鹿中 学校生活

今日の鹿折中

新型コロナウイルス感染症に係る臨時休業について【4月6日現在】


 メールでもお知らせいたしましたが,本市においても新型コロナウイルス感染症患者が発生したことから,市教育委員会の指示により,次のような対応を行います。
1 4月8日(水)から4月19日(日)まで,臨時休業とします。
2 学年始め休業中の4月6日(月)と7日(火)も臨時休業と同様の扱いとします。
3 臨時休業中は,部活動や生徒活動は行いません。
4 始業式,入学式については4月20日(月)以降を予定しています。決定次第,メー
 ルやHP等でお知らせします。
5 毎朝の検温など健康チェックをお願いします。
6 感染症の発生状況等により,見直しがあります。
7 必要な情報については,随時メールやHPでお知らしますので,ご確認ください。
8 ご不明な点やご心配なことがありましたら,学校までご連絡ください。
 
 気仙沼市教育委員会からの文書はこちらからご覧ください。
02 市内での発生による市立幼稚園小中学校臨時休業について4.6 (保護者あて).pdf

梅の花満開 新しい年度に期待をよせて

 
 先日,一輪だけ咲いたとご紹介した,学校の紅梅は満開となりました。春が来ました。夜,帰宅するために校門付近を通ると,風のない日には梅の香がかすかにします。昼間にみると,とても豪華な枝振りとなった紅梅です。もちろん,白梅のほうも満開です。しかし,まだ,若い木なのでこれからです。紅白そろっての満開を迎えた様子をご紹介します。ちなみに次はツバキがスタンバイをしているようです。
 1年間ホームページをご覧頂き,大変ありがとうございました。このホームページでは,生徒や先生の頑張り,学校の情報や考え方,保護者や地域の皆様へのご協力のお願いなどを意識して発信してきました。
 今年度の更新は以上で終了します。春季休業に入りましたので,更新をしばらくお休みいたします。来年度も鹿折中学校の活動にどうかご期待とご協力をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします
 

3月27日 修了式・離任式・学活を行いました

 
 3月27日(金),ついに令和元年度の修了式を行いました。8時40分から始まった修了式には1・2年生全員が出席しました。ほぼ1か月ぶりとなる学校再開ですが,そんなことは感じさせず,いつものとおりの佇まいで自然に修了式が始まりました。
 式では,全員の呼名は行わず,代表生徒が修了証書を受け取り,校長先生が式辞を述べました。3学期の取組のよさ,3年生の卒業,きっかけをつかんだB君の成長,今を一生懸命に生きる,君たちの未来に期待するなどの内容の式辞でした。いつものとおり全員が真剣な眼差しでお話を聞きました。
 
 修了式終了後,引き続き離任式が行われました。式では退職・転任となった5名の先生方が教頭先生から紹介され,生徒会長の佐藤君が涙を浮かべながら生徒を代表してお別れの言葉を述べました。そして,それぞれの先生からお話があり,校歌を斉唱しました。校歌がいつもと違って元気がないことに気がつきました。こんなところに,この臨時休業の影響があるのだなと思わされました。外見的にはいつもと変わりがなくとも,心の問題は残っていると感じた場面でした。先生方とのお別れをし,新学期に再スタートする決意を得ることができた。離任式でした。
 
 離任式の後には,各学級ごとに学活です。担任の先生から通信票を手渡してもらい,この1年のまとめをしました。頑張ったことが成果につながった人も,うまくいかなくて苦しい部分を味わった人も,今年は今年です。新たに始まる学校生活に向けてぜひチャレンジする意識で取り組んでほしいと思います。また,学活では来週から始まる部活動の実施方法や,春休みの学習の注意事項などについてもお話がありました。あっという間に下校時刻になってしまいました。
 入学式や始業式は予定通りの期日に実施することになっていますが,新型コロナウイルス感染症の問題はまだ予断を許さない状況です。決して気を緩めてはいけません。このビンチを生徒と先生の団結と叡智で乗り切ってほしいと思います。修了式・離任式が実施でき,学級担任と生徒が顔を合せて1年のまとめができたことに,心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
 

校内美術館 先輩たちの作品で学んでいます

 
 先日は美術室に置いてある生徒たちの作品をご紹介しましたが,今日は美術室周辺の廊下に掲示してある生徒作品をご紹介します。これは,いわゆる「校内美術館」です。美術室は1階の職員室の向かい側にあるのですが,入口付近は少し薄暗い場所にあります。その廊下を中心として,職員室や会議室のほうまでたくさんの美術作品が掲示されています。ここでご紹介している作品は一部分です。しかも,全て生徒作品です。そこがポイントです。
 
 これらは,代々の卒業生が在校中に制作した作品で,各種作品展などで入賞したものを寄贈していただいたものです。それを現在の後輩たちが参考にしています。また,この作品たちは学校を賑やかにしてくれています。有名な作家の方々の作品も勉強になるのですが,自分たちと同じ世代の生徒が制作したものだと思うと,生徒たちはとても刺激を受けます。自分はどんな作品を創ろうかなと考えるのです。そして,先輩たちの着眼や発想,表現方法を見ることで,自分の作品を豊かに構想できるのです。生徒作品による校内美術館,とてもいいと思います。どうか今後も先輩たちの作品の寄贈をお願いします。
 

学校の日常 戻るか!? 

 
 学校は臨時休業期間を終了し,3月25日(水)からは通常の春休みに準じた学校活動に戻ることになりました。明日,27日(金)にはまだ実施できないでいた3学期修了式と離任式を行って1年のけじめをつける予定です。やっとこの時がやってきました。しかし,問題の原因となる感染症は終息していません。今後,集団感染が生じて爆発的な流行となったり,最悪,都市封鎖となる事態となったりする可能性も残っています。どうなるか不安ですが,とにかくできる対応をしっかりとしながら臨んでいくしかありません。本校では来週からは部活動が可能になるのですが,写真のような学校の日常は戻るのでしょうか?
 
 学校は,社会を学ぶ場ですから少し厳しい場所ではありますが,生徒たちを励まし,自信をつけさせ,生きる喜びを感じさせる場所でもあります。ですから,子どもたちにとって学校はとても大事な場所です。9年前の震災のときにも経験したことですが,学校を正常化することはもの凄く大切なことです。未来は学校で育まれているのですから。写真のような学校の日常が生徒たちに戻ることを強く願います。
 どんなことがあっても,これからも皆様のご協力をいただき,子どもたちと学校を大切にしていきたいと思います。どうか,ご協力ください。
 

すごい賞状があるんです!

 
 会議室の正面には生徒や先生・PTAが頂いたたくさんの賞状が掲げられています。その中の真ん中にあるのが左上の写真です。写真入りの額が2枚並んでいるものです。これは昭和49年7月24日に中総体県大会陸上競技で男子が総合優勝したもの。そして女子が総合優勝したときのものです。つまり,県大会でのアベック優勝です。このできごとは今も伝説になっている大快挙でした。ですから,会議室の真ん中の一番高いところに写真入りで並べて掲げているのです。すごい賞状です。なお,鹿折中の女子陸上部は昭和45年,昭和52年にも県大会で総合優勝しています。伝統ある陸上競技部だったのですね。また,会議室には昭和51年に男子バレーボール部が3月の県選抜優勝大会で優勝したときの賞状も掲げられています。
 いよいよ臨時休業が解かれて30日(月)からは部活動ができるようになります。現在の鹿折中生の皆さんにも先輩たちに負けず,部活動での偉業を成し遂げてほしいと思います。頑張りましょう!
 

保護者あてメール(春休み・部活動)

 本日,市教育委員会からの連絡を受け,下記のとおり保護者の皆様にメールを送信しましたので,確認のため掲載します。


保護者あてメール(春休み・部活動) 令和2年3月24日

 臨時休業措置へのご理解とご協力,ありがとうございます。
さて,3月25日からの学校活動について,市教育委員会より下記の連絡がありましたのでお知らせします。
①春季休業の扱い(令和2年3月25日(水)~4月7日(火))
 臨時休業期間とせず,感染防止対策を講じた上で,通常に準じた春季休業とします。登校日を必要に応じて各学校が設定することがあります。
②春季休業中の部活動
  春季休業期間中の部活動を認めますが,感染防止策を徹底させます。(活動前の健康チェックは必須とし,屋内の場合には広いスペースで十分な換気を行うようにします。)
③新年度当初の行事
 入学式,始業式,年度初めの諸行事は,文科省ガイドラインに沿って後日方針を示します。

 そこで,本校では,3月30日(月)から部活動を再開する予定です。活動日等は3月27日(金)の修了式・離任式後の学活でお子様に「春休みのしおり」を配布して連絡をします。ご家庭で「健康チェック」をして登校し,1日2時間程度の活動となる予定です。なお,参加を強制するものではありません。また,活動の有無は部ごとに異なります。部ごとにメールでご連絡することもありますのでご承知願います。

学校評価④ 次年度の構想

   基本的には,来年度も今年度の内容を継続します。学校教育目標は従来のものですが,今年度,生徒向けのスローガン「未来を夢見る人間になろう」を制定して経営方針や重点努力事項を刷新しました。しかし,生徒の未来を夢見る姿はまだ弱いので,継続して2年目に取り組み,更なる成果を導きます。
 なお,経営方針の9項目の関係は上図のように捉えています。教育目標を達成するために,生徒への①理解と愛情をベースにして,②生徒の活動や,保護者・地域との⑨協働・連携を大事にする。そして,教師が⑦指導のポイントを押さえ,⑧生徒の安心安全や教師の働き方を工夫しながら,⑥3年間の効果的指導をする。そのことで,③生徒の夢や希望を育み,④学力を向上させ,⑤爽やかな生活を目指すというものです。なお,評価指標は来年度も同様とします。
 最後に,来年度の教育活動の具体については,今後工夫・検討していきますが,以下の方向性を意識して,実践やその継続を試みたいと思います。この実践や実践の継続には,教師同士の情報交換や連携の充実が必要だと思われます。また,教員研修を今まで以上に充実させることも大切です。教師の健康や規律の保持,適切な働き方の推進は当然のことです。とりわけ,学校と保護者との丁寧な対話による相互理解と相互協調の充実が今後も重要なことだと思います

学校評価③ 教師の評価から

 
 今回は「教師の評価」です。上表C(1)の教師の評価は,学校教育目標が実現方向にあるかどうかを判断したものです。ここでは数値は割愛しましたが,結論として,学校教育目標は概ね実現の方向にあると教師は感じているようです。(生徒の自己評価とは異なっています)また,目指す生徒像1「学ぶ意欲に満ちた生徒(知)」,目指す生徒像2「認め合い,高め合う生徒(徳)」についても,よい方向にあると思っています。教師が課題とするのは,目指す生徒像3「目標をもち,心身を鍛える生徒(体)」が低下傾向にあること,そして,目指す生徒像4「夢や希望をもって未来を歩む生徒(志)」の手応えが得られていないことです。
 上表C(2)は学校経営方針が徹底されているかどうかを教師が自己評価したものです。ですから,この表は成果ではなく,取組の充実度を示します。
 教師としては,①生徒を理解して一人一人に愛情を向けること,②生徒の活動を大事にして主体的な学校生活をさせること,④教科指導を充実させて学力の確実な向上を図ること,そして,⑨保護者や地域と協働・連携した学校づくりをすることにしっかりと取り組んだと思っているようです。しかし,生徒理解や一人一人への教育については,生徒の評価が先に述べたように否定的であったことを踏まえて再度考えてみなければなりません。
 一方教師は,③一人一人の夢を育み,未来への期待と意欲を高めることは十分ではなかったかもしれません。前述のように,このことについての生徒の意識は十分ではないことが分かっています。教師の取組との関連はどうでしょうか。そして,⑥3年間を見通した総合的な学習への指導の部分でも教師は不十分さを感じているように見えます。  
 さらに,下降傾向や徹底の弱さが感じられたのは,⑤望ましい生活習慣や優しさのある爽やかな生活,⑦SDGsを活用したESD,言語活動の充実,誉めること(叱ること),⑧生徒の安全安心な学校生活や教員の働き方の工夫などでした。
 これらの経営方針は,今年度新たに掲げたものです。更なる実践が必要だと考えます。
 
 上表C(3)の重点努力事項は今年度新たにしたものです。この表は重点努力事項に対して具体的な取組が実際になされたかどうかを振り返ったものです。
 数値からは,⑤生徒を励ます,生徒に考えさせる環境づくりをすること,⑥生徒の活動で主体的な生活と仲間づくりをすること,⑦生徒の安全・安心な生活と健康づくりをすることについては実際に取り組まれていたと考えられます。
 しかし,①学力を確実に向上させること,②生活習慣をしっかりとさせること,④総合的な学習をより効果的にすることについては,まだ取組の余地がありそうでした。 
 そして,③「心の教育」を豊かにすること,⑧適切な働き方を実現することについては実際の取組が不十分であり,課題があるという結果でした。 
 これらの取組状況が先の生徒の意識に影響しているかもしれません。
 今年度の学校の取組が成果を上げたかどうかを測る物差しとして,学校ではあらかじめ「評価指標(目標)」を設定していました。これは生徒の意識面から,取組の成果を測るものです。その結果は上表Dのようになりました。
 目標を達成した内容を列挙してまとめると,生徒が②学校での毎日の授業に集中して取り組むようになり,⑦友達の前で自分の考えや意見を発表することも得意になり,⑪自分の未来に期待をして実現に意欲がもてるようになって,⑬生徒の活動が充実して主体的な学校生活をし,⑯他の人に優しく接することができるようになりつつあるということです。
 また,まだはっきりと成果が出せていないのは,①毎日,家庭学習に取り組むことであり,④自分から進んであいさつをすることであり,⑭自分の学力が確実に向上してきたと思えるようになることでした。生徒の努力や,教師の取組の余地はまだありそうです。
 一方,課題が明確だったのは,③早寝,早起きを意識して生活をし,⑮自分の生活習慣はよいと感じられるようになることです。そして,⑤難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦をし,⑥自分にはよいところがあると思えるようになることです。また,⑧将来の夢や希望がもてて,⑨学校に来るのが楽しいと思い,⑩地域や社会をよくするために何をすべきかを考えるようになって,⑫社会の未来に期待をし,その実現に意欲をもてるようになることです。……このように改善すべき課題が見えています。この結果は先に述べた生徒・保護者・教師の評価結果と概ね一致していると思います。

咲きました! 紅白の梅の花

 
 校庭の鉄棒のあるあたり,体育館の前に,背の低い梅の木があります。ご覧のように今年も白い花を付けました。白梅の開花です。写真は3月18日(水)に撮影したものです。まだ咲き始めたばかりで見頃ではありませんが,あっという間に満開になるでしょう。この日は春風に吹かれて枝を揺らしていました。いよいよ春の到来ですね。楽しみです。
 
 白梅が青空を背景に咲き出した姿には何か凛としたものがありますね。桜の開花とは趣が異なります。これを機に一斉に春の風景が見られるようになるのでしょう。
 
 では,紅梅はどうなのでしょうか。本校では同窓会の記念碑「青雲の志」の側に老木の紅梅があります。それほど大きな樹ではなのですが,恐らく相当樹齢を重ねてきたものだと思います。樹皮がそのことを物語り,時々心配になって眺めている梅の木なのですが,こちらも今年は蕾をたくさんつけて赤く膨らんでいました。まだ咲いてはいないのかなと思ってよくよく見ると,一輪の花を見つけました。紅梅も咲いていました。古人が「梅一輪 一輪ほどの温かさ」と詠んだ梅ですが,この日の梅は蕾を真っ赤に膨らませて,まるで歌い出すかのような風情で日差しを浴びています。いいですね。紅白そろって花を付けた3月18日でした。
 

学校評価② 保護者の評価から

 前回に続き,今回は「保護者の評価」です。まず,保護者が「高く評価」している内容です。アンケートで保護者が高く評価している内容は,先の生徒の評価とも一致しています。保護者は,子どもが家族との対話があり,家族の一員としての自覚をもって生活していると感じています。これは生徒も同様でした。また,保護者は子どもとの関係がよく,概ね家庭教育がうまくいっていると感じる方が多いようです。一方,生徒も家族が自分に愛情を向けており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じていることから,本校生徒の親子関係は良好のように思われます。このことは,各家庭に家庭教育の基盤ができていることを示すものだと思います。
 また,保護者は学校が連絡事項等の周知をし,生徒の努力や能力を適切に評価し,健康や食育,安全や防災等について適切な指導をしていると捉え,高く評価しているようでした。
 しかし,表にはありませんが,昨年,保護者は生徒全体が規律や礼儀を守り,互いに思いやりある生活をしていると良い評価をしていましたが,今回はそうではありませんでした。
 ホームページは除いて,保護者が「低く評価」したのは,生徒のスマホやゲーム機のけじめのある利用(メディア利用)のことです。また,生徒の「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)のことです。これも生徒の認識と一致します。保護者の目から見ても,この問題は大きく感じられるのでしょう。多くの家庭では生徒のメディア利用や生活習慣への懸念があることが伺われます。その影響は具体的にどう表われているのでしょうか。先のように親子関係がよく,家庭教育の基盤ができており,生徒も家庭の愛情を感じていることから,今後,家庭の指導が成果を上げる可能性は高いと思います。各家庭が歩調を合わせた共通の指導をしてみてはどうかと思います。
 県教育委員会の調査では,中学1年生のメディアの利用時間は年々増加しており,令和元年は,中学1年生の60%程度が一日1時間以上利用していました。中学2・3年生はそれ以上と予想します。これは全県的な問題です。このことと関係があるかどうか,鹿折中生徒が粘り強く学習し,学習面でも活躍していると感じる保護者は少ないようです。そして,いじめや不登校のない学級(学校)づくりの点にも懸念があるようです。メディア利用や生活習慣は,学習,いじめ,不登校などに広く影響するかもしれません。家庭と学校の工夫や協力が必要です。
 表にはありませんが,昨年は「家庭学習」の実施への評価が低かったのですが,保護者の評価は変わりました。家庭学習を行う習慣形成はある程度できてきたのかもしれません。

学校評価① 生徒の評価から

  
 2月に今年度の「学校評価」の内容を公表しました。今回は「生徒の評価」からどのようなことが言えるのかをご紹介します。
 まず,生徒が「高く評価」している事柄です。アンケートからは,本校の生徒は,家族との対話があり,家族の一員としての自覚があると感じていることが分かります。また,その家族は自分に愛情を向けて励ましており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じる傾向が強いようです。生徒と家族とのよい関係が伺われます。
 また,教師については,生徒の努力や能力を適切に評価し,部活動,健康や食育,防災等を適切に指導し,学級や生徒会もきちんと指導していると感じる生徒が多いようです。家族との関係だけでなく,教師への信頼も高い傾向があると言えそうです。
 このような家族の愛情,教師への信頼の下で,生徒は学校行事に積極的に取り組んでいます。この傾向は昨年度と概ね一致します。
 次に,生徒が「低く評価」している内容です。アンケートで生徒が低く評価しているものを見ると,「自分自身」に関する内容が多く見られます。
 まず,スマホやゲーム機などで,けじめのあるメディア利用ができていないことが一番目です。全校生徒の3分の1は,自分のメディア利用に問題を感じています。そのことと関連しますが,よい「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)を身に付けていないと感じる傾向があります。そして,昨年度と同様に,将来への夢や希望は弱く,学校教育目標である「未来を見すえ,心豊かに,力強く,学び続ける生徒」に近づいてはいないと感じる傾向があるようです。今後,学校や家庭は,生徒のこのような側面へのアプローチにもっと力を入れて取り組まなければなりません。
 また,教師に対しては,生徒をよく理解し,一人一人を大切にすることを今以上に求めているようです。このことについては,教師自身の振り返りが必要です。そして,全体指導だけでなく,個別指導の充実を大切にしなければならないと思われます。
 表にはありませんが,昨年度と比べると,生徒が他の人へ優しく公平に接することや,教師の教科指導を楽しく感じることなどは向上したようです。今回は上位にはなく。改善傾向にあると見られます。

鉛筆の持ち方 個性?

  
 どうですか,この鉛筆の持ち方? 生徒の学習の様子を見ていて,気付いたときに手元を撮影していたものです。実に様々な鉛筆の持ち方があって,個性だと言えば個性なのですが,これでいいのかなと思う持ち方もあったりするのです。6枚の写真をご覧になってどう思われますか?
 一般には,正しいお箸の持ち方から,下の箸をとった状態が鉛筆の持ち方だと言われます。お箸の持ち方も様々なので,何が正しいのかよく分からなくなってしまいます。特に気にする必要はないとも思いますが,どうでしょう。中学生になってから鉛筆の持ち方やお箸の持ち方を矯正するのは難しいことです。ですから,最初にお箸や鉛筆を持たせるときにきちんと基本を身に付けさせたいものです。基本を身に付けることは何事においても大事です。鉛筆の持ち方を見ていて特に気になるのは,鉛筆の軸が手前側に倒れているのでなく,向こう側に倒して描いている生徒が結構いることです。鉛筆の先がしっかり見えるので,確かめやすいのでしょうが,柔らかく素早く文字を書くには不向きのように感じます……慣れなのでしょうか? お子様がどんなの持ち方をしているのか,どうか見てみてください。
  

これはなんだ! 生徒の作品

 
 生徒のいない校舎となって久しいのですが,美術室に行ってみると不思議なものがたくさん置いてあり,活気溢れる風景となっているのです。この人物たちは一体一体各生徒が担当して作っているものです。ほとんど完成しているように見えるのですが,まだ時間が必要かもしれない作品もあります。3月も授業が続けられたらきっと全員が完成させることができたのでしょうね。それにしても,それぞれに動きの面白いところを捉えていると思います。それがたくさん集まると壮観でとても素晴らしいです。これは,2年生の作品です。
 
 下の漢字をモチーフとした作品も美術室に置いてあったものです。完成している作品のようですね。作品票も貼ってありますから,掲示するばかりになっていたのでしょう。惜しいです,全員分を貼り出したら,いい掲示物になるでしょう。これは新学期のお楽しみでしょうか。こちらは1年生の作品です。右下は,2年生のポスターです。こちらも完成していますね。
 
 最後にご紹介するのは下のイラストです。これは美術室にあったものではありません。支援学級の生徒が年末に2020年のカレンダーをつくりましたが,カレンダーの挿絵として描いたイラストなのです。とてもインパクトのあるイラストでいいなと思っていたものでした。特に,右下の樹木のイラスト。11月のカレンダーで使用するので,紅葉の樹木ではないかと思うのですが,存在感のある樹だなあと思うのです。上手にかけましたね。
 

修了式・離任式の実施

 保護者の皆様に,修了式や離任式について,本日,下記のメールを送信してご連絡をしましたので,重ねてご理解・ご協力をお願いいたします


保護者あてメール(修了式・離任式) 令和2年3月17日 

 各ご家庭への聞き取り調査にご協力をいただき,ありがとうございます。
 さて,市教育委員会から修了式・離任式を,感染症予防措置を講じた上で,各校ごとに実施するよう連絡がありました。つきましては,本校では下記のように実施いたしますので,ご理解とご協力をお願いいたします。

(1) 期日:令和2年3月27日(金)
(2) 会場:本校体育館・教室
(3)  内容と時刻:修了式8:40,離任式9:10,学級活動10:00
(4) 参加対象:1・2年生徒(離任式は3年生を含む)
(5) 留意点
 ① 午前8:15までにスクールバックに筆記用具,上靴をもって登校する。一斉下校11:20
 ② 必ずマスクを着用し,身体接触を避け,内容を短縮して実施する。(見送りなし)
 ③ 3年生(令和元年度卒業生)は離任式のみに参加する。(参加は任意)
 ④ スクールバスでの下校は11:25発車予定。
 ⑤ 欠席する場合は,保護者から学校にあらかじめ電話連絡をしていただく。
 ⑥ 風邪のような症状がある場合には,参加を控えていただく。
 ⑦ 保護者や高校生の離任式への参加はご遠慮いただく。
 ⑧ 離任者については,3月25日(水)の朝刊を見ていただく。

鹿折津波記憶石 地域での追悼

 
  東日本大震災が発生した3月11日には,「3月11日からのヒカリ」プロジェクトが実施されていましたが,昨年からは行われなくなりました。とてもよい行事だと思っていたので少し残念です。この行事は,左上の写真のように,3.11の夜に内湾地区から3本のヒカリを上空に照射して天空と地上をつなぎ,ヒカリの慰霊碑とする追悼行事でした。3本のヒカリはそれぞれ「鎮魂」「希望」「感謝」を表しているそうです。このヒカリの柱を3.11の夜に見て祈りを捧げると,亡くなられた方々と生き残った私たちがつながることができるように思われるのでした。
 さて,鹿折地区の錦町にある市営住宅の敷地内には,「鹿折津波記憶石」があります。今年はこの記憶石に竹灯籠が設置され,慰霊の場所となりました。
 
 改めてこの記憶石をみると,左右の石碑には人々へのメッセージが刻まれています。震災を経て今を生きる私たちへの貴重なメッセージだと思われます。励ましの言葉も刻まれています。石碑の言葉を読んでいくと,この町をよりよいものにしていかなくてはならないと改めて思わされました。この記憶石は本校の防災学習にも活用していきたいと思います。地域で大切にしていきたい貴重なモニュメントだと思います。
 

3.11 希望の部屋

 
 先週の3月11日(水)には東日本大震災で犠牲になった方々を追悼する半旗が掲げられました。これは,本校だけでなく,全国の公共施設で同様の弔意を表しています。当日は晴れましたが,強風で旗が強くなびいていました。生徒の登校していない学校でしたが,午後2時46には職員室でも黙祷が行われました。さて,以前にもご紹介したのですが,本校校舎2階には防災学習室「希望の部屋」があります。ここでは,震災当時の資料や全国からお励ましをいただいたメッセージなどを一カ所に集めて展示しています。また,現在行っている防災学習の写真や制作物を紹介しています。ご来校の際にはぜひご覧頂きたいと思います。右上の写真は震災当時使われた「災害時施設状況伝達横断幕(SOSシート)」と言われるものです。ヘリコプターなどで空から施設状況を確認するために使ったもののようです。また,下の写真は絵手紙や寄書きです。
 
 震災当時は,本当に全国各地から,そして,海外の皆様からも温かいメッセージを頂いて励ましていただきました。改めて御礼申し上げます。お陰様で心のケア等での心配事もあまりなく,本校の生徒たちは元気に過ごしてきました。しかし,保護者は災害から立ち上がるために毎日多忙な生活をしているようです。その姿を見ている生徒たちは,知らぬ間に色々な影響を受けているのかもしれません。今後も生徒たちの心や体,そして将来を考えて注意深く見守っていかなくてはならないと思います。それにしても「希望の部屋」の展示物を見ると全国各地,様々な皆様からお励ましを頂きました。大変ありがとうございました。右下の写真はドローンでの空撮していただいた全校生徒の写真です。三陸道横断橋工事をしている「鹿島・東亜JV」の皆さんが平成28年3月の卒業記念として撮ってくださったものです。工事関係者の方々からもご支援をいただきました。本当にありがとうございます。
 

学校再開はまだ? 生徒のみんな,頑張って!

  
 臨時休校となってほぼ2週間が経過しました。学校再開はまだ目途がたたないようです。1・2年生は登校できず,辛い日々が続いていることと思います。学校に毎日登校できて,1日6時間の授業をし,友達がいて,給食があって,放課後にはみんなとともに汗を流せる場があることは,中学生を中学生にし,元気づけ,未来を感じさせることができるのです。今はそれが叶わない。…とても残念です。
 しかし,ここで前向きさを失ったり,学校生活での目標を投げ出したりしてはいけません。私たちは今,歴史的な事件に遭遇しています。しっかりとこの現実を理解し,最善を尽くして対処しなければいけないのです。
 学校の朝は,生徒会総務の生徒が昇降口前の掲揚塔に旗を3つ掲げることから始まります。国旗,市旗,校名旗の3つです。毎朝,朝7時40分頃の光景です。どうやら当番が決まっているようで,日替わりで担当をしている様子です。写真はその様子を写していたものです。このようにして旗を掲げて,また学校生活を始めたいものです。その日はそう遠くないと信じて,今できることにしっかりと取り組んでいきましょう。君たちの学校生活が戻ってくることを願っています。もう少し,頑張って!
  

聞き取り調査 ご協力ください!

 臨時休校措置の関係で,3月13日(金)に保護者の皆様にお願いのメールを出しました。なにとぞご協力をよろしくお願いいたします。(以下の内容です)
 「学校からのご連絡」


 臨時休業中のお子様の様子を各学校の方法で把握するよう教育委員会から連絡がありました。そこで,鹿折中では,各保護者の皆様にお電話をしてお子様の様子をお尋ねしたいと思います。

 
 つきましては,2年生は3月17日(火)に,1年生は3月18日(水)に,連絡済みの保護者の携帯電話等に日中にお電話をいたします。どうか,ご理解・ご協力をお願いいたします。なお,日中に携帯電話にご連絡することが,お仕事などの関係で不都合な場合は,逆に保護者から3月16日(月)の朝830~夕1600までの間に,学級担任や学年主任(℡22-6764)へお電話くださいますようお願いいたします。


 お尋ねする内容は,お子様は①日中はどこで過ごしているか,②そこには誰がいるか,③大人はいるか,④健康状態はどうか,⑤外出の有無はどうか,⑥家庭学習の内容や進み具合はどうか,⑦生活習慣やメディア利用はどうか,⑧その他です。

 
  なにとぞ,あらかじめお子様の様子をご確認いただき,聞き取りにご協力をお願いいたします。


冬の終わり 春の始まり?

 
 もう冬は終わったのでしょうか? 春は始まったのでしょうか?…今年の冬は温暖で,雪が積もることがなかったので,とても楽だったように思います。でも,もう雪が降り積もることはないとすれば,何か物足りないようにも思うのですが,贅沢なことでしょうか。冬がは厳しいからこそ,春の喜びがある…古いかもしれませんが,ついついそう思ってしまいます。
 でも,2月27日(木)は昼頃はもの凄い雪の降り方でしたね。丁度,給食の時間だったと思うのですが,校庭を見るとこのような雪の厚いカーテンがかかっていました。正しく「ぼた雪」です。校庭も徐々に白くなっていきました。今日の生徒の下校は大変だなと思いながら,この雪景色を眺めたのです。あの日は冬が最後の自己主張をした日だったのですね。