創立152周年
気仙沼市立大谷小学校
<大谷小3つのいっぱい>
各学級で学習発表会の練習が進んでいます。今年度のスローガン「心を一つに感動する学習発表会にしよう」の下で、子供たちと担任の思いが一つになろうとしています。「学習発表会」は「学芸会」とは異なり、準備や練習を全て普段の授業を進める中で行います。音楽の授業で時間を確保して歌の練習を行ったり、国語の授業の中で読解を深めながら朗読の練習をする時間を確保したり、体育のリズム運動の学習の中で時間を決めてソーラン節に挑戦させたり…と、通常の授業を進めながら発表会に向けた子供たちの気持ちを高めさせるために、各学級の担任も必死です。発表会当日は、子供たちの輝きはもちろん、担任を加えた学級・学年の一体感も感じて楽しんでいただけたらと思います。
さて、その学習発表会に向け、体育館から合奏の音色が聞こえてくる頃、図工室では3年生がのこぎりを使った新しい学習に挑戦していました。のこぎりを安全に、正しく使うための方法を身に付けさせるために、いつも校舎の修繕や校地内の環境整備をしてくださっている用務員さんがゲストティーチャーとして図工室へ。子供たちはのこぎりを使った作業の実演に目と心を奪われ、注意事項をとても真剣に聞いていました。
「早くやってみたい!」「私にもできそう!」そんな声がたくさん聞こえてきましたが、いざ自分の番になってみると、やはりのこぎりは思うように言うことを聞いてはくれません。
「危ないから手をもう少し離した方がいいよ」「体重が加わるようにもう少し前に身体を倒してやってみて」「ぼくにはまだ修行が必要だ」「大工さんって本当にすごいんだ」「倒れた木の枝を切ってくれてるの用務員さんなんだって」
のこぎりの使い方はもちろん、友達を思いやる気持ちを高めたり、自分の周囲の方々の存在に目を向けたりする大切な学びとなりました。
昨日始業式を終えたばかりですが、どの教室でも2学期の学習が本格的に始まっています。4年生は7月に大谷海岸で集めてきた「海洋ごみ」をいくつかのグループに分類し、量や特徴について気付いたことを話し合う学習に取り組みました。
拾ってきた海洋ごみには、ペットボトルのほかにもプラスチック製のごみがたくさんありました。中には魚を捕まえるための大きな漁網やビニール袋もありました。これが水生生物のおなかの中に入ったら…と、考えると海の汚れは決して海の中だけでの問題ではないことがよく分かります。豊かな大谷の海を守るために、私たちはこれからどのようなことに気を付けていったらよいのか。4年生の探究的な学びはまだまだ終わりません。
午後になると5年生は算数、6年生は英語の学習にそれぞれ取り組んでいました。3連休明けの火曜日の午後、給食を食べて少し眠くなりそうな時間ですが、5年生も6年生も担任やALTの話を集中して聞き、学びを深めようと頑張っていました。
2週間後の土曜日は学習発表会です。大谷っ子の一生懸命な姿を、御家庭の皆様に感じていただけたらと思います。
今日から令和7年度第2学期が始まりました。始業式では、代表となった児童が「一輪車に乗ることができるようにたくさん練習したい」「算数がもっと好きになるように予習・復習を頑張りたい」「体力を高めて2学期は休まずに登校したい」と、2学期の学校生活の豊富を力強く発表しました。
1年生は初めての作文発表です。ステージの上で頑張る友達を、まるで自分のことのように応援する子供たちの姿が印象的でした。3年生は代表となっていた子が欠席だったのですが、始業式が始まる10分前に「私…、私やります!」と手を挙げた子がいたそうです。友達の分をしっかりカバーしようとする心意気に、大きな成長を感じました。2人の大変立派な発表には、全校児童から温かい拍手が贈られました。
今学期も子供たちの健やかな成長を支えるために、職員一同全力で日々の教育活動に当たっていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
「おはようございます!」
校舎に今日も元気な子供たちの声が響きます。1学期の締めくくりの日である今日も、大谷小学校の朝は元気いっぱいに始まりました。校門脇の黒板には6年生から終業式を告げるメッセージが記され、登校する子供たちがそれぞれ足を止めて覗き込んでいます。多くの学びのあった1学期。頑張ったこと、悩んだこと、緊張したこと、本気になったこと。今夜はお子様と一緒にたくさんの思い出を振り返ってほしいと思います。
終業式では校長から、大谷小学校の目指す児童像「優しさいっぱい」「学ぶ気いっぱい」「元気いっぱい」についての話をしました。些細なけんかや言い争いがあったとしても仲直りをし、互いに分かり合おうとする大谷っ子の姿が目立ったこと、担任から学ぶだけでなく自分たちで学びを進めようと前向きになる様子がどの学級にも見られたこと、豊かに生きていくために欠かすことのできない体力を、今後更に向上させていくこと。子供たちは自分の学校生活を思い起こし、1学期最後の講話をしっかりと受け止めていました。
全校児童を代表して作文を発表した2名は「生活科でミニトマトを育てて感じたこと」「道徳科のノートに自分の考えをたくさん書いたこと」「漢字練習や音読練習を続けて長い文章をすらすらと読めるようになったこと」「鉄棒で新しい技に挑戦して達成感を味わったこと」など、自分の経験とそのとき感じた心の動きを、自分の言葉で色鮮やかに伝えることができました。大変すばらしい発表でした。
終業式の最後は全校児童と全職員で一つになって、校歌斉唱です。入学直後は校歌を歌う場面できょろきょろとお兄さんお姉さんの様子を見渡していた1年生の子供たちも、今では大きく口を開け、大好きな校歌を一生懸命に歌っています。これまでの卒業生の皆さんと同様に、自分たちの学校の校歌を大切にする気持ちを持ち続けてほしいです。
さて、残念ながらホームページの記事では音声までお伝えすることができませんが、最近の大谷小学校には元気な挨拶以外にも校舎に響く音が…。それはリコーダーや鍵盤ハーモニカの音色です。今朝は多目的室からピアノの音色も聞こえてきました。先日プログラムを配付したところですが、もうすぐ学習発表会の日がやってきます。それぞれの学年ごとに、子供たちのやる気と担任の指導に熱が入ってきています。学校全体が同じ方向を見据え、1つの目標を達成しようと互いに一生懸命になっています。学校生活において、これほど尊い瞬間はほかにありません。体育館には計画委員会の6年生が全校で決めた学習発表会のスローガンを掲げてくれました。全校児童は体育館での練習のたびにこのスローガンを目にし、日々言葉や歌声、動き、そして心を重ねています。
3日間の秋休みをはさみ、学校生活は第2学期へ。今後も更なる「大谷っ子の輝き」に御期待ください☆
気仙沼市社会福祉協議会の皆様の御協力の下、3年生が高齢者疑似体験学習を行いました。車椅子は乗る側と押す側の両方を体験し、目線の高さが大きく変わること、歩いていると気にならないような段差であっても車椅子には大きな影響があることなどについて、子供たちは体験的に理解を深めました。
車椅子体験を終えると、全身におもりの入った特殊なスーツをまとい、今度は身体が不自由な人が階段を利用する場面を想定した実践的な学びに突入です。歩きにくい上に視界も限られており、疑似体験をする児童は声を掛け支えてくれる友達を頼りに進むしかありません。体験を終えた子供たちからは「足下が全然見えなくて友達の声がなかったら進めなかった」「支えになってくれる友達がいて安心した」という声が聞こえてきました。相手を気遣い、相手を大切にすることを通して互いの心が成長する。そんな貴重な学びを展開することができました。
さて、3年生が疑似体験で心を豊かにしていた頃、本吉図書館に校外学習に出掛けていた2年生は読書で自分の心を豊かにしていました。本吉図書館では職員の方から図書館の説明を聞き、子供たちは思い思いにお気に入りの図書を手に取り読書を楽しみました。
職員の方から説明を受ける場面では、真剣な表情でメモを取りながらお話を聞く2年生の姿が目立ちました。進んで手を挙げ、インタビューに挑戦した子もたくさんいました。きっとこれからの振り返りやまとめの学習が充実することと思います。
今回は高齢者疑似体験と図書館への校外学習でしたが、学校生活には心を豊かにする場面がたくさんあります。毎日少しずつ、でも着実に成長する子供たちを前に、私たち職員も心によい刺激をもらっています。