鹿中 学校生活

今日の鹿折中

大きなホワイトボードがありました! 家庭学習

 
 1年生の教室に行ってみると,なんだか大きなホワートボード(WB)が後の出入口のところにあったのです。こんなに大きいWBがあったかなあと思って,その中身を見てみると,3人の生徒のチャレンジノート(家庭学習ノート)のコピーが貼ってあり,コメントが書いてありました。これで家庭学習を生徒に工夫させ,効果的な学習の仕方を身に付けさせようとしているのでした。3人の生徒の良さが説明されています。先生が書いたものでしょうか?生徒たちが書いたものでしょうか?それぞれの良さが紹介されています。
 時折「勉強の仕方が分からない」といって自分で勉強をしようとしない生徒がいます。そして,保護者もそのことを鵜呑みにして勉強の仕方を教えてくださいということがあります。しかし,勉強の仕方というのは「勉強するから分かるようになる」ものではないでしょうか?このことをを絶対に身に付けよう,覚えようと思って自分で工夫をするから,自分の勉強方法が身に付いてくるものだと考えてはどうでしょう。もちろん,級友の勉強の仕方はとても参考になります。まず,自分のやり方でやってみることです。そこがスタートラインです。そこから工夫が生まれてくるのです。
  

生徒総会 今年度の生徒会テーマ決まる

 
 5月20日(月)の午後,今年度の生徒総会が行われ,生徒たちは年間活動テーマなどを決定しました。いよいよ鹿折中学校72回目の生徒会の歩みが始まります。開会に当たり,生徒会の歌を全員で斉唱しました。そして,「学校の主人公は生徒なのだから,生徒が自分たちの学校生活に主体的に取り組み,責任を持つことは当然です」と校長先生からお話をされ,その活動例として,昨年の夏の甲子園大会を湧かせた秋田県立金足農業高校の「全力校歌」を動画で視聴しました。
 
 話合いに入る前に出席者の確認をして,総会が成立したことを報告し,議事に入ります。委員会活動,部活動などでの活動報告,決算報告がありました。大人と同じ総会風景です。その後,活動計画や予算案の審議に入り,丁寧な説明としっかりとした説明が繰り返され,中身のある議事が進行していきました。
 
 総務方針をすべてご紹介はできませんが,昨年度までの方針に今年の内容が加えられて説明されていました。今年度のキーワードは「みんなで創る」です。「中央委員会」というのも,その一つかもしれません。昨年の3年生が「鹿中きれいの日」を創って活動したことを参考にして取り組んでほしいと思います。
 
 ところで,生徒会テーマは,投票の結果「Be a Dreamer ~未来へ羽ばたけ~」となりました。最後に教頭先生から話合いを褒めていただき,期待を述べていただいて,総会を終了することができました。
 
 中学校では,生徒会活動の一つとして「総会」や「選挙」を生徒に指導してきました。この活動から,将来の「市民」としての資質を育て,民主的な社会の形成者としての素地を養っています。ESD(持続発展教育)と言わなくても,将来のためにずっと以前から取り組んできたのです。先人の偉大な業績であり,今も大事な教育活動だと思っています。

教育実習生 齋藤先生ありがとう

 
 5月7日(火)~24日(木)までの間,教育実習の齋藤先生が来校していました。教科は国語,学級は2年生,部活動はソフトテニス部を担当をしてもらい,それぞれの先生たちの指導を受け,教職について実際に学びました。齋藤先生は本校の卒業生です。震災直後の平成23年度に中学3年生だったということでした。災害の影響が色濃く,校庭に仮設校舎が建ったときの3年生でしょうか。あの時の鹿折中学校はそんな時だからこそ,「あいさつ」と「笑顔」を大切にしたと言います。今回は久しぶりに母校を訪れ,後輩を相手にした教育実習となりました。何と,放送室にある定番のアナウンス原稿は齋藤先生が中学生の頃に書いて貼ったものだそうです。そのまま現在も使われていることが分かりました。すごい伝統(?)ですね。実習では,教室での学習指導や生活指導に加えて,放課後はテニス部の指導を経験してもらいました。生徒には,齋藤先生と接する中で自分自身の将来を考えてほしいと話していましたが,3週間のお付き合いから,生徒が感じ,学んだものも多かったと思います。夜遅くまで実習に取り組みました。お疲れさまでした。残りの学生生活の充実を期待します。
 

家庭科学習 あなたの名前の由来は?

 
 昨日ご紹介した2年生,実は前日の5月16日(木)には,こんな学習もしていたのです。家庭科での学習で,自分の名前の由来を保護者に取材して級友に紹介するといった内容の学習です。こんな発表会があるよと噂を聞きつけていたので,ぜひ見てみたいとは思っていたのですが,「今からはじまります」と言われ,教室に押しかけてみました。
 生徒たちは自分の名前がどうしてこのように付けられたのかを取材し,そのことから自分が考えたことを堂々と発表していました。ある生徒に尋ねると,以前にも親から聞いたことはあるのだそうです。でも,思春期を迎えたこの時期に,名前に込められた親の願いや期待を改めて確かめることで,また以前とは違った考えを持つことにもつながり,意味のある活動になるのではないでしょうか。生徒はみんなしっかりと発表し,その発表に対しての級友の拍手が温かいと感じた学習の様子でした。保護者の皆様,子どもたちには親の思いが伝わってると思いますよ。2年生の生徒の今後が楽しみですね。当日は,家庭科の先生のご指名で,担任の先生も飛び入りし,名前の由来を話してくださいました。
 

2年生 「スポーツ笑顔の教室」を行いました

 
 2年生は,先日5月17日(金)にスポーツ笑顔の教室を実施しました。これは,「スポーツこころの教室プロジェクト」様からの講師派遣による教育プログラムです。本校では昨年に引き続き,2回目の実施です。「夢先生」との交流や体験談を通して,夢を持つことの素晴らしさや努力することの意義などを勉強するものです。
 当日は「夢先生」として,梅原玲奈さんに来校していただきました。梅原さんは,フリースタイル・スキークロスの日本代表として,2018年韓国・平昌オリンピックに出場した方です。
 
 前半は体育館でウオーミングアップゲームやチームワークゲームを行い,みんなで協力をして課題を解決することをゲームを通して学びました。
 
 後半は教室でのお話です。夢先生のこれまでの歩みや経験・考えをお聞きして,自分の夢を考え,育む時間です。この時の生徒の眼差しは真剣そのものであり,しっかりお話を聞いて考えていることがよく分かるものでした。
 この教室でのお話から各自が自分の夢に気付き,深め,今まで以上に理想を求めて歩めるようになるといいですね。これからの2年生の成長が楽しみです。わざわざ東京からおいでいただいた,梅原さんを始めスタッフの皆様に心から感謝を申し上げます。