月立小学校の日常を紹介します

月立小ニュース

こだまステージ発表会~児童公開~

こだまステージ発表会が近付いてきました。
今日は、その児童公開の日です。

今年は月立保育所のちびっ子のみなさんの参加もあり、にぎやかさを感じる発表会になる予感をしています。

演目は、全部で7つです。


オープニングを飾るのは、低・中学年です。これから始まる楽しい時間を迎えるのではなく、迎えに来てもらった感じを受けました。

次は、伝統ある塚沢神楽です。


短い時間の練習ではありましたが、予想していた完成度を超える演舞を見て、舞台に立つことの大切さを、改めて子供たちから教えてもらいました。本番も楽しみです。

校長挨拶では、月立保育所の3人のおともだちの名前を聞いてみました。
ドキドキすると思い、最初は低学年の3人にモデルとなって話してもらい、その後に、保育所のおともだち3人に話してもらいました。

緊張しながらも自分の名前を発表し、月立小学校のみんなの拍手に包まれました。

そして、低学年の群読落語「目黒のさんま」です。話を聞いているだけで、サンマを焼いている光景が目に浮かび、匂いが漂い、見応え、聞き応えがありました。

次は、かわいらしい月立保育所のみなさんの登場です。
あのスーパーマリオブラザーズの世界観の中での表現活動でした。PTA会長さんはクッパ大王、私もエキストラでワリオで参加しました。

保育所の先生方の手作り大道具・小道具があり、幼児教育の環境構成の大切さを感じていました。環境によって育ちが小さくもなり、大きくもなるのは小学校も幼児教育も同じだと思っています。保育所の先生方の子供たちの心を揺らしながら、自分で歩む力を育てていただいた子供たちを、小学校でその育ちの続きをさせていただく喜びも感じました。

次の中学年は、ノリノリの子供たちの動きに目を奪われました。見ているだけで心ウキウキでした。

やはりトリを務めるのは高学年の朗読劇です。国語の教科書の物語を高学年の創作をいれた作品にしました。

安心して見られる所が、高学年らしさなのだと感じました。そして、担任の先生と一緒に創り上げているからこそ、安定感が見える劇になっているのだと思います。そして、閉会の言葉があり、自分の感じたことや思ったことを素直に伝える姿を下級生に見せられることも児童公開の役目のひとつなのだと思いました。

おうちの方々に披露するまでの、残された少しの時間を大切にして、子供たちの満足感とおうちの方々や地域のみなさんの、「あ~月立小の学芸会(こだステ)、本当によがったね✨」と感じられるように仕上げて行ければと思います。

仕上がりまで、あと3日、お待ちください。

さおり織り

今日のクラブ活動は「さおり織り」です。
昨年度と同じ山岸先生に教えていただきました。

実際に織りを進めると、手際よく織っていく姿に驚きました。タンタンと織って作品に仕上げていきます。

子供たちの夢中さは、その活動と作り上がっていく面白さにハマっている状態で、これが学びであると感じました。そもそも子供たちは「夢中人」ですから、どんどんハマらせて、そこから全てを広げて行った方が良いのかも知れません。もちろん、後から学習したことが結びつく事もありますね。

1時間という時間では、思う存分に製作するところまでは至らなかったと思いますが、さおり織りの面白さには十分触れられたものと思いました。

人の五感は大事なセンサーですから、織機に触れて、糸ごとの手触り感や張り具合、色合い等、デジタルでは味わえない事柄が沢山あります。幼少期や児童期の五感に働きかける環境はとても大切だと感じています。

タブレットやスマホはとても便利ですが、やはり使い方が大切で、子供たちのバランスの良い育ちとなるように、学校もご家庭も含めた環境を考えて行かなければと思います。

これからも、子供たちの五感に働きかけながらの活動を考えて行きたいと思います

和食給食~タイムスリップ 江戸時代~

気仙沼市中央給食センターの栄養教諭の岩渕 鈴先生と一緒に、和食給食を通して日本の食文化についての勉強をしました。

今日の給食は「江戸時代」の食事です。
6年生は社会科で歴史の勉強を学んでいることもあり、勉強の重ね学びができる機会にもなりました。

日本は畳文化があり、最初は畳の上に給食を用意しようと思ったわけですが、おうちの方から特別お膳を貸していただくことになり、一気に江戸にタイムスリップし、子供たちの実感の度合いが高まった中での学びとなりました。

鈴先生からは、お箸やお椀の持ち方を教わり、マナー違反とされている「嫌い箸(きらいばし)」や、お椀をもって食べることの意味も教えていただきました。

そして、実食です。

今日のメニューは、「麦ご飯、呉汁、鯖の塩焼き、即席漬け」でした。いろいろな知識も一緒に取りながら食べると、口に運んでいる食材の感じ方が変わり、食という文化の再発見の中での食事となりました。

そして、久しぶりの全校での給食時間となり、特に低学年は、みんなで食べることの楽しみも含んだ給食時間となりました。

毎日の食事ですが、「人は一生で何食食べられるのか?」を考えると、「1日3食×365日×人生80年=約8万8000回」と言われます。1年生は、3食×365日×7歳=7,665食、6年生は、3食×365日×12歳=13,140食となります。給食時間は、その3分の1ですので、その意味は大きくなります。

これからも、給食時間を大切にしていきたいと思います。
そして、今回の江戸時代の雰囲気作りのための「お膳」を貸していただき、ありがとうございました✨

おまけ

三陸新報の取材を受けました。新聞でその様子もご覧いただけますので、お楽しみにして下さい。

さつまいも掘り

秋の恵みを感じずにはいられない活動が「さつまいも掘り」です。

苗植えの時は、小雨の中の活動でしたが、今回の芋掘りは晴天!
月立保育所のみなさんと一緒に、気持ちよい芋掘りでした。

 今回は中学年のサポートもあり、低学年の時の経験が生きた心強いみなさんでした。

保護者のみなさんとこだま隊のみなさんのお手伝いも強力で、本当に助けられています。そして、kazuhiro-sanや、おてんとう様のお陰で、大収穫になったと感謝していました。

1か月間の熟成を経て、軽トラ市でのお裾分けとなります。

今年も、おいしいサツマイモになりそうです✨

火災避難訓練

朝夕に寒さを感じる事も多くなり、暖房をONにする時期が近付いてきていますね。

学校では、空気が乾燥し、火災発生が心配されるこの時期に、火災避難訓練を行います。今回も気仙沼消防署古町出張所の署員の方々に、子供たちの避難の様子を見てもらい、そして、消火器を使った模擬消火訓練と煙体験も行いました。

校舎内の火災発生を想定し、校庭南側に避難しました。
「お・は・し・も」を守りながら、短い時間で避難できました。

その後は、消火器の使い方を学びながらの消火訓練です。
練習用の水消火器を使って、4年生以上の子供たちが実演しました。

隊員の方に、使い方の指導を受けてから、いざ、実演です。
みんな落ち着いて火元に見立てた対象物に水を当てることができました。

その後、消防車と救急車の見学をしました。

本物に出会うことのよさは、「本物」ということ自体に大きな意味があります。デジタル化が進み疑似体験できる仕組みはありますが、自分の五感を使っていろいろなことを感じ、その「すごいなぁ」と印象にもつことが、子供たちの未来作りのきっかけに大きく影響を与えているものと思います。座学だけでは足りないものです。

そして、煙体験です。

安全な煙であることの説明を受けた後に、姿勢を低くすることや壁伝いに避難すること等、目の前が煙で見えにくい状況でも、避難する方法を教えてもらいました。

煙の中は、本当に前が見えず、この様な状況に至ったら慌ててしまうことを考えながら、子供たちの避難行動を見ていました。

最後は、みんなで振り返りをしました。

古町出張所の所長さんから、火事を発見したら「火事だ!!」と周りに知らせることで、人が集まり、初期消火活動や避難行動が動き出すことや、自分の命は自分で守る大切さを教えていただきました。

6年生の代表の挨拶では、消防隊のみなさんも命がけで働いて、私たちを守っていただいている事への感謝を伝え、避難訓練が終わりました。

質問がある子供たちは、少しの時間をいただいて興味・関心があったことや疑問に思ったことを質問していました。子供たちの心を揺さぶった体験活動だったと感じています。

やはり、直接体験を伴う学習の強みは、子供自身が自分から動き出す姿にあります。その姿を創り出すことが、学校の良さです。

低学年は、大人に与えられた動線をなぞる練習をして、中学年からは、自分から進んで動線を創り出していき、高学年は他の動線も眺めながら、自分らしい動線を見つけ出していく…そんな歩みが子供たちを大きく育てていくものと、今日の子供たちの姿から学ばせてもらいました。

いつもながらではありますが、八瀬地域は他にはない直接体験が出来る教育素材が沢山あります。その素材を生かして地域のみなさんと子供たちの良さが引き立つ活動をしていきたいと思います。