鹿中 学校生活

今日の鹿折中

学校再開に向けて

 今月に入り,分散登校が続いています。3年生の教室をのぞいてみると,係や委員会の掲示物や自己紹介のカードなどが貼られています。また,教室として使用されている図書室前の廊下には,新刊図書が紹介文と共に並べられ,誰もが手にとって見られるようになっています。6月1日からの学校再開に向けて,着実に一歩ずつ進んでいることが実感できます。
 

 

市教委から 学校再開について

 本日,市教委から保護者宛に「市立小・中学校の学校再開について」の通知がありましたので,お知らせします。2年生には本日,1・3年生には明日の分散登校時にプリントでもお渡しします。市教委からの文書は以下に掲載しました。
 市教委 R2.5.18市立小・中学校の再開について 保護者宛 文書.pdf            

3密を防ぐ! 特別教室での授業

 3密状態にならないように,特別教室を使った授業を行っています。今日の午前中は3年生が登校,午後は2年生が登校する,分散登校が行われました。3年生の英語の授業は図書室で,2年生の数学の授業は北集会室で行いました。また,3年生は約3ヶ月ぶりに体育の授業も行いました。学校再開が一歩一歩近づいています。
 

5月25日(月)から29日(金)の登校について

 5月25日(月)から29日(金)の登校については,今週の分散登校の際にお知らせのプリントをお子さんにお渡ししますので,ご覧ください。またHPにも掲載します。この週は,弁当持参となりますのでご協力いただきますよう,お願いいたします。
 5月25日(月)~29日(金)の登校のお知らせはこちら。
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 5月25日(月)~29日(金)の登校について.pdf
 
    5月25日(月)~29日(金)の時程表は,「生徒のページ」に掲載してあります。  

6月1日から学校再開

 メールでもお知らせしましたが、学校再開について市教育委員会から連絡がありました。「感染症対策を徹底したうえで、6月1日(月)から学校再開となります。それに伴い、給食も再開します。放課後の部活動も再開しますが、当面の間は校内での活動となります。」との内容です。
 来週18日(月)からの1週間は、これまで連絡していた通り、分散登校で行います。
 25日(月)の週は、全学年とも毎日普通登校とし、弁当持参の6時間授業を行います。部活動は行いません。詳細については、18日(月)の週の登校日にプリントでお知らせするとともに、ホームページにも掲載します。
 やっと日常の生活に戻れそうですが、毎朝の検温、マスク着用など感染症対策をよろしくお願いします。なお、マスクは市販のものでも手作りでも構いませんし、色や柄も自由です。学校でも、3密を防いだり、消毒を行うなど、感染症対策を行っていきます。

水分の持参について

 メールでもお知らせしましたが,熱中症対策並びに感染症予防のため,年間を通して水分の持参を認めていきます。水筒での持参を奨励します。中味につきましては,学校では制限しませんので,気温やお子さんの体調,その日の活動を考慮して判断ください。
 学校からのお知らせはこちら。→水分の持参について.pdf

学校再開に向けて

 今週,来週と学年ごとの分散登校を行っています。今日は,全学年が一斉に登校する学校再開に向けての準備を行いました。全学年,30名以上の学級であることから,できるだけ3密を避けるために,当面の間,すべての授業を,普通教室より広い特別教室で行うこととしました。北集会室や,図書室でも授業を行うこととし,机といすを準備しました。生徒の皆さんは毎時間移動教室となりますが,全員で協力して難局を乗り越えましょう。
 

校庭整地

 やましち建設様のご協力をいただき,市教育委員会が保有するスポーツトラクターを借用して,教頭先生と柏木先生が校庭整地を行いました。梅雨前に行い,少しでも雑草が少ない校庭になればと思っています。
 

5月18日から22日の分散登校について

 メールでもお知らせしましたが,5月18日の週の分散登校について,次のとおり行います。5月31日までの臨時休業期間は「学校再開の準備期間」ととらえており,18日の週は,各学年3回以上の登校とします。よろしくお願いします。
 分散登校についてはこちらをご覧ください。
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5月18日~22日の分散登校について.pdf

地区中総体の中止について

 これまで,地区中総体については,延期でお知らせしていましたが,全国中学校体育大会(夏季種目)及び東北中学校体育大会(夏季種目),宮城県中学校総合体育大会(全種目)の上位大会の中止が発表され,気仙沼・本吉地区中総体の実施について地区中体連で話し合った結果,新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中での実施は,出場する生徒,保護者,関係者等の安全・安心が確保できないことから,中止することとなりました。
 学校再開後の部活動や3年生の部活動については,後日お知らせします。
 なお,現時点では吹奏楽コンクールの実施の有無については未定です。
 気仙沼・本吉地区中学校体育連盟からの文書はこちらです。
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令和2年度地区中総体について.pdf

令和2年度父母教師会総会書面議決結果

 令和2年度鹿折中学校父母教師会総会議決結果につきましては,すべての議案について過半数の賛成をもって可決されました。保護者の皆様には,書面議決書の提出並びにご協力ありがとうございました。詳細については,保護者のページをご覧ください。

臨時休業の再延長と登校日の設定について

 メールでもお知らせしましたが,国の緊急事態宣言の延長や県教育委員会からの臨時休業延長の依頼を踏まえ,市立小・中学校は臨時休業を再延長することとなりました。また,市立小・中学校では,臨時休業期間中に登校日を設定し,感染リスクの低い学校教育活動から段階的に取組を進め,学校再開につなげていくこととしております。詳細については,決定次第お知らせいたしますので,もう少しお時間をいただきますようお願いいたします。
 市教委からの保護者宛の文書はこちらをご覧ください。
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 市教委から5月7日市立小・中学校の臨時休業中の延長について 保護者宛 .pdf

家庭学習の進め方

 臨時休業期間が長期化し,効果的な家庭学習はどうすればいいのか悩んでいるお子さんもいるのではないでしょうか。そこで,本校職員が,1教科5分程度で家庭学習の方法について説明する映像を作成しました。映像を見るためのURLはメールでお知らせしますので,ぜひお子さんと一緒にご覧ください。
 なお,学習していて分からないときは,学校へメール,電話,FAXなど何でも構いませんので連絡ください(2日~6日は学校は休みになります)。7日・8日の登校日に質問しても構いません。

 撮影風景

登校日のお知らせ

 昨日は,家庭訪問へのご協力,ありがとうございました。訪問させていただいた教員は,お子さんと直接会って話ができ,笑顔で学校に戻ってきました。本当にありがとうございました。
 さて,メールでもお知らせしましたが,市教委より臨時休業が延長されたことで,「登校日の一旦停止の解除」の連絡がありましたので,5月7日(木)と8日(金)の2日間で学年ごとの登校日を設定しました。7日(木)の午前が3年生,午後は1年生,8日(金)の午前が2年生になります。
 詳細はこちらです。
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 登校日のお知らせ(R2.5.1).pdf

端午の節句

 5月5日は端午の節句。校内に季節を感じるバルーンアートが登場しました。三浦みつ子さんの作品です。生徒や保護者の皆さんに直接見てもらいたいのですが,今回はHPでご覧ください。

市立幼・小・中学校の臨時休業の延長について

 メールでもお知らせいたしましたが,市教委より臨時休業期間の延長について指示がありました。県教委からの要請を受け,5月6日(水)までとしていた臨時休業期間を,当面5月10日(日)まで延長することとなります。なお,5月11日(月)以降の対応については,国の緊急事態宣言の方針や県からの要請を確認次第,改めて後日お知らせするとのことです。
 保護者の皆様には,ご理解,ご協力を賜りますよう,お願いいたします。
 市教委から保護者の皆様への文書は,こちらからご覧ください。
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 市教委 臨時休業延長 保護者宛文書 R2.4.30.pdf

5月7日以降の対応について

 メールでもお知らせしましたが,本日,市教委より次のような指示がありました。5月7日に学校が再開できたとしても,5月7日に始業式は行うが,入学式は7日に行わず,落ち着いてから実施するとの内容です。5月7日以降の対応については,詳細が決定次第,メールとホームページでお知らせします。

校長室だよりNo.2

 校長室だよりNo.2を掲載しました。今回は「今,大切なこと」という題です。
 校長室だよりはこちらです。
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 校長室だより№2 2020.4.28.pdf
   
 また,27日(月)と28日(火)の2日間,教職員をA・Bの2つの班に分けて,業務回避を避けるため,交代勤務を試行しています。

クイズは生徒のページに掲載

 臨時休業期間,お子さんは規則正しい生活を送っているでしょうか。学校再開に向けて,規則正しい生活ができるようにと教職員が考えて,朝(8時30分頃)にクイズを出すこととしました。クイズは,生徒のページに掲載しています。ご覧ください。

来週家庭訪問をさせていただきます


 来週の登校日が一旦中止されたことから,お子さんの様子を伺うため,来週の4月30日(木)に,家庭訪問をさせていただきます。8:30~15:30の時間帯で訪問させていただきます。お子さん会って様子を伺うだけですので,保護者の皆様は不在で構いません。玄関先で短い時間での訪問とさせていただきます。訪問者は学級担任と学年所属職員です。その際,前回の登校日にお渡しした,PTA総会の書面表決書,中体連関係の個人情報の利用についてのプリントを回収させていただきますので,よろしくお願いいたします。都合が悪い場合は,事前にご連絡いただきますと助かります。なお,状況により家庭訪問が中止や延期になることもありますので,ご理解ください。

 また,来週月曜日から,ホームページ上でクイズを出します。クイズは8:30にアップし,11:00にヒント,15:00に解答となります。どうぞお楽しみに。

臨時休業中の登校日の一旦中止について

 マチコミメールでもお知らせいたしましたが,市教委から次の通知がありました。「国の緊急事態宣言の拡大や宮城県における緊急事態措置に基づく施設の使用停止要請(=休業要請)を受けたことから,子どもの健康を守るため,これまで市立小・中学校で実施していた登校日を一旦中止し,学校預かりについて利用自粛を家庭に要請することといたしました」という内容です。登校日の中止期間は,4月27日(月)から5月6日(水)までとなっています。なお,お子さんのことで心配なことや相談したいことがありましたら,学校までご連絡ください。また,臨時休業中にお子さんの様子を把握するため,家庭訪問や電話連絡をさせていただくこともあります,その際は,事前にお知らせします。さらに,5月7日(木)以降の登校については,今後の状況を判断し,後日市教委から連絡があります。連絡があり次第,お知らせいたします。
 市教委からの保護者宛文書は,こちらです。
      ↓
 【市教委から】小・中学校の臨時休業中の登校日中止保護者宛文書(R2.4.23) .pdf

家庭学習で困ったら

 昨日まで,新学年オリエンテーションを行わせていただきました。保護者の皆様のご理解・ご協力に感謝申し上げます。さて,オリエンテーションでは,新たな課題も出させていただきました。分からないところがあったり,質問があったりしたときは,学校のメールアドレスに積極的に質問してもらいたいと思います。その際は,学年,名前も質問の最初に記入してください。電話でも構いません。
鹿折中メールアドレス shishiori-chu@kesennuma.ed.jp

3年生オリエンテーション


 今日は,3年生のオリエンテーションが行われました。お子さんは全員,時間に余裕を持って登校し,久々に会う友達との会話も弾んでいました。これまでの課題を提出後,オリエンテーションが行われました。オリエンテーションに臨む姿勢は大変立派で,背筋をピンと伸ばして,先生をしっかりと見ながら,話を聞いていました。さすが3年生と感心させられました。
 

スクールカウンセラーの三浦先生の紹介

 今年度,スクールカウンセラーとして三浦 雅之先生が,毎週火曜日と木曜日の週2回来校します。臨時休業期間中も来校していますので,三浦先生とお話や相談をしたい保護者や生徒の皆さんは,積極的に面談を申し込んでください。
                

スクールカウンセラーだより4月号はこちらからご覧ください。
SC便り鹿折中①.pdf

手作りマスク

 昼休みを利用して,手作りマスクの制作を行っています。なかなかマスクが手に入らないこともあり,手作りマスクの需要が今後増えてきそうです。生徒の皆さんも,手作りマスクに挑戦してみませんか。
 

2年生オリエンテーション

 本日,2年生のオリエンテーションが行われました。開始10分前には全員が集合しました。今日の日を楽しみにしていたのだと思います。学年所属の先生や担任の先生からの話をきちんとした姿勢で聞く姿に,2年生としての意気込みを感じることができました。ステップノートは,担任の先生がいろいろな話をしている間に,学年所属の教員で点検し,返却することができました。明日は,3年生のオリエンテーションを行います。明日,3年生に会えることを楽しみにしています。
   

学校再開に向けて

いつ学校が再開してもいいようにと,ハイターを使った校舎内消毒の方法を体験しました。学校再開後は,帰りの会終了後に教室などをこの方法で消毒することとしています。また,日頃から安全・安心な学校を目指して,校舎内もこの方法で消毒していきます。
 

1年生オリエンテーション

 教職員が待ちに待った日が来ました。本日,新1年生のオリエンテーションが行われました。制服に身を包み,緊張気味に登校してきた1年生。学年所属の先生方の自己紹介の後,宿題などを提出したり,新たなプリントをもらったりしていました。みんな真剣な表情で担任の先生の話を聞いていました。あっという間に1時間が過ぎてしまいました。明日は2年生,あさっては3年生のオリエンテーションが行われます。生徒の皆さんと会えることを教職員一同笑顔で待っています。
 

スクールバス時刻表

 来週行われる,新年度オリエンテーション日のスクールバス(鶴ヶ浦~鹿折)の時刻表は次のとおりです。お知らせが遅くなりました。申し訳ございません。
 4月20日(月) 1年生オリエンテーション
   乗車しないとの連絡を受けています。
 4月21日(火) 2年生オリエンテーション
  朝 鶴ヶ浦 7:55 → 大浦団地 8:03 → 鹿折中学校 8:10
  帰 鹿折中学校 9:45 → 大浦団地 9:51 → 鶴ヶ浦 10:00
 4月22日(水) 3年生オリエンテーション
  朝 鶴ヶ浦 7:55 → 浦島小入口 7:58 → 大浦団地 8:04
    → 鹿折中学校 8:10 → 鹿折小 8:17
  帰 鹿折小 9:30 → 鹿折中学校 9:40 → 大浦団地 9:46
    → 浦島小入口 9:52 → 鶴ヶ浦 9:55 

今年度のPTA総会の持ち方と県教育長からのメッセージ


 今年度のPTA総会の実施方法について,畠山PTA会長,高部PTA副会長等と相談させていただきました。結論として,新型コロナウイルス感染防止のため,今年度のPTA総会は開催せずに,保護者の皆様に資料をお渡しして,書面で議決していただくこととしました。資料につきましては,来週,新学期オリエンテーションで登校した際に,お子さんを通じてお渡しします。資料の中に書面表決書がありますので,必要事項をご記入いただき,次にお子さんが登校する際に持たせていただきますようお願いいたします。
 また,昨日,宮城県教育委員会の伊東昭代教育長から,保護者の皆様へとメッセージが発信されましたのでご覧ください。
  ↓ 伊東教育長からのメッセージ
宮城県教育委員会教育長からの保護者宛文書(R2.4.15).pdf

【重要】臨時休業の再延長について(お知らせ)


昨日,メールでお知らせしたとおり,市内の小中学校は4月20日(月)から5月6日(水)まで,臨時休業期間が延長となります。ただし,生徒の不安解消等のため,臨時休業期間に登校日を設定しました。1年生は4月20日(月),2年生は4月21日(火),3年生は4月22日(水)で全学年とも8:30から1時間程度で新年度オリエンテーションを行います。詳細については,以下の文書をご覧ください。
   ↓
臨時休業延長のお知らせ(R2.4.14).pdf

1年間よろしくお願いします

 今年度の学年ごとの先生方です。
 皆さんと会える日を楽しみにしています。
 今年1年よろしくお願いします。

 1学年の先生方です


 2学年の先生方です


 3学年の先生方です


 4学年の先生方です

令和2年度職員一覧


 本来であれば,今日が1学期始業式そして入学式が行われる予定でした。お子さん方にとって,担任の先生は誰なんだろう,部活動の先生は・・・と楽しみにしていたことだと思います。そこで,職員一覧を添付しましたので,ご確認ください。なお今後何かお子さんのことで相談がありましたら,学級担任へご連絡ください。明日以降,教科書等の受け取りの際も,学級担任と学年の教員で対応させていただきます。よろしくお願いいたします。なお,職員一覧につきましては,個人情報の関係から今週末で削除させていただきます。

教科書等の受け取りの変更について【4月7日時点】


 本日,お知らせしました教科書等の受け取りについて,気仙沼市教育委員会から,4月8日(水)は行わず,9日(木)以降にするよう指示がありました。そこで,現時点では4月9日(木)と10日(金)に行わせていただきます。時間は変わりません。急な変更でご迷惑をおかけしますが,ご理解いただきますようお願いいたします。

教科書等の受け取りのお願い


 お子様の様子はいかがでしょうか。
 メールでもお知らせしましたが,始業式,入学式前ではありますが,今年度使用する教科書や課題,必要な文書等をお渡ししたいと思っております。
 つきましては,大変ご多用のこととは存じますが,保護者,ご家族の方に学校での受け取りをお願いします。教科書等を入れるための大きなバック(スクールバック等)をご持参ください。配布する教科書は,1年生は17冊,2年生は9冊,3年生は6冊となります。
 受け取りは,4月8日(水),9日(木),10日(金)のいずれも8時30分から16時40分の時間帯でお願いします。ご都合がつかない場合は,遠慮なさらずに学校までご連絡ください。来校時には職員室へお声がけいただければ,職員がお渡しします。
 なお,校舎脇の職員駐車場を空けておきますので,ご利用ください。

新型コロナウイルス感染症に係る臨時休業について【4月6日現在】


 メールでもお知らせいたしましたが,本市においても新型コロナウイルス感染症患者が発生したことから,市教育委員会の指示により,次のような対応を行います。
1 4月8日(水)から4月19日(日)まで,臨時休業とします。
2 学年始め休業中の4月6日(月)と7日(火)も臨時休業と同様の扱いとします。
3 臨時休業中は,部活動や生徒活動は行いません。
4 始業式,入学式については4月20日(月)以降を予定しています。決定次第,メー
 ルやHP等でお知らせします。
5 毎朝の検温など健康チェックをお願いします。
6 感染症の発生状況等により,見直しがあります。
7 必要な情報については,随時メールやHPでお知らしますので,ご確認ください。
8 ご不明な点やご心配なことがありましたら,学校までご連絡ください。
 
 気仙沼市教育委員会からの文書はこちらからご覧ください。
02 市内での発生による市立幼稚園小中学校臨時休業について4.6 (保護者あて).pdf

梅の花満開 新しい年度に期待をよせて

 
 先日,一輪だけ咲いたとご紹介した,学校の紅梅は満開となりました。春が来ました。夜,帰宅するために校門付近を通ると,風のない日には梅の香がかすかにします。昼間にみると,とても豪華な枝振りとなった紅梅です。もちろん,白梅のほうも満開です。しかし,まだ,若い木なのでこれからです。紅白そろっての満開を迎えた様子をご紹介します。ちなみに次はツバキがスタンバイをしているようです。
 1年間ホームページをご覧頂き,大変ありがとうございました。このホームページでは,生徒や先生の頑張り,学校の情報や考え方,保護者や地域の皆様へのご協力のお願いなどを意識して発信してきました。
 今年度の更新は以上で終了します。春季休業に入りましたので,更新をしばらくお休みいたします。来年度も鹿折中学校の活動にどうかご期待とご協力をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします
 

3月27日 修了式・離任式・学活を行いました

 
 3月27日(金),ついに令和元年度の修了式を行いました。8時40分から始まった修了式には1・2年生全員が出席しました。ほぼ1か月ぶりとなる学校再開ですが,そんなことは感じさせず,いつものとおりの佇まいで自然に修了式が始まりました。
 式では,全員の呼名は行わず,代表生徒が修了証書を受け取り,校長先生が式辞を述べました。3学期の取組のよさ,3年生の卒業,きっかけをつかんだB君の成長,今を一生懸命に生きる,君たちの未来に期待するなどの内容の式辞でした。いつものとおり全員が真剣な眼差しでお話を聞きました。
 
 修了式終了後,引き続き離任式が行われました。式では退職・転任となった5名の先生方が教頭先生から紹介され,生徒会長の佐藤君が涙を浮かべながら生徒を代表してお別れの言葉を述べました。そして,それぞれの先生からお話があり,校歌を斉唱しました。校歌がいつもと違って元気がないことに気がつきました。こんなところに,この臨時休業の影響があるのだなと思わされました。外見的にはいつもと変わりがなくとも,心の問題は残っていると感じた場面でした。先生方とのお別れをし,新学期に再スタートする決意を得ることができた。離任式でした。
 
 離任式の後には,各学級ごとに学活です。担任の先生から通信票を手渡してもらい,この1年のまとめをしました。頑張ったことが成果につながった人も,うまくいかなくて苦しい部分を味わった人も,今年は今年です。新たに始まる学校生活に向けてぜひチャレンジする意識で取り組んでほしいと思います。また,学活では来週から始まる部活動の実施方法や,春休みの学習の注意事項などについてもお話がありました。あっという間に下校時刻になってしまいました。
 入学式や始業式は予定通りの期日に実施することになっていますが,新型コロナウイルス感染症の問題はまだ予断を許さない状況です。決して気を緩めてはいけません。このビンチを生徒と先生の団結と叡智で乗り切ってほしいと思います。修了式・離任式が実施でき,学級担任と生徒が顔を合せて1年のまとめができたことに,心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
 

校内美術館 先輩たちの作品で学んでいます

 
 先日は美術室に置いてある生徒たちの作品をご紹介しましたが,今日は美術室周辺の廊下に掲示してある生徒作品をご紹介します。これは,いわゆる「校内美術館」です。美術室は1階の職員室の向かい側にあるのですが,入口付近は少し薄暗い場所にあります。その廊下を中心として,職員室や会議室のほうまでたくさんの美術作品が掲示されています。ここでご紹介している作品は一部分です。しかも,全て生徒作品です。そこがポイントです。
 
 これらは,代々の卒業生が在校中に制作した作品で,各種作品展などで入賞したものを寄贈していただいたものです。それを現在の後輩たちが参考にしています。また,この作品たちは学校を賑やかにしてくれています。有名な作家の方々の作品も勉強になるのですが,自分たちと同じ世代の生徒が制作したものだと思うと,生徒たちはとても刺激を受けます。自分はどんな作品を創ろうかなと考えるのです。そして,先輩たちの着眼や発想,表現方法を見ることで,自分の作品を豊かに構想できるのです。生徒作品による校内美術館,とてもいいと思います。どうか今後も先輩たちの作品の寄贈をお願いします。
 

学校の日常 戻るか!? 

 
 学校は臨時休業期間を終了し,3月25日(水)からは通常の春休みに準じた学校活動に戻ることになりました。明日,27日(金)にはまだ実施できないでいた3学期修了式と離任式を行って1年のけじめをつける予定です。やっとこの時がやってきました。しかし,問題の原因となる感染症は終息していません。今後,集団感染が生じて爆発的な流行となったり,最悪,都市封鎖となる事態となったりする可能性も残っています。どうなるか不安ですが,とにかくできる対応をしっかりとしながら臨んでいくしかありません。本校では来週からは部活動が可能になるのですが,写真のような学校の日常は戻るのでしょうか?
 
 学校は,社会を学ぶ場ですから少し厳しい場所ではありますが,生徒たちを励まし,自信をつけさせ,生きる喜びを感じさせる場所でもあります。ですから,子どもたちにとって学校はとても大事な場所です。9年前の震災のときにも経験したことですが,学校を正常化することはもの凄く大切なことです。未来は学校で育まれているのですから。写真のような学校の日常が生徒たちに戻ることを強く願います。
 どんなことがあっても,これからも皆様のご協力をいただき,子どもたちと学校を大切にしていきたいと思います。どうか,ご協力ください。
 

すごい賞状があるんです!

 
 会議室の正面には生徒や先生・PTAが頂いたたくさんの賞状が掲げられています。その中の真ん中にあるのが左上の写真です。写真入りの額が2枚並んでいるものです。これは昭和49年7月24日に中総体県大会陸上競技で男子が総合優勝したもの。そして女子が総合優勝したときのものです。つまり,県大会でのアベック優勝です。このできごとは今も伝説になっている大快挙でした。ですから,会議室の真ん中の一番高いところに写真入りで並べて掲げているのです。すごい賞状です。なお,鹿折中の女子陸上部は昭和45年,昭和52年にも県大会で総合優勝しています。伝統ある陸上競技部だったのですね。また,会議室には昭和51年に男子バレーボール部が3月の県選抜優勝大会で優勝したときの賞状も掲げられています。
 いよいよ臨時休業が解かれて30日(月)からは部活動ができるようになります。現在の鹿折中生の皆さんにも先輩たちに負けず,部活動での偉業を成し遂げてほしいと思います。頑張りましょう!
 

保護者あてメール(春休み・部活動)

 本日,市教育委員会からの連絡を受け,下記のとおり保護者の皆様にメールを送信しましたので,確認のため掲載します。


保護者あてメール(春休み・部活動) 令和2年3月24日

 臨時休業措置へのご理解とご協力,ありがとうございます。
さて,3月25日からの学校活動について,市教育委員会より下記の連絡がありましたのでお知らせします。
①春季休業の扱い(令和2年3月25日(水)~4月7日(火))
 臨時休業期間とせず,感染防止対策を講じた上で,通常に準じた春季休業とします。登校日を必要に応じて各学校が設定することがあります。
②春季休業中の部活動
  春季休業期間中の部活動を認めますが,感染防止策を徹底させます。(活動前の健康チェックは必須とし,屋内の場合には広いスペースで十分な換気を行うようにします。)
③新年度当初の行事
 入学式,始業式,年度初めの諸行事は,文科省ガイドラインに沿って後日方針を示します。

 そこで,本校では,3月30日(月)から部活動を再開する予定です。活動日等は3月27日(金)の修了式・離任式後の学活でお子様に「春休みのしおり」を配布して連絡をします。ご家庭で「健康チェック」をして登校し,1日2時間程度の活動となる予定です。なお,参加を強制するものではありません。また,活動の有無は部ごとに異なります。部ごとにメールでご連絡することもありますのでご承知願います。

学校評価④ 次年度の構想

   基本的には,来年度も今年度の内容を継続します。学校教育目標は従来のものですが,今年度,生徒向けのスローガン「未来を夢見る人間になろう」を制定して経営方針や重点努力事項を刷新しました。しかし,生徒の未来を夢見る姿はまだ弱いので,継続して2年目に取り組み,更なる成果を導きます。
 なお,経営方針の9項目の関係は上図のように捉えています。教育目標を達成するために,生徒への①理解と愛情をベースにして,②生徒の活動や,保護者・地域との⑨協働・連携を大事にする。そして,教師が⑦指導のポイントを押さえ,⑧生徒の安心安全や教師の働き方を工夫しながら,⑥3年間の効果的指導をする。そのことで,③生徒の夢や希望を育み,④学力を向上させ,⑤爽やかな生活を目指すというものです。なお,評価指標は来年度も同様とします。
 最後に,来年度の教育活動の具体については,今後工夫・検討していきますが,以下の方向性を意識して,実践やその継続を試みたいと思います。この実践や実践の継続には,教師同士の情報交換や連携の充実が必要だと思われます。また,教員研修を今まで以上に充実させることも大切です。教師の健康や規律の保持,適切な働き方の推進は当然のことです。とりわけ,学校と保護者との丁寧な対話による相互理解と相互協調の充実が今後も重要なことだと思います

学校評価③ 教師の評価から

 
 今回は「教師の評価」です。上表C(1)の教師の評価は,学校教育目標が実現方向にあるかどうかを判断したものです。ここでは数値は割愛しましたが,結論として,学校教育目標は概ね実現の方向にあると教師は感じているようです。(生徒の自己評価とは異なっています)また,目指す生徒像1「学ぶ意欲に満ちた生徒(知)」,目指す生徒像2「認め合い,高め合う生徒(徳)」についても,よい方向にあると思っています。教師が課題とするのは,目指す生徒像3「目標をもち,心身を鍛える生徒(体)」が低下傾向にあること,そして,目指す生徒像4「夢や希望をもって未来を歩む生徒(志)」の手応えが得られていないことです。
 上表C(2)は学校経営方針が徹底されているかどうかを教師が自己評価したものです。ですから,この表は成果ではなく,取組の充実度を示します。
 教師としては,①生徒を理解して一人一人に愛情を向けること,②生徒の活動を大事にして主体的な学校生活をさせること,④教科指導を充実させて学力の確実な向上を図ること,そして,⑨保護者や地域と協働・連携した学校づくりをすることにしっかりと取り組んだと思っているようです。しかし,生徒理解や一人一人への教育については,生徒の評価が先に述べたように否定的であったことを踏まえて再度考えてみなければなりません。
 一方教師は,③一人一人の夢を育み,未来への期待と意欲を高めることは十分ではなかったかもしれません。前述のように,このことについての生徒の意識は十分ではないことが分かっています。教師の取組との関連はどうでしょうか。そして,⑥3年間を見通した総合的な学習への指導の部分でも教師は不十分さを感じているように見えます。  
 さらに,下降傾向や徹底の弱さが感じられたのは,⑤望ましい生活習慣や優しさのある爽やかな生活,⑦SDGsを活用したESD,言語活動の充実,誉めること(叱ること),⑧生徒の安全安心な学校生活や教員の働き方の工夫などでした。
 これらの経営方針は,今年度新たに掲げたものです。更なる実践が必要だと考えます。
 
 上表C(3)の重点努力事項は今年度新たにしたものです。この表は重点努力事項に対して具体的な取組が実際になされたかどうかを振り返ったものです。
 数値からは,⑤生徒を励ます,生徒に考えさせる環境づくりをすること,⑥生徒の活動で主体的な生活と仲間づくりをすること,⑦生徒の安全・安心な生活と健康づくりをすることについては実際に取り組まれていたと考えられます。
 しかし,①学力を確実に向上させること,②生活習慣をしっかりとさせること,④総合的な学習をより効果的にすることについては,まだ取組の余地がありそうでした。 
 そして,③「心の教育」を豊かにすること,⑧適切な働き方を実現することについては実際の取組が不十分であり,課題があるという結果でした。 
 これらの取組状況が先の生徒の意識に影響しているかもしれません。
 今年度の学校の取組が成果を上げたかどうかを測る物差しとして,学校ではあらかじめ「評価指標(目標)」を設定していました。これは生徒の意識面から,取組の成果を測るものです。その結果は上表Dのようになりました。
 目標を達成した内容を列挙してまとめると,生徒が②学校での毎日の授業に集中して取り組むようになり,⑦友達の前で自分の考えや意見を発表することも得意になり,⑪自分の未来に期待をして実現に意欲がもてるようになって,⑬生徒の活動が充実して主体的な学校生活をし,⑯他の人に優しく接することができるようになりつつあるということです。
 また,まだはっきりと成果が出せていないのは,①毎日,家庭学習に取り組むことであり,④自分から進んであいさつをすることであり,⑭自分の学力が確実に向上してきたと思えるようになることでした。生徒の努力や,教師の取組の余地はまだありそうです。
 一方,課題が明確だったのは,③早寝,早起きを意識して生活をし,⑮自分の生活習慣はよいと感じられるようになることです。そして,⑤難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦をし,⑥自分にはよいところがあると思えるようになることです。また,⑧将来の夢や希望がもてて,⑨学校に来るのが楽しいと思い,⑩地域や社会をよくするために何をすべきかを考えるようになって,⑫社会の未来に期待をし,その実現に意欲をもてるようになることです。……このように改善すべき課題が見えています。この結果は先に述べた生徒・保護者・教師の評価結果と概ね一致していると思います。

咲きました! 紅白の梅の花

 
 校庭の鉄棒のあるあたり,体育館の前に,背の低い梅の木があります。ご覧のように今年も白い花を付けました。白梅の開花です。写真は3月18日(水)に撮影したものです。まだ咲き始めたばかりで見頃ではありませんが,あっという間に満開になるでしょう。この日は春風に吹かれて枝を揺らしていました。いよいよ春の到来ですね。楽しみです。
 
 白梅が青空を背景に咲き出した姿には何か凛としたものがありますね。桜の開花とは趣が異なります。これを機に一斉に春の風景が見られるようになるのでしょう。
 
 では,紅梅はどうなのでしょうか。本校では同窓会の記念碑「青雲の志」の側に老木の紅梅があります。それほど大きな樹ではなのですが,恐らく相当樹齢を重ねてきたものだと思います。樹皮がそのことを物語り,時々心配になって眺めている梅の木なのですが,こちらも今年は蕾をたくさんつけて赤く膨らんでいました。まだ咲いてはいないのかなと思ってよくよく見ると,一輪の花を見つけました。紅梅も咲いていました。古人が「梅一輪 一輪ほどの温かさ」と詠んだ梅ですが,この日の梅は蕾を真っ赤に膨らませて,まるで歌い出すかのような風情で日差しを浴びています。いいですね。紅白そろって花を付けた3月18日でした。
 

学校評価② 保護者の評価から

 前回に続き,今回は「保護者の評価」です。まず,保護者が「高く評価」している内容です。アンケートで保護者が高く評価している内容は,先の生徒の評価とも一致しています。保護者は,子どもが家族との対話があり,家族の一員としての自覚をもって生活していると感じています。これは生徒も同様でした。また,保護者は子どもとの関係がよく,概ね家庭教育がうまくいっていると感じる方が多いようです。一方,生徒も家族が自分に愛情を向けており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じていることから,本校生徒の親子関係は良好のように思われます。このことは,各家庭に家庭教育の基盤ができていることを示すものだと思います。
 また,保護者は学校が連絡事項等の周知をし,生徒の努力や能力を適切に評価し,健康や食育,安全や防災等について適切な指導をしていると捉え,高く評価しているようでした。
 しかし,表にはありませんが,昨年,保護者は生徒全体が規律や礼儀を守り,互いに思いやりある生活をしていると良い評価をしていましたが,今回はそうではありませんでした。
 ホームページは除いて,保護者が「低く評価」したのは,生徒のスマホやゲーム機のけじめのある利用(メディア利用)のことです。また,生徒の「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)のことです。これも生徒の認識と一致します。保護者の目から見ても,この問題は大きく感じられるのでしょう。多くの家庭では生徒のメディア利用や生活習慣への懸念があることが伺われます。その影響は具体的にどう表われているのでしょうか。先のように親子関係がよく,家庭教育の基盤ができており,生徒も家庭の愛情を感じていることから,今後,家庭の指導が成果を上げる可能性は高いと思います。各家庭が歩調を合わせた共通の指導をしてみてはどうかと思います。
 県教育委員会の調査では,中学1年生のメディアの利用時間は年々増加しており,令和元年は,中学1年生の60%程度が一日1時間以上利用していました。中学2・3年生はそれ以上と予想します。これは全県的な問題です。このことと関係があるかどうか,鹿折中生徒が粘り強く学習し,学習面でも活躍していると感じる保護者は少ないようです。そして,いじめや不登校のない学級(学校)づくりの点にも懸念があるようです。メディア利用や生活習慣は,学習,いじめ,不登校などに広く影響するかもしれません。家庭と学校の工夫や協力が必要です。
 表にはありませんが,昨年は「家庭学習」の実施への評価が低かったのですが,保護者の評価は変わりました。家庭学習を行う習慣形成はある程度できてきたのかもしれません。

学校評価① 生徒の評価から

  
 2月に今年度の「学校評価」の内容を公表しました。今回は「生徒の評価」からどのようなことが言えるのかをご紹介します。
 まず,生徒が「高く評価」している事柄です。アンケートからは,本校の生徒は,家族との対話があり,家族の一員としての自覚があると感じていることが分かります。また,その家族は自分に愛情を向けて励ましており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じる傾向が強いようです。生徒と家族とのよい関係が伺われます。
 また,教師については,生徒の努力や能力を適切に評価し,部活動,健康や食育,防災等を適切に指導し,学級や生徒会もきちんと指導していると感じる生徒が多いようです。家族との関係だけでなく,教師への信頼も高い傾向があると言えそうです。
 このような家族の愛情,教師への信頼の下で,生徒は学校行事に積極的に取り組んでいます。この傾向は昨年度と概ね一致します。
 次に,生徒が「低く評価」している内容です。アンケートで生徒が低く評価しているものを見ると,「自分自身」に関する内容が多く見られます。
 まず,スマホやゲーム機などで,けじめのあるメディア利用ができていないことが一番目です。全校生徒の3分の1は,自分のメディア利用に問題を感じています。そのことと関連しますが,よい「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)を身に付けていないと感じる傾向があります。そして,昨年度と同様に,将来への夢や希望は弱く,学校教育目標である「未来を見すえ,心豊かに,力強く,学び続ける生徒」に近づいてはいないと感じる傾向があるようです。今後,学校や家庭は,生徒のこのような側面へのアプローチにもっと力を入れて取り組まなければなりません。
 また,教師に対しては,生徒をよく理解し,一人一人を大切にすることを今以上に求めているようです。このことについては,教師自身の振り返りが必要です。そして,全体指導だけでなく,個別指導の充実を大切にしなければならないと思われます。
 表にはありませんが,昨年度と比べると,生徒が他の人へ優しく公平に接することや,教師の教科指導を楽しく感じることなどは向上したようです。今回は上位にはなく。改善傾向にあると見られます。

鉛筆の持ち方 個性?

  
 どうですか,この鉛筆の持ち方? 生徒の学習の様子を見ていて,気付いたときに手元を撮影していたものです。実に様々な鉛筆の持ち方があって,個性だと言えば個性なのですが,これでいいのかなと思う持ち方もあったりするのです。6枚の写真をご覧になってどう思われますか?
 一般には,正しいお箸の持ち方から,下の箸をとった状態が鉛筆の持ち方だと言われます。お箸の持ち方も様々なので,何が正しいのかよく分からなくなってしまいます。特に気にする必要はないとも思いますが,どうでしょう。中学生になってから鉛筆の持ち方やお箸の持ち方を矯正するのは難しいことです。ですから,最初にお箸や鉛筆を持たせるときにきちんと基本を身に付けさせたいものです。基本を身に付けることは何事においても大事です。鉛筆の持ち方を見ていて特に気になるのは,鉛筆の軸が手前側に倒れているのでなく,向こう側に倒して描いている生徒が結構いることです。鉛筆の先がしっかり見えるので,確かめやすいのでしょうが,柔らかく素早く文字を書くには不向きのように感じます……慣れなのでしょうか? お子様がどんなの持ち方をしているのか,どうか見てみてください。
  

これはなんだ! 生徒の作品

 
 生徒のいない校舎となって久しいのですが,美術室に行ってみると不思議なものがたくさん置いてあり,活気溢れる風景となっているのです。この人物たちは一体一体各生徒が担当して作っているものです。ほとんど完成しているように見えるのですが,まだ時間が必要かもしれない作品もあります。3月も授業が続けられたらきっと全員が完成させることができたのでしょうね。それにしても,それぞれに動きの面白いところを捉えていると思います。それがたくさん集まると壮観でとても素晴らしいです。これは,2年生の作品です。
 
 下の漢字をモチーフとした作品も美術室に置いてあったものです。完成している作品のようですね。作品票も貼ってありますから,掲示するばかりになっていたのでしょう。惜しいです,全員分を貼り出したら,いい掲示物になるでしょう。これは新学期のお楽しみでしょうか。こちらは1年生の作品です。右下は,2年生のポスターです。こちらも完成していますね。
 
 最後にご紹介するのは下のイラストです。これは美術室にあったものではありません。支援学級の生徒が年末に2020年のカレンダーをつくりましたが,カレンダーの挿絵として描いたイラストなのです。とてもインパクトのあるイラストでいいなと思っていたものでした。特に,右下の樹木のイラスト。11月のカレンダーで使用するので,紅葉の樹木ではないかと思うのですが,存在感のある樹だなあと思うのです。上手にかけましたね。
 

修了式・離任式の実施

 保護者の皆様に,修了式や離任式について,本日,下記のメールを送信してご連絡をしましたので,重ねてご理解・ご協力をお願いいたします


保護者あてメール(修了式・離任式) 令和2年3月17日 

 各ご家庭への聞き取り調査にご協力をいただき,ありがとうございます。
 さて,市教育委員会から修了式・離任式を,感染症予防措置を講じた上で,各校ごとに実施するよう連絡がありました。つきましては,本校では下記のように実施いたしますので,ご理解とご協力をお願いいたします。

(1) 期日:令和2年3月27日(金)
(2) 会場:本校体育館・教室
(3)  内容と時刻:修了式8:40,離任式9:10,学級活動10:00
(4) 参加対象:1・2年生徒(離任式は3年生を含む)
(5) 留意点
 ① 午前8:15までにスクールバックに筆記用具,上靴をもって登校する。一斉下校11:20
 ② 必ずマスクを着用し,身体接触を避け,内容を短縮して実施する。(見送りなし)
 ③ 3年生(令和元年度卒業生)は離任式のみに参加する。(参加は任意)
 ④ スクールバスでの下校は11:25発車予定。
 ⑤ 欠席する場合は,保護者から学校にあらかじめ電話連絡をしていただく。
 ⑥ 風邪のような症状がある場合には,参加を控えていただく。
 ⑦ 保護者や高校生の離任式への参加はご遠慮いただく。
 ⑧ 離任者については,3月25日(水)の朝刊を見ていただく。

鹿折津波記憶石 地域での追悼

 
  東日本大震災が発生した3月11日には,「3月11日からのヒカリ」プロジェクトが実施されていましたが,昨年からは行われなくなりました。とてもよい行事だと思っていたので少し残念です。この行事は,左上の写真のように,3.11の夜に内湾地区から3本のヒカリを上空に照射して天空と地上をつなぎ,ヒカリの慰霊碑とする追悼行事でした。3本のヒカリはそれぞれ「鎮魂」「希望」「感謝」を表しているそうです。このヒカリの柱を3.11の夜に見て祈りを捧げると,亡くなられた方々と生き残った私たちがつながることができるように思われるのでした。
 さて,鹿折地区の錦町にある市営住宅の敷地内には,「鹿折津波記憶石」があります。今年はこの記憶石に竹灯籠が設置され,慰霊の場所となりました。
 
 改めてこの記憶石をみると,左右の石碑には人々へのメッセージが刻まれています。震災を経て今を生きる私たちへの貴重なメッセージだと思われます。励ましの言葉も刻まれています。石碑の言葉を読んでいくと,この町をよりよいものにしていかなくてはならないと改めて思わされました。この記憶石は本校の防災学習にも活用していきたいと思います。地域で大切にしていきたい貴重なモニュメントだと思います。
 

3.11 希望の部屋

 
 先週の3月11日(水)には東日本大震災で犠牲になった方々を追悼する半旗が掲げられました。これは,本校だけでなく,全国の公共施設で同様の弔意を表しています。当日は晴れましたが,強風で旗が強くなびいていました。生徒の登校していない学校でしたが,午後2時46には職員室でも黙祷が行われました。さて,以前にもご紹介したのですが,本校校舎2階には防災学習室「希望の部屋」があります。ここでは,震災当時の資料や全国からお励ましをいただいたメッセージなどを一カ所に集めて展示しています。また,現在行っている防災学習の写真や制作物を紹介しています。ご来校の際にはぜひご覧頂きたいと思います。右上の写真は震災当時使われた「災害時施設状況伝達横断幕(SOSシート)」と言われるものです。ヘリコプターなどで空から施設状況を確認するために使ったもののようです。また,下の写真は絵手紙や寄書きです。
 
 震災当時は,本当に全国各地から,そして,海外の皆様からも温かいメッセージを頂いて励ましていただきました。改めて御礼申し上げます。お陰様で心のケア等での心配事もあまりなく,本校の生徒たちは元気に過ごしてきました。しかし,保護者は災害から立ち上がるために毎日多忙な生活をしているようです。その姿を見ている生徒たちは,知らぬ間に色々な影響を受けているのかもしれません。今後も生徒たちの心や体,そして将来を考えて注意深く見守っていかなくてはならないと思います。それにしても「希望の部屋」の展示物を見ると全国各地,様々な皆様からお励ましを頂きました。大変ありがとうございました。右下の写真はドローンでの空撮していただいた全校生徒の写真です。三陸道横断橋工事をしている「鹿島・東亜JV」の皆さんが平成28年3月の卒業記念として撮ってくださったものです。工事関係者の方々からもご支援をいただきました。本当にありがとうございます。
 

学校再開はまだ? 生徒のみんな,頑張って!

  
 臨時休校となってほぼ2週間が経過しました。学校再開はまだ目途がたたないようです。1・2年生は登校できず,辛い日々が続いていることと思います。学校に毎日登校できて,1日6時間の授業をし,友達がいて,給食があって,放課後にはみんなとともに汗を流せる場があることは,中学生を中学生にし,元気づけ,未来を感じさせることができるのです。今はそれが叶わない。…とても残念です。
 しかし,ここで前向きさを失ったり,学校生活での目標を投げ出したりしてはいけません。私たちは今,歴史的な事件に遭遇しています。しっかりとこの現実を理解し,最善を尽くして対処しなければいけないのです。
 学校の朝は,生徒会総務の生徒が昇降口前の掲揚塔に旗を3つ掲げることから始まります。国旗,市旗,校名旗の3つです。毎朝,朝7時40分頃の光景です。どうやら当番が決まっているようで,日替わりで担当をしている様子です。写真はその様子を写していたものです。このようにして旗を掲げて,また学校生活を始めたいものです。その日はそう遠くないと信じて,今できることにしっかりと取り組んでいきましょう。君たちの学校生活が戻ってくることを願っています。もう少し,頑張って!
  

聞き取り調査 ご協力ください!

 臨時休校措置の関係で,3月13日(金)に保護者の皆様にお願いのメールを出しました。なにとぞご協力をよろしくお願いいたします。(以下の内容です)
 「学校からのご連絡」


 臨時休業中のお子様の様子を各学校の方法で把握するよう教育委員会から連絡がありました。そこで,鹿折中では,各保護者の皆様にお電話をしてお子様の様子をお尋ねしたいと思います。

 
 つきましては,2年生は3月17日(火)に,1年生は3月18日(水)に,連絡済みの保護者の携帯電話等に日中にお電話をいたします。どうか,ご理解・ご協力をお願いいたします。なお,日中に携帯電話にご連絡することが,お仕事などの関係で不都合な場合は,逆に保護者から3月16日(月)の朝830~夕1600までの間に,学級担任や学年主任(℡22-6764)へお電話くださいますようお願いいたします。


 お尋ねする内容は,お子様は①日中はどこで過ごしているか,②そこには誰がいるか,③大人はいるか,④健康状態はどうか,⑤外出の有無はどうか,⑥家庭学習の内容や進み具合はどうか,⑦生活習慣やメディア利用はどうか,⑧その他です。

 
  なにとぞ,あらかじめお子様の様子をご確認いただき,聞き取りにご協力をお願いいたします。


冬の終わり 春の始まり?

 
 もう冬は終わったのでしょうか? 春は始まったのでしょうか?…今年の冬は温暖で,雪が積もることがなかったので,とても楽だったように思います。でも,もう雪が降り積もることはないとすれば,何か物足りないようにも思うのですが,贅沢なことでしょうか。冬がは厳しいからこそ,春の喜びがある…古いかもしれませんが,ついついそう思ってしまいます。
 でも,2月27日(木)は昼頃はもの凄い雪の降り方でしたね。丁度,給食の時間だったと思うのですが,校庭を見るとこのような雪の厚いカーテンがかかっていました。正しく「ぼた雪」です。校庭も徐々に白くなっていきました。今日の生徒の下校は大変だなと思いながら,この雪景色を眺めたのです。あの日は冬が最後の自己主張をした日だったのですね。
 

メディアコントロールデイ やってみました!

 
  養護教諭の豊田先生が書いた「保健だより」(3月号)から,保健委員会で初めて実施したメディアコントロールデイの結果をご紹介します。今回,生徒は全5コースの中から1つを選んでメディアコントロールにチャレンジしました。期間は期末テスト前の2月18日~20日の3日間です。その結果,最終日では「ほやコース」が93%達成,「さんまコース」は89%達成,「かつおコース」は88%達成,「まぐろコース」は100%達成,そして「さめコース」は73%達成となりました。一番難しい「さめコース」の生徒たちは段々息切れしたかもしれませんが,多くの生徒がよく取り組んでなかなかいい結果を出すことができたのではないでしょうか。
 取組の振り返りの意見を見ると,自分のメディア利用の実態やメディコンの効果に気付いたり,更なる取組へ意欲をもったりしていることが分かります。また,保護者の皆さんからもお子様への激励をいただきました。ありがとうございました。大事なことは,セルフコントロールできることです。禁止ではないのです。そんな賢明な利用態度が生まれるように導きたいと思います。メディコンが終わっても,各自が工夫をしてメディアと付き合ってみましょう。下の写真のように,この取組は全国各地で行われています。それだけ深刻な問題になっていることが分かるのです。各ご家庭でもぜひ話題としていただきたいと思います。
 保健だよりの拡大記事 メディコン結果1.PNG   メディコン結果2.PNG
 

東日本大震災から9年 忘れないように

  
 昨日は3.11東日本大震災から丸9年の節目の日でした。災害の被害に遭われた方々に心より哀悼の意を表します。また,これまでご苦労されてこられた方々に改めてお見舞いを申し上げます。今年は新型感染症のために,追悼行事が中止となりました。そのため,大事な節目の日に十分に意を尽くせないことになってしまいましたが,この国の人々にとっては忘れてはいけない特別な一日でした。
 今後の教訓とし,これからの鹿折中学校を創造するために,いくつかの写真で当時の学校を確認しておきたいと思います。あのとき,鹿折地区中心部は津波に襲われた後,火災が発生したため,地域は甚大な被害を受けました。大きな船も打ち上げられ,信じられない状態になりました。体育館は避難所となり,大勢の皆さんが助け合って生活しました。校庭には自衛隊車両が集まって拠点となりました。校舎が昭和58年に現在の大峠山に移転していましたから,学校は直接の被害を受けませんでした。しかし,鹿折川沿いの昔の校舎でしたらたいへんなことになっていたと思われ,ぞっとします。
  
 当時の生徒たちには不幸にして1名の犠牲者が出てしまったそうですが,災害の混乱にあってもしっかりと頑張って来たことは立派でした。生徒数は現在の倍以上だったようです。写真のように,自分たちでできる活動は手伝い,教室で非常食を頂き,教室に毛布を敷いて寝泊まりする,当初はそんな生活を余儀なくされました。しかし,困難に屈せずに頑張ってきた鹿折中生です。
 卒様式は下の写真のような式だったそうです。停電の中でしたから薄暗く,体育館は避難所となっているので使えないため,北集会室で様々な服装のままで卒業式が行われました。当時,こんな時だからこそと,鹿折中が大事にしてきたものがあったそうです。それは「笑顔」と「挨拶」でした。これを合い言葉にして当時は頑張ってきたと言います。その後,校庭に仮設住宅ができて十分な運動が難しくなっても,生徒たちはよく頑張りました。
 9回目の節目の3.11に当たり,しっかりと思い出しておきたいことです。そして,このスタートラインから9年を歩んだことを誇りつつ,感謝を忘れず,新しい学校づくりに励みたいものです。生徒のみなさん,先生方,今日の意味をしっかりと捉え,中身のある学校生活にしていきましょう。いよいよ来年は10年目です。
  

卒業式② 33名の巣立ち ご協力ありがとうございました

  
 3月7日(土),本校第73回卒業式を無事実施することができました。関係の皆様にはご理解とご協力をいただき,たいへんありがとうございました。今回の卒業式は予行演習などを行わないで実施する卒業式です。礼法や順序など,生徒たちには少し不安なところもあったようですが,当日の朝,会場に一度入って先生方から説明を受けて本番に臨みました。残念ながらご来賓はPTA会長さんだけで,1・2年生も参加できない卒業式でしたが,厳粛な卒業式になったと思います。
  
 基本的に式ではマスクを全員が着用することをお願いしていましたので,卒業生の入場もマスク姿でした。しかし,卒業証書授与のときはマスクを外して登壇し,校長先生から証書を受け取りました。壇上で証書を受け取る際の表情は,これまでの学校生活を糧として未来に本気で突き進むといった決意の感じられる表情です。みんな立派に証書を受け取りました。校長先生からは,いつものように「未来を夢見る人間になりましょう」という言葉と,「未来を夢見る人間」とは「今を懸命に生きる人間」のことですとお話しされました。
  
 PTA会長さんからも温かいお祝いのお言葉をいただきました。そして,生徒会長:佐藤くんが送辞を述べ,それに答えて前会長:吉田くんが答辞を述べました。卒業生を代表して,これまでの3年間を振り返ると共に,感謝の言葉を述べてくれました。卒業するみんなを心から応援したくなる,誠意ある答辞でした。
  
 最後は,教室です。教室では一人一人が同級生に別れの言葉を述べました。言葉に詰まる人もいたり,一生懸命に話そうとする人がいたりしましたが,楽しい時間でした。担当の先生方のお話をいただき,合唱を保護者の皆様に披露し,花束をいただき,遂に卒業生は校舎を後にして行きました。昇降口で先生方に見送られ,晴れ晴れとした表情での旅立ちでした。一番最後に残った生徒たちが,校舎に向かって「ありがとうございました」を大きな声で叫びました。これからも頑張れよと心の中で思いながら,先生たちはその言葉の余韻を受け止めていました。君たちの前途に幸あらんことを祈ります。さようなら3年生。
  

卒業式① 準備完了!

  
 ついに準備が整いました。臨時休校措置の影響で開催が危ぶまれていた卒業式でしたが,内容を縮小して実施できることになりました。そこで,普段なら在校生といっしょに行うのですが,今回は教職員だけで3日間,会場の清掃や式場づくり,装飾等を行ってきました。この日のために咲かせてもらった桜が昇降口にあります。赤白に見えますが,どちらも桜です。学校の桜です。そして,三浦用務員さんにはまたバルーンで,今度は花束をつくってもらいました。ありがとうございました。
 当日の朝,紅白幕を昇降口に取り付けて準備完了!卒業生の登校を待つばかりとなりました。当日はお日様に恵まれ,少し肌寒い朝ではありましたが,晴れの卒業式にはぴったりの天候になりました。
  
 3年生の教室に行くと,カウントダウンカレンダーの最終ページ「0日」が黒板に張り出され,学年主任の澤井先生のメッセージが紹介されています。「おでん君」というキャラクターは何者なのかはちょっと不明なのですが,たくさん涙を流しているようです。また,教室前廊下にはたくさんの写真が張り出され,そして,教室の窓ガラスには美術の時間に作成した自画像が掲示されていました。まるでプロの人が描いたような素晴しい自画像でした。今日はこれを持ち帰ることになります。最後の日に皆さんに紹介できてよかったですね。
  
 前日には,体育館で先生たちが生徒役・先生役に分かれてリハーサルをしていました。会場入口にはアルコール消毒やマスク着用をお願いするコーナーがあります。会場に入ると,左手にはお祝いのメッセージをたくさん掲示させて頂きました。なつかしい先生方からのものや,進学する高校,お世話になった方々など,温かいお励ましを頂戴しました。ありがとうございます。寒い体育館で丁寧なリハーサルをしていた先生たちも卒業式を実施できる喜びを感じていたようです。明日は良い日にしようと思って一生懸命でした。
  

私立高校の授業料に対する支援が拡大されました

 
 今年の4月から私立高校の授業料実質無償化となるといったお知らせです。これは国の施策によるものです。
 とてもいいニュースですね。従来からも授業料への支援はあったのですが,一層の拡充がこの4月から行われます。生徒への支援金は年額39万円余りとなります。対象は年収590万円未満の世帯の生徒です。これはなかり充実した支援金となるように思います。今まで私立高校への進学に際しては,私立の特色ある教育が魅力ではあるものの,その授業料の高さがネックになる場合がありましたが,今回の制度拡充で授業料の面ではかなりの支援となります。授業料を気にせず,一生懸命に実力を出し切って勉強できる環境が整ってきました。
 こうなると,公立であれ,私立であれ,自分次第で道は拓けることになります。家庭の経済力にかかわらず,学べる環境を整えてくれた皆さんに感謝をしたいものです。
 詳しくはこのパンフをご覧ください→ 私立高校実質授業料無償化パンフ 文科省.pdf

進級と卒業を祝う会 ありがとうございました

 
 少し前のことになってしまいましたが,2月22日(土)には鹿折地区手をつなぐ育成会の主催で「進級と卒業を祝う会」が開催されました。この会は毎年実施されているものです。鹿折地区の特別支援学級の児童生徒の進級や卒業に際して,この1年の頑張りを讃え,卒業をする子どもたちの前途に期待を寄せる行事です。当日は,始めの言葉を畠山会長さんが行い,お祝いの言葉を中学校の校長先生が述べ,それぞれが自己紹介をしました。
 そして,メインのお楽しみとして,読み聞かせサークル「ほっとけーき」の皆様に読み聞かせを楽しませていただきました。「ほっとけーき」の皆さんの巧みな表現に大人も子どもも引き込まれました。歌やゲームを交えての楽しいパフォーマンス,本当に素晴らしかったです。大変ありがとうございます。
 
 ご公演の後には,畠山会長さんから気仙沼支援学校のご紹介を映像をもとにしてしていただきました。先輩の皆さんの活躍の様子をお聞きし,将来の自分の姿として,とても参考になるお話でした。会の最後に,参加した3名の児童生徒がそれぞれの抱負を皆さんに紹介しました。そして,会からはお祝いの品をいただきました。大変ありがとうございました。
 大勢の皆さんにこれまでの頑張りを褒めていただき,これからの成長に期待を寄せていただきました。生徒代表がお礼の言葉を述べました。そして,全員で記念撮影をして会を終了しました。1時間半ほどの会でしたが,温かく優しい時間が開場に流れていました。子どもたちは,これからも頑張るぞといった気持ちになったようです。鹿折地区手をつなぐ育成会の皆様には,祝う会を実施していただき,本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。
 

3年生を送る会 1・2年生が3年生に感謝

  
 何かの準備が行われているようだとお伝えしていましたが,その答えは「3年生を送る会」でした。2月25日(火),1・2年生は午前中で期末テストを終え,6校時に「送る会」を実施しました。準備期間は1か月以上。実は,生徒会総務の生徒は,期末テストの期間でしたが,前週のテスト1日目の放課後にリハーサルをしっかりやっていたのでした。当日,会場の体育館に向かって歩いて行くと,中庭にいつものアイドルがやってきていました。サザンカの左脇にカモシカがいてこちらを見ています。恐らく自分も「送る会」に参加しようと思ってやってきたのでしょうね。
  
 少し寒い会場ではありましたが,大事な会でしたので生徒たちの緊張感や特別感が伝わってきます。開会宣言,生徒会長の開会のあいさつ,校長先生のお話があり,恒例の部活動ごとの先輩へのVTRメッセージが届けられました。また,以前にお世話になった先生方からのビデオレターもあり,とても懐かしい気持ちになりました。女子卓球部は「エクスカリバー授与式」を行って先輩たちに紹介していました。(「エクスカリバー」って何?)どうやらこれは恒例のものらしいのです。
  
 そして,記念品の贈呈。部活動ごとに先輩一人一人に手作りカレンダーをつくって差し上げました。そして1・2年がZARDの「負けないで」を使った替え歌を歌って先輩たちを心から応援しました。先日の放課後の練習会はこの曲を上手に歌うための練習会だったようですね。
  
 3年生からも感謝の言葉が述べられました。そして,部活動ごとのメッセージを記したポスターが後輩に送られ,合唱曲を披露していただきました。後輩たちのことを応援する気持ちで真剣に歌ってくれた合唱曲はレミオロメンの「3月9日」でした。会を終えて,3年生が会場を去った後には1・2年生だけが残りました。やり切ったという満足感があったようです。先輩からのメッセージポスターを見て感動している生徒もいました。
 生徒が主人公となって学校を盛り上げている鹿折中学校らしい「3年生を送る会」となりました。みんな頑張りました。とてもよい会になりましたね。
  

最後の日⑤ 下校の様子 3年生が

 
 左上の写真は生徒昇降口の下駄箱の写真です。登校してくると生徒は上履きに履き換え,下足はこのように下駄箱に収まるのです。昇降口の下駄箱がカラフルな色で一杯になると,とても嬉しく,気持ちのよい一日のスタートになります。なぜなら,それは欠席者がいないということなのですから。先生たちは毎日この下駄場を見ているのです。
 さて,2月28日(金)は6校時目に全校集会をして,1・2年生は学級で担任の先生からお話を受けて,清掃し,帰りの会をして下校となりました。部活動はありません。暫く学校に来ないので,今日の荷物は多くなっています。しかし,様子をみると,生徒たちは明るく元気に下校して行ったようです。「さようなら!」と元気よく挨拶をして昇降口から飛び出していきました。この様子をみて,少し安心しました。今回の突然の臨時休業を生徒たちは冷静に受け止めてくれたなと感じたからです。
 
 しかし,変なこともありました。昇降口を出た3年生10名ぐらいが一列に並び始めたのです。なぜ,ここで彼らは整列をするのだろうと暫く様子を見ていました。ニコニコしていました。彼らは少しずつ前に出て,向こうのほうをみて笑っているのです。分かりました。これは「だるまさんが転んだ」です。それにしても,なぜこのタイミング?と思ったのですが,担任の先生に聞くと昨日もやっていたとのこと。卒業を前にしたときのあの気持ちなのだなと思うのでした。素早く下校しないのはどうかとも思うのですが,卒業を前にして友達とまたこんなふうに遊んでみたいと思う気持ちも分からないわけでもありません。まあ,いいことにしましょう。遊んだ後に,丸くなって楽しそうに話している様子も中学校生活ですね。最後の日のめんこい出来事でした。
 

最後の日④ 入試事前指導 3年生

 
 6時間目の全校集会で,今回の臨時休業のことについて校長先生や戸羽先生,及川先生からお話をいただいた後,3年生は教室に戻って宮城公立高校入学試験のための事前指導がありました。当日の注意事項などを聞き,受験票を配布してもらい,引率の先生と当日の打合せをしていました。
 3年生はいつも堅実な学習ぶりした。1年間をとおして,その姿は変わりませんでした。そのとき,そのときにやるべきことをしっかりとやってきた3年生です。その努力は生徒たちを裏切らないはずです。当日は落ち着いて過ごし,その実力をしっかりと出し切ってほしいと思いました。昨日が試験日でしたが,きっとやり切って帰宅したのではないでしょうか。よい知らせを待ちましょう。
 

卒業式・同窓会入会式 ご来賓等へのご連絡

 新型コロナウイルス感染症に配慮した結果,卒業式の規模縮小,同窓会入会式の中止について,下記のようにお電話や郵送でご連絡をいたしましたのでご確認願います。
 3月2日付け文書
 卒業式の規模縮小及び同窓会入会式の中止について(お知らせ)

 早春の候,皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて,かねてよりご案内しておりました「令和元年度 第73回 鹿折中学校卒業式」(3月7日開催予定)につきましては,気仙沼市教育委員会より,新型コロナウイルス感染症による健康被害を考慮して,規模を大幅に縮小し,卒業生および卒業生の保護者と教職員のみの出席にて行うよう指示がありました。
 つきましては,ご来賓の皆様におかれましては,大変申し訳ございませんが,この度の事情をご賢察のうえご理解くださいますようお願い申し上げます。
なお,同窓会入会式(3月6日開催予定)につきましても,中止と致しますので,併せてご連絡申し上げます。

最後の日③ 5時間目の授業2

 
 教室にいなかった1年1組は音楽室にいました。合唱の勉強をしていたようです。しかも,卒業式で歌う「旅立ちの日に」の学習です。男声パートと女声パートに別れて練習をしている場面でした。先生の周りに集まっているのは女子生徒。先生の細やかな指導でどんどん良くなっています。向こうのほうでは男子生徒が丸くなって,生徒だけでの練習です。下の写真のように,自分たちだけで練習をができるのは素晴らしいですね。集まって歌う姿も美しいのです。
 
 授業の最後には男子と女子で合わせて歌っています。「白い光の中に山並みはもえて 遙かな空の果てまでも君は旅立つ……」という歌詞。これは名曲ですね。ある中学校の校長先生がつくった曲なのだそうです。今や全国の卒業式で歌われています。生徒たちが一生懸命にこの曲を歌っている姿を見て,この歌詞とメロディーを聴くと,胸にぐっとくるものがあります。「一生懸命」ということは素晴らしいことなのだと,改めて思わされるのです。鹿折中の生徒のこの一生懸命さを誇りたくなるのです。伴奏をしながら,曲を聴いている佐藤先生の目が笑っています。生徒たちの成長を嬉しく感じながらピアノを弾いているのでしょう。1年の最後の授業参観が,この音楽の授業風景で良かったと思いました。希望の感じられる授業でした。来年度の成長も期待します。
 

卒業式実施 保護者あてメールを発信しました

 卒業式について気仙沼市教育委員会からの指示をいただき,昨日下記のように保護者あてメールを発信しましたのでご紹介します

 保護者あてメール  令和2年3月2日 17:01発信

 本校卒業式は,市教育委員会の指示で予定されていた3月7日(土)10:00より規模を縮小して行うことになりましたのでお知らせします。
 出席は卒業生および卒業生の保護者,教職員となります。1・2年生は参加しません。保護者は,祖父母も含め複数でご出席いただいて構いません。
 卒業生は,当日の8:55まで登校させてください。事前指導を行います。

 ご協力いただきたいこと
 ・ご自宅で検温等をしていただき,マスク着用の上ご出席ください。
 ・給食費の返金がありますので,印鑑をご持参ください。

最後の日② 5時間目の授業1

 
 最後の日となった2月28日(金)の給食はどうなんだろうと思って教室を見に行くと,2年生の教室では食事中に担任の先生が今日の午後の予定の変更を連絡していました。生徒は給食を食べながら,先生の言葉に熱心に耳を傾けていました。1年1組を見ると静かに食事中でした。いつもと違います。お気づきだと思いますが,いつもはグループごとに向かい合って座り,会話を楽しみながらの給食なのです。でも,この日は,授業のときのように全員が黒板を向いての給食でした。念のための感染予防が行われているのです。食事中はマスクができないわけで,会話を楽しみながらでは問題になることもあります。こんなところにも新型コロナウイルスの影響が出ています。
 
 5時間目は今年度の最後の教科学習の時間となりました。2年1組は,生徒の大好きな社会科です。阿部先生がいつものように,生徒との対話を楽しみながら,そして,生徒もいいところを見せようと頑張って熱心に学習していました。生徒が挙手をして,阿部先生から指名されないとがっかりする,そんな授業風景なのです。これは,いつものことなのですが,楽しい授業風景でした。
 
 今度は1年1組ですが,教室には誰もいませんでした。仕方なく隣の1年2組に行ってみると,こちらも社会科の授業でした。でも,なんだか黒板には変な絵が描いてあります。これは先生が何かを説明しようとして描いたものだと思われるのですが,一体これは何でしょう。何か馬のような動物の上に人物が乗っています。きっと学習内容と関係があるのでしょう。そして生徒はというと先生の指示を聞きながらペア学習でした。席の隣同士の男女がペアになって学習していました。男子とか女子とかをあまり最近の生徒は気にしていないようです。いいことですね。2人一組で協力し合って一生懸命学習していました。教科書本文の音読も行って内容を確認していたようです。上手な音読でした。
 

今日から臨時休業 最後の日① 放送で生徒集会

 
 2月27日(木)の夕方,突然,新型コロナウイルス感染症流行を抑止するため,全国の小中高校に対して,臨時休校の措置をとるよう,国から要請がありました。そして,気仙沼市教育委員会は,3月2日(月)から小中学校を臨時休業とすることを決定しました。ですから,急遽2月28日(金)が実質的な3学期の終了になってしまったのです。
 やっとインフルエンザが終息し,安心して卒業式等の行事を迎えられると思っていた矢先でした。今回の事態は非常に残念なものとなってしまいました。職員室の黒板には予定中止がたくさん示され,臨時対応が記入されていました。生徒会の奉仕活動「鹿中きれいの日」も中止です。教職員の朝の打合せでは,3学期が実質的に終了となるので,現段階の情報を確認し,必要最低限の対応を落ち着いてとることを確認しました。そして,生徒たちに動揺が起きないように注意していくことにしました。
 
 打合せの後には,放送による生徒集会を行いました。朝の挨拶の後,校長先生からは,気持ちをしっかりもって学校生活するように話されました。そして,フットサル大会で入賞したサッカー部や,県作曲コンクールで入賞した生徒に賞状が手渡され,健闘が讃えられました。続いて,いつものように各委員会からの活動報告と呼びかけです。恐らく生徒たちは,不安な気持ちだったと思うのですが,責任を持って真剣に活動していました。ほとんどの生徒がマスクをつけています。その姿が,今回の事態を物語っています。
 放送室には,切られた桜の枝が活けられていました。用務員さんが,暖かい場所で花を咲かせておき,卒業式でこれを飾ろうとしていたものです。蕾が膨らんでいます。もう少しで開花するところです。この桜が春の気配を届けてくれるのを生徒に見せることができなくなるかもしれません。そうなったら,とても残念なことです。
 

感謝を伝える 放送委員会企画番組「For You」

 
 先日は1年生の「ありがとうBOX」をご紹介しましたが,今回は放送委員会の取組です。特別企画番組が先日昼の放送で行われていました。学年ごとの3回シリーズの番組です。主旨は,昼の放送で日ごろの感謝を伝えようというもので,その名は「For You」です。番組を放送するに当たって,放送委員会の生徒は全校に感謝を述べたい内容を調査したようです。初日は1年生からはじまり2年,3年と3回シリーズで感謝を伝えたい人が紹介され,どんなことで感謝したいのかが紹介されていました。BGMに優しい曲がかけられ,アナウンスが大きくはっきりと感謝を伝えていました。放送室でその様子を見てみると,自分の担当の原稿を読み上げたと思うと給食を食べるといったリレーをしていました。いつものことですが,さすがだなと思いました。学年末にふさわしい内容であり,何か心が優しくなる特別番組でした。生徒同士だけでなく,先生から生徒へ,生徒から先生へといった内容もありました。この1年,生徒と先生が共に歩んできたことが分かるものでした。
 

校内いじめゼロポスターコンクール実施 学級委員会

 
 各学級で幾つかのグール-プごとに相談をして,いじめをなくすことを目的にしてポスターが制作されました。これは生徒会の学級委員会が例年実施している「校内いじめゼロポスターコンクール」です。特定の生徒や委員会がポスターを制作するのではありません。全校生徒全員がグループごとにこれに関わります。どんなポスターにしようかと企画を話合うこと,実際に制作すること,その後に生徒全員と先生たちがよい作品を選んで投票をし最優秀等を決めること,そして,校内に掲示すること,これらを通して,生徒みんながいじめを自分たちの問題として考え,いじめに対するしっかりとした考えや態度をつくることを目指しているものです。ちなみに,今年度のいじめ認知件数はゼロでした。その背景にはこのような生徒の取組があるのです。
 今回も,それぞれのポスターに込めた考えや呼びかけをしっかりと受け取って行きたいものですね。ポスターは生徒昇降口に掲示されました。貼り出された朝には登校してきた生徒たちが集まって談笑しながら熱心にポスターを見つめていました。さて,審査結果はどうだったのでしょうか。これからも,いじめを許さない,明るい学校にしていきたいものです。
 

期末テスト 頑張りました(1・2年)

 
 2月21日(金)と25日(火)の2日間,1・2年生の期末テストが行われました。今回のテストで今年度の定期テストは終了となります。学年を締めくくるテストです。2週間ほど前から生徒たちはテストに向けた学習をコツコツと続け,準備をしてきたようです。質問をしてみると,かなり自分なりに勉強が進んでいると自信をみせる生徒もあれば,できればその話題には触れてほしくなさそうな表情をする生徒もいました。個人差はあったかもしれませんが,それぞれのやり方で工夫をしたテスト勉強をしてきたことは間違いないようです。テストの点数に努力の成果が現れることを期待しましょう。
 
 下の写真は,2月21日(金)の昼休みの様子です。給食を終えて,5時間目に入る前の昼休み,1年生の教室を覗いてみると,教室の後ろに数人のグループがいくつかありました。ほとんどの生徒がお互いに問題を出し合ったり,質問をしたりしていました。もちろん,5時間目の試験対策です。先生も混じって問題を予想したりして頑張っているのです。1年生は,この11ヶ月で随分と中学生らしくなったものだなと思わされました。もうじき先輩と呼ばれるようになります。前向きに学校生活を送り,困難なことや面倒なことからも逃げずによく頑張っています。立派な先輩になれそうですね。
 

海がみえる! 海からみえるの?

 
 校歌の一節に「東に見える良港の鼎が浦の朝ぼらけ」とありますが,上の写真は12月に撮影した海の写真です。これまでも何度かご紹介してきましたが,この日は少しモヤがかかって霞んでいるような状態でした。海の近くに生まれ育った者の習性なのでしょうか,海が見えるかどうかをいつも気にしてしまいます。この時期,桜が落葉すると,校舎3階からはこのように海が見え,新しい魚市場が見えるのです。夜はその明かりが見えます。…では海からは学校が見えるのだろうか,そう思ってしまったのです。そして,あるとき,それを確かめるチャンスに恵まれました。
 魚市場の屋上から北の方向を見ると,下の写真のように見えました。左下の写真の真ん中あたりに本校の白い校舎が小さく見えました。造船所のクレーンが鹿折らしいですね。写真の左側は水産加工団地の白い建物です。右下の写真は,学校付近を拡大したものです。考えてみれば当たり前なのですが,確かに海のほうからも本校が見えています。それにしても,東陵高校さんの茶色の校舎が隣に見えます。実際は本校より更に北側の丘陵部にあるものです。海から見ると隣同士に見えるのですね。海の豊かな恵みが,この街に届けられていることを感じさせる素敵な風景でした。
 

主体的な学習 先生と生徒の協働作業

 
 中学校では,新しい学習指導要領の全面実施が来年春(令和3年度)に予定されています。今回の学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」をキーワードとして実施されるものです。「対話的」は別としても,学校では以前から「主体的な学び」や「深い学び」を目指していたのです。しかし,この理想にはなかなか近づけませんでした。なんとか,今回の学習指導要領を機にそのような授業を実現したいものです。
 先日,1年生の社会科(日本史)の授業を見ているときに,面白い生徒の姿を見ました。先生がPCを使って資料提示をモニターで行っていたのですが,「近づいて見ていいよ」と話すと,モニターの近くに何人かの生徒が集まりました。そして,不思議そうに画面を見つめて,先生の説明を聞いていました。写真の中で立って見ている生徒,しゃがみ込んで見ている生徒がそれです。やはり「機器利用」は有効ですね。時間を効果的に使えます。黒板とノートが基本だとしても,機器利用の良さを授業に生かしてみたいものです。
 
 上の生徒たちは社会科で地理の学習をしています。このときは,地球儀が各班に一つずつあり,黒いひもが用意されていました。恐らく距離を測っているのでしょうね。具体物があって,しかも操作できる学習というのも,説得力のある学習になりますね。生徒が班ごとに活動をしながら楽しそうに話合っている姿が印象的な授業でした。これは2学期の始めのころに見た授業です。
 下の写真は3年生の社会の様子です。1学期の終わり頃のことでした。主体的な学習というと,何か賑やかで活気がある授業をイメージしますが,本当でしょうか。一人一人が頭の中で自分の考えを必死にまとめてノートに書くのだって主体的な学習です。その時,重要なのは「学習課題」です。学習課題が必然性のある,価値あるものとして生徒に認識されることが重要です。そして,課題解決のための「キーワード」や「仕掛け」があることですね。無言で取り組む主体的な学習だってあるのです。3年生の後ろ姿の真剣さがそれを物語っています。授業を見ていると,学習はやはり生徒と先生の協働作業だなと感じます。お互いに頑張って「学びがい」のある学習を目指しましょう。点数も大事ですが,「点数をとる学習」がよい学習とは限りません。
 

新しい修学支援金制度 希望を大きく持って

 
 情報提供です。2020年4月から新しい修学支援金制度が始まります。これは高校生が対象のもので,高校卒業後の大学や専門学校に進学する場合の修学支援金です。ですから,今の中学3年生が高校に入学したら申し込むことができるものです。高校卒業後のことで,しかも,対象者が住民税非課税世帯とそれに準じる世帯ですから,広く対象にはならないのですが,朗報だと思います。何しろ①授業料・入学金の免除や減免に加え,②給付型奨学金があるからです。
 震災による被災世帯では,自宅再建等の課題から,子どもたちが大学等への進学を断念してしまうことがあることは好ましいことではありません。経済的な問題は大事です。そのような背景から鹿折地区の子どもたちが,自らの将来への希望をこじんまりとさせてしまってはいけないと思います。今回のような修学支援金で,希望を大きく持って頑張ってくれたらと思います。ぜひ,夢や希望を大きく持って,持てる力を遺憾なく発揮して頑張ってほしいのです。以下に,詳しい関係資料を掲載しますから,参考にしてください。
 高等教育の修学支援新制度 チラシ.pdf
 高等教育の修学支援新制度.pdf
 

何の相談,何の準備?

 
 1月末の部集会は1・2年生だけで集会室に集まりました。終了後に,生徒会長から生徒のみんなに報告と依頼がありました。そして,プリントが配られました。何かの企画についてお話しし,生徒のみんなに準備をしておいてほしいといった内容のようでした。プリントにはどんなことが書いてあったのでしょうか。
 
 そして2月に入って,3年生がテスト1日目を終えて早めに下校した日。体育館に1・2年生が集まって何かの練習をしていました。少し寒い日だったのですが,先日のプリントをもってきて生徒たちはそろって練習をしていました。担任の先生からも,ここはこうだったのでこうするといいよと助言をもらっていたようです。練習,ご苦労様でした。
 校舎内を歩くと,学習室には下の写真のようなものが置いていました。何ができるのでしょうか。制作が始まっていますね。先日の夕方,2人の女子生徒が部活動とは関係なく活動をしていた様子でしたから,「あれどうしたの?」と声を掛けると,「◎◎の準備をしていたんです!」と教えてくれました。そうか,あれはその準備だったのです。(さて,答えは何でしょう?)
 

咳エチケット・手洗い できることを徹底しましょう

 
 新型コロナウイルスによる肺炎流行が国内でもだいぶ懸念される状況になりました。今後も報道には十分に注意していきたいものです。まず,どんな状況でもやろうと思えばできることは,普段から当たり前のように徹底していきたいものです。
 先日,学校に届いた新型コロナウイルス関係の注意喚起文書には,咳エチケットと手洗いの徹底が強調されていました。もちろん,インフルエンザ対策でも従来から推奨されていることですが,今回の事態にもまずこれを徹底することで対処していきたいものです。この習慣形成は,将来にわたって本人に有効であり,また,社会的に貢献できることです。咳エチケットの資料を見て驚いたことは,マスクなどをしていない場合では,自分の衣服の袖を使って咳への臨時対応することが勧められていることでした。そんな方法を勧めるほど,咳による感染症の流布が問題なのだなと思われました。手洗いにしても,手を濡らす程度にさっと切り上げる人がいたり,ハンカチをもたないで過ごす人がいたり,様々ですね。将来にわたって役立つ,よい習慣形成をしていきたいものです。
 

3年生卒業まであと2週間 カウントダウンカレンダー

 
 1月17日からカウントダウンは始まっています。1月17日で卒業まで「34日」と示されています。これは3年生の残りの登校日数をカウントしています。実はこのカウントダウンカレンダーに最初は気付かなかったのです。なぜなら,去年の3年生は教室前の廊下に掲示していましたが,今年は教室の中でカウントダウンをしていたからです。生徒一人が1枚を担当し,先生も参加して,日数を示すだけでなく,同級生へのメッセージを伝えています。9年間,共に学校生活を歩んできた仲間とお別れをするための前奏曲のようなものでしょうか。イラストで和ませたり,受験勉強への激励の言葉が添えられたりしています。3学期の一日一日が大事にされていることが分かります。君たちの学級であり,学年です。よいまとめをしましょうね。
 
 下の写真は卒業文集を制作している様子を撮影したものです。工夫のある,楽しい文集に仕上がっているようですね。女子生徒が編集会議をしながら締め切りに間に合うように頑張っていました。実は,これは12月のことでした。先日は写真屋さんも学校に来ていましたので,いよいよ卒業アルバム・卒業文集は完成し,納品となりそうです。そう言えば,卒業証書も完成したという連絡もありました。いよいよです。残り2週間,更に一日一日を大事にし,そして楽しんで,中学校生活を終えましょう。
 

気仙沼・本吉地区吹奏楽祭 中学校合同演奏

 
 2月9日(日)には「地方音楽会in気仙沼」が開催され,その第一部は「気仙沼・本吉地方吹奏楽祭」でした。本校の吹奏楽部員ももちろん出演し,素晴しい演奏をしてくれました。練習は昨年12月下旬から既に始まっています。昨年に引き続き,今回も気仙沼市内の中学校吹奏楽部が一緒になっての合同演奏です。普段は少人数で演奏をしている本校生徒ですが,これだけの大編成で演奏できる機会に恵まれ,一生懸命に練習し,当日を迎えることができました。
 演奏曲は3曲です。①「喜びの音楽を奏でて!」②交響組曲「君の名は。」③「宝島」の3曲でした。なかなか顔を合せての十分な練習はできなかったと思うのですが,市内中学生の実力を見せつける素晴しい演奏になりました。3曲ともに,とてもいい演奏だったと思います。市内の生徒が力を合わせるとこんなに素晴しい演奏になるのかと改めて感心しました。小規模校単独では経験できない演奏機会に恵まれ,鹿折中生にとっても本当に良かったと思います。より高いものを目指したくなるような,よい刺激を受ける吹奏楽祭でした。本校吹奏楽部顧問の佐藤先生も当日は指揮者として活躍しました。ご苦労様でした。何かいつもより格好良く思えたのは気のせいでしょうか?
   

梅と桜 咲いています

 
 あまり気にしていなかったので気付くのが遅くなりました。生徒昇降口に花瓶があって,何か枝が活けられているなと思ったのです。よくよく見てみると,梅ではないですか。しかも,花を咲かせているのです。びっくりでした。用務員さんの気遣いですが,この梅はどうしたのでしょう。聞いてみると,保健室前の校庭付近に梅があるのですが,その枝を切ってきたのだそうです。そして,室内で温かくして花を咲かせてくれたのでした。先日までサザンカに気を取られていましたが,梅が咲いているのを見ると何か嬉しくなるのでした。
 
 この写真は登校坂の桜の枝を撮ったものです。冬空の青が素晴らしいですね。そして素晴らしい枝振りに期待感が高まります。しかし,この時期は当然ですが,桜はまだです。寒風の中で枝を震わせて寒さに耐えていました。今,きっともうじきやって来る春のために花芽を準備しているのでしょう。今年は開花が早いかもしれませんね。
 しかし,校舎内では桜がもう咲いていました。5枚の桜の絶景写真が,1年生の教室前の廊下の壁に貼ってあったのです。季節外れの写真。しかも,満開の桜の写真です。一足早く桜をみることができました。なんと,この写真は音楽の授業の宿題を掲示していたものです。前奏を考えるとき,5枚のうちのいずれかの桜のイメージをもとにして生徒に作曲を促すものだったのです。音楽の先生に聞くと,音楽室に貼っていてもあまり見られないので,ここに貼ってみたというのです。確かに……。お陰で一足先に桜を観賞することができました。春が近づいているようです。
 

会長杯バスケットボール大会 頑張りました

  
 大会の2週間ほど前から特別延長をして頑張ってきました。本校の男女バスケットボール部です。練習を見に行くと,男女ともに質の高い練習をしていました。以前に練習を見たときよりも,よいプレーができるようになっていることが分かりました。また,1年生が随分成長してきていることも分かりました。2年生と肩を並べて練習をしても見劣りのない練習ぶりだったと思います。学校での練習を終えて,午後6時過ぎに下校していくときは,とても充実した練習をしたことが分かる表情で帰宅していきます。「今日も頑張ったか?」と聞くと,「はい,楽しかったです!」と答えていくのです。本番の大会で実力を発揮してほしいと思って見送っていました。
 
 
 大会当日は,男女ともにいい試合ができたと思います。リードしたり,リードされたりの接戦でした。最後の最後まで勝敗が分からない展開でした。よく走って速攻をしかけて攻め入ったり,素早くディフェンスに切り替えて守りきったり,一生懸命のプレーでした。本人たちに聞かなければ分からないことですが,自分たちが練習してきたことを出し切ることができたでしょうか。勝敗の影にある自分たちの成長と課題に気付き,今後のチーム力向上のために役立てていきましょう。もうじき新1年生も入部します。部活動は生徒が主体となって行うべき活動です。仲間とよく話合いながら,各部の活動を充実させていってほしいと思います。今後も健闘を期待します。
 
 

募金活動をしました ご協力に感謝します

 
 ある朝,生徒たちはいつものように挨拶運動をしていました。この日の担当はボランティア委員会のようです。校門付近で一列に並んで挨拶をしています。挨拶を学校生活の中で大事にすることが,気持ちのよい学校生活にするにつながることだと生徒たちは知っています。先輩たちも取り組んできた鹿折中学校の大事な活動です。先日は校長先生からも生徒の挨拶についてお話がありました。そのことを受けて挨拶運動にも一層力が入っているようです。個人で行う,生徒同士の元気な挨拶,時と場に合わせた挨拶,目上の人に対する挨拶などをしっかりとやっていきましょう。
 さて,下の写真のように,この日は挨拶運動をしながら,募金活動もしていました。これは「気仙沼メッセージ鯉のぼり」に参加するための募金活動です。活動に理解をしてくれた生徒たちが募金をしてくれています。いい光景ですね。先日は,授業参観の折にも保護者の皆様に募金をお願いしたと聞いています。保護者の皆様にもご協力を頂き,大変ありがとうございました。生徒たちの企画に温かいご理解をいただき,感謝を申し上げます。
 

メディアコントロールデイ(メディコン)実施 保健委員会

 
 実は保健委員会では先月の委員会活動の時から話合いをしてきました。鹿3運動の「メディア利用」の問題は,ポスター等での呼びかけだけでは効果が上がらない,実際にメディアを利用する本人がセルフコントロールを体験してみることが大切ではないかといった話合いでした。このようなメディア利用を制御する体験を「メディアコントロールデイ」(メディコン)などと称して,結構多くの地域や学校が行っています。市内でも数年前から実施している中学校がありますし,石巻のある地区では「毎月5のつく日」(5日,15日,25日)にはメディコンをしているといいます。
 やり方は様々ですが,自分のメディア利用の実態に合わせて,自分に合った目標をもち,この日はメディア利用をできるだけ控えることを通して,セルフコントロール能力を身に付けることを目指しています。本校では,今回,18日(火)から20日(木)の3日間を取組期間としてみました。生徒各自の自発的な取組ですが,どうかご家庭の皆様にも知っていただき,励ましていただきたいと思います。目標達成できたかどうか,その日ごとに評価します。メディアをコントロールすることで今まで軽視されていた「家族との触れ合い」の大切さや「心の落ち着き」などに気付くといいなあと思います。将来的には鹿折小学校さんと一緒に取り組んでみたいと思っていますが,今回は中学校でまずやってみます。ご家庭の皆様,ご協力をよろしくお願いいたします。
 

合格だるま登場 3年生頑張れ!

 
 2月に入って,玄関には赤い「だるま」が登場しました。胸には金紙に「合格」と書いてあります。これは赤い風船に紙を貼ったり,マジックのようなもので書いただるまです。用務員さんのバルーンアートです。隣には南三陸町の「オクトパスくん」が合格祈願の幟を立てています。生徒用昇降口の正面にも,これと同じで少し小ぶりのだるまさんがあって,生徒たちの目を楽しませているのです。それにしても,いつもタイムリーな作品が登場してきますね。もうじき,公立高校への出願が始まります。最終的に志望校を決めて,その入学願書を高校に提出するのです。そして,3月の公立高校1次試験を迎えるのです。このだるまに込めた用務員さんの思いを受け取りながら,3年生の生徒たちは追い込みの勉強を頑張っています。
 下の写真は,先日の私立高校受験のための事前指導の様子です。この日の前には面接試験の練習を何度か各先生にしてもらい,準備をしてきました。生徒は少し緊張感のある中で,学年主任の先生の説明をしっかりと聞いていました。何でも同じですが,自分の実力を出し切ることが大切です。実力を出し切るための準備をしましょう。覚悟を決めて冷静になって,問題用紙に向かうしかないのです。3年生,頑張れ!
 

立志式 立派にできました!

 
  以前に準備の様子をお伝えしていた2年生の立式は,2月5日(水)の授業参観時に実施しました。2学年の保護者の皆様には,当日は大勢おいでいただき,たいへんありがとうございました。生徒たちはこの日のために丁寧に準備をして式を迎えました。当日は緊張した面持ちでしたが,みんなしっかりと自分の考えを述べることができました。
 上の写真のように,始めに2年生代表生徒が挨拶を述べました。そして,各自の発表です。色紙に書いた漢字一字を紹介しながら,自分のこれまでを振り返り,将来を考えて,目標や希望をはっきりと述べました。人生を自覚的に歩み出した第1歩となったのかもしれませんね。もちろん,これからのことを具体的に述べることができない場合もあります。そんなときは,はっきりと言えるようになるためにどうするかといった観点でお話をしていたようです。それでいいですね。
     
 各自の発表後,記念の合唱をし,校歌を斉唱して式を終了しました。終了後,ご来賓としておいでいただいた畠山PTA会長さんと,小松PTA学年委員長さんから温かいお励ましの言葉をいただきました。大変ありがとうございました。そして,記念撮影です。風邪などが流行する時季ですから,全員がそろって発表でき,記念撮影することができて本当に良かったと思います。
 どうか,これからたくさんの人の生き方を学んでみましょう。そして,父母などの身近な人々の生き方も参考にしてみましょう。他の人の生き方を知って自分はどうするか考えてみることです。そのことから,自分らしさを求めて歩んでほしいと思います。2年生の生徒の皆さんのこれからに,そして,中学生活の最後の1年に,心から期待をします。立派にできた立志式でした。
 

サザンカ本領発揮 夢を追い努力を続ける

 
 雪の朝の中庭,サザンカの本領発揮です。雪を被ったサザンカです。寒さに耐えて努力を続け,花を咲かせる…そんな姿がサザンカのイメージなのです。
 2年前の冬期オリンピックの応援ソングだった「サザンカ」という曲がそれを象徴しているように感じていました。……「…努力が報われず不安になって 珍しく僕に当たったりして ここで諦めたら今までの自分が可愛そうだと 君は泣いた 夢を追う君へ 思い出してつまづいたなら いつだって物語の主人公は笑われる方だ 人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ…」(いい曲です)
 学校のサザンカも雪を被っても,寒さに耐えて,花を咲かそうと頑張っているように見えます。
 
 サザンカのある中庭の側にある生徒用昇降口には,いつも長机があります。登校してきた生徒が教室に行く前に自学ノート(ステップノート)を机に置いていくのです。本校ではほとんどの生徒が自学ノートを毎朝提出します。つまり,家庭学習をしてきます。ノートだけでなく,ワークを提出する生徒もいます。開いて見ていみると,その生徒ごとに自分なりの工夫をしながら勉強をしてきた様子が分かります。アンダーラン,キーワード,赤ペン,丸印,矢印,吹き出し,囲み線,図解,表,グラフなどを駆使し,見ただけで頭の中に内容が再構成されるように書いたものがあります。こんなふうに書きながら,生徒は自分の頭の中にもう一度知識を再構築しているのです。ワークの時も自分のための書き込みをしながら学習の「自己化」を図っているようです。いいですね。サザンカと同じ努力のように思われます。
 そして,先生も毎日ノートを見ます。アドバイスを短く書いています。結構な時間を毎日これに使って頑張っています。生徒と一緒に努力しています。この積み重ねが実を結ぶことを夢見ているのです。先生は更に,読書する習慣も願っています。右下の写真は教室にある図書コーナー。学習の延長に読書があるのが理想。自分の課題を求めて読書もできたらなと思います。きっとフカセさんは読書をしていると思います。
 

地域でも 「鹿3運動」を取り上げていただきました 

  
 ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが,先日の1月25日(土)付け河北新報の21面「女性のページ」で小中学生の「ネット依存の危機感」について特集記事が掲載されました。その中で,中学生の実態調査をし,ネットやゲームなどのメディア利用の健全化の取組をしている鹿折小・中の「鹿3運動」を紹介していただきました。(左上)鹿折中生徒の3割に依存傾向があること,そのことの弊害が危惧されるので小中で取り組んで呼びかけていることなどが説明されています。
 また,2月1日(土)付け「鹿折まちづくり通信vol.39」でも鹿3運動を紹介していただきました。(右上)小・中の関係者や保護者,生徒は何度も話題としてきていますので十分に認知されてきました。しかし,まちづくり通信で「地区民の方々」にもご理解をいただくことができて本当に良かったと思います。これが鹿折地区の子育てスタンダードになって実際に効果が上がることを期待します。
 学校関係者だけでなく,地域の皆さんと共に,子どもたちの未来のために「あいさつ」「起床・睡眠」「ネット・ゲームなどのメディア」を健全化していきたいと思います。鹿折小・中の子どもたちを輝かせる秘訣はここにあるはずです。ご協力ください。
 

良さに気付く 感謝を述べる ありがとうBOX

 
 1年生の教室前の廊下の壁に写真のような掲示物が貼り出されました。何だろうと思ってみたのです。76枚の小さな紙片には文字が書いてあります。相手の名前を書き,感謝の言葉を書き,自分の名前を記しています。これは1年1組で以前から教室に設置している「ありがとうBOX」の中身を公開したもののようです。
 中学生であれ,大人であれ,人間関係の中では,様々な人と出会い,色々なことを経験します。人によっては,そんな関係の中で嫌な出来事も経験するかもしれません。人間関係とは難しいものです。しかし,物事には見方や感じ方があります。同じことでも,嫌なことと感じる場合と,良いことと感じる場合があるようです。そして,人はどうしても相手の良さよりも,嫌なところに目が行きがちなのかもしれませんね。そんなことを踏まえてなのかどうかは分かりませんが,1年1組には以前からこの「ありがとうBOX」が置かれているのです。
 感謝の言葉が70枚以上並ぶとさすがに壮観です。それぞれの良さに気付くことの大事さ,その気付きから感謝の言葉を積極的に使うことの大事さが分かるような気がします。そんなに大したことでなくとも,その人のもつ良さが伝わるものです。互いの良さに気付いて,感謝を言葉にして参考にしたいものですね。生徒のみんなの言葉が貴重なものだと思われました。
 

1年国語 グループディスカッション

 
 ある日のこと,1年生の国語で「グループディスカッション」の単元に入ったときに授業を見る機会がありました。今日は1時間目です。学習のねらいは「相手の話を受け止めて,話を広げたり,深めたりしよう」というものでした。話を広げたり,深めたりといっても簡単にできることではありません。この授業の中では,①うなずく,②相づちを打つ,③感想を述べる,④質問する,⑤ほかの人に振るといったことが,広げたり深めたりするのに役立つことを体験させていました。
 
 ジャンケンでカードを引いて,各自が①~⑤の役割をもち,他の人にはその役割を知らせないで話合いを行います。そして,話合いの後に誰がどの役割をしていたのかを当てるといったことをしていました。このように意図的に役割を実体験すること,それを観察することで技能を身に付けさせようとしているのです。楽しく話合いの学習ができていたようです。ある生徒は,学習の前に,話合いで「自分がされていやなこと」は…①否定される,②話が遮られる,③笑われるとメモをしていました。学習の後では,④共感すること,⑤話の場を盛り上げること,⑥うなづくことが大事だと分かったとメモをしています。大人の私たちも大事にしなければならないことです。
 さて,翌々日,単元の3時間目に行ってみると,「相手の考えを受けて,話合いを深めよう」という目的で,集団発想法(kJ法)が学習されていました。自分考えを付箋紙に書き出し,みんなの付箋紙を集めてグルーピングして,そのグループ同士の関係性を捕まえて,自分では到達できなかった考えをもつ方法です。
 
 ホワイトボードの上にたくさんの付箋を並べながら,関係性や気付いたことを出し合うことで「新しい知見」を得られることを学習しています。そういった課題解決の場面では,1時間目のように,より良く話合うことが重要だと生徒は理解したはずです。このような技法は今や一般的なものです。今後の学習や仕事でも活用される技能でしょう。話合いが上手にできる,そしてそれを大事にする人に育ってほしいものです。話合いは「幸福」と「平和」と創る最強の手法だからです。
 

三陸新報社様取材 青春は走り出したくなるもの?

 
 昨日の三陸新報,シリーズ「拓け希望のみち」に,本校2学年生徒の将来の「夢」が紹介されましたが,ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。新聞に掲載された写真は実は1月30日(木)の昼休みに撮影されました。当日は体調不良による欠席者がいたので全員が揃わなかったのが残念でしたが,2年生の生徒たちを「めんこく」撮っていただき,たいへんありがとうございました。撮影前に生徒一人一人のコメントを読みましたが,短い文章の中にしっかりとした自分の希望が書かれていて感心しました。その文字には,それぞれの「気合い」が入っています。本気で書いていると分かる原稿でした。
 撮影場所では,右上の写真のように,記者さんが生徒にいくつかの注文や提案をしながら和やかに撮っていただきました。ありがとうござました。
 撮影が終了して全員が教室に引き上げ出したとき,後ろをみると3名の男子生徒が校庭のトラックを走り出したのです。なぜ,あの3人が走り出したのか,理由は分かりません。途中で気付いた同級生が歓声を上げて応援をしました。彼らは本気で200Mを走りきり,見事ゴールをしました。なぜ走ったのか,その理由は聞いていないので分かりませんが,3人とも楽しそうでした。青春とは走り出したくなるものなのかもしれません。
 

宮城の郷土食 おいしかったです!

 
 どうですか? 美味しそうですね。先月末に行われていた「全国学校給食週間」で提供された料理をご紹介します。初日の1月24日には「カツオの胡麻和え」が出ましたが,1月27日(月)は左上の「仙台あおば餃子」と「ひじきサラダ」(写真なし)でした。また,1月28日(火)は右上の「油麩丼の具」です。そして,左下の「カニばっとう」でした。カニの風味がよく出ていました。
 
 1月29日(水)は右上の「ブリの照り焼き」と左下の「宮城風芋煮」(味噌仕立てで豚肉)です。そして,最終日の1月30日(木)は「伊豆沼レンコンサラダ」でした。学校給食は,家庭と違って落ち付いた食事の時間とはならないのですが,友達や先生と昼食を取りながら気持ちをリフレッシュさせる楽しくほっとする時間です。今回は給食週間ということでご紹介しましたが,給食週間でなくともいつも工夫した給食を提供していただいているのです。また,アレルギーへの対応も細やかです。
 
 下の写真は,最終日の職員室の配膳風景です。三浦用務員さんや養護教諭の豊田先生がいつもお世話をしてくれています。毎日,ありがとうございます。この日はイチゴが付いていました。何か春めいていていい感じですね。2月も半ばに差し掛かります。そろそろ春の足音が聞こえるころです。イチゴはそんな季節食材ですね。
 

放送での生徒集会 気仙沼メッセージ鯉のぼり参加へ

 
 1月の生徒集会は放送で実施しました。書き初め展や部活動の大会での賞状伝達を行った後,各委員会の委員長が1月の反省を述べ,2月の活動予定を生徒の皆さんに伝えていました。いつもの活動ですが,この中身が徐々に充実してきました。頼もしい限りです。
 
 最後に生徒会総務からの連絡がありました。今回は全校生徒への呼びかけが行われていました。それは「気仙沼メッセージ鯉のぼり」への参加です。この活動は震災を機に全国や海外からのメッセージを鯉のぼりに書いていただき,市内に掲揚してきたものだそうですが,今年が最後となるそうです。最後の今年は,これまでの支援に感謝をするメッセージを鯉のぼりに書いて掲揚する企画に変更するのだそうです。台紙となる鯉のぼりの購入金が災害を受けた他の地域への支援金になるのだそうです。生徒会長が「気仙沼から他の被災地へメッセージを送る時だと考え,鹿折中学校生徒会がワンチームとなって取り組んでみてはどうか」と放送で提案したのです。これまでの支援に感謝する活動をかねてより考えていたらしく,今回の参加となったのです。どうやら,生徒会による募金活動と鯉のぼり制作が始まりそうです。
 

受験と奨学制度

 
 3階の3年生教室脇の廊下には,写真のようなコーナーがあります。生徒の皆さんはもう何度も目にしてきたものです。内容は高等学校や専門学校等に関する情報です。3年生はこれまでの進路学習や教育相談をもとに,自分の卒業後の進路や将来の職業等を考えてきました。そして,私立高校の受験を先日終えました。次は,いよいよ公立高校の出願を控えています。人生で初めての大きな決断ですから,さぞかし不安や戸惑いがあったと思います。各生徒の決断が正しく,やっぱりこれで良かったと思えるようにしていきましょう。
 先日の3年生の教室では数学を学習していました。入試が目前ということもあって,これまでの学習の復習のため,実際の入試問題を使った学習でした。自分でこつこつと解答する生徒もあり,席の前後で質問し合って取り組む生徒もあり,様子は様々ですが,皆真剣に取り組んでいることは間違いありませんでした。
 進学するにしても,授業料等の経費の面を考えなければならないことはもちろんです。ですから,簡単な判断ではないのです。しかし,覚えておきたいことは様々な奨学制度があるということ。また,世帯の収入によって授業料等の減免制度があるということです。以前と比べて高校教育が義務教育並みに支援される時代になりました。私立高校に進んでも授業料が実質無料ということになる場合もあります。(公立高校でも)これからも担任の先生や進路指導の先生から,適切に助言を得て進んでほしいと思います。それぞれの夢を実現させましょう。
 

体力づくりに楽しく取り組んでいます 合同部活動

 
 これは今年度の新企画である冬場の体力づくりです。11月にスタートした週1回の長縄跳びによる体力づくり。寒さの増した1月にもこの取組が続けられています。今年から1月の最終下校時刻は4時40分となり,昨年度より10分ほど時間が長くなっています。でも,日没の関係からどうしても活動時間が短く,部活動の充実が難しい時期になっています。中体連大会からも遠ざかるので,やや意欲も減退しがちになるかもしれません。そんな時期に「長縄跳び」を取り入れた体力づくりを部活動全部が集まって取り組むことになったのです。ゲーム的な要素も取り入れて,楽しく記録にチャレンジしながら生徒たちは頑張っています。結構な運動量です。
 
 卓球部,バスケ部,サッカー部などは1月,2月に諸大会があり,こちらは決してオフシーズンではありません。この日はそんな部活動も混じっての体力づくりでした。各チームごとに練習をしてからの本番チャレンジ,なかなか記録が伸び悩んでいたようですが,サッカー部・女子卓球部チームの皆さんが優勝したようです。終わる頃には日没も近づき,スタート時よりもだいぶ暗くなってきました。みんなが校庭に集まって校歌を歌って締めるところもいいなと思うのですが,生徒の皆さんはどう思っているのでしょうか。校歌以外でも締め方に工夫があるといいかもしれませんね。折角の新企画です,よい形で発展・定着させたいものです。
 

検定試験 頑張って!

 
 上の写真は3階の国語科教室に貼ってある漢字検定のポスターです。4コマ漫画風に女子高生と男子高生の恋愛が紹介されています。そのコマごとに【恋々】【裏腹】【不意】【歓喜】といった二字熟語が紹介され,ストーリー仕立てになっているのです。言葉に対する興味をそそる,いいポスターだなあと思っていたものなのでご紹介します。創る人も大したものだなあと感心します。これは漢字検定があることを知らせるポスターです。
 ポスターに示されている日付のとおり,先日の放課後には校内で漢字検定が実施されました。今回も自発的に受験を希望した生徒の皆さんが集まりました。それぞれの目標の級の合格を目指してのチャレンジです。担当の先生からの受験上の注意をお聞きして,そしてスタート。始まる前から緊張感の漂う教室でした。教室に集まって来たときには既に受験準備のために努力をしてきたことが伝わりました。よい結果が出て【歓喜】となればいいですね。
 1月には他に英検も行われました。今月(2月)は数検があります。生徒の皆さんの健闘を期待します。頑張ってください。
 

1月も各委員会で作戦会議

 
 いつもご紹介していますが,1月下旬には,各委員会ごとに集まって,生徒たちの話合いがありました。今月も生徒と先生の作戦会議が行われていたようです。どんな活動が出てくるのか楽しみです。
 ボランティア委員会は,学年ごとのホワイトボードを使って反省をしたことを全体で発表していました。広報委員会は2つのグループに分かれて作戦会議のように見えます。一つのグループはどうやら「特集新聞づくり」です。何やらアンケートもとるらしい。もう一つのグループは「ポスターづくり」。ここで分かったのは,先日の制作者不明のポスターは,実は広報委員会の生徒が作っていたものだということ。ラクビー日本代表やエジソンの言葉を引用していたのは,先生ではなく生徒なのでした。今回は担当の先生と新しいポスターづくりの相談でした。どんなものができるのか楽しみです。
 
 防災委員会は,例の防災標語を決めた後,それぞれが校舎内の安全点検をしていました。下の写真の,壁に向かって何かを書いている生徒は,安全点検の結果を用紙に書き込んでいるのです。また,右下は生徒会室でやっていた総務の生徒の様子です。再度,中央委員会を開催するようですね。今回は「いじめのない学校」「行きたくなる学校」にするにはどうしたらいいいか,取組案をみんなで相談しようとしています。少し大きなプロジェクトになりそうです。一方では,震災に関わって本校に支援をしていただいたことに対して感謝の気持ちを表そうと話合ったとも聞いています。どの委員会もよい活動になるといいですね。