鹿中 学校生活

今日の鹿折中

クリスマス給食 家庭でも一緒に

 
 12月20日(木)の給食はクリスマス給食(行事食・写真左)でした。デザートにはケーキがついており,これがとても美味しいものでした。ブッシュドノエル風の小さなショートケーキです。(写真右)ケーキ以外のメニューは,クリスピーチキン,コーンサラダ,ミネストローネ,クロワッサン,牛乳でした。写真だけでは申し訳ないのですが,その美味しさや華やかさが分かっていただけたらと思います。年中行事を食でも体験する教育の一環です。本校の給食は中央給食センターで調理されたものです。皆さんのおかげで,教室ではいつもより賑やかな給食風景となったようです。
 下の写真は,いつもの給食の準備風景です。学校では自分たちで生活をすることを学びます。ですから,お客さんではいられません。食事の前や後には必ず「仕事」があるのです。地味なことですが,こんなことにも先生がついて助言をしながら取り組ませています。そこからのコミュニケーションも貴重です。中学生ですから,だいぶ上手にできるのですが……。ところで,普段からそのようにしている生徒も多いと思いますが,ご家庭での食事の場面でも,子どもたちが仕事をするように仕向けていただけたらと思います。洗濯物やお風呂などの仕事もどうでしょうか。子どもを生活の中に参加させていきましょう。
 

冬休み 安全で充実した 「ありがとう」のある生活を

 
 今日から実質的な冬休みに入りました。年末年始を経て,1月8日(火)から3学期が始まります。17日間の冬休みです。1年を終え,1年をスタートさせるこの節目を大切にして,更なる自分の成長へと活用してほしいと思います。管内の申し合せで,長期休業中は,特別な事情がない限り部活動も行わないことになっていますから,生徒は家庭で過ごす時間が多くとれます。この期間は親子の対話や触れ合いのチャンスです。ご家庭でのご指導をよろしくお願いたします。
 心配なのは,いつも話題にしているスマホ等の情報機器からのトラブルです。左の写真は宮城県警が作成した注意喚起資料です。既にご承知と思いますが,もう一度ご確認ください。ところで,右側は職員室にある「日めくりカレンダー」の写真です。一般の方が,以前,先生が自分に寄せてくれた言葉を紹介しています。時折,はっとさせられる,また,考えさせられる言葉が出てくるのです。1日は「”ありがとう”は幸せの始まり」という言葉でした。生徒たちは家庭では「ありがとう」という言葉を使っているでしょうか。不満だけ言う人は幸せになれませんね。この言葉が言える生徒は「大人」です。よき大人に育てていくためのご家庭の関わりを,冬休みはもちろん,3学期以降にもお願いします。

2学期終了 学級目標は達成されたか?

 
 
 今日は2学期の最後の日,午後には終業式を行います。1学期の終わりに,今年度の学校生活の成果は2学期に出せばいいと伝えていましたが,いよいよその2学期も今日で終了です。学校全体としては,大きな成果があり,課題も感じた2学期でしたが,さて生徒はどう感じているでしょうか。
 各教室の正面には,生徒が掲げた学級目標があります。それぞれの表現ですので,様々なものがありますが,これは学級の集団生活の拠り所となっています。中学生ですから,そろぞれの個性も育ち,考え方や感じ方が異なっているのは当然です。時には,生徒同士の対立や反目も生まれます。そんなとき,自分たちは何を集団として目指すのかを具体化して,共に歩む土台をしっかりと作ることは大事なことなのです。この2学期,生徒が各学級ごとに掲げた自分たちの理想の姿に近づいたことをそれぞれに確認して,2学期を終えてほしいと思っています。生徒諸君,君たちの2学期の活躍は素晴らしかったです。課題は3学期に再チャレンジです。

清掃の反省会 なぜか楽しそう でも…

 
 6時間目の授業を終えて,帰りの会(短学活)になる前に,毎日「清掃活動」があります。本校では生徒だけでなく,先生たちも生徒と共に清掃して,学校環境を整えています。そして,この時間は生徒との貴重なコミュニケーションの時間でもあるのです。一緒に活動しながら交流し,互いを理解し,授業とは違ったかたちで自然な言葉掛けをする場となっています。生徒数が減少しているので,生徒一人当たりの仕事量は多くなっているようですが,生徒はいつも一生懸命に清掃をしています。左の写真は清掃の反省会の風景です。なぜかいつも楽しそうに反省会をしています。思わず混じっていきたいと感じる光景です。
 ところで右の写真は,左の写真の背景にある「手洗い場」の写真です。お気づきでしょうか。流しの下のバケツが丸見えになっていることを。昔はここに引き戸がありました。でも,当時の生徒は,この引き戸を蹴っては穴を空け,壊してしまったのです。生徒が荒れていた時代のことです。壊れた引き戸を直してもまた壊すので,遂には今のようになりました。今は校舎全体がそうなっています。「第3の荒れ」と言われた時代のお話です。今の生徒とは全然違いますが,小さなきっかけでも学校は激変してしまうことを肝に銘じておかなければなりません。2度とあの時代に逆戻りしないよう,健全育成には常に力を注いでいかなくてはなりません。そのためにも,日頃からの子どもたちとの多様な関わりが大切なのです。

朝の登校風景 学校はどんなところ?

 
 朝7時20分ごろに早い生徒は登校してきます。教室に暖房を入れるのは7時40分からなので,間があります。少しの間,寒い思いをしているかもしれません。それにしても,朝の登校風景と,夕方の下校風景はかなり異なります。夕方は生徒が一団となって,会話をしながら,あちこち行き来しながら,笑い声が響き,楽しげに下校していくのです。一方,朝はほとんどが一人で登校します。最近は寒さのためか前屈みになって,足早に校舎に入ってくるように見えます。
 学校は楽しいところか? その問いに「YES」と答える生徒はどれだけいるでしょうか。楽しいけれど,学校は厳しいところでもあります。なぜなら人を伸ばそうとする場ですから,ベストを尽くすことを求め,間違ったら改善することも求めます。将来,責任をもって仕事をし,社会の一員としての役割を果たし,家庭を支え,子どもを育てる力をもった人になるためには必要なことです。学校より家にいるほうが,子どもにとって楽なのは当たり前です。また,家庭とはそういう場所でなくてはなりません。一方,学校は厳しいところ…模擬「社会」だからです。学校には共に育つ「友達」がいるから生徒は頑張れるのです。だからこそ,子どもの友達を含めて,我が子たちを育てていくことは大事です。手を差しのべることも時には必要ですが,心の中に「頑張れ!」という言葉を秘めて,子どもに考えさせながら関わり,見守っていくことが,私たち大人の役割なのではと思います。そんなことを思わせる,朝の登校風景です。

生徒昇降口 掲示物 委員会活動の工夫

 
 
 生徒昇降口の掲示板です。(左上)写真の左側には防災委員会の11月防災標語が見えます。そして何やら6ピースの掲示物。これは保健委員会作成物。「鹿中食育月間」の掲示物で,気仙沼の食材を使ったレシピを紹介するものです。よくできています。1週間ほど前に昇降口に登場しました。「第11回プチシェフコンテストin気仙沼」の入賞作品から,保健委員が6作品をお薦めしています。いずれも美味しそうなものばかり。1-1は「磯野家長男ハンバーグ」(つまりカツオハンバーグ?),2-1は「かつおのタタキ風ギョウーザ」,3-1は」「KESENNUMAロコモコ」,由利子先生は「地元産鮮魚ちらし寿司~柚子風味上品仕立て~」,香先生は「ピンクタルタルのメカジキフライ」といったラインナップです。どんな料理なのか食べてみたいですね。掲示物の下にはお持ち帰り用のレシピが付けられていて,気の利いた工夫があります。(左下の写真)食育月間の取組の一つです。お子様と一緒にご家族で調理してみてはどうでしょう。
 この掲示板には各委員会の月間の反省や今月の活動計画が示されています。(右下)どの委員会も工夫のある取組がなされてます。いいですね。

給食試食会・授業参観 ご協力ありがとうございました

 
 12月12日(水)に実施した給食試食会(PTA行事)の写真です。大勢の保護者の皆様にご参加いただきました。学校給食はどのようにお感じになられたでしょうか。市内の多くの中学校では平成23年度から完全給食が実施されました。それまでは,牛乳のみの給食でした。生徒はお弁当を持参し,父母が作ったお弁当を毎日食べて中学生活を送り,成長していたのです。これは,良い面もあり,大変だった面もあったかもしれません。今,給食は単なる食事ではなく,食育の教材となっています。今回の試食会を機に,ご家庭での食育をお願いいたします。
 下の写真は,授業参観の様子です。大勢の方に授業の様子を見ていただいて生徒もちょっと緊張しましたが,やはり嬉しかったようです。たいへんありがとうござました。
 

綱引き大会 まじめに取り組み 心から楽しむ生徒

 
 
 
 12月14日(金)の6時間目は恒例の「綱引き大会」を行いました。これは毎年,体育委員会が企画運営して行う生徒活動です。学級対抗の総当たり戦です。特に事前練習をするわけでもなく,ぶっつけ本番の大会なのですが,大変に盛り上がる素晴らしい行事になりました。予選は1年1組,2年1組,3年1組の3つの学級が,なんと2勝1敗で並んでしまいました。決勝は昨年優勝の2年生に1年生と3年生が勝ち,1年生対3年生の勝負では3年生が僅差で勝利して,3年1組の優勝でした。みんなが一生懸命に取り組み,男女間で応援したり,学年を超えて激励したり,勝敗に泣き笑いして,心から一時を楽しむことができました。鹿折中生のもっている「まじめに取り組んで心から楽しむ伝統」が遺憾なく発揮されていました。素晴らしい子どもたちです。
 
 

県人権作文コンクール 優秀賞おめでとう 

 
 既に河北新報でご紹介いただいていましたが,本校3年生の生駒大地くんが,県人権作文コンクールで優秀賞をいただきました。おめでとうございます。12月13日(木)には,仙台法務局気仙沼支局の佐藤支局長さんを始め,お二人の人権擁護委員が来校され,直接,生駒くんに賞状や盾を手渡していただきました。大変ありがとうございました。
 生駒くんの作文は,小学生のときに不登校になってしまったときに,家族,友達,先生に支えられて暗闇から抜け出した。人は支えられて生きるものと分かった。この経験を無駄にしたくない。自分も誰かを支える存在となりたい。世界には差別や対立がある。世界に目を向けて行動し,人々が共存する世界を目指したい。自分からできることをやろうと思う。そして,人から人へと好循環を作っていきたい。…という内容です。不登校の経験に始まり,世界や人々のつながりにまで及ぶ,青年らしい大きな希望が描かれています。中身のある文章です。以下に全文を紹介いたします。
 作文原稿 人権作文30(生駒大地).pdf
  

教育相談 御協力ありがとうございました

 
 11月29日(木)から12月6日(木)までの期間,本校では教育相談を実施しました。(写真左)保護者の皆様,御協力をいただき,ありがとうございました。
 教育相談では,学習や生活を中心に現状を確かめ,これからの道しるべや希望を明確にすることができたでしょうか。学校では来年3月までの目標となるような話し合いをしたい,これからの学校や家庭での生徒の頑張りが引き出せるような意味のある機会にしたいと考えていました。どうだったでしょうか。生徒を成長させる最大の環境は,学校と家庭です。主人公は生徒本人です。3者が対話をして同じ目標に向かって今後も協力し合いたいと思います。どうかよろしくお願いします。
 右の写真は,校内に掲示している3年生生徒の国語の学習内容です。古典の中の言葉から,大事にしたい言葉を紹介するものです。この孔子の言葉を選んだ理由を彼はこう書いていました。「この言葉は,一貫して変わらずに進むという意味があります。数ヶ月後にある受験に向けて,この言葉の意味にあるように変わらずに進んでいきたいと考えてこの言葉を選びました」と。教育相談で3者が相談したことが,3者の努力で実現されることを期待します。