創立152周年
気仙沼市立大谷小学校
<大谷小3つのいっぱい>
おいしい給食をみんなと一緒に楽しく食べる1年生の声が聞こえてきました。担任不在となった1日でしたが、力を合わせて準備を進め、いつうもと同じ時間に「いただきます」の挨拶をすることができました。そんな1年生のよいお手本になったのが…
もちろん隣の教室にいる2年生の子供たちです。実はこの日は2年生も出張のため担任不在。代わりに入った職員と一緒に準備を進め、こちらも素早く準備を整えることができました。1年生の子供たちにとって、自分たちがやるべきことを意識して行動できる2年生がすぐ隣にいることが大きな力になっているようです。
その後も1年生は歯磨き、掃除と、みんなで時間を守って頑張りました。掃除の時間はこれまで担任が掃き掃除を行っていましたが、先月末から掃き掃除も子供たちが担当するようになったそうです。雑巾掃除チームはバケツを使ってきつく雑巾を絞り、床を隅々まできれいにします。一列に並んで息を合わせて進む姿から、強いチームワークを感じました。
午後はAIドリル(キュビナ)を使って足し算の勉強です。ブロックを使ったり、イラストをヒントにしたりしながら全員目指すのはオールA!全ての問題に正解した子は画面と一緒に誇らしげな表情を見せてくれました☆
今日は4年生が校外学習で仙台市、登米市に向かいます。大切な仲間とともに、どのような勉強をしてくるのでしょうか。こちらは来週の「輝く大谷っ子」で紹介します。
作文宮城、読書感想文コンクール、敬老作文コンクールで入選した子供たちに賞状や記念品が届きました。自分の心に強く残ったことを言葉で表現し、読む人の心を打つ文章を書くことは決して容易なことではありません。経験したことや感じたことと向き合い、自分の感性を文章に乗せて見事な作品を仕上げた子供たちに全校児童から大きな拍手が送られました。
入選した作品のうち4点は、それぞれの審査会で審査員から推薦を受け、宮城県の審査会に出品されることになりました。こちらの結果も気になるところです。
読書の秋、スポーツの秋、思いやりの秋、芸術の秋、食欲の秋…と、秋はこれからどんどん深まります。互いに励まし合い、高め合い、ときに競い合って実りの多い毎日にしていきたいものです。
気仙沼教育事務所の先生方、気仙沼市教育委員会の先生方をお招きし、授業づくりに関する研修会を行いました。今年度は年間3回学校訪問をお願いしていますが、昨日はそのうちの2回目の研修会です。今回は1年1組、3年1組、5年1組の3つの学級の授業を参観していただき、検討会を行いました。
1年生は3+9の計算の仕方を、おはじきを操作しながら考えました。1年生は担任と一緒に話合いを深め、「10のまとまりをどのように作るか」を大切にしながら学びを展開させました。目を向けるべきことが明らかになると、教室のあちこちで天を突くように手が挙がります。発言する友達の声にしっかり耳と心を向ける子供たちの様子が印象的でした。
3年生は「あまりのあるわり算」の学習です。子供たちは担任が提示した問題から解決を目指す課題を見いだし、司会の2人を中心に学び合いを展開させていきました。普段から自分の考えをノートに図や式、文章を用いて表現することを大切にしている3年生。文章問題で問われていることを明らかにし、正しく答えるために「あまった人やあまったボールをどうすればよいか」について、互いのノートをのぞき込みながら議論を重ねる姿が見られました。
5年生は5分おき、12分おき、18分おきに出発する3本のバスの発車時刻がちょうど重なる時間を見付けるために、(最小)公倍数に目を向けながら学びを展開させました。子供たちはこれまでに学んだ2つの数の(最小)公倍数を見付け方を基にして、「3つの数の(最小)公倍数をどう見付けていったらよいか」について、お互いの考えを交流していきました。1冊のノートを2人でのぞき込んで一緒に考えたり、担任が用意したホワイトボードにペンを走らせながら議論したりする子供たちの姿が教室のあちこちで見られました。
子供たちが下校してからは、私たち職員もグループ研修・全体研修に臨みました。3つの授業の参観と検討会の実施によって、普段の授業実践について立ち止まって考えることができました。
5年生の担任は昨日の学びを受け、子供たちにどうしても問い掛けたいことができたようで、「(バスの発車時刻が)ぴったり重なる時間にそのバスを逃してしまったら次の時間までどのくらい待てばいいの?」と発問をすることを決めたそうです。「学び」は連続性を持っており、終わりや完結は決してありません。私たち職員も子供たちと同じように学ぼうとする気持ちを持ち続けて日々の授業に当たっていきたいと思います。
1年生がモーランド本吉で豊かな自然やたくさんの動物たちと触れ合う学習に取り組んできました。欠席者はゼロ!全員集合で出発です☆
モーランドでは、牛、ヤギ、羊、ウサギ、ポニーなど、たくさんの動物たちが私たちの到着を待っていました。用意してもらった野菜の袋を手に、はじめは少し緊張気味で動物たちに近付いていった子供たちでしたが、少し時間が経つと緊張もほぐれ、すっかり動物たちと仲良くなることができました。
活動の後半はアスレチックに移動し、遊具遊びへ。この日は天気もよく、絶好のアスレチック日和。子供たちは額に汗をにじませながら、何度も坂道を往復して遊具遊びを楽しみました。
校外学習シーズンのためか、モーランドには市内のほかの小学校の1年生や引率の先生方の姿も多く見られました。人が増えれば増えるほど指示が通りにくくなるものですが、子供たちは安全に配慮する担任の話をしっかり聞き、ルールを守って活動を楽しむことができました。
最後は全員で集合写真☆
とても充実した校外学習になりました。持ち物の準備等、御協力大変ありがとうございました。
「これから掃除を始めます!」「始めます!!」
2年生の教室に日直の号令と、子供たちの元気な声が響きます。担任は出張のため不在。それでもお掃除名人がたくさんいる2年生の教室では、いつもと同じように掃除が進められ、教室はあっという間にぴかぴかになりました。出張から戻ってきた担任の先生も、きれいに整った教室を見てとてもうれしくなったそうです。
重い机は二人一組になって呼吸を合わせて運びます。「大丈夫?運べる?」という、友達への声掛けと心遣いも忘れません。どの教室も机を引きずると床に黒い跡が残ってしまうのですが、2年生の教室の床はいつもぴっかぴか。その理由はここにありました。
雑巾を持った子がほうき係が掃き終えるのを待って、次はほうきを持った子が床の水拭きが終わるのを待って…と、掃除にはどうしても「待つ時間」が出ててきてしまうものですが、2年生の掃除にはこの「待つ時間」が全くありません。ほうき係の子が床をきれいにしている間、雑巾を持った子たちは椅子の脚に付いたごみを雑巾できれいに拭き取り始めるのです。学期末の大掃除の日にはよく目にする光景ですが、子供たちに聞いてみると2年生の教室では毎日の「当たり前」の光景だということです。本当に感心しました。
最後はリーダーとなった児童の声掛けで、ぴしっと並んで反省会。教室掃除だけでなく、廊下掃除のグループと隣の児童会室掃除のグリープも最後までしっかり頑張りました。
「ピピピッ…。」日直が黒板に貼り付けていたタイマーが掃除終了の時間を告げる頃、子供たちは満足げな表情を浮かべて自分の席でエプロンや三角巾のあと片付け。20分間の活動ですが、担任が不在であってもいつもと同じように自分たちがやるべきことに一生懸命に取り組む2年生の子供たちが本当に輝いて見えました。大変すばらしかったです☆