鹿中 学校生活

今日の鹿折中

鹿メモ? それって何?

 
 本校には「鹿メモ」というメモ帳があります。いったいこれは何かなと思われるでしょう。実はこれは,生徒が各自で明日の授業予定などをメモする小さなノートのことなのです。「鹿メモ」…不思議なネーミングですね。「初代鹿メモ」は上の写真です。A6サイズの小さなノートに,「鹿メモ」「鹿マーク」「絆」と書かれたシールが貼られています。これは震災時に千葉県の勝田台中,兵庫県の園田東中,園田中,武庫中からいただいた義援金を使って,全校生徒にノートを配布したのがきっかけだったそうです。今の2年生が入学したときまではこれを使っていました。現在は在庫がなくなったので,各自が自分で小さなノートを用意して使っています。(下の写真)基本的に明日の授業予定をメモするものですが,自由に色々なことを書き込んでスケジュール管理しているのです。自分で予定を管理するためにメモすることは重要な能力です。中学生にはこれを工夫をさせることが大切だと思います。なかには付箋紙を使って教科を並びを変えて使っている生徒もいます。「いちいち書かなくても,並び替えるだけなので,このほうが便利です」と,その生徒は話していました。どう使うか楽しみです。
 

ボトルキャップ集め ご協力に感謝します

 
 
 3月8日(金)の朝,今年度の締めくくりとなるボトルキャップ集めの集計作業がありました。どうやって重さを量っているのだろうと以前から疑問に思っていましたが,生徒に聞くと保健室の体重計で簡単に量れるということで,あっさりと納得してしました。しかし,集計結果を見ると,前回まではダントツで2年生が多かったのですが,何と今回の計量では1年生が一気に2年生を上回る結果となりました。競争ではないのですが,組織票(?)というか,ご家庭でのご協力があってのことだと思います。なぜなら,生徒が下校していったなと思って見ていると,その生徒がまた校舎に戻ってくることがあるのです。しかも,ボトルキャップがたくさん入った袋をもって。きっとご家庭の皆さんに生徒がお声がけをして,ご協力をお願いしているのだと思います。もしかしたら,生徒以上に保護者の皆様が熱心にキャップを集めてくださっているのかもしれませんね。生徒の活動にお力添えをいただき,大変ありがとうございます。お陰様で,微力ですが,社会に役立つ活動ができました。生徒たちも頑張っています。今後ともよろしくお願いします。
 

感謝の気持ちをオリジナル合唱曲で

 
 卒業に際して感謝の気持ちを合唱曲で伝えよう。その曲は,自分たちが歌詞を作り,音楽担当の佐藤先生に曲をつけてもらい,卒業式で歌おう。そんな企画が3学期になって聞こえてきました。オリジナルの合唱曲なんて,そう簡単に作れるものではありません。歌詞だって,曲だって。作れたとしても,人に感動を与えられるレベルの曲になるのかどうか? そして,だいたい,いつその曲を歌えるようにする練習をするのか? 最初はこんな難しいことが実現できるのかどうか疑問でした。
 しかし,国語科の学習の一環で生徒が歌詞を考え,担当の先生の協力でなんとか完成させました。そして,音楽担当の先生が歌詞を見ながら曲のイメージをふくらませて,短期間に曲を創ってしまいました。その後,生徒は練習を一生懸命に行い,この曲が卒業式に間に合いました。
 最初は下級生にこの曲を感謝の言葉とともに披露しました。(卒業式前日,上の左の写真)そして,卒業式当日は,保護者の皆様に対して披露しました。(上の右の写真)どうやらこれで生徒の思いは完結できたようです。曲名は「ひかり」です。校歌の一節に「光り輝く中学校」とあるのがヒントになっているのだそうです。その他にも歌詞に込められた思いがあるということでした。いつまでも歌ってほしい合唱曲になりました。  録音をお聞きください→ ひかり(32kbps).mp3 

卒業式前日 後輩たちが大活躍

 
 
 卒業式のように大きな学校行事では,その準備も暫く前から始まっています。生徒は3年生を送る会を開催した後も,部活動ごとの色紙を作るなど準備をしてきました。先生たちも同様でした。そして,前日には写真のような会場作りがありました。
 体育館の清掃はもちろん,花を飾り,紅白幕を取り付け,来賓席に白布をかけて用意し,マイクや物品等の用意をします。
 そして,パイプ椅子もたくさん並べます。下の写真の生徒はパイプ椅子で遊んでいるのではありません。椅子と椅子の間の板目を一生懸命に数えて,間隔を揃えているのです。メジャーを使って図りながら行っている2年生の生徒たちもいました。ピアノの移動も重いのでなかなか大変で,しかも危険なものなのです。1・2年生のこんな準備作業があって式場ができあがるのです。紅白幕は表裏が逆だったことに気付き,最初からやり直してくれました。丁寧でした。1・2年生諸君,一生懸命に作業をしてくれて,ありがとう。お陰で立派に会場ができましたよ。一番下の写真は3年生の教室の黒板です。これも後輩たちの仕業です。よく仕上がりました。
(ちなみに会場片付けは,式当日,3年生が学級活動をしている間に,先生と後輩たちが一気に片付けているのです。これも凄いことです。みんなよく働きました。)
 
 

お陰様で第72回卒業式 53名が巣立ちました

 
 上の写真左は,卒業式前日の様子です。卒業アルバムが手渡されて,夢中になって見入っています。これまでの3年間が一気によみがえったようです。そして,寄書き欄に互いにメッセージを書き込んで交換をしていました。
 当日は3年生がとても晴れ晴れとした表情で登校しました。式は午前10時から始まり,前生徒会長の生駒くんが答辞を堂々と述べました。(下に原稿があります)1・2年生の合唱「旅立ちの日に」が歌われる中,3年生は立派に式場を後にしたのです。1・2年生の合唱「旅立ちの日に」はとても素晴らしい演奏でした。式後,会場からも拍手を頂戴しました。後輩から先輩への気持ちが伝わりました。
 上の右の写真は,卒業式後の学年集会で卒業生がオリジナル合唱曲「ひかり」を披露している様子です。保護者の皆様にこれまでの感謝の気持ちをお届けすることができました。保護者の皆様,いかがだったでしょうか?
 
 さて次は,各教室で最後の学級活動です。いよいよ級友ともお別れとなります。一人一人が前に出て,級友へのメッセージを述べました。自然に笑いや涙が溢れる場面となりました。担任の先生たちにとっても貴重な時間でした。
 学級活動を終えると3年生は昇降口から外に出ます。(下の右の写真)外では暖かい日差しの下,1・2年生が3年生の登場を待っていました。しばしの間,先生や保護者,後輩たちと写真を撮ったり,握手をしたりして別れを惜しみました。
 
 
 卒業式には,多くのご来賓の皆様にお忙しい中おいでいただき,誠にありがとうございました。また,狭山市から「気仙沼とともに歩む会」の方々に遠路おいでいただき,卒業を祝っていただきました。心より御礼申し上げます。保護者の皆様,お子様のご卒業,おめでとうございました。
※ 答辞原稿 生駒大地 横書き.pdf