月立小学校の日常を紹介します

2023年10月の記事一覧

和食給食~タイムスリップ 江戸時代~

気仙沼市中央給食センターの栄養教諭の岩渕 鈴先生と一緒に、和食給食を通して日本の食文化についての勉強をしました。

今日の給食は「江戸時代」の食事です。
6年生は社会科で歴史の勉強を学んでいることもあり、勉強の重ね学びができる機会にもなりました。

日本は畳文化があり、最初は畳の上に給食を用意しようと思ったわけですが、おうちの方から特別お膳を貸していただくことになり、一気に江戸にタイムスリップし、子供たちの実感の度合いが高まった中での学びとなりました。

鈴先生からは、お箸やお椀の持ち方を教わり、マナー違反とされている「嫌い箸(きらいばし)」や、お椀をもって食べることの意味も教えていただきました。

そして、実食です。

今日のメニューは、「麦ご飯、呉汁、鯖の塩焼き、即席漬け」でした。いろいろな知識も一緒に取りながら食べると、口に運んでいる食材の感じ方が変わり、食という文化の再発見の中での食事となりました。

そして、久しぶりの全校での給食時間となり、特に低学年は、みんなで食べることの楽しみも含んだ給食時間となりました。

毎日の食事ですが、「人は一生で何食食べられるのか?」を考えると、「1日3食×365日×人生80年=約8万8000回」と言われます。1年生は、3食×365日×7歳=7,665食、6年生は、3食×365日×12歳=13,140食となります。給食時間は、その3分の1ですので、その意味は大きくなります。

これからも、給食時間を大切にしていきたいと思います。
そして、今回の江戸時代の雰囲気作りのための「お膳」を貸していただき、ありがとうございました✨

おまけ

三陸新報の取材を受けました。新聞でその様子もご覧いただけますので、お楽しみにして下さい。

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さつまいも掘り

秋の恵みを感じずにはいられない活動が「さつまいも掘り」です。

苗植えの時は、小雨の中の活動でしたが、今回の芋掘りは晴天!
月立保育所のみなさんと一緒に、気持ちよい芋掘りでした。

 今回は中学年のサポートもあり、低学年の時の経験が生きた心強いみなさんでした。

保護者のみなさんとこだま隊のみなさんのお手伝いも強力で、本当に助けられています。そして、kazuhiro-sanや、おてんとう様のお陰で、大収穫になったと感謝していました。

1か月間の熟成を経て、軽トラ市でのお裾分けとなります。

今年も、おいしいサツマイモになりそうです✨

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火災避難訓練

朝夕に寒さを感じる事も多くなり、暖房をONにする時期が近付いてきていますね。

学校では、空気が乾燥し、火災発生が心配されるこの時期に、火災避難訓練を行います。今回も気仙沼消防署古町出張所の署員の方々に、子供たちの避難の様子を見てもらい、そして、消火器を使った模擬消火訓練と煙体験も行いました。

校舎内の火災発生を想定し、校庭南側に避難しました。
「お・は・し・も」を守りながら、短い時間で避難できました。

その後は、消火器の使い方を学びながらの消火訓練です。
練習用の水消火器を使って、4年生以上の子供たちが実演しました。

隊員の方に、使い方の指導を受けてから、いざ、実演です。
みんな落ち着いて火元に見立てた対象物に水を当てることができました。

その後、消防車と救急車の見学をしました。

本物に出会うことのよさは、「本物」ということ自体に大きな意味があります。デジタル化が進み疑似体験できる仕組みはありますが、自分の五感を使っていろいろなことを感じ、その「すごいなぁ」と印象にもつことが、子供たちの未来作りのきっかけに大きく影響を与えているものと思います。座学だけでは足りないものです。

そして、煙体験です。

安全な煙であることの説明を受けた後に、姿勢を低くすることや壁伝いに避難すること等、目の前が煙で見えにくい状況でも、避難する方法を教えてもらいました。

煙の中は、本当に前が見えず、この様な状況に至ったら慌ててしまうことを考えながら、子供たちの避難行動を見ていました。

最後は、みんなで振り返りをしました。

古町出張所の所長さんから、火事を発見したら「火事だ!!」と周りに知らせることで、人が集まり、初期消火活動や避難行動が動き出すことや、自分の命は自分で守る大切さを教えていただきました。

6年生の代表の挨拶では、消防隊のみなさんも命がけで働いて、私たちを守っていただいている事への感謝を伝え、避難訓練が終わりました。

質問がある子供たちは、少しの時間をいただいて興味・関心があったことや疑問に思ったことを質問していました。子供たちの心を揺さぶった体験活動だったと感じています。

やはり、直接体験を伴う学習の強みは、子供自身が自分から動き出す姿にあります。その姿を創り出すことが、学校の良さです。

低学年は、大人に与えられた動線をなぞる練習をして、中学年からは、自分から進んで動線を創り出していき、高学年は他の動線も眺めながら、自分らしい動線を見つけ出していく…そんな歩みが子供たちを大きく育てていくものと、今日の子供たちの姿から学ばせてもらいました。

いつもながらではありますが、八瀬地域は他にはない直接体験が出来る教育素材が沢山あります。その素材を生かして地域のみなさんと子供たちの良さが引き立つ活動をしていきたいと思います。

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開校記念の集会

始業式の後に、開校記念集会をしました。


本当であれば10月1日の開校記念日に集会を行う予定でしたが、お休みが多かったこともあり、延期していたものです。

長く、長く、長い年表を作り、「謎解き、開校記念特集」と題して、子供たちには謎解きをしてもらいました。

まずは、資料の年表を見て、どんな事が書かれているのかを読み取ることから始めました。

いつも使っている教科書にもいろいろな資料がありますが、慣れてしまうと読み取りがおろそかになります。つまり、刺激がない状態であると、頭の中の動きも鈍くなります。

ちょっと頭を使う謎解きでした。

年表には西暦がありますので、開校年月日と今の年月日があれば、月立小が何歳であるのか分かります。そこをどうやって見つけるのかが謎解きの鍵になります。

まず、謎が何であるのかを予想し、その答えを聞いてみました。もちろん「お手上げ」もOKです。最初に1年生から聞いて、2年生が謎が何であるのかを当てました。それから、3年生、たぶん…謎の問題はこれでしょ…と当てました。

それから、6年生、謎の問題と答えを言い当てました。さすがです。

資料に何が書かれてあり、開校記念日の問題として何が出されるのかという想像力がないと、今日の謎解きは出来ません。初めての謎解きに出会って、思うようにならない姿もありましたが、それも学校だからよしとします。ただ、これが今求められている子供たちに必要な力です。困難な問題に出会った時、どうやって乗り越えるかです。

そのためには、毎日の学習が「謎解き」でなければなりません。攻略方法を教えてもらい、それを活用して、挑んでいく…よい姿になります。

最後には、年表に月立地区の102歳の大先輩が生まれた元号を見つけて、月立小学校の伝統を守ることの大切さに、みんなでうなずいていました。

開校記念の日の児童代表の言葉は、もちろん6年生が作文発表をしました。


月立小の3つのよさについての発表では、「みんなが優しいこと」「学校がきれいなこと」そして「伝統を受け継いできたこと」でした。これまでの先輩方が大事にしてきた伝統を、自分たちも引き継いでいくことの大切さを発表しました。

年表を見ただけでも、100年単位の継承がなされてきたことが分かります。
すごい事です。

ぜひ、おうちの方々も、地域のみなさんも、長く、長く、長い年表を見に来ていただければと思います。そして、子供たちが挑んだ謎解きへの挑戦を待っています。

「私までお声がけ下さい。お相手いたします。」

おまけ

今日の昼清掃では、全校でこだまステージ発表会に向けての体育館掃除をしました。

1年生から6年生まで、自分たちのお掃除分担計画にそって、一生懸命に体育館をきれいにしていました。やっぱり、6年生の先輩の存在は大きく、頼りになる姿を下級生に見せてもらっています。

6年生に感謝です。ありがとうございます✨

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第2学期始業式

今日は雨上がりの朝になりました。
月立小を囲む山にうっすらと霧が見えました。


「秋の霧は晴れの兆し」と言われ、簡単に言うと、高気圧がやってきて地表が冷えた結果が朝の霧となって、日中は晴れになります。

すっきりとした青空が見えて、気持ちよい2学期のスタートになりそうと思いました。

バス登校のみなさんを迎えて、月立小OBの中学生を見送り、1日がスタートしました。


みんな元気そうで、まず1つ目の嬉しさになりました。

 

多目的ホールに行くと、低学年が歌を歌っていました。

集まっている中学年も座りながら、一緒に歌っていました。

 

2学期の始業式には、16人全員が集まり、子供たちの顔を見ただけで嬉しくなります。

2学期は3月までの長い期間になり、それは、6年生は中学生になること、1年生から5年生までは次の学年への準備期間であることを話しました。その中で、話し言葉、読み言葉、聞き言葉など「言葉」を大事にすることと、言葉を鍛えるトレーニングをすることも話しました。

立場が変われば言葉も変わります。特に6年生は最高学年から中学1年になります。そこにはマナーがあったり、相手を敬う言葉があったりもします。気持ちを正しく受け止めたり、伝えたりすることも大切になることも一緒に話しました。

もう一つは「目」です。「目は口ほどにものを言う」と言われるように、言葉と目がコミュニケーションでは大切になることも話しました。

児童代表は6年生が発表しました。

よい結果を求めすぎる余り、気負ってしまうことがあった反省を踏まえて、結果よりも、その過程を大事にしたいことを話していました。全くその通りですね。結果は良くも悪くもその時の一瞬ですが、そこまで至る道のりこそが、自分の力になります。後悔しないように、自分の歩む道を一歩ずつ足跡を残す事が大切と改めて教えられたような気がしました。

校歌を歌って終わりました。

3月までは長いようですが、あっという間です。16人の子供たちが3月に「いい1年だったね」と振り返ることが出来るように、全力で担任の先生方と一緒に子供たちを育てていきたいと思います。

まずは、今日を元気に迎えられた事に対して、おうちのみなさんに感謝しております。


ありがとうございました✨

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