小泉小日記

小泉小日記

TBCこども音楽コンクール出場&鼓笛隊パレード

9月17日(土)に大和町まほろばホールで「TBCこども音楽コンクール・宮城地区大会」が行われ,本校合唱団25名が出場しました。「小学校合唱の部」には,県内の小学校9校がエントリーしていました。これまで練習を重ねてきた成果を発揮して,心一つに「空高く」を合唱しました。美しいハーモニーに会場から多くの拍手をいただきました。また,仙台市の南材木小学校や上杉山通小学校などの伝統校ある学校の美しい歌声も聞いてとても勉強になりました。

 また,翌日18日(日)には地区のお祭りで本校鼓笛隊の演奏を行いました。あいにくの雨で体育館で演奏でしたが,5月の運動会以来の演奏にみんな一生懸命取り組みました。鼓笛隊設立54年の伝統をしっかりと守ってきた6年生は,小学校生活最後の晴れ舞台で堂々と演奏を行いました。会場に詰めかけた保護者や地域に皆さんにたくさんの拍手をいただきました。

「TBCこども音楽コンクール」壮行会

15日(木)の業前に集会ホールで17日(土)に大和町まほろばホールで開催される「TBCこども音楽コンクール」壮行会が行われました。今年の小泉小学校合唱団は3~6年生の希望者25名で,発表する曲は同声二部合唱「空高く」(詞・曲 山崎朋子)です。これまで,業間時間の練習の他に,夏休みに強化練習会を行ったり,また小泉中学校の渡辺仁教頭先生にご指導をいただいたりしながら,歌づくりに努めてきました。壮行会では,他の児童に励ましのエールをもらった後,合唱を初披露しました。本番では心を一つにして,美しいハーモニーを奏でてほしいと思います。

「宇宙旅行」体験をしました~天文出前講座開催~

9月1日(木)にパソコン室で,理科の「出前講座」が行われ,4~6年生が天文学習を行いました。この講座は国立天文台などが行う「理科の教室と宇宙を結ぶプロジェクト」の一環で,講師として国立天文台名誉教授の桜井隆先生とプロジェクトに参加している本校卒業生の三浦飛未来さん(大学2年生)が来校しました。学習では,バルーンを使って太陽表面の爆発を再現したり,パソコンのCGで宇宙の構造などについて学んだりしました。児童は,宇宙旅行の疑似体験を楽しみながら,宇宙の神秘さに関心を高めていました。(活動の様子は,9月2日(金)付け「三陸新報」に掲載されています)

開校143周年記念式

9月7日(水)の業前に開校143周年記念式が集会ホールで行われました。今年度の記念式は,本校の開校記念日である8月30日に予定していましたが,台風接近による臨時休業のため延期となっていました。はじめに校長が式の意義や学校の歴史などについて講話を行い,その後全員で校歌を斉唱しました。また,玄関ホールには,初代校長先生(佐藤信敬先生)の写真や現存する最古の「学校日誌」(明治25年,1892年)や戦時中のもの(昭和19年,1944年),「校歌の額」(昭和14年,1939年製),30年ほど前の「学校アルバム」などが展示され,児童も興味深そうにみていました。アルバムの中には,小泉川での水泳大会?(昭和35年,1960年頃,白黒写真)や赤崎海岸での活動の写真もあり,2日前に行われた海と親しむ活動が伝統的に行われていることにも気付いていたようです。

海っていいね!「海に親しむつどい」開催

5日(月)に二十一浜漁港で「海に親しむつどい」が行われました。本校では震災前まで学校の近くにあった小泉海水浴場で「砂の造形大会」を行い,全校で海に親しむ活動を進めてきました。しかし,津波で海水浴場が跡形もなく流されたため,しばらくの間活動を見合わせていました。震災から5年が経過した今年になって二十一浜漁港の港湾工事が終わり,水遊びができる砂浜が利用可能となったため,気仙沼市本吉総合支所等からも許可をいただき,今回の活動を行いました。「海に親しむつどい」では震災前と同じように縦割り班ごとに「砂の造形大会」を行いました。
 今年の造形のテーマは「海」。先週業前の時間を利用して縦割り班ごとに話合いを進め「マグロ」「カメ」「クラゲ」「船」「サメ」「クジラ」をつくることになりました。二十一浜漁港は,学校から歩いて25分ほどです。浜に着くと,はじめに緊急時の避難経路と場所等を確認したあと,砂浜のゴミ拾いをしながら,活動場所の安全確認を行いました。その後,縦割り班に分かれて砂の造形に取り組みました。砂を掘る係や海水をくむ係などに分かれ力を合わせてがんばりました。昆布や流木,石,貝殻なども使って工夫しました。大賞は1班の「サメ」に決定しました。いつもは復興工事の音だけが鳴り響く静かな浜ですが,今日だけは子供たちの明るい元気な声がいつまでも響き渡っていました。
 本校では気仙沼市のテーマ「海と生きる」を実現する海洋教育を積極的に進めていますが,その一つとして地域の海のよさ,楽しさを体いっぱいに感じられる伝統ある砂の造形活動を再開できたことは大きな喜びです。入学してからこの活動をまだ体験していなかった6年生の卒業まで間に合ったこともうれしいことです。これからも子供たちが「海って,いいね!」「海はとだもち!」などと思えるような活動を進めていきたいと考えています。