鹿中 学校生活

2020年2月の記事一覧

募金活動をしました ご協力に感謝します

 
 ある朝,生徒たちはいつものように挨拶運動をしていました。この日の担当はボランティア委員会のようです。校門付近で一列に並んで挨拶をしています。挨拶を学校生活の中で大事にすることが,気持ちのよい学校生活にするにつながることだと生徒たちは知っています。先輩たちも取り組んできた鹿折中学校の大事な活動です。先日は校長先生からも生徒の挨拶についてお話がありました。そのことを受けて挨拶運動にも一層力が入っているようです。個人で行う,生徒同士の元気な挨拶,時と場に合わせた挨拶,目上の人に対する挨拶などをしっかりとやっていきましょう。
 さて,下の写真のように,この日は挨拶運動をしながら,募金活動もしていました。これは「気仙沼メッセージ鯉のぼり」に参加するための募金活動です。活動に理解をしてくれた生徒たちが募金をしてくれています。いい光景ですね。先日は,授業参観の折にも保護者の皆様に募金をお願いしたと聞いています。保護者の皆様にもご協力を頂き,大変ありがとうございました。生徒たちの企画に温かいご理解をいただき,感謝を申し上げます。
 

メディアコントロールデイ(メディコン)実施 保健委員会

 
 実は保健委員会では先月の委員会活動の時から話合いをしてきました。鹿3運動の「メディア利用」の問題は,ポスター等での呼びかけだけでは効果が上がらない,実際にメディアを利用する本人がセルフコントロールを体験してみることが大切ではないかといった話合いでした。このようなメディア利用を制御する体験を「メディアコントロールデイ」(メディコン)などと称して,結構多くの地域や学校が行っています。市内でも数年前から実施している中学校がありますし,石巻のある地区では「毎月5のつく日」(5日,15日,25日)にはメディコンをしているといいます。
 やり方は様々ですが,自分のメディア利用の実態に合わせて,自分に合った目標をもち,この日はメディア利用をできるだけ控えることを通して,セルフコントロール能力を身に付けることを目指しています。本校では,今回,18日(火)から20日(木)の3日間を取組期間としてみました。生徒各自の自発的な取組ですが,どうかご家庭の皆様にも知っていただき,励ましていただきたいと思います。目標達成できたかどうか,その日ごとに評価します。メディアをコントロールすることで今まで軽視されていた「家族との触れ合い」の大切さや「心の落ち着き」などに気付くといいなあと思います。将来的には鹿折小学校さんと一緒に取り組んでみたいと思っていますが,今回は中学校でまずやってみます。ご家庭の皆様,ご協力をよろしくお願いいたします。
 

合格だるま登場 3年生頑張れ!

 
 2月に入って,玄関には赤い「だるま」が登場しました。胸には金紙に「合格」と書いてあります。これは赤い風船に紙を貼ったり,マジックのようなもので書いただるまです。用務員さんのバルーンアートです。隣には南三陸町の「オクトパスくん」が合格祈願の幟を立てています。生徒用昇降口の正面にも,これと同じで少し小ぶりのだるまさんがあって,生徒たちの目を楽しませているのです。それにしても,いつもタイムリーな作品が登場してきますね。もうじき,公立高校への出願が始まります。最終的に志望校を決めて,その入学願書を高校に提出するのです。そして,3月の公立高校1次試験を迎えるのです。このだるまに込めた用務員さんの思いを受け取りながら,3年生の生徒たちは追い込みの勉強を頑張っています。
 下の写真は,先日の私立高校受験のための事前指導の様子です。この日の前には面接試験の練習を何度か各先生にしてもらい,準備をしてきました。生徒は少し緊張感のある中で,学年主任の先生の説明をしっかりと聞いていました。何でも同じですが,自分の実力を出し切ることが大切です。実力を出し切るための準備をしましょう。覚悟を決めて冷静になって,問題用紙に向かうしかないのです。3年生,頑張れ!
 

立志式 立派にできました!

 
  以前に準備の様子をお伝えしていた2年生の立式は,2月5日(水)の授業参観時に実施しました。2学年の保護者の皆様には,当日は大勢おいでいただき,たいへんありがとうございました。生徒たちはこの日のために丁寧に準備をして式を迎えました。当日は緊張した面持ちでしたが,みんなしっかりと自分の考えを述べることができました。
 上の写真のように,始めに2年生代表生徒が挨拶を述べました。そして,各自の発表です。色紙に書いた漢字一字を紹介しながら,自分のこれまでを振り返り,将来を考えて,目標や希望をはっきりと述べました。人生を自覚的に歩み出した第1歩となったのかもしれませんね。もちろん,これからのことを具体的に述べることができない場合もあります。そんなときは,はっきりと言えるようになるためにどうするかといった観点でお話をしていたようです。それでいいですね。
     
 各自の発表後,記念の合唱をし,校歌を斉唱して式を終了しました。終了後,ご来賓としておいでいただいた畠山PTA会長さんと,小松PTA学年委員長さんから温かいお励ましの言葉をいただきました。大変ありがとうございました。そして,記念撮影です。風邪などが流行する時季ですから,全員がそろって発表でき,記念撮影することができて本当に良かったと思います。
 どうか,これからたくさんの人の生き方を学んでみましょう。そして,父母などの身近な人々の生き方も参考にしてみましょう。他の人の生き方を知って自分はどうするか考えてみることです。そのことから,自分らしさを求めて歩んでほしいと思います。2年生の生徒の皆さんのこれからに,そして,中学生活の最後の1年に,心から期待をします。立派にできた立志式でした。
 

サザンカ本領発揮 夢を追い努力を続ける

 
 雪の朝の中庭,サザンカの本領発揮です。雪を被ったサザンカです。寒さに耐えて努力を続け,花を咲かせる…そんな姿がサザンカのイメージなのです。
 2年前の冬期オリンピックの応援ソングだった「サザンカ」という曲がそれを象徴しているように感じていました。……「…努力が報われず不安になって 珍しく僕に当たったりして ここで諦めたら今までの自分が可愛そうだと 君は泣いた 夢を追う君へ 思い出してつまづいたなら いつだって物語の主人公は笑われる方だ 人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ…」(いい曲です)
 学校のサザンカも雪を被っても,寒さに耐えて,花を咲かそうと頑張っているように見えます。
 
 サザンカのある中庭の側にある生徒用昇降口には,いつも長机があります。登校してきた生徒が教室に行く前に自学ノート(ステップノート)を机に置いていくのです。本校ではほとんどの生徒が自学ノートを毎朝提出します。つまり,家庭学習をしてきます。ノートだけでなく,ワークを提出する生徒もいます。開いて見ていみると,その生徒ごとに自分なりの工夫をしながら勉強をしてきた様子が分かります。アンダーラン,キーワード,赤ペン,丸印,矢印,吹き出し,囲み線,図解,表,グラフなどを駆使し,見ただけで頭の中に内容が再構成されるように書いたものがあります。こんなふうに書きながら,生徒は自分の頭の中にもう一度知識を再構築しているのです。ワークの時も自分のための書き込みをしながら学習の「自己化」を図っているようです。いいですね。サザンカと同じ努力のように思われます。
 そして,先生も毎日ノートを見ます。アドバイスを短く書いています。結構な時間を毎日これに使って頑張っています。生徒と一緒に努力しています。この積み重ねが実を結ぶことを夢見ているのです。先生は更に,読書する習慣も願っています。右下の写真は教室にある図書コーナー。学習の延長に読書があるのが理想。自分の課題を求めて読書もできたらなと思います。きっとフカセさんは読書をしていると思います。