自分の考えを書くワークシート(生徒用)です。どの学級もそれぞれの発達段階を踏まえながら,これらの資料を使って学習しました。この学習をもとに18日(月)には「避難訓練」が実施されました。
 

2回目の身体計測・視力計測 視力は危機!

 
 11月7・8日(木・金)の2日間にわたって,放課後に今年度2回目の身体計測等が行われました。前回計測から約半年となりますので,身長・体重・視力がどのように変化しているか確認をするものです。中学生は少しの間に急激に体位が変化します。今回はどのようになっているのか調べてみました。
 本校生徒は肥満傾向にあることは,以前に本校の健康課題としてお知らせしていましたが,今回特に話題となったのは「視力低下」でした。これは危機的な状態です。全校生徒の約3分の1に当る34名が,視力0.6以下(判定C・D)となり,受診勧告・視力矯正勧告となってしまいました。大変なことです。前回,視力を矯正しても半年後にはメガネが合わない状態になっている生徒もいるというのです。このような視力低下の背景を探らなければなりません。何かが作用しているものと思われます。ご家庭でもぜひ視力の問題を取り上げていただきたいと思います。
 写真は男子生徒の視力測定の様子です。順番を待っている生徒が目をふさいで練習したり,答えを暗記しようとしているのが何かおかしい風景です。一生使わなければならない目ですから,各自で生活習慣を点検していきたいですね。また,前回お知らせした「むし歯」の治療もぜひお願いいたします。
 

市内図工美術展 いい作品が出品されました

 
 11月8日(金)~10日(日)の3日間,リアス・アーク美術館で市内図工美術展が開催されました。この美術展は気仙沼市教育委員会や市立学校長会が毎年主催しているものです。ことしも市内の各学校から授業中に制作した優れた作品が多数集まり,大変華やかな美術展となったようです。
 本校からは計8点が出品され,中学生の部として展示されました。いずれも力作揃いです。さすが鹿中生と思わされる作品でした。1年生の作品は上靴のスケッチです。日常のありふれたものも,こうしてスケッチの対象としてみると面白いものですね。
  
 2年生の作品は校舎内の風景です。これは図法を学んだ上で点描で風景を描いています。まだ気候が暖かかった頃,2年生が廊下に座って思い思いに一生懸命に描いていた様子が思い出されます。あのときの作品ですね。
 そして,3年生はデザインです。形や色の組み合わせを工夫して素晴しい作品ができました。仕上げるまでに随分と時間を要したものと思われます。さすがに3年生の作品ですね。数字が見え隠れしている一番下の作品は,3年生の馬場さんの作品です。この作品は「平面の部」でみごと気仙沼市長賞を頂きました。おめでとうございます。日常の授業の中から生まれた素敵な作品でした。
 

校舎内掲示物の工夫

 
 10月の職員会議で校舎内の環境を新しいものに変えていこう。学校に来るとその気になるような環境づくりをしていこうという話がありました。そんなこともあってか,今までに無いものが校舎内に登場しています。理科学習の環境づくりです。
 一つは,3年生教室の近くになんだか大きくて不思議な物体が登場しています。ちょっと分かりづらいのですが,太陽系の惑星たちがどのような位置関係にあるのかを,実際と同じ比率を使って表したもののようです。地球がどの位置にあって,〇〇星はこの辺りで…といったモデルです。とても大きくて扉の開閉ができない状態ですが,実にインパクトのある工夫です。3年生は理科で天体の学習をしています。先日はある生徒が作業をしながら,「今見えている星の光は,ずっと昔に発せられた光だなんて,とても不思議だよね」と友達に話しかけていました。理科の授業の感想でした。確かにそうですね。宇宙はとてもつなく広いのですね。
 また,下の掲示物は2年生教室の前に設置されたものです。日常生活の中でなぜだろう,不思議だなと感じる現象を科学として考えてみようというもの。皆の様々な疑問が付箋紙に書かれて集められています。日常の事象に科学があることを教えようとしているのです。物事をそんなふうに見て科学的に考えて,様々な自然現象に興味が持てたらとても楽しいですね。学習がとても身近なものになります。
  

「食育クイズグランプリ in 鹿中」 保健委員会

 
 本校では11月6日(水)から「食育クイズグランプリin鹿中」が行われています。これは11月が「みやぎ食育推進月間」であることにちなみ,保健部の先生と保健委員会の生徒たちで取り組んでいるものです。
 クイズは全部で6問出題されています。初級問題が1階昇降口に2問,中級問題は各教室で出題し2問,上級問題は3階国語科教室付近に2問の計6問です。教室でやるクイズの他に,校舎内をウオークラリー風に歩いて問題を解くものがあるのです。
  
 上の写真は初級問題です。(第1問)「箱の中の野菜を触って当てよう!」と,(第2問)「これは何の野菜の花?」です。箱の中には確かに物体が入っていました。覗いてみる生徒もいたかもしれませんね。野菜の問題です。お子様は野菜嫌いということはないでしょうか?
 
 上の問題は上級編です。第5問「見て・嗅いで当てよう!こんぶだしはどれ?」です。3つのペットボトルには「こんぶだし」「かつおだし」「にぼしだし」が入っています。飲んではいけません。さて,当てられるでしょうか?
 下の問題も上級編です。第6問は「塩の量を減らすことが日本人の目標。では1日分の塩の目標量(男性)はどれ?」という問題です。カップ麺は4.8グラムだということがヒントになっているかもしれません。答えは,①5.0グラム,②6.5グラム,③8.0グラム…さてどれでしょう?
 この他にも中級編の第3問と第4問が出されています。高得点の生徒には生徒集会で表彰があるそうです。こんな企画で食生活への興味関心を高めています。食育月間の本校の取組です。保健委員の皆さん,ご苦労様,いいアイディアでしたね。ご家庭でも食事の話題や生活習慣の話題をぜひ取り上げてほしいと思います。
 

体力づくり企画スタート 長縄跳び

 
 11月8日(金)の放課後,「鹿中体力づくり長縄大会」が開催されました。これは冬期間の部活動において,各部が共通で体力づくりに取り組んで,それぞれの競技力の背景にあるものを一緒に高めようとして実施することになったものです。
 
 やり方は,各部を合同にして,だいたい同じぐらいの人数にします。月ごとに組むメンバーは替わりますし,男女混合で行います。最後の5分間は記録会です。この5分間で最も跳べた記録を「今週の記録」とし,週ごとの記録を集計して優勝チームを決めます。
 活動の最後には,みんなで大きな円を作って校歌を熱唱します。かけ声等は記録の良かった部長が行います。…今回は生徒ではなく教師がこんな企画を立てて,体力作りのための「長縄大会」を提案し,これが始まったのです。毎週金曜日の予定です。
 
 身体計測があった放課後でしたから,集まりが遅かったのですが,各部ごとによく声を掛け合って頑張っている様子が見えました。何度も跳びますから,確かに体力づくりになっているように思います。何より普段の部活動の雰囲気ではなく,何か楽しんで協力し合っているのが印象的でした。これは,部活動同士の交流のある,いい企画かもしれません。第1回めは男子バスケ部の20回が最高の記録のようでした。でも,円の中心で校歌の指揮をとっているのは,男子バスケ部の部長ではないはずの,生徒会長でした。なぜでしょう。生徒が楽しんで取り組む体力づくりになればいいなと思います。今後の工夫に期待します。
 

平和に関する作文コンクール 優秀賞おめでとう

 
 11月9日(土),福祉センター「やすらぎ」で気仙沼市平和学習報告会が行われました。この行事は,平成18年に気仙沼市が「非核平和都市宣言」をしたことから,毎年実施されているものです。気仙沼市では,平和に関する作文コンクールの実施と,青少年ピースフォーラムへの生徒の派遣が毎年行われています。
 この作文コンクールで3年生の小野寺さんが見事優秀賞を受賞しました。当日は賞状授与のあと,作文の朗読を行いました。応募作品は344点もあり,そのうちの上位4点に入賞したのです。おめでとう。少し緊張しながらでしたが,社会科での勉強をもとにした自分の平和への考え方をしっかりと述べてくれました。とても中身のある考えであり,平和を広くとらえ,日常の問題にしていることが素晴らしいと思いました。
 普段の学習から自分自身の課題をもち,更に勉強を進めることは大事なことです。そのことで,自分の考えを豊かに育てたり,自分の生き方を考えさせてくれるからです。小野寺さんの今回の受賞から,改めてそんなことを思わされました。
 気仙沼市平和作文原稿 小野寺心優 「平和な世界を目指して」.pdf
 

作曲コンクール がんばりました!

  
 11月8日(金)には作曲コンクールが行われました。5・6校時の2時間を使って音楽室で実施されました。今回,コンクールへの挑戦を希望したのは,1~3年生までの生徒4名です。担当の先生の説明や注意を聞いて,課題を手渡され,早速作曲に取り掛かりました。課題は大きく2題あるようです。県内の生徒が作った歌詞に旋律をつけるもの,そして,与えられた動機(旋律)を展開して曲をつけるものです。生徒たちはキーボードを使いながら自分のイメージを曲の形にまとめていました。静かな空気の中で,一人一人の感性にもとづき,音を探りながら曲をまとめていく作業です。それそれの納得のいくいい曲はできたでしょうか。入賞すればさらによいことですが,今回の自分自身のチャレンジ自体を誇りに思ってほしいと思います。よく頑張りましたね。
 後日,地区審査会が行われ,3名が入賞したそうです。うち2名は県審査に出品されることになったということでした。おめでうございます。
  

ビオラなくなる 誰が?

 
 11月6日(水)の朝,用務員の三浦さんが外で驚いて声を上げました。何だろうと思って聞いてみると,植栽したばかりのビオラが全くなくなっているのでした。写真の中に丸印をいれた部分に丁寧に植栽していたのです。しかも,きれいに全部なくなっているのです。わずかに小さな一輪だけが残っていたのでした。これは誰の仕業なのでしょうか。ひょっとしたら盗まれたのかしれないとも思ったのです。
 残っている株をよくよく見てみると,何か上の部分がちぎれているように見えました。無残な状態です。周囲は無数の小さな穴があります。もちろん株ごと抜かれたのならそうなるのは当たり前です。しかし,よくよく見ると何か縦長のハート型のような模様も見えてきました。下の写真の丸印の部分です。これはもしかして…あれ?
 
 つまり,我が校のアイドルである,下の写真の生き物の仕業ではないかと考えられるのです。冬が近づいてきているので,食べ物もなくなってきているのかもしれませんが,少し前に折角植えたビオラがすっかりだめになってしまいました。作業をしてくれた人にとっても大きなショックです。それにしてもきれいに食べるなあと感心したり,驚いたりと,複雑な朝の出来事でした。さて,また植えなおしたほうがいいのかどうか,少し考えてみることにしましょう。予算の問題もあるので…。
 

思い出して! メディアに潜む危険②

 残りのキーワードは2つです。どうでしょう,覚えていますか? 自分自身で自分の生活習慣をコントロールできるといいですね。健康は前向きさや柔軟性を生み出します。頑張れる体質を生み出します。
 キーワード③は「奪われる時間」でしたね。1日4時間メディアと接触すると,起きている時間の4分の1を消費してしまいます。20年で5年分の時間を失い,人と人との関係から学ぶべきものが十分に得られないで,年齢だけ大人になるのです。年齢は20歳でも心は15歳程度…「大人子ども」の出現です。あなたはそうなってはいけません。要注意です!


 キーワード④は「笑顔を失う慢性疲労」でした。メディア依存の子供たちの写真を見せられましたが,覚えていますか? あなたはどうですか?笑顔のある生活を失ってはいけません。メディア機器による慢性疲労…要注意です。

 最後に田澤先生はこんなことも話していました。下を見てください。家族との触れ合いや会話,一緒に食事をとることを大事にしましょう。
 最後に保護者の皆さま,大事なお子様をゲーム機やスマホに奪われてはいけません。ご家庭でのメディア利用,親子の触れ合いについてご工夫をお願いいたします。

思い出して! メディアに潜む危険①

  
 生徒の皆さんは覚えているでしょうか。9月27日(金)に小児科医:田澤雄作先生に来校いただいて「メディアに潜む危険を知ろう」と題したお話をお聞きしましたね。鹿3運動の一環でした。その後,養護教諭の豊田先生が,特別号保健だよりでキーワードを使ってまとめてくれました。とても大事な内容なので,生徒の皆さんにぜひもう一度思い出してほしいのです。以下に2つのキーワードを確認しましょう。

 キーワード①は「前頭葉」でした。映像メディアは前頭葉の機能を傷害し,学力,スポーツ力,コミュニケーション力を低下させ,慢性疲労を生み,笑顔を減らし,発達障害を生みます。要注意です!  


 キーワード②は「メディア依存」でした。ゲームで脳内にドーパミンが放出されると依存状態になり,日常生活でのよろこびや快感が感じられなくなる。要注意です!


スマホより見るべきもの 人の目

  
 ポスター3種を掲載してみました。左側のポスター,出処は分からないのですが,とてもインパクトのあるポスターです。いいポスターですね。「スマホよりみるべきもの 人の目 スマホじゃ見えないものがある」というコピー,説得力があるように思います。大人も中学生も下を見ている時代です。目と目を合わせるコミュニケーションを大事にしないといけませんね。気を付けましょう。
 さて,真ん中のポスター,これは今年の新作です。ネット社会の健全な発展に向けた連絡協議会が毎年作成し,学校等に配布しているものです。相変わらずSNSなどでの書き込みが青少年の対人関係を悪化させています。だいぶ危険の認識はされるようになってきましたが,青少年は大人と違ってゼロからこの危険を学ばなければなりません。毎年,毎年,繰り返して指導しなければならない,ゆゆしき問題なのです。気を抜いてはいけない問題です。
 右側は昨年のポスターです。大人も失敗してしまう問題です。ネットの問題は現代社会が取り組まなければならない問題です。便利さだけを強調して,問題をうやむやにしてしまうのはどうでしょうか。人と人が信頼して結びつく技術でありたいものですね。気を付けましょう。

親子奉仕作業(除草作業) ありがとうございました

 
 11月2日(土)の午後からPTAの有志の皆さまには校庭の除草作業をしていただきました。大変ありがとうございました。生徒たちが防災訓練の片づけ作業をしていたころ,保護者の皆さまにお集り頂き丁寧に作業をしていただきました。また,生徒たちも防災訓練を終了して校庭に出て,前回の鹿中きれいの日で取り切れなかった部分に再挑戦してくれました。機械の投入もあって,ついに校庭が清々しい環境となりました。長時間にわたってご協力をいただき,大変ありがとうございました。
 作業は午後3時ごろに終了しましたが,生徒たちも最後の最後までしっかりと仕事をして後片付けをしてくれました。昇降口の掃き掃除など,大変ご苦労様でしたね。
 

小中合同総合防災訓練④ 被災体験を聞く会

 
 避難所設営訓練を終了した3年生は11時ごろからは「被災体験を聞く会」に参加していました。これは今回初の試みです。東日本大震災発災当時,今の中学3年生は小学校入学前でした。ですから,震災の記憶はあるものの,子どものことですから,曖昧で断片的な理解をしているようでした。これまでは被災地の子どもたちの心のケアを重視していたので,あまりストレートな事実を扱わなかったのですが,本校では「震災を学ぶことがこれからは大事だ」と考えて今年度は取り組んできました。
 
 そこで,今回の防災訓練に合わせて「被災体験を聞く会」を3年生だけに実施したのです。語り部となって被災体験をお話ししてくださる方は3年生の保護者と先生です。今回は3名の方に語り部になってもらいました。畠山PTA会長さん,米倉さん,小山先生の3名です。あの時,自分はどうしたのか,どう感じたのか,今どう思うかなど,当時のことを詳しくお話ししていただきながら,大事なメッセージを発信していただきました。身近な方々が身近な場所で語る「あの時」を生徒は真剣に聞きました。もっと多くの鹿折の人々からこのようなお話をお聞きしたいと感じた会の様子です。お忙しい中ご協力をいただいた皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。「保護者語り部」…これからも行っていきたい新企画でした。
 

小中合同総合防災訓練③ 各種体験活動

 
 避難所設営訓練が体育館で行われているころ,調理室では炊き出しを行い,150食分の非常食調理が行われていました。保護者の皆さんのお手伝いもいただき,今度はかなりの量を調理していました。事前練習のときよりも真剣な様子が印象的でした。
 
 校庭では駐車場の誘導練習をしていた生徒たちがいます。コーンを設置し誘導棒を使って車両を校庭に入れています。実際には何台もなかったのですが,これが実践だったら大変難しい作業になるでしょう。また,昇降口ではアルファー米を調理する準備が手際よく行われていました。
 
 校庭では火起こしと湯沸かしが行われていました。小学校の野外活動で野外炊飯をしてきているので火の起こし方は理解しているのですが,やはり実践が少ないことが結果に出ることは否めません。それでは火がつかないだろうと思うやり方だったり,火をつけるために一生懸命に団扇で煽いだりと悪戦苦闘していました。下の生徒たちはサバめし班の生徒たちですが,煙にまみれた作業をしていました。試食をさせてもらいましたが,失敗もなくとても順調にできたようです。
 
 昼頃,それぞれの体験学習を終え,体育館に集まってきた生徒たちは,学年ごとに集まって炊き出しの試食をしました。普段の給食とは異なった会食となりましたが,お代わりをしてたくさん食べていたようです。アルファー米は3種類です。写真の「わかめご飯」のほかに「きのこご飯」「ひじきご飯」の3種でした。とても美味しくいただくことができました。技術の進歩を感じた瞬間です。
 今回の訓練のための費用は,みやぎ生協さんの助成金を活用しました。感謝申し上げます。
 

小中合同総合防災訓練② 避難所設営訓練

 
 学校では避難者が続々と本校に集まってきたことを想定して,避難所設営訓練が行われました。訓練の中心となったのは3年生と総務の生徒たちです。保護者のボランティアの方々や1・2年生の生徒たちには避難者役をしてもらって協力してもらいました。
 
 訓練では受付をつくって避難者を受け入れ人員を管理すること,避難者に対して情報を周知すること,救護の必要な人には適切な対応をすること,避難者の居場所をつくること,備蓄倉庫から必要な物品を出して準備をすることなどを勉強しました。避難所の本部では様々な事態に対して適切な判断をすることが求められました。実際にはとても困った様子になることなく過ごすことができたようですが,果たして訓練の成果はどうだったでしょうか。もっと真に迫る体験学習とするため,避難所本部への強い要求や事態の変化等で,生徒たちを揺さぶる方法もあったかもしれません。
 
 訓練では運営役の生徒も,避難者役の生徒もよく頑張りました。先生たちはできるだけ口出しをせず,生徒に考えさせる,生徒に行動させることを原則としていましたが,その場その場でよく判断をし,互いに協力をしていたことが分かりました。先日行った図上訓練をもとにしっかりと実践していたと思います。上手くいかなかった点を今後の実践や学びにつなげてほしいと思います。
 

小中合同総合防災訓練① 1次避難

 
 11月2日(土)の小中総合防災訓練では,午前9時に地震が発生し,津波の危険があることを想定して1次避難を行いました。これは生徒たちの住居のある自治会ごとに1次避難をするものです。当日は小中学生はもちろん,保護者の方にもご参加いただき,たいへんありがとうございました。災害の想定によっては,今回の避難所ではなく,もっと適切な場所があると思うのですが,鹿折地区全域で小学校から中学校までの訓練をするとなると,今回のように自治会ごとの通常の避難先を選択せざるを得ません。特に,大雨による土砂災害の危険となった場合は今回の1次避難先でどうでしょうか。工夫をしなければならないところです。
 ところで,ここでは①避難者名簿をつくって地域の人々と顔なじみの関係をつくることや,②避難してみて気付いたことを話し合い,今後の災害に備える知識を持つことが学習のねらいでした。生徒はよくできていたでしょうか。
 

防災訓練 前日の風景

 
 写真は11月1日(金)です。大きな行事には,大きな準備が必要。これまでも事前学習をしてきましたが,いよいよ明日は総合防災訓練という日です。昼休みには各地区のリーダーさんが会議室に集合していました。1次避難の際にどのように行動するか,最終確認です。プリントを見せてもらいながらそれぞれの役割を確かめていたようです。
 
 右上は前日の6校時目の写真。生徒会総務は避難所運営訓練の打ち合わせのようです。役割分担などを話し合っていました。本番はどうなるのでしょう。
 下の写真はサバめし班です。教室では牛乳パックを細く切ってサバめしの燃料を作っていました。また,空き缶に穴を開けて簡易コンロを作成していました。どうやらやら缶切りという道具を生徒は使ったことがない様子です。当たり前ですが。
 
 さて,調理室ではなにやら計算中。電卓,マジック,紙が準備されています。明日は炊き出しをするわけですが,人数は約150人分をつくるのです。ですから,材料がどのくらい必要か,鍋ごとに計算が必要なのですね。こんなことは普段の調理にはあまり見られないことではないでしょうか。多く作るのにも技が必要です。
 また,生徒昇降口では火おこし班の打ち合わせと準備です。アルファー米を頂くにしてもお湯を沸かすことが必要です。150人分です。火傷の心配もありますね。先生の事前指導がしっかりとなされ,生徒の準備と心構えができていたようです。いよいよ当日です。
 

鹿中きれいの日 除草作業ごくろうさま!

 
 先月の「鹿中きれいの日」は,学校からの要望を受けて生徒会の皆が取り組んでくれたものでした。内容は校庭の除草作業です。11月上旬に市内中学生を対象としたサッカー教室が本校校庭で予定されているため,校庭をきれいにして皆さんをお迎えしたいと考え,生徒会に協力をお願いをしたのです。10月は文化祭もありましたので,四四の16日にはきれいの日を実施できませんでした。そこで今回は10月30日(水)の実施日となりましたが,生徒会では計画をしっかりと立ててくれて,当日は一生懸命に除草作業に取り組んでくれました。上の写真は生徒がつくった計画書です。
 
 校庭の除草作業は日頃から一生懸命に行っているのですが,草の成長する勢いは物凄く,サッカーゴールや野球グランドの内野の辺りはまだ草が抜かれないままになっていたのでした。昨年,復旧していただいた校庭の土は,湿気をよく保ち,とても柔らかくて,生徒の運動にはいいのですが,その分,草が成長しやすいという特性があるのかもしれません。用務員の三浦さんや阿部先生が草刈り機で刈ったり,部活動でも除草したり,運動会前にはPTAの皆さんにも作業をしていただきましたが,なかなか手強いのです。
 
 今回は,1年生がテニスコート付近を,2・3年生たちが野球グランドの周辺を集中的に除草してくれました。生徒たちは,楽しく皆で会話をしながらも,本当に一生懸命取り組んでくれました。先生たちも頑張りました。しかし,敵は想像以上でした。残念ながら予定時刻となってしまい,今回は全部の草を取り切れないまま終了となってしまいました。でも,遥かにきれいになった校庭が広がりました。あともう少しです。
 
 11月2日(土)の午後に親子奉仕作業が行われることになり,PTAの皆さんにもご協力をいただくことになっているので,その際にも頑張ることにして鹿中きれいの日は終了でした。生徒の皆さん,協力ありがとうございました。
 

複十字シール運動 募金活動をしています

 
 朝晩めっきり冷え込むようになりました。しかし,学校の朝は生徒の活動が元気よく行われる時間帯でもあります。毎日旗揚げをしているのは生徒会総務の生徒たちです。そして,校門付近では挨拶運動が定期的に展開されています。
 今回はそれに加えて「募金活動」です。生徒や先生たちにご協力をいただいているようです。この日はソフト部の挨拶運動に合わせて総務の生徒も加わって募金を呼び掛けていました。明るく募金活動をしているのがとてもいい感じです。
 ところで今回の募金は「複十字シール運動」です。結核を中心とした肺疾患を撲滅して,明るい社会をつくりだすことが目的の運動です。ところで,この運動では右下のシールが配布されますが,机の中にこのシールが眠ってしまうことが多いようです。どんどんいろいろなところに貼って活用したいものです。そのことで運動への認知も広げることになるのですから。…募金活動ご苦労様。
 

2年国語「説得力のある提案をしよう」 プレゼン

 
 10月30日(水)の3校時,2年生は国語の学習をしていました。単元名は「説得力のある提案をしよう ~プレゼンテーション~」(全7時間扱い)で,主たる学習目標は「聞き手の立場や考えを想定して説得力のある話を組み立てよう」です。この日の学習は,これまで①プレゼンについて知る,②企画を立てる,③④資料を工夫する,⑤中間報告会をする,⑥改善する…と学んだ後の,⑦発表を聞き合い,評価する学習でした。
 
 先生の説明の後,少し練習や確認をして班ごとの発表です。少し緊張しながらも,計画的に効果的なプレゼンをしていました。それぞれの班の工夫があって,役割分担をしっかりしながら,興味深い発表でした。キャッチコピーもなかなかのものです。
 
 言語活動は相手意識,目的意識を明確に持つことがとても大切です。今回は誰に対して,何の目的のために「気仙沼おすすめツアー」するのかということをしかり押さえることで,提案の工夫の仕方が出てきます。授業では3種類の相手が設定されていました。①「とよさぶろうさん」(気仙沼市,79歳),②「ゆりかさん」(気仙沼市,小学3年生),③「なおみさん」(仙台市,中年)です。異なる相手に対して内容や表現を工夫しながらプレゼンをしていました。
 
 発表の工夫は,「やってみた後に振り返り」をするとともに,「他の人のよさをしっかり聞き取ること」で,実感をもって理解することができます。生徒たちは,自分たちの発表にベストを尽くした後,他の班のプレゼンをじっくりと聞きながら評価をしてメモをしていました。それぞれの班のよさや工夫を理解することができていたようです。授業を見に来ていた学級担任や学年主任の先生からもお褒めの言葉がありました。頑張りましたね。
 今回の学習内容をぜひ普段の生活に生かしてほしいものです。プレゼンとはいかないまでも,人に説明したり提案したりする場面は日常の中にいっぱいあるのですから。普段の生活の中でも工夫をしてやってみましょう。
 

学校の紅葉

 
 今年の紅葉はどうなのでしょうか?色付いてきたかなと思っていたころ,台風19号で風雨にさらされて,登校坂の桜の木はかなり葉を落としてしまったようです。
 写真は10月下旬の様子です。これからもまだまだ色付いてくると思うのですが,天気の良い日にはこのように学校の紅葉の様子が見えています。日没もだいぶ早まってきましたし,落葉を見るにつけても少し寂しい気分になりますが,季節の趣をしっかりと感じながら生徒たちも学校生活に取り組んでほしいものです。成果を上げなくてはならない2学期ですが,これまでの生徒たちの活躍は素晴らしいものでした。深まる紅葉のように更に充実の時期を迎えてほしいものです。
 

委員会活動 実は先生も尽力

 
 本校の生徒会活動の良さの一つに,生徒全員が所属している委員会活動の充実ぶりがあることは度々ご紹介してきました。10月25日(金)には,10月の活動を振り返り,11月の活動計画を立てる話し合いが全ての委員会で行われました。
 写真の様子をご覧にただくとお分かりのように,生徒たちが中心となって話合い活動をしているのです。しかし,その中に先生たちも混じっています。先生たちは委員会活動では表に出ることはないのですが,実は委員会ごとに生徒の相談役となったり,活動の火付け役となったり,励ましや注意を与えたり,活動の調整・交渉役となったりして,先生たちも委員会活動に積極的に参加し,努力しているのです。
 
 そんな努力もあって,本校の委員会活動が積極的に運営され,生徒の良さを表現し,学校全体の原動力を生み出しています。学級でもない,部活動でもない,第3のステージが委員会活動です。しかも,異学年集団での活動。この活動が学校文化や伝統を作っていくのです。生徒会活動のいい学校は創造力と活気のある学校です。そして,生徒の居場所のしっかりとある学校です。その陰の力になって,先生たちがなって貢献していることを,生徒の皆さん,知っていてくださいね。これからも先生と一緒になって委員会活動を盛り上げて頑張ろう!
 

ソフト部 新人県大会で健闘!

 
 10月26日(土),新人県大会ソフトボール競技にの本校ソフトボール部の3人が出場し,活躍をしました。会場は仙台海岸公園野球場です。前日の大雨のため,開始時間が1時間遅れましたが,暖かな日差しの中,ソフト部の生徒たちは持てる力を出し切るいいプレーをすることができました。豊里中との合同チームでの出場です。
 
 一回戦の対戦相手はは,大河原地区代表の船岡中・船迫中合同チームです。本校の小野寺さんがピッチャーを務め,佐久間さんがキャッチャーを務め,村上さんはライトを守りました。3人とも懸命なプレーをしていました。登米地区大会から1か月ですが,チームが格段に成長していることが分かりました。豊里中の生徒の皆さんと一つになって元気よくいいプレーをしていたと思います。熱心にご指導いただいた豊里中の佐々木先生に感謝をいたします。
 
 実は,前日の下校時に3名の生徒たちは職員室で抱負を述べ,挨拶をしていました。その中で,3人は「しっかり声を出して」とか,「笑顔で終われるように」とかの言葉が出していました。この日の試合は正しくそのようになったと思います。小野寺さんの投げる球が,佐久間さんのミットに収まるときの小気味のいい音がそれを象徴しているようでした。
 
 3人とも,しっかりと守り,いいところで打ち,実力を出し切ったと思います。そして何より,豊里中の生徒のみんなと一体になってチームプレーができていたように思います。試合は幸運にも20対5で勝利を収めることができました。(2回戦は富沢中に惜敗)
 今回,合同チームでの出場機会を与えていただいた関係者の皆様に感謝を申し上げます。また,大変よくしていただいた豊里中の生徒の皆さん,保護者の皆さん,先生方に心から御礼をいたします。ありがとうございました。
 

県新人大会壮行 昼の放送で

 
 10月24日(木)の昼の放送(給食時間帯)では,県新人大会に出場することになったサッカー部とソフトボール部の壮行会が行われました。本来なら全校集会で実施するものですが,様々な事情からこのように放送で行うことが本校ではあるのです。
 この企画は体育委員会,技術協力は放送委員会の生徒で行われました。最初に校長先生から激励の言葉があり,「一つでも更に上を目指して頑張ってほしい」と話されました。そして,サッカー部とソフト部の部長さんが決意表明をしました。どちらの部もよく考えた内容のお話をしてくれました。様子をみると,しっかり原稿を用意し,どのように読んだらいいかも考えて,この放送に臨んだようです。そのため,中身のある言葉で聞きやすい放送となりました。最後に,生徒会長の佐藤君が激励をしてくれました。県大会に出場する部が我々の誇りであること,フェアに戦ってきてほしいことなどを述べた後,「生徒全員が心から応援しています。ぼくたちは,いつも一つです」と締めくくっていました。素晴らしい激励でした。体育委員会の進行で順調に進められた企画でしたが,放送委員はいつものように冷静に役割を果たしてくれました。ありがとう。
 

避難所運営講習 総合防災訓練に向けて

 
 10月25(金),調理室で「炊き出し講習」が行われていたころ,2階の被服室では3年生と生徒会総務の生徒たちが「避難所運営講習」を受講していました。この学習は毎年,気仙沼市役所危機管理課の職員の方に講師となっていただき,3年生が中心となって学習しているものです。簡単に言えばこれは避難所の初期運営の図上訓練(シュミレーション)です。スライドで「HUG」となっているのは「避難所 運営 ゲーム」の頭文字をとったものでした。
 
 災害によって鹿折中学校が避難所になったという想定で,この図上訓練(ゲーム)は行われました。このとき,どのように避難所を設営し,初期運営をしたらよいかを考えて的確に判断するものです。災害の状況は,①電気・ガスは使用不可,②水道は校舎の外部のみ使用可(飲料不可),③浄化槽は不明,④電話は時々通じる,⑤メールは遅れて届く,⑥校庭に100人程度の避難者がいる(車両も),⑦雨が強くなってきているので体育館に避難者を入れることになる…といった状況です。さて,どうしたらいいのでしょうか?
 
 たくさんのカードに示された事態を代表生徒が次々と読み上げて理解をし,それに応じた対処を素早く行わなければなりません。生徒たちは少しパニックを起こしながらも一生懸命に事態に対処しようと頑張っていました。指導をしていただいた危機管理課の方々が時間の目安を常に示して生徒に行動を促していたので,とても緊迫感と集中力のある取組を生徒はしていました。大人にも役立つ,とてもいいゲームだと思います。
 
 この日の3年生の生徒の様子をみていると,3年間の防災学習の成果を感じることができました。少しずつ防災を学習し,積み上げてきたからこその真剣な学習ぶりだったと思います。生徒がグループごとに丸くなって知恵を出し合い,行動を分担し合ってよく取り組んでいた姿はとても立派でした。この経験を今度の総合防災訓練で生かし,実践をしてほしいと思います。実は,今日がその総合防災訓練の実施日です。
 

炊き出し講習 総合防災訓練に向けて

 
 11月2日(土)の鹿折小中学校合同の総合防災訓練のために,事前学習が始まっています。10月25日(金)の5・6校時には全校生徒が各体験学習のグループごとに事前学習や事前準備を行いました。写真は10月27日(日)付け三陸新報で紹介された炊き出し講習(防災食)の様子です。
 
 当日の炊き出しを担当する1・2年生の女子生徒が非常時の調理について学びました。この学習は鹿折公民館さんと気仙沼中央給食センターさんのご協力をいただいて行ったものです。この日のメニューは「ツナカレー」「コンソメスープ」「蒸しパン」の3種類です。
 
 断水を想定してまな板や食器を汚さないようにクッキングシートやラップを使って調理したり配膳したりすることや,同じ材料を使っても仕上がる料理が異なるようにすることなど,様々な工夫を教えていただきました。ビニール袋にホットケーキミックスと水を入れてよく揉んで混ぜ合わせ,鍋で両側を茹でることで蒸しパンができることも意外な調理方法でした。
 中央給食センターの澁谷先生からは「ローリングストック」(日頃から野菜や缶詰を一定量買い置きして使った分だけ買い足していく方法)を教えていただき,日頃からの災害時への備えの重要性を学びました。調理したものを実際に試食してみると,とても美味しく仕上がっていました。総合防災訓練で実践します。学習へのご協力や丁寧なご指導に感謝を申し上げます。
 

バルーン・アート 玄関でお出迎え

 
 あまり大きくないのですが,生徒昇降口の隣に本校の玄関があります。玄関中央にはこれまで生徒が各種大会でいただいたトロフィーやカップ,盾,写真などが小ケースに入れられて飾られています。そして季節のお花も…。
 その玄関にしばらく前から可愛らしい「きのこ」が出現していたのです。これは用務員の三浦さんの作品。そして,これはバルーン・アートなのです。(風船で作られている作品)三浦さんにお聞きすると,風船を膨らませて形をつくり,マジックで顔を書いて,シールなどを貼って作ったのだそうです。最初はどこかで販売しているものかと思ったのですが,実はお手製の作品なのでした。
 そして,文化祭には新作が登場。下の写真がそれです。ハロウィンバージョンの作品が登場しました。思わず玄関に入ると目を奪われ,楽しませてくれるオブジェです。黒板に書いてある「ようこそ鹿折中学校へ」の言葉のとおり,皆さんを温かくお迎えしています。学校が何か楽しくなるようですね。
 

最後の市内音楽祭 吹奏楽部演奏

 
 少し前のことですが,10月17日(木)には市内小中学校音楽祭が開催されました。以前にお知らせしたように,この音楽祭は今年度で終了となります。今回が最後の音楽祭です。そのためか,各校の演奏はとても素晴らしく,音楽の魅力がいっぱいでした。正しく有終の美です。
 本校は,午後の部に吹奏楽部が出演しました。午後の部は,大谷小・中学校のリードで,会場の皆さまと一緒に歌う「もみじ」の合唱から始まります。
 本校吹奏楽部は午後の3番目の演奏。曲目は「優しいあの子」と「ドラえもん」の2曲でした。音響の整ったホールでの演奏でしたので,いつも以上によく音が響き,わずか10人での演奏とは思えない迫力がありました。今回も素晴らしい演奏をしてくれたと思います。先日は文化祭での演奏も素晴らしいものでしたが,今年度は「いきいき学園文化祭」や「土地区画整備事業竣工式」などにも積極的に出演し,地域に貢献しくれました。協力ありがとう。
 今度は12月のアンサンブルコンテストですね。吹奏楽部のみんなが,これまでの経験の踏まえて更なる成長を果たしていくことを心から期待します。頑張りましょう。
 

台風19号と通学路

 
 台風19号の通過に際しては,日本各地で大きな被害が出てしまいました。被害にあわれた皆様には,心よりお見舞いを申し上げます。
 さて,気仙沼市も非常に危険な状態になったことは皆さんもご存じだと思います。報道でお分かりのように,東中才地区の鹿折川では濁流が護岸を削ってしまい,道路破壊されて片側交互通行になりました。上の写真は本校職員が翌々日に撮影した写真です。川が増水し,非常に強い流れが護岸を削ってしまったようです。鹿折川が氾濫しなくてよかったと思います。
 また,下の写真は学校付近の浪板地区の道路の様子です。ここは1学期にも冠水をした場所でしたが,今回も同様の状態となりました。歩いての登下校は難しい状態です。これ以外にも,学校の近くでは万行沢川が増水してしまい,近隣の商店等は大きな被害を受けたようです。そして,浪板橋から学校側は車の通行ができなくなり,本校の近くは増水の恐れのある場所であることが再度確認される結果となりました。
 ですから,生徒の登下校の際には,このことを踏まえた指導を学校でもご家庭でも行う必要があると思います。また,川の増水・氾濫や土砂崩れなどの危険をよく教えておき,危険を予知した適切な行動がとれるようにさせなければならないと思います。ご家庭でもこのような災害の場合の対処について,ぜひお子様との話題としていただき,日頃からの備えをお願いしたいと思います。
 

文化祭を実施⑤ 当日祭と学級の様子

 
 文化祭の閉会式を終了した後には,後片付けがあります。その片付けが終了すると午後3時からは「当日祭」と言われる生徒会行事があります。昔は後夜祭と言っていたものでしょう。今年度も「逆ミスコン」が行われ,素敵な男女が登場しました。優勝者は1年:小野寺さんと,3年:吉田くんです。吉田君は駅伝のときとは大違いで,どこからこの声が出るのかと思うような素敵な女性でした。
 右側の写真は〇✕ゲームです。勝ち残り者全員が間違って最初からやり直しとなり,大歓声でした。昨年に続き2年:伊藤くんが優勝かと思われましたが,なんと最後には2年:及川君が優勝者となりました。おめでとうござます。
 
 最後はスタンツです。今年は4団体が出場し,ダンスや歌を披露しました。いつ練習をしていたのでしょうか,素晴らしい踊りや歌声でした。楽しませ,盛り上げてくれてありがとう。
 
 閉会に当たって,生徒会長:佐藤君が全校生徒に向かって呼びかけました。ラグビー日本代表が「One Team」を合言葉に一つになって戦い,感動を与えてくれたように,私たち鹿折中もOne Teamになろうというものでした。今回の文化祭でそのことを十分に感じていた生徒たちは佐藤君の言葉をしっかりと受け止めていたようです。
 
 当日祭の終了後は学級ごとの時間です。写真のとおり,生徒の背中が何かを物語っています。学級ごとに美しい円形となっています。生徒は互いに顔を見合いながら,拍手をしていました。先生とともに各学級のこれまでの歩みを確かめて,その価値を見つめていたようです。この文化祭の意味を深めていくのはこれからの学校生活です。そして個人としても再スタートですね。期待します。
 先生たちも生徒と一緒に歩んできました。先生たちにとってもよい文化祭になったと思います。これからの鹿折中学校に期待です。ご来場いただき,拍手をしていただいた皆様,文化祭のためにご支援いただいた保護者(PTA)の皆さま大変ありがとうございました。
 

文化祭を実施④ 合唱コンクール・全校合唱

 
 文化祭ステージ発表の最後には合唱コンクールがありました。各学級ごとに合唱を披露し,その素晴らしさを競うものです。実は,夏休みの前に歌う曲を決め,指揮者や伴奏者を決めて準備をしてきたのです。なぜなら,指揮者が曲を理解し,伴奏者が曲を弾けるようにしないと,2学期に入って練習ができないからです。そんなスタートラインから,様々な過程を経て文化祭当日の合唱がありました。
 
 かつては「学級がまとまらなくて…」といったようなことが嘆かれたりすることもあったのですが,本校の生徒たちはそんなこともなく,どの学級もしっかりと目標をもって練習に取り組み,着実に上達してきたと思います。1年生も,2年生も,3年生もよい練習をしてきました。しかし,それにしても直前の進歩というものは目を見張るものがあります。2~3日前の合唱と文化祭当日の合唱は比べものにならないほど違いました。どの学級も最もよい合唱を当時は披露することができたと思います。賞としては3年生と2年生が共に金賞を受賞しました。どちらも良さがあり,甲乙つけがたいといった感想が聞かれました。
 
 さて,全校合唱です。以前にご紹介しましたが,左下の運動着を着て歌っている写真は前日の最終練習の様子です。この日は互いの声を聴き合いながら,調和のある美しい表現ができるようになることを目指して練習していました。生徒は向かい合って歌い,最終調整をしていました。いよいよ,明日です。そして,下の右の写真は当日の様子です。3年生:石川さんの指揮のもと,全校生徒がこれまでの集大成となる合唱を披露することができました。表現には2年目の成長がありましたね。このような時間を共に過ごせたことも「大切なもの」でした。会場の皆さんからはアンコールの拍手をたくさんいただきました。大変ありがとうございました。
 

文化祭を実施③ 総合的な学習の時間の発表

 
 ステージ発表での重要な発表の一つには,各学年の「総合的な学習の時間」の学習発表がありました。本校の総合的な学習は「ふるさと鹿折を見つめる ~みんなが幸せになれる社会を創る学習~」というテーマの下で実施しています。
 そして,そのために各学年の生徒には「問い」を与えています。その「問い」への「答え」を求めて,各自が学ぶように働きかけているのです。
 1年生は「社会にはどんな課題があるのだろうか?」という問いです。1年生はこれに基づいて,これまで地域防災を学び,福祉体験をして問いに対する答えを考えてきました。文化祭では高齢社会での高齢者への接し方などについて発表しました。ドラえもんをうまく使って分かりやすく劇化していました。
 
 2年生は「人々はどのように生きているのだろうか?」という問いです。1年で学んだ社会の課題に対して,人々はどのように向き合い,仕事をし,生きているのかを考えます。キャリアセミナーや職場体験,普通救命講習などの学習から,生徒は学習内容を劇化して発表していました。なかなかの役者ぞろいでした。
 
 3年生は「どうすれば人々は幸せになれるのか?」という課題です。1・2年生で学んだ課題や生き方をもとに地域社会の課題を踏まえて活動を提案し,実践することで幸せになれる方策や生き方を見極めるものです。3年生は地域づくり講話を経て,震災遺構「伝承館」の見学,災害公営住宅の皆さんとの交流会を通して学んだことを発表しました。地域コミュニティーの重要性を理解した3年生の取組でした。「挨拶を交わす」「つながりをつくる」「笑顔の輪を広げる」ことで幸せをつくることができるという答えを3年生は出しました。
 
 各学年の問いによって学んだことがつながっていき,自分の答えを求めて学び,活動し,生きることができるようになってほしいと思っています。「SDGs」についてももっと理解を深めてみましょう。もっといろいろなことが分かり,学ぶ意義や生きる意味が分かると思うのです。そして,そんな学習から「未来を夢見る人間」になってほしいと思うのです。今回発表した学習内容をぜひ自分のものにして更に発展させてほしいものです。どの学年の発表内容にも見るべきもの多くありました。よくできましたね。各学年にご指導いただいた大勢の指導者の皆さま,ご協力ありがとうございました。
 

文化祭を実施② ステージ発表

 
 10月20日(日)に令和元年度文化祭を実施しました。実行委員長である3年生の村上君が開会の挨拶を堂々と行い,いよいよ文化祭がスタートしました。最初のプログラムは吹奏楽部の演奏です。吹奏楽部は「優しいあの子」を始め,今回は新曲「ザ・チキン」を加えて演奏してくれました。とてもかっこいいジャズナンバーでした。これまでの演奏の積み上げが分かる演奏でした。3年生の部長:菅原君はこの演奏で引退となりました。これまでよく頑張ってくれました。ご苦労様でした。
 
 吹奏楽部の演奏の後には,少年の主張や弁論,英語暗唱などの発表がありました。3年生の新野君の主張は「これからの僕たちへ」と題した主張です。そして,同じく3年生の畠山さんの弁論は「信じる」と題した弁論でした。どちらも鹿折中学校の生徒の皆にぜひ聞いてほしい,参考にしてほしいと思っていた内容でした。今回,文化祭で再度発表することができ,生徒の皆にもこのことを考えてもらうことができて本当に良かったと思います。
 少年の主張 本吉地区大会原稿 新野楓成 「これからの僕たちへ」 .pdf
 本吉地方中学生弁論大会原稿 畠山詞 「信じる」.pdf
 
 英語暗唱では3年生の及川さん,秋山さんが,それぞれの練習の成果を披露してくれました。(下の写真)これからの皆の英語学習への励みとなるような立派な発表でした。今回のステージ発表では3年生が大活躍でした。3年生諸君に感謝をします。
 

文化祭を実施① 展示発表

 
 先週は文化祭実施のため,生徒も先生も準備に一生懸命でした。左の写真は3年生の作業の様子です。ある日のこと,総合的な学習をまとめる壁新聞を作るために3年生は必死に作業をしていました。文章を読んでみると,内容がよく整理され,中身のある文章になっていたようでした。そして,11月19日(土)は前日準備です。脚立を使って表示を取り付けたり,黒板を装飾したり,案内を取り付けたりと,生徒は一生懸命に作業をしていました。お陰でこの日は予定よりも早めに作業を終えることができました。
 
 教室には,これまでの学習の様子をまとめたものや,夏休みの課題として生徒が取り組んだもの,また,自分の興味関心に応じて進んで取り組んだ作品など,たくさんの展示をすることができました。普段の学習の様子が伝わるものでした。
 
 やはり,作品の一つ一つには生徒の個性が光っていたようです。そして,他の生徒の作品を互いに鑑賞することで,よい刺激を互いに受け,自分の参考にもしていたようです。頑張ったことがこのようにかたちとして表れるのはとてもいいことですね。
 
 本校の展示発表には「鹿中文化賞」という賞が設けられています。これは展示発表にもっと注目し,頑張っている生徒の作品を大いに褒めようとして設けられているものです。選考した鹿折中職員の名前を付けた賞を贈り,よい作品を表彰しています。例えば,ある先生の名前を使って「田中花子賞」という感じです。(その先生が選びます)文化祭の閉会式では鹿中文化賞を受賞した生徒に賞状が手渡されました。他校にはあまりないない取り組みです。これはとてもいいアイディアだと思うのです。
 

10月授業研究会② 英語


 
 10月7日(月)の3年生の4時間目は英語です。この日の学習テーマは「さまざまな後置修飾」です。担当の先生とALTの先生の2人で指導していました。「後置修飾」…これまでも色々な後置修飾を学習してきましたが,今回の学習のねらいは,①接触節を使って「~が~する」のような表現を口頭や筆記でできるようにすること,②これまで学習したいくつかある後置修飾の中から適切な後置修飾を選択して,さまざまな表現ができるようになこと…この2つです。写真のように先生の説明を聞く,生徒の真剣な表情がいいですね。人が前向きになっている姿です。そして,自分でやってみる,自分で答えにたどりつくことは前回お話ししたとおり大事です。分からないところ,自信がないところもあったようですが,生徒は頑張っていました。
 
 この日の英語の授業で特徴的だったのは,写真のようなペア学習でした。自分で解決することが基本であり,納得や理解にたどり着く根本ではあるのですが,他の学習者と一緒に学習することで,自分では気付かなかったことに気付けたり,改めにその意味を再認識したりすることは誰にでもあることです。3年生の生徒たちが級友と一緒になって考えていました。互いの力を活用したり,補ったりしている学習の様子はとてもいいなと思ったのです。これは1つの学習スキルです。「共に学ぶ」…今回のようなペア学習もそうですが,グループでも,全体でも「共に学ぶ」こと。学校でだからできる学習の素晴らしさです。1・2年生もそのように育ってほしいものです。
 

10月授業研究会① 数学

 
 10月からは校舎内に学習指導の目標を掲示することにしました。せっかく目標を設定しても生徒も先生も意識化しなければ無意味です。そこで職員会議で今月から目標を校舎内に掲示しようということになったのです。10月の目標は「先生や友達の考えを聞いて自分の考えを深めよう」「ノートやプリントのメモスペースを積極的に活用しよう」の2つです。どちらも大事な事柄だと思います。
 
 少し前のことになりましたが,10月7日(月)には授業研究会を実施しました。この日の2時間目の3年生の学習は数学です。単元名「相似な図形」の1時間目で,単元の導入に当たる時間です。図形が相似であることの意味やその性質を理解する」ことが今回の指導のねらいです。先生の描いたプランに従って,3年生の生徒は一生懸命に学習していました。先生は,写真を拡大することを例にして生徒に考えさせ,相似の性質を,辺の比を取り上げたり,黄色い紙を図形の上で動かして角が同じなことを指導していました。生徒にも自分一人でじっくり考え,書き込める時間がしっかりとありました。自分で考えてはじめて,先生の指導や友達との意見交換をすることに意味があるのではないでしょうか。学習の出発点は「自分自身」ですね。教えてもらうことが一番最初にきてはいけません。
 

10月 防災学習の日 地域の一員として

 
 10月の防災標語(防災委員会)は「身の回り 台風に備え 再確認」でした。実にタイムリーだなと思って標語を見ていたのです。先日の台風19号の際には,本校体育館が避難所となり,50名以上の皆さんが避難をされました。家族と一緒に避難をしてきた中学生が自主的に活動をしていたということもお聞きしています。とても嬉しく思いました。
 さて,今月11日の防災学習の日のテーマは「地域の一員としてできること」でした。副読本を活用して,「地域とともに活動する意義を考えてみよう」「地域の一員として災害時の役割を自覚しよう」ということが内容となっていました。生徒はいつもと同様に一生懸命に学習していました。
 しかし,ワークシートに記入する様子をみて変だなと思ったことがあります。ワークシートに記入する生徒の鉛筆が動かないのです。その問いは「地域とともに活動する意義は?」「地域の一員としてできることは?」という問いでした。これは1・2年生に共通していたように思います。…生徒たちは地域の中での自分の活動イメージがまだ具体的に持てていないのではないか。生徒たちは地域と自分とのつながりをまだ自覚できていないのではないか。…このように思わされました。今後の鹿折中学校の課題の一つだなと思わされた生徒の様子でした。
 

全校合唱 「大切なもの」 2年目

 
 今日はいよいよ文化祭当日です。写真は1週間前の写真です。全校合唱をはじめて合せている風景です。まず立ち位置の調整をしていたようでした。ビアノを中央にして,ステージにも立って,各自の場所が決まった様子です。歌っている生徒の前には,それを聞いている生徒がいます。おそらく,合唱のリーダーたちでしょう。全校での練習の様子をつかんでアドバイスなどをしているようです。先生の指導はもちろんですが,やはり,生徒が主体にならないといいものは作れません。そのために,生徒たちの相互の関わりを大事にしていこうとしています。
 曲の仕上げはこれからです。この曲は昨年も全校で歌ったものですが,新しい1年生を加えて更に深化した曲作りを目指しています。2・3年生が一年を経てどれだけ成長できたかが鍵となるでしょう。昨年のレベルを上回るいい曲にしてほしいですね。指導している先生は君たちにとって「大切なもの」とは一体何だろうと問いかけていました。一人一人が合唱を通して各自の大切なものを考え,それを表現する合唱にすることが大事なのですね。大切なものって…なんだろう? 今日の発表ではそれがしっかり表現できているでしょうか?