鹿中 学校生活

今日の鹿折中

学級目標 その実現を3学期に

 
 昨年春に新たな1年が始まるのに際して,各学級では「学級目標」を定めました。この目標を決めるのには,様々な手順を経たり,時間をかけたりして,ジックリと考えてようやくたどり着いた目標です。各教室に行くと,教室の正面の黒板の上にそれぞれの学級目標がそびえています。毎日目に入っているので,新鮮みがなくなっているかもしれませんが,ぜひもう一度確かめてみましょう。あの時,どんな考えからこんな目標を決め,どう感じていたのかを。
 
 あれから1学期,2学期と学校生活を歩み,今は3学期に入りました。今年度は残り2か月ぐらいになったのです。生徒の皆さんがそれぞれの学級で掲げた目標は実現しましたか? もう一度確認して取り組まなければならないことはありませんか? ぜひ学級ごとにこのことを考えて3学期の歩みを充実させてほしいと思います。君たちの教室の真正面に掲げて目指したものです。格好だけになってはいけません。既に多くの手応えを感じてきたのでしょうが,今一度,確かめてみるべきです。そして,更なる充実を期待します。各学級の目標達成が生徒会の目標達成につながるものと考えています。
 3年生の教室をみると,自分たちの年間の歩みが年表の中に示されています。よい工夫ですね。桜の木の下で写真を撮ったあの頃からは,随分時間が経ちました。着実に歩みましたが,卒業をどう迎えるか,自分たちでよく考えて実践してほしいと思います。
  

書き初めの展示 一生懸命に書きました

 
 新年恒例の書き初め作品(毛筆・硬筆)が校内展示されました。以前にも学習の様子をお知らせし,その取組の素晴らしさをご紹介していましたが,今回は冬休み中の学習課題として出されていた作品を新学期に提出し,それを校内展示しています。毛筆は1年生が「月光」2年生が「自然」,3年生は「青雲」です。小学校までは楷書の作品でしたが,中学校では「行書」の作品となります。しかも学年が上がるにつれて行書の度合いも進んでいきます。今年はどんな作品ができたのでしょうか。先週9日(木)から校内展示されています。
 
 展示が始まった朝には,生徒たちもどの作品が賞に選ばれたのかを興味深く確かめながら,同級生の作品に見入っていました。金紙や銀紙が貼られている作品が今回入賞した作品となるわけですが,まずは自分が紙に向き合って集中し,よい時間を時間を過ごしたことに満足してほしいと思います。文字を書くときの対象に向き合う姿勢は,何事にも通用する心の在り方だと思います。課題にしっかりと向き合ったその取組を評価したいものですね。いい作品がたくさんありました。同じ手本に向き合っても,やはり個性というものはしっかりと表れるものです。保護者の皆様には,授業参観等でご来校の折にご覧頂きたいと思います。
 

担任の記録メモ 教育相談を思い出して(メディア利用の問題)

 
 以前にもご紹介しましたが,11月から12月にかけて,本校では全学年で教育相談を実施しました。保護者の皆様にはお忙しい中ご来校いただき,大変ありがとうございました。教育相談で話題となったことは,その後,どうなっているのかなと最近は思うことがあります。どうでしょうか? 生徒の皆さんにも,あの時の相談内容を思い出してほしいなと思います。
 ところで,教育相談時の担任先生たちの記録メモをみると,とても心配な内容がありました。生徒A~Dのような内容が,どの学級にも共通するのです。やはり「メディア利用」の問題です。多くの生徒が,SNS,ゲーム,動画の利用が「のめり込み」の状態になっていることが分かります。1学期末も2学期末も,調査結果では,全校生徒の3割がメディア利用をセルフ・コントロールできない状態になっています。今回紹介した生徒A~Cは,実は全員同じ学級の生徒なのです。ですから,全校となると更にということになります。この状態は今はどうなっているのでしょうか。気になるところです。冬休みの期間はどうだったのでしょう。
 始業式の式辞の中で,校長先生は再度こうお話ししていました。…頑張ろうと思って「頑張り通せる人間」と,頑張ろうと思っても「途中で頑張れなくなる人間」がいます。その両者の違いは「意志の強さ」だけでなく,その人の「生活習慣」だと思います。特に,あいさつ,睡眠,メディアの自律(コントロール)がポイントだと思います。頑張り通せる人間になるための条件は,よい生活習慣を持つことです。…最近,お子様は怒りっぽかったり,面倒くさがって無気力だったり,無口だったりしていませんか。笑顔はありますか? …その原因はなんでしょうか。 
 

登校坂の桜の剪定作業 ありがとうございます

 
 昨年12月25日(水)に登校坂の桜の剪定作業をしていただきました。穏やかな日に恵まれましたが,登校坂の片側を封鎖して高所作業車を入れて頂き,作業を丁寧にしていただきました。今回の作業は道路をまたぐ電線と接近している部分の桜の枝を切り取る作業でした。落葉して最近は少し安心していましたが,夏場の台風シーズンには桜の枝が強風で揺すられて,電線や電話線などを切ってしまわないかと心配して上を見上げていたのです。今回は事情をお話してご理解をいただき,作業をしていただくことができました。寒い中,丁寧に作業をしていただいた業者の皆様,手配をしていただいた東北電力様,たいへんありがとうございました。
 登校坂の桜並木は春には大変美しい花を咲かせるのですが,大型車両が枝に掛かってしまったり,薄暗くなって生徒の登下校が心配といった声も聞かれます。今後も適切に対処していきたいと思います。
 

防災壁新聞づくり 必死の追い込み

 
 上の写真の生徒は,朝の登校後に,隣の学習室でコートを着たまま何かを見つめています。見つめているのは原稿です。原稿の手直しをしているのです。なぜなら,防災壁新聞を作るからです。それも締め切りがあり,2学期末が期限となっているのです。生徒たちは必死の追い込み作業となりました。壁新聞は用紙への線引き,編集と割付け,原稿作成と推敲,見出しのレタリング,原稿の鉛筆書き,清書,鉛筆消し作業……といった具合にたくさんの工程があります。今どき壁新聞も……と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし,情報量が制限され,手間もかかりますが,完成後には校内だけでなく結構手軽に何度も情報発信できる手段です。昨年は,校内展示の後,防災フォーラムで展示し,鹿折公民館でも紹介していただきました。今年はどうでしょうか。
 
 本校の防災学習の特色は,日常生活の中に防災学習があることです。防災学習がイベントではなく,毎月毎月,年間をとおして様々な防災を考え,学んでいることが良い点だと思われます。今回の新聞作成は,その年間の学習から何を学び,何に注目し,更にどう発展させたのかということを表現するためのものです。3年生は文化祭の時に作成しましたが,1・2年生はこの時期となりました。それにしても,写真のように1枚の紙に多くの生徒が集まって作業をする風景はなかなか見られませんね。大人になってこんなふうに額を寄せ合うことがあるでしょうか。新聞を作りながら,仲間意識も育てているかもしれません。内容は,ご来校の際のお楽しみにしていただきたいと思います。
 

12月鹿中きれいの日 委員会連携で実施

  
 11月の中央委員会で生徒たちは委員会同士の連携を図った「鹿中きれいの日」の実施を模索し,話合いをしていました。その実施は12月16日(月)でした。放課後の活動でしたが,今回も生徒たちは一生懸命に清掃活動をしてくれました。12月は学期末ということもあって,この日以外に学期末清掃を特別に行っているのです。お陰で学校は新年を迎える準備ができました。一人一人が自分の責任を果たして取り組んでくれました。先生たちも,生徒と一緒に頑張りました。寒さの中での活動ですが,むしろ気合いの入った清掃ができたようです。
 
 今回の鹿中きれいの日はどのように委員会同士の連携があったのでしょうか。この特別清掃を実施するに当たって,生徒会総務は空き教室の把握や用具作成をしました。学級委員会は学級での清掃活動への呼びかけをしました。放送委員会ではもちろん放送での協力呼びかけ。保健委員会は用具準備。ボランティア委員会は用具点検。防災委員会は総務と一緒に空き教室点検。広報委員会はポスターでの呼びかけ。図書委員会は用具準備でした。一つの行事の実施に際して,委員会それぞれの専門分野から一斉にアプローチするやり方でした。
 
 そして,当日の清掃活動も委員会ごとの活動です。総務は体育館ステージ上や天井のすす払い。学級委員会は下駄箱や小会議室。放送委員会は放送室,北集会室,カンセラー室。保健委員会は料理室,配膳室。ボランティア委員会は登校坂などの落ち葉掃き。防災委員会は希望の部屋,会議室。広報委員会は旧柔道場,PC教室準備室。図書委員会は,図書室と図書の整理を担当しました。普段の清掃では取り組まない場所をよくピックアップして,上手に分担をしてきれいに清掃してくれました。
 
 写真をご覧になればお分かりのとおりですが,自分たちで工夫して取り組んだ活動をしっかりとやり遂げてくれました。仕事をしている姿が美しく,かっこいいのです。最初はどのように「連携」するのだろうと思っていたのですが,その実際をしっかりと見せてくれました。いいですね,鹿中生徒会。終了後,生徒たちはには今回の話合いや活動に満足感があったようです。そして,このような連携の仕方は先生たちの仕事にも当てはまるのではないかと,12月の職員会議で話題となりました。先生たちも参考にしたい取組となりましたよ。
 

1年生調理実習 魚料理

 
 12月のことですが,1年生は家庭科で調理実習をしていました。今回は「魚料理」なのだそうです。家庭科室を覗いてみると,真剣で活気のある実習ぶりでした。鯖の味噌煮が今回のメインの料理です。鯖は豊漁ということで,地元漁港への水揚げが活発に行われています。旬の食材です。今日はその鯖を使って調理をしています。
 
 味噌煮のための砂糖やみりんを人数分計量しているところを見ましたが,結構たくさんの砂糖を使っているのを見て驚きました。あの甘さにはこれくらいの砂糖が使われていたのですね。調理をしてみないと分からないことです。1年生のみんなは先生や支援員さんの指示を聞きながら,真剣に取り組んでいました。少しの緊張感がただよう場面もありました。包丁の使い方の様子をみると,初めてに近い生徒もいたかもしれませんね。小学校でも調理実習は行っているのですが,やはり日常の家庭生活の中でどの程度実践しているかでしょうか。ぜひ,今回の実習を機に家庭での調理を進んで行い,家族の一員として生活参加をしてほしいものです。
 
 調理を終えて,ほっとしたのでしょうか,試食の時間は笑顔のある会話が楽しく行われていました。担任の先生も登場してお手伝いをしてくれたり,試食をしてくれたりした調理実習でした。この頃だいぶ大人びてきた1年生です。1年生のみんなの素直さがよく感じられた調理実習でした。
 

3学期が始まりました! 自分の答えで一歩踏み出す

 
 1月8日(水),生憎の雨模様でしたが,3学期始業式を行いました。今年はカレンダーの関係もあって,冬休みに部活動をする日が少し少なかったかもしれません。その分だけ,家庭で家族の一員として過ごす時間が長くなり,2学期を自分なりに振り返って3学期の過ごし方を考えることができたのではないでしょうか。体調不良での欠席者はいましたが,心配されていたインフルエンザの流行はこの日は大丈夫だったように思います。
 始業式では,まず校長先生から式辞がありました。校長先生からは,来年度への希望や可能性が感じられるようになるために,どの人にも「一歩踏み出す」ことを期待しますと話されました。そして,自分の良さをもっと発揮することや,自分のダメさに腹を立てて行動してみることが提案されました。
 
 式辞の後には,学年代表生徒の抱負発表です。今回は,1年生は藤田さん,2年生は菅原さん,3年生は村上君が代表となりました。
 その一部を紹介すると,1年生の藤田さんは「日々の生活で,面倒なことから逃げずに,自分を成長させるために様々なことに取り組んでいこうと思います」と述べました。
 そして,2年生の菅原さんは「2月に立式を控えていますが,一人の人間として志を立てるため,自分の将来や生き方を真剣に考え,2年生全員で協力してよい式にしたい」と述べました。
 最後に,3年生の村上君は「3年生の登校日は41日。みんなが笑顔で卒業することができるように,周囲に気を配りながら過ごしたい,3年生の皆さん一日一日を悔いなく大切に過ごしていきましょう」と仲間に呼びかけました。
 始業式は全員で校歌を斉唱して終了です。3学期も生徒の真っ直ぐな眼差しが輝くスタートとなりました。自分の答えをもって一歩踏み出すことで,自分自身の成長が感じられるようになるよう,生徒の皆さん,頑張っていきましょう。
 

3年生の授業(保健体育) さすがです! 

 
 写真は12月の3年生の保健体育の様子です。女子は柔道でした。以前にも1年男子の柔道をご紹介しましたが,もちろん女子も同様に柔道を学んでいます。ある日は立ち技のテストをしていました。また,ある日は試合(リーグ戦)をしていました。恥ずかしがったり,嫌がったりする生徒は一人もなく,みんな精いっぱい取り組んでいるのです。時折,足をつってしまう生徒が出たりしますが,その介抱もみんなで自然に行うなど,3年間の中学校での学習がよく積み上がったとても素晴らしい態度なのです。
 
 相手に勝つために,互いに手を抜かず必死に組み合う姿,とても立派でした。全員参加のリーグ戦はとても盛り上がっていました。授業参観で保護者の皆さんにも見て頂きました。一生懸命はかっこいいものだと思わされました。
 
 一方男子は柔道の授業を終えて,今度は体育館でバスケットボールの授業をしています。冷えきった体育館の中で,この日はゲームをしていました。おそらくチームごとの作戦があったりするのでしょう。時間に無駄のない授業でした。次々とプレーが展開しています。見ている生徒から歓声が上がり,応援する声,アドバイスする声が聞こえてきます。授業時間の終了近くになると,生徒は自然と片付けの位置に移動しながら試合の様子を見ています。そして終了時間になると,さっそく後片付けが始まります。全員が全体の動きを意識しながら,次々と先を読んだ行動をしているのです。指示を受けずとも時間が有効に生かされている,素早い行動でした。しっかりと走り,一生懸命に身体と頭を使った保健体育の授業でした。さすが3年生と思って授業を見ました。
 

学校東側に大きなクレーン 三陸道建設工事

 
 昨年末から学校の東側丘陵地域に大きなクレーンが見えるようになりました。山の上に顔を出す怪獣映画のように,大きなクレーンがそびえているのです。全部で5つ。これはもちろん三陸道の工事に伴うものです。三陸道は2020年度,つまり来年度に全線が開通する予定になっています。現在開通している気仙沼中央ICから今年度内には仮称:気仙沼港ICが開通する予定です。そこから気仙沼湾横断橋を経て仮称:大島IC,そこから仮称:気仙沼北IC,そして仮称:唐桑南ICへと北伸します。学校から見えるクレーンは気仙沼北ICと唐桑南ICをつなぐ部分の工事のようです。日に日に三陸道の姿が見えるようになりました。近い将来三陸道を北進すると気仙沼湾を渡って唐桑トンネルに入る手前には,本校が道路脇の学校として左下に見下ろせるようになるのだろうと思います。新しい時代が始まりますね。新しい時代の鹿折中学校をお見せしなければなりません。
 

2020年のスタート 家庭・学校・地域で鹿折の子を

 
 写真はあるお祝いの会の様子を撮影したものです。この日のお祝いのために「浪板虎舞保存会」の皆様に大勢おいでいただいて,会場内で虎舞を披露していただきました。もの凄い盛り上がりで,圧巻のパフォーマンスでした。浪板虎舞は宮城県無形民俗文化財に指定されている郷土芸能です。「虎は千里を往って千里を帰る」と言われることから,航海の安全と大漁を祈願するために発展継承され,奉納されてきたものです。鹿折地区の有名な郷土芸能として各地で様々な機会に披露されています。
 実はこの日の演奏・演舞の中に本校生徒たちが参加しているのです。そして,その保護者の皆さんも…。生徒は自信をもって一生懸命に演奏し,踊っていました。郷土の文化に誇りをもって,折々に学校外でこんな文化活動をしているのです。もちろん,この活動の中で子どもたちは地域をよく知り,家庭や学校では得られない物事を学びます。そして,充実した人格を形成し,将来の伝統継承者となっているのです。
 子どもの教育は,親が家庭で愛情を持って子育てをすることが基本です。それに加え,学校や地域社会が家庭ではできない部分をサポートして育てることでよりよく子どもは育つものです。3者の役割の自覚と連携が大事ですね。2020年,新年になりました。この1年も,家庭と学校と地域社会の連携で,鹿折っ子を豊かに育てていきましょう。今年もよろしくお願いいたします。

年末年始 ホームページ更新をお休みします


 1年間,ホームページをご覧頂きありがとうございました。年末年始のため,暫く更新をお休みいたします。更新は新年1月6日(月)より再開いたします。どうかよいお歳をお迎えください。

書き初め 集中した練習ができています

 
 学期末の教室を覗いてみると,国語科の時間には書き初めの学習を行っていました。毛筆と硬筆があるのですが,この日は毛筆です。1年生も2年生もとても真剣に学習をしています。
 毛筆の学習では全員が床に用具を広げて書こうとすると,教室一つでは行うことができないので,隣の学習室も利用して,2教室で同時展開をするのです。支援員さんやT2の先生が付くこともあるのですが,先生一人で2教室を指導する場面もあります。
 
 しかし,生徒は真剣に学習しています。先生の指導や助言を聞きながら,自分で黙々と筆を走らせ,考え,また次の作品に挑んでいます。いつの間にか後に来て覗いている人がいることに気付いてびっくりしています。それだけの集中力で手本を見つめ,紙に向かい,一筆一筆に集中しているのです。小学校からこれまで積み上げてきたものがあるとは言え,この学習態度はとても立派です。集中力のある,美しい努力の姿です。
 
 作品を書いては,暫くそれを眺めている姿が大人びており,中学生らしい成長を遂げていることが感じられ,頼もしく思います。この調子でこれからも頑張るんだよと思わず言いたくなる学習態度なのです。いいですね,鹿折中学校。…2学期の終了です。
 

2学期の行事を締めくくる 校内綱引き大会

 
 12月9日(月)に校内綱引き大会が行われました。恒例の生徒会行事です。生徒会応援委員会と総務の生徒が中心となってこの大会が実施されています。特別な練習などは全くなく,すぐに本番の大会に入る行事なのですが,毎年とても盛り上がる伝統行事です。勝敗は必ずしも3年生が勝つのではなく,過去には1年生が優勝した年もあるようです。
 
 この日は暖かい天候に恵まれました。5時間目を終えて帰りの会を行い,6時間目に当たる時間帯での実施でした。午後の日差しが柔らかく差し込む体育館には,各学年の生徒が必死に競技する姿があり,それを応援する生徒の歓声が響き渡りました。
 
 今年の優勝は2年生でした。2年生のエースであるHくんが体調不良で欠席となり,これは大ピンチとなったのです。しかし,なんとALTのジェイコブ先生が助っ人になってくれました。先生のお陰もあってか,接戦を制して今年は2年生が優勝となりました。2位は3年生でした。
 
 試合は学年総当たりですが,1試合には3つの対戦があります。まず,男子だけの対戦,次に女子だけの対戦,最後に男女混合戦です。3年生は男女混合戦では2年生を圧倒したのです。しかし,他の対戦で敗れたため2位に甘んじてしまいましたが,最後の綱引き大会を仲間と共に十分楽しんだようでした。
 大会を終えて3年生が円陣を組んでいました。その上には午後の日差しを受けた生徒会テーマ「Be a Dreamer」が光っていました。この1年を象徴している風景です。生徒たちがほっとながら楽しい一時を過ごした校内綱引き大会でした。生徒会の皆さん,ご苦労様でした。
 

スマホ・ゲームの利用 セルフ・コントロールしましょう

     
 心配される出来事が報道されています。大阪での女子児童連れ去り事件,兵庫での女子中学生誘拐事件など,スマホ利用が介在して児童生徒が犯罪被害にあう事件です。犯罪被害だけでなく,SNSを利用した誹謗中傷による生徒間トラブル,個人情報流出,ポルノ製造など,このような心配事にはきりがありません。
 また,ゲームや動画サイト等への「のめり込み」によって生活習慣が乱れ,心身の不調や意欲減退となることなども心配されます。メディア利用は今の小・中学生の深刻な問題となっています。ご家庭のお子様はどうでしょうか。「メディア利用は1時間」を目安に学校では指導しています。
 
 このような状況の中,冬休みに入りました。長期休業であり,時間の余裕もできることから,一層この問題が深刻化することが心配です。夏休み前の生徒アンケートでは,休み中に楽しみにしていることのランキングに「ゲームを思いっきりやる」というのがどの学年にもありました。噂に聞くと「オール」という言葉があるそうで,これはオールナイトで一晩中ゲームをすることなのだそうです。
 このような心配から,小中学校と小中PTA連名で保護者の皆さんに適切な利用を指導して頂くようお願いの文書を出しました。日常から親子の対話やコミュニケーションを大事にしていただき,けじめのあるメディア利用をするよう,保護者の皆様のご協力をお願いします。文書には指導における保護者の留意点や申し合わせ事項が記載されています。ぜひどのご家庭でもご協力をお願いします。
 実際の文書・資料はこちらをご覧になってください。
 保護者あて文書R1.12.17 スマホやゲーム機等の利用.pdf
  

結果を出して2学期終了 自分自身の再発見を!

 
 昨日,12月23日(月)は2学期終業式が行われました。体育館には日差しが入り,暖かく感じられる中での終業式となりました。式に先立って,まず賞状等の伝達がありました。人権作文コンテスト入賞の3年及川さん,アンサンブルコンテスト銀賞・銅賞の吹奏楽部,向洋杯卓球大会第3位入賞の男子卓球部の皆さんへの賞状が紹介され,手渡されました。それぞれのチャレンジや努力が賞として結実したことを讃えたいと思います。
 
 さて式辞では,校長先生から,2学期に結果を出そうと話していたことが,どのように2学期で実践されたのかを紹介していただきました。また,3年生の少年の主張や弁論の中にあった言葉を取り上げて,自分自身を再発見し,大事にすることの大切さなどについてお話がありました。そして,最後に受験を控えた3年生への激励が述べられました。生徒たちは真剣にお話を聞き,校長先生の真意を受け止めていたようです。2学期の成果を感じて自信とし,3学期への飛躍につなげてほしいと思います。
 
 式辞の後には,各学年の代表生徒が2学期を振り返り,それぞれの成果と課題を発表しました。1年生は藤村さん,2年生は大和田君,3年生は斎藤さんが代表でした。2学期の出来事や自分のチャレンジ,その中で感じたこと,今後への抱負などがしっかりと述べられていました。皆の前で体験や出来事をお話ししながら,自分自身の考えを確かめていたように思われました。また,聞いていた生徒たちも自分に照らし合わせて考えていたようです。たいへん立派な発表でした。
 式の後は学級の時間です。生徒は担任の先生から通信票を受け取りながら,2学期の努力や進歩を褒めて頂き,アドバイスをもらっていました。約2週間の冬季休業となりますが,この期間に今までの歩みを自信に変え,次への意欲に高めてほしいものです。2学期の生徒諸君の頑張りを讃えます。3学期も邁進したいものです。2学期の保護者の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
 

学校のクリスマス

 
 公立学校では特定の宗教を扱うことができませんが,クリスマスは国民的な行事になっているので大目に見て頂くこととします。生徒昇降口の片隅には,三浦用務員さんが,その季節の花々をさりげなく活けてくれているのですが,12月になって左上のようなサザンカを使ったクリスマス風の装飾が飾られています。多くの生徒が毎日これを見て,季節を感じ,飾ってくれた人の思いを感じていると思います。また,玄関のほうには風船を使った緑色のリースも登場しました。リースの中央部には,ショーケースの中の生徒会マークが見えるように工夫してくれました。ナイスアイディアです。
 さらに,ある教室に行くと,下のようなふわふわのリースがたくさん作られていました。学習活動の中でこのようなリースづくりが行われていたのです。先生に教えられながら,生徒たちは丁寧に作品を仕上げていました。とてもカラフルで可愛らしい作品ができました。大勢の皆さんに見ていただけるといいですね。
 
 数日後,いつもと何か違うなとよくよく見ていると,例のボトルキャップの回収場所の掲示板に何か大きな「星」(?)が登場していました。しかも,左右に2個。折り紙で作った大作です。誰の作品かなと思いましたが,すぐには分かりませんでしたが,学習サポーターさんの作品でした。生徒の活動に華を添えてくれました。また,例の玄関には雪だるまが2体登場です。こちらはもちろん三浦用務員さんの作品,職員室の出入口にも少し小さな同じバルーン作品を作ってくれました。あるとき,生徒に褒められたと言っていました。嬉しそうでした。三浦さんも,褒めてくれた生徒も,大変ありがとうございました。
 

技術の授業 ワープロソフトの学習と人生の学習

 
 ある日のこと,2年生はPC教室で「技術」の勉強をしていました。しかし,生徒たちが大勢でPCに向かっている様子には何か違和感を感じたのでした。普段は先生の話を聞いて,友達と協力して学ぶ姿を多く見ているので,今日のように一人一人がPCに向かってキーボードを打っているのはちょっと違和感を感じたのです。いいのでしょうか?…何かみんな大人のように仕事をしているような印象です。
 ところで,今回の学習はワープロソフトの使い方のようです。ワードで日本語を入力して原稿を作り,写真を挿入して,印刷できるようになるための学習です。文字の入力方法や全体のレイアウト,写真の位置や大きさなど,様々なことを一つずつクリアしているようです。先生は印刷をして確かめることを勧めていました。確かに印刷してみると,画面では気づかなかったことが分かることがよくあります。
 現代的な学習のようにも見えるのですが,入力をしていた原稿は,相田みつをさんの「受身」という言葉(詩)でした。技術科の先生のお気に入りのようです。確かにどの子にも紹介したくなる文章でした。人の生き方や成長というものを教えてくれる名文です。技術を学びながら,人生も学ぶということになっています。下に文章をご紹介します。
 受身 相田みつを.pdf
 

今年度も図書を寄贈していただきました ありがとうございます

 
 12月5日(木)には,写真のように図書を計20冊頂戴しましたので,ご紹介します。大変ありがとうございました。寄贈してくださった方は,創価学会様です。実は昨年度も同様に頂戴しました。当日は,仙台市の創価学会東北事務総局広報部から部長の吉峰様,広報委員の中川様が来校され,写真のような図書をいただきました。紀伊國屋書店様にセレクトしていただいた,中学生に呼んでもらいたい図書なのだそうです。本は新しい物がいいと思っていますが,思わず手に取ってみたくなるぴかぴかの図書ばかりです。冬休みを利用してこれらの読書をするのもいいですね。
 読書を共として,作者や筆者と対話をして,様々な世界に思いをはせ,自分を考える喜びや意義深さをどの生徒にも知ってほしいものです。小さいときは読み聞かせなどで読書の世界に触れるものです。これからは,友達や先生や親や司書・書店員の方からヒントをいただくのもいいですね。自分のテーマをもって読んでいく読書生活がそれぞれにできるようになるといいです。ぜひ,自分が読んだ本のことを周囲の人に話題としてみましょう。様々な刺激がお互いに得られるでしょう。
 

魚食推進ポスター 美味しい食材・美味しい料理

 
 カキとまいたけのスープカレー,タラのボイル蒸しは12月に紹介されました。過去に紹介されたものは,マグロの手巻き寿司,からし風味の漬けマグロ,アナゴの白焼き,タコのカナッペ,マグロのミラノ風カツレツ,ヒラメの胡麻漬け丼,マイワシのピカタ,揚げかまぼこのみぞれ鍋,焼きサバめし,カキチリなどです。…なんと美味しそうな料理ですね。
  
 これらの料理の写真はポスターを撮影したものです。校内にはたくさんのポスターが貼られているのですが,毎月,宮城県水産振興部から魚食を推進するためのポスターが届きます。そのポスターを校内で眺めるついでに写真をとっておくと,こんなに溜まっていました。その時々の旬の水産食材を紹介し,その調理例を示しています。実に美味しそうです。
 「海と生きる」をスローガンに掲げ,魚食推進都市宣言をしている気仙沼市の子どもたちですから,旬の美味しい水産物を知っていることは大事ですし,ぜひ大人が教えてあげたいものだと思います。その時々の海の恵みの本当に美味しいところを知っていて,上手に食べて,生活を楽しむことができるように,気仙沼の子にはぜひなってほしいものです。例えば,サンマの美味しさを知っていて,いつもきれいに食べる子どもは誇らしいですね。また,自分で魚を三枚に下ろしたり,カキやホタテを殻から剥いたりする子どもも頼もしいですね。食べる喜びを知って,そんなふうな態度や能力を持つところまでいきたいものです。