小泉小日記

小泉小日記

海っていいね!「海に親しむつどい」開催

5日(月)に二十一浜漁港で「海に親しむつどい」が行われました。本校では震災前まで学校の近くにあった小泉海水浴場で「砂の造形大会」を行い,全校で海に親しむ活動を進めてきました。しかし,津波で海水浴場が跡形もなく流されたため,しばらくの間活動を見合わせていました。震災から5年が経過した今年になって二十一浜漁港の港湾工事が終わり,水遊びができる砂浜が利用可能となったため,気仙沼市本吉総合支所等からも許可をいただき,今回の活動を行いました。「海に親しむつどい」では震災前と同じように縦割り班ごとに「砂の造形大会」を行いました。
 今年の造形のテーマは「海」。先週業前の時間を利用して縦割り班ごとに話合いを進め「マグロ」「カメ」「クラゲ」「船」「サメ」「クジラ」をつくることになりました。二十一浜漁港は,学校から歩いて25分ほどです。浜に着くと,はじめに緊急時の避難経路と場所等を確認したあと,砂浜のゴミ拾いをしながら,活動場所の安全確認を行いました。その後,縦割り班に分かれて砂の造形に取り組みました。砂を掘る係や海水をくむ係などに分かれ力を合わせてがんばりました。昆布や流木,石,貝殻なども使って工夫しました。大賞は1班の「サメ」に決定しました。いつもは復興工事の音だけが鳴り響く静かな浜ですが,今日だけは子供たちの明るい元気な声がいつまでも響き渡っていました。
 本校では気仙沼市のテーマ「海と生きる」を実現する海洋教育を積極的に進めていますが,その一つとして地域の海のよさ,楽しさを体いっぱいに感じられる伝統ある砂の造形活動を再開できたことは大きな喜びです。入学してからこの活動をまだ体験していなかった6年生の卒業まで間に合ったこともうれしいことです。これからも子供たちが「海って,いいね!」「海はとだもち!」などと思えるような活動を進めていきたいと考えています。