2024年1月の記事一覧
氷割り、シャカシャカ
先週の雪がとけて、ブランコしたの水たまりが凍っていました。
氷が張れば割りたくなるのが子供心です。壊すことを覚える瞬間ですね。1月の生活目標は「ものを大切にしよう」です。真逆ですね。
子供たちの物事の判断は経験したことを基にしていることが多くあります。小さい頃の砂場遊びが例としてよく話題になりますが、最初は家庭の価値観をもって砂場デビューします。同じ価値観に出会ってニコッとして、違う価値観に出会って泣いて、その繰り返しで大きくなります。
そして、今日の姿です。氷を割る面白さと割ると水が出てぬれること、沼の氷の上に行ったら危ないよね、滑るよね、落ちたら…という生きるためのアンテナづくりの遊びです。
そして価値観が合ったから、同じ氷割りができたし、誰かが「あぶないよ」と言えば、止まったかも知れません。
いずれにしても子供たちの判断が入った遊びです。
教室に戻れば、「物は割れる」ことを当てはめながら、ものを大切にしていきます。
子供の今しかできない事を、これからも大事にしていきたいものです。
空を見上げれば、すっきりとした青空!
月立小学校を囲む自然のすばらしさを感じました✨
リアスサミットin唐桑
リアスサミットに参加してきました。
海洋教育を中心とした学習を展開している唐桑小学校5・6年生の発表を聞いてきました。
第一部はポスターセッション、第二部は「気仙沼の未来を考えよう」をテーマにディスカッションをしました。
4つのグループで月立小は2人ずつ3つに分かれて、唐桑小学校の高学年と語り合っていました。
子供たちの様子をみると、「話している」よりも「語っている」という雰囲気があり、その姿を支えているのは、月立小学校での体験活動から得た経験と学校の先生だけでは無く、地域の大人の方々も含めた社会の中の先生方の力があってと感じていました。
そこには、子供たちの思いや願い、考えを受け止め、支えてきた安心感が、子供たちのはっきりとした語りにつながっていたのだろうと思います。
子供たちの姿に誇りを感じた時間でした。
そして、その子供たちの語っている姿は表現できる場所があったからです。
唐桑小学校のみなさんとの交流が良かったからこその気付きでもありました。
唐桑小学校の子供たちと先生方に感謝しています。
ありがとうございました✨
銀世界~続き~
こだま農園の斜面は、なかなか良いゲレンデで、Tsukiスノーパークという感じでした。
校庭では、雪だるま、雪遊びをしている姿があり、気持ちよい時間でした。
季節限定の雪遊びは、ずっとずっと大切にしたいですね。
銀世界
今朝は見事に雪景色になりました。
月立小学校に通じる八瀬川沿いに道を走ると、秋は錦秋の景色が美しく、そして冬は水墨画の冬景色、素朴さのなかの本質を感じさせる地域であり、その中にある月立小の子供たちの姿に結びついているのだと感じた朝でした。
早速、バス停に行くと新月中の生徒さんがいました。立ち話で高校受験を迎える緊張と頑張っている話と、その後の未来についても聞きましたが、ポツリ「気仙沼ではなかなか場所がないんですよね…」と。
悩ましいです。ただ、この土地という場所への愛着をひしひしと言葉から感じました。
バスが到着し、元気に降りてきた子供たちと、すぐ学校に向かう道を行くか、旧校舎の方の景色を見ていくか尋ねると、旧校舎を選び、雪景色の中の旧校舎の威厳を感じていました。
そして、学校に着くと、月立小ちびっ子WORKMANが雪かきをしていました。
最初にやってきたのは、4年生WORKMANとのことで、さすが、来年の5年生と思いました。
雪→雪かき→みんなのため…という感覚をどこで身に付けるかが、これから先の人との出会いの優位性(アドバンテージ)につながりますね。昔ながらの言葉であれば「気が利くね」となります。
その後、続々と月立小ちびっ子WORKMANが集まり、せっせと雪かきです。
本当に頼れる子供たちですね。
つづく…
学校給食週間・食育学び教室
今日から学校給食週間が始まりました。
明治22年、山形県鶴岡市から始まった給食は子供たちの体づくりのために今も続いている大切な食事です。
今日は明治の給食がテーマでした。
そして、5校時目には、気仙沼中央給食センターの栄養教諭の先生に、給食と体によい食べ方についてのお話がありました。
給食は栄養バランスが考えられた食事で、子供たちがおいしく食べてもらえるように作っていることをクイズ形式で教えていただきました。
明日も、どんな給食が出るのか楽しみです。
おまけ
今日、中学年の教室におじゃましました。
担任の先生が出張だったため、朝の会は保健室の先生、1時間目は書き方を一緒に勉強しました。
今月の生活目標は「ものを大切にしよう」です。今朝は、自分の衣服がたためるのかな?をしてみました。
これは、来年、4年生は5年生で修学旅行に行きます。その時に、衣服の整理整頓が、限られた時間を楽しく過ごすか、生活指導で取られるのかという、貴重な時間を生み出すことが出来るかどうかになります。
さすが4年生!みんなが上手にたたむことが出来ました。
いつもながら学校教育と家庭教育の重なりの部分が、学校教育の伸びしろになるところが多く、家庭と学校の協力関係の大切さを改めて感じていました。
そして、書き方です。まず、自分の名前はどの文字よりも丁寧に書いてほしいと伝えたところ、本当に上手に書いていました。
名前は一生使うものです。だからこそ、おうちの人に付けてもらった名前を大事にしてほしいと願いつつお話をしました。本当に、丁寧に書いていました。
姿勢もいいですよね✨
夜…
夕方から、しんしんと雪が降り、あっという間に銀世界になりました。
「真冬の冬将軍は健在だった」と、冬らしさに安心しました。
明日は、子供たちと雪で満喫できそうです✨
いい感じ
厳しい寒さからはほど遠い大寒が過ぎ、暖かい冬はいいものの、逆にこの冬でいいのかなと思いながらの1月4週目です。
そんな中での子供たちの様子をみると、やはり、次の学年の姿が見え隠れして、いい感じです。
子供たち同士も、先生との塩梅もいい感じです。
1月24日から30日は全国学校給食週間です。
どんな給食が出るのか楽しみです。
台湾からの視察
台湾の教育関係者の2名の方々が、月立小学校の複式指導について見学をしました。
同行者として文部科学省国立教育政策研究所と東北大学の方々も一緒に子供たちの勉強している様子を見学しました。
台湾と日本の教育の共通点として6・3・3の制度であり、月立小学校のように小さい規模の学校が点在しているとのことでした。
もう一つが、漢字文化をもっていることで、日本語で書かれている説明であれば、何となく理解出来るとのことです。そう考えると、台湾に行っても、漢字が読めれば何となくが通じそうです。
台湾の謝先生と葉先生には「子供たちに自己紹介して下さい」とお願いして、低学年の教室を訪問しました。
低学年の子供たちには、あらかじめ自己紹介することを伝えていましたが、ALTとは違って、本物の英語にふれて、やや引き気味でしたが子供たちも自分の名前を伝えていました。
低学年の国語から中・高の算数の授業を見学して、最後に記念写真を撮りました。
月立小学校の先生方の2つの学年を教える「二刀流」を見て、素晴らしさを語って帰りました。
月立小学校の先生方も、大谷選手と同じ「二刀流」ということを改めて教えられ、日本の複式教育の凄さを感じました。
遠いところからの訪問、ありがとうございました。
豆腐づくり体験
中学年の子供たちが豆腐づくりをしました。
もちろん菅原妙子さんが先生です。
収穫した大豆、青豆を原材料としての豆腐づくりです。
大豆をすりつぶし、型にはめ、しぼり…一通りの工程を経て、月立小製造のお豆腐が完成しました。
あずきは、妙子さんがあんこに変身させ、子供たちは白玉餅を作り、あんこ餅として食べました。
完成!子供たちが作った豆腐とあんこ餅です!
口に入れると大豆の香りがスウッと抜けて、口いっぱいに広がる旨みが濃く、手作りの荒さが舌触りを強め、THEお豆腐!でした。
いろいろな制限があった昨年度とは違い、本来の学校が戻ってきたことを子供たちの食べている姿を見て感じていました。
一生付き合う食事ですので、おいしく、たのしく、なごやかな時間を過ごせればと思います。
中学年のみなさん、ごちそうさまでした✨
そして、菅原妙子さん ありがとうございました✨
席書大会
校内席書大会がありました。年の初めの伝統行事で、時期はそれぞれですが市内小学校の子供たちが一筆を大事にしながらの学習です。
限られた時間の中で静かに取り組んでいました。
日中は、雪の中で体を動かす低学年の姿がありました。
今日は固まりにくい雪だったこともあり、水道の水を少し含ませて固まりやすくする工夫の中で、体験的に水が固まるための生活の知識を子供たち同士で共有しているのだと思いました。まさに遊びから学びにつながる場面に出会いました。
今日の場面には担任の先生も一緒だったので、子供たちの行為が今後の学習につながる学び履歴を共有したことになり、学習を深めるきっかけを得たことにつながります。
雪景の中、子供たちと先生の良好な姿にふれ、心がポカポカになったひとときでした。
募金活動
能登半島地震への募金活動をしました。
東日本大震災を直接経験をした子供たちも大きくなり、次の世代への継承が行われる中、日々、命を守ることの大切さを子供たちと一緒に学んでいます。
今回の地震も大人にとっては人ごとでは無く、一気に記憶と気持ちが13年前に引き戻されてしまっていました。何かお手伝いがあれば…と思っていた所に、高学年の中から募金で応援しようという思いから、今日の活動となりました。
子供たちからの募金とご家庭からの募金も集まり、月立小学校で応援している気持ちを表す事ができ、みんなで能登の皆さんを応援しようということを体験的に学んだ活動にもなりました。
「困ったときは助け合おうよ」という気持ちがあれば、友達が困っていれば行動に移すことの出来る子供たちが育ちます。
本当に高学年の皆さんを尊敬し、おうちの皆さんに感謝した募金活動となりました。
ありがとうございました。
小正月
今日は小正月です。
月立小学校の大柱に添えられた繭玉飾りが柔らかな雰囲気を作り出して、少なくなりつつある昔から伝わる大切な習わしが継承されている学校であり、他にはない景色であると思います。
1年生は時計の学習をしていました。
担任の先生から「5とばしで、5、10、15…」と、時計の何分の扱いについて言葉に出しながら勉強していました。
今日は小正月で小豆粥を食べたりします。例えば、お正月の準備で小豆をより分ける時に、数え方で「に、し、ろ、や、と…」と生活の中に数の遊びがあって、その家庭の中の算数と教室の中の算数が混じり合って、身に付いて日常の中で活用出来る様になっていました。
小学校算数は家庭生活との関連が密着していますので、低学年はもちろん高学年であっても意図して「させてみる」ことも大切です。
中学校に行くと頭の中での作業が多くなりますので、小学校のゆとりの時間がある時に多くの体験的学習の積み重ねが考え方のもとになっていきます。
その体験的な学習をしていたのが3年生でした。
校舎内を歩きながら消火器や消火栓の場所となぜ、そこにあるのかなどを考えていました。ここでも、きまりや法則を見つけ出す学習が始まれば自主的な学習になっていきます。
月立小の子供たちと一緒に、学ぶことのおもしろさを感じる授業づくりをこれからも目指していきたいと思います。
新月地区新年交歓会
新月公民館で、新月地区の自治会、各種団体の皆様との新年交歓会に参加しました。
月立小学校も、新月公民館を中心とした様々な地域団体の皆様方にご協力をいただいており、日々のご支援への御礼も込めながらの時間となりました。
当日は、国・県の議員の皆様方も来賓として参加して、新月地域のよさを話していました。
座席周りの方々との話では「(来賓として呼ばれて)月立小学校の学芸会(こだまステージ)は最高でした。あんなに子供たちが目を輝かせている学芸会は初めてです!」とのお褒めの言葉をいただき、嬉しい気持ちの中でひとときを過ごしました。
それもこれも、伝統の中で子供たちと先生方、そして保護者の皆様の支えがあっての今年度のこだステとだったと思っています。
今年もみなさんと力を合わせて、子供たちの目が輝きと笑みがこぼれる月立小学校づくりにご協力下さい✨
新月公民館、そして新月地区の皆さま、
今年もよろしくお願いいたします。
1週間
冬休み後の1週間が終わりました。
少しずつの学校リズムで動き始めて、子供たちと先生方との良い雰囲気の流れの中での活動が始まっていました。
朝、早く登校している中学年の姿を見つけ教室に入ると、宿題の提出かごを用意し、登校してくる友達に「おはよう」と声を掛けて、一日をスタートしていました。進んで行う事って大切だなぁと思いました。
月立小学校が求める「心豊かで」につながる姿で、一人一人が成長していることを新年になって感じています。
教室の中でも下の学年に「じゃあ、私が教える?」と、必ず相手の気持ちを確かめて行動に移している姿がありました。
伝え~答えて~伝えるという伝え合いの繰り返しがあり、そこにも成長を感じていました。学年が上がれば、自分で学習に取り組む姿に移り、学校全体で成長していることを感じています。
一人一人の成長も大事ですが、休み時間は「大谷選手グローブ」でのボールコミュニケーションをしてる姿があり、高学年が相手になりながら、遊んでいました。
幸先のよい雰囲気です。
今後も、学校と保護者の皆様と地域の方々にもお手伝いいただきながら、子供たちの次へ進もうとする背中を支え、後押しをしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします✨
避難訓練
毎月11日は防災を考える日です。
朝の会でショート訓練の予告を行い、心構えをした上での訓練です。
平時に適切な行動を覚えることで、いざという時の行動の精度が高まります。
緊急地震速報が聞こえた瞬間に、机の下に潜り込み、机の脚を押さえてジッと待ちます。
先生方は避難経路を確保した上で、次の避難に二次避難に向けての準備をします。
「指さし確認」というものがあります。どんなに確認しても見落としたり、勘違いなどのヒューマンエラーが必ずあります。それを防ぐためには確認行為である目と声と指さしという多重確認が有効で、命を預かる仕事では必ず使われます。
先生方も自然に行っている場面もあり、子供たちと一緒にいざに備えている避難訓練でした。
自然災害は必ず来るものとの考えの中で、かけがえのない命を守ることに全力を尽くす心構えを確認した時間でした。そして、これからも正しく怖がることを大切にしていきたいと思います。
おまけ
平時の子供たちは、いつも通りの表情と会話が聞こえ、いつもの時間が流れている幸せを感じていました。
安心できる場所が、安心して学べる時間につながっていることをつくづく感じました。
繭玉飾りづくり
3・4年生が繭玉かざりづくりをしました。
今回も菅原妙子さんに教えていただきました。
元々は養蚕をおこなう人々が蚕繭の豊作を祈願していた名残とのことです。
そう考えると、月立小に身近な風習になります。
子供たちが繭玉飾りをつくる活動は、貴重な学習になります。まさに、受け継がれてきた日本伝統の行事でSDGsの理念に直結した学習です。
そんな中、妙子さんと話題にしたのが「小正月」です。
お正月の客人のもてなしで休む間もなく働いた女性がゆっくりする時間にしていたのが小正月ですね。
そして、16日に「地獄の釜の蓋が開く日」とも言われ、この日は地獄の鬼も仕事を休み、ゆっくりする日とのことで、あの世もこの世も仕事をしないで休みましょうという日だったらしいです。その背景には、昔の商家などに勤める奉公人に休みを取らせる日とするために作られ、今で言う「働き方改革」のひとつだったように感じます。
そんな民俗学に通じる話をしていただく子供たちは、本当に幸せな小学生と思います。
妙子さんからは「もっと早くいろいろなことを聞いておけばよかったと今になって思っているんです。私が知っている少しばかりのことを(子供たちに)伝えられたらと思ってもいます」とご自身の思いを語っていただきました。
楽しそうに繭玉飾りをミズキに結わえていく姿に、消えつつある伝統文化を感じながら、月立小学校の時代を超えて変わらない価値のあるもの=不易を感じた時間でした。
そして、夕方には月立保育所でペッタンペッタン子供たちが作った餅花で飾られたミズキが届きました。
ミズキの枝が赤いのを「吉祥」、そして小枝がみな上向きなので「運が上向く」などと言われ、新年を迎えた学校に「福」が集まり、今年も地域の皆さんと良い一年にしたいと心に誓った1日でした。
菅原妙子さん、月立保育所ちびっ子の皆さん、ありがとうございました✨
冬休みが終わりました
新しい年になり、今年度の残り3か月の学校生活が始まりました。
業前に全校集会をしました。
集会が始まる前に能登半島地震で被災した方々に対して黙祷を捧げました。
冬休み明けの集会では、「干支」の話をしました。
干支は「十干」と「十二支」の組み合わせで、全部で60通りあること。
今年はその41番目の「甲辰」となり、「甲」には成長や実り、「辰」には、夢が叶うという意味があり、その実りや成長、夢を叶えるためにのために自分が行動できることは何なのかをじっくり考えて、動くことが大切であることを話しました。
最後は、冬休み前にも話した「一年の計は元旦にあり」と「一日の計は朝にあり」を話して、毎日の積み重ねが、一年につながる事を伝えました。
集会後には、テレビ等で報道されている大谷選手からグローブのプレゼントが届いた事を紹介し、キャッチボールをしました。
ここでも、大谷選手が夢の実現のためにしていた「曼荼羅シート」を紹介し、実際に行動して、今の大谷選手になったことを紹介しました。
今年は「行動」ですね。ちょっとの行動が出来れば、後々の中くらいの行動になります。年始めは「ちょっと 行動」から始められればと思います。
保護者の皆様には、冬休み中の大きな事故・ケガ等も無く、穏やかな冬休みにしていただいたことに感謝しています。毎日の平穏な時間と子供たちの健康にこそ幸せがあり、その笑顔がご家庭や地域の幸せにつながっていると改めて思っています。
これからも子供たちの安心できる環境を創っていければと思います。
「難を転じて福となしますように…」と月立小学校の幸せを願って、地域の方から紅白の南天(難転)を、毎年いただいています。地域の皆様方の敬愛を感じています。
令和6年もよろしくお願いいたします。
ふるさとに誇りをもち
夢と希望に満ちた
心豊かでたくましい 児童の育成
【き】 気持ちよくはたらく子
【だ】 だれにでもやさしい子
【て】 ていねいに学ぶ子
月立小学校 いじめ防止基本方針について掲載します。
気仙沼市 GIGAスクール構想.pdf
気仙沼市 タブレット端末貸与について.pdf