鹿中 学校生活

今日の鹿折中

第2回生徒会「中央委員会」の開催 生徒会の原動力!

 
 2年生が主体となった生徒会新総務になってから,初めての「中央委員会」が開催されました。新会長になった佐藤君が,中央委員会の定期的な開催を公約の一つに掲げて活動を進めています。今回の開催目的は,①委員会同士の協力の場をつくり,学校生活をより充実したものにすること,②各委員会の課題の改善と新たな活動を進める契機にすることです。今回の中央委員会では,今まで総務だけで企画運営を行ってきた「鹿中きれいの日」を,各委員会にも携わってもらい,それぞれから協力をもらって全校の力を集めようと考えたものでした。
 
 総務のメンバーは,事前の準備として各委員会に対してアンケート調査を実施したり,会の流れを入念に打合せしたりと,期末テスト前にもかかわらず,忙しい中,休み時間や放課後の時間を使って集まり,約1か月前から会議の準備をしてきました。
 
 11月26日(火)に行われた中央委員会には,各学級委員・各委員長が総務のメンバーとともに話合いました。各自が委員会や学級の代表として参加し,自信を持って自分の考えを発表している姿が見られ,とても立派でした。その様子に生徒の成長を感じ,大変驚かされ,とても嬉しくもありました。
 議長を務めた小山さん,小野寺君の力もあって中身のある話合いとなったようです。このような話合いが生徒会の原動力です。今後も生徒同士で相談したり,協力し合ったりしながら,よりよい鹿折中学校を作ってほしいと思います。頑張れ,新生徒会!
 

これでおしまいです 学校の紅葉

 
 左上の写真は11月15日(金)の中庭です。そして,右上の写真は11月19日(火)のものです。少し角度は違いますが,ついに落葉となりました。寒さが厳しくなるにつれて鮮やかさを増していた中庭の樹木たちですが,強い雨風に吹かれて,今年の紅葉を終了させました。冬の到来ですね。
 校舎の3階から下を見下ろすと,下の写真のように見えます。地面には落ち葉の絨毯が色鮮やかに広がっているのです。四季折々という言葉ありますが,春からこれまで生徒や職員を楽しませてくれた中庭の植物たちも少しの間お休みをするようです。冬を越してまた春の輝きを見せてくれることを期待しましょう。ところで,冬季の間,この樹にイルミネーションをつけたらどうかなという人がいます…どうでしょうね,案外いいかもしれませんね。
 

期末テストが終わりました 今回はどうでしたか?

 
 11月22日(金)と25日(月)には期末テストがありました。このテストに向けて学級でも勉強の機運を高めてテスト準備をしていたのです。学級にはカウントダウンボードがあったり,勉強のポイント紹介があったりしました。また,大きな貼紙が教室の入口付近に登場しました。どうやら先生が生徒の皆を激励するためにこれを貼ったもののようです。先日ご紹介した学習相談日もその一環でした。さて,今回の成績はどうだったのでしょうか?
 
 試験の朝には,もう既にどの学級も黒板に上のような時程や注意事項が書き出されていました。朝の会後の1時間目。いよいよ先生の説明や注意事項を聞いてからのスタートです。後ろで見ていても緊張感が伝わってくる場面でした。思わず頑張れと念じてしまいます。
 
 2日間を終えて,難しい問題もあったでしょうし,うっかりミスをしてしまった人もいたでしょうね。でも,努力は人を裏切らないものです。そして,努力したからといってすぐに結果に表れるものでもありません。やはり,毎日の努力ですね。努力を続けられる人になりましょう。それができていたのかどうかをまず問い返してみてください。勉強の仕方に決まりはありません。自分のやり方を成功や失敗を重ねながら作っていくものです。今回のテストの反省をぜひ次に生かしてほしいです。どの学年もテストが終わった今が大事です。
 

自転車通学安全モデル校 再指定

  
 本校は11月1日付けで「自転車通学安全モデル校」に再指定されました。これは,自転車通学を行うにあたり,自転車の安全利用や事故防止を図るため,他の模範となる活動を行っている学校として,日本交通管理技術協会から指定されるものです。全国の中学校29校がモデル校に指定されています。宮城県からは仙台市の高砂中と本校の2校です。これは先にもモデル校として指定を受けていたのですが,引き続き指定校となるもので,再指定です。これまでも本校は地道な安全指導や安全活動を行ってきましたが,引き続きモデル校としてその任を担うことになります。これを機に,更なる活動の充実を図りたいと思います。
 本校の自転車通学生は約10名ですが,休日などに自転車の利用をする生徒はもっといるはずです。ポイントとしては,やはり自転車乗車中のヘルメット着用の問題が一番に挙げられます。事故の際の致死率はヘルメット非着用の場合,着用時より2.5倍以上になるのです。その他,下のように友達などと会話をしながらの運転,スマホなどを見ながらの運転,そして,二人乗りなどが中学生の問題として考えられるのではないでしょうか。そうそう,無灯火の運転や逆走運転も心配ですね。自他の安全を大事にした運転を心掛けてほしいものです。気を引き締めましょう。
  

火災想定の避難訓練 とても真剣でした

 
 11月18日(月)の様子です。今年度2回目となる避難訓練です。前回は6月に実施しましたが,地震想定の避難訓練でした。今回は火災を想定した訓練の実施です。
 まず,理科室から出火したとの一報を受けて,教職員が消火を試みます。同時に,職員室では消防署への通報を練習しました。さすがに先生たちの行動はてきぱきとしています。堂々としてとても頼もしい行動ができていました。
 次に,延焼の恐れから,生徒たちには行内放送で連絡して避難指示です。教室だけでなく,3年生は体育館で学習している状態からの避難です。当然,いつもの避難経路ではありません。全員が煙を吸い込まないようにハンカチなどで口や鼻をふさいで駆け足の避難をしていました。全員が校庭に避難するまでに要した時間は2分20秒でした。前回と概ね同じ時間だったと思います。
 
 校庭に生徒と先生が集まって避難を終了し,最初にしたことは先生たちの「振り返り」活動です。先生たちからは,いくつかの気付きや反省点が上がりました。特に生徒については,避難がとても真剣で静かだったとの意見でした。3年生については,次の行動に備えてしっかりと話を聞く体制が自然とできていると褒めてもらいました。さすがに,一番訓練を積み重ねてきた学年だと思います。
 
 生徒は,今日の避難訓練についての先生たちの意見を聞いた後,今度は生徒同士の話し合いによる学習です。今回は,校長先生から学年ごとに課題が出されました。1年生には「家庭で」火災が起きるとしたら,何が原因となるか?それを防ぐにはどうしたらいか?起きた場合はどうするか?…という課題です。2年生には「学校で」…,3年生には「大きなターミナル駅で」…という課題でした。これは生徒が互いの知識を集め,想像力を発揮し,災害に対する構えをつくるための話し合い活動です。校庭で自然に円形をつくり,学年ごとに生徒が短時間で話し合い,その内容を発表してくれました。そして,発表を聞いた他の学年が気付いた点を助言をしました。これによって,火災の場合の行動を具体的に考えることができていたようです。外での立ったままの話し合いですが,どの学年の生徒も真剣に取り組みました。この話し合いも立派だったと思います。
 

卒業アルバム用 個人写真撮影

 
 11月のある日のこと,会議室の前に生徒たちが集合して順番を待っていたのです。中を覗いてみると写真撮影でした。どうやら卒業アルバム用の個人写真の撮影のようでした。少し前には部活動の写真を撮っていました。そう言えば4月には3年生は校庭南側の桜並木のところで集合写真も撮っていましたね。今回の個人写真,そして委員会活動ごとの写真の撮影を終えると,いよいよアルバム用の撮影は終了することになります。まだ先のことだと思っていましたが,3年生の卒業が近づいてきていることを実感しました。少しずつ,少しずつ,3年生は堅実に歩み,その努力で成果を積み上げ,12月までやってきました。いよいよ進路実現の時期に差しかかりますが,ここからの3ヶ月間で更なる成長を果たしてほしいものです。そして,進路を実現して旅立ちの日を迎えてほしいものです。3年生諸君の自信に満ちた取組を期待しますよ。
 

学習相談日 真剣な学習ぶりでした

 
 期末テスト前の11月18日(月)は「学習相談日」として放課後の勉強会が実施されました。この日から期末テスト前のため部活動がストップとなりました。放課後,生徒は自分が勉強したい教科の教室に行って自学自習します。そして,先生や友達に分からないところを質問して解決しています。短時間の学習ですが,互いによい刺激を受けています。テスト勉強は孤独な戦いとなりがちですが,同級生に相談したり,一緒にやったりすると何とか頑張れるような気持ちになるものです。テスト前だけでなく,普段からこのような学習会をもっと実施したいのですが,中学校は様々な行事が重なり,日程をなかなかとりづいらいのです。それにしても,鹿折中の生徒の学習ぶりは堅実です。取組の差はあるものの,みな真剣に学習し,よく取り組んでいるのは素晴しいです。生徒たちの授業の様子を見ても一生懸命です。ぜひテストで良い成績を収めさせたいと感じました。しっかり復習をし,テストでは満足する成績をとってほしいものです。
 

チャレンジしてみよう!  英検・漢検・数検

 
 教室に行くと英語検定の実施と申込みについてのチラシが掲示されていました。1次試験が1月25日に行われる検定への呼びかけです。また,生徒昇降口には英検だけでなく,漢検・数検の実施日を示すポスターも掲示されていました。
 これからも実施されますが,既に漢字検定は文化祭前の10月18日に実施しました。また,数検も先月の11月16日に行われ,生徒がそれぞれの希望する検定にチャレンジしています。前向きな姿勢でした。
 
 2階廊下の掲示板を見ると,先日の数検の問題が紹介されていました。5級の問題らしいのですが,生徒諸君は見ていたでしょうか。担当の先生は問題を紹介することで,検定の具体的な内容を知らせ,進んでチャレンジができるようになってほしいと考えているのでしょう。検定は授業の延長上にあるものです。そして,何より全国的な学力水準を踏まえた自分の能力の証明にもなるものです。学習のついでに楽しみにしながら検定が受検できるようになるといいですね。自分から進んでやったものはその人の力になるものです。これらの検定でも鹿中生のチャレンジを期待します。
 

研究授業実施② 2年道徳

 
 なんと2年生は,3時間目も引き続き研究授業です。今度は担任の先生による「道徳」の授業。教室で先生や黒板に向かって学ぶ授業になりました。2時間目の「音楽」のように学習のゴールが具体的に見えたり聞こえたりするものではなく,生徒の心や頭の中に何某かのまとまりを生み出さなくてはならない授業です。抽象的になるので指導の難しい内容です。教科等の多様性を感じさせられました。今回の授業のねらいは「勤労を通して社会に貢献しようとする態度を育てる」ことです。指導する道徳的な価値項目は「勤労」「思いやり」「感謝」などです。
 
 道徳の学習では読み物資料を使うことが多いのですが,今日は先生が生徒たちの学校で働いている様子を映像で紹介したようです。そして資料「震災の中で」を前半と後半に分けて範読し,生徒に考えをもたせるように進めました。作者が感じた「働くことの素晴らしさとはどのようなことだろうか」というのが,今日の中心となる問いかけでした。
 
 生徒は学習の流れにそって自分の考えをそれぞれがもち,グループでも考えを交流して,最終的に自分の意見をしっかりとワークシートにまとめていました。先生は板書でそれを確認をしながら,今日の目標を達成すべく授業を進めています。この日の生徒の意見は「誰かのために役立つことは素晴しいことだ」といったものが多く,先生のねらいに少しずつ近づいていく様子が確かに見られました。
 
 放課後には2時間目の「音楽」と合せて教師の検討会です。参観した先生たちの意見を集約・整理し,授業の捉えをみんなで確認して,今後の指導の指針を掴むことができました。教師の側もよりよい授業のための研鑽を集団思考で行っていました。道徳の授業が一層充実するきっかけになりそうです。

研究授業実施① 2年音楽

 
  11月13日(水)のことです。授業研究会が実施されました。2時間目は2年生の「音楽」。単元名は「音色や奏法を工夫して,リズムアンサンブルの表現を味わおう」というものです。今日は単元の3時間目で,授業のねらいは「リズムアンサンブルの表現を工夫する」ことです。進んで取り組む生徒の姿がたくさん見られた授業となったようです。音楽的な活動量がとても多く,生徒同士の対話による探究が主体的に行われていて素晴しかったと思います。
 
 なぜ,この授業で生徒の主体的な探究(表現の工夫)がなされていたのでしょうか。その理由として下記の5つが考えられました。①単元計画による学習の積み上げが生徒の知識や動機を支えている,②録画(iPad)による形成的な評価活動で振り返りと話し合いを促進している,③大きな譜面に自由に書き込みをすることで集団思考の可視化ができている,④吹奏楽部による模範演奏が動機を刺激している,⑤日常の学級づくりで人間関係が良好で前向きになっている…などの5つです。これらが作用して生徒の表現活動が次々と展開され,学習が自分たちのものになっていたのではと思います。
 
 録画であれ,譜面であれ,やはり学習の可視化は主体性と引き出す要因だと思いました。また,生徒の活動に対して,先生の専門性のある助言も重要だと思いました。今日の授業では,先生から,①前だけ見ないで周囲を視野に入れること,②予備拍があるはず,それを掴むこと,③演奏するときの動きの幅を意識することなどの助言がありました。これは生徒だけでは気付かない部分に視点を当てた先生の専門性だったと思います。参考にしたいものです。生徒が本気で学習する姿はとてもいいですね。授業の面白さを感じさせれました。