鹿中 学校生活

2019年11月の記事一覧

鹿中きれいの日 除草作業ごくろうさま!

 
 先月の「鹿中きれいの日」は,学校からの要望を受けて生徒会の皆が取り組んでくれたものでした。内容は校庭の除草作業です。11月上旬に市内中学生を対象としたサッカー教室が本校校庭で予定されているため,校庭をきれいにして皆さんをお迎えしたいと考え,生徒会に協力をお願いをしたのです。10月は文化祭もありましたので,四四の16日にはきれいの日を実施できませんでした。そこで今回は10月30日(水)の実施日となりましたが,生徒会では計画をしっかりと立ててくれて,当日は一生懸命に除草作業に取り組んでくれました。上の写真は生徒がつくった計画書です。
 
 校庭の除草作業は日頃から一生懸命に行っているのですが,草の成長する勢いは物凄く,サッカーゴールや野球グランドの内野の辺りはまだ草が抜かれないままになっていたのでした。昨年,復旧していただいた校庭の土は,湿気をよく保ち,とても柔らかくて,生徒の運動にはいいのですが,その分,草が成長しやすいという特性があるのかもしれません。用務員の三浦さんや阿部先生が草刈り機で刈ったり,部活動でも除草したり,運動会前にはPTAの皆さんにも作業をしていただきましたが,なかなか手強いのです。
 
 今回は,1年生がテニスコート付近を,2・3年生たちが野球グランドの周辺を集中的に除草してくれました。生徒たちは,楽しく皆で会話をしながらも,本当に一生懸命取り組んでくれました。先生たちも頑張りました。しかし,敵は想像以上でした。残念ながら予定時刻となってしまい,今回は全部の草を取り切れないまま終了となってしまいました。でも,遥かにきれいになった校庭が広がりました。あともう少しです。
 
 11月2日(土)の午後に親子奉仕作業が行われることになり,PTAの皆さんにもご協力をいただくことになっているので,その際にも頑張ることにして鹿中きれいの日は終了でした。生徒の皆さん,協力ありがとうございました。
 

複十字シール運動 募金活動をしています

 
 朝晩めっきり冷え込むようになりました。しかし,学校の朝は生徒の活動が元気よく行われる時間帯でもあります。毎日旗揚げをしているのは生徒会総務の生徒たちです。そして,校門付近では挨拶運動が定期的に展開されています。
 今回はそれに加えて「募金活動」です。生徒や先生たちにご協力をいただいているようです。この日はソフト部の挨拶運動に合わせて総務の生徒も加わって募金を呼び掛けていました。明るく募金活動をしているのがとてもいい感じです。
 ところで今回の募金は「複十字シール運動」です。結核を中心とした肺疾患を撲滅して,明るい社会をつくりだすことが目的の運動です。ところで,この運動では右下のシールが配布されますが,机の中にこのシールが眠ってしまうことが多いようです。どんどんいろいろなところに貼って活用したいものです。そのことで運動への認知も広げることになるのですから。…募金活動ご苦労様。
 

2年国語「説得力のある提案をしよう」 プレゼン

 
 10月30日(水)の3校時,2年生は国語の学習をしていました。単元名は「説得力のある提案をしよう ~プレゼンテーション~」(全7時間扱い)で,主たる学習目標は「聞き手の立場や考えを想定して説得力のある話を組み立てよう」です。この日の学習は,これまで①プレゼンについて知る,②企画を立てる,③④資料を工夫する,⑤中間報告会をする,⑥改善する…と学んだ後の,⑦発表を聞き合い,評価する学習でした。
 
 先生の説明の後,少し練習や確認をして班ごとの発表です。少し緊張しながらも,計画的に効果的なプレゼンをしていました。それぞれの班の工夫があって,役割分担をしっかりしながら,興味深い発表でした。キャッチコピーもなかなかのものです。
 
 言語活動は相手意識,目的意識を明確に持つことがとても大切です。今回は誰に対して,何の目的のために「気仙沼おすすめツアー」するのかということをしかり押さえることで,提案の工夫の仕方が出てきます。授業では3種類の相手が設定されていました。①「とよさぶろうさん」(気仙沼市,79歳),②「ゆりかさん」(気仙沼市,小学3年生),③「なおみさん」(仙台市,中年)です。異なる相手に対して内容や表現を工夫しながらプレゼンをしていました。
 
 発表の工夫は,「やってみた後に振り返り」をするとともに,「他の人のよさをしっかり聞き取ること」で,実感をもって理解することができます。生徒たちは,自分たちの発表にベストを尽くした後,他の班のプレゼンをじっくりと聞きながら評価をしてメモをしていました。それぞれの班のよさや工夫を理解することができていたようです。授業を見に来ていた学級担任や学年主任の先生からもお褒めの言葉がありました。頑張りましたね。
 今回の学習内容をぜひ普段の生活に生かしてほしいものです。プレゼンとはいかないまでも,人に説明したり提案したりする場面は日常の中にいっぱいあるのですから。普段の生活の中でも工夫をしてやってみましょう。
 

学校の紅葉

 
 今年の紅葉はどうなのでしょうか?色付いてきたかなと思っていたころ,台風19号で風雨にさらされて,登校坂の桜の木はかなり葉を落としてしまったようです。
 写真は10月下旬の様子です。これからもまだまだ色付いてくると思うのですが,天気の良い日にはこのように学校の紅葉の様子が見えています。日没もだいぶ早まってきましたし,落葉を見るにつけても少し寂しい気分になりますが,季節の趣をしっかりと感じながら生徒たちも学校生活に取り組んでほしいものです。成果を上げなくてはならない2学期ですが,これまでの生徒たちの活躍は素晴らしいものでした。深まる紅葉のように更に充実の時期を迎えてほしいものです。
 

委員会活動 実は先生も尽力

 
 本校の生徒会活動の良さの一つに,生徒全員が所属している委員会活動の充実ぶりがあることは度々ご紹介してきました。10月25日(金)には,10月の活動を振り返り,11月の活動計画を立てる話し合いが全ての委員会で行われました。
 写真の様子をご覧にただくとお分かりのように,生徒たちが中心となって話合い活動をしているのです。しかし,その中に先生たちも混じっています。先生たちは委員会活動では表に出ることはないのですが,実は委員会ごとに生徒の相談役となったり,活動の火付け役となったり,励ましや注意を与えたり,活動の調整・交渉役となったりして,先生たちも委員会活動に積極的に参加し,努力しているのです。
 
 そんな努力もあって,本校の委員会活動が積極的に運営され,生徒の良さを表現し,学校全体の原動力を生み出しています。学級でもない,部活動でもない,第3のステージが委員会活動です。しかも,異学年集団での活動。この活動が学校文化や伝統を作っていくのです。生徒会活動のいい学校は創造力と活気のある学校です。そして,生徒の居場所のしっかりとある学校です。その陰の力になって,先生たちがなって貢献していることを,生徒の皆さん,知っていてくださいね。これからも先生と一緒になって委員会活動を盛り上げて頑張ろう!
 

ソフト部 新人県大会で健闘!

 
 10月26日(土),新人県大会ソフトボール競技にの本校ソフトボール部の3人が出場し,活躍をしました。会場は仙台海岸公園野球場です。前日の大雨のため,開始時間が1時間遅れましたが,暖かな日差しの中,ソフト部の生徒たちは持てる力を出し切るいいプレーをすることができました。豊里中との合同チームでの出場です。
 
 一回戦の対戦相手はは,大河原地区代表の船岡中・船迫中合同チームです。本校の小野寺さんがピッチャーを務め,佐久間さんがキャッチャーを務め,村上さんはライトを守りました。3人とも懸命なプレーをしていました。登米地区大会から1か月ですが,チームが格段に成長していることが分かりました。豊里中の生徒の皆さんと一つになって元気よくいいプレーをしていたと思います。熱心にご指導いただいた豊里中の佐々木先生に感謝をいたします。
 
 実は,前日の下校時に3名の生徒たちは職員室で抱負を述べ,挨拶をしていました。その中で,3人は「しっかり声を出して」とか,「笑顔で終われるように」とかの言葉が出していました。この日の試合は正しくそのようになったと思います。小野寺さんの投げる球が,佐久間さんのミットに収まるときの小気味のいい音がそれを象徴しているようでした。
 
 3人とも,しっかりと守り,いいところで打ち,実力を出し切ったと思います。そして何より,豊里中の生徒のみんなと一体になってチームプレーができていたように思います。試合は幸運にも20対5で勝利を収めることができました。(2回戦は富沢中に惜敗)
 今回,合同チームでの出場機会を与えていただいた関係者の皆様に感謝を申し上げます。また,大変よくしていただいた豊里中の生徒の皆さん,保護者の皆さん,先生方に心から御礼をいたします。ありがとうございました。
 

県新人大会壮行 昼の放送で

 
 10月24日(木)の昼の放送(給食時間帯)では,県新人大会に出場することになったサッカー部とソフトボール部の壮行会が行われました。本来なら全校集会で実施するものですが,様々な事情からこのように放送で行うことが本校ではあるのです。
 この企画は体育委員会,技術協力は放送委員会の生徒で行われました。最初に校長先生から激励の言葉があり,「一つでも更に上を目指して頑張ってほしい」と話されました。そして,サッカー部とソフト部の部長さんが決意表明をしました。どちらの部もよく考えた内容のお話をしてくれました。様子をみると,しっかり原稿を用意し,どのように読んだらいいかも考えて,この放送に臨んだようです。そのため,中身のある言葉で聞きやすい放送となりました。最後に,生徒会長の佐藤君が激励をしてくれました。県大会に出場する部が我々の誇りであること,フェアに戦ってきてほしいことなどを述べた後,「生徒全員が心から応援しています。ぼくたちは,いつも一つです」と締めくくっていました。素晴らしい激励でした。体育委員会の進行で順調に進められた企画でしたが,放送委員はいつものように冷静に役割を果たしてくれました。ありがとう。
 

避難所運営講習 総合防災訓練に向けて

 
 10月25(金),調理室で「炊き出し講習」が行われていたころ,2階の被服室では3年生と生徒会総務の生徒たちが「避難所運営講習」を受講していました。この学習は毎年,気仙沼市役所危機管理課の職員の方に講師となっていただき,3年生が中心となって学習しているものです。簡単に言えばこれは避難所の初期運営の図上訓練(シュミレーション)です。スライドで「HUG」となっているのは「避難所 運営 ゲーム」の頭文字をとったものでした。
 
 災害によって鹿折中学校が避難所になったという想定で,この図上訓練(ゲーム)は行われました。このとき,どのように避難所を設営し,初期運営をしたらよいかを考えて的確に判断するものです。災害の状況は,①電気・ガスは使用不可,②水道は校舎の外部のみ使用可(飲料不可),③浄化槽は不明,④電話は時々通じる,⑤メールは遅れて届く,⑥校庭に100人程度の避難者がいる(車両も),⑦雨が強くなってきているので体育館に避難者を入れることになる…といった状況です。さて,どうしたらいいのでしょうか?
 
 たくさんのカードに示された事態を代表生徒が次々と読み上げて理解をし,それに応じた対処を素早く行わなければなりません。生徒たちは少しパニックを起こしながらも一生懸命に事態に対処しようと頑張っていました。指導をしていただいた危機管理課の方々が時間の目安を常に示して生徒に行動を促していたので,とても緊迫感と集中力のある取組を生徒はしていました。大人にも役立つ,とてもいいゲームだと思います。
 
 この日の3年生の生徒の様子をみていると,3年間の防災学習の成果を感じることができました。少しずつ防災を学習し,積み上げてきたからこその真剣な学習ぶりだったと思います。生徒がグループごとに丸くなって知恵を出し合い,行動を分担し合ってよく取り組んでいた姿はとても立派でした。この経験を今度の総合防災訓練で生かし,実践をしてほしいと思います。実は,今日がその総合防災訓練の実施日です。
 

炊き出し講習 総合防災訓練に向けて

 
 11月2日(土)の鹿折小中学校合同の総合防災訓練のために,事前学習が始まっています。10月25日(金)の5・6校時には全校生徒が各体験学習のグループごとに事前学習や事前準備を行いました。写真は10月27日(日)付け三陸新報で紹介された炊き出し講習(防災食)の様子です。
 
 当日の炊き出しを担当する1・2年生の女子生徒が非常時の調理について学びました。この学習は鹿折公民館さんと気仙沼中央給食センターさんのご協力をいただいて行ったものです。この日のメニューは「ツナカレー」「コンソメスープ」「蒸しパン」の3種類です。
 
 断水を想定してまな板や食器を汚さないようにクッキングシートやラップを使って調理したり配膳したりすることや,同じ材料を使っても仕上がる料理が異なるようにすることなど,様々な工夫を教えていただきました。ビニール袋にホットケーキミックスと水を入れてよく揉んで混ぜ合わせ,鍋で両側を茹でることで蒸しパンができることも意外な調理方法でした。
 中央給食センターの澁谷先生からは「ローリングストック」(日頃から野菜や缶詰を一定量買い置きして使った分だけ買い足していく方法)を教えていただき,日頃からの災害時への備えの重要性を学びました。調理したものを実際に試食してみると,とても美味しく仕上がっていました。総合防災訓練で実践します。学習へのご協力や丁寧なご指導に感謝を申し上げます。