月立小学校の日常を紹介します

月立小ニュース

避難訓練

毎月11日は防災を考える日です。

朝の会でショート訓練の予告を行い、心構えをした上での訓練です。
平時に適切な行動を覚えることで、いざという時の行動の精度が高まります。

緊急地震速報が聞こえた瞬間に、机の下に潜り込み、机の脚を押さえてジッと待ちます。

先生方は避難経路を確保した上で、次の避難に二次避難に向けての準備をします。

「指さし確認」というものがあります。どんなに確認しても見落としたり、勘違いなどのヒューマンエラーが必ずあります。それを防ぐためには確認行為である目と声と指さしという多重確認が有効で、命を預かる仕事では必ず使われます。

先生方も自然に行っている場面もあり、子供たちと一緒にいざに備えている避難訓練でした。

自然災害は必ず来るものとの考えの中で、かけがえのない命を守ることに全力を尽くす心構えを確認した時間でした。そして、これからも正しく怖がることを大切にしていきたいと思います。

おまけ

平時の子供たちは、いつも通りの表情と会話が聞こえ、いつもの時間が流れている幸せを感じていました。

 

安心できる場所が、安心して学べる時間につながっていることをつくづく感じました。

繭玉飾りづくり

3・4年生が繭玉かざりづくりをしました。


今回も菅原妙子さんに教えていただきました。

元々は養蚕をおこなう人々が蚕繭の豊作を祈願していた名残とのことです。
そう考えると、月立小に身近な風習になります。

子供たちが繭玉飾りをつくる活動は、貴重な学習になります。まさに、受け継がれてきた日本伝統の行事でSDGsの理念に直結した学習です。

そんな中、妙子さんと話題にしたのが「小正月」です。
お正月の客人のもてなしで休む間もなく働いた女性がゆっくりする時間にしていたのが小正月ですね。


そして、16日に「地獄の釜の蓋が開く日」とも言われ、この日は地獄の鬼も仕事を休み、ゆっくりする日とのことで、あの世もこの世も仕事をしないで休みましょうという日だったらしいです。その背景には、昔の商家などに勤める奉公人に休みを取らせる日とするために作られ、今で言う「働き方改革」のひとつだったように感じます。

そんな民俗学に通じる話をしていただく子供たちは、本当に幸せな小学生と思います。

妙子さんからは「もっと早くいろいろなことを聞いておけばよかったと今になって思っているんです。私が知っている少しばかりのことを(子供たちに)伝えられたらと思ってもいます」とご自身の思いを語っていただきました。

楽しそうに繭玉飾りをミズキに結わえていく姿に、消えつつある伝統文化を感じながら、月立小学校の時代を超えて変わらない価値のあるもの=不易を感じた時間でした。

そして、夕方には月立保育所でペッタンペッタン子供たちが作った餅花で飾られたミズキが届きました。

ミズキの枝が赤いのを「吉祥」、そして小枝がみな上向きなので「運が上向く」などと言われ、新年を迎えた学校に「福」が集まり、今年も地域の皆さんと良い一年にしたいと心に誓った1日でした。

菅原妙子さん、月立保育所ちびっ子の皆さん、ありがとうございました✨

冬休みが終わりました

新しい年になり、今年度の残り3か月の学校生活が始まりました。

業前に全校集会をしました。
集会が始まる前に能登半島地震で被災した方々に対して黙祷を捧げました。

 

冬休み明けの集会では、「干支」の話をしました。


干支は「十干」と「十二支」の組み合わせで、全部で60通りあること。

今年はその41番目の「甲辰」となり、「甲」には成長や実り、「辰」には、夢が叶うという意味があり、その実りや成長、夢を叶えるためにのために自分が行動できることは何なのかをじっくり考えて、動くことが大切であることを話しました。

最後は、冬休み前にも話した「一年の計は元旦にあり」と「一日の計は朝にあり」を話して、毎日の積み重ねが、一年につながる事を伝えました。

集会後には、テレビ等で報道されている大谷選手からグローブのプレゼントが届いた事を紹介し、キャッチボールをしました。

ここでも、大谷選手が夢の実現のためにしていた「曼荼羅シート」を紹介し、実際に行動して、今の大谷選手になったことを紹介しました。

今年は「行動」ですね。ちょっとの行動が出来れば、後々の中くらいの行動になります。年始めは「ちょっと 行動」から始められればと思います。

保護者の皆様には、冬休み中の大きな事故・ケガ等も無く、穏やかな冬休みにしていただいたことに感謝しています。毎日の平穏な時間と子供たちの健康にこそ幸せがあり、その笑顔がご家庭や地域の幸せにつながっていると改めて思っています。

これからも子供たちの安心できる環境を創っていければと思います。

「難を転じて福となしますように…」と月立小学校の幸せを願って、地域の方から紅白の南天(難転)を、毎年いただいています。地域の皆様方の敬愛を感じています。

令和6年もよろしくお願いいたします。

冬休み前

冬休み前の全校集会です。

朝、バス停に迎えに行き、バスの運転手さんへご挨拶をして、その後、プチ道草をしてみました。

冬のプールの水?凍ってんのかな?

実際に見てみました。凍っていました。

この季節感を感じる道草、とても大事な時間ですね。


二期制となってからも、この冬休み前の集会の意味は学校生活の振り返りと冬休みの保健面と生活面の話が中心となります。

今日の集会では、表彰も含めた集会となりました。

今も昔も、子供たちが健康・安全に過ごしてほしいという願いがいつも込められています。

新しい年を迎える=歳神様を迎えるのがお正月で、その昔は祖先を敬い、感謝するとの言い伝えもあります。その後、五穀豊穣の神様を迎え、その年の豊かな実りをお祈りしたのがお正月ですね。

小学生向けのお正月を迎える言葉の中には「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。今回の集会でも、新しい年を迎えるに当たって、それぞれが自分の中に「こんな一年にしたい!」という心構えが生まれればと思いながら話をしました。

学校であるから「勉強を頑張りたい」という言葉を子供たちは使います。ただ、学校はそれ以外にも学ぶことが沢山あることに気付いて欲しいとも思っています。

いわゆる「知・徳・体」です。知育も大事ですが、心を豊かにする人との交流から生まれる尊敬(敬い)や思いやり(優しさ)も大切です。そして、健康を維持するためには体つくり(遊び)も必要です。バランス良く学ぶ場所が、やはり学校です。

そこで、冬休みにも入りますので「一年の計は元旦にあり」と「一日の計は朝にあり」という、規則正しい生活にも結び付く話をしました。

前回の教頭先生の「自由と責任」にも通じてきますね。冬休みだから自由にしたいけど、健康を崩すからだめだよね…と子どもたち自身が気付けば、学んだことが染み入っている姿です。でも、子供の成長の中であえて失敗をさせて、学びにつなげることも大切ですね。それが子供たち自身の「自立」に向かう一日の積み重ねになりますね。
ゆっくりで、ちょっとの変化に結び付けば吉日です。

集会の後は、それぞれの学級で改めて振り返りをしたり、教室をきれいにしていました。

荷物をまとめる子供たちの姿には、少しわくわくしている気持ちも伝わってきました。

子供たちには4月から12月までの令和5年の9か月間、いろいろと月立小学校のことを教えてもらったり、手伝ってもらうこともあったり、感謝していることを話しました。

そして、地域や保護者の皆様にも、本当にお力添えをいただき、日々、子供たちの気持ちを支えてもらった事、そして、みんなでつつがなく健康に過ごせたことに感謝しております。

本当にありがとうございました✨

蚕繭の糸取り&スポーツ大会

中学年が繭の糸取り体験をしました。

もちろん蚕の学習の先生は西城道夫さんです。

座繰=糸取り機をお持ちいただき、昔ながらの糸取りをしました。

先日の蚕の学習発表会で八瀬も養蚕が盛んであったことを知り、身近な産業であったことを改めて感じました。

やはり教育素材の豊富さを感じた1日でありました。

西城道夫さん、貴重な道具とお話、ありがとうございました。

 

そして、高学年は体育館でスポーツ大会をしていました。

バスケットボールをしている所で、担任の先生も一緒になって楽しんでいました。


「師弟同行」という姿で、同じ事を、同じ気持ちで、同じ目的のために行っているからこそ、良いこと、場合によっては気まずいことが起きても、分かり合えることを学び、より良い人間関係の作り方を覚えて行きます。

先生と一緒になって作った雰囲気が安心出来る環境に結びついて行くのだろうと思いました。

今日の高学年の子供たちと担任の先生の姿に、これからの学校の未来を見たように思いました。デジタルが進んでいる今だからこそ、人と人との混じり合いも大事にしなくてはと思いました。

6年生は小学校生活のカウントダウンが始まります。

良い思い出をいっぱい詰め込んで、新しい春に向かう1歩につながる様に、学校も、おうちの方々も、地域の皆さんも、6年生の5人を応援していただければと思います。