鹿中 学校生活

2020年2月の記事一覧

期末テスト 頑張りました(1・2年)

 
 2月21日(金)と25日(火)の2日間,1・2年生の期末テストが行われました。今回のテストで今年度の定期テストは終了となります。学年を締めくくるテストです。2週間ほど前から生徒たちはテストに向けた学習をコツコツと続け,準備をしてきたようです。質問をしてみると,かなり自分なりに勉強が進んでいると自信をみせる生徒もあれば,できればその話題には触れてほしくなさそうな表情をする生徒もいました。個人差はあったかもしれませんが,それぞれのやり方で工夫をしたテスト勉強をしてきたことは間違いないようです。テストの点数に努力の成果が現れることを期待しましょう。
 
 下の写真は,2月21日(金)の昼休みの様子です。給食を終えて,5時間目に入る前の昼休み,1年生の教室を覗いてみると,教室の後ろに数人のグループがいくつかありました。ほとんどの生徒がお互いに問題を出し合ったり,質問をしたりしていました。もちろん,5時間目の試験対策です。先生も混じって問題を予想したりして頑張っているのです。1年生は,この11ヶ月で随分と中学生らしくなったものだなと思わされました。もうじき先輩と呼ばれるようになります。前向きに学校生活を送り,困難なことや面倒なことからも逃げずによく頑張っています。立派な先輩になれそうですね。
 

海がみえる! 海からみえるの?

 
 校歌の一節に「東に見える良港の鼎が浦の朝ぼらけ」とありますが,上の写真は12月に撮影した海の写真です。これまでも何度かご紹介してきましたが,この日は少しモヤがかかって霞んでいるような状態でした。海の近くに生まれ育った者の習性なのでしょうか,海が見えるかどうかをいつも気にしてしまいます。この時期,桜が落葉すると,校舎3階からはこのように海が見え,新しい魚市場が見えるのです。夜はその明かりが見えます。…では海からは学校が見えるのだろうか,そう思ってしまったのです。そして,あるとき,それを確かめるチャンスに恵まれました。
 魚市場の屋上から北の方向を見ると,下の写真のように見えました。左下の写真の真ん中あたりに本校の白い校舎が小さく見えました。造船所のクレーンが鹿折らしいですね。写真の左側は水産加工団地の白い建物です。右下の写真は,学校付近を拡大したものです。考えてみれば当たり前なのですが,確かに海のほうからも本校が見えています。それにしても,東陵高校さんの茶色の校舎が隣に見えます。実際は本校より更に北側の丘陵部にあるものです。海から見ると隣同士に見えるのですね。海の豊かな恵みが,この街に届けられていることを感じさせる素敵な風景でした。
 

主体的な学習 先生と生徒の協働作業

 
 中学校では,新しい学習指導要領の全面実施が来年春(令和3年度)に予定されています。今回の学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」をキーワードとして実施されるものです。「対話的」は別としても,学校では以前から「主体的な学び」や「深い学び」を目指していたのです。しかし,この理想にはなかなか近づけませんでした。なんとか,今回の学習指導要領を機にそのような授業を実現したいものです。
 先日,1年生の社会科(日本史)の授業を見ているときに,面白い生徒の姿を見ました。先生がPCを使って資料提示をモニターで行っていたのですが,「近づいて見ていいよ」と話すと,モニターの近くに何人かの生徒が集まりました。そして,不思議そうに画面を見つめて,先生の説明を聞いていました。写真の中で立って見ている生徒,しゃがみ込んで見ている生徒がそれです。やはり「機器利用」は有効ですね。時間を効果的に使えます。黒板とノートが基本だとしても,機器利用の良さを授業に生かしてみたいものです。
 
 上の生徒たちは社会科で地理の学習をしています。このときは,地球儀が各班に一つずつあり,黒いひもが用意されていました。恐らく距離を測っているのでしょうね。具体物があって,しかも操作できる学習というのも,説得力のある学習になりますね。生徒が班ごとに活動をしながら楽しそうに話合っている姿が印象的な授業でした。これは2学期の始めのころに見た授業です。
 下の写真は3年生の社会の様子です。1学期の終わり頃のことでした。主体的な学習というと,何か賑やかで活気がある授業をイメージしますが,本当でしょうか。一人一人が頭の中で自分の考えを必死にまとめてノートに書くのだって主体的な学習です。その時,重要なのは「学習課題」です。学習課題が必然性のある,価値あるものとして生徒に認識されることが重要です。そして,課題解決のための「キーワード」や「仕掛け」があることですね。無言で取り組む主体的な学習だってあるのです。3年生の後ろ姿の真剣さがそれを物語っています。授業を見ていると,学習はやはり生徒と先生の協働作業だなと感じます。お互いに頑張って「学びがい」のある学習を目指しましょう。点数も大事ですが,「点数をとる学習」がよい学習とは限りません。
 

新しい修学支援金制度 希望を大きく持って

 
 情報提供です。2020年4月から新しい修学支援金制度が始まります。これは高校生が対象のもので,高校卒業後の大学や専門学校に進学する場合の修学支援金です。ですから,今の中学3年生が高校に入学したら申し込むことができるものです。高校卒業後のことで,しかも,対象者が住民税非課税世帯とそれに準じる世帯ですから,広く対象にはならないのですが,朗報だと思います。何しろ①授業料・入学金の免除や減免に加え,②給付型奨学金があるからです。
 震災による被災世帯では,自宅再建等の課題から,子どもたちが大学等への進学を断念してしまうことがあることは好ましいことではありません。経済的な問題は大事です。そのような背景から鹿折地区の子どもたちが,自らの将来への希望をこじんまりとさせてしまってはいけないと思います。今回のような修学支援金で,希望を大きく持って頑張ってくれたらと思います。ぜひ,夢や希望を大きく持って,持てる力を遺憾なく発揮して頑張ってほしいのです。以下に,詳しい関係資料を掲載しますから,参考にしてください。
 高等教育の修学支援新制度 チラシ.pdf
 高等教育の修学支援新制度.pdf
 

何の相談,何の準備?

 
 1月末の部集会は1・2年生だけで集会室に集まりました。終了後に,生徒会長から生徒のみんなに報告と依頼がありました。そして,プリントが配られました。何かの企画についてお話しし,生徒のみんなに準備をしておいてほしいといった内容のようでした。プリントにはどんなことが書いてあったのでしょうか。
 
 そして2月に入って,3年生がテスト1日目を終えて早めに下校した日。体育館に1・2年生が集まって何かの練習をしていました。少し寒い日だったのですが,先日のプリントをもってきて生徒たちはそろって練習をしていました。担任の先生からも,ここはこうだったのでこうするといいよと助言をもらっていたようです。練習,ご苦労様でした。
 校舎内を歩くと,学習室には下の写真のようなものが置いていました。何ができるのでしょうか。制作が始まっていますね。先日の夕方,2人の女子生徒が部活動とは関係なく活動をしていた様子でしたから,「あれどうしたの?」と声を掛けると,「◎◎の準備をしていたんです!」と教えてくれました。そうか,あれはその準備だったのです。(さて,答えは何でしょう?)