鹿中 学校生活

今日の鹿折中

卒業式① 準備完了!

  
 ついに準備が整いました。臨時休校措置の影響で開催が危ぶまれていた卒業式でしたが,内容を縮小して実施できることになりました。そこで,普段なら在校生といっしょに行うのですが,今回は教職員だけで3日間,会場の清掃や式場づくり,装飾等を行ってきました。この日のために咲かせてもらった桜が昇降口にあります。赤白に見えますが,どちらも桜です。学校の桜です。そして,三浦用務員さんにはまたバルーンで,今度は花束をつくってもらいました。ありがとうございました。
 当日の朝,紅白幕を昇降口に取り付けて準備完了!卒業生の登校を待つばかりとなりました。当日はお日様に恵まれ,少し肌寒い朝ではありましたが,晴れの卒業式にはぴったりの天候になりました。
  
 3年生の教室に行くと,カウントダウンカレンダーの最終ページ「0日」が黒板に張り出され,学年主任の澤井先生のメッセージが紹介されています。「おでん君」というキャラクターは何者なのかはちょっと不明なのですが,たくさん涙を流しているようです。また,教室前廊下にはたくさんの写真が張り出され,そして,教室の窓ガラスには美術の時間に作成した自画像が掲示されていました。まるでプロの人が描いたような素晴しい自画像でした。今日はこれを持ち帰ることになります。最後の日に皆さんに紹介できてよかったですね。
  
 前日には,体育館で先生たちが生徒役・先生役に分かれてリハーサルをしていました。会場入口にはアルコール消毒やマスク着用をお願いするコーナーがあります。会場に入ると,左手にはお祝いのメッセージをたくさん掲示させて頂きました。なつかしい先生方からのものや,進学する高校,お世話になった方々など,温かいお励ましを頂戴しました。ありがとうございます。寒い体育館で丁寧なリハーサルをしていた先生たちも卒業式を実施できる喜びを感じていたようです。明日は良い日にしようと思って一生懸命でした。
  

私立高校の授業料に対する支援が拡大されました

 
 今年の4月から私立高校の授業料実質無償化となるといったお知らせです。これは国の施策によるものです。
 とてもいいニュースですね。従来からも授業料への支援はあったのですが,一層の拡充がこの4月から行われます。生徒への支援金は年額39万円余りとなります。対象は年収590万円未満の世帯の生徒です。これはなかり充実した支援金となるように思います。今まで私立高校への進学に際しては,私立の特色ある教育が魅力ではあるものの,その授業料の高さがネックになる場合がありましたが,今回の制度拡充で授業料の面ではかなりの支援となります。授業料を気にせず,一生懸命に実力を出し切って勉強できる環境が整ってきました。
 こうなると,公立であれ,私立であれ,自分次第で道は拓けることになります。家庭の経済力にかかわらず,学べる環境を整えてくれた皆さんに感謝をしたいものです。
 詳しくはこのパンフをご覧ください→ 私立高校実質授業料無償化パンフ 文科省.pdf

進級と卒業を祝う会 ありがとうございました

 
 少し前のことになってしまいましたが,2月22日(土)には鹿折地区手をつなぐ育成会の主催で「進級と卒業を祝う会」が開催されました。この会は毎年実施されているものです。鹿折地区の特別支援学級の児童生徒の進級や卒業に際して,この1年の頑張りを讃え,卒業をする子どもたちの前途に期待を寄せる行事です。当日は,始めの言葉を畠山会長さんが行い,お祝いの言葉を中学校の校長先生が述べ,それぞれが自己紹介をしました。
 そして,メインのお楽しみとして,読み聞かせサークル「ほっとけーき」の皆様に読み聞かせを楽しませていただきました。「ほっとけーき」の皆さんの巧みな表現に大人も子どもも引き込まれました。歌やゲームを交えての楽しいパフォーマンス,本当に素晴らしかったです。大変ありがとうございます。
 
 ご公演の後には,畠山会長さんから気仙沼支援学校のご紹介を映像をもとにしてしていただきました。先輩の皆さんの活躍の様子をお聞きし,将来の自分の姿として,とても参考になるお話でした。会の最後に,参加した3名の児童生徒がそれぞれの抱負を皆さんに紹介しました。そして,会からはお祝いの品をいただきました。大変ありがとうございました。
 大勢の皆さんにこれまでの頑張りを褒めていただき,これからの成長に期待を寄せていただきました。生徒代表がお礼の言葉を述べました。そして,全員で記念撮影をして会を終了しました。1時間半ほどの会でしたが,温かく優しい時間が開場に流れていました。子どもたちは,これからも頑張るぞといった気持ちになったようです。鹿折地区手をつなぐ育成会の皆様には,祝う会を実施していただき,本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。
 

3年生を送る会 1・2年生が3年生に感謝

  
 何かの準備が行われているようだとお伝えしていましたが,その答えは「3年生を送る会」でした。2月25日(火),1・2年生は午前中で期末テストを終え,6校時に「送る会」を実施しました。準備期間は1か月以上。実は,生徒会総務の生徒は,期末テストの期間でしたが,前週のテスト1日目の放課後にリハーサルをしっかりやっていたのでした。当日,会場の体育館に向かって歩いて行くと,中庭にいつものアイドルがやってきていました。サザンカの左脇にカモシカがいてこちらを見ています。恐らく自分も「送る会」に参加しようと思ってやってきたのでしょうね。
  
 少し寒い会場ではありましたが,大事な会でしたので生徒たちの緊張感や特別感が伝わってきます。開会宣言,生徒会長の開会のあいさつ,校長先生のお話があり,恒例の部活動ごとの先輩へのVTRメッセージが届けられました。また,以前にお世話になった先生方からのビデオレターもあり,とても懐かしい気持ちになりました。女子卓球部は「エクスカリバー授与式」を行って先輩たちに紹介していました。(「エクスカリバー」って何?)どうやらこれは恒例のものらしいのです。
  
 そして,記念品の贈呈。部活動ごとに先輩一人一人に手作りカレンダーをつくって差し上げました。そして1・2年がZARDの「負けないで」を使った替え歌を歌って先輩たちを心から応援しました。先日の放課後の練習会はこの曲を上手に歌うための練習会だったようですね。
  
 3年生からも感謝の言葉が述べられました。そして,部活動ごとのメッセージを記したポスターが後輩に送られ,合唱曲を披露していただきました。後輩たちのことを応援する気持ちで真剣に歌ってくれた合唱曲はレミオロメンの「3月9日」でした。会を終えて,3年生が会場を去った後には1・2年生だけが残りました。やり切ったという満足感があったようです。先輩からのメッセージポスターを見て感動している生徒もいました。
 生徒が主人公となって学校を盛り上げている鹿折中学校らしい「3年生を送る会」となりました。みんな頑張りました。とてもよい会になりましたね。
  

最後の日⑤ 下校の様子 3年生が

 
 左上の写真は生徒昇降口の下駄箱の写真です。登校してくると生徒は上履きに履き換え,下足はこのように下駄箱に収まるのです。昇降口の下駄箱がカラフルな色で一杯になると,とても嬉しく,気持ちのよい一日のスタートになります。なぜなら,それは欠席者がいないということなのですから。先生たちは毎日この下駄場を見ているのです。
 さて,2月28日(金)は6校時目に全校集会をして,1・2年生は学級で担任の先生からお話を受けて,清掃し,帰りの会をして下校となりました。部活動はありません。暫く学校に来ないので,今日の荷物は多くなっています。しかし,様子をみると,生徒たちは明るく元気に下校して行ったようです。「さようなら!」と元気よく挨拶をして昇降口から飛び出していきました。この様子をみて,少し安心しました。今回の突然の臨時休業を生徒たちは冷静に受け止めてくれたなと感じたからです。
 
 しかし,変なこともありました。昇降口を出た3年生10名ぐらいが一列に並び始めたのです。なぜ,ここで彼らは整列をするのだろうと暫く様子を見ていました。ニコニコしていました。彼らは少しずつ前に出て,向こうのほうをみて笑っているのです。分かりました。これは「だるまさんが転んだ」です。それにしても,なぜこのタイミング?と思ったのですが,担任の先生に聞くと昨日もやっていたとのこと。卒業を前にしたときのあの気持ちなのだなと思うのでした。素早く下校しないのはどうかとも思うのですが,卒業を前にして友達とまたこんなふうに遊んでみたいと思う気持ちも分からないわけでもありません。まあ,いいことにしましょう。遊んだ後に,丸くなって楽しそうに話している様子も中学校生活ですね。最後の日のめんこい出来事でした。
 

最後の日④ 入試事前指導 3年生

 
 6時間目の全校集会で,今回の臨時休業のことについて校長先生や戸羽先生,及川先生からお話をいただいた後,3年生は教室に戻って宮城公立高校入学試験のための事前指導がありました。当日の注意事項などを聞き,受験票を配布してもらい,引率の先生と当日の打合せをしていました。
 3年生はいつも堅実な学習ぶりした。1年間をとおして,その姿は変わりませんでした。そのとき,そのときにやるべきことをしっかりとやってきた3年生です。その努力は生徒たちを裏切らないはずです。当日は落ち着いて過ごし,その実力をしっかりと出し切ってほしいと思いました。昨日が試験日でしたが,きっとやり切って帰宅したのではないでしょうか。よい知らせを待ちましょう。
 

卒業式・同窓会入会式 ご来賓等へのご連絡

 新型コロナウイルス感染症に配慮した結果,卒業式の規模縮小,同窓会入会式の中止について,下記のようにお電話や郵送でご連絡をいたしましたのでご確認願います。
 3月2日付け文書
 卒業式の規模縮小及び同窓会入会式の中止について(お知らせ)

 早春の候,皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて,かねてよりご案内しておりました「令和元年度 第73回 鹿折中学校卒業式」(3月7日開催予定)につきましては,気仙沼市教育委員会より,新型コロナウイルス感染症による健康被害を考慮して,規模を大幅に縮小し,卒業生および卒業生の保護者と教職員のみの出席にて行うよう指示がありました。
 つきましては,ご来賓の皆様におかれましては,大変申し訳ございませんが,この度の事情をご賢察のうえご理解くださいますようお願い申し上げます。
なお,同窓会入会式(3月6日開催予定)につきましても,中止と致しますので,併せてご連絡申し上げます。

最後の日③ 5時間目の授業2

 
 教室にいなかった1年1組は音楽室にいました。合唱の勉強をしていたようです。しかも,卒業式で歌う「旅立ちの日に」の学習です。男声パートと女声パートに別れて練習をしている場面でした。先生の周りに集まっているのは女子生徒。先生の細やかな指導でどんどん良くなっています。向こうのほうでは男子生徒が丸くなって,生徒だけでの練習です。下の写真のように,自分たちだけで練習をができるのは素晴らしいですね。集まって歌う姿も美しいのです。
 
 授業の最後には男子と女子で合わせて歌っています。「白い光の中に山並みはもえて 遙かな空の果てまでも君は旅立つ……」という歌詞。これは名曲ですね。ある中学校の校長先生がつくった曲なのだそうです。今や全国の卒業式で歌われています。生徒たちが一生懸命にこの曲を歌っている姿を見て,この歌詞とメロディーを聴くと,胸にぐっとくるものがあります。「一生懸命」ということは素晴らしいことなのだと,改めて思わされるのです。鹿折中の生徒のこの一生懸命さを誇りたくなるのです。伴奏をしながら,曲を聴いている佐藤先生の目が笑っています。生徒たちの成長を嬉しく感じながらピアノを弾いているのでしょう。1年の最後の授業参観が,この音楽の授業風景で良かったと思いました。希望の感じられる授業でした。来年度の成長も期待します。
 

卒業式実施 保護者あてメールを発信しました

 卒業式について気仙沼市教育委員会からの指示をいただき,昨日下記のように保護者あてメールを発信しましたのでご紹介します

 保護者あてメール  令和2年3月2日 17:01発信

 本校卒業式は,市教育委員会の指示で予定されていた3月7日(土)10:00より規模を縮小して行うことになりましたのでお知らせします。
 出席は卒業生および卒業生の保護者,教職員となります。1・2年生は参加しません。保護者は,祖父母も含め複数でご出席いただいて構いません。
 卒業生は,当日の8:55まで登校させてください。事前指導を行います。

 ご協力いただきたいこと
 ・ご自宅で検温等をしていただき,マスク着用の上ご出席ください。
 ・給食費の返金がありますので,印鑑をご持参ください。

最後の日② 5時間目の授業1

 
 最後の日となった2月28日(金)の給食はどうなんだろうと思って教室を見に行くと,2年生の教室では食事中に担任の先生が今日の午後の予定の変更を連絡していました。生徒は給食を食べながら,先生の言葉に熱心に耳を傾けていました。1年1組を見ると静かに食事中でした。いつもと違います。お気づきだと思いますが,いつもはグループごとに向かい合って座り,会話を楽しみながらの給食なのです。でも,この日は,授業のときのように全員が黒板を向いての給食でした。念のための感染予防が行われているのです。食事中はマスクができないわけで,会話を楽しみながらでは問題になることもあります。こんなところにも新型コロナウイルスの影響が出ています。
 
 5時間目は今年度の最後の教科学習の時間となりました。2年1組は,生徒の大好きな社会科です。阿部先生がいつものように,生徒との対話を楽しみながら,そして,生徒もいいところを見せようと頑張って熱心に学習していました。生徒が挙手をして,阿部先生から指名されないとがっかりする,そんな授業風景なのです。これは,いつものことなのですが,楽しい授業風景でした。
 
 今度は1年1組ですが,教室には誰もいませんでした。仕方なく隣の1年2組に行ってみると,こちらも社会科の授業でした。でも,なんだか黒板には変な絵が描いてあります。これは先生が何かを説明しようとして描いたものだと思われるのですが,一体これは何でしょう。何か馬のような動物の上に人物が乗っています。きっと学習内容と関係があるのでしょう。そして生徒はというと先生の指示を聞きながらペア学習でした。席の隣同士の男女がペアになって学習していました。男子とか女子とかをあまり最近の生徒は気にしていないようです。いいことですね。2人一組で協力し合って一生懸命学習していました。教科書本文の音読も行って内容を確認していたようです。上手な音読でした。