月立小学校の日常を紹介します

月立小ニュース

運動会に向けて

お天気のよさに後押しされて、子供たちの運動会練習に向かう気持ちも熱くなっています。

今日は開会式入場と綱引きの練習をしました。
入場の様子を見ると、さすがに6年生は威風堂々という言葉があてはまる姿があり、その姿を見ている中学年、低学年も一生懸命に一歩一歩踏み込んでいました。
 
綱引き練習の時には、先生の「お手伝い」をしている中・高学年の姿があり、月立小学校の、人との関わりのよさが現れていた姿であったように思います。
  
子供の、社会性の育ちの始まりは「まねっこ」です。小さい頃、おままごと遊び等の「○○ごっこ遊び」は、子供ひとりで大人の動作や会話を模倣したり、見たものを別なものに見立てて遊んだりして楽しみます。もともと、子供たちは人の動きや言葉のコピーが上手であり、日々の成長の中で「まねび」から「まなび」に変換されていく姿ですね。

月立小学校は下学年と上学年、先生方と子供たちとの関係の距離がほどよく近く、今回の「お手伝い」という場面は、よい行動、行為がコミュニケーションの中で子供たちを感化させ、人間性を良い方向へ導くきっかけになっています。これは、ご家庭でも同じですね。

そして、高学年は担任の先生と打合せをして、運動会を陰で支えています。

子供たちの成長を、日々の学校生活の中で見ることができる幸せを感じた1日でした。

運動会まで1週間となります。子供たちの楽しみに向かっている気持ちを、学校・ご家庭・地域のみなさんで支えていければと思います。

朝会

連休が終わり、いつものように「おはようございます」と職員室に飛び込んでくる声に、うれしさを感じていました。

今日の朝会では、新聞記事を使っての「多様性」の話をしました。県内の小学生新聞記者が取材した事柄から、社会には目に見える多様性、見えにくい多様性をもった人たちも存在し、一緒に生活をしていることを話しました。「多様性」を知識として持ち備えることで、相手の存在を受け入れて、お互いに協力してよりよい社会を創って行くことが、一人一人の幸せ、自分の幸せにもつながることを話しました。
  
学校で学んでいる子供たちはもちろん、私たち大人も新しい知識を入れては、それを自分のものにするため、同僚や友人に話したり、何かに書いたりして表現(アウトプット)しています。今回は、子供たちに文字で表現したり、話し言葉で感想を伝えてほしい事をお願いしました。高学年を中心に文字で自分の思いを届けてもらいました。本当にそれぞれが自分事として受け止めていることに感激していました。

子供たちは、多様性について、こんな事を書いていました。

「月立小学校は十分良い学校だと思っていたけど、改めて友達と認め合うことが大切だなと思いました。」
「どんな人でも、優しく話しかけたりすると、相手もうれしくなると思ったからです。」
「世の中には沢山の人がいるけど、体が不自由な人もいるから、お互いに認め合うと、もっと世界が良くなる。」
「いいと思う。多様性を認めれば、よりよい国になると思うから。」
「多様性を初めて聞きました。多様性が進めばいじめがなくなりそうなのは、とてもよいことだと思いました。」

本当に子供たちは、心を動かされた瞬間の気持ちを、素直で、まっすぐにぶつけてくるのだと思いました。「素直な気持ちを出してもいいんだよ」という多様性を大人が大事にする事が、大人になっていく子供たちの「根っこ」になって行くのだろうと思いました。

これから子供たちは一歩ずつ社会の一員として生きていく世界を広げていきます。幼児期・児童期に様々な価値観に触れることで、よりよい社会を支える大切な一人になります。子供たちが歩んでいる旅路を、学校・おうちの方々を含めた地域のみなさんで支えていければと思います。

朝の一コマ

連休の合間の2日目。
朝,廊下にあるお手玉で遊んでいる姿がありました。

子供たちが昔遊びに触れるのは生活科です。主な昔遊びは,こま・けん玉・お手玉・あやとり・凧など、昭和の遊びですね。

ただ,時が進むにつれて昔遊びに触れてきた大人が少なくなってきているのも事実です。大人も昔遊びに触れないと,近い将来,子供たちの学びが持続不可能になってしまうことも…。

時々,3つお手玉に挑戦して,子供たちに遊びで負けないように自主練習しています。
地域のみなさんも,ぜひ,小学校に足を運んでいただき,「お手玉遊びに来ました。」と声を掛けていただければと思います。

そして,5月20日(日)は運動会です。
 
今日,体育館から軽やかなリズムの音楽が聞こえてきました。体育館では子供たちがダンスの練習をしていました。高学年がダンスの振り付けを説明し,その動きを1年生から4年生までが一緒に踊っていました。当日が楽しみです。

クラブ活動

初めてのクラブ活動の時間です。クラブ名は「月立エンジョイクラブ」です。
クラブのめあては「他の学年と交流し友情を深めよう」です。
4年生からクラブ活動が始まり,今日が1回目です。6年生が司会を務め,どんな活動がしたいのかを聞いていました。
一番最初に出てきた活動が「さをり織り」でした。これは,昨年度もクラブ活動で行っているもので,子供たちの体験の中で楽しかった活動だった事がうかがえました。その他は,ドッジボール,音楽演奏という声もありました。子供たちがやってみたい事って沢山あるんだなぁと思いました。
 
「楽しい」は自分が「好き」と思っていることです。好きなことは何も言われなくてもやり始めます。知的好奇心が働くと勝手に学びが始まります。
子供の「好き」を見つけるためには,子供に教えてもらうことです。大人の上から目線ではなく,視線を子供目線まで落として,お話をするところから始まります。幼児期はそのような大人と子供の姿が多かったと思います。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。楽しんでやることによってうまくなるものであり,そこから知識も技能も広がります。一人一人の知的な楽しさを育てたいと思います。

気持ちの良い1日

今朝の地域の方の温かさに触れて始まった5月の初日,とても気持ちのよい1日になりました。

 

校庭でブランコに乗っている姿を見て,清々しさを感じていました。子供の頃のブランコ乗りは,何であんなに休み時間ごとに乗っていたのだろう…と。本当に楽しそうに乗っていました。

昼の校内放送では,初めての委員会活動の4年生の仕事を6年生が隣で見守っていました。時によっては,6年生が進めてしまった方が早いと思うこともあるかも知れませんが,そこを,あえて取り組ませてみることを選択した6年生も,後輩の育て方が分かっているのだと思いました。失敗しても6年生がフォローする心構えがあるからこそなせる姿でもありました。本当に頼れる6年生です。

その頼れる6年生が4年生を誘って放送に行くため教室を出発するときに,担任の先生からのひと声のアドバイスがあったのも,また,子供の育て方が分かっている一コマでもありました。

 

「育て」のつながりを感じた昼の放送でした。