鹿中 学校生活

2019年9月の記事一覧

サルビアと萩の花 どっちがきれい? 9月18日

 
 先日ご紹介した職員室前の花壇のサルビア。マリーゴールドと共に夏の終わりを表現しています。むしろ真夏より今のほうがきれいに咲いているかもしれません。しかし,右側の写真は初めてご紹介する萩の花です。こちらは秋を表現する,古来から宮城を代表してきた花です。萩の花は何か寂しげと思っていたですが,よく見ると結構豪華に見える花なのですね。秋の花は寂しげといった固定観念にとらわれていたかもしれません。サルビアと萩,この二つが同時に校地内で咲き誇っています。
 萩は中庭にもありますが,校庭東側駐車場のフェンス際にある株が結構大きいのです。改めてみると,こんなに大きかったのかと驚くほどです。生徒が校庭で活動している様子を見守っている萩です。生徒にも見てほしいものです。
 

合唱練習が始まりました ご期待ください

 
 写真は9月18日(水)の撮影です。何か体育館のほうから歌声が聞こえてくるなと思いながら,体育館をのぞいてみると,1年生が体育館で合唱をしていたのです。どうやら音楽の授業を体育館で行っているようでした。合唱曲「時の旅人」を練習していました。あれ,この時期はまだ音楽室での練習ではと思ったのですが,本番で歌うところで最初から音を響かせてみることも確かに大事だなとも感じました。そう言えば,去年は最後の週になって全校合唱を体育館で練習していたなと思い出しました。雨音のする体育館でした。
 まだまだ合唱としては未完成な状態ですが,この体育館でよい音を響かせられるように曲を仕上げなければならないことがよく分かったと思います。先生や指揮者の助言を受けながら着実に上手になっていく様子がよく分かりました。先生は研究授業でやっていたように,生徒の歌声を録音して生徒に聞かせて指導を試みているようです。自分たちの進歩や課題が分かることはやる気につながります。また,生徒たちは右側の写真のように,自分たちの歌い方を互いに評価して改善策を出し合いながら曲づくりをしていました。1年生ながら,なかなかだなと思いました。今後に期待しましょう。
 各学級の合唱曲を下にご紹介します。
 1年1組 「Unlimited」 1年2組「時の旅人」 2年1組「永遠のキャンパス」
 3年1組 「Cosumos」 全校合唱「大切なもの」(2年目)

サッカー部 新人大会優勝 おめでとう

 
 部員数が11名に満たないサッカー部は,今回の新人大会へは気仙沼中学校と合同チームで出場となりました。この合同チーム制度はあくまでも臨時的な制度です。ですから,何回も継続することができない制度です。しかし,前の中総体では単独チームで出場していた本校のサッカー部は,新人戦では単独チームを作ることができないため,今回は中体連から承諾を得て,合同チームを作ることができました。とても幸運でした。
 生徒には今回の配慮に感謝をして大会に参加しようと呼びかけていました。本校生徒たちは夏休みから気仙沼中サッカー部と練習を行い,今回の大会に備えてきました。それぞれのチームの良さを出し合って一つのチームへと歩んできたのです。大会では予選リーグを2勝して,決勝トーナメントに1位で勝ち上がり,準決勝に勝利し,決勝では大谷中に0-1で競り勝って見事優勝となりました。今回の優勝は,これまでの努力に対しての大きなご褒美となりました。ぜひ地区大会での課題をしっかりと見つめて,個人としても,チームとしても成長し,県大会に向けて更に精進してほしいと思います。頑張れサッカー部。
 予選リーグ 対条南中 0-7   対新月中・松岩中合同 1ー4
 準決勝   対津谷中 1ー2   決勝    対大谷中 0ー1

 

震災遺構「伝承館」の見学 3年生

 
 少し前のことですが,9月13日(金)には3年生が震災遺構「伝承館」を見学してきました。この学習は3年生の総合的な学習「地域づくり学習」の第2弾に当たるものです。(第1弾は以前にご紹介した「地域づくり」講話でした)
 
 今の3年生は震災の時はまだ小学校入学前でした。ですから,震災や津波というものがどういうものかを明確には記憶していないのです。今までは震災の現実が与えるストレスを懸念するため,津波映像などをリアルに視聴するような学習は避けてきたというのが実態でした。しかし,時間の経過によって被災地の子どもたちでさえ災害の現実を知らない状態になっていることが話題となっていました。そこで本校では,今年オープンした「伝承館」の見学を先生たちが計画しました。被災地の子どもたちこそ知っておくべき現実だからです。もちろん,事前にアンケートをとり,映像資料などへの配慮希望をお聞きしてのことです。
 
 今回の見学は伝承館の館長さんに大変ご協力をいただきました。館長さんに自ら語り部を務めていただき,生徒たちに熱く丁寧にご説明をしていただきました。地元の生徒たちに震災の真実を知ってもらいたいというお気持ちが伝わってくるものでした。伝承館オープン後見学をした市内の中学校は本校が一番最初です。(地元階上中はオープン前に見学したそうですが)館長さんを始め,伝承館のスタッフの皆さんに御礼を申し上げます。
 
 展示内容には本校の先輩である松本君(当時小学生)の水を運ぶ姿も展示されていました。俳優の高倉健さんが感銘を受けて大事にしていたという有名な写真です。この写真を生徒たちはどのように見たのでしょう。見学の最後には,付箋紙に自分の感じたことを素直な言葉で記して伝承館内に掲示してきました。
 生徒の素直で真剣な学習ぶりにはお褒めのお言葉をいただいたそうです。帰校した生徒たちは「伝承館」を見学してきてよかったと話していました。先生たちの思いは通じたようです。そして,9月27日(金)に予定している第3弾の学習「交流会」(鹿折南住宅の皆さんとの交流)の学習に生かしてほしいと思います。 
 

中体連新人大会 応援ありがとうございました

 
 9月21日(土)・22日(日)に開催した中体連新人大会は,2日間の日程を無事終了することができました。外の競技は降雨の心配がありましたが,天候は予報よりもいい方向に傾き,お陰様で雨中の競技とはなりませんでした。保護者の皆様の大会参加へのご協力,そして,ご声援,たいへんありがとうございました。
 
 本校生徒は各競技において熱戦を展開し,今持てる力を存分に発揮することができました。本大会を通して多くの経験を積み,これからの下地を豊かにすることができたと思います。選手としての大会参加だけでなく,競技役員として,チームのメンバーとしてもよく役割を自覚して立派な大会参加でした。
 
 気仙沼中との合同チームで出場したサッカー部は見事優勝することができました。おめでとうございます。入賞できなかった他の競技でも充実した戦いぶりだったということでした。精一杯のプレーを讃えたいと思います。
 
 写真は,卓球会場での本校生徒の様子です。1年前の新人大会や3か月前の中総体の時と比べて格段に上達していることがよく分かる試合ぶりでした。残念でしたが,上位入賞を果たすことができませんでした。しかし,今後に大きく期待できる内容だったと思います。冬場の各大会を今後の目標にして精進してほしいと思います。
 

自転車点検を行いました 安全で健康的な登下校

 
 9月12日(木)の朝には,自転車通学をしている生徒たちが,職員室前まで自転車を持ってきました。普段は登校坂下の自転車置場において,ヘルメットだけをもって登校してくるのです。しかし,今日は登校坂の上まで自転車を運んできました。自転車点検があるからです。自転車点検は1学期にも小山輪業様のご協力をいただいて行いましたが,今回は2回目,先生たちによる点検です。自転車をいつも整備して安全な登下校をしてほしいと思っています。やはり,普段からの自主点検と整備が大事ですね。今回はどうだったでしょうか。本校の自転車通学生は10名います。
 中学生の時期は身体をつくる時期です。将来にわたって丈夫な身体,健康な身体をつくるためには,普段からの運動が重要です。徒歩や自転車での登下校がそのような健康づくりの役割を果たしてくれると思います。学校周辺は道路工事も続いており,まだまだ注意が必要ですが,安全な通学をしながら,より健康な身体になることを目指しましょう。

普通救命講習を行いました 2年生

 
 9月13日(金)には,2年生が「普通救命講習」を受講しました。これは総合的な学習の「防災」の勉強の一つとしての学習です。実施に際しては,古町消防署から7名の署員の方々にご協力を頂きました。普通救命講習とは,3時間の講習で,成人への救命処置(心肺蘇生法、AEDを用いた除細動)と,気道異物除去や止血法などの応急手当を体験学習を通して学ぶものです。終了後には「修了証」を頂戴します。この学習を本校では2年生が毎年行っています。
 
 消防署員の皆さんが,命を守ることの大切さを真剣に説明して頂き,心肺蘇生法とAEDの使い方,応急手当の仕方を丁寧に指導してくださいました。署員の皆さんの情熱と使命感を感じながら,生徒たちは真剣に学習しました。誰か代表の生徒が行うのを他の生徒が見ているといったものではなく,生徒全員が実際にやってみて体で覚える学習です。ですから,3時間を必要とするのです。2年生の生徒たちの表情はもちろん真剣で,本当に学ぼう身に付けようと思いながらこの学習に臨んでいることがよく分かりました。最後には,救急車が到着する前に,自信がなくても勇気を持って命を救う行動をとることが,命が助かる人を一人でも二人でも増やすことになると説明をいただきました。生徒はしっかりその言葉を受け止めていたようでした。
 古町消防署の皆様,熱心なご指導ありがとうございました。
 

吹奏楽部 いきいき学園文化祭で賛助演奏

 
 9月14日(土)には宮城いきいき学園気仙沼・本吉校の文化祭が鹿折公民館で行われました。鹿折地区での開催ということもあって,学園から賛助演奏のご依頼を1学期のうちにいただいていました。本校吹奏楽部は地域での行事とあって,喜んで参加をさせていただいたようです。当日の会場は大勢の皆さんに演奏をお聴き頂き,本校の生徒もとても貴重な経験をしたようです。
  
 今回の演奏では,部員がサックス4重奏で伴奏しながら,会場の皆さんに「ふるさと」を合唱していただく場面がありました。演奏と合唱とがマッチして会場が一体となることができました。「ふるさと」はとてもいい曲ですね。今まで生徒たちが経験したことのない場面だったと思います。また,アンコールも頂いて「どらえもん」を演奏した時には,手拍子をたくさんいただき,演奏の締めくくりをすることができました。演奏後には大きな拍手をいただきました。いきいき学園の皆様,ご来場の皆様,温かい拍手とご協力,お声がけをいただき,大変ありがとうございました。この経験を生徒の次の成長につなげていきたいと思います。
 

今日から新人大会 壮行会を行いました

 
 今日,9月21日(土)と22日(日)の2日間は,地区中体連新人大会が行われます。3年生引退後の新チームにとっては初めての公式大会です。学校では新人大会を控えた9月19日(木)の放課後に壮行会が行われました。
 
 壮行会は応援委員会の生徒たちの企画・運営によるものです。そして,学級でも応援歌をもう一度練習し直したりして準備をしていました。吹奏楽部の演奏に合わせて写真のように選手は堂々と入場してきました。整列後には校長先生が激励の言葉を述べました。今回のキーワードは校歌の歌詞にある「光り輝く中学校」であり,「光り輝く生徒」でした。
 
 その後,各部ごとに選手を紹介し,部の抱負を述べ,そして3年生部員の激励の言葉をいただきました。選手宣誓はソフトテニス部主将の佐々木さんが代表して立派に行いました。
 
 最後に,選手を含めた全校生徒で,応援歌や校歌を高らかに歌い,士気を高めました。どの場面でもしっかりと正面を向いて,堂々とお話しし,礼儀正しく振る舞う姿は,いつも通り立派でした。新人大会では,思う存分に実力を発揮し,各部の目標をぜひ達成してほしいと思います。この大会を契機に心身両面で更に一歩成長することを期待します。
 保護者の皆様,大会参加へのご協力や応援をぜひよろしくお願いいたします。
 

生徒会選挙が行われます! 生徒会新旧交代へ

 
 生徒会では新会長・新副会長を決めるため,2年生から新会長候補者が2名立候補し,1年生からも新副会長候補者が2名立候補して,現在選挙活動が行われています。以前にもご紹介しましたが,中学校では将来の市民になる資質能力を育むため,大人と同じように,選挙管理委員会の管理によって選挙が行われています。そして,9月9日からは選挙活動が開始されています。写真は「学級訪問」の様子です。立候補者が各学級を訪問して,公約を述べ,支持を訴えています。この後,放送による演説会を行い,また,9月30日(月)には立会演説会を行って,投票が行われます。全く大人と同じ選挙の過程を踏んで新生徒会長を選んでいるのです。このような民主主義の手続きを学びながら,「自主」「自治」「協働」「責任」「奉仕」などの大切さを学んでいるのです。生徒が将来の地域社会の担い手となる人材となるために貴重な経験となるでしょう。ご家庭でも,将来のお子様の一人立ちのため,「自立」「責任」「勤労」など,大人になるための人間教育をお願いします。