鹿中 学校生活

今日の鹿折中

校舎内掲示物の工夫

 
 10月の職員会議で校舎内の環境を新しいものに変えていこう。学校に来るとその気になるような環境づくりをしていこうという話がありました。そんなこともあってか,今までに無いものが校舎内に登場しています。理科学習の環境づくりです。
 一つは,3年生教室の近くになんだか大きくて不思議な物体が登場しています。ちょっと分かりづらいのですが,太陽系の惑星たちがどのような位置関係にあるのかを,実際と同じ比率を使って表したもののようです。地球がどの位置にあって,〇〇星はこの辺りで…といったモデルです。とても大きくて扉の開閉ができない状態ですが,実にインパクトのある工夫です。3年生は理科で天体の学習をしています。先日はある生徒が作業をしながら,「今見えている星の光は,ずっと昔に発せられた光だなんて,とても不思議だよね」と友達に話しかけていました。理科の授業の感想でした。確かにそうですね。宇宙はとてもつなく広いのですね。
 また,下の掲示物は2年生教室の前に設置されたものです。日常生活の中でなぜだろう,不思議だなと感じる現象を科学として考えてみようというもの。皆の様々な疑問が付箋紙に書かれて集められています。日常の事象に科学があることを教えようとしているのです。物事をそんなふうに見て科学的に考えて,様々な自然現象に興味が持てたらとても楽しいですね。学習がとても身近なものになります。
  

「食育クイズグランプリ in 鹿中」 保健委員会

 
 本校では11月6日(水)から「食育クイズグランプリin鹿中」が行われています。これは11月が「みやぎ食育推進月間」であることにちなみ,保健部の先生と保健委員会の生徒たちで取り組んでいるものです。
 クイズは全部で6問出題されています。初級問題が1階昇降口に2問,中級問題は各教室で出題し2問,上級問題は3階国語科教室付近に2問の計6問です。教室でやるクイズの他に,校舎内をウオークラリー風に歩いて問題を解くものがあるのです。
  
 上の写真は初級問題です。(第1問)「箱の中の野菜を触って当てよう!」と,(第2問)「これは何の野菜の花?」です。箱の中には確かに物体が入っていました。覗いてみる生徒もいたかもしれませんね。野菜の問題です。お子様は野菜嫌いということはないでしょうか?
 
 上の問題は上級編です。第5問「見て・嗅いで当てよう!こんぶだしはどれ?」です。3つのペットボトルには「こんぶだし」「かつおだし」「にぼしだし」が入っています。飲んではいけません。さて,当てられるでしょうか?
 下の問題も上級編です。第6問は「塩の量を減らすことが日本人の目標。では1日分の塩の目標量(男性)はどれ?」という問題です。カップ麺は4.8グラムだということがヒントになっているかもしれません。答えは,①5.0グラム,②6.5グラム,③8.0グラム…さてどれでしょう?
 この他にも中級編の第3問と第4問が出されています。高得点の生徒には生徒集会で表彰があるそうです。こんな企画で食生活への興味関心を高めています。食育月間の本校の取組です。保健委員の皆さん,ご苦労様,いいアイディアでしたね。ご家庭でも食事の話題や生活習慣の話題をぜひ取り上げてほしいと思います。
 

体力づくり企画スタート 長縄跳び

 
 11月8日(金)の放課後,「鹿中体力づくり長縄大会」が開催されました。これは冬期間の部活動において,各部が共通で体力づくりに取り組んで,それぞれの競技力の背景にあるものを一緒に高めようとして実施することになったものです。
 
 やり方は,各部を合同にして,だいたい同じぐらいの人数にします。月ごとに組むメンバーは替わりますし,男女混合で行います。最後の5分間は記録会です。この5分間で最も跳べた記録を「今週の記録」とし,週ごとの記録を集計して優勝チームを決めます。
 活動の最後には,みんなで大きな円を作って校歌を熱唱します。かけ声等は記録の良かった部長が行います。…今回は生徒ではなく教師がこんな企画を立てて,体力作りのための「長縄大会」を提案し,これが始まったのです。毎週金曜日の予定です。
 
 身体計測があった放課後でしたから,集まりが遅かったのですが,各部ごとによく声を掛け合って頑張っている様子が見えました。何度も跳びますから,確かに体力づくりになっているように思います。何より普段の部活動の雰囲気ではなく,何か楽しんで協力し合っているのが印象的でした。これは,部活動同士の交流のある,いい企画かもしれません。第1回めは男子バスケ部の20回が最高の記録のようでした。でも,円の中心で校歌の指揮をとっているのは,男子バスケ部の部長ではないはずの,生徒会長でした。なぜでしょう。生徒が楽しんで取り組む体力づくりになればいいなと思います。今後の工夫に期待します。
 

平和に関する作文コンクール 優秀賞おめでとう

 
 11月9日(土),福祉センター「やすらぎ」で気仙沼市平和学習報告会が行われました。この行事は,平成18年に気仙沼市が「非核平和都市宣言」をしたことから,毎年実施されているものです。気仙沼市では,平和に関する作文コンクールの実施と,青少年ピースフォーラムへの生徒の派遣が毎年行われています。
 この作文コンクールで3年生の小野寺さんが見事優秀賞を受賞しました。当日は賞状授与のあと,作文の朗読を行いました。応募作品は344点もあり,そのうちの上位4点に入賞したのです。おめでとう。少し緊張しながらでしたが,社会科での勉強をもとにした自分の平和への考え方をしっかりと述べてくれました。とても中身のある考えであり,平和を広くとらえ,日常の問題にしていることが素晴らしいと思いました。
 普段の学習から自分自身の課題をもち,更に勉強を進めることは大事なことです。そのことで,自分の考えを豊かに育てたり,自分の生き方を考えさせてくれるからです。小野寺さんの今回の受賞から,改めてそんなことを思わされました。
 気仙沼市平和作文原稿 小野寺心優 「平和な世界を目指して」.pdf
 

作曲コンクール がんばりました!

  
 11月8日(金)には作曲コンクールが行われました。5・6校時の2時間を使って音楽室で実施されました。今回,コンクールへの挑戦を希望したのは,1~3年生までの生徒4名です。担当の先生の説明や注意を聞いて,課題を手渡され,早速作曲に取り掛かりました。課題は大きく2題あるようです。県内の生徒が作った歌詞に旋律をつけるもの,そして,与えられた動機(旋律)を展開して曲をつけるものです。生徒たちはキーボードを使いながら自分のイメージを曲の形にまとめていました。静かな空気の中で,一人一人の感性にもとづき,音を探りながら曲をまとめていく作業です。それそれの納得のいくいい曲はできたでしょうか。入賞すればさらによいことですが,今回の自分自身のチャレンジ自体を誇りに思ってほしいと思います。よく頑張りましたね。
 後日,地区審査会が行われ,3名が入賞したそうです。うち2名は県審査に出品されることになったということでした。おめでうございます。
  

ビオラなくなる 誰が?

 
 11月6日(水)の朝,用務員の三浦さんが外で驚いて声を上げました。何だろうと思って聞いてみると,植栽したばかりのビオラが全くなくなっているのでした。写真の中に丸印をいれた部分に丁寧に植栽していたのです。しかも,きれいに全部なくなっているのです。わずかに小さな一輪だけが残っていたのでした。これは誰の仕業なのでしょうか。ひょっとしたら盗まれたのかしれないとも思ったのです。
 残っている株をよくよく見てみると,何か上の部分がちぎれているように見えました。無残な状態です。周囲は無数の小さな穴があります。もちろん株ごと抜かれたのならそうなるのは当たり前です。しかし,よくよく見ると何か縦長のハート型のような模様も見えてきました。下の写真の丸印の部分です。これはもしかして…あれ?
 
 つまり,我が校のアイドルである,下の写真の生き物の仕業ではないかと考えられるのです。冬が近づいてきているので,食べ物もなくなってきているのかもしれませんが,少し前に折角植えたビオラがすっかりだめになってしまいました。作業をしてくれた人にとっても大きなショックです。それにしてもきれいに食べるなあと感心したり,驚いたりと,複雑な朝の出来事でした。さて,また植えなおしたほうがいいのかどうか,少し考えてみることにしましょう。予算の問題もあるので…。
 

思い出して! メディアに潜む危険②

 残りのキーワードは2つです。どうでしょう,覚えていますか? 自分自身で自分の生活習慣をコントロールできるといいですね。健康は前向きさや柔軟性を生み出します。頑張れる体質を生み出します。
 キーワード③は「奪われる時間」でしたね。1日4時間メディアと接触すると,起きている時間の4分の1を消費してしまいます。20年で5年分の時間を失い,人と人との関係から学ぶべきものが十分に得られないで,年齢だけ大人になるのです。年齢は20歳でも心は15歳程度…「大人子ども」の出現です。あなたはそうなってはいけません。要注意です!


 キーワード④は「笑顔を失う慢性疲労」でした。メディア依存の子供たちの写真を見せられましたが,覚えていますか? あなたはどうですか?笑顔のある生活を失ってはいけません。メディア機器による慢性疲労…要注意です。

 最後に田澤先生はこんなことも話していました。下を見てください。家族との触れ合いや会話,一緒に食事をとることを大事にしましょう。
 最後に保護者の皆さま,大事なお子様をゲーム機やスマホに奪われてはいけません。ご家庭でのメディア利用,親子の触れ合いについてご工夫をお願いいたします。

思い出して! メディアに潜む危険①

  
 生徒の皆さんは覚えているでしょうか。9月27日(金)に小児科医:田澤雄作先生に来校いただいて「メディアに潜む危険を知ろう」と題したお話をお聞きしましたね。鹿3運動の一環でした。その後,養護教諭の豊田先生が,特別号保健だよりでキーワードを使ってまとめてくれました。とても大事な内容なので,生徒の皆さんにぜひもう一度思い出してほしいのです。以下に2つのキーワードを確認しましょう。

 キーワード①は「前頭葉」でした。映像メディアは前頭葉の機能を傷害し,学力,スポーツ力,コミュニケーション力を低下させ,慢性疲労を生み,笑顔を減らし,発達障害を生みます。要注意です!  


 キーワード②は「メディア依存」でした。ゲームで脳内にドーパミンが放出されると依存状態になり,日常生活でのよろこびや快感が感じられなくなる。要注意です!


スマホより見るべきもの 人の目

  
 ポスター3種を掲載してみました。左側のポスター,出処は分からないのですが,とてもインパクトのあるポスターです。いいポスターですね。「スマホよりみるべきもの 人の目 スマホじゃ見えないものがある」というコピー,説得力があるように思います。大人も中学生も下を見ている時代です。目と目を合わせるコミュニケーションを大事にしないといけませんね。気を付けましょう。
 さて,真ん中のポスター,これは今年の新作です。ネット社会の健全な発展に向けた連絡協議会が毎年作成し,学校等に配布しているものです。相変わらずSNSなどでの書き込みが青少年の対人関係を悪化させています。だいぶ危険の認識はされるようになってきましたが,青少年は大人と違ってゼロからこの危険を学ばなければなりません。毎年,毎年,繰り返して指導しなければならない,ゆゆしき問題なのです。気を抜いてはいけない問題です。
 右側は昨年のポスターです。大人も失敗してしまう問題です。ネットの問題は現代社会が取り組まなければならない問題です。便利さだけを強調して,問題をうやむやにしてしまうのはどうでしょうか。人と人が信頼して結びつく技術でありたいものですね。気を付けましょう。

親子奉仕作業(除草作業) ありがとうございました

 
 11月2日(土)の午後からPTAの有志の皆さまには校庭の除草作業をしていただきました。大変ありがとうございました。生徒たちが防災訓練の片づけ作業をしていたころ,保護者の皆さまにお集り頂き丁寧に作業をしていただきました。また,生徒たちも防災訓練を終了して校庭に出て,前回の鹿中きれいの日で取り切れなかった部分に再挑戦してくれました。機械の投入もあって,ついに校庭が清々しい環境となりました。長時間にわたってご協力をいただき,大変ありがとうございました。
 作業は午後3時ごろに終了しましたが,生徒たちも最後の最後までしっかりと仕事をして後片付けをしてくれました。昇降口の掃き掃除など,大変ご苦労様でしたね。
 

小中合同総合防災訓練④ 被災体験を聞く会

 
 避難所設営訓練を終了した3年生は11時ごろからは「被災体験を聞く会」に参加していました。これは今回初の試みです。東日本大震災発災当時,今の中学3年生は小学校入学前でした。ですから,震災の記憶はあるものの,子どものことですから,曖昧で断片的な理解をしているようでした。これまでは被災地の子どもたちの心のケアを重視していたので,あまりストレートな事実を扱わなかったのですが,本校では「震災を学ぶことがこれからは大事だ」と考えて今年度は取り組んできました。
 
 そこで,今回の防災訓練に合わせて「被災体験を聞く会」を3年生だけに実施したのです。語り部となって被災体験をお話ししてくださる方は3年生の保護者と先生です。今回は3名の方に語り部になってもらいました。畠山PTA会長さん,米倉さん,小山先生の3名です。あの時,自分はどうしたのか,どう感じたのか,今どう思うかなど,当時のことを詳しくお話ししていただきながら,大事なメッセージを発信していただきました。身近な方々が身近な場所で語る「あの時」を生徒は真剣に聞きました。もっと多くの鹿折の人々からこのようなお話をお聞きしたいと感じた会の様子です。お忙しい中ご協力をいただいた皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。「保護者語り部」…これからも行っていきたい新企画でした。
 

小中合同総合防災訓練③ 各種体験活動

 
 避難所設営訓練が体育館で行われているころ,調理室では炊き出しを行い,150食分の非常食調理が行われていました。保護者の皆さんのお手伝いもいただき,今度はかなりの量を調理していました。事前練習のときよりも真剣な様子が印象的でした。
 
 校庭では駐車場の誘導練習をしていた生徒たちがいます。コーンを設置し誘導棒を使って車両を校庭に入れています。実際には何台もなかったのですが,これが実践だったら大変難しい作業になるでしょう。また,昇降口ではアルファー米を調理する準備が手際よく行われていました。
 
 校庭では火起こしと湯沸かしが行われていました。小学校の野外活動で野外炊飯をしてきているので火の起こし方は理解しているのですが,やはり実践が少ないことが結果に出ることは否めません。それでは火がつかないだろうと思うやり方だったり,火をつけるために一生懸命に団扇で煽いだりと悪戦苦闘していました。下の生徒たちはサバめし班の生徒たちですが,煙にまみれた作業をしていました。試食をさせてもらいましたが,失敗もなくとても順調にできたようです。
 
 昼頃,それぞれの体験学習を終え,体育館に集まってきた生徒たちは,学年ごとに集まって炊き出しの試食をしました。普段の給食とは異なった会食となりましたが,お代わりをしてたくさん食べていたようです。アルファー米は3種類です。写真の「わかめご飯」のほかに「きのこご飯」「ひじきご飯」の3種でした。とても美味しくいただくことができました。技術の進歩を感じた瞬間です。
 今回の訓練のための費用は,みやぎ生協さんの助成金を活用しました。感謝申し上げます。
 

小中合同総合防災訓練② 避難所設営訓練

 
 学校では避難者が続々と本校に集まってきたことを想定して,避難所設営訓練が行われました。訓練の中心となったのは3年生と総務の生徒たちです。保護者のボランティアの方々や1・2年生の生徒たちには避難者役をしてもらって協力してもらいました。
 
 訓練では受付をつくって避難者を受け入れ人員を管理すること,避難者に対して情報を周知すること,救護の必要な人には適切な対応をすること,避難者の居場所をつくること,備蓄倉庫から必要な物品を出して準備をすることなどを勉強しました。避難所の本部では様々な事態に対して適切な判断をすることが求められました。実際にはとても困った様子になることなく過ごすことができたようですが,果たして訓練の成果はどうだったでしょうか。もっと真に迫る体験学習とするため,避難所本部への強い要求や事態の変化等で,生徒たちを揺さぶる方法もあったかもしれません。
 
 訓練では運営役の生徒も,避難者役の生徒もよく頑張りました。先生たちはできるだけ口出しをせず,生徒に考えさせる,生徒に行動させることを原則としていましたが,その場その場でよく判断をし,互いに協力をしていたことが分かりました。先日行った図上訓練をもとにしっかりと実践していたと思います。上手くいかなかった点を今後の実践や学びにつなげてほしいと思います。
 

小中合同総合防災訓練① 1次避難

 
 11月2日(土)の小中総合防災訓練では,午前9時に地震が発生し,津波の危険があることを想定して1次避難を行いました。これは生徒たちの住居のある自治会ごとに1次避難をするものです。当日は小中学生はもちろん,保護者の方にもご参加いただき,たいへんありがとうございました。災害の想定によっては,今回の避難所ではなく,もっと適切な場所があると思うのですが,鹿折地区全域で小学校から中学校までの訓練をするとなると,今回のように自治会ごとの通常の避難先を選択せざるを得ません。特に,大雨による土砂災害の危険となった場合は今回の1次避難先でどうでしょうか。工夫をしなければならないところです。
 ところで,ここでは①避難者名簿をつくって地域の人々と顔なじみの関係をつくることや,②避難してみて気付いたことを話し合い,今後の災害に備える知識を持つことが学習のねらいでした。生徒はよくできていたでしょうか。
 

防災訓練 前日の風景

 
 写真は11月1日(金)です。大きな行事には,大きな準備が必要。これまでも事前学習をしてきましたが,いよいよ明日は総合防災訓練という日です。昼休みには各地区のリーダーさんが会議室に集合していました。1次避難の際にどのように行動するか,最終確認です。プリントを見せてもらいながらそれぞれの役割を確かめていたようです。
 
 右上は前日の6校時目の写真。生徒会総務は避難所運営訓練の打ち合わせのようです。役割分担などを話し合っていました。本番はどうなるのでしょう。
 下の写真はサバめし班です。教室では牛乳パックを細く切ってサバめしの燃料を作っていました。また,空き缶に穴を開けて簡易コンロを作成していました。どうやらやら缶切りという道具を生徒は使ったことがない様子です。当たり前ですが。
 
 さて,調理室ではなにやら計算中。電卓,マジック,紙が準備されています。明日は炊き出しをするわけですが,人数は約150人分をつくるのです。ですから,材料がどのくらい必要か,鍋ごとに計算が必要なのですね。こんなことは普段の調理にはあまり見られないことではないでしょうか。多く作るのにも技が必要です。
 また,生徒昇降口では火おこし班の打ち合わせと準備です。アルファー米を頂くにしてもお湯を沸かすことが必要です。150人分です。火傷の心配もありますね。先生の事前指導がしっかりとなされ,生徒の準備と心構えができていたようです。いよいよ当日です。
 

鹿中きれいの日 除草作業ごくろうさま!

 
 先月の「鹿中きれいの日」は,学校からの要望を受けて生徒会の皆が取り組んでくれたものでした。内容は校庭の除草作業です。11月上旬に市内中学生を対象としたサッカー教室が本校校庭で予定されているため,校庭をきれいにして皆さんをお迎えしたいと考え,生徒会に協力をお願いをしたのです。10月は文化祭もありましたので,四四の16日にはきれいの日を実施できませんでした。そこで今回は10月30日(水)の実施日となりましたが,生徒会では計画をしっかりと立ててくれて,当日は一生懸命に除草作業に取り組んでくれました。上の写真は生徒がつくった計画書です。
 
 校庭の除草作業は日頃から一生懸命に行っているのですが,草の成長する勢いは物凄く,サッカーゴールや野球グランドの内野の辺りはまだ草が抜かれないままになっていたのでした。昨年,復旧していただいた校庭の土は,湿気をよく保ち,とても柔らかくて,生徒の運動にはいいのですが,その分,草が成長しやすいという特性があるのかもしれません。用務員の三浦さんや阿部先生が草刈り機で刈ったり,部活動でも除草したり,運動会前にはPTAの皆さんにも作業をしていただきましたが,なかなか手強いのです。
 
 今回は,1年生がテニスコート付近を,2・3年生たちが野球グランドの周辺を集中的に除草してくれました。生徒たちは,楽しく皆で会話をしながらも,本当に一生懸命取り組んでくれました。先生たちも頑張りました。しかし,敵は想像以上でした。残念ながら予定時刻となってしまい,今回は全部の草を取り切れないまま終了となってしまいました。でも,遥かにきれいになった校庭が広がりました。あともう少しです。
 
 11月2日(土)の午後に親子奉仕作業が行われることになり,PTAの皆さんにもご協力をいただくことになっているので,その際にも頑張ることにして鹿中きれいの日は終了でした。生徒の皆さん,協力ありがとうございました。
 

複十字シール運動 募金活動をしています

 
 朝晩めっきり冷え込むようになりました。しかし,学校の朝は生徒の活動が元気よく行われる時間帯でもあります。毎日旗揚げをしているのは生徒会総務の生徒たちです。そして,校門付近では挨拶運動が定期的に展開されています。
 今回はそれに加えて「募金活動」です。生徒や先生たちにご協力をいただいているようです。この日はソフト部の挨拶運動に合わせて総務の生徒も加わって募金を呼び掛けていました。明るく募金活動をしているのがとてもいい感じです。
 ところで今回の募金は「複十字シール運動」です。結核を中心とした肺疾患を撲滅して,明るい社会をつくりだすことが目的の運動です。ところで,この運動では右下のシールが配布されますが,机の中にこのシールが眠ってしまうことが多いようです。どんどんいろいろなところに貼って活用したいものです。そのことで運動への認知も広げることになるのですから。…募金活動ご苦労様。
 

2年国語「説得力のある提案をしよう」 プレゼン

 
 10月30日(水)の3校時,2年生は国語の学習をしていました。単元名は「説得力のある提案をしよう ~プレゼンテーション~」(全7時間扱い)で,主たる学習目標は「聞き手の立場や考えを想定して説得力のある話を組み立てよう」です。この日の学習は,これまで①プレゼンについて知る,②企画を立てる,③④資料を工夫する,⑤中間報告会をする,⑥改善する…と学んだ後の,⑦発表を聞き合い,評価する学習でした。
 
 先生の説明の後,少し練習や確認をして班ごとの発表です。少し緊張しながらも,計画的に効果的なプレゼンをしていました。それぞれの班の工夫があって,役割分担をしっかりしながら,興味深い発表でした。キャッチコピーもなかなかのものです。
 
 言語活動は相手意識,目的意識を明確に持つことがとても大切です。今回は誰に対して,何の目的のために「気仙沼おすすめツアー」するのかということをしかり押さえることで,提案の工夫の仕方が出てきます。授業では3種類の相手が設定されていました。①「とよさぶろうさん」(気仙沼市,79歳),②「ゆりかさん」(気仙沼市,小学3年生),③「なおみさん」(仙台市,中年)です。異なる相手に対して内容や表現を工夫しながらプレゼンをしていました。
 
 発表の工夫は,「やってみた後に振り返り」をするとともに,「他の人のよさをしっかり聞き取ること」で,実感をもって理解することができます。生徒たちは,自分たちの発表にベストを尽くした後,他の班のプレゼンをじっくりと聞きながら評価をしてメモをしていました。それぞれの班のよさや工夫を理解することができていたようです。授業を見に来ていた学級担任や学年主任の先生からもお褒めの言葉がありました。頑張りましたね。
 今回の学習内容をぜひ普段の生活に生かしてほしいものです。プレゼンとはいかないまでも,人に説明したり提案したりする場面は日常の中にいっぱいあるのですから。普段の生活の中でも工夫をしてやってみましょう。
 

学校の紅葉

 
 今年の紅葉はどうなのでしょうか?色付いてきたかなと思っていたころ,台風19号で風雨にさらされて,登校坂の桜の木はかなり葉を落としてしまったようです。
 写真は10月下旬の様子です。これからもまだまだ色付いてくると思うのですが,天気の良い日にはこのように学校の紅葉の様子が見えています。日没もだいぶ早まってきましたし,落葉を見るにつけても少し寂しい気分になりますが,季節の趣をしっかりと感じながら生徒たちも学校生活に取り組んでほしいものです。成果を上げなくてはならない2学期ですが,これまでの生徒たちの活躍は素晴らしいものでした。深まる紅葉のように更に充実の時期を迎えてほしいものです。
 

委員会活動 実は先生も尽力

 
 本校の生徒会活動の良さの一つに,生徒全員が所属している委員会活動の充実ぶりがあることは度々ご紹介してきました。10月25日(金)には,10月の活動を振り返り,11月の活動計画を立てる話し合いが全ての委員会で行われました。
 写真の様子をご覧にただくとお分かりのように,生徒たちが中心となって話合い活動をしているのです。しかし,その中に先生たちも混じっています。先生たちは委員会活動では表に出ることはないのですが,実は委員会ごとに生徒の相談役となったり,活動の火付け役となったり,励ましや注意を与えたり,活動の調整・交渉役となったりして,先生たちも委員会活動に積極的に参加し,努力しているのです。
 
 そんな努力もあって,本校の委員会活動が積極的に運営され,生徒の良さを表現し,学校全体の原動力を生み出しています。学級でもない,部活動でもない,第3のステージが委員会活動です。しかも,異学年集団での活動。この活動が学校文化や伝統を作っていくのです。生徒会活動のいい学校は創造力と活気のある学校です。そして,生徒の居場所のしっかりとある学校です。その陰の力になって,先生たちがなって貢献していることを,生徒の皆さん,知っていてくださいね。これからも先生と一緒になって委員会活動を盛り上げて頑張ろう!