鹿中 学校生活

今日の鹿折中

通信機器所有の実態 …ご家庭でもご指導ください

 上の表は生徒が,スマートフォン,携帯電話,タブレット,通信機能付きゲーム機,個人PCなどをどのくらい所持しているかを表しています。この結果から次のように言うことができると思います。
※1 全校生徒の4割はスマホを所持している,携帯と合わせると5割となる
※2 1年生のスマホ所持率は1割程度だが,2・3年生は4~5割である
※3 タブレット3割,ゲーム機8割,PC1割弱であり,通信機能はほとんどの生徒が持っている
※4 LINE等のSNSの利用実態は不明だが,ほとんどの生徒はそれが利用可能な状況にある

 学校では生徒がLINE等でどのようなやりとりをしているのかを把握することが難しい状態です。(基本的に家庭で行っている,プライバシーの問題)ですから,ぜひ保護者にお子様の実態を見ていただきたいと思います。しかし,保護者は我が子のことであっても指導しにくいというのが現実だとお聞きします。(そんなときは買い与えないでください)本校でもLINE等のやりとりで,生徒同士が誹謗中傷されたり,誤解されたり,人間関係が悪化したりする事例が見られ,大変心配な状況です。また,画像の送付や個人情報の流出なども心配です。学校では「携帯・スマホ安全教室」などを実施して指導していますが,保護者の御協力をぜひいただきたい内容です。いじめなどに発展する可能性のある機器ですので,よろしくお願いいたします。賢く,正しい使い方,健康的な使い方をさせましょう。

現代の課題  いじめ・SNS・自死


 とても残念な事件です。誰も幸せにはなれません。先週金曜日,11月9日の朝の職員打合せで,この新聞記事を職員全員で確認しました。この記事を他人事としてとらえずに,想像力を巡らせてイメージ豊かに読み取りたい。そして,私たちの学校で同様なことが起きないために,必要な手立てを実際に打たねばならないと確認しました。
 この不幸なできごとを踏まえ,いじめ,SNS,自死等について,学校と家庭が,それぞれ取り組まなければならないことを,着実に実行していきたいものです。また,生徒会の力を引き出していきたいものです。

生活意識調査


 学校では,全校生徒に対して,毎月,生活意識調査を行っています。個々の生徒が学校生活を,今,どのように感じているか,困りごとはないかなどを把握し,一人一人の理解と改善に努めるものです。
 上は11月7日(水)に実施したアンケート用紙の一部です。いつも,学校生活が楽しいと答える生徒は圧倒的に多いのですが,その理由の1番は「友達」との関わりが楽しいというものです。2番目は「勉強」が分かる,「部活」が楽しい。3番目は「先生」がやさしい,楽しいとなります。結果を待つまでもなく,生徒にとって「友達」の存在は学校生活の明暗を決める大きなポイントだと分かります。そして「勉強」が分かることも,中学校では実に大きなポイントです。逆に考えれば,友達付き合いや,勉強がうまくいかないと,中学校生活は大変な苦痛になるということです。ですから,「いじめ」や「学習不振」などは無視できない,重大な問題です。この問題に学校と家庭で協力して取り組みたいものです。今月は教育相談が予定されていますが,有意義な話し合いをしたいと思います。どうかご協力をお願いします。

学校の紅葉

 朝晩の寒さが一段と強く感じられるようになりました。あの暑い夏のことが,この頃は懐かしく思われます。2学期の教育活動に追われて取り組んでいるうちに,もう後半に入っていることに気付きます。どんな成果が2学期にあがっているのか,これから確かめることになります。11月は教育相談を実施したり,期末テストを実施したりする月です。また,3年生は教育相談で進路希望の決定をします。どの学年の生徒も,勉強面や生活面での自分の進歩を感じれるようになりたいものです。
 校舎中庭の様子をご紹介します。だいぶ色づいてきましたね。3階から見下ろすと,美しい赤が目に飛び込んできます。
 

指導主事訪問での研究授業 生徒も先生も頑張りました

 先週の水曜日,10月31日には指導主事訪問がありました。これは本校の授業の様子を見ていただいたり,関連書類を見ていただいたりして,外部の先生方からご指導をいただく機会です。今年度は,各学年から一つずつ,計3つの授業を見ていただきました。(下記参照)指導にあたっては本校の先生たちがチームを組んで指導方法を検討しました。生徒は,普段の素直さや頑張りをもとに,積極的な学習ができたようです。おいでいただいた先生方からは,生徒の元気さや前向きさ,学習場面での協力の様子などをお褒めいただきました。本校では「分かる,できる喜びを実感させる学習指導の試み」を研究テーマにして,よりよい授業実践を目指して取り組んでいます。この実践が,今後,より多くの成果を上げて,更に笑顔の多い中学校になれたらと思います。
 ・1年1組 英語 「Unit7 ブラジルから来たサッカーコーチ」   及川貴行 先生
 ・2年1組 道徳 「反省と向上」              柏木 啓 先生
 ・3年1組 音楽 「日本の歌の美しさを味わおう『花の街』」 佐藤 巧 先生

  

福祉委員会で ペットボトルキャップ回収中

 
 生徒会の福祉委員会では1学期からペットボトルキャップの回収を全校生徒に呼びかけています。これは自宅から持ってきたキャップを昇降口の学級ボックスに入れて集め,ユニセフを通してポリオワクチンを購入する資金にしてもらうものです。「あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し,福祉を推進する」といった国連の提唱する目標(SDGs)の一つを視野に入れた活動です。中学生にもできることを考えて着実に取り組む鹿中生徒の態度は立派だと感心します。1学期に集まったキャップは6,672個(16.68㎏)です。1,600個でワクチンを1人分購入できるので,約4人分のワクチンを全校で寄付したことになります。昔からある,地味な活動ですが,実に尊い活動です。もちろん生徒は2学期も頑張って収集しています。更に尊い命を守ることがでることでしょう。実はこの活動はCO2削減にもつながっています。1学期のCO2削減効果は52.5㎏でした。ご家庭の皆様にもご協力をお願いいたします。
 (関連するSDGsの目標)

総合防災訓練実施 ご協力ありがとうございました

 昨日11月4日(日)は,晴天の下,総合防災訓練を実施しました。各自治会の皆様,地域や保護者の皆様,たいへんありがとうございました。今年は鹿折地区が気仙沼市の訓練会場となっていた訳ではありませんでしたが,防災の取組は日頃からの積み上げが大事です。自治会などでの小地域ごとの取組によって安全な地域生活が実現できることから,今年度も生徒が居住している地域ごとの活動をお願いしました。災害時には学校のできることは限られます。ぜひ地域で子どもたちを守る活動,また,子どもたちが地域で貢献する活動を進めることができればと考えています。今後ともどうかよろしくお願いいたします。第2部の学校で行った訓練の様子を以下の写真でご紹介します。
                 

ソフトボール部 県新人大会3位 おめでとう

 昨日11月3日(土),仙台市海岸公園野球場で開催された県新人体育大会ソフトボール競技において,本校・米山中・佐沼中の合同チームが3位入賞を勝ち取りました。おめでとうございます。先週日曜日には1回戦を栗駒中と戦って勝利し,2回戦を富沢中には逆転勝ちで勝利して,準決勝に駒を進めていました。準決勝は優勝した高森中と対戦。初回・2回と相手に得点は許したものの,満塁ホームランで5ー4と追い上げ,粘りを見せ,逆転を目指しましたが,最終回に突き放されて敗戦となりました。守備でも攻撃でも実力をしっかりと出し切り,堂々とした試合ぶりでした。県大会の準決勝にふさわしい拮抗した試合ぶりでした。ソフト部の皆さんには,これを自信にして,学校生活を一層前向きに行ってほしいと思います。関係者の皆様,保護者の皆様のご協力に感謝をいたします。
  
 

防災学習教室「希望の部屋」

 
 本校の2階,1年生教室と2年生教室の間に「希望の部屋」と名付けられた教室があります。この教室は「防災学習教室」です。震災時には体育館が避難所となっていました。避難所での生徒の活躍の様子も紹介されました。当時の避難所で使われていたもの,多くのみんさんからいただいた支援の品々,温かいお励ましをいただいた寄せ書きや色紙,その後の防災学習の内容を示す写真などが常時展示されています。災害当時のことを忘れずに伝え,今後の防災への取組を充実させるための教室です。今年の「総合防災訓練」(明後日)の様子も展示されることになるでしょう。11月4日(日)は鹿折地区の自治会の皆様,保護者の皆様,どうぞよろしくお願いいたします。

素晴らしい虹がかかりました


 10月31日(水)の5校時でした。1年生が英語の学習を元気よく行っていた頃,校舎の北東側に大きな虹がかかりました。あまりに素晴らしい虹だったために,思わず写真をとりました。何か良いことの前触れかもしれませんね。期待しましょう。
    虹の足            吉野 弘
 
  雨があがって
  雲間から
  乾麺みたいに真直ぐな
  陽差しがたくさん地上に刺さり
  行手に榛名山が見えたころ
  山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。
  眼下にひろがる田圃の上に
  虹がそっと足を下ろしたのを!
  野面にすらりと足を置いて
  虹のアーチが軽やかに
  すっくと空に立ったのを!

  その足の底に
  小さな村といくつかの家が
  すっぽり抱かれて染められていたのだ。
  それなのに
  家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。
  ……おーい、君の家が虹の中にあるぞォ
  乗客たちは頬を火照らせ
  野面に立った虹の足に見とれた。

  多分、あれはバスの中の僕らには見えて
  村の人々には見えないのだ。

  そんなこともあるのだろう
  他人には見えて
  自分には見えない幸福の中で
  格別驚きもせず
  幸福に生きていることが……。