鹿中 学校生活

2019年10月の記事一覧

文化祭を実施② ステージ発表

 
 10月20日(日)に令和元年度文化祭を実施しました。実行委員長である3年生の村上君が開会の挨拶を堂々と行い,いよいよ文化祭がスタートしました。最初のプログラムは吹奏楽部の演奏です。吹奏楽部は「優しいあの子」を始め,今回は新曲「ザ・チキン」を加えて演奏してくれました。とてもかっこいいジャズナンバーでした。これまでの演奏の積み上げが分かる演奏でした。3年生の部長:菅原君はこの演奏で引退となりました。これまでよく頑張ってくれました。ご苦労様でした。
 
 吹奏楽部の演奏の後には,少年の主張や弁論,英語暗唱などの発表がありました。3年生の新野君の主張は「これからの僕たちへ」と題した主張です。そして,同じく3年生の畠山さんの弁論は「信じる」と題した弁論でした。どちらも鹿折中学校の生徒の皆にぜひ聞いてほしい,参考にしてほしいと思っていた内容でした。今回,文化祭で再度発表することができ,生徒の皆にもこのことを考えてもらうことができて本当に良かったと思います。
 少年の主張 本吉地区大会原稿 新野楓成 「これからの僕たちへ」 .pdf
 本吉地方中学生弁論大会原稿 畠山詞 「信じる」.pdf
 
 英語暗唱では3年生の及川さん,秋山さんが,それぞれの練習の成果を披露してくれました。(下の写真)これからの皆の英語学習への励みとなるような立派な発表でした。今回のステージ発表では3年生が大活躍でした。3年生諸君に感謝をします。
 

文化祭を実施① 展示発表

 
 先週は文化祭実施のため,生徒も先生も準備に一生懸命でした。左の写真は3年生の作業の様子です。ある日のこと,総合的な学習をまとめる壁新聞を作るために3年生は必死に作業をしていました。文章を読んでみると,内容がよく整理され,中身のある文章になっていたようでした。そして,11月19日(土)は前日準備です。脚立を使って表示を取り付けたり,黒板を装飾したり,案内を取り付けたりと,生徒は一生懸命に作業をしていました。お陰でこの日は予定よりも早めに作業を終えることができました。
 
 教室には,これまでの学習の様子をまとめたものや,夏休みの課題として生徒が取り組んだもの,また,自分の興味関心に応じて進んで取り組んだ作品など,たくさんの展示をすることができました。普段の学習の様子が伝わるものでした。
 
 やはり,作品の一つ一つには生徒の個性が光っていたようです。そして,他の生徒の作品を互いに鑑賞することで,よい刺激を互いに受け,自分の参考にもしていたようです。頑張ったことがこのようにかたちとして表れるのはとてもいいことですね。
 
 本校の展示発表には「鹿中文化賞」という賞が設けられています。これは展示発表にもっと注目し,頑張っている生徒の作品を大いに褒めようとして設けられているものです。選考した鹿折中職員の名前を付けた賞を贈り,よい作品を表彰しています。例えば,ある先生の名前を使って「田中花子賞」という感じです。(その先生が選びます)文化祭の閉会式では鹿中文化賞を受賞した生徒に賞状が手渡されました。他校にはあまりないない取り組みです。これはとてもいいアイディアだと思うのです。
 

10月授業研究会② 英語


 
 10月7日(月)の3年生の4時間目は英語です。この日の学習テーマは「さまざまな後置修飾」です。担当の先生とALTの先生の2人で指導していました。「後置修飾」…これまでも色々な後置修飾を学習してきましたが,今回の学習のねらいは,①接触節を使って「~が~する」のような表現を口頭や筆記でできるようにすること,②これまで学習したいくつかある後置修飾の中から適切な後置修飾を選択して,さまざまな表現ができるようになこと…この2つです。写真のように先生の説明を聞く,生徒の真剣な表情がいいですね。人が前向きになっている姿です。そして,自分でやってみる,自分で答えにたどりつくことは前回お話ししたとおり大事です。分からないところ,自信がないところもあったようですが,生徒は頑張っていました。
 
 この日の英語の授業で特徴的だったのは,写真のようなペア学習でした。自分で解決することが基本であり,納得や理解にたどり着く根本ではあるのですが,他の学習者と一緒に学習することで,自分では気付かなかったことに気付けたり,改めにその意味を再認識したりすることは誰にでもあることです。3年生の生徒たちが級友と一緒になって考えていました。互いの力を活用したり,補ったりしている学習の様子はとてもいいなと思ったのです。これは1つの学習スキルです。「共に学ぶ」…今回のようなペア学習もそうですが,グループでも,全体でも「共に学ぶ」こと。学校でだからできる学習の素晴らしさです。1・2年生もそのように育ってほしいものです。
 

10月授業研究会① 数学

 
 10月からは校舎内に学習指導の目標を掲示することにしました。せっかく目標を設定しても生徒も先生も意識化しなければ無意味です。そこで職員会議で今月から目標を校舎内に掲示しようということになったのです。10月の目標は「先生や友達の考えを聞いて自分の考えを深めよう」「ノートやプリントのメモスペースを積極的に活用しよう」の2つです。どちらも大事な事柄だと思います。
 
 少し前のことになりましたが,10月7日(月)には授業研究会を実施しました。この日の2時間目の3年生の学習は数学です。単元名「相似な図形」の1時間目で,単元の導入に当たる時間です。図形が相似であることの意味やその性質を理解する」ことが今回の指導のねらいです。先生の描いたプランに従って,3年生の生徒は一生懸命に学習していました。先生は,写真を拡大することを例にして生徒に考えさせ,相似の性質を,辺の比を取り上げたり,黄色い紙を図形の上で動かして角が同じなことを指導していました。生徒にも自分一人でじっくり考え,書き込める時間がしっかりとありました。自分で考えてはじめて,先生の指導や友達との意見交換をすることに意味があるのではないでしょうか。学習の出発点は「自分自身」ですね。教えてもらうことが一番最初にきてはいけません。
 

10月 防災学習の日 地域の一員として

 
 10月の防災標語(防災委員会)は「身の回り 台風に備え 再確認」でした。実にタイムリーだなと思って標語を見ていたのです。先日の台風19号の際には,本校体育館が避難所となり,50名以上の皆さんが避難をされました。家族と一緒に避難をしてきた中学生が自主的に活動をしていたということもお聞きしています。とても嬉しく思いました。
 さて,今月11日の防災学習の日のテーマは「地域の一員としてできること」でした。副読本を活用して,「地域とともに活動する意義を考えてみよう」「地域の一員として災害時の役割を自覚しよう」ということが内容となっていました。生徒はいつもと同様に一生懸命に学習していました。
 しかし,ワークシートに記入する様子をみて変だなと思ったことがあります。ワークシートに記入する生徒の鉛筆が動かないのです。その問いは「地域とともに活動する意義は?」「地域の一員としてできることは?」という問いでした。これは1・2年生に共通していたように思います。…生徒たちは地域の中での自分の活動イメージがまだ具体的に持てていないのではないか。生徒たちは地域と自分とのつながりをまだ自覚できていないのではないか。…このように思わされました。今後の鹿折中学校の課題の一つだなと思わされた生徒の様子でした。