鹿中 学校生活

今日の鹿折中

受験と奨学制度

 
 3階の3年生教室脇の廊下には,写真のようなコーナーがあります。生徒の皆さんはもう何度も目にしてきたものです。内容は高等学校や専門学校等に関する情報です。3年生はこれまでの進路学習や教育相談をもとに,自分の卒業後の進路や将来の職業等を考えてきました。そして,私立高校の受験を先日終えました。次は,いよいよ公立高校の出願を控えています。人生で初めての大きな決断ですから,さぞかし不安や戸惑いがあったと思います。各生徒の決断が正しく,やっぱりこれで良かったと思えるようにしていきましょう。
 先日の3年生の教室では数学を学習していました。入試が目前ということもあって,これまでの学習の復習のため,実際の入試問題を使った学習でした。自分でこつこつと解答する生徒もあり,席の前後で質問し合って取り組む生徒もあり,様子は様々ですが,皆真剣に取り組んでいることは間違いありませんでした。
 進学するにしても,授業料等の経費の面を考えなければならないことはもちろんです。ですから,簡単な判断ではないのです。しかし,覚えておきたいことは様々な奨学制度があるということ。また,世帯の収入によって授業料等の減免制度があるということです。以前と比べて高校教育が義務教育並みに支援される時代になりました。私立高校に進んでも授業料が実質無料ということになる場合もあります。(公立高校でも)これからも担任の先生や進路指導の先生から,適切に助言を得て進んでほしいと思います。それぞれの夢を実現させましょう。
 

体力づくりに楽しく取り組んでいます 合同部活動

 
 これは今年度の新企画である冬場の体力づくりです。11月にスタートした週1回の長縄跳びによる体力づくり。寒さの増した1月にもこの取組が続けられています。今年から1月の最終下校時刻は4時40分となり,昨年度より10分ほど時間が長くなっています。でも,日没の関係からどうしても活動時間が短く,部活動の充実が難しい時期になっています。中体連大会からも遠ざかるので,やや意欲も減退しがちになるかもしれません。そんな時期に「長縄跳び」を取り入れた体力づくりを部活動全部が集まって取り組むことになったのです。ゲーム的な要素も取り入れて,楽しく記録にチャレンジしながら生徒たちは頑張っています。結構な運動量です。
 
 卓球部,バスケ部,サッカー部などは1月,2月に諸大会があり,こちらは決してオフシーズンではありません。この日はそんな部活動も混じっての体力づくりでした。各チームごとに練習をしてからの本番チャレンジ,なかなか記録が伸び悩んでいたようですが,サッカー部・女子卓球部チームの皆さんが優勝したようです。終わる頃には日没も近づき,スタート時よりもだいぶ暗くなってきました。みんなが校庭に集まって校歌を歌って締めるところもいいなと思うのですが,生徒の皆さんはどう思っているのでしょうか。校歌以外でも締め方に工夫があるといいかもしれませんね。折角の新企画です,よい形で発展・定着させたいものです。
 

検定試験 頑張って!

 
 上の写真は3階の国語科教室に貼ってある漢字検定のポスターです。4コマ漫画風に女子高生と男子高生の恋愛が紹介されています。そのコマごとに【恋々】【裏腹】【不意】【歓喜】といった二字熟語が紹介され,ストーリー仕立てになっているのです。言葉に対する興味をそそる,いいポスターだなあと思っていたものなのでご紹介します。創る人も大したものだなあと感心します。これは漢字検定があることを知らせるポスターです。
 ポスターに示されている日付のとおり,先日の放課後には校内で漢字検定が実施されました。今回も自発的に受験を希望した生徒の皆さんが集まりました。それぞれの目標の級の合格を目指してのチャレンジです。担当の先生からの受験上の注意をお聞きして,そしてスタート。始まる前から緊張感の漂う教室でした。教室に集まって来たときには既に受験準備のために努力をしてきたことが伝わりました。よい結果が出て【歓喜】となればいいですね。
 1月には他に英検も行われました。今月(2月)は数検があります。生徒の皆さんの健闘を期待します。頑張ってください。
 

1月も各委員会で作戦会議

 
 いつもご紹介していますが,1月下旬には,各委員会ごとに集まって,生徒たちの話合いがありました。今月も生徒と先生の作戦会議が行われていたようです。どんな活動が出てくるのか楽しみです。
 ボランティア委員会は,学年ごとのホワイトボードを使って反省をしたことを全体で発表していました。広報委員会は2つのグループに分かれて作戦会議のように見えます。一つのグループはどうやら「特集新聞づくり」です。何やらアンケートもとるらしい。もう一つのグループは「ポスターづくり」。ここで分かったのは,先日の制作者不明のポスターは,実は広報委員会の生徒が作っていたものだということ。ラクビー日本代表やエジソンの言葉を引用していたのは,先生ではなく生徒なのでした。今回は担当の先生と新しいポスターづくりの相談でした。どんなものができるのか楽しみです。
 
 防災委員会は,例の防災標語を決めた後,それぞれが校舎内の安全点検をしていました。下の写真の,壁に向かって何かを書いている生徒は,安全点検の結果を用紙に書き込んでいるのです。また,右下は生徒会室でやっていた総務の生徒の様子です。再度,中央委員会を開催するようですね。今回は「いじめのない学校」「行きたくなる学校」にするにはどうしたらいいいか,取組案をみんなで相談しようとしています。少し大きなプロジェクトになりそうです。一方では,震災に関わって本校に支援をしていただいたことに対して感謝の気持ちを表そうと話合ったとも聞いています。どの委員会もよい活動になるといいですね。
 

全国学校給食週間 1月24日~

 
 1月24日(金)からは全国給食週間が始まっていました。以前には,給食当番の身支度や運搬の様子をご紹介していました。今回は教室の給食準備の様子をご紹介しましょう。
 この日の給食は左上のようなメニューでした。宮城の郷土食を取り入れています。教室に行ってみると,生徒たちが座席をグループににつくり,配膳台の前から列をつくって配食をしている様子です。昔も今もこの風景は一緒ですね。午前中の4時間の授業を終えて,何かほっとした雰囲気が教室にも漂っているようです。
 しかし,担任の先生は気を抜いてはいません。アルコール消毒液の入ったボトルを手に持ってにっこり。生徒の手にこれを次々と配って消毒を促していました。また,生徒たちは自分の手だけでなく,みんなの机の上もアルコールで拭いてきれいにしています。このあたりは昔とは随分違っているかもしれません。インフルエンザなどの感染を防止する作戦です。
 
 準備が整うと,日直の生徒か,係の生徒か,代表の生徒が前に出て「いただきます」の号令です。いよいよ,お腹がすいたことろで,美味しく頂くことができます。グループごとに先生も混じって会話をしながらの給食です。この時間帯には放送委員会の生徒たちが「昼の放送」を行います。学校生活の中ででほっとした瞬間をつくる給食の一コマでした。みんなで食事をするということには,とても意味がありそうです。
 

立志式準備 2年生

 
 立春が近づいて来ました。学校の正面玄関には新作のバルーンアートが暫く前から登場しています。そして,季節の移り変わりを伝え,生徒を励まし,お客様を迎えています。この「赤鬼青鬼は」今回も用務員さんの作品です。
 そして,例の円卓があった教室に行ってみると,何かを制作中の様子。模造紙に毛筆で「次第」と書かれ,これから他の文字が並んでいくようです。作業の途中でしょう。隣の用紙の文字を見て理解しました。2年生の生徒たちが「立志式」の準備をしているのです。それにしても,毛筆でしっかりとした文字を書き,本気で準備をしていることが分かります。たくさんの色紙もありました。みな漢字一字が大書されています。これを使って自分の「志」を発表するのでしょう。そう言えば,先日の放課後の教室では,自分の原稿を一生懸命に仕上げている生徒がいました。中学3年生の最後の1年を迎える前に,これまでの学習を生かして自分自身の志をしっかりと持つ。それを皆さんの前で発表して,充実した学校生活をし,人生のスタートラインに踏み込む…そんなことを目指す学年行事(学習)です。
 
 1月31日(金)の5時間目,歌声が聞こえるほうへ言ってみると,そんな2年生が合唱をしていました。これは立志式当日に披露する合唱の練習のようでした。恐らく総練習的な内容だったのではないでしょうか,司会の生徒もしっかりと活動し,生徒のみんなは少し緊張感のある顔つきをしていました。当日に向けて準備が着々と進められています。
 立志式は2月5日(水)の授業参観の際に実施します。保護者の皆様,どうかご期待いただき,大勢ご来場くださいますようお願いいたします。
 

足跡の主 学校訪問

 
 以前に鹿の足跡をご紹介していました。先日の日中に,遂に本人が職員室に挨拶をしにきました。予想外だったのは「ニホンジカ」でなく「カモシカ」だったこと。本校に現れるのはどちらもありなのですが,どちらかと言えばニホンジカが多いように思います。先日ご紹介した足跡,あれは2頭の足跡でした。恐らくニホンジカだと思っていたのです。この日は,4時間目がそろそろ終わって給食になるあたり。職員室の前に立ち止まって,中を覗いている彼(彼女?)がいました。結構大きな個体でしたから,発見した先生はびっくりです。大勢の先生がその姿を確認しました。そして,本人はゆっくり職員室前を進み,花壇のほうに向かいました。今日も,花壇の上を歩いて何かを食べるのかと思いましたが,そうはしませんでした。今回は用務員さんのつくった赤いスズランテープの柵が風で音を立てていていました。中に入れないので彼はスルーして移動。
 そして,なぜか同窓会の石碑「青雲の志」の前でしばらく彼は思索。まるで考えがまとまったかのように,今度はゆっくり石碑を左に回って登校坂へ。しかも,歩道を歩いてゆっくり堂々とと下っていきました。もし,歩道を下から上ってくる人がいたら,さぞびっくりしたでしょうね。用務員さんが工夫した「鹿よけ柵」はひとまず効果があったようです。
 

賞状を頂きました 応募作文

 
 先日,本校生徒が作文コンクールで入賞し,賞状を頂くことができました。
 一つは人権作文コンテストで3年生の及川さんが奨励賞を頂戴しました。人権作文は社会科の学習の一環として夏休みの応募課題としています。一口に人権といっても様々な人権の課題があります。それらについて,テーマを絞って自分の考えをまとめて書いた作文です。及川さんには,仙台法務局気仙沼支所長様や人権養護委員連絡協議会長様に学校へおいでいただき,校長室で賞状や記念品が手渡されました。おめでとうございます。なお,この作文コンテストへの永年の協力に学校に対しても感謝状をいただきました。ありがとうございました。
 もう,一つは「社会を明るくする運動」作文コンテストで1年生の三浦さんが特別賞を頂きました。1月10日(金)の表彰式は仙台市のホテルで行われました。会場では,皆さんの前で賞状をいただき,作文の朗読発表も行われました。犯罪の発生と社会の在り方,地域の支えの大切さと感謝,中学生としての自立に向けた努力などについて,中学生らしい意見がまとめられた作文でした。当日は,少し緊張した面持ちでしたが,しっかりとした朗読ができました。入賞おめでとうございます。
 

ついに鹿よけ柵の設置 効果はどうか

 
 三陸道の工事などが鹿折地区で進捗し,山が荒廃してきているからでしょうか,本校には鹿が度々出現しています。ホームページでも何度かご紹介してきました。ニホンジカが多いのですが,とても可愛らしく,生徒に危害を加えることもなく,共存できていると思うのです。しかし,花壇を荒らす行為だけはいただけません。11月には植栽したばかりのビオラが全部食べられてしまいました。先日は少しだけ残っていた小さなビオラまでしっかりと食べてしまいました。そして,しっかりと足跡も残していったのです。
 
 足跡は花壇だけでなく,どうやらテニスコートにも立ち入ったらしく,テニスコートには多くの足跡が残っています。その足跡を見ると,2頭で学校にやって来たように見えます。これでは今後植栽をしてもまた食べられてしまうのではないか……そういった心配が尽きません。どうしたらいいのでしょうか?
 この事態に,三浦用務員さんが遂に動きました。ある日のこと,下の写真のように赤いスズランテープが花壇の周囲に張り巡らされました。一説には,鹿は赤い色を嫌うということを聞いたそうです。そして風に吹かれるとテープがサラサラと音を立てます。この音も鹿に対して効き目があるのではないか,そう考えて遂に鹿よけ柵ができました。さて,このアイディアはどんな結末となるでしょうか。上手く機能して鹿よけになればいいのですが,期待をしましょう。
 

給食センターの皆さんへ 感謝!

 1月24日~30日は「全国学校給食週間」です。
 本校ではそれに合わせて,いつもおいしい給食を作ってくださっている気仙沼中央給食センターの皆さんに感謝の気持ちを伝えることにしました。
 保健委員会の生徒が中心となり,全校生徒のメッセージをとりまとめています。右下には,給食の好きなメニューをランキングしています。全学年でカレーがランクイン!次点は鶏肉のレモン煮のようです。
 こちらは気仙沼中央給食センターへお届けします!