鹿中 学校生活

今日の鹿折中

図書室の本 読書について

 
 生徒の皆さんはどんな春休みを過ごしているでしょうか? 長期休業には,普段はなかなか読まないでいた本を読んでみることを薦めます。
 読書といえば,なぜか「文学」というイメージがあるのですが……読書は多様です。もちろん文学でもいいのですが,ノンフィクションや実用書,啓発本などもどうでしょうか。これらは案外読まれていないように思います。上の写真は図書室にあるそれらの本……少しそそられる感じがしますね。また,下の写真は図書室にある童話の本です。童話といえば子供が読むものというイメージですが,実はそうではありません。大人が読む童話だってあるのです。つまりは中身なのです。
 また,読書は多様……ですから,下の写真集やミュージシャンの本であってもいいですね。これも図書室にある本です。お勧めの本をみんなに紹介してみましょう。誰かと対話をするように,読書で作者や登場人物と対話をし,自分の心や頭の中にさざ波を起こしてみることを進めます。国語の勉強でビブリオバトルをしました。読書が生活の一部となればいいですね。まずは,楽しむことが一番です。
 
  

携帯電話利用の学習 1年生

 
 1年生の教室の後にホワイトボードが6枚並べられていました。「道徳の時間」の班での学習内容を全体に紹介しているものでした。内容は「携帯電話(スマホ等)の利用」に際して注意しなければならないこと。
 「3班」の話合いでは,ポイントとして次の4点が挙げられています。(左下の写真)①相手,②ルール,③使う時間,④相談です。更に「ルール」の項目での意見を見てみると「必要なときだけ使う」「やることを終わらせてから使う」「食事中はダメ」「A分勉強したら,A分携帯を使う」などの意見が見られます。生徒たちは携帯への依存状態にならず,自律的に使うことが大事だと感じているようです。
 また,他の班では「ネット利用の注意点」も挙げていました。(右下の写真)「自分の情報は出さない」「投稿する前に一回冷静になって考え,本当にそれでいいかを考える」などの意見が出されていました。
 世の中ではSNS等でのトラブルが懸念されています。鹿折の子どもたちには,情報通信機器を適切に使いこなせる「賢く思慮深い人」になってほしいものです。ご家庭でも,お子様の春休み中の機器利用について話題にしてほしいと思います。
 

平成30年度修了式を行いました 1年間のご協力に感謝

 
 3月22日(金)には平成30年度修了式が行われました。式では修了生(1・2年生)の呼名を行い,校長先生から代表生徒に修了証書が手渡されました。式辞では,各学年主任の先生が,生徒の成長の様子を嬉しく誇らしく思っていること,先生たちがいつも生徒に期待をし励ましてきたこと,先生たちも共に歩んできたことなどを確認し,生徒が「新時代を拓いた1年」であったことが話されました。その後,1年の代表生徒:畠山くん,2年の代表生徒:青柳さんからまとめと振り返りの言葉があり,全員で校歌を斉唱しました。
 校庭の復旧工事から始まった平成30年度でしたが,皆様のご協力をいただき,生徒が頑張って意味のある1年にすることができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。どうか来年度もよろしくお願いいたします。
 

春が来た! 校庭でのサッカー

 
 3月20日(水)校庭の様子です。気温が15℃近くになりました。暖かい日差しの下,校舎から見える海も校庭も輝いています。保健体育の授業では生徒たちが校庭でサッカーをしていました。「マンマークだぞ!マンマークだぞ!」と大きな声が響きます。シュートが外れると,歓声やため息が聞こえてきます。一生懸命走り,考えてプレーをし,みんなでサッカーを楽しんでいました。1月24日に,この鹿折中リポートで「寒さに負けず雪上サッカー」と題してご紹介した,雪が舞う中で根性で授業している風景とはうって変わった授業風景なのです。ああ,春が来たのだなと思わされる光景でした。これからの季節と生徒の成長が楽しみになりました。
 

学習のまとめは「創作活動」 国語科

  
 1年間の教科学習が終了しました。学習内容をしかり身に付けるために,春休みには各教科の復習に進んで取り組んでほしいものです。
 さて,国語科の最終単元は「創作活動」なのだそうです。3年生はオリジナル合唱曲の「作詞」に取り組んで,合唱曲「ひかり」を作りました。同様に2年生では「小説を書く」学習をしました。上の写真は,2年生が最終的に完成させた文集です。左は表紙,愉快なイラストです。友達が文章を書くのを同級生が見つめ,コメントをしています。真ん中の写真は,その小説作品。題名も工夫しています。ペンネームです。右の写真は裏表紙です。この言葉も生徒の言葉。文集の裏表紙にはぴったりかもしれません。
 今回は短歌や俳句を読んで,その内容からイメージする風景や人物を描き出すかたちで短編小説が作られています。いわゆる「歌物語」ですね。それにしても,読んでみて驚くのは,とてもレベルの高い文章がそろっていることです。教科書に書き方の例があるらしいのですが,一人一人の生徒の感性や個性が光っていました。とてもよい文章ができました。以下に生徒の作品を一つ紹介します。
 →生徒作品 「Remember」.pdf 

今年度最後の委員会活動 来年度準備

 
 3月13日(水)には今年度最後の委員会活動(話合い活動)がありました。これまでの活動を振り返るとともに,来年度早々の鹿峰会(生徒会)入会式(新入生を迎える会)で各委員会の紹介をするための打合せです。本校では,定期的に委員会活動の話合いの日が設けられ,日常活動をどう進めるかなど,各委員会の活動推進に役立てられています。この活動の素晴らしさが今の鹿折中学校の根幹を形成しています。来年度も工夫のある活動を,新入生とともに行ってほしいと思います。
 この日は「生徒会総務」(執行部)では,新入生に対する「部活動紹介」をどうするかも話し合われました。(上の左の写真)今までは動画での部活動紹介だったけど,来年度は実演を取り入れてはどうかという話合いだったようです。それもいいアイディアですね。君たちの話合いが生徒会活動を素晴らしいものにしていくと思います。みんなが大切にされ「居場所のある」学校になると思っています。まずは,今年度の活動ご苦労様でした。来年度にも期待しています。
 

学習の基盤をつくる ②

 
 ある担任の先生の机の上に小さなノートがたくさん積み重なっていたので,これはいったい何?と尋ねた記憶があります。冬休みのことでした。先生は「3学期にやるんです。生徒の言葉の力をつけたいと思って。」…と言う返事。生徒たちの言葉が断片的なので,言葉をしっかりと使い,使い方も工夫させてみたいと思っているらしかったのです。3学期に取り組むことから,名前は「100日チャレンジ」です。
 さて,3学期もそろそろおしまいです。あれはどうなったのかと思ってノートを見せてもらうと,ノートを使って,先生と生徒の間で毎日色々な話題が交わされていたのでした。学習の基盤となる「言葉の力」を高めようとした取組でしたが,生徒をよく理解し,互いの信頼関係を深めることにも役立っているようでした。担任の先生の「ねらい」はノートの表紙裏に貼られて示されていますが,下にその内容をご紹介します。先生は「事実」→「発見」→「目標」→「未来」の順で文章をまとめる力をつけたいと考えていることが分かります。生徒も先生も,文章を書くことで100日間が一層意味深くなったことでしょう。
 

学習の基盤をつくる ①

 
  各教科の勉強の他に,やはり学習を支える「基盤」づくりは大切なことです。しっかりとした生活態度,物事への前向きさ,人への信頼感,素直さなどの生活態度がそもそも「基盤」なのですが,学習に近い部分での「基盤」づくりも重要だと思います。
 上の写真は本校の朝の読書活動の様子です。この時間は誰一人お話をしていません。静寂な時間の中で,自分の興味のある図書を集中して読んでいます。先生たちも生徒と同じように過ごすのです。これによって読書習慣を育む,集中力を高めて一日のスタートを切らせるなどの効果が考えられています。読書する子は,学力が高い。…そんなことも定説になっています。
 また,学級では短学活などで「スピーチ活動」を行っています。これも,考える,表現する,人間関係を作るなどの効果を期待した取組なのです。下の写真は2年生の様子です。「3秒スピード」は,教室でよくある「3秒スピー」からの悪ふざけですが,生徒はテーマの下に,毎日短時間で,笑顔で級友と楽しく話し合っているようでした。この活動からの成果を期待したいものです。
  

公立高校合格発表 新しいスタートライン

 
 3月14日(金)は宮城・岩手公立高校の後期入試・一般入試の合格発表がありました。本校3年生は全員合格となり,職員室には歓声が上がりました。受験は個人戦ですが,やはり学年生徒の規律や雰囲気はとても大事だと思いました。しっかりした生活態度や物事に対する意欲は,個々の入試への取組や本番での地力にも影響を与えるものだなと,改めて感じさせられました。3年生の総合力が効いていると思います。3年生諸君,合格おめでとう。
 さて,翌日15日(金)には元担任の先生たちから合格証が手渡されました。待ち望んでいた合格証を手にして,3年生のみんなは幸せそうでした。自然と拍手が湧いたり,笑顔になったりしていたようでした。これで,やっとスタートラインに着くことができました。今後の高校生活では,これまでとは違う環境の中で,新たな仲間たちと一緒に新たなチャレンジをしていくことになります。栄光も挫折も味わうことでしょう。自分にとって意味深い3年間にしていくことを期待します。頑張れ,卒業生。
  

絆募金 尼崎市立園田東中学校から届きました

 
 3月11日(月)に兵庫県尼崎市立園田東中学校からお二人の先生にご来校いただきました。当日はあいにく振替休業日であり,「みやぎ鎮魂の日」でもあったので,鹿折中生の学校生活の様子を見ていただくことはできませんでした。しかし,本校生徒の学校生活の様子などをお伝えして,生徒が頑張っていることをご説明しました。
 今回,お二人の先生は,園田東中学校の生徒会で3.11被災地を応援するためにおこなった「絆募金」の収益金をわざわざ届けにきてくださったのでした。学校の最寄り駅である,阪急神戸線の園田駅で,生徒会の皆さんが,被災地を励ますために募金活動をしたのだそうです。募金の御礼にチューリップの球根も差し上げたそうです。お陰で市民の皆様から温かいお志をたくさん頂戴したということでした。また,義援金とともに生徒会の皆さんからは色紙も頂戴しました。色紙では「今回の絆募金で私たちは被災地と一つになれたと思います。これからも共に頑張っていきましょう」と伝えていただきました。
 遠路おいでいただき,このようなお励ましをいただき,厚く御礼を申し上げます。園田東中学校の皆様,大変ありがとうございました。(園田東中学校の皆様からは以前にも義援金を頂戴しています。また,交流などもさせていただき,お励ましいただいてきました。)