鹿中 学校生活

今日の鹿折中

朝の登校風景 学校はどんなところ?

 
 朝7時20分ごろに早い生徒は登校してきます。教室に暖房を入れるのは7時40分からなので,間があります。少しの間,寒い思いをしているかもしれません。それにしても,朝の登校風景と,夕方の下校風景はかなり異なります。夕方は生徒が一団となって,会話をしながら,あちこち行き来しながら,笑い声が響き,楽しげに下校していくのです。一方,朝はほとんどが一人で登校します。最近は寒さのためか前屈みになって,足早に校舎に入ってくるように見えます。
 学校は楽しいところか? その問いに「YES」と答える生徒はどれだけいるでしょうか。楽しいけれど,学校は厳しいところでもあります。なぜなら人を伸ばそうとする場ですから,ベストを尽くすことを求め,間違ったら改善することも求めます。将来,責任をもって仕事をし,社会の一員としての役割を果たし,家庭を支え,子どもを育てる力をもった人になるためには必要なことです。学校より家にいるほうが,子どもにとって楽なのは当たり前です。また,家庭とはそういう場所でなくてはなりません。一方,学校は厳しいところ…模擬「社会」だからです。学校には共に育つ「友達」がいるから生徒は頑張れるのです。だからこそ,子どもの友達を含めて,我が子たちを育てていくことは大事です。手を差しのべることも時には必要ですが,心の中に「頑張れ!」という言葉を秘めて,子どもに考えさせながら関わり,見守っていくことが,私たち大人の役割なのではと思います。そんなことを思わせる,朝の登校風景です。

生徒昇降口 掲示物 委員会活動の工夫

 
 
 生徒昇降口の掲示板です。(左上)写真の左側には防災委員会の11月防災標語が見えます。そして何やら6ピースの掲示物。これは保健委員会作成物。「鹿中食育月間」の掲示物で,気仙沼の食材を使ったレシピを紹介するものです。よくできています。1週間ほど前に昇降口に登場しました。「第11回プチシェフコンテストin気仙沼」の入賞作品から,保健委員が6作品をお薦めしています。いずれも美味しそうなものばかり。1-1は「磯野家長男ハンバーグ」(つまりカツオハンバーグ?),2-1は「かつおのタタキ風ギョウーザ」,3-1は」「KESENNUMAロコモコ」,由利子先生は「地元産鮮魚ちらし寿司~柚子風味上品仕立て~」,香先生は「ピンクタルタルのメカジキフライ」といったラインナップです。どんな料理なのか食べてみたいですね。掲示物の下にはお持ち帰り用のレシピが付けられていて,気の利いた工夫があります。(左下の写真)食育月間の取組の一つです。お子様と一緒にご家族で調理してみてはどうでしょう。
 この掲示板には各委員会の月間の反省や今月の活動計画が示されています。(右下)どの委員会も工夫のある取組がなされてます。いいですね。

給食試食会・授業参観 ご協力ありがとうございました

 
 12月12日(水)に実施した給食試食会(PTA行事)の写真です。大勢の保護者の皆様にご参加いただきました。学校給食はどのようにお感じになられたでしょうか。市内の多くの中学校では平成23年度から完全給食が実施されました。それまでは,牛乳のみの給食でした。生徒はお弁当を持参し,父母が作ったお弁当を毎日食べて中学生活を送り,成長していたのです。これは,良い面もあり,大変だった面もあったかもしれません。今,給食は単なる食事ではなく,食育の教材となっています。今回の試食会を機に,ご家庭での食育をお願いいたします。
 下の写真は,授業参観の様子です。大勢の方に授業の様子を見ていただいて生徒もちょっと緊張しましたが,やはり嬉しかったようです。たいへんありがとうござました。
 

綱引き大会 まじめに取り組み 心から楽しむ生徒

 
 
 
 12月14日(金)の6時間目は恒例の「綱引き大会」を行いました。これは毎年,体育委員会が企画運営して行う生徒活動です。学級対抗の総当たり戦です。特に事前練習をするわけでもなく,ぶっつけ本番の大会なのですが,大変に盛り上がる素晴らしい行事になりました。予選は1年1組,2年1組,3年1組の3つの学級が,なんと2勝1敗で並んでしまいました。決勝は昨年優勝の2年生に1年生と3年生が勝ち,1年生対3年生の勝負では3年生が僅差で勝利して,3年1組の優勝でした。みんなが一生懸命に取り組み,男女間で応援したり,学年を超えて激励したり,勝敗に泣き笑いして,心から一時を楽しむことができました。鹿折中生のもっている「まじめに取り組んで心から楽しむ伝統」が遺憾なく発揮されていました。素晴らしい子どもたちです。
 
 

県人権作文コンクール 優秀賞おめでとう 

 
 既に河北新報でご紹介いただいていましたが,本校3年生の生駒大地くんが,県人権作文コンクールで優秀賞をいただきました。おめでとうございます。12月13日(木)には,仙台法務局気仙沼支局の佐藤支局長さんを始め,お二人の人権擁護委員が来校され,直接,生駒くんに賞状や盾を手渡していただきました。大変ありがとうございました。
 生駒くんの作文は,小学生のときに不登校になってしまったときに,家族,友達,先生に支えられて暗闇から抜け出した。人は支えられて生きるものと分かった。この経験を無駄にしたくない。自分も誰かを支える存在となりたい。世界には差別や対立がある。世界に目を向けて行動し,人々が共存する世界を目指したい。自分からできることをやろうと思う。そして,人から人へと好循環を作っていきたい。…という内容です。不登校の経験に始まり,世界や人々のつながりにまで及ぶ,青年らしい大きな希望が描かれています。中身のある文章です。以下に全文を紹介いたします。
 作文原稿 人権作文30(生駒大地).pdf