鹿中 学校生活

今日の鹿折中

ソフト部 登米地区大会準優勝 おめでとう

 
 ソフトボール部は豊里中学校との合同チームが認められて、登米地区中体連新人大会に出場することができました。昨年に続き,臨時的な救済措置としてご配慮をいただきました。ソフト部の3人は,今年の気仙沼・本吉地区中総体には出場できなかったので,今年度初めての公式戦です。
 
 大会は9月28日₍土₎・29日(日)の2日間,登米市豊里運動公園グラウンドで行われました。豊里中の皆さんとは夏休みから合同練習をしていましたが,十分な練習ができたわけではありません。また,日常も生徒3人と顧問の先生との練習です。しかし,貴重な大会参加のチャンスです。3人はできうる限りの準備をして今回の大会に臨みました。
 
 大会は4チームの総当たりリーグ戦形式で行われました。初戦は津山中学校に勝利しました。翌日の2試合目には,佐沼中・南方中合同チームに圧倒されてしまい,敗戦を喫しました。そして,最後の第3戦は中田中学校との試合です。接戦を制して勝利。2勝1敗で準優勝となりました。県新人大会へも出場することが決定しました。
 
 監督を務めていただいた豊里中の佐々木先生や,本校顧問の佐藤先生,戸羽先生がこの合同チームを丁寧に指導し,励ましくれたことが生徒たちの力になったと思います。先生たちも生徒とともに一生懸命でした。また,保護者の皆さんには合同練習の際には遠くから送迎をしていただき,豊里中の保護者の皆さんとともに,大会では熱い声援で応援してくれました。ご協力ありがとうございました。今回の地区大会をよい学びにして県大会では更に実力を開花させてほしいと思います。県大会も豊里中・鹿折中の力を合わせて頑張りましょう。
 

男子保健体育 ソフトボールの授業

 
 昔の子どもたちは広場に集まって野球をして遊んでいました。…こんな風景はだいぶ昔のことになってしまったかもしれません。当時の子どもたちにとっては,野球はスポーツではなく,遊びだったような気がします。ですから,ほとんどの男子生徒はキャッチボールやバッティングができたように思います。しかし今は,広場に集まって野球する子どもたちは見えなくなりました。
 でも,最近の男子の保健体育の授業にはそんな雰囲気が漂っているのです。休み時間になると,生徒が校庭に出て準備運動のランニングが始まります。授業が始まると,キャッチボールが始まり,そして,ゲームをします。2つのチームに分かれて対戦です。大きな声が校庭から聞こえてきます。プレーに一喜一憂する声。指示を出したり,励ましたり,歓声があがったりと,とても楽しそうで,思わず校庭のほうを見てしまいます。先日は相手の打った打球が身体を直撃してしまった生徒に「大丈夫かーっ!」と仲間から心配する声がかかっていました。いいですね,生徒が大きな声を出しながら,楽しげに活動しているのは。野球が遊びだった頃の子どもたちの様子が校庭に見られるのです。
 

給食当番 マスク忘れ多し?

 
 先日の職員会議で話題になったのです。…最近,給食当番のマスク忘れが多い。翌日も同じく忘れてくる。きちんとした身なりで当番をする意識が弱くなっているのではないか。また,給食ではお箸を忘れる生徒も多いように思われる。…こんな意見でした。そう言えば,しばらく当番の様子を見ていなかったなと思い,給食の始まりの時間に様子を見てみたのです。本校では当番の生徒は自分のエプロンを着用し,三角巾を身に付けます。そして,マスクです。学校によっては白衣を購入して3年間使用するところもあるのですが,本校では家庭にあるエプロンでいいと思っています。この日の生徒たちは全員がマスクを着用していました。あれ,職員会議の話題とは少し違っているようです。皆,忘れ物をすることなく,きちんとした身なりで,きびきびと行動をしていました。
 
 当番は,まず,配膳室の前で手指の消毒をします。そして,食管や牛乳を教室まで分担して運ぶのです。教室では,協力をして配膳をし,食事のあとは片付けをして,食管等を配膳室に返却します。この作業をあまり時間をかけずに,てきぱきとやらなければなりません。1年生もようやく中学校のスピードになれてきたようです。それにしても,いつもしっかりと自分の役割を果たそうとする生徒の姿は立派です。マスク忘れや,お箸忘れがあったかもしれませんが,もう一度自覚を高める機会になったようでした。この日の給食メニューは右下の写真のような内容でした。美味しく頂くことができました。ごちそうさまでした。
 

サルビアと萩の花 どっちがきれい? 9月18日

 
 先日ご紹介した職員室前の花壇のサルビア。マリーゴールドと共に夏の終わりを表現しています。むしろ真夏より今のほうがきれいに咲いているかもしれません。しかし,右側の写真は初めてご紹介する萩の花です。こちらは秋を表現する,古来から宮城を代表してきた花です。萩の花は何か寂しげと思っていたですが,よく見ると結構豪華に見える花なのですね。秋の花は寂しげといった固定観念にとらわれていたかもしれません。サルビアと萩,この二つが同時に校地内で咲き誇っています。
 萩は中庭にもありますが,校庭東側駐車場のフェンス際にある株が結構大きいのです。改めてみると,こんなに大きかったのかと驚くほどです。生徒が校庭で活動している様子を見守っている萩です。生徒にも見てほしいものです。
 

合唱練習が始まりました ご期待ください

 
 写真は9月18日(水)の撮影です。何か体育館のほうから歌声が聞こえてくるなと思いながら,体育館をのぞいてみると,1年生が体育館で合唱をしていたのです。どうやら音楽の授業を体育館で行っているようでした。合唱曲「時の旅人」を練習していました。あれ,この時期はまだ音楽室での練習ではと思ったのですが,本番で歌うところで最初から音を響かせてみることも確かに大事だなとも感じました。そう言えば,去年は最後の週になって全校合唱を体育館で練習していたなと思い出しました。雨音のする体育館でした。
 まだまだ合唱としては未完成な状態ですが,この体育館でよい音を響かせられるように曲を仕上げなければならないことがよく分かったと思います。先生や指揮者の助言を受けながら着実に上手になっていく様子がよく分かりました。先生は研究授業でやっていたように,生徒の歌声を録音して生徒に聞かせて指導を試みているようです。自分たちの進歩や課題が分かることはやる気につながります。また,生徒たちは右側の写真のように,自分たちの歌い方を互いに評価して改善策を出し合いながら曲づくりをしていました。1年生ながら,なかなかだなと思いました。今後に期待しましょう。
 各学級の合唱曲を下にご紹介します。
 1年1組 「Unlimited」 1年2組「時の旅人」 2年1組「永遠のキャンパス」
 3年1組 「Cosumos」 全校合唱「大切なもの」(2年目)

サッカー部 新人大会優勝 おめでとう

 
 部員数が11名に満たないサッカー部は,今回の新人大会へは気仙沼中学校と合同チームで出場となりました。この合同チーム制度はあくまでも臨時的な制度です。ですから,何回も継続することができない制度です。しかし,前の中総体では単独チームで出場していた本校のサッカー部は,新人戦では単独チームを作ることができないため,今回は中体連から承諾を得て,合同チームを作ることができました。とても幸運でした。
 生徒には今回の配慮に感謝をして大会に参加しようと呼びかけていました。本校生徒たちは夏休みから気仙沼中サッカー部と練習を行い,今回の大会に備えてきました。それぞれのチームの良さを出し合って一つのチームへと歩んできたのです。大会では予選リーグを2勝して,決勝トーナメントに1位で勝ち上がり,準決勝に勝利し,決勝では大谷中に0-1で競り勝って見事優勝となりました。今回の優勝は,これまでの努力に対しての大きなご褒美となりました。ぜひ地区大会での課題をしっかりと見つめて,個人としても,チームとしても成長し,県大会に向けて更に精進してほしいと思います。頑張れサッカー部。
 予選リーグ 対条南中 0-7   対新月中・松岩中合同 1ー4
 準決勝   対津谷中 1ー2   決勝    対大谷中 0ー1

 

震災遺構「伝承館」の見学 3年生

 
 少し前のことですが,9月13日(金)には3年生が震災遺構「伝承館」を見学してきました。この学習は3年生の総合的な学習「地域づくり学習」の第2弾に当たるものです。(第1弾は以前にご紹介した「地域づくり」講話でした)
 
 今の3年生は震災の時はまだ小学校入学前でした。ですから,震災や津波というものがどういうものかを明確には記憶していないのです。今までは震災の現実が与えるストレスを懸念するため,津波映像などをリアルに視聴するような学習は避けてきたというのが実態でした。しかし,時間の経過によって被災地の子どもたちでさえ災害の現実を知らない状態になっていることが話題となっていました。そこで本校では,今年オープンした「伝承館」の見学を先生たちが計画しました。被災地の子どもたちこそ知っておくべき現実だからです。もちろん,事前にアンケートをとり,映像資料などへの配慮希望をお聞きしてのことです。
 
 今回の見学は伝承館の館長さんに大変ご協力をいただきました。館長さんに自ら語り部を務めていただき,生徒たちに熱く丁寧にご説明をしていただきました。地元の生徒たちに震災の真実を知ってもらいたいというお気持ちが伝わってくるものでした。伝承館オープン後見学をした市内の中学校は本校が一番最初です。(地元階上中はオープン前に見学したそうですが)館長さんを始め,伝承館のスタッフの皆さんに御礼を申し上げます。
 
 展示内容には本校の先輩である松本君(当時小学生)の水を運ぶ姿も展示されていました。俳優の高倉健さんが感銘を受けて大事にしていたという有名な写真です。この写真を生徒たちはどのように見たのでしょう。見学の最後には,付箋紙に自分の感じたことを素直な言葉で記して伝承館内に掲示してきました。
 生徒の素直で真剣な学習ぶりにはお褒めのお言葉をいただいたそうです。帰校した生徒たちは「伝承館」を見学してきてよかったと話していました。先生たちの思いは通じたようです。そして,9月27日(金)に予定している第3弾の学習「交流会」(鹿折南住宅の皆さんとの交流)の学習に生かしてほしいと思います。 
 

中体連新人大会 応援ありがとうございました

 
 9月21日(土)・22日(日)に開催した中体連新人大会は,2日間の日程を無事終了することができました。外の競技は降雨の心配がありましたが,天候は予報よりもいい方向に傾き,お陰様で雨中の競技とはなりませんでした。保護者の皆様の大会参加へのご協力,そして,ご声援,たいへんありがとうございました。
 
 本校生徒は各競技において熱戦を展開し,今持てる力を存分に発揮することができました。本大会を通して多くの経験を積み,これからの下地を豊かにすることができたと思います。選手としての大会参加だけでなく,競技役員として,チームのメンバーとしてもよく役割を自覚して立派な大会参加でした。
 
 気仙沼中との合同チームで出場したサッカー部は見事優勝することができました。おめでとうございます。入賞できなかった他の競技でも充実した戦いぶりだったということでした。精一杯のプレーを讃えたいと思います。
 
 写真は,卓球会場での本校生徒の様子です。1年前の新人大会や3か月前の中総体の時と比べて格段に上達していることがよく分かる試合ぶりでした。残念でしたが,上位入賞を果たすことができませんでした。しかし,今後に大きく期待できる内容だったと思います。冬場の各大会を今後の目標にして精進してほしいと思います。
 

自転車点検を行いました 安全で健康的な登下校

 
 9月12日(木)の朝には,自転車通学をしている生徒たちが,職員室前まで自転車を持ってきました。普段は登校坂下の自転車置場において,ヘルメットだけをもって登校してくるのです。しかし,今日は登校坂の上まで自転車を運んできました。自転車点検があるからです。自転車点検は1学期にも小山輪業様のご協力をいただいて行いましたが,今回は2回目,先生たちによる点検です。自転車をいつも整備して安全な登下校をしてほしいと思っています。やはり,普段からの自主点検と整備が大事ですね。今回はどうだったでしょうか。本校の自転車通学生は10名います。
 中学生の時期は身体をつくる時期です。将来にわたって丈夫な身体,健康な身体をつくるためには,普段からの運動が重要です。徒歩や自転車での登下校がそのような健康づくりの役割を果たしてくれると思います。学校周辺は道路工事も続いており,まだまだ注意が必要ですが,安全な通学をしながら,より健康な身体になることを目指しましょう。

普通救命講習を行いました 2年生

 
 9月13日(金)には,2年生が「普通救命講習」を受講しました。これは総合的な学習の「防災」の勉強の一つとしての学習です。実施に際しては,古町消防署から7名の署員の方々にご協力を頂きました。普通救命講習とは,3時間の講習で,成人への救命処置(心肺蘇生法、AEDを用いた除細動)と,気道異物除去や止血法などの応急手当を体験学習を通して学ぶものです。終了後には「修了証」を頂戴します。この学習を本校では2年生が毎年行っています。
 
 消防署員の皆さんが,命を守ることの大切さを真剣に説明して頂き,心肺蘇生法とAEDの使い方,応急手当の仕方を丁寧に指導してくださいました。署員の皆さんの情熱と使命感を感じながら,生徒たちは真剣に学習しました。誰か代表の生徒が行うのを他の生徒が見ているといったものではなく,生徒全員が実際にやってみて体で覚える学習です。ですから,3時間を必要とするのです。2年生の生徒たちの表情はもちろん真剣で,本当に学ぼう身に付けようと思いながらこの学習に臨んでいることがよく分かりました。最後には,救急車が到着する前に,自信がなくても勇気を持って命を救う行動をとることが,命が助かる人を一人でも二人でも増やすことになると説明をいただきました。生徒はしっかりその言葉を受け止めていたようでした。
 古町消防署の皆様,熱心なご指導ありがとうございました。