鹿中 学校生活

今日の鹿折中

福祉委員会で ペットボトルキャップ回収中

 
 生徒会の福祉委員会では1学期からペットボトルキャップの回収を全校生徒に呼びかけています。これは自宅から持ってきたキャップを昇降口の学級ボックスに入れて集め,ユニセフを通してポリオワクチンを購入する資金にしてもらうものです。「あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し,福祉を推進する」といった国連の提唱する目標(SDGs)の一つを視野に入れた活動です。中学生にもできることを考えて着実に取り組む鹿中生徒の態度は立派だと感心します。1学期に集まったキャップは6,672個(16.68㎏)です。1,600個でワクチンを1人分購入できるので,約4人分のワクチンを全校で寄付したことになります。昔からある,地味な活動ですが,実に尊い活動です。もちろん生徒は2学期も頑張って収集しています。更に尊い命を守ることがでることでしょう。実はこの活動はCO2削減にもつながっています。1学期のCO2削減効果は52.5㎏でした。ご家庭の皆様にもご協力をお願いいたします。
 (関連するSDGsの目標)

総合防災訓練実施 ご協力ありがとうございました

 昨日11月4日(日)は,晴天の下,総合防災訓練を実施しました。各自治会の皆様,地域や保護者の皆様,たいへんありがとうございました。今年は鹿折地区が気仙沼市の訓練会場となっていた訳ではありませんでしたが,防災の取組は日頃からの積み上げが大事です。自治会などでの小地域ごとの取組によって安全な地域生活が実現できることから,今年度も生徒が居住している地域ごとの活動をお願いしました。災害時には学校のできることは限られます。ぜひ地域で子どもたちを守る活動,また,子どもたちが地域で貢献する活動を進めることができればと考えています。今後ともどうかよろしくお願いいたします。第2部の学校で行った訓練の様子を以下の写真でご紹介します。
                 

ソフトボール部 県新人大会3位 おめでとう

 昨日11月3日(土),仙台市海岸公園野球場で開催された県新人体育大会ソフトボール競技において,本校・米山中・佐沼中の合同チームが3位入賞を勝ち取りました。おめでとうございます。先週日曜日には1回戦を栗駒中と戦って勝利し,2回戦を富沢中には逆転勝ちで勝利して,準決勝に駒を進めていました。準決勝は優勝した高森中と対戦。初回・2回と相手に得点は許したものの,満塁ホームランで5ー4と追い上げ,粘りを見せ,逆転を目指しましたが,最終回に突き放されて敗戦となりました。守備でも攻撃でも実力をしっかりと出し切り,堂々とした試合ぶりでした。県大会の準決勝にふさわしい拮抗した試合ぶりでした。ソフト部の皆さんには,これを自信にして,学校生活を一層前向きに行ってほしいと思います。関係者の皆様,保護者の皆様のご協力に感謝をいたします。
  
 

防災学習教室「希望の部屋」

 
 本校の2階,1年生教室と2年生教室の間に「希望の部屋」と名付けられた教室があります。この教室は「防災学習教室」です。震災時には体育館が避難所となっていました。避難所での生徒の活躍の様子も紹介されました。当時の避難所で使われていたもの,多くのみんさんからいただいた支援の品々,温かいお励ましをいただいた寄せ書きや色紙,その後の防災学習の内容を示す写真などが常時展示されています。災害当時のことを忘れずに伝え,今後の防災への取組を充実させるための教室です。今年の「総合防災訓練」(明後日)の様子も展示されることになるでしょう。11月4日(日)は鹿折地区の自治会の皆様,保護者の皆様,どうぞよろしくお願いいたします。

素晴らしい虹がかかりました


 10月31日(水)の5校時でした。1年生が英語の学習を元気よく行っていた頃,校舎の北東側に大きな虹がかかりました。あまりに素晴らしい虹だったために,思わず写真をとりました。何か良いことの前触れかもしれませんね。期待しましょう。
    虹の足            吉野 弘
 
  雨があがって
  雲間から
  乾麺みたいに真直ぐな
  陽差しがたくさん地上に刺さり
  行手に榛名山が見えたころ
  山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。
  眼下にひろがる田圃の上に
  虹がそっと足を下ろしたのを!
  野面にすらりと足を置いて
  虹のアーチが軽やかに
  すっくと空に立ったのを!

  その足の底に
  小さな村といくつかの家が
  すっぽり抱かれて染められていたのだ。
  それなのに
  家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。
  ……おーい、君の家が虹の中にあるぞォ
  乗客たちは頬を火照らせ
  野面に立った虹の足に見とれた。

  多分、あれはバスの中の僕らには見えて
  村の人々には見えないのだ。

  そんなこともあるのだろう
  他人には見えて
  自分には見えない幸福の中で
  格別驚きもせず
  幸福に生きていることが……。