日誌

伝統芸能の守り手として

 平磯芸能保存会の皆さんに来校していただき、2年生の児童が伝統芸能である「平磯虎舞」に挑戦しました。はじめに行ったのは、保存会の皆さんの演奏の見学です。和太鼓の演奏をする地域の皆さんの中には、なんともうすでに保存会の一員として活動をしている5年生の先輩の姿もありました。迫力満点で心地よい太鼓のリズムに、2年生はどの子もわくわくと目を輝かせていました。

 続いて2年生の子供たちも和太鼓の前に立ち、保存会の方が奏でる笛の音色に合わせてリズムを打つことに挑戦しました。地域の方に優しく教えていただきながら、2年生の子供たちはどうすれば力強く響く音色になるのか、かっこよく演奏するにはどうしたらよいのかを考えて練習に取り組みました。

 太鼓の音が力強く多目的室に響き渡るようになると、今度は虎の登場です。迫力のある虎の動きを表現するために、グループごとに息を合わせて頑張りました。

 太鼓の演奏と虎舞の動きを体験し、子供たちは伝統芸能の魅力を身体いっぱいに感じたようです。

「私も平磯芸能保存会に入りたいと思いました。」「虎の中にいると、自分がどう見えているか分からなかったけれどみんなと気持ちを合わせて頑張りました。」「太鼓のリズムを合わせるのはとても難しかったです。大谷の伝統を守ることはとても大切なことだと思いました。」

 体験をとおして考えたことや感じたことは、それぞれがお礼の手紙に綴りました。年内に保存会の皆さんのところへお届けしたいと思います。お忙しい中、御協力いただいた地域の皆様に大変感謝しております。