月立小BLOG
声楽家コンサート
北野生涯教育振興会・アーティスト派遣事業として、声楽家コンサートを開きました。会場は音楽室です。
ソプラノ歌手とテノール歌手、そしてピアノ奏者と、3名の音楽家のみなさんに御来校いただきました。
さっそく、ソプラノの清らかでキラキラと輝く美しい声に魅了されます。
テノールは、力強く温かく堂々とした声で、聞いている私たちの体にまで響きます。
そしてピアノからは、おもちゃ箱のように多彩な音が次々と奏でられるのでした。
「里の秋」や「荒城の月」、映画アラジンの「ホールニューワールド」など、おなじみの曲を演奏してくださいました。
一曲一曲、歌の成り立ちや内容を丁寧に説明してくださるので、歌の情景や人物の気持ちを想像しながら鑑賞でき、とても楽しかったです。
ピアノソロでは、子供たちにおなじみの「きらきら星」の変奏曲を弾いていただきました。みんなでピアノに近寄って鑑賞させてもらいました。
美しいメロディもさることながら、奏者さんの手の動きに思わず見とれてしまう子供たち。鍵盤の上を小鳥が飛び跳ねるように指先が舞います。
ぶっつけ本番の御指名で、なぜか校長が登場。
オーストリアのオペレッタの劇中歌で、身分を隠して舞踏会に参加した召使いの主人公が、主人をからかうように歌う場面です。
最後に、子供たちも歌に参加させてもらいました。
児童合唱「この星に生まれて」の御指導をいただきます。
「楽しそうな顔をして」「たくさんの息をすって」「たくさん息を吐きながら思い切って声を出そう」と御指導いただきました。
2回目に歌ったときは、みんないい表情になり、音楽室いっぱいに声が響くようになりました。
代表児童は感想で「一緒に歌えてよかった。アドバイスを受けていつもより声を響かせて歌えた」と発表しました。
プロの音楽家の方々と、間近でふれあえる機会はなかなかありません。
今日は、目の前で本物の音楽に触れることのできた、とてもすてきな時間となりました。
養蚕を学ぶ(3)
3・4年生の総合的な学習で養蚕体験をしています。
今日は講師先生を招いて3回目の学習です。
子供たちが育ててきた蚕の何頭かは、無事に繭を作り始めています。
講師先生がもってきてくださった繭を、触らせていただきました。
その繭を切ってみると、中で蚕の幼虫はどうなっているのでしょう?
さなぎになっていました。このさなぎが羽化すると成虫になって繭を破って出てきます。
もう一方の小さい塊は、幼虫の頭だった部分がいらなくなり、取れたものなのだそうです。
この繭一つからこれだけの糸が取れます。
その長さは、800mから1kmにもなるのだそうです!
繭一つ分の糸を手に取って確かめます。
優しい手触りでとても軽いです。
さて、自分たちが育てた蚕の繭も調べてみます。
さわってみると、まだ繭ができたてなので、とても柔らかいです。
完成していない繭ですが、学習のために一つだけ切って中を見てみましょう。
なんと、中の蚕はまださなぎになっておらず、幼虫のままでした。
子供たちは引き続き蚕の世話をしていき、順次、繭の数を増やしていく予定です。
養蚕を学ぶ(2)
3・4年生の総合的な学習で取り組んでいる養蚕体験学習。
本日も講師先生にお越しいただき、御指導をいただきました。
さっそく自分たちが育てている蚕の様子を見ていただきます。
これまで2週間、児童は自分の手で蚕を育ててきました。温度管理に気を付けながら、講師先生に定期的にいただいた桑の葉を毎日与えてきました。
彼は蚕の脱皮後の皮を丁寧に集めて、みんなに見せてくれました。
かなり大きくなりました。
しかし、講師先生が御自宅で育てている蚕は、児童が育てているものより二回りほど大きく、みんなで驚きました。
児童も日々一生懸命に世話をしていますが、ベテランの講師先生の育て方にはかなわないようです。
どんなふうに育てたらこんなにすくすく育つのだろう…?
ぼくの蚕より大きい…。
この後、講師先生から一人2頭(蚕は頭と数えます)ずつ、講師先生が育てた蚕を分けていただきました。
脱皮後の皮も大きい…
蚕の幼虫に繭を作らせるときにつかう小部屋のセットの仕方を教わりました。段ボール紙でできており、細かい小部屋が150ほどあります。
今日自分が学んだことを振り返り、ワークシートにまとめます。
児童が育てている蚕の幼虫が繭を作るまでには、まだ数週間かかるようです。
引き続き世話と観察をしながら、その時を待ちます。
敬老帳の製本
学区全戸に配布する「敬老帳」の製本作業を行いました。「敬老帳」作成は、月立小学校が大切にしている特色ある活動の一つです。
製本作業と言っても単なる作業ではありません。
児童が敬老の気持ちを自分事として捉え、活動の喜びを味わわせることをねらった体験活動です。
5・6年生がリーダーシップをとって進行します。
今年は若き養護担当が計画立案や諸準備に尽力しました。
児童も職員も生き生きと活動する姿が見られることが、何より嬉しく感じます。
帳合開始。
間違えないようにみんな真剣です。
学年が上がると作業のスピードも上がりますが、誰一人として友達をせかしたりすることをしません。すばらしい子供たち!
上級生の確認係が、落丁が無いか、一部ずつ丁寧に確認します。
最後にホチキスで留めて製本完了です。
角をそろえ美しく留めるのは手間の掛かる作業です。
作業を続ける中で、誰が教えたわけでもありませんが、児童はおしぼりで指先を湿らすことを覚えます。
体験を通して身に付ける「生きた学習」です。
いつの間にか、より効率的な作業を目指して、机の配置を変更していました。こうした工夫も、協働作業でしか得られない学習の一つです。
約400部の製本完了をめざし、児童と職員が作業を続けます。
作業開始から1時間が経過しましたが、驚くことに誰も集中力を切らしません!
あと少しで作業完了だ!
ラストスパート!
完成! 400部!!
1時間半の作業でした。
児童は本当によく頑張りました!
感想発表も行って互いの努力を認め合いました。
明日の朝は改めて「完成集会」を行い、協力の大切さと「敬老帳」完成の喜びを共有します。
八瀬パラダイス!
今日は待ちに待った八瀬パラダイスの日。
学区の清流八瀬川に入り自然体験活動に取り組みます。
学校の鍵を閉めて、全校児童と全職員で八瀬川にやってきました。
今日お世話になる3人の講師先生方です。普段から様々なことを教えていただいたり、支えてくださっています。
また、保護者の皆様もたくさん駆け付けてくださいました。
よろしくお願いします!
さっそく川の中へ。
今年の酷暑のためか八瀬川の水量はかなり少なく、川底に藻が生えている地点もありました。八瀬川の生き物は元気にしているのでしょうか?
最初に先生が転んでくれたので、みんなの緊張が解けました。
先生に負けじと、最初からずぶ濡れになって観察を始めた子がいました。
上の学年ほど、これまでの経験があるので、全身が濡れてもいいから、思う存分探索しようと決めているようです。
おおっ、魚がいる!
どれどれ!? 清んだ水中を泳ぐ魚影、冷たく心地よい水温、清流の爽やかな匂い、はじける水しぶきの音・・
五感で八瀬川を感じ取っています。なんとすばらしい子供たち!
1・2年生も次第に慣れてきて、積極的に網で魚を捕まえようと頑張りました。
シュノーケルをつけて水中をのぞいてみたり、水中でぶくぶく息を吐いて魚を驚かせてみたり・・・
生き物が見つかると歓声が上がります。
大人たちも子供たちに負けず全力で川活動に挑みます。
「一網打尽(いちもうだじん)って、こういうことだよ。今からやってみせるからね。それっ!」
こちらでも、先生と保護者の方が協働作業中。
「今からそっちの網に魚を追い込むから!」
それぞれの子供たちが、八瀬川に棲む様々な生き物をたくさん見付けることができました。
みんな夢中で八瀬川の探索活動に取り組み、約1時間の活動時間はあっという間に過ぎ去りました。
代表児童が感想発表をしました。
生き物を捕まえられて楽しかったことなどの感想のほか、高学年児童は熱暑による藻の発生等にも課題意識をもち、考えたことを発表していました。
講師の先生方、ありがとうございました!
保護者の皆様向けに、講師先生から八瀬川の生き物レクチャーもありました。親子で学区の自然を知ることができる、なんとすばらしい活動なのでしょう。
子供たちが着替え終わってから、自分たちが見付けた八瀬川の生き物について、講師先生から丁寧に教えていただきました。
この真剣な表情。
高学年児童もメモを取りながら話を聞き、積極的に質問をしていました。
五感を使って学区の自然を学ぶ八瀬パラダイス。
八瀬の自然のすばらしさと、そして子供たちの学びを支えてくれる地域の方々と保護者の皆様の存在、その両方があってこそ成り立つ貴重な活動です。
今日の活動は子供たちの学びの出発点でもあります。ここから、学年や個々の興味に応じて八瀬の自然について調べる学習を続けていきます。
本日の活動に際し御協力をいただきました講師先生方と保護者の皆様に感謝を申し上げます。
ふるさとに誇りをもち
夢と希望に満ちた
心豊かでたくましい 児童の育成
【き】 気持ちよくはたらく子
【だ】 だれにでもやさしい子
【て】 ていねいに学ぶ子
月立小学校 いじめ防止基本方針について掲載します。
気仙沼市 GIGAスクール構想.pdf
気仙沼市 タブレット端末貸与について.pdf