鹿中 学校生活

今日の鹿折中

学校評価④ 生徒の意識調査と市総合計画の目標値

 学校評価の4回目。今回は生徒の実態を意識の面から把握します。このことは以前にもご紹介したことです。1学期の調査では「自己肯定感が低い」,「社会参加への意欲が低い」といった生徒の傾向があったのです。今回は,このことと市総合計画の目標値(2020)を比較してみました。(下表)
 今後,先の傾向に対しては,生徒を「よく褒めて自信と前向きさを持たせる」ことはもちろんですが,生徒の「学力しっかりつける」,「生活習慣やあいさつを大事にしながら心を育てる」,「将来への夢や希望を意識させる」などの方法で,自信がもてないでいる鹿中生を飛躍させていきたいのです。詳しくは下をご覧ください。

ネット依存 ゲーム障害  だいじょうぶ?

 
 先日の「相談室通信」(2月12日付け,國政SC)では,「ゲーム障害」が紹介されていました。WHOは「ゲーム障害」を疾病に分類したそうです。WHOによると,こんな症状だと言います。
 ①ゲームする時間を自分でコントロールできなくなる。
 ②ゲームを他の趣味や普段の生活の事柄よりも優先させる。
 ③その結果,個人や家族,社会,学習,仕事など日常生活に著しく支障をきたしているのに,やめられない,あるいは,エスカレートしてしまう。
 …世の中には「ネトゲ廃人」という言葉があります。ネットゲームに没頭してしまい,まるで廃人のようになる人々のことだそうです。依存によって,脳に異常を起こします。子どもほど,このような影響を受けやすいと言われます。また,そこまでいかなくても,人の気持ちが分からない,他人とコミュニケーションがとれない,生活習慣が乱れて意欲が低下するなどの問題が生じるようです。やはり,大人が利用の仕方を指導したり,コントロールすることは大事なことです。その結果,子どもがこれらのメディアを上手に利用できるように育てることです。「相談室通信」では以下のポイントが紹介されていました。下のイラストのような子どもたちにならないように,大人が賢く導きましょう。
     
 ①占有させない,②買う前にルール決める,③使用場所・時間を決める,④お金に関して決めておく,⑤ルールを書面に残す,⑥違反があったときの対応を決めておく,⑦親が模範となる,⑧相談できる環境をつくる,⑨長期休みに注意する,⑩現実世界や家族を大事にする,⑪親がリスクをよく知る
(久里浜医療センターホームページには「ネット依存自己評価スケール」が公開されています。点検してみましょう。)

学校評価③ 教師の評価

 学校評価の3回目です。今回は教師はどう見ているかという点です。教師は生徒が教育目標には近づいているとは感じていません。生徒を「未来を夢見る人間」に育てるという目標をもう一度意識なくてはなりません。一方,経営方針の概ねはいい方向にあります。特に総合的な学習をより主体的な学習にすることができ,また,積極的な防災教育ができている点を評価しています。努力事項では,地域に貢献したり,連携したりする教育活動はできているのですが,「学力向上」と「基本的生活習慣」の育成は課題であり,心の教育の部分にも不安を抱いているようです。
 詳しくは下をご覧ください。

教室の掲示物 生徒の活動 自主的な生活

 
 教室の掲示物を見ていると,生徒の生活の様子が分かります。左側のチェック表は教室の入り口に貼ってあるものの一部なのですが,感染症予防の取組の一環です。なんとこのチェック表は11月上旬からスタートしているのです。ここでは一部しかお見せできませんが,本物はもっと横長の表になっています。地道な取組です。近くにはインフルエンザ予防専念を訴えるポスターもあります。こんなに予防にしっかり取り組んできても,インフルエンザが流行るのですね。手強いです。
 さて,下は清掃チェックボード(ボード?)です。裏返す仕組みになっています。清掃の終わりの時の反省会で使う物でしょうか? 近所には清掃の仕方を記したマニュアルが掲示されています。廊下掃除と,学習室掃除,互いに「終わったらヘルプ」と書いてあります。こんな毎日の係活動,清掃活動は,学校教育ではとても大事な部分です。毎日のこのような活動から,自主的・主体的な生活態度が生まれるのです。それは当然,自主的・主体的な学習につながります。学習だけに注目してはいけません。学習は生活の一部なのです。ご家庭ではどうですか?
 

「防災壁新聞」を大勢の皆さんに見ていただきます

 
 以前に話題とした「防災壁新聞」を大勢の皆さんにご紹介いただくことになりました。それは,今月24日(土)に開催される「第2回東北被災地2019 語り部フォーラム」(南三陸ホテル観洋)分科会でのことです。当日の第2分科会「災害を知る世代から知らない世代へつなぐ」の中で,中学生の学習活動の一つとして会場に展示されることになったのです。本校から代表作品として,3年1組4枚,3年2組4枚,計8枚の壁新聞が展示されます。そして,分科会のコーディネーターの先生が当日の話題の一つにしてくださるということでした。このことは,偶然から決まりました。先日,フォーラムのご担当の方が本校を訪問されたときに,1年から3年までの新聞が校舎1階に展示されていたのを偶然ご覧になりました。そのことを,コーディネーターの先生に話されたのがきっかけです。生徒のみんなが1年間かけて学んで考え,まとめたことを,フォーラム参加の大勢の皆さんに見ていただくことができ,大変光栄なことです。ありがとうございます。
 

ステップノートとステップカードで家庭学習

 
 生徒昇降口にはいつも長机が置かれています。生徒は朝登校をすると,まず家庭学習でやってきたノートやワーク類をその机の上に置きます。そして,名簿に印を付けるのです。これがステップノートの取組です。家庭学習の成果を朝一ではっきりさせる,目に見えるかたちにすることで,家庭学習の習慣形成を図っています。回収の仕方にも工夫があります。教科ごとに回収したり,学級ごとだったり,部活動ごとだったりと色々です。本校では,この取組で学力が向上してきています。
 また,下の写真はステップ・カードの取組です。これは自分の家庭学習の計画を立てたり,記録をしたりするものです。先生がコメントしたり,保護者が確認したりするようになっています。つまり,家庭学習カードです。生徒・先生・保護者の三者で協力をして家庭学習を充実させようとしています。保護者にもご協力いただいて連携する点,いいなと思っています。生徒が登校する前の教室には既にカードが配布されています。自分で計画を立てる,記録をすることは大事ですね。これを使って家庭学習を楽しくやっていきたいものです。さて,期末テストが近づいています。学習の質を高め,時間も50%アップさせ,しっかり頑張りましょう。
 

相田みつをさん,織田信長さんにもご指導いただいています

 
 昨日の「折り鶴マスター」の先生,実は書道も得意なのです。校舎内には先生の筆による,相田みつをさん,織田信長さん,そして,作者不明の名言が登場してきます。相田さんの掲示物には著作権が関係するかもしれませんが,お許しをいただくこととして,先生が生徒たちに気づかせたり,考えさせたりしたくて,模造紙に大書して示している名言なのです。生徒たちに先生の思いが伝わってくれるといいのですが。
 さて「絶対は絶対にない」という言葉,本当に織田信長の言葉なのだろうかと思って検索してみると,確かにネット上ではそのように紹介されていました。よく考えてみると矛盾した言葉なのですが,「絶対に大丈夫なことと,絶対に不可能なことはないのだ」ということを言うのでしょう。これは,安心への戒め,絶望への励まし,どちらにもとれる言葉だと思います。戦国武将らしい言葉です。
 

色鮮やかなものが… 何かが準備されている?

 
 2階の学習室,放課後に覗いてみると,何やら色鮮やかなものがたくさん並べられています。何だろうと,中に入って近づいてみると,やっぱり折り鶴を色別に並べているのでした。もうこんなに作っていたのかと,ちょっと驚きでした。
 実は先日,1年生の朝の会を覗いてみると,何やら「折り鶴マスター」の先生がその作り方を熱心に講義していました。意外に鶴の折り方を知らない生徒もいるようで,先生はとても得意な様子です。そして,注意事項「授業中に折ってはいけません!」も話されていました。恐らく先生の時代にはそんな生徒もいたのでしょうね。楽しげな説明風景でした。どうやら生徒会がまた何かを考えている様子です。先生もそれに協力をしているのです。さて,この折り鶴はどう使われるのでしょうか。
 
 

放送委員会 企画番組放送

 
 放送委員会の活動をご紹介します。1月の末ごろから昼の放送(給食時間)で企画番組を実施しています。「部活動紹介」です。現役の1・2年生から部活動の様子やムードメーカ―を尋ねたり,顧問の先生に困っていることをインタビューしたり,3年生から後輩に向けてメッセージをもらったりといった内容です。各部の個性がよく表れている企画番組なのです。もうじき春を迎えるにあたって,部活動への生徒の意欲を高まる,よい番組になっていると思います。
 放送委員会は年末にも企画番組を行い,生徒らしい感性の放送をしていました。また,思い出せば,運動会の昼休みに運動会の裏側を速報して演出する番組を放送していましたね。こんなに創造的な活動を普段から行っている放送委員会はなかなかないと思います。放送機器はポンコツですが,アイディアと実行力が光る委員会活動です。

学校評価② 保護者の評価から

 今回は,保護者の皆さんの意識をご紹介します。
 保護者の皆さんの意識は,生徒の意識と一致する部分も多く見られました。しかし,生徒たちの「メディア利用」については,大きな懸念がありそうです。そのとおりだと思います。保護者の皆さんは,そのことからか,教師の生徒理解の充実や,適切な学習指導・進路指導・部活指導,そして保護者との連携などについて,特に期待や要望があるように見受けられます。学校は,このことを踏まえて今後の向上を図りたいと考えます。詳しくは下をご覧ください。