鹿中 学校生活

2020年2月の記事一覧

期末テスト 頑張りました(1・2年)

 
 2月21日(金)と25日(火)の2日間,1・2年生の期末テストが行われました。今回のテストで今年度の定期テストは終了となります。学年を締めくくるテストです。2週間ほど前から生徒たちはテストに向けた学習をコツコツと続け,準備をしてきたようです。質問をしてみると,かなり自分なりに勉強が進んでいると自信をみせる生徒もあれば,できればその話題には触れてほしくなさそうな表情をする生徒もいました。個人差はあったかもしれませんが,それぞれのやり方で工夫をしたテスト勉強をしてきたことは間違いないようです。テストの点数に努力の成果が現れることを期待しましょう。
 
 下の写真は,2月21日(金)の昼休みの様子です。給食を終えて,5時間目に入る前の昼休み,1年生の教室を覗いてみると,教室の後ろに数人のグループがいくつかありました。ほとんどの生徒がお互いに問題を出し合ったり,質問をしたりしていました。もちろん,5時間目の試験対策です。先生も混じって問題を予想したりして頑張っているのです。1年生は,この11ヶ月で随分と中学生らしくなったものだなと思わされました。もうじき先輩と呼ばれるようになります。前向きに学校生活を送り,困難なことや面倒なことからも逃げずによく頑張っています。立派な先輩になれそうですね。
 

海がみえる! 海からみえるの?

 
 校歌の一節に「東に見える良港の鼎が浦の朝ぼらけ」とありますが,上の写真は12月に撮影した海の写真です。これまでも何度かご紹介してきましたが,この日は少しモヤがかかって霞んでいるような状態でした。海の近くに生まれ育った者の習性なのでしょうか,海が見えるかどうかをいつも気にしてしまいます。この時期,桜が落葉すると,校舎3階からはこのように海が見え,新しい魚市場が見えるのです。夜はその明かりが見えます。…では海からは学校が見えるのだろうか,そう思ってしまったのです。そして,あるとき,それを確かめるチャンスに恵まれました。
 魚市場の屋上から北の方向を見ると,下の写真のように見えました。左下の写真の真ん中あたりに本校の白い校舎が小さく見えました。造船所のクレーンが鹿折らしいですね。写真の左側は水産加工団地の白い建物です。右下の写真は,学校付近を拡大したものです。考えてみれば当たり前なのですが,確かに海のほうからも本校が見えています。それにしても,東陵高校さんの茶色の校舎が隣に見えます。実際は本校より更に北側の丘陵部にあるものです。海から見ると隣同士に見えるのですね。海の豊かな恵みが,この街に届けられていることを感じさせる素敵な風景でした。
 

主体的な学習 先生と生徒の協働作業

 
 中学校では,新しい学習指導要領の全面実施が来年春(令和3年度)に予定されています。今回の学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」をキーワードとして実施されるものです。「対話的」は別としても,学校では以前から「主体的な学び」や「深い学び」を目指していたのです。しかし,この理想にはなかなか近づけませんでした。なんとか,今回の学習指導要領を機にそのような授業を実現したいものです。
 先日,1年生の社会科(日本史)の授業を見ているときに,面白い生徒の姿を見ました。先生がPCを使って資料提示をモニターで行っていたのですが,「近づいて見ていいよ」と話すと,モニターの近くに何人かの生徒が集まりました。そして,不思議そうに画面を見つめて,先生の説明を聞いていました。写真の中で立って見ている生徒,しゃがみ込んで見ている生徒がそれです。やはり「機器利用」は有効ですね。時間を効果的に使えます。黒板とノートが基本だとしても,機器利用の良さを授業に生かしてみたいものです。
 
 上の生徒たちは社会科で地理の学習をしています。このときは,地球儀が各班に一つずつあり,黒いひもが用意されていました。恐らく距離を測っているのでしょうね。具体物があって,しかも操作できる学習というのも,説得力のある学習になりますね。生徒が班ごとに活動をしながら楽しそうに話合っている姿が印象的な授業でした。これは2学期の始めのころに見た授業です。
 下の写真は3年生の社会の様子です。1学期の終わり頃のことでした。主体的な学習というと,何か賑やかで活気がある授業をイメージしますが,本当でしょうか。一人一人が頭の中で自分の考えを必死にまとめてノートに書くのだって主体的な学習です。その時,重要なのは「学習課題」です。学習課題が必然性のある,価値あるものとして生徒に認識されることが重要です。そして,課題解決のための「キーワード」や「仕掛け」があることですね。無言で取り組む主体的な学習だってあるのです。3年生の後ろ姿の真剣さがそれを物語っています。授業を見ていると,学習はやはり生徒と先生の協働作業だなと感じます。お互いに頑張って「学びがい」のある学習を目指しましょう。点数も大事ですが,「点数をとる学習」がよい学習とは限りません。
 

新しい修学支援金制度 希望を大きく持って

 
 情報提供です。2020年4月から新しい修学支援金制度が始まります。これは高校生が対象のもので,高校卒業後の大学や専門学校に進学する場合の修学支援金です。ですから,今の中学3年生が高校に入学したら申し込むことができるものです。高校卒業後のことで,しかも,対象者が住民税非課税世帯とそれに準じる世帯ですから,広く対象にはならないのですが,朗報だと思います。何しろ①授業料・入学金の免除や減免に加え,②給付型奨学金があるからです。
 震災による被災世帯では,自宅再建等の課題から,子どもたちが大学等への進学を断念してしまうことがあることは好ましいことではありません。経済的な問題は大事です。そのような背景から鹿折地区の子どもたちが,自らの将来への希望をこじんまりとさせてしまってはいけないと思います。今回のような修学支援金で,希望を大きく持って頑張ってくれたらと思います。ぜひ,夢や希望を大きく持って,持てる力を遺憾なく発揮して頑張ってほしいのです。以下に,詳しい関係資料を掲載しますから,参考にしてください。
 高等教育の修学支援新制度 チラシ.pdf
 高等教育の修学支援新制度.pdf
 

何の相談,何の準備?

 
 1月末の部集会は1・2年生だけで集会室に集まりました。終了後に,生徒会長から生徒のみんなに報告と依頼がありました。そして,プリントが配られました。何かの企画についてお話しし,生徒のみんなに準備をしておいてほしいといった内容のようでした。プリントにはどんなことが書いてあったのでしょうか。
 
 そして2月に入って,3年生がテスト1日目を終えて早めに下校した日。体育館に1・2年生が集まって何かの練習をしていました。少し寒い日だったのですが,先日のプリントをもってきて生徒たちはそろって練習をしていました。担任の先生からも,ここはこうだったのでこうするといいよと助言をもらっていたようです。練習,ご苦労様でした。
 校舎内を歩くと,学習室には下の写真のようなものが置いていました。何ができるのでしょうか。制作が始まっていますね。先日の夕方,2人の女子生徒が部活動とは関係なく活動をしていた様子でしたから,「あれどうしたの?」と声を掛けると,「◎◎の準備をしていたんです!」と教えてくれました。そうか,あれはその準備だったのです。(さて,答えは何でしょう?)
 

咳エチケット・手洗い できることを徹底しましょう

 
 新型コロナウイルスによる肺炎流行が国内でもだいぶ懸念される状況になりました。今後も報道には十分に注意していきたいものです。まず,どんな状況でもやろうと思えばできることは,普段から当たり前のように徹底していきたいものです。
 先日,学校に届いた新型コロナウイルス関係の注意喚起文書には,咳エチケットと手洗いの徹底が強調されていました。もちろん,インフルエンザ対策でも従来から推奨されていることですが,今回の事態にもまずこれを徹底することで対処していきたいものです。この習慣形成は,将来にわたって本人に有効であり,また,社会的に貢献できることです。咳エチケットの資料を見て驚いたことは,マスクなどをしていない場合では,自分の衣服の袖を使って咳への臨時対応することが勧められていることでした。そんな方法を勧めるほど,咳による感染症の流布が問題なのだなと思われました。手洗いにしても,手を濡らす程度にさっと切り上げる人がいたり,ハンカチをもたないで過ごす人がいたり,様々ですね。将来にわたって役立つ,よい習慣形成をしていきたいものです。
 

3年生卒業まであと2週間 カウントダウンカレンダー

 
 1月17日からカウントダウンは始まっています。1月17日で卒業まで「34日」と示されています。これは3年生の残りの登校日数をカウントしています。実はこのカウントダウンカレンダーに最初は気付かなかったのです。なぜなら,去年の3年生は教室前の廊下に掲示していましたが,今年は教室の中でカウントダウンをしていたからです。生徒一人が1枚を担当し,先生も参加して,日数を示すだけでなく,同級生へのメッセージを伝えています。9年間,共に学校生活を歩んできた仲間とお別れをするための前奏曲のようなものでしょうか。イラストで和ませたり,受験勉強への激励の言葉が添えられたりしています。3学期の一日一日が大事にされていることが分かります。君たちの学級であり,学年です。よいまとめをしましょうね。
 
 下の写真は卒業文集を制作している様子を撮影したものです。工夫のある,楽しい文集に仕上がっているようですね。女子生徒が編集会議をしながら締め切りに間に合うように頑張っていました。実は,これは12月のことでした。先日は写真屋さんも学校に来ていましたので,いよいよ卒業アルバム・卒業文集は完成し,納品となりそうです。そう言えば,卒業証書も完成したという連絡もありました。いよいよです。残り2週間,更に一日一日を大事にし,そして楽しんで,中学校生活を終えましょう。
 

気仙沼・本吉地区吹奏楽祭 中学校合同演奏

 
 2月9日(日)には「地方音楽会in気仙沼」が開催され,その第一部は「気仙沼・本吉地方吹奏楽祭」でした。本校の吹奏楽部員ももちろん出演し,素晴しい演奏をしてくれました。練習は昨年12月下旬から既に始まっています。昨年に引き続き,今回も気仙沼市内の中学校吹奏楽部が一緒になっての合同演奏です。普段は少人数で演奏をしている本校生徒ですが,これだけの大編成で演奏できる機会に恵まれ,一生懸命に練習し,当日を迎えることができました。
 演奏曲は3曲です。①「喜びの音楽を奏でて!」②交響組曲「君の名は。」③「宝島」の3曲でした。なかなか顔を合せての十分な練習はできなかったと思うのですが,市内中学生の実力を見せつける素晴しい演奏になりました。3曲ともに,とてもいい演奏だったと思います。市内の生徒が力を合わせるとこんなに素晴しい演奏になるのかと改めて感心しました。小規模校単独では経験できない演奏機会に恵まれ,鹿折中生にとっても本当に良かったと思います。より高いものを目指したくなるような,よい刺激を受ける吹奏楽祭でした。本校吹奏楽部顧問の佐藤先生も当日は指揮者として活躍しました。ご苦労様でした。何かいつもより格好良く思えたのは気のせいでしょうか?
   

梅と桜 咲いています

 
 あまり気にしていなかったので気付くのが遅くなりました。生徒昇降口に花瓶があって,何か枝が活けられているなと思ったのです。よくよく見てみると,梅ではないですか。しかも,花を咲かせているのです。びっくりでした。用務員さんの気遣いですが,この梅はどうしたのでしょう。聞いてみると,保健室前の校庭付近に梅があるのですが,その枝を切ってきたのだそうです。そして,室内で温かくして花を咲かせてくれたのでした。先日までサザンカに気を取られていましたが,梅が咲いているのを見ると何か嬉しくなるのでした。
 
 この写真は登校坂の桜の枝を撮ったものです。冬空の青が素晴らしいですね。そして素晴らしい枝振りに期待感が高まります。しかし,この時期は当然ですが,桜はまだです。寒風の中で枝を震わせて寒さに耐えていました。今,きっともうじきやって来る春のために花芽を準備しているのでしょう。今年は開花が早いかもしれませんね。
 しかし,校舎内では桜がもう咲いていました。5枚の桜の絶景写真が,1年生の教室前の廊下の壁に貼ってあったのです。季節外れの写真。しかも,満開の桜の写真です。一足早く桜をみることができました。なんと,この写真は音楽の授業の宿題を掲示していたものです。前奏を考えるとき,5枚のうちのいずれかの桜のイメージをもとにして生徒に作曲を促すものだったのです。音楽の先生に聞くと,音楽室に貼っていてもあまり見られないので,ここに貼ってみたというのです。確かに……。お陰で一足先に桜を観賞することができました。春が近づいているようです。
 

会長杯バスケットボール大会 頑張りました

  
 大会の2週間ほど前から特別延長をして頑張ってきました。本校の男女バスケットボール部です。練習を見に行くと,男女ともに質の高い練習をしていました。以前に練習を見たときよりも,よいプレーができるようになっていることが分かりました。また,1年生が随分成長してきていることも分かりました。2年生と肩を並べて練習をしても見劣りのない練習ぶりだったと思います。学校での練習を終えて,午後6時過ぎに下校していくときは,とても充実した練習をしたことが分かる表情で帰宅していきます。「今日も頑張ったか?」と聞くと,「はい,楽しかったです!」と答えていくのです。本番の大会で実力を発揮してほしいと思って見送っていました。
 
 
 大会当日は,男女ともにいい試合ができたと思います。リードしたり,リードされたりの接戦でした。最後の最後まで勝敗が分からない展開でした。よく走って速攻をしかけて攻め入ったり,素早くディフェンスに切り替えて守りきったり,一生懸命のプレーでした。本人たちに聞かなければ分からないことですが,自分たちが練習してきたことを出し切ることができたでしょうか。勝敗の影にある自分たちの成長と課題に気付き,今後のチーム力向上のために役立てていきましょう。もうじき新1年生も入部します。部活動は生徒が主体となって行うべき活動です。仲間とよく話合いながら,各部の活動を充実させていってほしいと思います。今後も健闘を期待します。
 
 

募金活動をしました ご協力に感謝します

 
 ある朝,生徒たちはいつものように挨拶運動をしていました。この日の担当はボランティア委員会のようです。校門付近で一列に並んで挨拶をしています。挨拶を学校生活の中で大事にすることが,気持ちのよい学校生活にするにつながることだと生徒たちは知っています。先輩たちも取り組んできた鹿折中学校の大事な活動です。先日は校長先生からも生徒の挨拶についてお話がありました。そのことを受けて挨拶運動にも一層力が入っているようです。個人で行う,生徒同士の元気な挨拶,時と場に合わせた挨拶,目上の人に対する挨拶などをしっかりとやっていきましょう。
 さて,下の写真のように,この日は挨拶運動をしながら,募金活動もしていました。これは「気仙沼メッセージ鯉のぼり」に参加するための募金活動です。活動に理解をしてくれた生徒たちが募金をしてくれています。いい光景ですね。先日は,授業参観の折にも保護者の皆様に募金をお願いしたと聞いています。保護者の皆様にもご協力を頂き,大変ありがとうございました。生徒たちの企画に温かいご理解をいただき,感謝を申し上げます。
 

メディアコントロールデイ(メディコン)実施 保健委員会

 
 実は保健委員会では先月の委員会活動の時から話合いをしてきました。鹿3運動の「メディア利用」の問題は,ポスター等での呼びかけだけでは効果が上がらない,実際にメディアを利用する本人がセルフコントロールを体験してみることが大切ではないかといった話合いでした。このようなメディア利用を制御する体験を「メディアコントロールデイ」(メディコン)などと称して,結構多くの地域や学校が行っています。市内でも数年前から実施している中学校がありますし,石巻のある地区では「毎月5のつく日」(5日,15日,25日)にはメディコンをしているといいます。
 やり方は様々ですが,自分のメディア利用の実態に合わせて,自分に合った目標をもち,この日はメディア利用をできるだけ控えることを通して,セルフコントロール能力を身に付けることを目指しています。本校では,今回,18日(火)から20日(木)の3日間を取組期間としてみました。生徒各自の自発的な取組ですが,どうかご家庭の皆様にも知っていただき,励ましていただきたいと思います。目標達成できたかどうか,その日ごとに評価します。メディアをコントロールすることで今まで軽視されていた「家族との触れ合い」の大切さや「心の落ち着き」などに気付くといいなあと思います。将来的には鹿折小学校さんと一緒に取り組んでみたいと思っていますが,今回は中学校でまずやってみます。ご家庭の皆様,ご協力をよろしくお願いいたします。
 

合格だるま登場 3年生頑張れ!

 
 2月に入って,玄関には赤い「だるま」が登場しました。胸には金紙に「合格」と書いてあります。これは赤い風船に紙を貼ったり,マジックのようなもので書いただるまです。用務員さんのバルーンアートです。隣には南三陸町の「オクトパスくん」が合格祈願の幟を立てています。生徒用昇降口の正面にも,これと同じで少し小ぶりのだるまさんがあって,生徒たちの目を楽しませているのです。それにしても,いつもタイムリーな作品が登場してきますね。もうじき,公立高校への出願が始まります。最終的に志望校を決めて,その入学願書を高校に提出するのです。そして,3月の公立高校1次試験を迎えるのです。このだるまに込めた用務員さんの思いを受け取りながら,3年生の生徒たちは追い込みの勉強を頑張っています。
 下の写真は,先日の私立高校受験のための事前指導の様子です。この日の前には面接試験の練習を何度か各先生にしてもらい,準備をしてきました。生徒は少し緊張感のある中で,学年主任の先生の説明をしっかりと聞いていました。何でも同じですが,自分の実力を出し切ることが大切です。実力を出し切るための準備をしましょう。覚悟を決めて冷静になって,問題用紙に向かうしかないのです。3年生,頑張れ!
 

立志式 立派にできました!

 
  以前に準備の様子をお伝えしていた2年生の立式は,2月5日(水)の授業参観時に実施しました。2学年の保護者の皆様には,当日は大勢おいでいただき,たいへんありがとうございました。生徒たちはこの日のために丁寧に準備をして式を迎えました。当日は緊張した面持ちでしたが,みんなしっかりと自分の考えを述べることができました。
 上の写真のように,始めに2年生代表生徒が挨拶を述べました。そして,各自の発表です。色紙に書いた漢字一字を紹介しながら,自分のこれまでを振り返り,将来を考えて,目標や希望をはっきりと述べました。人生を自覚的に歩み出した第1歩となったのかもしれませんね。もちろん,これからのことを具体的に述べることができない場合もあります。そんなときは,はっきりと言えるようになるためにどうするかといった観点でお話をしていたようです。それでいいですね。
     
 各自の発表後,記念の合唱をし,校歌を斉唱して式を終了しました。終了後,ご来賓としておいでいただいた畠山PTA会長さんと,小松PTA学年委員長さんから温かいお励ましの言葉をいただきました。大変ありがとうございました。そして,記念撮影です。風邪などが流行する時季ですから,全員がそろって発表でき,記念撮影することができて本当に良かったと思います。
 どうか,これからたくさんの人の生き方を学んでみましょう。そして,父母などの身近な人々の生き方も参考にしてみましょう。他の人の生き方を知って自分はどうするか考えてみることです。そのことから,自分らしさを求めて歩んでほしいと思います。2年生の生徒の皆さんのこれからに,そして,中学生活の最後の1年に,心から期待をします。立派にできた立志式でした。
 

サザンカ本領発揮 夢を追い努力を続ける

 
 雪の朝の中庭,サザンカの本領発揮です。雪を被ったサザンカです。寒さに耐えて努力を続け,花を咲かせる…そんな姿がサザンカのイメージなのです。
 2年前の冬期オリンピックの応援ソングだった「サザンカ」という曲がそれを象徴しているように感じていました。……「…努力が報われず不安になって 珍しく僕に当たったりして ここで諦めたら今までの自分が可愛そうだと 君は泣いた 夢を追う君へ 思い出してつまづいたなら いつだって物語の主人公は笑われる方だ 人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ…」(いい曲です)
 学校のサザンカも雪を被っても,寒さに耐えて,花を咲かそうと頑張っているように見えます。
 
 サザンカのある中庭の側にある生徒用昇降口には,いつも長机があります。登校してきた生徒が教室に行く前に自学ノート(ステップノート)を机に置いていくのです。本校ではほとんどの生徒が自学ノートを毎朝提出します。つまり,家庭学習をしてきます。ノートだけでなく,ワークを提出する生徒もいます。開いて見ていみると,その生徒ごとに自分なりの工夫をしながら勉強をしてきた様子が分かります。アンダーラン,キーワード,赤ペン,丸印,矢印,吹き出し,囲み線,図解,表,グラフなどを駆使し,見ただけで頭の中に内容が再構成されるように書いたものがあります。こんなふうに書きながら,生徒は自分の頭の中にもう一度知識を再構築しているのです。ワークの時も自分のための書き込みをしながら学習の「自己化」を図っているようです。いいですね。サザンカと同じ努力のように思われます。
 そして,先生も毎日ノートを見ます。アドバイスを短く書いています。結構な時間を毎日これに使って頑張っています。生徒と一緒に努力しています。この積み重ねが実を結ぶことを夢見ているのです。先生は更に,読書する習慣も願っています。右下の写真は教室にある図書コーナー。学習の延長に読書があるのが理想。自分の課題を求めて読書もできたらなと思います。きっとフカセさんは読書をしていると思います。
 

地域でも 「鹿3運動」を取り上げていただきました 

  
 ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが,先日の1月25日(土)付け河北新報の21面「女性のページ」で小中学生の「ネット依存の危機感」について特集記事が掲載されました。その中で,中学生の実態調査をし,ネットやゲームなどのメディア利用の健全化の取組をしている鹿折小・中の「鹿3運動」を紹介していただきました。(左上)鹿折中生徒の3割に依存傾向があること,そのことの弊害が危惧されるので小中で取り組んで呼びかけていることなどが説明されています。
 また,2月1日(土)付け「鹿折まちづくり通信vol.39」でも鹿3運動を紹介していただきました。(右上)小・中の関係者や保護者,生徒は何度も話題としてきていますので十分に認知されてきました。しかし,まちづくり通信で「地区民の方々」にもご理解をいただくことができて本当に良かったと思います。これが鹿折地区の子育てスタンダードになって実際に効果が上がることを期待します。
 学校関係者だけでなく,地域の皆さんと共に,子どもたちの未来のために「あいさつ」「起床・睡眠」「ネット・ゲームなどのメディア」を健全化していきたいと思います。鹿折小・中の子どもたちを輝かせる秘訣はここにあるはずです。ご協力ください。
 

良さに気付く 感謝を述べる ありがとうBOX

 
 1年生の教室前の廊下の壁に写真のような掲示物が貼り出されました。何だろうと思ってみたのです。76枚の小さな紙片には文字が書いてあります。相手の名前を書き,感謝の言葉を書き,自分の名前を記しています。これは1年1組で以前から教室に設置している「ありがとうBOX」の中身を公開したもののようです。
 中学生であれ,大人であれ,人間関係の中では,様々な人と出会い,色々なことを経験します。人によっては,そんな関係の中で嫌な出来事も経験するかもしれません。人間関係とは難しいものです。しかし,物事には見方や感じ方があります。同じことでも,嫌なことと感じる場合と,良いことと感じる場合があるようです。そして,人はどうしても相手の良さよりも,嫌なところに目が行きがちなのかもしれませんね。そんなことを踏まえてなのかどうかは分かりませんが,1年1組には以前からこの「ありがとうBOX」が置かれているのです。
 感謝の言葉が70枚以上並ぶとさすがに壮観です。それぞれの良さに気付くことの大事さ,その気付きから感謝の言葉を積極的に使うことの大事さが分かるような気がします。そんなに大したことでなくとも,その人のもつ良さが伝わるものです。互いの良さに気付いて,感謝を言葉にして参考にしたいものですね。生徒のみんなの言葉が貴重なものだと思われました。
 

1年国語 グループディスカッション

 
 ある日のこと,1年生の国語で「グループディスカッション」の単元に入ったときに授業を見る機会がありました。今日は1時間目です。学習のねらいは「相手の話を受け止めて,話を広げたり,深めたりしよう」というものでした。話を広げたり,深めたりといっても簡単にできることではありません。この授業の中では,①うなずく,②相づちを打つ,③感想を述べる,④質問する,⑤ほかの人に振るといったことが,広げたり深めたりするのに役立つことを体験させていました。
 
 ジャンケンでカードを引いて,各自が①~⑤の役割をもち,他の人にはその役割を知らせないで話合いを行います。そして,話合いの後に誰がどの役割をしていたのかを当てるといったことをしていました。このように意図的に役割を実体験すること,それを観察することで技能を身に付けさせようとしているのです。楽しく話合いの学習ができていたようです。ある生徒は,学習の前に,話合いで「自分がされていやなこと」は…①否定される,②話が遮られる,③笑われるとメモをしていました。学習の後では,④共感すること,⑤話の場を盛り上げること,⑥うなづくことが大事だと分かったとメモをしています。大人の私たちも大事にしなければならないことです。
 さて,翌々日,単元の3時間目に行ってみると,「相手の考えを受けて,話合いを深めよう」という目的で,集団発想法(kJ法)が学習されていました。自分考えを付箋紙に書き出し,みんなの付箋紙を集めてグルーピングして,そのグループ同士の関係性を捕まえて,自分では到達できなかった考えをもつ方法です。
 
 ホワイトボードの上にたくさんの付箋を並べながら,関係性や気付いたことを出し合うことで「新しい知見」を得られることを学習しています。そういった課題解決の場面では,1時間目のように,より良く話合うことが重要だと生徒は理解したはずです。このような技法は今や一般的なものです。今後の学習や仕事でも活用される技能でしょう。話合いが上手にできる,そしてそれを大事にする人に育ってほしいものです。話合いは「幸福」と「平和」と創る最強の手法だからです。
 

三陸新報社様取材 青春は走り出したくなるもの?

 
 昨日の三陸新報,シリーズ「拓け希望のみち」に,本校2学年生徒の将来の「夢」が紹介されましたが,ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。新聞に掲載された写真は実は1月30日(木)の昼休みに撮影されました。当日は体調不良による欠席者がいたので全員が揃わなかったのが残念でしたが,2年生の生徒たちを「めんこく」撮っていただき,たいへんありがとうございました。撮影前に生徒一人一人のコメントを読みましたが,短い文章の中にしっかりとした自分の希望が書かれていて感心しました。その文字には,それぞれの「気合い」が入っています。本気で書いていると分かる原稿でした。
 撮影場所では,右上の写真のように,記者さんが生徒にいくつかの注文や提案をしながら和やかに撮っていただきました。ありがとうござました。
 撮影が終了して全員が教室に引き上げ出したとき,後ろをみると3名の男子生徒が校庭のトラックを走り出したのです。なぜ,あの3人が走り出したのか,理由は分かりません。途中で気付いた同級生が歓声を上げて応援をしました。彼らは本気で200Mを走りきり,見事ゴールをしました。なぜ走ったのか,その理由は聞いていないので分かりませんが,3人とも楽しそうでした。青春とは走り出したくなるものなのかもしれません。
 

宮城の郷土食 おいしかったです!

 
 どうですか? 美味しそうですね。先月末に行われていた「全国学校給食週間」で提供された料理をご紹介します。初日の1月24日には「カツオの胡麻和え」が出ましたが,1月27日(月)は左上の「仙台あおば餃子」と「ひじきサラダ」(写真なし)でした。また,1月28日(火)は右上の「油麩丼の具」です。そして,左下の「カニばっとう」でした。カニの風味がよく出ていました。
 
 1月29日(水)は右上の「ブリの照り焼き」と左下の「宮城風芋煮」(味噌仕立てで豚肉)です。そして,最終日の1月30日(木)は「伊豆沼レンコンサラダ」でした。学校給食は,家庭と違って落ち付いた食事の時間とはならないのですが,友達や先生と昼食を取りながら気持ちをリフレッシュさせる楽しくほっとする時間です。今回は給食週間ということでご紹介しましたが,給食週間でなくともいつも工夫した給食を提供していただいているのです。また,アレルギーへの対応も細やかです。
 
 下の写真は,最終日の職員室の配膳風景です。三浦用務員さんや養護教諭の豊田先生がいつもお世話をしてくれています。毎日,ありがとうございます。この日はイチゴが付いていました。何か春めいていていい感じですね。2月も半ばに差し掛かります。そろそろ春の足音が聞こえるころです。イチゴはそんな季節食材ですね。