創立152周年
気仙沼市立大谷小学校
<大谷小3つのいっぱい>
3年生の児童が大谷デイサービスセンターに校外学習に出掛け、施設を利用されている方との交流会を行いました。デイサービスセンターでは利用者の皆さんが子供たちの到着を楽しみに待っていてくださいました。子供たちはグループに分かれ、歌や早口言葉、昔の遊びなどを交えながら利用者の方々と交流し、笑顔いっぱい、優しさいっぱいの時間を過ごすことができました。
交流させていただいた利用者の皆さんの中には「けん玉名人」や「あやとり名人」もいらっしゃったようで、準備や練習をしていたはずの子供たちがすっかり教わる側になる場面もありました。初対面の方との交流に緊張気味の様子だった子もいましたが、交流会が終わる頃にはすっかり心がぽかぽかになり、時間を惜しんで一緒に活動を楽しむ姿が見られました。
最後はホールで記念写真を…☆みんなとてもよい表情を浮かべていました。
交流会を終えた子供たちは、学校に戻るとすぐにお礼の手紙の作成に取りかかったようです。お世話になった利用者の方、施設の職員の方への感謝の気持ちを忘れず、温かい心を持つ人に成長していってほしいと願っています。
校舎前では今週から、校門脇にあった黒板を移設し、緑の小道を新設するための工事が行われています。工事現場に子供たちはもちろん近付かないようにしていますが、この工事の進み具合を気にしている子供たちの姿が…。6年生です。休み時間になると校庭の隅の方から、校舎前のロータリーから、ジャングルジムの上から…と、心配そうに作業の様子をのぞき込んでいるのです。6月からずっとこの黒板を大切に使い、下級生や地域の皆さんにメッセージを届けてきたからこその光景だと思います。完成まであと少し。大谷小学校のシンボルとして、6年生が守ってきた黒板がいよいよ生まれ変わろうとしています!
東北大学災害科学国際研究所より講師の先生をお招きし、「結プロジェクト」と題して防災・減災に関する特別授業を行いました。学校を代表して特別授業に参加したのは5年生27名です。我々が住む日本では、地震、津波、豪雨、豪雪、竜巻、落雷など、自然発生する災害についてのニュースを聞かない日はまずありません。今回の特別授業では、そのような災害が起きた場合に被害を最小限に抑え、命を守るための知識やスキルを具体的に教えていただきました。
特別授業の後半は、講師の先生の用意していただいた教材を使い、グループごとに防災・減災スタンプラリーに挑戦しました。
多目的室には6つの場面を想定したチェックポイントが設けられ、子供たちはその場面で自分がとるであろう(避難)行動を選び、スタンプを押していきます。最後はグループごとに集まり、互いのスタンプカードをのぞき込むようにしながら防災・減災について語り合いました。
今回の特別授業での未来につながる学びは、子供たちだけの学びにせずに、御家庭でも共有していただけたら幸いです。学校でも今後の防災学習(避難訓練や業前のマナンボウ防災タイムなど)の中で、今回の5年生の学習の様子を紹介し、全校で共有していきたいと思います。
「プログラミング教育」が小学校で必修化されて5年を迎えます。プログラミング教育の目的はコンピューターに命令を与えてその通り行動決定をさせる技術を養うことではなく、コンピューターに意図した動きをさせる体験をとおして物事を順序立てて論理的に考える力の育成が中心となっています。
昨日は気仙沼市教育委員会から3名の講師の方に来校いただき、6年生を対象にしたプログラミング体験教室を行いました。学習には「MESH(メッシュ)」と呼ばれる教材を活用します。MESHは、センサーやスイッチなどの機能を持つブロックをつなぎ合わせ、学習者がアイディアを形にしてくことができるように開発されたツールです。
はじめに講師の先生から、私たちの身の回りでもどんどん使われるようになってきている発光ダイオードについての紹介がありました。青色発光ダイオードの発明と実用化に貢献し、ノーベル物理学賞を受賞した3名の科学者の話にどの子も知的好奇心をくすぐられ、わくわくした顔つきで講師の先生のお話を聞いていました。
次はいよいよブロックをつなぎ合わせ、発光ダイオードに明かりを灯していきます。2人で1台の端末とMESHを用いて、子供たちは互いに操作の仕方や順序を確かめ、プログラムを作っていきました。
青色・赤色の小さな明かりを前に、教室には小さな歓声がいくつも上がりました。するとここで講師の先生方から次の課題が出されます。
「(明かりを)ずっとつけっぱなしというわけにもいかないので、次はセンサーの前を人が通ったときに光ったり音が出たりするようにプログラムしてみよう!」
課題を与えられた子供たちはブロックを操作しながらペアで論理的に思考し、対話的な学びを深めていきました。試行錯誤しながら学びを展開させていくことで、子供たちに想像力や表現力、そして論理的思考力が育まれる、大変有意義な学習の時間となりました。
平磯芸能保存会の皆さんに来校していただき、2年生の児童が伝統芸能である「平磯虎舞」に挑戦しました。はじめに行ったのは、保存会の皆さんの演奏の見学です。和太鼓の演奏をする地域の皆さんの中には、なんともうすでに保存会の一員として活動をしている5年生の先輩の姿もありました。迫力満点で心地よい太鼓のリズムに、2年生はどの子もわくわくと目を輝かせていました。
続いて2年生の子供たちも和太鼓の前に立ち、保存会の方が奏でる笛の音色に合わせてリズムを打つことに挑戦しました。地域の方に優しく教えていただきながら、2年生の子供たちはどうすれば力強く響く音色になるのか、かっこよく演奏するにはどうしたらよいのかを考えて練習に取り組みました。
太鼓の音が力強く多目的室に響き渡るようになると、今度は虎の登場です。迫力のある虎の動きを表現するために、グループごとに息を合わせて頑張りました。
太鼓の演奏と虎舞の動きを体験し、子供たちは伝統芸能の魅力を身体いっぱいに感じたようです。
「私も平磯芸能保存会に入りたいと思いました。」「虎の中にいると、自分がどう見えているか分からなかったけれどみんなと気持ちを合わせて頑張りました。」「太鼓のリズムを合わせるのはとても難しかったです。大谷の伝統を守ることはとても大切なことだと思いました。」
体験をとおして考えたことや感じたことは、それぞれがお礼の手紙に綴りました。年内に保存会の皆さんのところへお届けしたいと思います。お忙しい中、御協力いただいた地域の皆様に大変感謝しております。
12時44分に発表された津波注意報を受け、現在全校児童を学校に留め置いております。1・2年生については下校時刻を過ぎておりますが、教室で担任とこれまでの学習の復習や読書に取り組みながら過ごしています。
引き渡しの開始時刻はまだ決定できておりませんが、対応が決定しましたら追ってマチコミで御連絡差し上げます。
全ての児童の引き渡しを無事終えることができました。お忙しい中、緊急の対応をありがとうございました。