鹿中 学校生活

2020年1月の記事一覧

12月鹿中きれいの日 委員会連携で実施

  
 11月の中央委員会で生徒たちは委員会同士の連携を図った「鹿中きれいの日」の実施を模索し,話合いをしていました。その実施は12月16日(月)でした。放課後の活動でしたが,今回も生徒たちは一生懸命に清掃活動をしてくれました。12月は学期末ということもあって,この日以外に学期末清掃を特別に行っているのです。お陰で学校は新年を迎える準備ができました。一人一人が自分の責任を果たして取り組んでくれました。先生たちも,生徒と一緒に頑張りました。寒さの中での活動ですが,むしろ気合いの入った清掃ができたようです。
 
 今回の鹿中きれいの日はどのように委員会同士の連携があったのでしょうか。この特別清掃を実施するに当たって,生徒会総務は空き教室の把握や用具作成をしました。学級委員会は学級での清掃活動への呼びかけをしました。放送委員会ではもちろん放送での協力呼びかけ。保健委員会は用具準備。ボランティア委員会は用具点検。防災委員会は総務と一緒に空き教室点検。広報委員会はポスターでの呼びかけ。図書委員会は用具準備でした。一つの行事の実施に際して,委員会それぞれの専門分野から一斉にアプローチするやり方でした。
 
 そして,当日の清掃活動も委員会ごとの活動です。総務は体育館ステージ上や天井のすす払い。学級委員会は下駄箱や小会議室。放送委員会は放送室,北集会室,カンセラー室。保健委員会は料理室,配膳室。ボランティア委員会は登校坂などの落ち葉掃き。防災委員会は希望の部屋,会議室。広報委員会は旧柔道場,PC教室準備室。図書委員会は,図書室と図書の整理を担当しました。普段の清掃では取り組まない場所をよくピックアップして,上手に分担をしてきれいに清掃してくれました。
 
 写真をご覧になればお分かりのとおりですが,自分たちで工夫して取り組んだ活動をしっかりとやり遂げてくれました。仕事をしている姿が美しく,かっこいいのです。最初はどのように「連携」するのだろうと思っていたのですが,その実際をしっかりと見せてくれました。いいですね,鹿中生徒会。終了後,生徒たちはには今回の話合いや活動に満足感があったようです。そして,このような連携の仕方は先生たちの仕事にも当てはまるのではないかと,12月の職員会議で話題となりました。先生たちも参考にしたい取組となりましたよ。
 

1年生調理実習 魚料理

 
 12月のことですが,1年生は家庭科で調理実習をしていました。今回は「魚料理」なのだそうです。家庭科室を覗いてみると,真剣で活気のある実習ぶりでした。鯖の味噌煮が今回のメインの料理です。鯖は豊漁ということで,地元漁港への水揚げが活発に行われています。旬の食材です。今日はその鯖を使って調理をしています。
 
 味噌煮のための砂糖やみりんを人数分計量しているところを見ましたが,結構たくさんの砂糖を使っているのを見て驚きました。あの甘さにはこれくらいの砂糖が使われていたのですね。調理をしてみないと分からないことです。1年生のみんなは先生や支援員さんの指示を聞きながら,真剣に取り組んでいました。少しの緊張感がただよう場面もありました。包丁の使い方の様子をみると,初めてに近い生徒もいたかもしれませんね。小学校でも調理実習は行っているのですが,やはり日常の家庭生活の中でどの程度実践しているかでしょうか。ぜひ,今回の実習を機に家庭での調理を進んで行い,家族の一員として生活参加をしてほしいものです。
 
 調理を終えて,ほっとしたのでしょうか,試食の時間は笑顔のある会話が楽しく行われていました。担任の先生も登場してお手伝いをしてくれたり,試食をしてくれたりした調理実習でした。この頃だいぶ大人びてきた1年生です。1年生のみんなの素直さがよく感じられた調理実習でした。
 

3学期が始まりました! 自分の答えで一歩踏み出す

 
 1月8日(水),生憎の雨模様でしたが,3学期始業式を行いました。今年はカレンダーの関係もあって,冬休みに部活動をする日が少し少なかったかもしれません。その分だけ,家庭で家族の一員として過ごす時間が長くなり,2学期を自分なりに振り返って3学期の過ごし方を考えることができたのではないでしょうか。体調不良での欠席者はいましたが,心配されていたインフルエンザの流行はこの日は大丈夫だったように思います。
 始業式では,まず校長先生から式辞がありました。校長先生からは,来年度への希望や可能性が感じられるようになるために,どの人にも「一歩踏み出す」ことを期待しますと話されました。そして,自分の良さをもっと発揮することや,自分のダメさに腹を立てて行動してみることが提案されました。
 
 式辞の後には,学年代表生徒の抱負発表です。今回は,1年生は藤田さん,2年生は菅原さん,3年生は村上君が代表となりました。
 その一部を紹介すると,1年生の藤田さんは「日々の生活で,面倒なことから逃げずに,自分を成長させるために様々なことに取り組んでいこうと思います」と述べました。
 そして,2年生の菅原さんは「2月に立式を控えていますが,一人の人間として志を立てるため,自分の将来や生き方を真剣に考え,2年生全員で協力してよい式にしたい」と述べました。
 最後に,3年生の村上君は「3年生の登校日は41日。みんなが笑顔で卒業することができるように,周囲に気を配りながら過ごしたい,3年生の皆さん一日一日を悔いなく大切に過ごしていきましょう」と仲間に呼びかけました。
 始業式は全員で校歌を斉唱して終了です。3学期も生徒の真っ直ぐな眼差しが輝くスタートとなりました。自分の答えをもって一歩踏み出すことで,自分自身の成長が感じられるようになるよう,生徒の皆さん,頑張っていきましょう。
 

3年生の授業(保健体育) さすがです! 

 
 写真は12月の3年生の保健体育の様子です。女子は柔道でした。以前にも1年男子の柔道をご紹介しましたが,もちろん女子も同様に柔道を学んでいます。ある日は立ち技のテストをしていました。また,ある日は試合(リーグ戦)をしていました。恥ずかしがったり,嫌がったりする生徒は一人もなく,みんな精いっぱい取り組んでいるのです。時折,足をつってしまう生徒が出たりしますが,その介抱もみんなで自然に行うなど,3年間の中学校での学習がよく積み上がったとても素晴らしい態度なのです。
 
 相手に勝つために,互いに手を抜かず必死に組み合う姿,とても立派でした。全員参加のリーグ戦はとても盛り上がっていました。授業参観で保護者の皆さんにも見て頂きました。一生懸命はかっこいいものだと思わされました。
 
 一方男子は柔道の授業を終えて,今度は体育館でバスケットボールの授業をしています。冷えきった体育館の中で,この日はゲームをしていました。おそらくチームごとの作戦があったりするのでしょう。時間に無駄のない授業でした。次々とプレーが展開しています。見ている生徒から歓声が上がり,応援する声,アドバイスする声が聞こえてきます。授業時間の終了近くになると,生徒は自然と片付けの位置に移動しながら試合の様子を見ています。そして終了時間になると,さっそく後片付けが始まります。全員が全体の動きを意識しながら,次々と先を読んだ行動をしているのです。指示を受けずとも時間が有効に生かされている,素早い行動でした。しっかりと走り,一生懸命に身体と頭を使った保健体育の授業でした。さすが3年生と思って授業を見ました。
 

学校東側に大きなクレーン 三陸道建設工事

 
 昨年末から学校の東側丘陵地域に大きなクレーンが見えるようになりました。山の上に顔を出す怪獣映画のように,大きなクレーンがそびえているのです。全部で5つ。これはもちろん三陸道の工事に伴うものです。三陸道は2020年度,つまり来年度に全線が開通する予定になっています。現在開通している気仙沼中央ICから今年度内には仮称:気仙沼港ICが開通する予定です。そこから気仙沼湾横断橋を経て仮称:大島IC,そこから仮称:気仙沼北IC,そして仮称:唐桑南ICへと北伸します。学校から見えるクレーンは気仙沼北ICと唐桑南ICをつなぐ部分の工事のようです。日に日に三陸道の姿が見えるようになりました。近い将来三陸道を北進すると気仙沼湾を渡って唐桑トンネルに入る手前には,本校が道路脇の学校として左下に見下ろせるようになるのだろうと思います。新しい時代が始まりますね。新しい時代の鹿折中学校をお見せしなければなりません。