鹿中 学校生活

今日の鹿折中

県人権作文コンクール 優秀賞おめでとう 

 
 既に河北新報でご紹介いただいていましたが,本校3年生の生駒大地くんが,県人権作文コンクールで優秀賞をいただきました。おめでとうございます。12月13日(木)には,仙台法務局気仙沼支局の佐藤支局長さんを始め,お二人の人権擁護委員が来校され,直接,生駒くんに賞状や盾を手渡していただきました。大変ありがとうございました。
 生駒くんの作文は,小学生のときに不登校になってしまったときに,家族,友達,先生に支えられて暗闇から抜け出した。人は支えられて生きるものと分かった。この経験を無駄にしたくない。自分も誰かを支える存在となりたい。世界には差別や対立がある。世界に目を向けて行動し,人々が共存する世界を目指したい。自分からできることをやろうと思う。そして,人から人へと好循環を作っていきたい。…という内容です。不登校の経験に始まり,世界や人々のつながりにまで及ぶ,青年らしい大きな希望が描かれています。中身のある文章です。以下に全文を紹介いたします。
 作文原稿 人権作文30(生駒大地).pdf
  

教育相談 御協力ありがとうございました

 
 11月29日(木)から12月6日(木)までの期間,本校では教育相談を実施しました。(写真左)保護者の皆様,御協力をいただき,ありがとうございました。
 教育相談では,学習や生活を中心に現状を確かめ,これからの道しるべや希望を明確にすることができたでしょうか。学校では来年3月までの目標となるような話し合いをしたい,これからの学校や家庭での生徒の頑張りが引き出せるような意味のある機会にしたいと考えていました。どうだったでしょうか。生徒を成長させる最大の環境は,学校と家庭です。主人公は生徒本人です。3者が対話をして同じ目標に向かって今後も協力し合いたいと思います。どうかよろしくお願いします。
 右の写真は,校内に掲示している3年生生徒の国語の学習内容です。古典の中の言葉から,大事にしたい言葉を紹介するものです。この孔子の言葉を選んだ理由を彼はこう書いていました。「この言葉は,一貫して変わらずに進むという意味があります。数ヶ月後にある受験に向けて,この言葉の意味にあるように変わらずに進んでいきたいと考えてこの言葉を選びました」と。教育相談で3者が相談したことが,3者の努力で実現されることを期待します。

みんなで取り組んだ学校行事 残ったものは友達

 教室の後の壁にこんなふうに学校行事でいただいた賞状などが飾ってあります。この賞状の周りの白いものは何だろうとよく見てみると,なんとテルテル坊主でした。そう言えば,今年の運動会は雨に泣かされたと思い出しました。ところで,このテルテル坊主は,行事に取り組む学級の生徒一人一人のようにも見えてきます。優勝を目指して取り組んで,君たちが最後に手にしたものは団結と友情だったはずです。これまでの行事の度に,そして毎日の生活のごとに,少しずつ君たちの団結と友情を深めてきたのでしょうね。2学期の成果は,賞状ではなく,1位だったか2位だったかでもなく,互いの胸に深く刻まれた絆ですね。この絆を更に強いものにして,受験という試練も突破してほしいと思います。よく頑張った2学期でした。
  

委員会活動が学校生活を充実させています

 
 
 鹿折中学校の生徒はどの生徒も各種委員会に所属し,日頃から委員会活動を頑張っています。毎日の活動ですから,大変ですが,この活動が鹿折中学校の学校生活を充実させる原動力です。責任をもって取り組むだけでなく,よく工夫して楽しく頑張っているのがとてもいいです。写真は右上が学級委員会の話合い,左上は保健委員会の話合いの様子です。
 下の写真2枚は放送委員会の活動の様子です。先日の昼の放送では,食育週間の企画番組を放送していました。放送原稿も自分たちでつくっています。ある日はこんな内容を全校に伝えていました。
 「皆さんは,日頃から家事などの手伝いをしていますか? 中学生ができる手伝いには,自分で給食の箸を洗う,休日などの時間のある日はご飯をつくったり,買い物に行くなどがあります。…(略)…中学生は自宅にいる時間が少なく,どうしても家族とのつながりが薄れてしまいます。しかし,手伝いによって家族との会話が増え,自分も家族の一員だという意識も強くなります。…(略)…積極的に家庭の仕事に参加しましょう。」
 …生徒のこんな活動で前向きな学校生活が行われているのです。

オワリとハジマリ


 これは何か,お分かりでしょうか。…校舎中庭の枯葉の写真です。12月も中盤となり,いよいよ本格的な冬の到来です。以前にご紹介した紅葉の中庭には落ち葉がこのように降り積もり,まるで茶色の絨毯のようになっています。これは物事のオワリであり,ハジマリの姿です。2学期,そして今年,それぞれが頑張ったことは既に結果が出ています。充実したオワリもあればそうでないときもありました。しかし,オワリはハジマリ。これが足下の第一歩となって,来年に花を咲かせ,実をつけることもあるでしょう。自然の移ろいは私達に何かを示しているのでしょうか。この枯葉から,まだ見ぬ未来に思わず期待を寄せてしまうのです。

会場を圧倒 アンサンブルコンテスト金賞 おめでとう

 
 
 昨日12月9日(日)に「はまなすホール」で開催されたアンサンブルコンテスト地区大会で,本校の吹奏楽部が金賞を受賞しました。おめでとうございます。打楽器3重奏「ケルベロス・ドラムス」を演奏しての受賞です。来月には県大会に出場します。
 会場での撮影や録音が禁じられているのでご紹介できないのですが,上は校内での様子です。顧問の佐藤先生の指導を受けて,3人は一生懸命に練習してきました。先週金曜日の昼休みには校内でのお披露目会を開催し,校内の生徒や先生に演奏を紹介しました。大勢の生徒が演奏を聞き,大きな拍手をもらいました。おかげで本番のコンテストでも集中力のある,とても素晴らしい演奏ができました。ケルベロスとは,ギリシャ神話に出てくる頭を3つ持つ犬の怪物です。3人が入り乱れながら激しい曲を演奏している姿は,これが「ケルベロス」かと思わせるものでした。会場の聴衆を圧倒する演奏でした。この難しい曲をここまでよく自分たちのものにしてきたと感心します。県大会でもいい演奏ができることを願います。応援していただいた皆さん,ありがとうございました。

学校警察連絡協議会でのお話(子どもへの上手な聞き方)

 過日,地区の学校警察連絡協議会の研修会が開催されました。この協議会は「学警連」と言われ,子どもの健全育成を目指す,小中高,警察,関係者等で組織する会合です。冬休みを控えて互いに情報交換し,打合せをするものでした。
 その際の研修会で参考になるお話をお聞きしましたのでご紹介します。講師は仙台少年鑑別所の内山博之先生でした。ご紹介するのは「子どもへの上手な聞き方」に関する部分です。当日のプレゼン資料から3つご紹介します。
 
 ①(左)「たいしたことではないけれど…」は言葉どおりでないかもしれない。
 子どもに話を聞くとき,本人が「たいしたことではないけれど…」と言って話し出す内容は実は重要だったりする。子ども自身が重要なことだとは分かっていないことがある。また,大切なことほど話しにくい内容なので,こんなふうに子どもは言うことがある。
②(右)うまくいったときや,成功したときの秘訣を確認すること。
 
うまくいったとき,自分の中の「どんな力が使われたか」を子どもから聞き出し,自覚させることで,今後もそうできるようにさせるのが大切。子どもになぜ失敗したかを問うことはあまり有効でない。
③(左下)自分の中での変化(よさ)を自覚させたり,未来の進歩をイメージさせること。
 子どもに聞くことをとおして,他人との比較ではなく,過去の自分と今の自分の変化(よさ),今の自分と未来の自分の進歩のイメージ化(目標)を考えさせることが大切である。

ユニセフから感謝状をいただきました

 
 先日,学校にユニセフから感謝状が届ききました。生徒会が行った募金に対しての感謝状です。文面にはこのように書かれています。「このたびは,ユニセフ募金へのご協力ありがとうございます。鹿折中学校のみなさんが,世界の子どもたちが直面する問題について考え,ユニセフに協力してくださったことを心強く思います。みなさんからの募金は,世界150以上の国と地域でユニセフの様々な活動に大切に使わせていただきます。ユニセフは,貧困,紛争などの厳しい状況下で懸命に生きる子どもたちを支え,すべての子どもの権利が守られる世界を目指して活動を続けています。これからも同じ地球に生きる仲間として力を合わせ,よりよい世界を築いていきましょう。」…と。
 「SDGs」の基本理念を表す言葉に「誰も置き去りにしない」(no one will be left behind)という言葉があります。私たちの理想を目指しましょう。生徒会のみなさん,ありがとう。

教室の掲示物から

 
 教室の掲示物から2つご紹介します。左はカレンダー。なぜか2つ並んでいるところをみると,日付というよりは日めくりの言葉に意味があるようです。様々な金言にふれて人格を豊かにさせたいという思いではないでしょうか。さて,「泣く子は育つ」…「子どもが大声で泣くのは生命力が旺盛ということだから,よく泣く子は丈夫に育つということ」という解説が書かれています。「泣く」という一見「負の側面」の中に,「育つ」という「正の側面」を見つけるようなものの見方が参考になりますね。そんな発想や考え方を中学生にもまねてほしいです。また,「心のエースをねらえ!」もいい言葉です。「エース」は心の中にもあるのだというものです。生徒たちに,自分の心の持ち方ということを気付かせたいものです。
 次に右側です。これは初めて知りました。「ひみこの食育標語」というものらしいです。「みんなが嫌がる食べ方」を示しています。自分では気づきにくいものです。「き肘」「べ散らかす」「の食べ物が見える」「ちゃくちゃ食べる」「ずそうに食べる」「るずる汁をすする」「喰い」の七つを示し,最初の音をつなげて「つたなくまずい」とまとめています。なるほどです。ご家庭でも話題にしてみてはどうでしょう。

福祉を高める会 小島先生のお話をお聞きしました

 
 12月2日(日)には「福祉を高める会」がありました。本校PTA畠山会長さんが,今年度は「気仙沼市手をつなぐ育成会連合会」の会長さんを務めていらっしゃいます。本校PTAや鹿折小学校PTAの皆様にもご協力をいただいて,研修会を開催することができました。皆様のご協力に感謝を申し上げます。
 当日は,講師として,全国手をつなぐ育成連合会副会長(栃木県会長)の小島幸子さんをお迎えして「これからの育成会活動について」と題したお話をお聞きしました。小島さんが障がい児の母として経験されたこと,そのことから考えたことなどを,ストレートに,とても温かく,そしてパワフルにお話ししてくださいました。このお話は更に大勢の皆様にもお聞きいただきたいと感じる内容でした。どの子も人として尊重されて,よりよく学び,育ち,充実して生きる社会になれるよう,私たちは努力しなければと感じるものでした。鹿折地区においても工夫した活動をしていきたいものです。以下に当日のプレゼンから抜粋して内容をご紹介します。