鹿中 学校生活

今日の鹿折中

学校評価③ 教師の評価

 学校評価の3回目です。今回は教師はどう見ているかという点です。教師は生徒が教育目標には近づいているとは感じていません。生徒を「未来を夢見る人間」に育てるという目標をもう一度意識なくてはなりません。一方,経営方針の概ねはいい方向にあります。特に総合的な学習をより主体的な学習にすることができ,また,積極的な防災教育ができている点を評価しています。努力事項では,地域に貢献したり,連携したりする教育活動はできているのですが,「学力向上」と「基本的生活習慣」の育成は課題であり,心の教育の部分にも不安を抱いているようです。
 詳しくは下をご覧ください。

教室の掲示物 生徒の活動 自主的な生活

 
 教室の掲示物を見ていると,生徒の生活の様子が分かります。左側のチェック表は教室の入り口に貼ってあるものの一部なのですが,感染症予防の取組の一環です。なんとこのチェック表は11月上旬からスタートしているのです。ここでは一部しかお見せできませんが,本物はもっと横長の表になっています。地道な取組です。近くにはインフルエンザ予防専念を訴えるポスターもあります。こんなに予防にしっかり取り組んできても,インフルエンザが流行るのですね。手強いです。
 さて,下は清掃チェックボード(ボード?)です。裏返す仕組みになっています。清掃の終わりの時の反省会で使う物でしょうか? 近所には清掃の仕方を記したマニュアルが掲示されています。廊下掃除と,学習室掃除,互いに「終わったらヘルプ」と書いてあります。こんな毎日の係活動,清掃活動は,学校教育ではとても大事な部分です。毎日のこのような活動から,自主的・主体的な生活態度が生まれるのです。それは当然,自主的・主体的な学習につながります。学習だけに注目してはいけません。学習は生活の一部なのです。ご家庭ではどうですか?
 

「防災壁新聞」を大勢の皆さんに見ていただきます

 
 以前に話題とした「防災壁新聞」を大勢の皆さんにご紹介いただくことになりました。それは,今月24日(土)に開催される「第2回東北被災地2019 語り部フォーラム」(南三陸ホテル観洋)分科会でのことです。当日の第2分科会「災害を知る世代から知らない世代へつなぐ」の中で,中学生の学習活動の一つとして会場に展示されることになったのです。本校から代表作品として,3年1組4枚,3年2組4枚,計8枚の壁新聞が展示されます。そして,分科会のコーディネーターの先生が当日の話題の一つにしてくださるということでした。このことは,偶然から決まりました。先日,フォーラムのご担当の方が本校を訪問されたときに,1年から3年までの新聞が校舎1階に展示されていたのを偶然ご覧になりました。そのことを,コーディネーターの先生に話されたのがきっかけです。生徒のみんなが1年間かけて学んで考え,まとめたことを,フォーラム参加の大勢の皆さんに見ていただくことができ,大変光栄なことです。ありがとうございます。
 

ステップノートとステップカードで家庭学習

 
 生徒昇降口にはいつも長机が置かれています。生徒は朝登校をすると,まず家庭学習でやってきたノートやワーク類をその机の上に置きます。そして,名簿に印を付けるのです。これがステップノートの取組です。家庭学習の成果を朝一ではっきりさせる,目に見えるかたちにすることで,家庭学習の習慣形成を図っています。回収の仕方にも工夫があります。教科ごとに回収したり,学級ごとだったり,部活動ごとだったりと色々です。本校では,この取組で学力が向上してきています。
 また,下の写真はステップ・カードの取組です。これは自分の家庭学習の計画を立てたり,記録をしたりするものです。先生がコメントしたり,保護者が確認したりするようになっています。つまり,家庭学習カードです。生徒・先生・保護者の三者で協力をして家庭学習を充実させようとしています。保護者にもご協力いただいて連携する点,いいなと思っています。生徒が登校する前の教室には既にカードが配布されています。自分で計画を立てる,記録をすることは大事ですね。これを使って家庭学習を楽しくやっていきたいものです。さて,期末テストが近づいています。学習の質を高め,時間も50%アップさせ,しっかり頑張りましょう。
 

相田みつをさん,織田信長さんにもご指導いただいています

 
 昨日の「折り鶴マスター」の先生,実は書道も得意なのです。校舎内には先生の筆による,相田みつをさん,織田信長さん,そして,作者不明の名言が登場してきます。相田さんの掲示物には著作権が関係するかもしれませんが,お許しをいただくこととして,先生が生徒たちに気づかせたり,考えさせたりしたくて,模造紙に大書して示している名言なのです。生徒たちに先生の思いが伝わってくれるといいのですが。
 さて「絶対は絶対にない」という言葉,本当に織田信長の言葉なのだろうかと思って検索してみると,確かにネット上ではそのように紹介されていました。よく考えてみると矛盾した言葉なのですが,「絶対に大丈夫なことと,絶対に不可能なことはないのだ」ということを言うのでしょう。これは,安心への戒め,絶望への励まし,どちらにもとれる言葉だと思います。戦国武将らしい言葉です。