火災避難訓練
朝夕に寒さを感じる事も多くなり、暖房をONにする時期が近付いてきていますね。
学校では、空気が乾燥し、火災発生が心配されるこの時期に、火災避難訓練を行います。今回も気仙沼消防署古町出張所の署員の方々に、子供たちの避難の様子を見てもらい、そして、消火器を使った模擬消火訓練と煙体験も行いました。
校舎内の火災発生を想定し、校庭南側に避難しました。
「お・は・し・も」を守りながら、短い時間で避難できました。
その後は、消火器の使い方を学びながらの消火訓練です。
練習用の水消火器を使って、4年生以上の子供たちが実演しました。
隊員の方に、使い方の指導を受けてから、いざ、実演です。
みんな落ち着いて火元に見立てた対象物に水を当てることができました。
その後、消防車と救急車の見学をしました。
本物に出会うことのよさは、「本物」ということ自体に大きな意味があります。デジタル化が進み疑似体験できる仕組みはありますが、自分の五感を使っていろいろなことを感じ、その「すごいなぁ」と印象にもつことが、子供たちの未来作りのきっかけに大きく影響を与えているものと思います。座学だけでは足りないものです。
そして、煙体験です。
安全な煙であることの説明を受けた後に、姿勢を低くすることや壁伝いに避難すること等、目の前が煙で見えにくい状況でも、避難する方法を教えてもらいました。
煙の中は、本当に前が見えず、この様な状況に至ったら慌ててしまうことを考えながら、子供たちの避難行動を見ていました。
最後は、みんなで振り返りをしました。
古町出張所の所長さんから、火事を発見したら「火事だ!!」と周りに知らせることで、人が集まり、初期消火活動や避難行動が動き出すことや、自分の命は自分で守る大切さを教えていただきました。
6年生の代表の挨拶では、消防隊のみなさんも命がけで働いて、私たちを守っていただいている事への感謝を伝え、避難訓練が終わりました。
質問がある子供たちは、少しの時間をいただいて興味・関心があったことや疑問に思ったことを質問していました。子供たちの心を揺さぶった体験活動だったと感じています。
やはり、直接体験を伴う学習の強みは、子供自身が自分から動き出す姿にあります。その姿を創り出すことが、学校の良さです。
低学年は、大人に与えられた動線をなぞる練習をして、中学年からは、自分から進んで動線を創り出していき、高学年は他の動線も眺めながら、自分らしい動線を見つけ出していく…そんな歩みが子供たちを大きく育てていくものと、今日の子供たちの姿から学ばせてもらいました。
いつもながらではありますが、八瀬地域は他にはない直接体験が出来る教育素材が沢山あります。その素材を生かして地域のみなさんと子供たちの良さが引き立つ活動をしていきたいと思います。
ふるさとに誇りをもち
夢と希望に満ちた
心豊かでたくましい 児童の育成
【き】 気持ちよくはたらく子
【だ】 だれにでもやさしい子
【て】 ていねいに学ぶ子
月立小学校 いじめ防止基本方針について掲載します。
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