鹿中 学校生活

今日の鹿折中

入学式の裏方として 2・3年生の活躍

 
 1週間前の入学式,当然,新1年生が主役の行事ではあったのですが,いつものように在校生が裏方として活躍していました。当日の清掃活動はもちろん,1年生を迎える教室の装飾,1年生に手渡す新しい中学校の教科書の運搬,写真を見るとその様子が分かります。ありがとうございました。
 また,式場の準備の様子は下の写真をご覧ください。今回も丁寧な作業をしてくれました。椅子を並べてきれいに拭いたり,個数を確認して真っ直ぐにしてくれました。また,鉢花をステージに飾ってくれたり,ステージのセッティングをしたり,式次第を高い場所に貼ってくれたり,様々な仕事を2・3年生はやってくれました。自分たちの後輩となる人たちを温かく迎えようと一生懸命だったのです。先生たちと2・3年生の裏方としての堅実な仕事があってこその入学式だったのです。ご苦労様でした。
 
 

鹿折中の桜 もうじきです

 
 もう桜が開花したのではないのです。上の写真は去年の春の桜です。本校の登校坂の左右には桜があります。だいぶ成長した桜です。枝が市道に覆い被さっているので,桜のトンネルになっています。しかも,右側と左側の桜は品種が違うのでしょう,まるで紅白のトンネルのように色合いの違う桜が咲くのです。生徒はこの桜の下を毎日登下校します。今年ももうじき咲くのではないかと思って,私たちは楽しみに見上げているのです。開花が楽しみです。
 さて,登校坂を登り切った校庭の周囲にも桜の木がたくさんあります。やはり色々な品種の桜だと思うのですが,生徒たちは校庭や教室の窓から,この桜の風景を楽しんでいます。それにしても,去年の今頃はまだ校庭は工事中だったのだなと改めて思わされました。
 鹿折中学校にとっては「桜」は特別な樹木です。総合的な学習の時間を,本校では「さくら学習」と名付けていることからもお分かりでしょう。桜のように,花の中の花となり,愛される中学校になりたいものです。
 

大島大橋開通 「浪板虎舞」もお祝い

 
 
 4月7日(日)に気仙沼大島大橋(356Mのアーチ橋,通称:鶴亀橋)が開通し,気仙沼市鹿折地区と離島:大島地区が道路で直接結ばれました。50年に渡る島民の悲願が遂に現実のものとなりました。私たちの鹿折地区は気仙沼の商工業・水産業などを担ってきた地域でしたが,この橋によって「緑の真珠」と言われていた風光明媚な大島と隣接することになります。
 開通式では大島小・中学校の児童生徒たちが「島中ソーラン」をお祝いに披露していました。橋の向こうでは鹿折地区伝統の「浪板虎舞」が演奏をしてくれました。鹿折小・中学校の児童生徒もたくさん参加しての演奏です。「浪板虎舞」のみなさんは,いつも地域の行事の際に素晴らしい演奏をしてくれています。今回は,大島から歩いて橋を渡ってきた 大勢の人々を華やかにお迎えしてくれました。今日も頑張ってくれてありがとう。写真は当日の開通式の様子です。美しいアーチの橋です。そして,美しい故郷:気仙沼です。
 
 

笑顔とあいさつ  震災時に大切にしたこと

 
 8年前の震災時には,生徒の家庭の6割が家屋の被害を受け,その後,仮設住宅や親戚宅などに身を寄せることになりました。学校は4月下旬まで再開することができず,ようやく始まった新年度も,今とは違った臨時的なもので,制服や学用品も揃わないままのスタートとなった訳です。本校は写真のように体育館が避難所となりました。生徒たちはそんな中でも避難所の手伝いなどを一生懸命に行って,逆境を乗り越えようと努力し,頑張ってきました。
 先日,当時の学校の状況をまとめた資料を目にする機会がありました。感銘した部分がたくさんありました。特に当時の学校運営の方針には注目させられました。そこにはこのように書いてありました。
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 (1) 方針1 ~「笑顔」「あいさつ」~
 被災して避難所や仮設住宅にいる生徒, 親の失職により生活が苦しい生徒等で就学援助を受けている生徒が7割に達してい る。しかし,生徒は学校に来ると笑顔で学校生活を送っている。不安や辛さを心の中に秘め,笑顔で今を乗り越えようとしている姿がしっかり見て取れた。そこで,私たちは「笑顔」と「あいさつ」が,生徒だけで なく,地域にも一番の力になると考えた。 生徒は,生徒会を中心に全校生徒で「あいさつ運動」 を繰り広げている。体育館は,10月まで避難所として活用され,校庭にも120世帯の仮設住宅が建っている。これまで以上に多くの地域の人たちと接する。「笑顔」が「あいさつ」を生み,「あいさつ」が「笑顔」を生む。生徒の心のケアだけでなく,地域にも大きな力になっている
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 あのときの苦境を乗り越える道は,笑顔とあいさつの重視だと知り,本校生徒の今の活動の「根っこ」がそこにあったのだと知らされました。「笑顔とあいさつ」…これからも,私たちが大事にしていきたい事柄です。 

今年度の学校教育目標 「未来を夢見る人間」

 
 学校では年度末に教育計画を作成し,今年度の学校教育目標を定めました。(上)この学校教育目標は校内の各教室に貼られ,生徒にも先生にも示し,意識して取り組むものです。また,すべての教育活動がこの目標に向かって集約されていくことを目指します。
 ところで,教育目標そのものは前年度とは変わらないのですが,生徒向けのスローガンを新たに設けました。生徒たちに分かりやすい表現を,受け入れやすい表現を目指して「未来を夢見る人間になろう」と示しています。
 また,目指す生徒像には4番目を新設しました。「④夢や希望をもって未来を歩む生徒」です。何度かご紹介したとおり,本校の生徒の4割は震災で転居を経験している子どもたちです。どちらかと言えば,自己肯定感が低く,夢や希望が乏しく,社会参加への意欲が低い傾向があります。震災との関連は分かりませんが,前向きな態度で希望をもって自分の人生を豊かに開拓する人間になってほしいのです。そんな願いから「志」の分野からの目標を決めました。せっかく養った「知・徳・体」の資質能力を,前向きに生きる「志」を持つことで,積極的に活用し,自他の幸せを求めて生きてほしいと願うからです。
 今年度も保護者の皆様や地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

新年度スタート! 披露式と始業式から

 
 入学式に先立って,4月8日(月)は,まず新2・3年生が新年度のスタートを切りました。最初は新しく赴任された先生方との出会いです。教頭先生を始め3人の先生方が紹介され,生徒会副会長の尾形君が歓迎の言葉を述べました。3人の先生方からは自己紹介を含めて生徒にお話をいただきました。(上の写真)よい出会いの日となりました。
 披露式の後には,早速,始業式です。校長先生の式辞では,鹿折中の先輩たちが「笑顔とあいさつ」を大事にして震災を乗り越えてきたことが紹介されました。これを今後も大事にしながら,多くの支援に報いる学校生活を生徒が中心となって創造し,発信していこうと話されました。また,各学年代表として,2年生の小山さんと3年生の内海君が,今年度の決意と抱負をしっかりと述べました。新たな1年に対して,これまでの経験からチャレンジすること,将来を見据えた上で努力することなどが述べられました。(下の写真)3年生のリーダーシップの下,2年生も牽引力となって,新1年生をリードし,生徒が一丸となった学校生活をしてほしいと思います。
 式後には新担任などが発表となり,拍手と歓声があがりました。今年も楽しく充実した学校生活ができそうです。
 

平成31年度 鹿折中学校第73回入学式

 
 
 本校では,昨日4月8日(月)午後1時から第73回入学式が行われ,新1年生37名が中学生活のスタートを切りました。保護者に先立って登校した新入生は少し緊張した面持ちでしたが,やる気をみなぎらせた態度で各学級に入りました。整列して入場し,まず担任の呼名に対して一人一人が大きな声で返事をしました。そして,校長先生の式辞,PTA会長さんの祝辞をお聞きしました。生徒会長:吉田君の歓迎の言葉に対して,誓いの言葉を新入生代表の小野寺さんが立派に述べました。最後に校歌を全員で斉唱して入学式を終えたのです。十分に練習できなかった入学式でしたが,小学校での経験を生かして立派にやりきったと思います。さあ,いよいよ始まりです。君たちの中学生活に幸あれと願います。
 式後は,各学級での活動です。教室で担任の先生のお話を聞き,教科書などを受け取りました。制服に馴染むまでは少し時間がかかるかもしれませんが,君たちらしい中学生活ができることを期待しています。頑張りましょう。
 
 

4月4日「シシ」の日 3頭の鹿の登場 

 
 4月4日(木)の午後4時頃だったでしょうか,校庭に3頭の鹿が現れました。昨年末,終業式の日に,親子らしき鹿が2頭,校庭の南側を歩いていったのですが,それ以来,足跡はあっても姿を確認することができないでいました。今頃はどうしているのかなと,冬の間,時折,思い出していましたが,いよいよ暖かくなったためでしょうか。新年度に合わせるかのように校庭に登場しました。しかも4月4日,つまり,「シシ」の日,午後4時ごろです。うまくでき過ぎているなと思うのですが,本当なのです。しかし,今回は3頭です。親子なのでしょうか。年末のあの親子と同じなのでしょうか。いずれにしても,本校は「シシ居り」中学校です。校章代わりに使っている「鹿マーク」もかわいいと評判なのですが,生徒たちと一緒にこの校庭で立派に育ってほしいと思います。
 

新3年生の日めくりカレンダー 自分の支えとして 

 
 岩渕先生が転任する直前に,先生の机の上にあった手作り日めくりカレンダーです。聞くと,国語科の時間に旧2年生の生徒たちが好きな言葉・大事だと思う言葉をそれぞれがエントリーしてつくった物なのだそうです。日付ごとに生徒が選んだ言葉が登場しますが,裏側にはその言葉の意味を自分なりに解説したりしています。それぞれの生徒がいい言葉をもっているのだなと感心しました。そして,その出典が実に多様です。マザーテレサもあれば,ルパン3世,仮面ライダー・ビルドの台詞など,生徒の日常からのピックアップです。岩渕先生がラミネートをかけて,スタンドは転任した佐藤用務員さんがつくってくれたそうです。この日めくりカレンダーは今年度の3年生の教室に置かれます。岩渕先生と学んだ思い出と共に,みんなの大事な言葉を知り,学んで,心の支えとして3年生の1年間を頑張ってほしいと思います。いいものを作りましたね。
  

転入職員が着任しました! 生徒のお出迎え

 
 新年度になって,4月1日(月)には今年度からお世話になる教職員が着任しました。生憎の肌寒い日でしたが,着任の時刻に合わせて,部活動をしている生徒たちが玄関付近に大勢集まってお出迎えをしました。新しくこられた先生方は少し緊張した面持ちでしたが,生徒たちは温かい拍手でお迎えし,新しい先生方への興味を抱いたようでした。しっかり前に出てお辞儀をしている生徒もいました。また,吹奏楽部のみなさんが春休み中に練習をしていた曲をお出迎えに合わせて演奏してくれました。顧問の先生もギターをもって特別参加です。軽快な曲でお迎えしてくれました。今年度のスタートを活気ある気持ちのいい曲で始めることができて良かったです。さあ,新しい年度のスタートです。生徒のみんなも,先生たちも頑張りましょう。
 

ホームページ更新 お休みします。

 平成31年3月30日(土)~4月5日(金)までの1週間,新年度体制整備のため,ホームページ更新をお休みいたします。どうか新年度にご期待ください。

離任式 6名の教職員が転出しました

 
 3月28日(木)には本校の離任式がありました。この度の人事異動で6名の教職員が転出します。式では,校長先生が離任者のお名前とそのご功績等を生徒に紹介し,生徒会長:吉田峻生くんが生徒を代表して送別の言葉を述べました。
 それを受けての離任する先生方のスピーチでした。亀谷教頭先生からは,鹿折中の生徒がしっかりと授業に臨む生徒だと褒めていただき,「姿勢の大事さ」が話されました。小野寺先生からは「学ぶとは何かが変わるということだ」とお話しされました。佐藤用務員さんからは,生徒との触れ合いで頑張ることができた,「あいさつ」はとても大事だから,今後もしっかりとやってほしいと話されました。岩渕先生からは,生徒のそばに居て触れ合うことができた,2年生が日めくりカレンダーをつくったが,その中の言葉「私自身のために今は悩み,悩めばいい」をみんなに送ると話されました。そして最後に,梶原先生からのメッセージが読まれ,「自分の表現をする」ことが大切ですと伝えられました。どの先生の言葉にも,生徒の将来を思う気持ちが込められており,貴重なお話でした。ありがとうございました。
 校歌を斉唱して式を終え,離任者が学校を出ます。校舎前では離任の先生方に生徒が直接お礼を述べ,爽やかに送り出しました。(下の写真)転出される6名の教職員の皆さんのこれまでのご尽力に心から感謝をいたします。また,保護者や地域の皆様のご厚情に御礼を心より申し上げます。
 
 

生活意識調査から  勉強が楽しい

 
 毎月の生活意識調査での生徒の意見。学校が楽しい…と答える理由。
「勉強がなにより楽しきこと,このうえなしです。」
「別に全部が楽しいという訳ではない。朝は学校に行きたくないと思うときもある。でも,1日の中に好きな教科が入っていたりすると,楽しくも思う。だから,総合的に見て「ふつう」なのである。」
 こんな意見が見られます。そのとおりだなあと思って読みました。以前にもご紹介しましたが,学校が楽しい理由の1番は「友達や先生」との関わりです。2番は「勉強が楽しい,分かる」ことでした。勉強の楽しさが感じられる学校生活は,とてもいい学校生活ですね。逆に考えると,勉強が分からなく,辛くなると,学校はとても苦しい場所になる。まして,友達との関係もうまくいかなくなると……。(絶望?)
 当たり前ですが,学習はとても大事。やはりこれは学校生活の「根幹」なのです。勉強で希望や喜びを感じること……生徒も先生も,このことを工夫しましょう。

図書室の本 読書について

 
 生徒の皆さんはどんな春休みを過ごしているでしょうか? 長期休業には,普段はなかなか読まないでいた本を読んでみることを薦めます。
 読書といえば,なぜか「文学」というイメージがあるのですが……読書は多様です。もちろん文学でもいいのですが,ノンフィクションや実用書,啓発本などもどうでしょうか。これらは案外読まれていないように思います。上の写真は図書室にあるそれらの本……少しそそられる感じがしますね。また,下の写真は図書室にある童話の本です。童話といえば子供が読むものというイメージですが,実はそうではありません。大人が読む童話だってあるのです。つまりは中身なのです。
 また,読書は多様……ですから,下の写真集やミュージシャンの本であってもいいですね。これも図書室にある本です。お勧めの本をみんなに紹介してみましょう。誰かと対話をするように,読書で作者や登場人物と対話をし,自分の心や頭の中にさざ波を起こしてみることを進めます。国語の勉強でビブリオバトルをしました。読書が生活の一部となればいいですね。まずは,楽しむことが一番です。
 
  

携帯電話利用の学習 1年生

 
 1年生の教室の後にホワイトボードが6枚並べられていました。「道徳の時間」の班での学習内容を全体に紹介しているものでした。内容は「携帯電話(スマホ等)の利用」に際して注意しなければならないこと。
 「3班」の話合いでは,ポイントとして次の4点が挙げられています。(左下の写真)①相手,②ルール,③使う時間,④相談です。更に「ルール」の項目での意見を見てみると「必要なときだけ使う」「やることを終わらせてから使う」「食事中はダメ」「A分勉強したら,A分携帯を使う」などの意見が見られます。生徒たちは携帯への依存状態にならず,自律的に使うことが大事だと感じているようです。
 また,他の班では「ネット利用の注意点」も挙げていました。(右下の写真)「自分の情報は出さない」「投稿する前に一回冷静になって考え,本当にそれでいいかを考える」などの意見が出されていました。
 世の中ではSNS等でのトラブルが懸念されています。鹿折の子どもたちには,情報通信機器を適切に使いこなせる「賢く思慮深い人」になってほしいものです。ご家庭でも,お子様の春休み中の機器利用について話題にしてほしいと思います。
 

平成30年度修了式を行いました 1年間のご協力に感謝

 
 3月22日(金)には平成30年度修了式が行われました。式では修了生(1・2年生)の呼名を行い,校長先生から代表生徒に修了証書が手渡されました。式辞では,各学年主任の先生が,生徒の成長の様子を嬉しく誇らしく思っていること,先生たちがいつも生徒に期待をし励ましてきたこと,先生たちも共に歩んできたことなどを確認し,生徒が「新時代を拓いた1年」であったことが話されました。その後,1年の代表生徒:畠山くん,2年の代表生徒:青柳さんからまとめと振り返りの言葉があり,全員で校歌を斉唱しました。
 校庭の復旧工事から始まった平成30年度でしたが,皆様のご協力をいただき,生徒が頑張って意味のある1年にすることができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。どうか来年度もよろしくお願いいたします。
 

春が来た! 校庭でのサッカー

 
 3月20日(水)校庭の様子です。気温が15℃近くになりました。暖かい日差しの下,校舎から見える海も校庭も輝いています。保健体育の授業では生徒たちが校庭でサッカーをしていました。「マンマークだぞ!マンマークだぞ!」と大きな声が響きます。シュートが外れると,歓声やため息が聞こえてきます。一生懸命走り,考えてプレーをし,みんなでサッカーを楽しんでいました。1月24日に,この鹿折中リポートで「寒さに負けず雪上サッカー」と題してご紹介した,雪が舞う中で根性で授業している風景とはうって変わった授業風景なのです。ああ,春が来たのだなと思わされる光景でした。これからの季節と生徒の成長が楽しみになりました。
 

学習のまとめは「創作活動」 国語科

  
 1年間の教科学習が終了しました。学習内容をしかり身に付けるために,春休みには各教科の復習に進んで取り組んでほしいものです。
 さて,国語科の最終単元は「創作活動」なのだそうです。3年生はオリジナル合唱曲の「作詞」に取り組んで,合唱曲「ひかり」を作りました。同様に2年生では「小説を書く」学習をしました。上の写真は,2年生が最終的に完成させた文集です。左は表紙,愉快なイラストです。友達が文章を書くのを同級生が見つめ,コメントをしています。真ん中の写真は,その小説作品。題名も工夫しています。ペンネームです。右の写真は裏表紙です。この言葉も生徒の言葉。文集の裏表紙にはぴったりかもしれません。
 今回は短歌や俳句を読んで,その内容からイメージする風景や人物を描き出すかたちで短編小説が作られています。いわゆる「歌物語」ですね。それにしても,読んでみて驚くのは,とてもレベルの高い文章がそろっていることです。教科書に書き方の例があるらしいのですが,一人一人の生徒の感性や個性が光っていました。とてもよい文章ができました。以下に生徒の作品を一つ紹介します。
 →生徒作品 「Remember」.pdf 

今年度最後の委員会活動 来年度準備

 
 3月13日(水)には今年度最後の委員会活動(話合い活動)がありました。これまでの活動を振り返るとともに,来年度早々の鹿峰会(生徒会)入会式(新入生を迎える会)で各委員会の紹介をするための打合せです。本校では,定期的に委員会活動の話合いの日が設けられ,日常活動をどう進めるかなど,各委員会の活動推進に役立てられています。この活動の素晴らしさが今の鹿折中学校の根幹を形成しています。来年度も工夫のある活動を,新入生とともに行ってほしいと思います。
 この日は「生徒会総務」(執行部)では,新入生に対する「部活動紹介」をどうするかも話し合われました。(上の左の写真)今までは動画での部活動紹介だったけど,来年度は実演を取り入れてはどうかという話合いだったようです。それもいいアイディアですね。君たちの話合いが生徒会活動を素晴らしいものにしていくと思います。みんなが大切にされ「居場所のある」学校になると思っています。まずは,今年度の活動ご苦労様でした。来年度にも期待しています。
 

学習の基盤をつくる ②

 
 ある担任の先生の机の上に小さなノートがたくさん積み重なっていたので,これはいったい何?と尋ねた記憶があります。冬休みのことでした。先生は「3学期にやるんです。生徒の言葉の力をつけたいと思って。」…と言う返事。生徒たちの言葉が断片的なので,言葉をしっかりと使い,使い方も工夫させてみたいと思っているらしかったのです。3学期に取り組むことから,名前は「100日チャレンジ」です。
 さて,3学期もそろそろおしまいです。あれはどうなったのかと思ってノートを見せてもらうと,ノートを使って,先生と生徒の間で毎日色々な話題が交わされていたのでした。学習の基盤となる「言葉の力」を高めようとした取組でしたが,生徒をよく理解し,互いの信頼関係を深めることにも役立っているようでした。担任の先生の「ねらい」はノートの表紙裏に貼られて示されていますが,下にその内容をご紹介します。先生は「事実」→「発見」→「目標」→「未来」の順で文章をまとめる力をつけたいと考えていることが分かります。生徒も先生も,文章を書くことで100日間が一層意味深くなったことでしょう。