鹿中 学校生活

今日の鹿折中

月ごとに考えて活動! 生徒の委員会活動

 
   先日,5月の委員会活動の話合いの様子を見に行きました。防災委員会は,6月の防災標語を決めた後,校舎の安全点検を学年ごとに生徒が行っていました。放送委員会は,例の企画番組の話合いです。側に近づいても気にしないほど,話合いに熱が籠もっていたのが印象的です。一年生もすっかり戦力となって,自主的で工夫のある番組づくりがなされています。また,ボランティア委員会は,今年も金曜日の朝の活動を続けています。この日はいつもより早く生徒が登校してきます。そして,早速,火ばさみをもって校庭や登校坂へと散っていきます。昨年の真冬の雪の舞う中での活動を思い出します。後輩たちには,この活動がしっかりと受け継がれていることが分かります。この他の委員会でも日常的に活動が行われています。後日,他の委員会をご紹介しましょう。生徒の皆さん,頑張ってくださいね。
 

地区中総体 ご協力ありがとうございます

 
 5月25日(土)26日(日)の2日間,地区中学校総合体育大会が開催されました。大会参加のために,保護者の皆様には朝早くからお見送りいただき,また,各競技を応援いただき,たいへんありがとうございました。各競技において,生徒たちは持てる力を精一杯に出し切りました。勝負事ですから,敗戦の苦い思いもありますが,3年生たちは,これまでの3年間,各部において一生懸命に励んできたことを称えたいと思います。
  
 部活動は教科学習とは異なる貴重な教育活動です。異年齢集団での自主活動を通して,①個人として成長する,そして,②集団として成長することを目的としています。もちろん,勝敗も大事なのですが……。この3年間の部活動での経験を生かすことで,より充実した自分自身になっていくことができるはずです。競技をとおして学んだことを「宝物」にしてほしいと思います。
  
 今後も生徒たちには,目標を高く持ち,「一生懸命に生きる」ということを通して,まだ秘められている自分の良さを見つけてほしいと思っています。3年間の部活動で貴重な「種」が蒔かれたと思います。それを芽吹かせるのは生徒たちです。芽吹かせ,育てて豊かな人格の人間になってほしいものです。生徒たちが,今後も未来を夢見て精一杯に励むことを期待しています。
  
 どの競技もご紹介したいのですが,今回は卓球競技をご紹介します。本吉総体を会場にして行われた卓球競技には,本校の男女卓球部が参加しました。外部コーチにも2日間ご指導いただきました。ありがとうございました。生徒はこれまでの集大成として気迫あるプレーをしたと思います。よく頑張りました。 
  
 新人大会よりも格段に上達していることが伝わりました。惜しくも,男女ともに県大会出場を逃しましたが,よい試合ができたと思います。今後の健闘を期待します。そして,敗戦の悔しさは次回に晴らしていきましょう。
  

英語検定 「奨励賞」をいただきました

 
 3月29日付けで日本英語検定協会から「奨励賞」を頂きました。年間3回の英語検定を本校で実施し,生徒の英語力の向上に貢献したことで表彰をされたものです。特別素晴らしい賞をいただいたというものではありません。しかし,英語検定だけでなく,漢字検定や数学検定も,本校では積極的に実施しています。そして,生徒たちも検定を励みにして自分のペースで受験をし,少しずつですが実力を高めてきています。教師も受験をする生徒に放課後等の機会を利用して,アドバイスをしたり指導をしたりしているのです。地域での活躍とともに,「世界とつながる豊かなローカル」を目指す気仙沼市の人材として,多言語の能力,数学的な思考力をしっかりと身に付けたいものです。自分のレベルを知り,着実に力を高めるためにも,これらの各種検定を生かしていきましょう。生徒諸君の自発的なチャレンジを期待しています。英語検定は今年度も3回実施する予定です。頑張りましょう。

学校のツツジ きれいに咲きました

 
 学校のツツジがきれいに咲きました。気仙沼地方では5月下旬から6月上旬が見頃になるのでしょうか,ツツジがきれいに咲いています。本校で圧巻なのは校門脇の「青雲の志」石碑のある植え込みの部分です。ここには,赤,濃いピンク,薄紫,純白と4色のツツジを一度に見ることができます。実はもう一色,オレンジ色に近いツツジもありましたね。(前にご紹介したもの)ですから,本校で見られるツツジは5色あるということになりますね。新緑の季節を代表する素晴らしい花です。緑を背景にして,今,彩り鮮やかに咲き乱れています。いつ頃植栽をしたものかは不明ですが,ツバキの3月,桜の4月,ツツジの5月と,学校は春の素晴らしい環境になっています。生徒たちも,このツツジの鮮やかさを目に止めているでしょうか?中総体,生徒総会,陸上大会などの行事の真っただ中ですが,今年の春(初夏)を楽しんでほしいものです。見ていると,白いツツジは一番最後に咲くということが分かりましたよ。
 
 

総合的な学習 ねらいと内容

 
 少し前になりましたが,5月13日(月)には今年度の総合的な学習の時間の勉強についてガイダンスがありました。安全担当の阿部先生から,全校の生徒に対して毎年この時期に説明を行っています。
 本校の総合的な学習の時間は「さくら学習」と名付けています。内容は大きく2つです。一つは,「探究学習」であり,もう一つは,「防災学習」です。全校テーマは「ふるさと鹿折を見つめる ~みんなが幸せになれる社会を創る学習~」です。これは総合的な学習の時間のねらいに加えて,ESD(持続発展教育)やみやぎの志教育の趣旨を踏まえたものですが,「未来を夢見る人間」の育成には必要な学習内容だと思っています。
 
 探究学習では,特に今年は学年の学習テーマを「問い」のかたちで表すことにし,3年間の学習が,最終的に社会参加につながっていくように内容を構成しています。探究し,課題解決をすることで,学びがいのある本物の学習にしたいのです。1年生には「社会にはどんな課題があるのか?」(社会の課題),2年生には「人々はどういきているのか?」(自他の生き方),3年生には「人々はどうすれば幸せになれるのか?」(幸せと創る提案)という課題を出しています。このことへの答えを求めて,生徒の学習が促進されると考えています。生徒がどんな答えを出すのか,とても楽しみです。
 
 また,一方,鹿折中学校は防災学習にも力を入れています。どの学年も年間25時間の防災学習をします。3年間で75時間です。この他に毎月11日は「防災学習の日」として課外学習が行われます。ねらいは「生き抜く力」を学び高めることです。キーワードは,「そなえる」「まもる」「つながる」です。
 
 その際には,これまでの「支援に対する感謝」を忘れないこと,そして,学習を生かして「地域に貢献」することを大切にしています。生徒が学習することで,最終的に「地域の防災力」が向上することを目指しています。防災は鹿折地区の社会課題の一つです。震災の経験を生かして,私たちはよりよい社会を目指し,幸せを実現しなければならないと思うです。意味のある学習にしたいものです。